一夏「ドラ12、数え役満!!!」
箒「ぶ、ぶひっ!?」
鈴「続くよ?」
~ある日のこと~
一夏「通れッ!」バシン
鈴「ふっふーん、残念♪」
一夏「な、まさか」
鈴「ロン! トイトイドラ10、48000点!!」
一夏「ぶ、ぶひっ!?」
鈴「そんな読みじゃ甘いのよ!」
一夏「く、くそー」
箒「一夏、それに鈴? なにをしているのだ?」
一夏「ん? 箒か」
箒「箒かとはなんだ箒かとは! そんなに私が不満か!」
一夏「いや別にそういうわけでは……」
箒「そんなことよりそれは何をしているんだ?」
鈴「ああ、これ? マージャンよ、マージャン」
箒「マージャン?」
一夏「そう」
鈴「でもこれで一夏の負けね」
一夏「うっ、そうだった……」
鈴「早く出しなさいよ」
一夏「うぅ、俺の小遣いが……」
箒「それは…………諭吉!? お、お前たち何をしてるんだ!?」
鈴「何ってマージャンよ。さっきも言ったじゃない」
箒「ま、マージャンとは金を賭けるものなのか……?」
一夏「金を賭けないのもあるけど」
鈴「まあ、私たちは賭けるわね」
箒「なんと…………」
一夏「なあ、鈴。今日はもう終いにしようぜ。金が無い」
鈴「はあ、分かったわよ」
一夏「おやすみ」
鈴「おやすみ」
一夏「箒もおやすみ」
箒「ああ、おやすみ……」
箒「ってちょっと待て一夏!」
一夏「なんだよ箒」
箒「博打じゃないのかお前たちのやっていることは!?」
一夏「別に問題は無いさ」
箒「なんで」
一夏「IS学園はどの国の法律も適応されない無法地帯なんだし」
箒「だめだ! それでもやってはいけないことがある!」
一夏「うるせえな、箒は」
箒「なっ」
一夏「これは俺と鈴、双方の合意の下の行いなんだ」
一夏「なにも問題ないだろう」
一夏「箒はマージャンをやっているわけでもない」
一夏「関係ないんだからすっこんでろよ」
箒「なっ、なっ!?」
一夏「ふぁぁあ、眠…………」
箒「な、なら! 一夏!」
一夏「なんだよ…………」
箒「私もマージャンをやる! そしてお前たちをコテンパンに潰してやる!」
箒「そのときはマージャンなんてものやめてもらうぞ一夏!」
一夏「俺たちにマージャンで挑む…………?」
一夏「ふふ、ふふふ、ふはははは!!!!!」
箒「な、何がおかしい!?」
一夏「かつて関東最強と恐れられたこの俺たちを相手に箒がマージャン!?」
一夏「ひゃっひゃっひゃっひゃひゃひゃっひゃははあっは!!!」
一夏「片腹痛いゼ☆」
箒「くっ…………」
一夏「だがいいだろう」
一夏「鈴には俺から話を通しといてやるよ」
一夏「勝負は2週間後」
一夏「2対2の戦い」
一夏「モップはそれまでにマージャンのできる仲間を一人見つけておくことだな」
一夏「ふははっはははっははははっははっは!!!!!」
箒「………………」
~翌日~
箒「どうすればいいんだ私はマージャンのルールなど知らない」
箒「とうぜんマージャンのできる奴など心当たりも無い」
箒「どうすれば…………」
シャル「どうしたの、箒」
訂正
×モップ
○箒
変換ミス
箒「シャルロット…………」
シャル「悩み事があるなら相談に乗るけど」
箒「実は、かくかくしかじかで」
シャル「ふーん、それでマージャン勝負、か」
箒「私は一夏を更生させたいんだ」
箒「昔はあんなことしない奴だったのにどうして……」
箒「シャルロット、お前はマージャンできないのか?」
シャル「強くないよ、僕は」
箒「強くなくてもいい! 私にマージャンのルールを教えてくれ!」
シャル「そ、そこから……!?」
箒「聞けばマージャンは中国発祥のものだという!」
箒「ならば鈴が弱いはずも無い!」
箒「時間が無いんだ!」
箒「頼む! 力を貸してくれ!」
麻雀をマージャンって書くやつは大概カス
もしくは始めて二年以内
シャル「分かったよ。どれだけ力になっれるかわからないけれど」
箒「シャルロット…………」
シャル「一緒にがんばろう、箒!」
箒「あ、ありがとう!」
それからというもの、箒とシャルロットは暇さえあればマージャンの勉強をした。
朝食前、食事中、授業中、トイレの中でも、風呂に浸かりながら…………
その熱心さは目を見張るものがあった。
そして、時は二週間後。
決戦の日がやってきた。
箒「一夏、覚悟はいいか!」
一夏「あーん、そっちこそよく来たじゃねえか! てっきり逃げ出すと思ったのによお!」
一夏「げひゃっひゃっひゃ!!」
鈴「げひゃっひゃっひゃ!!!」
シャル「一夏、僕たちが相手だよ!」
一夏「パートナーはシャルか。……まあ好都合だが」
箒「好都合? どういうことだ」
一夏「そういえばルール説明をしてなかったなぁ!」
鈴「してなかったなぁ!」
箒「ルール? それならきちんと勉強してきて――――」
一夏「ちげえよちげえよww 今回の戦いのルールだよwww」
シャル「今回の…………?」
一夏「ああ、そうだよ」
一夏はにやりと笑うと両手を広げた。
そして高らかに宣言した。
一夏「レートはデカリャンピン! そしてアリアリだ! ただし、金が払えなくなった時点で服を一枚一枚脱いでいってもらう!」
箒「なっ!?」
箒「聞いてないぞ一夏! そんなことは!」
一夏「ああ、話してなかったからなwww」
箒「く…………っ」
一夏「別に降りてもいいんだぜ?」
箒「だ、誰が降りるものか!」
一夏「ふん、そうこなくちゃな、おもしろくねえよ」
シャル「聞いてもいいかな、一夏」
一夏「ん、シャルか。なんだ?」
鈴「なんだ?」
シャル「うん、その服を脱ぐって奴だけれど、それは二人ともが脱がなくちゃいけないのかな?」
一夏「………………」
一夏「……いや、ツモの時は二人だが、ロンの時は振り込んだ奴だけでいいぜ」
鈴「いいぜ」
一夏「ただし、振り込んだ奴がもう脱ぐ服が無いときはもう一人が脱ぐ」
シャル「………………」
一夏「さらに、二人とも脱ぐものが無いときにアガられたら――――」
一夏「そのときにはその身体、俺たちの好きにさせてもらうぜ!」
鈴「もらうぜ!」
箒「そ、そんなことまで!?」
一夏「本当ならこの時間は俺と鈴のマージャンの時間なんだ」
一夏「それをお前の我侭に割いてやってるんだから、逆に感謝して欲しいところだな」
一夏「それじゃあ、はじめようか」
鈴「はじめようか」
箒「………………っ」
シャル「…………」コクリ
一夏「楽しい………………」
一夏鈴「「マージャンをッ!!」」
東一局 親・箒 ドラ・白
手配:二三四四四四五六六六六七八 白
箒(いきなり手配がいい…………)
箒(ここは当然白切り、と)
箒(でもこれは聴牌してるのか? もししてるなら何待ちなんだ? 分からん…………)
南家・一夏 捨て牌・五
箒(和了れそう……。でも自信が無い……。見逃すか……)
西家・鈴
鈴「ふふふふふふふふふふふふふふふふふうふふふふふふふふふふふっふふふっふふふふふうふふううふううふふふ
ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふうっふうふっふふふっふっふふふっふふふうふふふふふふふふふふふ
ふふふふっふふふうふふふふふふふふふふふふふふうふふふふううふふふふふふふふふふふふうふふうふふうふ
ふっふうふふふふふふふふふふふうふふふふふうふふふふふうっふうふふっふうふふふふふふふうふふふふふう
ふふふうふふっふふうっふふふふふふうふふふふふふふふふふふふうふふうううふうううううふふふ!!!!!」
箒「な、なんだ! 何がおかしい!」
鈴「視えるわよ……、視えるわよ……!」
鈴「お前たちの破滅がッ!」
鈴「――――ツモ!」
箒「なッ!?」
シャル「地和!?」
一夏「…………」ニヤリ
鈴「地和、8000・16000!!」
鈴「あひゃっひゃあっはっひゃっはひゃひゃひゃっひゃっはははは!!!!!」
一夏「さーて、金を払ってもらおうか、箒? シャル?」
シャル「くっ」
箒「ちょっと待て! こんなのイカサマに違いない!」
箒「そんなに簡単に地和が出るはず無いだろう!」
一夏「でも出ちまったもんは出ちまったもんだろう」
鈴「だろう」
一夏「お前の目の前で起こっていること、それが真実だよ箒」
箒「ぐっ…………」
一夏「さーて、8000・16000だから」
一夏「俺とシャルが16000円、箒が32000円鈴に支払えば良いわけだな」
箒「………………え?」
箒「………………さんまんにせんえん?」
一夏「どうした箒? なんか間違いでもあったか?」
箒「いちか、なんでさんまんにせんえんなんだ?」
一夏「なぜってレートがデカリャンピンなんだからしょうが無いだろ」
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⊂コ二Lフ^´ ノ, /⌒) | ,,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
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│一│一│一│九│九│九│一│一│一│一│一│一│九│|九|
箒「でかりゃんぴん?」
一夏「おう」
シャル「箒。しょうがないよここはきちんと払わないと。……そういうルールなんだし」
箒(なんだなんだ32000円って高校生が簡単に払える金額じゃないだろう!?)
箒(財布に何円入ってたっけ………………)
シャル「はい、鈴」
鈴「さっすが代表候補生! 金持ちだわねぇ!」
箒「あのー、鈴……さん?」
鈴「なによ? 早く32000円払いなさいよ」
箒「あの、それなんですがなんていうか、その」
鈴「はっきりしないわね」
箒「財布に2831円しか入ってなくて…………」
鈴「プッwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
シャル「プッwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
一夏「じゃあ脱ぐしかねえな」
箒「いち、か」
箒「ってなんだその格好は!?」
一夏「ん? これか?」
箒(そう言った一夏は下半身に何も身に着けていなかった)
箒(ア、アレが丸出しじゃないか…………///////)
一夏「いやちょっと手持ちがなくてな」
箒「だからってなんで下から///////////」
一夏「涼しいだろ」
一夏「ほら、金払えねえんだから箒もさっさと脱いじまえよ」
箒「うぅ…………」ヌギヌギ
箒「ぬ、脱いだぞ…………」
一夏「お、可愛いブラジャーじゃねえか」
箒「うぅ…………」
鈴「じゃ、再開しましょうかwwwwwwwwwwwwwwwww」
東二局 親・一夏 ドラ・二
北家・箒
配牌:一九ⅠⅨ①⑨東南西北白發中
箒「な、なんだこれは………………!?」
箒「先程とうってかわって最悪の手牌ではないか…………」
東家・一夏 捨て牌・七
南家・鈴 捨て牌・⑤(赤)(リーチ)
西家・シャルロット 捨て牌・⑤
北家・箒 自摸牌・中
箒「うう、相変わらず手が悪い…………」
箒(何を捨てたら良いのかも分からない…………)
箒(鈴はリーチしてるし…………)
箒(でも安牌なんてないし…………)
箒(ええい、ままよ!)
箒 捨て牌・中(自摸切り)
箒(通るか…………!?)
鈴「ジロリ」
箒「ひッ!?」
鈴「………………」
一夏「………………」
鈴「………………」
一夏「…………続けても良いか、鈴?」
鈴「………………」
箒「………………」ドキドキ
鈴「……構わないわ」
一夏「そうか」
箒(ほっ)
東家・一夏 捨て牌・①
南家・鈴
鈴「………………」ニヤリ
あと1順で流し満貫状態で九連テンパイだったら20面待ちだよな
鈴「げひゃひゃひゃっひゃっひゃひゃははhげへへへへぎゅぐふふふふふふふふげはひゃひゃははんあんあんあんあん
ごふうふうふふうふふうえふへうへううえふふふふへうふふえふえふふふふへうへうふえふふえふえふひゃがはは
おほほほほほほほほほほほほっはっはははっははははっはははっはははっはははっはっひゃひゃははひゃひゃひゃ
えひゃひゃひゃひゃでひゃげひゃぎゃはははははははひゃひゃっひゃひゃはえはははひゃひゃひゃえはひゃひゃは
ふふふっふふふふふふふううふふふふふふふうふふふふうあううあふふあふふはうあうふあふあふあ!!!!!!!」
箒「な、なんだ! 何がおかしい!」
鈴「視えるわよ……、視えるわよ……!」
鈴「お前の破滅がッ!」
鈴「――――ツモ!」
箒「なッ!?」
シャル「ダブリー一発!?」
一夏「…………」ニヤァリ
鈴「ダブリー一発自摸トイトイ、16000・32000!!!」
鈴「げひゃっひゃっひゃひゃっひっふううううっひゃひゃひゃははっはっはははあぁぁんっ!!!!!」
和了形:三三三六六六八八八④④④中 自摸・中
これダブルなのか?
一夏「さーて、16000・32000だから」
一夏「俺が64000円、箒とシャルが32000円鈴に支払えば良いわけだな」
一夏「まあ、俺と箒は金が払えないから脱ぐしかないんだけれど」
箒「そ、そんな…………」
鈴「シャルロットはお金ある?」
シャル「あー…………、ちょっと足りないかな~?」
箒「!!」
箒(仲間が増える…………!)
シャル「あっ、あったぁwwwwwwwwwww」
鈴「なーんだwwwwwwwwwwwwwww」
箒「」
一夏「ちぇ、つまんねえな」
箒「一夏…………ってなんだその格好は!?」
一夏「ん? これか?」
箒(そう言った一夏は上半身に何も身に着けていなかった)
一夏「いや俺服上と下一枚ずつしか着てこなくて」
箒「それでもう全裸なのか……」
一夏「おう! 見るか?」ビンビン
箒「け、結構だ!」
一夏「そうか……」ションボリ
鈴「ていうか、箒金ないんでしょ?」
シャル「早く脱ぎなよ箒wwwww」
箒「くっ」
箒(ブラジャーを取るわけには行かない)
箒「わかった、スカートを脱ごう…………」ヌギヌギ
一夏「おおっ!!」ビンビン
箒「それをこっちに向けるなあぁぁぁ!!」
箒「うぅ…………」
鈴「じゃ、再開しましょうかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
東三局 親・鈴 ドラ・白
捨て牌・白
鈴「リーチ!!」
箒(ドラを捨ててのダブリー…………)
箒(また役満なのか…………?)
箒(もしそうなれば私は…………っ!)
南家・シャルロット 捨て牌・一
箒「!!」
箒手牌:二三九九九ⅠⅠⅠⅨⅨⅨ①①
箒(これは鳴ける形という奴か…………)
箒(よし! 鳴こう!)
箒「チー」
一夏「じゃあ、ポンwwwwwwwwwwwwwww」
箒「なっ!?」
一夏「ほれっ」
一夏 捨て牌・①
箒(わ、私だって…………!)
箒「ぽんっ!」
箒(で、できた…………!)
鈴「早く捨てなさいよ」
箒「はっ!?」
箒(そうだった、鳴いたら捨てないと…………)
箒(通ってくれ!!)
箒 捨て牌・三
箒「どうだ…………!?」
鈴「………………」
鈴「………………ちッ」
箒「当たり牌じゃ、ない…………?」
箒(やった――――)
シャル「ロンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
箒「な…………ッ!?」
シャル「タンヤオ、赤4、8000点」
箒「な、なんで」
シャル「えへへ」
箒「どうしてだシャルロット! 私たちは仲間だろう?」
箒「私が負ければシャルロットだって一夏に酷い事されるんだぞ!?」
箒「それなのに、どうして…………ッ」
シャル「箒、僕はね」
シャル「一夏にされるなら本望なんだよ?」
箒「………………ッ!!」
箒「うぅ…………」
一夏「おっとぉ、いよいよ箒ブラジャーを取るのかぁ!?」
箒「うぅ…………////」
鈴「早くしなさいよ箒」
シャル「早くしてよね箒」
箒「うぅ…………」ヌギヌギ
鈴「あれ?」
一夏「お? パンティから脱ぐの?」
シャル「うわぁ、箒ってビッチで淫乱な娘なんだねぇwwww」
箒(なんとでも言えばいい。たしかに下を見られるのは恥ずかしいが、卓に付けば下など関係ない!)
箒(要はこれからは一度も振り込まなければいい、ただそれだけのこと!)
箒「さあ、続行だ!」
東四局 親・シャルロット ドラ・Ⅰ
シャル「………………」ニタァリ
シャル「ツモっ!」
箒「ま、まさか天和…………?」
鈴「そんなハズはないわね」
箒「り、鈴?」
鈴「この流れはおそらく天和ではなく――――」
シャル「えへへ、間違えちゃった。チョンボだね。罰符4000点オールだね」
箒「ちょん、ぼ…………?」
シャル「でもお金もうないから脱ぐね、一夏」ヌギヌギ
一夏「おう」
箒「そんなばかな」
箒(しかもスカートから。そして)
一夏「パンツを、はいて、いない、だと…………?」
シャル「あんまり見ないで一夏のえっちぃ///////」
鈴「ぉ゛えっ」
箒「」
シャル「さあ、続行だね♪」
そして暴虐という名のマージャンが再開された。
シャルはチョンボを積極的に狙い、鈴は人間離れした和了を連続した。
…………そう、もとより戦いにすらなってはいなかったのだ。
結果は案の定、私たちの負け。
私とシャルロットと一夏が全裸で卓に座っているなか行われた局で、鈴が和了ったのだ。
鈴「…………ツモ」
鈴「四暗刻四槓子大四喜字一色。…………計算の必要はないわね」
箒「うぅ…………」
シャル「えへへ…………」
戦いを始める前に確認したルール。
「二人とも脱ぐものがなくなったときは身体を一夏たちの好きにさせる」
それが私の胸に重くのしかかっていた。
一夏「それじゃあ、はじめるか」
箒「…………っ」ビクッ
シャル「…………っ」パアァァ
箒(私は確かに一夏のことが好きだ)
箒(でも、こんな形でなんて、こんな形でなんて)
箒(そんなのはいやだッ!)
シャル(はやくぅ一夏ぁ)
シャル(僕待ちきれないよぉ)
シャル(早く一夏の熱いのを僕の中に入れてぇ)
一夏「じゃ、シャルの方は鈴に任せた! 箒は俺が担当するぜ!」
鈴「ラジャ」
シャル「」
一夏「さーて、箒? 俺とイイコトしようぜぇぇ?」
箒「…………っ」ビクン
鈴「ひゃひゃひゃひゃ」
シャル「やめてぇ」
鈴「よいではないかー、よいではないかー」
シャル「らめぇ」
一夏「では早速挿入をば……」
箒「……いやだっ」
一夏「まあ、ルールだし」
箒(もう、ここまでか――――)
一夏「…………ん?」
箒「…………?」
一夏「あーあ、箒ってば馬鹿だなあ」
箒「なっ、いきなり馬鹿とはなんだ馬鹿とは!」
一夏「だってこれ」
そういって一夏が手にしたのは私の髪を結わえているリボンだった。
そう、結ばれたままの、リボン。
一夏「まだ一枚残ってたんじゃねえか。…………損したな?」
箒「………………」
一夏「もしかしたらこんなことにならずに済んだかもしれないのにさ」
箒「…………リボンは、取らないんだ」
一夏「んあ?」
箒「このリボンは一夏から誕生日プレゼントにもらったリボンだからな」
箒「絶対に取ってなるものか…………っ!!」
一夏「俺の…………プレゼント…………?」
箒「違うッ!!」
一夏「!?」
箒「お前なんかじゃない! いつもの一夏の! いつもの優しい一夏のプレゼントだ!」
箒「目を覚ませ一夏!」
箒「今までどおりのお前に戻ってくれ!」
一夏「お、俺は」
箒「マージャン? なんでそんなものやってるんだ!」
箒「そんなもの必要ないだろう!」
一夏「お、お、お前に俺の何が分かる!」
箒「分かるさ! …………幼馴染なんだから、分からないはずないだろう」
一夏「鈴だって幼馴染だ! そして鈴は分かってくれた!」
一夏「退屈だった! 退屈だったんだよ!」
一夏「それに欲求不満だった!」
箒「だからって」
一夏「お前に分かるか! この気持ちが! 女だらけの学園に男一人のこの苦しさ!」
一夏「そしていつも誰かの目が付いて回る!」
一夏「オナニーだって満足にできやしない!」
一夏「悶々とだってするさ!」
一夏「それを払ってくれたのは鈴だ!」
一夏「俺をマージャンに誘ってくれた! 俺にストレスの捌け口を与えてくれた!」
一夏「あいつは俺を救ってくれた!」
一夏「だけれどもお前はどうだ!? 箒!」
一夏「俺を救ってくれたか!?」
一夏「俺を助けてくれたか!?」
一夏「俺に手を差し伸べてくれたか!?」
一夏「どうなんだよ箒!」
箒「…………私は!」
箒「…………たしかに、私はお前のそんな思いに気づいたことなんてなかった」
箒「手を差し伸べたことだってなかっただろう」
一夏「だから――――」
箒「でも!」
箒「お前はどうなんだ一夏!?」
箒「お前は『助けて』といったか!?」
箒「助けて欲しい救って欲しいと思うばかりでそれを周りに求めることをしていなかったのではないのか!?」
一夏「それは――――」
箒「周りがお前の思いに気づいて勝手に手を差し伸べてくれないとお前は不満か!?」
一夏「そんなことは――――」
箒「でもそうだろう!? お前の言っていることはそういうことだろう!?」
一夏「ぐぐ…………」
箒「いい加減に目を覚まして――――」
一夏「うるせえっ!!」グイッ
箒「きゃぁっ!?」ドサッ
鈴「ぎゃがひゃぎゃがひゃぎゃっひゃはは」
シャル「やめてぇぇん」
鈴「よいではないかぁー、よいではないかぁー」
シャル「らめぇ、んぁぁあはぁぁぁん!」
箒「な、まさ、まさか一夏」
一夏「うるせえ箒!」
箒「や、やめ」
一夏「ふふふふふふ」ズブブ……
箒「駄目だ一夏思い止ま――――」
一夏「一気にいくぞぉ!!」ズブッ
箒「や、やめっ」
ブ チ ン ッ
箒「………………ぁ」
――――私は気を失った。
私が次に目を覚ましたとき、そこに広がるのはまさに地獄絵図、というに相応しい物だっタ。
どうしてそうなったのかハ分からない。
ただ、みえたありのままを言うとすれば…………
床にはIS学園の女子が何人モ転がっていたのだ…………全裸で。
皆共通しテ言えることは股の間、女性器からハどろりとした白濁液が垂れていた。
私は、ふと顔を上げた。
そこでは、一人の女生徒が一夏に犯さレていた。
おンな「あぁあん、はぁあん、いいっ、いいですの一夏さんんん!!」
腰を振ル一組の男女。
しばらくして、男が女の膣に種付けヲ済ますと、崩れ落ちるように…………
否、まさしく女生徒は文字通り床へ崩れ落チていった。
男ハ私の方を振り返った。
私は何故カ懐かしさを感ジた。
目蓋が熱くなり、頬がぬれるのヲ感じた。
男の手がコチラニのびル。
私は小さク笑った後、後悔スるのダ。
マーじゃンは人を狂わスと、もッと強く主張できレば。
そしてソれ以上ニ自分ガもっト早く彼ノ苦シみに気づいテあゲることが出来テいたナらバ、と。
………………アレ、“彼”ッテ誰ノコトダッタッケ? BAD END
クラリッサ「というわけでみなさん麻雀は控えめに」
ラウラ「黒ウサギ隊からの忠告だ!」
おわり
自分で何書いてるか分かんなくなったからこれでおしまい。
>>21
二年以内ではない。だがカスであるかもしれない。
このSSまとめへのコメント
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