ハルヒ「じゃあ今日の団活はここまで!みんなとっとと帰りなさい!明日は街で不思議探索よ、遅刻したら、死刑だからね!」
キョン「(どうせまた俺が最後なんだろうな・・・財布がそろそろ厳しいんだが。やれやれ。)」
ハルヒ「ちょっとキョン、聞いてるの?最近ちょっとたるんでるんじゃない?明日遅刻したらただじゃ済まないわよ!」
キョン「はいはい、判ったよ。じゃあ明日な。」
ツンツン
キョン「ん?」
キョン「ん・・・?」
(↑の「ん?」は誤爆ですorz)
長門「・・・話がある。いったん涼宮ハルヒと別れたあと、ここに戻ってきて欲しい。古泉一樹と朝比奈みくるにも話はしてある。」ヒソヒソ
キョン「なんだ、まさかヤバい話か?ハルヒ絡みか?」ヒソヒソ
長門「詳しくはあとで話す。またあとで。」
キョン「(・・・何だ、また厄介ごとに巻き込まれたのか・・・?最近は平和な高校生生活を満喫できていたのに・・・やれやれ)」
・・・30分後・・・
ガチャ
キョン「すまん、遅くなった。ハルヒが中々離してくれなくて。結局いったん家まで行っちまったよ。」
古泉「ご苦労様です。掛けてください。」
キョン「・・・それで、長門、話ってのは、なんだ?古泉も朝比奈さんもってことは、ハルヒ絡みのヤバい話なんだろ?」
長門「・・・」
キョン「長門・・・?」
長門「・・・時間にループが起こっている。」
キョン「なっ・・・」
古泉「ほう・・・」
キョン「時間のループって、いつぞやの夏休みみたいな事がまた起きてるってことか?」
長門「・・・そう」
キョン「なんてこった・・・。」
いつぞやの夏休み、俺達は夏休みの最後の2週間を数えきれないほど・・・何回かは長門に聞いてくれ・・・繰り返した。もちろんハルヒの仕業だ。
何度も失敗した(らしい)結果・・・結局一緒に宿題をするというハルヒの願いを叶えてやることで、ループから脱出出来たのだが・・・
古泉「また涼宮さんの力のせいで、時間のループが起きてしまったと、そう言いたいんですね、長門さん?」
みくる「ふぇぇぇぇ・・・」
長門「・・・」
キョン「長門?」
長門「・・・実は、そうではない。時間のループは確認出来たが、涼宮ハルヒが何らかの形で干渉しているという痕跡は認められない。」
古泉「・・・涼宮さんの力ではない、と?」
長門「そう」
古泉「朝比奈さん、未来との連絡は?」
みくる「それが、普通に取れるんです・・・」
みくる「夏休みの時みたいに、未来との連絡が取れなくなっているわけじゃないから、気付かなかったの。」
古泉「前回とは性質が違うようですね・・・。」
キョン「(夏休みの時は、朝比奈さんが未来と連絡が取れなくなったことに気づき、長門に問い詰めて時間のループが発覚した)」
キョン「(しかし今回はそうではない?)」
キョン「長門、前回はループについては俺達が気づくまで教えてくれなかったよな。」
キョン「今回はどうして教えてくれたんだ?」
長門「・・・今回の事象は、おそらく涼宮ハルヒと無関係。」
長門「私自身も動揺している。それに、あなたとはこう言った場合にはすぐ報告するよう約束をした」
キョン「・・・・」
古泉「涼宮さんのような力を持った人間が、他にいる、ということですか?」
長門「わからない」
古泉「ループは何回目なんです?」
長門「前回のように多くはない。まだ15回目。」
古泉「ループしている期間は?」
長門「今日からちょうど1ヶ月の間」
長門「私自身、原因を探ってみたが、この15回の間はまったく原因を発見することが出来なかった」
キョン「・・・ハルヒが原因ではないとなると、どうしようもないんじゃないか、長門。」
長門「そう」
キョン「(これは参った。ハルヒと同じ妙ちくりんな力を持った人間が他にいるなんて信じられないが、現実、時間のループは起きてしまっている。)」
キョン「(長門にも原因が判らない、となりゃ・・・)」
古泉「それじゃあお手上げですねぇ」
キョン「珍しく同意するよ、古泉」
古泉「ふふ、光栄です。」
長門「とにかく」
長門「私なりに原因を探ってみる。涼宮ハルヒの関与の可能性も引き続き調べる。」
キョン「・・・そうか・・・。」
キョン「(どっちにしろ、ハルヒが原因ではないとなると、俺には出来ることは無い)」
キョン「(古泉も朝比奈さんも同じだろう。)」
キョン「(今は長門に任せるしかない、か。)」
キョン「判った、長門。俺達は特に何事も無かったかのように過ごす。長門は原因を調べてみてくれ」
長門「判った」
キョン「いつも押し付けてすまないな。」
長門「かまわない」
古泉「・・・一つ聞いてもいいですか、長門さん」
長門「何」
古泉「・・・このことを我々に伝えるのは、何回目ですか?」
長門「・・・」
長門「14回目」
古泉「・・・そうですか、分かりました。すみません、よろしくお願いします。」
キョン「(14回目ってことは、2回目のループからはずっと俺達に伝えていたということだ)」
キョン「(夏休みの何万回に比べれば少ないかもしれないが、今回は原因すら判らない)」
キョン「・・・やれやれ」
キョン「とりあえず今日は帰ろう。明日遅刻しないことがまず出来ることだからな」
キョン「長門」
長門「・・・」
キョン「教えてくれて有難うな。」
長門「・・・構わない」
その日は長門も、朝比奈さんも、古泉もそのまま帰った。朝比奈さんはまだ半信半疑なようだった。未来と連絡が取れているからなのかもしれないが・・・。
ハルヒ「あーあ、退屈だわー。何かおっもしろいことないのかしら」
ハルヒ「明日は不思議探索だけど、これまで不思議なことが見つかった試しはないし」
ハルヒ「探し方が悪いのかしらねぇ・・・」
ガサッ
ハルヒ「!?だれっ?」
??「君は不思議なことを望んでいるのかい、涼宮ハルヒ」
ハルヒ「(なっ・・・なにこれ、頭の中に直接聞こえてくる・・・?)」
ハルヒ「どこっ?誰なのよっ」
??「ここだよ」
ハルヒ「!?!?」
ハルヒ「猫・・・?がしゃべってる・・・?」
??「君も僕の事を猫だと言うんだね、そんなに似ていないと思うんだけれど」
??「まぁいいよ、涼宮ハルヒ、君は、日常に退屈してる。不思議な毎日を望んでいる。そうだね?」
ハルヒ「なんで知って・・・どうして私の名前を・・・?」
??「あんまり驚かないでくれるかい、涼宮ハルヒ。僕の名前は、キュウべぇ。魔法少女の契約を取り結ぶ物さ。」
ハルヒ「魔法・・・少女?」
QB「魔法少女、魔女を狩るものだよ。」
QB「僕は、君くらいの女の子に魔法少女になってもらう代わりに、なんでも一つ願い事を叶えてあげることで、契約を結んでいるんだ。」
QB「涼宮ハルヒ、もう一度聞くよ。不思議な毎日を望むその願いは、魂を差し出し、戦いの日々を受け入れるに足るものかい?」
ハルヒ「(しゃべる猫・・・魂・・・戦いの日々・・・何よこれ、すっごくおもしろそうじゃない・・・)」
ハルヒ「も・・・もちろんよ、私は何より不思議が好きなの、それに魔法少女になって戦うなんて、すっごく面白そう・・・」
QB「じゃあ、僕と契約して、魔法少女になってよ!」
翌日 朝
プルルルルルル・・・・プルルルルルル
キョン「ムニャムニャ・・・何だこんな朝っぱらから・・・はい、もしもし・・・」
ハルヒ「・・・もしもし、キョン?」
キョン「何だハルヒか。どうしたんだこんな朝から。こんな早く起こしてもらわんでも、遅刻はしないぞ。だいたい毎回毎回奢らされて財布が・・・」
ハルヒ「そうじゃないの」
キョン「じゃあ何だ?不思議探索じゃなくて、やっぱりプールに変更か?もしかして虫取りにでも行くつもりか?」
ハルヒ「今日の不思議探索は、お休みにしたいの。」
キョン「なっ・・・」
キョン「(ハルヒから不思議探索を中止にするなんて、珍しいなんてもんじゃない)」
キョン「(何かあったのか?もしかして昨日の長門の話と関係が・・・?)」
キョン「(それとなく探りを入れてみるか・・・?)」
キョン「なんだ、具合でも悪くなったか?お前が風邪を引くとは思えないが。」
ハルヒ「そんなんじゃないのよ、とにかく今日は中止。悪いけどみくるちゃんと有希と古泉君にも伝えておいてくれるかしら」
キョン「おまっ、それくらい自分で・・・」
ハルヒ「何よ、あんたはSOS団専属電話オペレーターでしょ?それくらいやんなさい!いいわね!ガチャ」
キョン「・・・専属電話オペレーターね、何時なったんだか。」
キョン「(しかし、これは普通じゃないのは確かだ。どうせ連絡しなければならないし、しっかり話しをしておこう)」
キョン「ピポパポ・・・あぁ古泉か?朝早くすまんな。今ハルヒから連絡があって、今日の不思議散策は中止だそうだ」
古泉「中止・・・?体調不良か何かですか?」
キョン「どうやらそうでもないらしい。何か事情があるようだったが・・・もしかしたら昨日の話と関係があるのかも」
古泉「確かに妙ですね・・・分かりました、こちらでも色々と調べてみます。連絡ありがとうございます。えっと・・・」
キョン「?」
古泉「ただ、今日は少し休みたいと思うんですが、いけませんかね?最近ちょっと疲れが溜まっていて・・・」
キョン「そんなの俺に断らなくても休めばいいだろう。バイトは忙しいのか?」
古泉「バイトは最近はめっきり少なくなりましたけどね、私も一応高校生ですので、色々疲れることもあるんです。」
キョン「まあそりゃそうだな。無理しなくていいぞ、ゆっくり休んでくれ。じゃな」
古泉「はい、ありがとうございます」
キョン「ふぅ。相変わらずあいつと電話するのは変に気疲れする。」
キョン「次は長門か・・・ピポパポ・・・もしもし、長門か?朝早くすまないな・・・起きてたか?ってかそもそも睡眠は取ってるのか?」
長門「睡眠は取る必要はない。ただ通常の女子高校生の生活パターンを踏襲するために、睡眠の真似事はしている」
キョン「そう・・・か。まぁ寝るのも必要だろ。ってそんな話をしようとしたんじゃないんだ。」
キョン「実は今日の・・・・」
長門「知っている」
キョン「なっ・・・」
長門「情報収集は得意」
キョン「まぁ・・・それもそうか。んじゃそういうことだから・・・お前も今日はゆっくり休んだらどうだ、一日家でゴロゴロするのもいいもの・・・」
長門「涼宮ハルヒが普通ではない存在と接触した痕跡がある」
キョン「へっ?」
キョン「普通ではない・・・ってのはえっとなんだっけ、性格に普遍的な要素が無いという意味ではなく?」
長門「文字通りの意味で。」
キョン「お前のお仲間とかじゃないのか?」
長門「現状、涼宮ハルヒと情報統合思念体の接触は基本的には私を介して行われる」
長門「涼宮ハルヒと接触しようとするような急進派インターフェースの存在は朝倉涼子以来認められない」
キョン「そうか、なんつうか責任あるポジションなんだな」
長門「・・・涼宮ハルヒと接触した存在の詳細は私にもよく分からない」
長門「情報収集が必要」
キョン「・・・そうか、判った。休日なのに面倒かけてすまないな」
長門「構わない」
キョン「・・・・今までのループでは、こういうことはあったのか?」
長門「今までのループの中で、涼宮ハルヒが普通でない存在と接触した例は無い」
キョン「!?」
キョン「つまり、ループの原因と何らかの関係があるかもしれない、ってことか」
長門「可能性はある」
長門『情報収集が必要」
キョン「そうか、判った。世話かけるな。じゃあまた月曜日に。」
長門「さよなら ガチャ」
キョン「(ハルヒのやつ、やっぱり何かあったのか)」
キョン「(俺達に何も言わずにってことは、よっぽどの事なんだろうが・・・)」
キョン「(しかし解決の糸口が見つかったのは良かった。何か分かるといいんだがな)」
キョン「・・・さて・・・。」
キョン「シャワーを浴びないとな・・・・」
ザー・・・キュッキュッ
キョン「次は着替えだ」
キョン妹「キョンくんおはよーう。あれれー?朝からおめかししてどっかいくのー?つれてってー?」
キョン「うるさい、どこにも行かないよ。シャミセンと遊んでろ」
キョン妹「キョンくんの変なのー。」
キョン「香水はどこにあったかな・・・」
・・・・・
キョン「よし。」
キョン「ゴホン、ゴホン・・・んっんっ・・」
トクン・・・トクン・・・トクン・・・トクン・・・
キョン「・・・ピポパポ・・・プルルルルル・・・プルルルル」
みくる「ふぁひぃ・・・どなたですかぁ・・・」
キョン「あっああああああああの、えっっと、お・・俺ですえっと・・・」
みくる「あっ、キョンくーん。ごめんなさい起きたばっかりで・・・」
キョン「あっ、起こしてしまいましたか、申し訳ありませんっ・・・」
みくる「いえいえ、気にしないでくださーい。えっと、どうしたんですかーぁ?」
キョン「あっ、えっとですね、実はハルヒの奴今日は不思議探索を休みにしたいとか言い出しまして」
みくる「涼宮さんが・・・ですか?」
キョン「そうなんです、それとそれに関して少しお伝えしておきたいことが」
みくる「?」
キョン「実は、これは長門から聞いたんですが、ハルヒの奴、何か得体のしれない存在と接触した・・・らしいんです」
みくる「得体のしれない存在・・・長門さんみたいな?」
キョン「長門にもよく分からないみたいなんです。今までのループではこう言うことはなかったらしくて・・・時間がループしていることに関係するかもしれないってことで」
キョン「今長門が調べてる所です。」
みくる「そうなんですか・・・分かりましたキョン君、教えてくれてありがとう。私も調べてみなくちゃ。」
みくる「じゃあまた月曜日にね、キョン君。日曜日に新しいお茶の葉を買いに行くから、楽しみにしててね。」
キョン「は、はい!世界が滅びても月曜日は部室に行きます!」
みくる「ふふふ、キョン君ったら。じゃあね、バイバイ」
キョン「緊張した・・・でも朝比奈さんは天使だ・・・。朝から朝比奈さんの声を拝聴することが出来るなんて・・・。」
キョン「もう今日は何も聞かずに過ごしたいもんd」
プルルルルル プルルルルル
キョン「・・・・」
キョン「ガチャ 俺だ。なんだ、古泉」
古泉「なんだかつっけんどんな言い方ですね。今は電話しては不味かったでしょうか?」
キョン「・・・・まぁな。いやこっちの都合だ、気にしないでくれ。で、一体何だ?」
古泉「長門さんはこの件について何と?」
キョン「・・・お前は目敏いな。」
古泉「お褒めに預かって光栄です」
キョン「長門が言うには、何か普通じゃない存在とハルヒが接触した形跡があるそうだ。長門が今調べてくれてる。」
古泉「そうでしたか・・・ループとの関係が?」
キョン「それは分からんが、こう言うことは長友初めてだそうだ」
古泉「そうですか・・・お邪魔してすみません、やれやれ、休んでいる場合では無いみたいですね」
キョン「ご苦労様なこったな。俺は今日はゆっくりさせてもらうわ。」
古泉「羨ましい限りです。それでは。 ガチャ」
キョン「・・・やれやれ。また面倒なことが起きそうだ。」
キョン「今日明日としっかり休んでおくk」
キョン妹「キョンくうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううん」
キョン「」
キョン妹「しゃーみーとーあーーそーーぼーーーーーーーーーーーーーーーーー」
キョン「・・・やれやれ。」
うっおおおおおおおおおおおおおおおおおおお寝落ちしてたあああああああああああああああああ
そして保守されてるうううううううううううううううううううううありがとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
あ、ブレーカー落ちてID変わっちゃったけど>>1です。すいません、続き書いていきますね。保守ありがとうございました。
>>52までは ID:VJ4YPY130、ここからは ID:TY0Gh5+J0がお届けいたします
・・・時間は、少し戻って 昨夜・・・
ハルヒ「さぁ、契約よ!とっととやってちょうだい!」
QB「そんなに急かさないで、じゃあ、いくよ?」
ピカァーン・・・・
QB「契約は成立だ、君の願いは、エントロピーを凌駕した。これから君は、魔女を倒す戦いに魂を捧げるんだよ」
ハルヒ「な、なんかあっさりしてるのね。生贄の動物の生き血を啜ったり、三日三晩祈り倒したりしなくていいの?」
QB「(それ、多分何かと勘違いしてるよ)」
QB「(しかし、なんてラッキーなんだろう)」
QB「(異常な魔力係数に惹かれて来てみたら、こんな簡単に契約してくれるなんて)」
QB「(しかも巴マミ同様「魔法少女になること」そのものが願いとみなされるパターンだから、奇跡の分のエネルギーも消費しなくて済んだ)」
QB「(鹿目まどかと合わせて、一気にノルマ達成出来るチャンスだ!)」
QB「(年齢的には少し高めだけど、この手の夢見る女の子は精神が不安定なことが多い)」
QB「(魔女化もそう遠い未来じゃ無さそうだ)」
ハルヒ「何か宝石が落ちてきたわ、コレは何?」
QB「それはソウルジェム。魔法少女の証であり、魔力の源だよ」
QB「とても大切なものだから、肌身離さず持っていてね。いつもはこうやって・・・指輪になるから、そうやって保管するといいよ」
ハルヒ「なんだか本格的ね・・・わくわくしてきたわ!さぁ、さっそく魔女を倒しに行きましょう!」
QB「ちょ・・・ちょっと待って涼宮ハルヒ、もう今日は遅い、色々説明したいこともあるし、それも合わせて明日にしようよ」
QB「明日は何か予定があるのかい?」
ハルヒ「明日は不思議散策の日だけど・・・でも目の前にこんな面白いことが降ってきたのよ、キャンセルするわ」
翌日
ハルヒ「起きなさいキュウべぇ、みんなには連絡を入れたわ、さっそく魔女退治に出かけるわよ!」
QB「おはよう涼宮ハルヒ、張り切っているね。」
ハルヒ「ハルヒでいいわよ、いいから早速出かけましょう。」
QB「それじゃあ行こうかハルヒ」
ハルヒ「魔女は、魔女はどこ?ぶっ倒してやるわ!」
QB「落ち着いて、ハルヒ。ソウルジェムは持ってるかい?」
ハルヒ「この宝石のことよね?」
QB「そう、ソウルジェムは魔女の気配を感じ取ることが出来るんだ。もし魔女が近くにいるとこのソウルジェムが・・・・」
ピコーン ピコーン
QB「・・・・・こんな風に・・・・光るんだ、っていきなり近くにいるじゃないか!」
QB「(なんて都合が良い子なんだ)」
ハルヒ「手っ取り早くていいわ、どうすればいいの?」
QB「魔力のパターンを頼りに、足で居場所を探すんだ。今回はすぐ近くだから、すぐ見つかるよ」
・・・・・
ハルヒ「ここが一番反応が強いわ。壁に不思議な模様が書いてあるわね・・・」
QB「そこは魔女結界の入り口だよ。ほとんどの魔女はこうやって結界を持っていて、その奥深くに潜んでいるんだ」
QB「人をこの中に引きずり込んで、そのまま殺してしまうこともあるんだよ」
ハルヒ「要するに悪いヤツなのね、正義の味方なんて、気分いいじゃない!さっそく行くわよ!」
QB「(緊張感が無い子だなぁ。)」
ハルヒ「うわっ・・・なにこれ悪趣味・・・これが魔女結界なの?」
QB「そうだよ、魔女の性質や、結界がある場所の特徴が反映されることが多いんだ。ここは学習塾のあるビルだから、文房具や本がたくさん浮いてるね。」
ハルヒ「変身は!変身はどうすればいいの?」
QB「ソウルジェムさえ身につけていれば、変身したい、と思うだけで変身出来るよ」
ハルヒ「なによつまんないわね。かっこいいポーズや演出は無いの?」
QB「もちろん、それでも構わないよ。魔法少女はメンタル面が重要だから、気分を盛り上げるために変身の時にポーズを取ったり、戦闘時に必殺技名を叫ぶ人もいるんだ」
ハルヒ「なるほどねぇ、じゃあ行くわよ、へんーーーしん!とぉ!」
QB「(それは違うヤツなんじゃ・・・)」
ハルヒ「凄い!すごいわ!カッコイイ!なにこれ最高よ!ホンモノの魔法少女じゃない!」
QB「もちろんそうさ、君は魔女との戦いに身を捧げる、魔法少女なんだよ。コレくらいのことは朝飯前さ。」
ハルヒ「武器は?武器はないの?」
QB「武器も君の嗜好やイメージを反映したものが選ばれるんだ。武器を出したいとイメージしてごらん」
ハルヒ「きゃあ、なにこれ、巨人が出てきたわ!」
QB「へぇ、珍しいね、君は使い魔を召喚して戦うスタイルみたいだ。魔女が使い魔を使うことは多いけど、魔法少女が使う例は珍しいよ。」
QB「君の深層心理の中で、その巨人が武器としてイメージされたんだろうね。」
ハルヒ「うーん、そうなのかしら。イメージと少し違う気がするけど・・・」
QB「そうなのかい?うーん、そういう事はめったに無いんだけど・・・君自身が使う武器もイメージしてみたらどうだい?」
ハルヒ「そうね・・・とりあえず剣でも出しておくわ。」
QB「魔法少女の戦闘も、慣れや経験が重要なんだ。武器を毎回変えることももちろん出来るけど、ほとんどの魔法少女は武器を固定して使っているよ」
ハルヒ「なるほどね、今日は初めてだからこの巨人とこの剣で行くわ。武器を考えておかなくちゃ。それにしても、イメージするだけで武器が現れるなんて便利じゃない!」
QB「それも人次第だよ。スカートや帽子から武器を出す人もいるし、魔法少女としての能力はあるけど武器そのものは持たないケースもあるんだ。」
ハルヒ「!何か来たわっ、魔女?」
QB「あれは魔女の使い魔だよ。準備運動がてら倒してみt・・・・・」
ハルヒ「行くのよ巨人、なぎ払いなさい!」
神人「コォオオオオオオオオオオ」
ピィィィィィー・・・ドゴォォォン(庵野爆発)
QB「」
ハルヒ「すごいわ巨人!どんどん進みなさい!あ、後私をコックピットに載せなさい!」
シュゥゥゥゥン
ハルヒ「よーし行きなさい!魔女を倒すのよー!」
QB「これは何なんだろう」
ハルヒ「発射ぁ!」
ドゴォオオオオオオオオオン
QB「頑張って、もうすぐ結界の最深部・・・って聞いちゃいないね」
ハルヒ「なにこれ最高じゃない!思った攻撃がどんどん出来るわ!肩部ロケットランチャー発射!」
パシュンパシュンパシュンパシュン ドォォォォォォン
QB「まぁいいや、うん、いろんな戦い方があるよね」
ハルヒ「大きなドアの前に出たわ」
QB「おそらくこの先に魔女がいる。使い魔とは別格の強さだよ、気をつk」
ハルヒ「ドアなんてぶっ壊しなさい!撃て撃てー!」
ハルヒ「・・・あれが・・・魔女?想像してたのとまったく違うわ・・・・」
ハルヒ「ただの化物じゃない・・・・女性なのかどうかもわからないわ」
QB「(都合が悪いから黙っておこう)」
QB「!気をつけて!来るよっ!」
ハルヒ「きゃあああっ!文房具を飛ばしてくるわ!」
QB「かわすんだ!敵は動きが早い、降りて自分で戦ったほうg」
ハルヒ「巨人、バリアーよ!」
QB「バリアー、ね、なるほどねぇ。まぁ杏子も似たようなことはやってたけど・・・」
カンカンカンカンカンカン!ドドドドドドド・・・・
QB「今のところは完全に防いでいるけど・・・いつまでもは持たないよ!」
ハルヒ「ブツブツブツ・・・・」
QB「?」
ハルヒ「総員、対ショック・対閃光防御。発射10秒前・・・9・・・8‥・7・・・」
QB「総員・・・って僕だけだよね、目をつぶっとけばいいのかな・・・」
QB「バリアーが壊れるよ!急がないと!」
ハルヒ「6‥・5・・・4・・・3・・・2・・・」
QB「もうダメだ!バリアーが!」
ハルヒ「・・・1・・・発射!」
巨人「コォォォォォォォォオオオオオ」
(イメージ映像 http://www.youtube.com/watch?v=6bZr5IuTfk0#t=1m25s)
ドォォォォォオオオオオオオオン
QB「」
ハルヒ「終わったわね」
・・・カラン・・・
QB「はははは・・・いやぁ、凄いじゃないか!初めての戦闘でここまでやれるなんて!」
ハルヒ「思っていたより楽勝じゃない、何より凄く楽しいわ!」
QB「(しかしこんな調子で魔力を使っていては、あっと言う間にソウルジェムは真っ黒だ)」
QB「(もっと強い魔女とぶつかれば、戦闘終了後にはすぐ魔女になりそうだね)」
QB「(どんな魔女になるのか、非常に興味深いけれど)」
QB「(そうはいっても、一応説明しておかなきゃな)」
QB「ハルヒ、大事な説明があるんだ、聞いてくれるかい」
ハルヒ「もう魔女を倒したのに、まだ何か説明があるの?」
QB「魔女を倒すことは、君が言うように正義の味方としての意味もあるけれど」
QB「もう一つ、魔法少女にとって大事な意味があるんだよ。それがこれさ ヒョイッ」
ハルヒ「何よその黒いの。雰囲気が私が持ってる宝石と似てるわね」
QB「(何か勘がいいな・・・やり辛い)これはね、グリーフシードって言うんだ。魔女を倒すと、魔女の卵のようなもので、魔女を倒すと落とすことがあるんだよ」
QB「このグリーフシードは、魔法少女が使った魔力を回復してくれるんだ!これを手に入れるだけに、使い魔をあえて倒さずに人を襲わせて魔女化させて、
それから倒すようにしている魔法少女もいるくらいなんだよ。それくらい大切な物なんだ。」
QB「君は今回の戦闘で、多くの魔力を消費した。これを続けると、ソウルジェムがどんどん黒ずんで、魔力に余裕が無くなってしまうんだ(我ながら、慎重な言い回しだ)」
QB「試しに、君のソウルジェムを見せてくれるかい?」
ハルヒ「ソウルジェム・・・あぁ、昨日契約したときに貰った宝石のことね。えっと・・・あれ、指輪になってたはずなのに、無いわ。」
QB「ソウルジェムは変身するとコスチュームの中に組み込まれるんだ。君の場合はそのカチューシャの所だね。」
QB「魔女は死んだから、結界ももうすぐ消える。武器をしまって(言い方あってるのかな)、変身を解いてもいいよ」
ハルヒ「判ったわ・・・ホントだ、いつもの風景に戻ったわ」
ハルヒ「はい、これのことよね、ソウルジェム」
QB「そうだよ。ほら、見てご覧。今回の戦闘でかなりの魔力を消費したから、昨日に比べてかなり濁っt・・・・・」
QB「なん・・・・だと・・・・・」
QB「(そんな、そんなハズは・・・。)」
QB「(殆ど濁っていない?注意深くみないとまったく判らないくらいだ)」
QB「(この子の魔力係数は非常に高い、だからこのくらい魔力を使っても問題ないという考え方も出来るけど・・・)」
QB「(それにしても濁りが少なすぎる。他の魔法少女なら、何もしなくても1日過ごすだけでこれくらいは濁ってしまうハズ)」
QB「(一体どういう事なんだろう・・・?)」
QB「えっと・・・えっと・・・(とりあえず説明はしておかないと)」
ハルヒ「どうしたのキュウべぇ?」
QB「君のソウルジェム、昨日に比べて濁っていると思わないかい?」
ハルヒ「・・・よく分からないわ」
QB「ですよね」
QB「んっと・・・説明しづらいからとりあえず今日はいったん帰ろう。グリーフシードを忘れないでね。君の家にはパソコンはあるかい?」
ハルヒ「お父さんのならあるわ」
QB「それで構わない、それを使って説明するよ。」
QB「(こんなの初めてだ・・・どういうことなんだろう・・・)」
涼宮家
QB「これが昨日契約した時のソウルジェムの写真、これが今のソウルジェムの写真だよ」
ハルヒ「全く違いが分からないわ」
QB「これを画像解析ソフトに取り込んでみる」
QB「昨日の時点での君のオレンジのソウルジェムのRGB値はRGB(255,153,51)だ」
QB「一方今の時点での君のソウルジェムのRGB値はRGB(254,152,50)になってる」
(注:筆者は画像解析に関する知識はまったくないので、もしかしたらおかしいことを言ってるかもしれません)
QB「RGB値は(0,0,0)で真っ黒だから、君のソウルジェムは魔力を消費して、濁ったんだよ!(キリッ)」
ハルヒ「ホントね・・・でもあれだけやってもこの程度なのね。真っ黒になるまでにどれくらいかかるのかしら」
ハルヒ「この程度の濁りのために、グリーフシード目当てにひどいことをする人もいるなんて・・・信じられないわ」
QB「うーん、ホントはもっとにごるハズなんだけどね。君はもう高校生で精神的にも安定しているってのもあるかもしれないけど」
QB「君はものすごい才能があるみたいだ。元々そう考えていたんだけど、想像をはるかに越えているよ。」
ハルヒ「そんな事言って、褒めても何も出ないわよー!」
ハルヒ「じゃあこのグリーフシードは、いつか濁ったときのために取っておきましょう。」
QB「(それにしても、おかしい。これは正直異常だ・・・)」
QB「(こんなんじゃ魔女化なんて起こりっこない。何か原因が有るはずだ・・・何とかして探らないと、商売上がったりだよ)」
ハルヒ「キュウべぇ、今日は楽しかったわ!こういうの夢見てたの。不思議なことはないかなってずっと探し続けてきて・・・・」
ハルヒ「こんな凄い力をくれて、ホントに感謝してるわ!ありがとう!」
QB「うん、どういたしまして・・・・(何とかしないと・・・)」
長門「・・・・・」
長門「・・・・」
長門「涼宮ハルヒは何者かと会話をしていると思われる」
長門「しかしその正体は視認出来ない、高度な情報操作を行っても、白い猫のような物体であることが判っただけだった」
長門「加えて今日、涼宮ハルヒの存在が完全に消えていた時間帯すらあった」
長門「情報統合思念体も回答不能を示している」
長門「・・・・」
長門「あの生命体とコンタクトを取らなければ・・・・」
長門「・・・・涼宮ハルヒの力が、今までに無いレベルで増加している・・・」
はい、というわけで 第1部 完 です。いかがだったでしょうか?
複数話構成にして引っ張るつもりは一切ないのですが、これから出かけなくてはなりません(つд⊂)切りがいいところでいったん終わりたいと思います。
続きは需要があれば出来るだけ早く書きたいと思うのですが、需要はあるでしょうか?
昔おばあちゃん魔法少女の最後のエピソードのSSを書いてボロクソに叩かれたことがあったので、今回も不安でしたが、レスも多くいただけて大変嬉しいです。
続きを書く場合、どうすればいいんですかね?ここはすぐ落ちちゃいますよね。建て直したほうがいいんでしょうか?
どこかのまとめブログのおメガネに適えば、建て直したスレにそこのリンクを貼ればいいのですが、さすがにそれは望めませんし・・・。
ひっそりとある程度書いて反応が無くてやめる、ってのを想像してたのでちょっと戸惑っています。SSスレの先輩方いらっしゃいましたら教えてください。
見たい暇人がいれば保守してくれるよ
残ってたらここに書く、落ちてて書きたければまたスレ立てすればいい
スレタイは同じで、2とか入れないこと
>>135-137
有難うございます。じゃあ鳥付けておきます
そうですね、見たいと思ってくださる方がいらっしゃったら嬉しいです。今日中に出来たら続き書けたらと思います。
まとめブログに載るとも思えないので、ログは自分で保存しておきます。
本当はもっとあっさりとした感じで書く予定だったのですが、書いているうちにノッてきてしまって・・・
ハルヒの初戦闘なんて1レスで終わらせるつもりだったのですが・・・。
おばあちゃん魔法少女ってあの朝くそ早い時間にたってたオリキャラのやつかw俺は嫌いじゃないけどけどすげえ叩かれてたなw
>>141-142
有難うございます!見てくださってたんですね、あの時と違って(笑)今回はレスもたくさんもらえて嬉しいです。
ストーリーはまだ色々迷ってますが、頑張って書きたいと思います。
それでは出かけます、皆様ごきげんよう。
「長門・・・好きだ」
「・・・そう」
「そうなんだ・・・それで長門はつまり俺の事をどう思ってる?」
「あなたはともて頼りになるし気配りが出来てとても魅力的」
「そうか?じゃぁ俺と付き合ってくれないか?」
「それはできない」
「お前が統合なんたらとかは別にかまわないから」
「そうじゃない、私もあなたもお互い知ってるの顔は学校の中だけ」
「つまり?」
「お互いの普段の姿もしらずそういう関係にはなりたくない」
「どうすればいいんだ?」
「前に朝比奈みくるが言ってた有機生命体で言うところのデートというものをしたい」
「なんだそれくらいならお安い御用だ!」
「・・・そう」
「じゃあ明日の土曜日はどうだ?不思議探索ツアーも今週はお休みらしいからな」
「・・・かまわない」
「決まりだな!どこ行きたい?」
「・・・任せる」
「待ち合わせ場所とかは夜連絡するな」
「分かった」
「じゃあまた明日」
「・・・うん・・・楽しみにしてる(ボソッ)」
「え?」
「なんでもない
「はぁこいつらに聞いても無理だわな、ここは長門と仲がいい朝倉にでも電話してみるか」
プルルルルル・・・
「もしも~し!珍しいわね、貴方からかけてくるなんて」
「じつはかれこれしかじか・・・」
「なーるほどね、でも私もデートとかしたことないしアドバイスは出来ないわ」
「そうかすまんな」
「長門さんは人ごみが苦手だから繁華街はなるべくスルーよ!あと明日結果報告しなさいよ!」
「あぁ分かった色々ありがとうな、じゃあまた明日にでも」
「さて長門にメールをしなくては」
ピピピピ
~その日の晩キョン宅~
「うはっ!長門とデートとかマジktkrなんだがどこへ行けばいんだ?服は?あとホテルのスマートな・・・
とりあえず分からない時はあいつらに聞くのが一番だな!」
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/18(水) 4:44:44 IDs0e7x24545
明日おにゃのことデートなんだお^ω^
デートコースとか服とか教えてくれお^ω^
童貞卒業フラグktkr!
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/18(水) 04:45:03.34 ID:koizumi
2ゲットズサ━━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━━!!
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/18(水) 04:45:10.1 ID:asahina [1/10]
死亡フラグビンビンだぞwww
ついでに死ね
神IDまとめブログ記念パピコ
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/18(水) 04:46:03.12 ID:harusuzu
>>1それは実在する彼女ですか?もしかして架空のry
とりあえず氏ね
・・・
・・
・
・
「はぁこいつらに聞いても無理だわな、ここは長門と仲がいい朝倉にでも電話してみるか」
プルルルルル・・・
「もしも~し!珍しいわね、貴方からかけてくるなんて」
「じつはかれこれしかじか・・・」
「なーるほどね、でも私もデートとかしたことないしアドバイスは出来ないわ」
「そうかすまんな」
「長門さんは人ごみが苦手だから繁華街はなるべくスルーよ!あと明日結果報告しなさいよ!」
「あぁ分かった色々ありがとうな、じゃあまた明日にでも」
「さて長門にメールをしなくては」
ピピピピ
~その頃長戸宅では~
「というわけで明日は彼とデートをすのだがどうすればいい?」
「私に聞いてもわかるわけないでしょ?」
「パーソナルネーム朝倉涼子を・・・」
「わわわわ分かったから消さないで!」
「・・・そう」
「まずは服よ!見慣れた制服とはまた違った一面を見せる大チャンスよ」
「服は有機生命体には必要なアイテムなの?」
「きまってるじゃない!長門さんあなたも華のjkよ?少しはお洒落に興味をry」
「分かった。とりあえずもうお店は閉まってるけどどうしたらいい?」
「私のを貸してあげるから安心して♪とりあえず彼の好みとか分かる?」
「分からないけど・・・よく○○は俺の嫁等と二次元が好きなようだわ」
「なるほどね・・・(彼ってそっち系だったのね)」
「?」
「いやなんでもないわ今持ってくるからまっててね」
「お願い」
~時は流れて土曜日~
「結局vip板で学べた事は待ち合わせに遅刻するな程度だったか・・・
それにしても一時間前は気合入れすぎたか?」
「・・・お待たせ」
「うわっ!びっくりした!長門か、おはよう。それにしても早すぎや・・・かわいい」
「待たせるのは失礼だと思ったから」
「そうか!それにしてもすごいかわいいというかなんというか萌える」
「萌え?よくわからないけど喜んでくれたならうれしい」
*まぁ各々燃える服装を脳内補完しろ
「まぁ立ち話してるのもあれだしどっか入るか?」
「・・・任せる」
「いらっしゃいませ~!」
「二名禁煙席で」
「こちらへどうぞ~」
「おい!キョンじゃないか!」
「お~国木田、谷口奇遇だな」
「って!おい!キョン!なんで長門と二人きりなんだよ」
「まさかとは思ってたけどやっぱり長門さんとあれだったんだね」
「そう、・・・今日はデート」
「いやいやこれから団の集まりがry」
「なんか邪魔しちゃあれだからまたね」
「キョン月曜日覚えておけよ」
「ふぅ谷口達にいらん誤解をされてしまったな」
「別に私は・・・うれしい(ボソボソ)」
「え?」
「・・・なんでもない」
「この後どうする?」
「・・・あそこへ行きたい」
「ん?あぁゲームセンターか、人多いけど平気か?」
「平気」
ガヤガヤガヤガヤ
「所で長門やりたいゲームとかあるのか?」
「・・・あれ」
「どれど・・・え?プリクラ?」
「そう・・・朝倉涼子が男女で出かけたら撮るものと教えてくれた」
「あいつか・・・GJ!」
「え?」
「いやいやこっちの話だ、撮ろうぜ」
「うん」
機械:さぁそれじゃ笑顔で~3 2 1 カシャ♪
「あわわわわ瞬きしちゃってるじゃん俺」
機械:次は手を繋いでお互いくっついて~
「え?ちょま」
「早くしないとシャッターが・・・」
「あぁそうだな(うはっ長門の手柔らけぇしかわいい)」
「・・・あまり見つめないで恥ずかしい////」
*詳しくは知りませんが最近のプリクラはしゃべってポーズを指示してくれるようです
情報提供 先月出かけたら知らないシャンプーの匂いをさせて帰宅した妹情報・・・(´;ω;`)ブワッ
「これさっきのお金」
「気にするなってこれでも結構お金あるんだぜ?(さらばプレミア付ギャルゲ)」
「でもあなたにばかり出させるのも」
「そうだなぁ、あ!あそこのアイス食べたいからご馳走してくれないか?」
「分かった」
「はいは~いいらっしゃ~いどれにする?」
「俺はバニラでお願いします、長門は?」
「私はチョコ」
「はいよ!バニラとチョコね、お嬢ちゃんかわいいからおまけね」
「なんかすいません」
「・・・ありがとうございます」
「あんちゃんそのかわいい彼女逃がすんじゃねーぞ!」
「はははそんな関係じゃ」
「////」
「すっかり暗くなっちまったな、そろそろ帰るか」
「うん」
「今日は楽しかったよありがとうな。また月曜に学校で」
「待って」
「よかったら・・・今日のお礼がしたいから」
「お礼だなんていいから、ちゃんと戸締りし・・・あのぉ長門さん?袖をですね」
「お礼をしたい」
「分かった分かったところでお礼って?(セクロry)」
「晩御飯」
「おお!腹もちょうど減ってたしご馳走になろうかな」
「適当に座って待ってて」
「あぁ(それにしてもいつ来ても生活観の無い部屋だな)」
ピピピピ【今日は晩飯はいりません】
「(長門のエプロン姿も捨てがたいな)うわっ目が合った」
「何?」
「いやエプロン似合ってるぞ」
「ありがとう////」
「ふぅくったくった!ご馳走様でした」
「どうだった?」
「すごいおいしかったぞ!」
「そう」
「それじゃ女性の一人暮らしの部屋に長いもあれだし帰るぞ」
「待って・・・」
「ん?」
「あの・・・その・・・昨日の事だけど」
「あぁ(うわぁここで来たか!急に緊張してきたぞ)」
「気持ちはうれしい・・・だけど」
「そうかやっぱり俺より古泉みたいな顔のいい奴がいいよな」
「そうじゃないけど・・・だけど・・・」
「何かいえない事があるのか?」
「私は一般概念でいう人間ではないしもしかしたらいずれ存在が消されるそれでもあなたはいいの?」
「かまわない」
「でも私は怖い、一人になるのが怖い・・・涼宮ハルヒの監視を通して沢山の人間と出会えた
そして私を特別な存在と思ってくれる人に出会えたでも・・・それを失うのがとても・・・キャッ///」
*キョンが長門をむぎゅ~してる映像を脳内ry
「大丈夫、もしそうなりそうになったら古泉や朝比奈さんやハルヒすら巻き込んでお前のボスに喧嘩をうってやるさ、もしそれでもし消される時は俺も一緒に行く、だから安心しろ」
「・・・約束、守ってね 」
「あぁ任せとけ」
「目・・・つぶって」
「こ、こうか?」
チュッ
「これが私の答え・・・好きだよ・・キ、キョン」
終わり
>>1のご帰還をみなさんで待ちましょう
長門「あなたには感情がない」
QB「そういう君にも感情がないね、君では魔法少女にはなれないよ」
長門「そう」
長門「異時間軸の感情制限の無い個体と同期、セーフティモードで起動…」
長門「…白猫ちゃん、あたしも魔法少女になりたいよぅ…///どうやってるのか教えてよぅ///」モジモジ
QB「…まるで魔法だね、魔法少女になる必要も無いかもしれないね」
長門「そう」
QB「わけがわからないよ」
ほしゅ
QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」
マミ「ピンプルピンプルパムポップン!」
過去ログなら
ハルヒ「あなたと契約して、魔法少女になれ、ですって?」 - SSまとめ速報
(http://sea-mew.jp/nox/modules/webarc/2ch/ss/1305828254-0.html)
にある。
とりあえず良スレに投票しておいた。まってる。
QB「僕と契約して正社員になってよ」
キョン「それは契約社員と言わないか?」
突如こんなの思いついたwwwwww
正社員が契約交わさないと思ってる男の人って……
>>174
思いついただけなんだから細かい事言うなよ
出来心なんだらくがきでごめん
頼むから絵師降臨してよ!来ないなら契約してよ
みなさんこんばんは
保守してくださってありがとう御座います!
わお!ログをまとめてくださった方>>171がいる上にハルヒ☆マギカ>>181までいる!なんだか嬉しいです
めし食ったら続き書きますね。明日早いので完結まではちょっと厳しそうですが・・・すみません、よろしくお願いします
途中鳥外れてたらすみません。IDこれです
飯は書きながらでいいかー
んじゃ、ぼつぼつ投下します。ホントは書き貯めとくべきなんだろうけどなー。
月曜日
キョン「結局、土日は妹とシャミに付き合わされてゆっくり出来なかった・・・」
キョン「まぁ奢らされなかっただけマシか・・・・・」
古泉「おはようございます」
キョン「おぉ古泉か、おはよ・・・ってどうしたんだその手。」
古泉「軽い打撲ですよ、心配ありません。ちょっと・・・ありましてね。」
キョン「そうか・・・まぁ団活のときにでも。放課後またな。」
古泉「はい、では放課後」
キョン「(おっ、ハルヒはもう来てるな)」
キョン「おっす、ハルヒ」
ハルヒ「ぶつぶつ」
キョン「?」
キョン「おーいハルヒ、おはよう」
ハルヒ「ひっ、きょきょきょキョン、おはよう。急にこえかけないでよ、びっくりするじゃない」
キョン「あーすまん、声かけますよーっていったほうがよかったか」
ハルヒ「からかうんじゃないわよ!まったく平団員としての自覚はあるのかしら」
キョン「慌ててたようだけど、いったいどうしたんだ?」
ハルヒ「な、何でもないのよ。キョンが気にすることじゃないわ。」
キョン「そうかい、それならいいんだが」
キョン「(なんだか少し様子がおかしいな、長門が言ってたことと関係があるんだろうか)」
キョン「(まぁこいつの様子がおかしいのなんてそれこそ日常茶飯事なわけだが・・・長門がなにか掴んでいることを期待しよう)」
ハルヒ「(危なかったわ・・・キュウべぇの姿はホントに誰にも見えてないみたいね。でも学校ではキュウべぇと話すのは控えなくちゃ・・・)」
ハルヒ「(あぁ、これって魔法少女っぽいわ・・・)」
QB「(ハルヒ、ハルヒ)」
ハルヒ「(ひっ、びっくりするわね、もう。どうしたのQB、ってこれ最初の時みたいに頭に直接流れてくるわね)」
QB「(人に聞かれたくない話も多い、人前ではこうやって会話することにしよう、僕と一緒ならハルヒにもこの力が使えるよ)」
ハルヒ「(それは便利ね・・・でも考えてることが伝わっちゃうってこと?)」
QB「(いいや、これを伝えようと明確に思ったことだけが伝わるようになってるよ。安心して。)」
ハルヒ「(それならよかったわ。頭の中を覗かれるのは、気分はよくないし。)」
QB「(ハルヒさえ良ければ、さっきの彼や他の人にも僕の姿を見えるようにしたり、このテレパシーを使ったり出来るようにすることが出来るけど・・・)」
ハルヒ「(うーん、でもあまり話さないほうがいい・・・のよね?)」
QB「(一般的にはそうだね、命に関わる危険なことな訳だし。でもそれはハルヒに任せるよ。)」
ハルヒ「(判ったわ、考えてみる)」
ピコーン ピコーン
ハルヒ「!?」
QB「(魔女の反応だね、こないだみたいには近くないけれど)」
ハルヒ「(さすがに今はマズイわ・・・放っておいたらいけないのかしら?)」
QB「(魔女自体は結界に入っているし、少しくらい遅れたからって被害が大きく増えるわけじゃないよ)」
QB「(他の魔法少女も一般的には、放課後や休日を利用して魔女狩りを行なっているし)」
ハルヒ「(そう、それならいいわ。とりあえず放課後ね。今日も団活には参加出来ないわ・・・)」
放課後
キョン「さて、今日も行くか。特に何をするわけじゃないが。ハルヒー、先行ってるぞー。」
ハルヒ「・・・」
キョン「ん、どうしたハルヒ、部室行かないのか」
ハルヒ「キョンごめん、今日も大事な用があって、いけそうにないわ。みんなに謝っといて。」
キョン「そう・・・か。何の用事なんだ?土曜も珍しく休みだったじゃないか。」
ハルヒ「ちょっと・・・ね。あ、あんたにはどうでもいいじゃない!」
キョン「・・・まぁ話したくないこともあるか。判った、伝えとくよ。今日は朝比奈さんが新しいお茶を買ってきてくれるしな」
ハルヒ「明日は必ず行くわ!団長がいないと、活動も締まらないものね!」
QB「(ハルヒ、そろそろ行こうか。)」
ハルヒ「(判ったわ、急がないとね。)」
キョン「じゃあねキョン、また明日ね。」
ガタン タッタッタッタッ・・・・
キョン「・・・・」
部室
キョン「・・・ガチャ」
みくる「ぬぎぬぎ」
キョン・みくる「あ」
キョン「バタン!ししししししつれいしました!」ドキドキ
みくる「ふぇぇ、ごめんなさーい・・・すぐ着替えますのでー・・・」
キョン「(なんで毎度毎度カギをかけないんだろう、あの人は)」
古泉「こんにちは」
キョン「あぁ、お前か」
古泉「またですか」
キョン「あぁ、また、だ。」
キョン古泉「・・・・・」
みくる「すいませんでしたぁー、もう入ってきてもいいですよーう」
キョン「やれやれ。」ドキドキ
(見るスレ変えると鳥ハズレるの面倒だなぁ)
みくる「すぐお茶いれますねー。新しいお茶っ葉買ってきたんですー。」
キョン「じゃあ俺達はカタンの続きでもやってるか」
古泉「承知しました」
長門「・・・・ペラ」
・・・・・・・
みくる「はい、どうぞキョン君」
キョン「有難うございます、朝比奈さん。 ズズ・・・あ、すごく美味しいですよ」
みくる「ふふ、ありがとう。古泉君もどうぞ」
古泉「頂きます」
みくる「長門さんも」
長門「・・・コクン」
キョン「ズズ・・・あ、そうだ。今日ハルヒは大事な用があるとかで休むそうです。」
キョン「適当な所で帰りましょう(まぁ、いつもそうしているんだが)」
古泉「土曜日に続き、今日もですか・・・珍しいですね・・・」
キョン「お前ん所じゃ、何かつかんでないのか」
古泉「土曜日は少しだけ外出していたことだけは判ってます、あまり気合の入った探偵ごっこは出来ない規則なので、それが限度ですが」
長門「・・・・それについて少し話がある」
キョン「長門・・・何か判ったのか?」
長門「少しだけ」
長門「まず金曜日深夜、涼宮ハルヒは何らかの普通でない存在と接触した」
長門「この時から、涼宮ハルヒの力の増幅が見られた」
長門「翌日、涼宮ハルヒは数時間の間外出し、またすぐ家に戻っている」
長門「しかしこの外出中、涼宮ハルヒは存在をこの世界から完全に消失させた後、再びこの世界に現れている」
古泉「存在を消失・・・とはどういう意味ですか?」
長門「正確には私に探知出来ない状態になった、という意味。高度な情報操作の結果、消失した状態になった可能性も否定は出来ない。が、考えにくい」
古泉「それはなぜ?」
長門「私に突破出来ない情報封鎖が存在するとは考えにくい」
キョン「(凄い自信だな)」
長門「加えて、彼女はその普通でない存在と会話を交わしている」
古泉「会話が出来るような、知的な生命体あるいは存在ということですか」
長門「そう」
長門「会話の一部を解析したところ、涼宮ハルヒはその存在を キュゥべえと呼称している」
長門「加えて、魔法少女、魔女、ソウルジェム、グリーフシードなどの単語が登場している」
キョン「なんだそのソウルジェムとグリーフシードってのは」
長門「判らない」
古泉「ふむ・・・状況証拠だけから考えると、こういうことではないでしょうか」
古泉「何らかの普通でない存在・・・キュゥべえでしたか、その存在が涼宮さんに何らかの力を与えた、あるいは与えようとした」
古泉「その結果涼宮さんは魔法少女、あるいは魔女と呼ばれる存在だと自分を自覚するようになった」
長門「おそらく魔法少女のほうだと思われる。魔女と戦う、という描写がなされていた」
古泉「なるほど、では涼宮さんは魔法少女と呼ばれる存在だと自分を自覚するようになった」
古泉「力の増幅はおそらくそのせいでしょう」
キョン「どういうことだ?」
古泉「ご存知の通り、涼宮さんは神に匹敵する力を持っていますが、同時に人並み、あるいはそれ以上に常識的な人間であることも事実です」
古泉「非常に強い力が、彼女の常識によってセーブされていた、というのが事実です。」
古泉「しかし今回彼女は自分を魔法少女、当然これも普通ではない存在です、と認識するようになった」
古泉「結果、彼女の力をセーブしていた常識というリミッターが外れ、力の増幅、正確には解放でしょうか、それが起こるようになった」
古泉「そういう認識で良さそうですか、長門さん?」
長門「おそらく、そう」
長門「涼宮ハルヒの力はここ数年、特に高校に入学してからは減少傾向にあった」
長門「それが一気に増加傾向に入った」
長門「普通でない存在との接触が、それを起こしたと考えるのが妥当」
古泉「ふむ・・・・」
キョン「ちょっと、いいか。一般人ポジションからの質問なんだが」
キョン「会話の一部を解析・・・って言ってたけど、まさか盗聴か何かやったってことか?」
長門「盗聴ではない」
長門「彼女が発した言葉の音波を抽出・増幅し、その場にいなくても聞き取れるようにしただけ」
長門「このような処置は通常は行っていないが、今回は非常事態ということで許可が出た」
古泉「なるほど、それなら安心ですね」
キョン「(そうか?盗聴と変わらんのじゃないか?)」
古泉「しかし、そのキュゥべえという存在の正体が判らないことには先に進めませんね、何か情報は無いんですか?」
長門「涼宮ハルヒと接触した後、一瞬その存在のプロテクトが緩む瞬間があった」
長門「4足歩行、特に猫に似た存在だと思われる」
長門「だがそれ以降、その存在を視認することは出来ていない」
長門「プロテクトの解除を進めているが、困難」
長門「涼宮ハルヒが一瞬消失した件に関してもそうだが、私たちの秩序と違う秩序で制御されているようにも思える」
古泉「どういうことですか?」
長門「私たちと似た存在でありながら、違う秩序で制御されたまったく異なる存在」
古泉「うーん、よく分かりませんね・・・・朝比奈さんは何かつかみましたか?」
みくる「ふぇぇ?すみません、私たちの方では、何も・・・上司にも相談してみましたが、情報が少なすぎて何とも・・・」
古泉「そうですか・・・」
みくる「お役に立てなくてごめんなさい・・・」
キョン「(いいんですよ朝比奈さん、気にしなくても)」
長門「現範囲で分かっていることは以上」
長門「何かわかり次第、報告する」
長門「あなた達もそうして欲しい」
みくる「わかりました・・・」
古泉「了解しました、もっとも、我々が長門さん達に判らないことまで分かるとは思えませんがね」
・・・・・
キョン「今日はそろそろ終わりにするか」
古泉「そうですね、涼宮さんがいないと静かですが、なんとなく締りがありませんね」
キョン「(いつも締りがあるとも思えないが・・・)」
みくる「キョンくん、またねー。」
古泉「では、また明日、ごきげんよう。」
長門「・・・・コクン」
キョン「さて、俺も帰るか。」
キョン「・・・ハルヒの奴、一体今度は何をおっぱじめやがったんだ?やれやれ。」
時間は少し戻って 放課後
ハルヒ「ここね」
QB「そうだね。昨日より反応が強い。昨日の魔女より強いよ、気をつけて」
ハルヒ「なーに楽勝よ、さっさと片付けちゃいましょう」
・・・
ハルヒ「相変わらず悪趣味ねぇ・・・ねぇキュゥべえ、今日は自分でも戦ってみようと思うの」
QB「(おかしいな、前のより強いって言ったの聞こえてなかったのかな・・・)」
QB「うーんっとハルヒ、それもいいんだけど、今回のは前のより強いから、前回うまくいったスタイルのほうがいいんじゃないかな・・・なんて・・・」
ハルヒ「なーに平気よー。楽勝楽勝!」
QB「(相変わらず緊張感が無い子だな・・・魔法少女が魔女と戦って敗れるのは、僕としてはあまり嬉しいことじゃないんだけど・・・)」
ハルヒ「じゃあいきましょう、へーんしん、とおっ!」
QB「(あ、それはもう確定なんだ)」
・・・
ハルヒ「やっ!はっ!はぁ!シュピーン!」
QB「剣さばきも中々のものじゃないか、使い魔程度なら楽勝だね。」
QB「(やっぱり凄い素質だ・・・。前の戦いを見ても思ったけれど)」
QB「(魔力消費の件といい、この子には何かウラがありそうだな・・・)」
ハルヒ「あったりまえよー!あっ、これが最後の扉かしらね。ハァっ!シュピーン!」
QB「やっぱり壊すんだね・・・開くように出来てるはずだよ」
ハルヒ「コレが今回の魔女ね・・・手・・・触手かしら・・・がいっぱいあるわ」
QB「ねぇハルヒ、やっぱり巨人で戦ったほうがいいんじゃないかな・・・なんて・・・」
ハルヒ「弱点は頭ね!」
QB「へっ?」
ハルヒ「こういうものは頭が弱点だって相場が決まってるのよ!ほら見なさいよ、分かりやすく頭に大きな赤い球があるわ。きっとアレが弱点ね!」
QB「(あ、忠告はもう完全無視なんだ)」
ハルヒ「一瞬で決めるわよ・・・バシュゥ! ゴォォォォ」
QB「頭目がけて突っ込んでいく・・・ホントに一瞬で決まる?」
ハルヒ「もらったぁぁぁぁぁぁ!」
うにょんうにょん・・・シュッ!ドカッ!
ハルヒ「きゃああああああ!うぅ・・・・痛いわね・・・」
QB「やっぱりあの触手が武器か・・・そのままじゃ近づけないよ!」
ハルヒ「作戦変更、1本ずつ切ってけばいいのよ、よくある手じゃない!いくわよっ!バシュッ!」
ハルヒ「1本!・・・2本!何よ楽勝じゃない・・・3本・・・えっ?」
QB「だめだハルヒ、切ってもすぐ再生してるよ!一端引くんだ!」
ハルヒ「くっ・・・無理にでも頭をっ・・・ドカッ!きゃああああああ・・・っつぅ・・・」
QB「(やっぱり忠告は聞いてくれないんだ・・・しかしさすがのハルヒも慣れないスタイルでこのクラスの魔女は厳しいみたいだね)」
ハルヒ「こうなったら・・・巨人!出てきなさい!」
巨人「コオォォォォォォ!」
QB「(あ、やっと忠告聞いてくれた)そうだよハルヒ、それに乗って戦えばあんz」
ハルヒ「おりゃあああああああああああああああ!巨人!援護を!」
QB「つ、突っ込んだ?無茶だよハルヒ、巨人の攻撃が当たっちゃうよ!」
巨人「ガチャコン ダダダダダダダダダダ!」
QB「なっなんだってぇぇぇ!、ハルヒに当てる事無く、すべての触手を銃撃し続けているだとぉぉぉぉ?」
QB「触手もすぐ再生しちゃいるが、銃撃が激しすぎてハルヒの攻撃には使えてねぇ!(僕誰になってんだろう)」
ハルヒ「もらったあああああああああああああああああああ!バシュン!」
ドゴオオオオオオォォォォオォォォン・・・・・カラン・・・
QB「」
ハルヒ「終わったわね」
QB「い、いやぁハルヒ、すごいや・・・(結局一回も忠告聞いてくれなかった)」
ハルヒ「ちょっと苦戦したけど、そうでも無かったわ!巨人と一緒に戦うのも悪くないわね!」
ハルヒ「あ、グリーフシード。コレで2個目ね。順調順調♪」
QB「今日のは凄かったけど、でもこんな魔力の使い方をしてたら持たないよ!ちょっとソウルジェムを見せてみて?(何か自分でネタふりやってる気がするけど)」
QB「前みたいに巨人だけならいいけど、今回みたいに巨人を操りながら自分も戦うってスタイルだと、魔力消費も凄く激しいんだ。
QB「見てごらん昨日は澄んでいたソウルジェムがこんなn・・・」
ハルヒ「綺麗なもんだわ」
QB「ですね」
QB「(どうしてなんだろう、こんなのって無いよ、こんなの絶対おかしいよ・・・・)」
ハルヒ「またお父さんのPC使う?」
QB「いや、もういいよ。どうせRGB(253,151,49)とかだよ、きっと。」
ハルヒ「何か・・・悪いわね・・・」
QB「いや、気にしないで。こっちの都合だから・・・それだけハルヒの魔力が凄いってことさ。」
ハルヒ「そうやって褒められると、悪い気はしないわ。結界も無くなったし、帰りましょう」
QB「(何とかして原因を探らないと・・・)」
涼宮家
ハルヒ「今日も疲れた・・・けど楽しかったわ!魔女退治ってサイコーに面白いじゃない!」
QB「うん・・・まぁ魔女退治自体に娯楽性を求める魔法少女だっていることはいるからね。(にしてももうちょっと悲壮感持ってやってはいるけど)」
ハルヒ「・・・ねぇ、キュゥべえ、ちょっと相談があるんだけど、いいかしら」
QB「なんだい、ハルヒ」
ハルヒ「魔法少女のこと・・・他の人に話そうと思うの」
QB「うーんそれはハルヒの勝手だけど・・・きちんと考えあってのことなのかい?誰に話すつもりなんだい?両親かい?」
ハルヒ「私は学校でSOS団っていう団体の団長をやってるの」
ハルヒ「土曜日も今日も魔女退治で団活を休んでしまったし・・・」
ハルヒ「団長としては、理由も知らせず急に休んだりするのは良くないと思うのね。」
ハルヒ「SOS団はずっと一緒にやってきた仲間でもあるし・・・SOS団のみんなには話しておこうと思って。」
QB「なるほどね・・・」
QB「(一般的には、不用意に人に話すのは良くないけど、相手はハルヒにとっても重要な人物なようだし・・・)」
QB「(こちらとしても、ハルヒのことをいろいろ調べたいと思っていたところだ)」
QB「(いつも一緒に過している友達と接触出来るのはこちらとしても好都合かもしれない)」
QB「判ったよハルヒ、きちんと考えあってのことなんだね。それなら僕に止める理由は無い。」
QB「ところで、僕はどうすればいいんだい?」
誰か長門がQB抱っこしてモフモフしてる画像持ってませんか?
ハルヒ「どういうこと?」
QB「ハルヒが魔法少女について話すのは構わないけど、僕とその・・・SOS団のみんなも接触させたいと思っているのかい?」
ハルヒ「もちろんよ!キュゥべえも是非紹介したいわ!こんな不思議な生き物、みたことないし!SOS団は不思議を追い求める団体なのよ!」
QB「判ったよハルヒ、言ってくれれば、いつでも僕の姿をみんなに見えるように出来るよ。」
ハルヒ「さっそく明日紹介するわ!みんなきっと驚くわよー!さぁ、今日はもう寝ましょう。おやすみ、キュゥべえ。」
QB「おやすみ、ハルヒ。」
QB「・・・・」
QB「(これで何か掴むことが出来れば・・・。彼女の異常な魔力にはきっとウラがある。)」
QB「(鹿目まどかとの契約も上手くいっていないし、二つの大きなビッグチャンスを逃がすような真似は避けないと・・・)」
翌日
キョン「おっすハルヒ、おはよう」
ハルヒ「あらキョンじゃない、おはよう。昨日は悪かったわね。」
キョン「静かで良かったよ。古泉は寂しがってたけどな」
ハルヒ「さっすがSOS団副団長ね。よく判ってるわ・・・・ねぇキョン、今日は団活には来るわよね?」
キョン「ん・・・まぁ行くつもりだが、なんでわざわざ聞くんだ?」
ハルヒ「いや、ちょっとね・・・実は大事な話があるの・・・って勘違いするんじゃないわよ!SOS団みんなにってことよ。」
ハルヒ「悪いけど、古泉くんや有希、みくるちゃんにも伝えておいてくれるかしら」
キョン「まぁ、あの人たちは言われなくてもちゃんと来るだろうけど・・・ってかそれくらいお前自分でやれよ!」
ハルヒ「何よ、あんたはSOS団専属メッセンジャーでしょ?それくらいやんなさい!いいわね!」
キョン「専属メッセンジャー、ね。やれやれ、何時なったんだか。」
ハルヒ「四の五の言わずにやる!」
キョン「はいはい。やれやれだぜ」
放課後
ハルヒ「みんな揃ったわね、キョンから聞いてると思うけど、実は今日は私から大事な話があります」
長門「チラッ(聞いてない・・・)」
古泉「チラッ(聞いてません・・・)」
みくる「チラッ(聞いてないです・・・)」
キョン「・・・(いや、だっていつもちゃんと来てるし・・・)」
ハルヒ「大事な話ってのは、二つ・・・私についてのちょっとした秘密についてと、それからみんなに会って欲しい人というかなんというか、まぁいるのよ。」
ハルヒ「えっとね、実は私、魔法を使って魔女を倒す、魔法少女になったの!それからね・・・キュゥべえ、お願い」
長・キ・み・古「!!!!!」
QB「こんにちは、僕は、キュゥべえ!魔法少女の契約を取り結ぶ者で、魔法少女の共なんだ!SOS団のみんな、よろしくね!」
はい、というわけで第2話終了です。遅筆、細切れ大変申し訳ありません・・・後バイバイさるさんってのが定期的に邪魔してきます。どうにかならないのか・・・
明日早いので、キリがいいここで終わりとしたいと思います。書き始めたときはこんな長くなるとは思いませんでした・・・ノッてくると怖いですね。頑張ります。
後質問してた方がいた昔書いたおばあちゃん魔法少女のスレタイは QB「久しぶりだね、元気だったかい?」 で
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