箒「あ、あいつのどこがいいんだ」

束「だっていっくんを小さい頃から見てたのはちーちゃん、箒ちゃんとこの私だけだよ」

束「だけどちーちゃんはいっくんの実の姉だし、箒ちゃんはいっくんのこと嫌いなんでしょ？」

箒「き、嫌いだなんて」

束「じゃあさ、競争しようよ」

箒「競争？」

束「先にいっくんをメロメロにした方が勝ち、簡単だよ」

箒「馬鹿馬鹿しい、誰が」

束「じゃあいっくんは私のものだね。決まり！」

箒「っ！」

束「じゃあ早速いっくんを」

箒「分かった！受けて立つ！一夏は渡さない！！」

束「その意気だよ、箒ちゃん」

翌日

箒（よく考えてみればIS学園は普段は授業中。おまけに千冬さんもいる）

箒（姉さん以上に考える時間も接触するタイミングも多い！楽勝だな）

箒（しかし、いざどうやって落とすか……それが重要だ）

一夏「おはよう、箒」

箒「っ！？お、おはよう！」

一夏「どうした？考え事か？」

箒「い、一夏には関係な」

シャル「おはよう一夏」

セシリア「おはようございます、一夏さん」

箒「……」

一夏の部屋
束「ここがいっくんの部屋か。ちょっと汚いなぁ」

束「まあいいや、束さんが洗濯も掃除もやってあげるから！」

束「それはさておき、えっちぃ本はここかな？」ゴソゴソ



一夏「」ゾクゾクッ

シャル「どうしたの？」

一夏「いや、なんかすっげぇ嫌な予感が……」

シャル「？」



箒（なんだ、この胸騒ぎは？）

鈴「どうかした？」

箒（まさか姉さんはもうプランを完成させて実行してるのか！？）

鈴「ねぇ、聞いてんの？」

箒「こうしてはおれん！！」ガタッ

昼休み
箒（もう半日が過ぎた……何も思い浮かばない）

一夏「さて、飯の時間だ」

シャル「じゃあ一夏、一緒に……！？」

ラウラ「どうし……！？」

セシリア「何があっ……！？」

箒「？」

シャル「い、一夏の机の上に」

セシリア「お、お弁当が」

ラウラ「しかも女らしい柄の弁当箱」

箒「！」

一夏「だ、誰のだ？」

箒（しまった……先を越された）

シャル「なんか手紙が挟まってるよ」


いっくんへ
束さんが丹精込めて作ったお弁当だよ
不味かったり、多かったら残して捨ててもいいよ
でも自信作だから美味しい筈！

愛しい束さんより


セシリア「し、篠ノ之博士の手作り！？」

ラウラ「しかもハート柄の便箋」

シャル「愛しいってまさか……」

一夏「わざわざ束さんが作ったのか……凄いな」

ラウラ「食べるのか？」

一夏「ああ、とりあえずな」

セシリア「なら私がいただきますわ！」

シャル「僕、こういうお弁当食べたかったんだ！」

ラウラ「嫁に毒を食わせる訳にはいかない」

箒（いいぞ、弁当はお前達が食べるべきだ。その間に私が……）

一夏「ならみんなで少しずつ分けようぜ」パカ

セシリア「」

シャル「」

ラウラ「海鮮丼か、豪華だな」

シャル（わさびはダメ、食べれない）トボトボ

セシリア（箸が使えませんの）トボトボ

ラウラ（成る程、二人の弱点を突いたな。流石篠ノ之博士だ。だが私は大丈夫）

箒（今だ！一緒に食べ）

放送「一年一組篠ノ之箒さん、ラウラ・ボーデヴィッヒさん、鳳鈴音さん。至急、織斑先生のもとまで来てください」

ラウラ（っ！こんなときに！！）

箒（だが無視は出来ない……）

鈴（なんで私まで！？）



一夏「……いただきます」

放課後
束「さあ、お弁当効果は抜群だった筈！あとはいっくんの帰りをウェイトするだけ」



一夏「弁当ありがとうって束さんに伝えておいてくれ」

箒「あ、ああ分かった」

箒（結局放課後……何も出来ず終い……）

箒「い、一夏！」

一夏「どうした？」

箒「その……話がある。私と二人っきりで」

一夏「今も二人っきりだけど」

箒（い、言われると恥ずかしい……///）

箒「私の、部屋に来てくれ」



束「いっくん遅いなぁ」

鈴は一応いたよ


箒の部屋
箒「……」

一夏「で、話ってなんだ？」

箒「一夏は、どう思っている？」

一夏「何がだ？」

箒「その……私のことを」

一夏「幼馴染とかじゃなくてか？」

箒「じゃなくて、じゃなくも無いが……」

一夏「？」

箒「私のことが嫌いかどうか聞きたい」

一夏「……」

箒「正直に言ってくれ、頼む」

一夏「分かった、正直に言うよ」

箒（覚悟は出来た、さあ来い！）

一夏「俺は、お前のことは」

箒「ゴクリ」

一夏「嫌いだ、な」

箒「そうか、そうか！そうだよな、私のことなんて嫌いか」

一夏「ほ、箒？」

箒「確かにいっつも理由無く殴られて好意を抱く筈など無いな！」

一夏「あのな、箒」

箒「すまなかったな、一夏。嫌いなのに呼び止めて」

一夏「だからな、箒」

箒「さあ、帰らないと千冬さんも怒るぞ。見つかる前にさっさと帰るんだ」ポイ

一夏「おい、ちょっとま」

バタン

ちゃららーちゃららー

束「もすもす、ひねもす」

箒「姉さん」

束「おお、箒ちゃん！まさかもう勝っちゃった？」

箒「いや、違う」

束「ん？」

箒「私の負けだ。一夏を持っていけ」

束「わー、いいの？」

箒「ああ、私は一夏が嫌いだからな」

束「え？」

箒「恋が結ばれるといいな、姉さん」

ガチャ
ツーツー

束「まあいっか」

箒「これなら、もっと優しくするべきだったな」

箒「何もかも私は愚かだ。人に好意を寄せてるにも関わらず痛めつけるなんて」

箒「私は、もう……」

箒「うわあああああああああああ！！」

自分的にはいい気がしたけどよくなさそうなので最後に一つだけ


一夏「どうしたんだ、箒のやつ？嫌いって勘違いしたまま追い出されちまったけど」

一夏「やっぱり謝るべきだな」

ガチャ

束「いっくんお帰り！」

一夏「」

束「お弁当どうだった？アワビとか大トロとか入れたんだけど？」

一夏「な、何故束さんが俺の部屋に！？」

束「だからお弁当届けたんだよ。美味しかった？」

一夏「あ、はい。とっても美味かったです」

束「よかった、束さん特製の愛情ちらし寿司が好評で」

一夏（ハート型になってたトロが恥ずかしかったな……）

束「ところでいっくん」

一夏「？」

おい余計なのまで残ったままだぞｗｗ

支援
あと箒は束に対しては敬語というかもっと他人行儀な口のききかたをするよ

>>22の最初の一行は無視してくれ

束「なんでもないよ」

一夏「……」

束「ほらほらいっくん見て見て、掃除しといたよ」

一夏「い、何時の間に」

束「そりゃあもちろんいっくんのお嫁さんになるために」

一夏「え？」

束「ううんなんでもナッシングだよ」

束（一応箒ちゃんとのバトルには勝ったけどまだいっくんは落ちてない。慎重に慎重にと）

束「いっくんの制服、ハンガーにかけておくから」

>>24
ありがとう


翌日
シャル「おはよう一夏」

一夏「シャル、おはよう」

ラウラ「箒は休みらしいな」

シャル「珍しいね、風邪かな？」

一夏「」

ラウラ「どうした一夏？」

一夏「ちょっと箒の」

千冬「授業始まるぞ馬鹿者」

一夏（仕方ない、休み時間に行くか）

昼休み

一夏「行くか」

セシリア「あら、一夏さん。お昼は？」

一夏「悪い、先食べててくれ」



束「やぁ！」

一夏「また弁当作って来たんですか？」

束「今日は松花堂弁当だよ、はい」

一夏「あ、ありがとうございます」

束「そんなに急いでどうしたの？」

一夏「箒に謝らなきゃいけないんです」

束「なにかあったの？」

一夏「ちょっと誤解が生じて」

束「なら束さんが代わりに誤解を解いてあげるよ」

支援

一夏「いや、こればかりは自分から行かないと」

束「いやいやいっくん。箒ちゃんはあんな風に引きこもっても明日には戻ってるよ。前にもあったじゃん」

一夏「だけど今回は……」

束「まあ、一日様子見てからでも遅くは無いよ。とりあえず私が見ておくから」

一夏「じ、じゃあそうします」



束「……ふぅ」

束「ちょっと箒ちゃんは放置でいいかな？色々利用できそうだし」

ちょっと落ちます
23時くらいに戻る予定

23時からで終わりまでいけなくて落ちるようならSS速報で続けてくれるとありがたい

もう少し待って

ほすほす

IS学園でのクラス対抗戦
ここ数戦１組は、勢いもなく惨敗だった
アリーナに響くクラスメイトのため息、どこからか聞こえる「今年は１００敗だな」の声
無言で帰り始めるクラスメイト達の中、唯一の男性IS操縦者一夏は独りピットで泣いていた
初勝利で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できる仲間・・・
それを今得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」一夏は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、一夏ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってトレーニングをしなくちゃな」一夏は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、一夏はふと気付いた
「あれ・・・？アリーナに人がいる・・・？」
ベンチから飛び出した一夏が目にしたのは、専用機持ちの仲間達だった
どういうことか分からずに呆然とする一夏の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「一夏、訓練だ、早く行くぞ」声の方に振り返った一夏は目を疑った
「ほ・・・箒？」 　「どうしたんですの一夏さん、居眠りでもしてたんですの？」
「せ・・・セシリア？」 　「もう一夏、かってにクラス代表だからって一人で気負いすぎだよ」
「シャル・・・」 　一夏は半分パニックになりながらモニターを見上げた
「第１試合１組対２組」
暫時、唖然としていた一夏だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ！」
ラウラから激励を受け、アリーナへ飛翔する一夏、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、ベンチで冷たくなっている一夏が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った

まだ～？

誰か代わりに書いてるかと思った
再開するよ

夜
箒「やはり一夏は来なかった……」

箒「当たり前か、私は一夏に嫌われてるからな」

一夏『嫌いだ、な』

箒「そうだ、私は嫌われてい……る？」

一夏『嫌いだ、なんて』

箒「嫌いだ、なんて言う訳ないだろ？か？」

箒「それがもし本当だとしたら……！！」

箒「ああああああああああああ！！」

箒「誤解をしていた……」

箒「なんとしても謝らなければ！」

一人で気付くとは予想外

翌日
昼休み
箒「一夏ぁ！話がある！」

一夏「そうか、俺もお前に」

箒「とにかく来い！！」グイ

一夏「ちょっ！？」



束「いっくんお弁当……っていないや」

ラウラ「一夏なら箒に引っ張られて」

束「あっそ」タタタタ

シャル「冷たいね」

束（まさか本当に箒ちゃんが復活するなんて！）

束「でも、まだまだ勝負は続くもんね～」

アリーナの裏
箒「ここならいいな」

一夏「話なら箒からでいいぜ」

箒「じ、じゃあ私から」

箒「済まなかった！勝手に嫌いだ、と聞き間違えて一夏と距離を置いたりして悪かった」

一夏「そうか、よかった。俺もお前が聞き間違えてたみたいだから」

箒「一夏……」

一夏「嫌いだ、なんていうと思ってんのか？」

箒「あ、あ」

一夏「お前は俺の大事な」

アリーナの木の影
束「」

束（いやぁ……箒ちゃんに抜かされちゃった……）

束（束さんはベリーショックなんだよ、シクシク）

束（でも、私は諦めないよ！今度は寝とってみせるからね！！）



箒「一夏、お詫びにその……弁当を作ってきた」

一夏「おお、ありがたい。早速食べるか」

箒「ああ」

一夏（そういや今日は束さんの姿が見えないな）

箒（姉さんには少し申し訳ないな……）

なんて言ったんだよ…

数日後
一夏「俺、束さんが好きなんだ」

束「わたしもだよ、いっくん」

箒「な、どういうことだ！？」

一夏「そのままの意味だ」

束「ゴメンね箒ちゃん。いっくんは私が寝取らせてもらったからね」

箒「ね、寝取った！？まさか！！」

束「いっくん、キスしよ」

一夏「いいぜ、束さん」

束「もう、呼び捨てでいいよ」

一夏「束……」ドキドキ

束「いっくん……」ドキドキ

箒「うわああああああ！！やめろぉ！！」

(ﾟдﾟ)

箒（こうなったら増援を呼んで一夏を取り戻すしか！）

束「いっとくけど他の専用機持ちは消したからね」

箒（ならば千冬さんに頼めば！）

千冬「おめでとう、束、一夏」

箒「」

束「あ、ちーちゃん！」

一夏「千冬姉、俺束さんと結婚するんだ」

千冬「そうか、よかったな。束も幸せにな」

束「ありがとちーちゃん」

箒「そ、んな」

箒（まさか千冬さんまで祝福するなんて）

　　　　　　　　　　　 　 -―￣￣ ｀ ―-- 　_
　　　　　　　　　　,　´ 　　　　　　　　,　　 　~　￣､"ー ､
　　　　　　　　_／　　　　　　　　　　/　,r　 　 _　　　ヽ ノ
　　　　　　 , ´　　　　　　　　　　　/　/　　　 ● 　　i"
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　　　と,-‐ ´￣　　　　　　　 　 /　/ （⊂ ● j'__　 　|
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　　　　　 ￣￣｀ヾ＿　　　　　し 　 　 　　u　l|　i　／ヽ､
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　　　　　　　　(＿_ ￣~"　＿＿ , --‐一~⊂　　⊃＿

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⊂＿＿＿＿＿⊃

箒「！！」

箒「ま、まただ……一夏が姉さんに寝取られるなんて……もう9回目だ」

箒「いい加減にしてほしい……姉さんの怨念が恐ろしい過ぎて眠れん……」



束「このタバコさんお手製の夢改変電波で箒ちゃんの夢は私がいっくんを寝とった夢に！」

束「もうそろそろ精神的にもキツイはず。ギブアップした方が身のためだよ～」

束「おっと、また寝た。電波スイッチオン！」



箒「ううううううううう」

翌日
箒「」

セシリア「どうかなさいましたの？」

ラウラ「箒が悪夢にうなされてるらしい」

鈴「いい気味ね」

シャル「かわいそう……」

ラウラ「あ、一夏が」



一夏「大丈夫か？」

箒「すまないが一人にさせてくれ。悪夢がまたよみがえる……」

一夏「どんな悪夢なんだ？」

箒「そんなに聞きたいか？」ギロッ

一夏「いえ、ケッコウデス」ガクブル

一夏「なら千冬姉に相談してみるか？」

箒「何故だ？」

一夏「話すと楽になるし、千冬姉って先生だからいい解決策を持ってる時もあるからな」

箒「そうか、早速放課後に」



束「ふんふん、なるほど。ちーちゃんに相談すればいっくんを貰えるかもしれない」

束「とりあえずトラウマ作戦は止めて正攻法でゴー！」

束「あードキドキするなぁ。いっくんをわたしにください！滑らかに言えるかな？」

放課後
箒「かくかくしかじかということで」

千冬「そうか、それで授業中居眠りが多いと」

箒「はい……すみません」

千冬「まあいい、体調不良だったなら大変だが。で、悪夢の原因は？」

箒「姉さん……だと思います」

千冬「束だと？最近会ってるのか？」

箒「はい、この間紅椿の修理で会って……それで姉と私のどちらが先に一夏を落とすか争うことになって……」

千冬「なるほどな」

箒「それと姉はこの間一夏に毎日のように弁当を作ってたんです」

千冬「なん……だと……！？」ワナワナ

箒「それで、私が勝ったんです」

千冬「許さん」

箒「」

もう少しで完結する予定


千冬「わざわざそんなことで争っていたのか？」

箒「はい……」

千冬「全く、お前も災難だな」

箒「え？」

千冬「目の前にいるのは誰だ？」

箒「あ」

千冬「勝ち負けつけたいなら私と勝負してからにしろ。でなければお前にも束にも誰にも一夏は譲らん」

箒「はい」

千冬「とりあえず今回の悪夢の原因は私が自ら手を下すから安心しろ」

箒「分かりました、ありがとうございます」

箒「失礼しました」ガラッ

千冬「やれやれ」

束「ヤッホー、ちーちゃん！」

千冬「来たな、悪夢の原因」

束「いやだなぁ、束さんは箒ちゃんのためにやってるのに」

千冬「人はそれをお節介と呼ぶ」

束「まぁね。ところでちーちゃん、今日は大事なお話があって来たんだ」

千冬「大事な、か」

束「そう。ちーちゃんにお願いがあるの」

千冬「話とお願いは別物だ」

束「まぁまぁ、ちゃんと聞いて」

束「という訳でいっくんを婿にさせつプリーズ」

千冬「気持ちは分からなくも無いが、ダメだ」

束「でも箒ちゃんにもあげないんでしょ。なら私に」

千冬「その理屈が通ると？」

束「ぅう……予想していたけど手強い」

千冬「……」

束「かくなるうえは……」

千冬「はぁ、やれやれ」

束「？」

千冬「そこまで欲しいならやってもいいぞ」

束「マジ！？」

ヤバイ眠い


千冬「ただし、条件がある。二つとも守れ」

束「なんでも来い！」

千冬「いいんだな」ニヤリ

束「うん」

千冬「ならば」



束「箒ちゃんより先に行動！レッツゴー」

千冬「まさか飲み込むとはな……あんな約束を……」

千冬「とりあえずトラウマの根源は潰した。安心して眠れ」

箒「ありがとうございます」

一夏「ところで千冬姉、束さんとどんなこと約束したんだ？」

千冬「あいつにはIS学園の無期限入場禁止措置と女の約束だ」

一夏「ってことはもう来ないのか」

千冬「お前らが学園に在籍してる間はな」

箒（やった……私の勝ちだ！）

数年後
一夏「俺、束さんが好きなんだ」

束「わたしもだよ、いっくん」

箒「な、どういうことだ！？」

一夏「悪い箒。実は俺、あの時から束さんに惚れたんだ」

箒「う、嘘だ！」ギュッ

箒「痛い……」ギュー

千冬「これは現実だ、一夏の思いは束一筋で全く動かなかったんだな」

束「ありがとうね、いっくん」

一夏「俺、待ちくたびれたぜ」

束「じゃあ、私のマイホームへいらっしゃい」

箒「うわああああああ！！」


終わり
眠くて繋がりがめちゃくちゃかもしれない、ゴメン

ごめん、まだあった

箒「っ！！」

箒「また夢か……」

一夏「箒、飯だぞ」

箒「わ、分かった」

束「今日は特別な卵焼きだよ」

箒「どうみても変わらないが」

千冬「とにかく食べるぞ、時間がギリギリだぞ」

四人「いただきます」

千冬（まさか結婚ではなく同棲とはな……悪くはないな）

束（結婚できないのはさみしいけどみんな幸せだし、いいよね）

箒（二人きりの生活より暖かいな……幸せだ）

一夏「味噌汁うめー」

HAPPY END

>>75>>79>>120が夢
分かりにくくてごめん