プロトゼロ「おねーちゃん」 (45)

ファンタジスタドールSS

最終回を先に視聴することをおすすめします
http://www.nicovideo.jp/watch/1380274735

ソネット「ん?どうしたのプロトゼロ」

プロトゼロ「ソネットのこと、おねーちゃんって呼んでいい?」

ソネット「あらあら、随分大きな妹ね」ニコッ

ソネット「いいわよ好きに呼んで」

プロトゼロ「おねーちゃーん」バキィ

ソネット「ごふっ」バタッ

小町「ソネット!」パタパタ

プロトゼロ「!」

小町「大丈夫ソネット!? 今すぐ修復カードを!」

ソネット「大丈夫よ小町、ちょっとプロトゼロが抱きついただけだから…」

ズキッ

ソネット「いっつ」グラッ

小町「無理をしないで!ほら私に寄りかかって」

プロトゼロ「……」

ソネット「ごめんね小町…」

小町「いいのよ。さあ行きましょう」

バタン

プロトゼロ「……」

~~~

委員会のパソコンルーム

アンヌ「……」カチャカチャ

戸取真「なんで僕が委員会の後始末を手伝わなきゃいけないんだ」カチャカチャ

アンヌ「いいじゃない。どうせ今学期中は暇なんでしょ」カチャカチャ

戸取真「そうは言ったって僕にも色々とやることが…」

アンヌ「あらっ、プロトゼロじゃない」

プロトゼロ「……」

アンヌ「どうしたの?小町からの伝言とか?」

プロトゼロ「アンヌ…」ポロッ

~~~

戸取真「今日はアールグレイと羽月まないさんお手製のクッキーだよ」カチャッ

アンヌ「ありがとう」

プロトゼロ「……」ジー

戸取真「……?」

アンヌ「どうしたのプロトゼロ。あなたクッキー好きでしょ?」

プロトゼロ「二人は、なかよし?」

アンヌ「なっ…///」

戸取真「そうだねー仲良しだねー」ニコニコ

アンヌ「あなたも否定しなさいよっ///」

プロトゼロ「ぐすっ」ポロポロ

アンヌ「わわっ!だから何があったのよっ!」

戸取真「良ければ僕たちが相談に乗るから、何があったのか話してくれないかな」

かくかくしかじか

戸取真「なるほど…確かに、戦闘用に特化されているプロトゼロにとっては力加減が難しい」

戸取真「最悪、その気がなくとも他のドールを傷つけてしまうかもしれない」

プロトゼロ「……」シュン

アンヌ「ちょっと!プロトゼロが落ち込んじゃったじゃない。どうしてくれんのよ」

戸取真「ああごめん」

戸取真「清正小町さんが君の制作を依頼したという研究者に頼めば、調整も可能だろうけど…」

アンヌ「あいにく、もうその科学者とは連絡がつかなくなっているの」

プロトゼロ「……」グスッ

ニギッ

アンヌ「大丈夫よプロトゼロ。小町はそんなことであなたのことを嫌いになったりしないわ」

プロトゼロ「…ほんと?」

アンヌ「ええ、ずっと彼女を見てきた私が保証するわ」

戸取真「さあ、そろそろ帰りなさい。小町さんが心配するといけない」ギィ

>>11
訂正

×戸取真「清正小町さんが君の制作を依頼したという研究者に頼めば、調整も可能だろうけど…」

○戸取真「清正小町さんに君のことを託したという研究者に頼めば、調整も可能だろうけど…」

~~~

プロトゼロ「……」トボトボ

<~トゼロー プロトゼロー

プロトゼロ「!」コソッ

ソネット「ああ、ここにもいない。一体どこに行ってしまったのかしら」オロオロ

小町「ソネット…」

ソネット「小町、やっぱりリジェクションで呼び戻しましょう」

小町「いいえ、あの娘が私のことを避けているのなら、無理やり呼び戻すのはいけないわ」

ソネット「……」

ソネット「私のせいね、私がソネットのお姉ちゃんとしてしっかりできなかったから…」

小町「いいえ、私があの娘のことを知ろうとしなかったのが悪いの」

小町「プロトゼロだって私の大事な…」

プロトゼロ「!」ガサッ

ソネット「!」

小町「プロトゼロ!?」

プロトゼロ「……」グスッ

プロトゼロ「マスター、お…ソネット」

小町「プロトゼロ…!」

ソネット「いいのよ、お姉ちゃんで」ニコッ

プロトゼロ「……」

プロトゼロ「わたし、いっしょにいてもいいの?」

小町「いいのよ、だってあなたも私の大切な友達なんだもの」

プロトゼロ「」パアッ

ソネット「さあおいでプロトゼロ」

プロトゼロ「おねーちゃーん!」ダッダッダッ


ゴスッ


ソネット「げふぅ」ドサッ

小町「ソネットー!」

END

もう1話投下します

最終決戦の夜

リン「ちゃりーん☆」

リン「遂に鵜野うずめの家を突き止めたわ!」

リン「夜襲を仕掛けてカードを奪ってやる!」

ピンポーン

みこと「はーい」ガチャ

リン「夜分遅くにすいませーん☆ うずめさんはいますか?」

みこと「あらー、またうずめのお友達?」

みこと「ごめんなさいねー、あの娘今出かけててどこに行ったのかもわからないの」

リン「そうなんですか☆ ではまたお伺いしまーす☆」

ピルピルピル

リン「メール…マネージャーからかしら?」

リン(添付されてる写メは…げっ、清正小町…と鵜野うずめ!? 一体何が…)

リン(ふむふむ、ふーんそういうこと。 じゃあ私が鵜野うずめにトドメを刺して清正小町に恩を売れば!」

リン「私の願いは叶う!」

みこと「あらー?」ヌッ

リン「げっ、まだいたのおばさん! 勝手に他人のメール見てんじゃないわよ!」

みこと「あなたの言ってることはよくわからないけど」



みこと「どうやらあなたをうずめちゃんの元へ行かせるわけにはいかないみたいね」ニコッ



リン「何よあんた、私の邪魔をしようっての?」ジリッ

リン「そっちがその気なら…アウェイキング!」

パアアアアッ

幽幻「……」

冥幻「……」

霊幻「……」

妖幻「……」

精幻「……」

リン「さあ!やっちゃいなさい!」

キョンシードール「「「はい、マスター」」」ダダダッ

みこと「……」

みこと「ふん!」ビュッ

ズザァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ

キョンシードール「「「きゃああああああああああああっ!」」」バタバタバタッ

リン「そんな…私のドールが、人間の手刀でっ…!」

みこと「母は強いのよ~」

リン「くっ……」ダラダラ

リン「…あんた一体何もの…?」

みこと「ただの母親よ、今はね」ニコォ

みこと「だけど」

みこと「たった5体のベータドール相手に遅れをとるほど衰えてはいないわ~」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

リン「!」ゾワッ

リン「と…トラップカー」

みこと「遅い!」ズバッ

パリーン

リン「そんな…カードが…割れっ…」

みこと「終わりよ」グッ

リン「…ぁ…」

ブツンッ

~~~

この日を境に、有名読者モデル「清正小町」と「リンちゃん」は業界から姿を消す。
第908回日本読モグランプリに優勝した有名モデル、晴海展示場は当時インタビューでこう明かした。
「本当はあの二人のどちらかがここにいるはずだったんです」と。

~~~

バタン

みこ「んも~おかーさん遅い~!ご飯冷めちゃってるよ~」

みこと「ごめんなさいね~、ちょっと玄関先に蚊が飛んでいたから」

みこと「ところでみこ、ご飯のあとでうずめちゃんを迎えに行って欲しいんだけど」

みこ「でも私場所知らないよ?」

みこと「今場所を教えるわ」ニコッ

END

創作だし許してちゃりーん☆

ちなみに新機動戦記の方も好き

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