兄「今日から、宜しくな!」 妹「…うん」(145)

兄「…(うん?)」

母「再婚相手の子供よ。2つしか違わないから仲良くしてね」

兄「う、うん…」

妹「…」

兄(クールな妹さんだな…)

すたすた

母「あ、妹ちゃん!?今からご飯よ」

妹「…いりません。部屋にいます」

トントントン パタン

母「もー…結構クールだけど見逃してやってね?」

兄「わかってるよ」

------

兄「ごちそーさん」

母「じゃあ妹ちゃんとどっちがお風呂先に入るか聞いてきて」

兄(お、俺がかよ…)

コンコン

兄「おーい。妹…ちゃん?」

ガチャ

妹「…」

兄(―ドキッ)
兄「あ、あのさ先に風呂入るか?」

妹「…風呂…」

兄「…う、うん」

妹「わかった。先に私が入るわ」

兄「おう…」

パタン

兄「―…はあ…」
兄(あーいうクールな女は苦手だ…。笑わなそうだし)

兄(でも見た目はタイプなんだけどなー…。まあいっか)

------

ガチャ

兄「…あ、」

妹「…お風呂、上がった」

兄「おう。じゃあ次入る―…」
兄(―って!バスタオル一枚かよ!…服着ろよ…)

妹「ねえ」

兄「…ん?」

妹「この家、女物の服どこにあるの?」

兄「あー、スウェットでいいなら…」

妹「うん」

ごそごそ

兄「ほらよ。ちょっとぶかぶかかもしんねえけど」

妹「…ありがと」

兄(ドキンッ)
兄(―って、妹に胸ときめかせてんじゃねええええ)

妹「着替える」

兄「じゃ俺風呂入ってくるから」

兄(まじ、俺きもいぞ…!)

パタン

妹「…」
妹(お父さんから、新しいお兄ちゃんって聞いたけど…
 結構普通で、いい人かな)

----

兄「き、近親相姦とかありえねーだろ…」

ざっぱーん

兄(あー、考えるのやめよ!!)

ぶくぶくぶく…

ガチャ パタン

兄(あー気持ちよかった)

妹「…」

兄「…あ」

妹「お兄…ちゃん」

兄「どうした?」

妹「ちょっとスウェットぶかぶかだった」

兄「あ、ごめんな」
兄(微妙に肩丸出しじゃねえか…)

兄「今度買いにいかねーとな!」

妹「あ、私も、いく」きゅ

妹は俺の服の裾をひっぱった

兄「―うぇ!?」

妹「私の中学…明日から夏休みだし」

兄「い、いいけど…。俺の高校明後日からだけどその日でいいか?」

妹(明後日…)
妹「うん…」

兄「じゃー約束な!」

妹「…ん」

トントントン パタン

兄「…」

兄「い、今のはなんなんだー!!!」

兄「まじで俺ときめいてんじゃねーぞ!!うわぁああああ」

兄(やめろやめろやめろ。心の中の俺、消えろ!!)

その日の夜の俺は寝れなかった。

-----

母「早く起きないと学校遅れるわよー」

兄「あーだりぃ…」
兄(なんで終業式のために行かなきゃなんねんだあ…)

妹「…おはよ」

兄「―!おはよ…。今日から休みなのに早いじゃねえか」

妹「あ…、アドレス聞こうかと思って。」

兄「お、俺の?」

妹「うん」

兄「いいけど…じゃあ赤外線で送る」

妹「うん」

兄「…」

妹「…」

兄「送った。」

妹「じゃあ後で送っとく」

トントントン

母「あれ、妹ちゃん朝ごはんはー?」

妹「ごめんなさい。もう一回寝ます」

兄「…。」
兄(俺のアドレス聞くために…早起きしてくれたのか?)

兄(―っ、なんか嬉しいかも…)

兄(相変わらず、笑った顔は見たことねえけどな)

------

ガラッ

男「兄ー!おっはよー」

兄「おお。おはよ」

男「明日からやっと夏休みだぜー!!」

兄「だな。」

男「成績なんてもーいらねー!!」

彼女「あれ?兄、おはよん」

兄「あーおはよ」

妹に胸をときめかせていたとは言っても
俺には同じクラスに彼女がいた。

男「ちぇー。兄はいいよな。夏休みリア充してうきうきすごせてよー」

兄「お前も頑張ればいーじゃん」

男「はいはい。ってかお前ん家、新しい妹来たんだろ!?」

兄「…あーうん。」

男「いーよなあ!男の夢だぜ!」

彼女「兄は、その妹さんなんかに惚れないでよねーぷん」

兄「そんなわけねえだろ!」
兄(胸きゅんはしたけどな)

彼女「今度、見せてよねー」

兄「はいよ」

~♪~♪~♪

男「あれ、おめーの携帯じゃん?」

兄「ああ、うん…」

パカッ

-------
from:xxxxx@xxxxxx
件名:妹です
本文:めーる送りました。登録よろしくね
-------

兄(…メールもクールだな)

彼女「えーだれえ!?もしかして浮気?」

男「うっそーwwwww」

兄「んなわけねえだろ!妹だよ!い・も・う・と!」

彼女「ふーん。ねえ今日遊ばない?」

兄「いーけど。一回家で飯食ってからでいい?」

彼女「もちろん!家着いたら電話するー♪」

兄「はいよ」

------

終業式はあっという間におわり
成績表を見て一旦落ちて、皆と別れた。

ガチャ

兄「ただいま~」

妹「…おかえり」

兄「あれ?母さんは?」

妹「お母さんは、買い物。」

兄「ふーん」

妹「お昼は先に、お母さんが作ってくれたチャーハンだよ」

そういって妹はチャーハンをフライパンで温めた。

俺は妹の背中まである黒髪をじーっと見つめていた。

妹「…何?」

兄「―っ、あ、別に…」

妹「…そう」

兄(俺は何やってんだよ!!くそ!)

妹「はい。おかわり沢山あるから―…

~♪~♪

俺の携帯が鳴った。

兄「ご、ごめん…」

ピッ

兄「もしもし?」

彼女『もしもしぃ~!私だけど。今日兄ん家行ってもいい?』

兄「俺ん家かよ!…別にいーけど」

彼女『ほんと!?じゃあもう少ししたらいくねえ』

兄「―あいよ」

彼女『じゃあねん♪』

ピッ

兄(…よりによって、俺ん家かよ…)

妹「…誰?」

兄「―え、えーっと…か、彼女だよ」

妹「…、…そっか」

そう言って妹はまたキッチンに体を向けた。

兄「そ、そーいやさー妹ちゃんはいねーの?彼氏とか」

妹「…いないよ」

兄「まじかー。モテそうなのに意外だな。」

妹「…"チャン"つけなくていいよ」

兄「あ、そう…」

シーン…

兄(…どうすんだよ、この雰囲気…気まずすぎるだろ…)

兄「…」

妹「あのさ」

兄(―ドキ)
兄「…?」

妹「私の事本当に、モテそうだと思ってる?」

兄「え、ああ。本当に思ってるよ。だって妹ちゃ…じゃなくて妹、
  美人だしクールだし落ち着いてるし」

妹「…」

兄(でも、表情は無なんだよな…)

妹「…本当?」

兄「うん」

+ ;
* ☆_+
: , xヾ:、__,..-‐‐:、、,へ.........._
         く '´::::::::::::::::ヽ

          /0:::::::::::::::::::::::',
       =  {o:::::::::(´・ω・):::}
         ':,:::::::::::つ:::::::つ

      =   ヽ、__;;;;::/
           し"~(__)

妹「本当ならありがとう」

兄「…どういたまして」

兄(なんで中2なのにこんなに落ち着いてるんだよ…
  普通では中2病とかあるはずだろ?)

そして妹は、キッチンに体を向けたまま
言った。

妹「新しいお兄ちゃんが、お兄ちゃんでよかった…かも」

兄(―ドキッ…ン)
兄「…え…」


すると少し妹は俺の方に振り向いた。
いつも無表情な顔つきが少し赤くなって照れているようにも感じた

妹「…っ」

兄(や、べえ…)
兄「…え、っと…」

だんだん、俺の顔も熱くなっている

そして照れているのかよくわからないけど
妹は顔を下に向けた

兄「…い、もうと…」

ガタッ

無意識に、体が妹の方へ寄っていった。
そしてゆっくり俺の右手が妹の頬に触れる

妹「…お、にいちゃ…?」

身長差が20cmほどある妹は上目遣いで俺を見た。

兄「…っ」

妹「どうしたの…?」

兄(―く、クソ―!!)
兄「お、俺は―…!!」

ガチャ

彼女「兄ー!来たよーん☆」

妹・兄「「 ・・・・・ 」」

すぐさま俺たちは離れた。

彼女「やっほー!って、あれ?噂の、妹さん?」

妹「…」

彼女「私、兄とお付き合いさせていただいてます!彼女です♪」

兄「よ、よろしくやってな」

ガチャ パタン

兄「あ、妹…」

彼女「―、なんか結構大人っぽい子だね、何年生?」

兄「中2」

彼女「まじ!?高校生みたーい…」

兄(―って、今さっきの俺確かにおかしかったぞ…!?馬鹿か俺…)

彼女「どーしたの?」

兄「あ、いやべつに…」

彼女「兄の部屋行こうよ?」

兄「ああ」
兄(妹…怒ってたかな)
------

妹「…」
妹(何で、私…こんな苛々してるんだろう…)

私はさっき兄に触れられた頬を触ってみた

妹(―っドキ…)

妹「…お兄ちゃん…」

ぼすっ

妹「…」

そして私はそのまま眠ってしまった。

-------

彼女「じゃあねん!また連絡する」

兄「おう。」

パタン…

兄(今日もキスマーク沢山付けられちまった…うぇ)

トントントン

コンコン

兄「…おい、妹」

シーン…

兄「…?いるか?」

シーン…

妹「…入るぞ…?」

ガチャ…

妹の部屋はまだ荷物を片付けられていない状態で
ダンボールが沢山あった。

そんな中でベットに寝ている妹の姿を見つけた

兄「…寝てんのかよ」
兄(…寝ている表情は、結構良い顔なのにな)

妹「…ん」

兄(ビクッ…やべえ…起こしちまったか?)

>兄(今日もキスマーク沢山付けられちまった…うぇ)

は? 死ねよ

妹「…ん…」

妹はただ、俺に背中を見せるように
寝返りをうっただけだった。

兄(びっくりした…。俺ただの変態になっちゃうじゃねえk…

妹「お兄ちゃん」

兄(―ビクッ!?)

兄「…っ」

妹「すぐそこにいるんでしょ」

兄「…ああ」

妹「…彼女さんはもう帰ったの?」

兄「うん」

妹「…そう」

兄「なんでお前は寝たふりしてんだよ…―って、うあ!!」

ぐいっ

俺がそう言った瞬間妹はとび起きて
俺の首元をひっぱった。

妹「…悪い?」

兄「―っ!!!」
兄(こ、こいつ、クールな上にちょっと気が強いのかよ)

兄「別に…」

妹「ならいい」

兄(ったくなんなんだよ、こいつ…)
兄「てか…さっきのごめんな」

妹「…?」

兄「台所のとき。」

妹「…大丈夫だよ」

兄(あんまり、気にしてなさそうだな…)

>>82
お前は物書きだろーが、ここでは客だろ。
幼稚な文章はむしろry

いや>>83はここが初
これからコピペになる

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月31日 (火) 11:45:37   ID: NtYfYWqn

兄きもすぎ…

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