アスナ「キリトに告白された」 (5)

アスナ「私アスナだけどキリトに告白されて死んでほしいと思った
ほんとに思った。心の底から。
ヘイトとか言われても構わない。本当に気持ち悪かった。むしろキリトが死ななきゃ私が心の平穏保てないまである。
そして気付いた。差別ってこうして生まれるんだと。
私は性的マイノリティには寛容なつもりだったけど、今後キリトを見たら間違いなくゴミのように扱って排斥しようとすると思う。
いや、差別良くないなんて分かってる。
でも無理なの。キリトから性的欲求の対象として見られるって気持ち悪いを通り越して恐怖と吐き気すら感じるのよ。
これが差別だと言うのなら私は差別主義者でかまわない。
キリトがそういう風に育ったのはキリトのせいじゃないかもしれないけど、私がキリトから向けられる性的欲求に
激しく嫌悪感を感じるのも私のせいじゃないんだよ。だって私はアスナとして生まれたんだから。
で、頼むからキリトさん、パートナー探しはキリト信者専用のギルドでやってほしい。
多分それがお互いのため。キリトは無用な差別から身を守れるし、私は心の平穏を得られる。
いや、積極的に差別をしたいわけじゃない。
でも私だって、そうしないと自分の心を守れないから。」


キリト「」

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