ほむ「一日目、今日もまどかは可愛い」
ほむ「二日目、QBを一匹始末する、まだまだ湧いてくる」
ほむ「三日目、今日もまどかは可愛い」
ほむ「四日目、まどかが新しい下着を履いていた、当然360°激写した」
ほむ「五日目、今日もまどかは可愛い」
ほむ「六日目、今日はQBに動きがない私の休日、一日中まどパンを堪能する事にする」
ほむ「今回のまどかにはどんな特殊技能を伝授しようかしら」
ほむ「今日は転校前日、流石に走りまわって疲れたわ」
ほむ「そんな日はまどかのお風呂を覗くに限るわね」
ほむ「今日はまどかが窓を開けたままお風呂タイム、確率は100%」
ほむ「覗くっきゃ無いでしょ常識的に考えて」
ほむ「ふひひ~っと……あら?」
ほむ「まどかの匂いがしない……どういう事?」
ほむ「灯りがどこもついてないわ」
ほむ「この張り紙はなにかしら」
ほむ「え?」
ほむ「まどっ家が売りに出されている……だと……」
ほむ「一体何が起こったというの!?」
まど「おっはよー、仁美ちゃん、さやかちゃん」
ひと「おはよう御座います、まどかさん」
さや「おはよーまどか、おっ可愛いリボン」
まど「ティヒヒヒ、そうでしょ」
さや「自信溢れてるねー、さてはママからモテる秘訣を教わったな!」
さや「イヤラシい娘め、けしからん」
さや「まどかはあたしの嫁になるのだ!」ダキッ
まど「……」パシッ
まど「気安く触らないで」
さや「え……」
ひと「あらあらうふふ」
まど「売女も笑ってるんじゃないよ」
ひと「え……」
まど「二人とも遅刻しちゃうよ、早く学校行こ!」
先生「今日は皆さんに大事なお話があります、心して聞くように!」
先生「豚汁の読み方は豚汁ですか、それとも豚汁ですか?」
先生「はい中沢くん!」
中沢「ど、どっちでもいいんじゃないかと……」
先生「その通り、どっちでもよろしい!」
先生「たかが豚汁の読み方なんかで女の魅力が決まると思ったら大間違いです!」
先生「女子の皆さんはくれぐれも豚汁じゃなきゃ認められない」
先生「とかぬかす男とは交際しないように!」
先生「はい、あとそれから転校生を紹介します」
さや「そっちが後回しかよ」
ほむ「暁美ほむらです。よろしくお願いします」
まど「……」
ほむ「ほむ……?」
さや「ねえまどか、あの子知り合い?」
まど「……」
さや「はいはい無視無視」
ほむ「ちょっと、気分が……保健室に行かせてもらって構わないかしら」
まど「私が保健係だよ、ほむらちゃん」
ほむ「まど……鹿目さん」
ほむ「……」
まど「保健室はこっちだよ」
ほむ「ええ……」
まど「ほむらちゃん」
ほむ「ほむらでい……あれ?」
まど「燃え上がれーって感じでカッコイイ名前だよね」
ほむ「あ、ありがとう」
ほむ「鹿目まどか」
まど「まどかでいいよ、私もほむらちゃんって呼んでるでしょ」
ほむ「……まどか、あなたは自分の人生が尊いと思う?」
ほむ「家族や友達を大切にしてる?」
まど「大切だよ、家族や友達のみんなも」
まど「大好きでとっても大事な人だよ」
ほむ「もしそれが本当なら、今とは違う自分になろうだなんて」
ほむ「絶対に思わないことね」
まど「そうだね」
ほむ「さもなければ……え?」
まど「私は変わらないよ、ずっと今の私のままだよ。ね、ほむらちゃん」
ほむ(ちょっとだけ最初のまどかと似てるかも)
ほむ「カリカリカリ」
ほむ(自信に溢れてるというかなんというか)
「しびれるぅ」
ほむ(……この問題も何回目かしら)
まど「……」
ほむ「とぅ!」
中沢「見えた!」
ほむ「ほむん」キリッ
ほむ(まどか私を見て!)
まど「……」
ほむ(ブルマからはみパンしてる私を!)
まど「……」
ほむ(食い込みを直す私を!)
ほむ「まどかは放課後ジャンクフードを食べてから家に帰る」
ほむ「あの家が無くなった今どこで過ごしているのかしら」
ほむ「家なき子ならほむホームで……ムフフ」
さや「ええ、なにそれ!?」
まど「わけわかんないよね!」
さや「サイコな電波さん」
まど「ほんと、どうしてあんな事したんだろうね」
まど「夢のなかで会ったような」
ひと「暁美さんとは会ったことがあるのかもしれませんわ」
ひと「まどかさん自身は憶えてないつもりでも」
まど「深層心理にほむらちゃんの印象が残ってるのかもしれないね」
さや「それ出来過ぎてない?」
ひと「そうね……」
ひと「あら私はお茶のお勉強の時間ですわ」
さや「ねえまどか、このあとちょっと付き合ってくれない?」
まど「CDなら御免被るよ、上条くんにあげる物なんだから一人で探してよね」
さや「まどかなんか冷たい」
まど「バカップルを見ると虫唾が走るんだよ」
さや「べ、別にあたしと恭介はそんな……」
まど「ソレでこそさやかちゃんだよ」
まど「チキンだなあ、ハハッ」
ほむ「まどかが美樹さやかの誘いを断った……珍しいこともあるものね」チゥー
ほむ「熱ぅっ! ホットコーヒーをストローで飲むと火傷するから気をつけなさい」
ほむ「ほむほむとの約束よ」
ほむ「まどかを尾行しないと……」
ほむ「どこに行くのかしら?」
ほむ「ホテル……街……」
ほむ「こんな薄暗い淫臭香る場所にいったいどうして」
ほむ「まさかっ……身売り!?」
ほむ「そう……よね。家まで売りに出してるんだもの」
ほむ「身体を売っていてもおかしくはない、可能性を否定しきれないわ」
ほむ「前に調べたとき、まどかは処女だったわね」
ほむ「処女の相場はどれくらいだったかしら……」
ほむ「五百万までなら即決ね」
ほむ「ニコニコ現金払い。その気になればサラ金にだって手を出して見せる」
まど『鹿目まどかです、指名してくれてありがとうございます』
まど『新人です、はい、緊張してます』
まど『上手くやれるように指導してくれたら嬉しいなって』
まど『私その、経験なくて、まだ……』
まど『私の初めて、貰ってください』
まど『いっ……あ、ん……優しいんですね。うん……気持ちいい』
まど『後悔なんて、あるわけない』
ほむ「こんな感じで……指名料はいくらかしら……」
ほむ「週七で通うわ」
ほむ「ふう……妄想してる内にまどかを見失ってしまった……」
ほむ「失敗した、失敗した失敗した失敗した失敗失敗失敗私は失敗」
ほむ「あら、黒猫……」
ほむ「え? 付いてこいって言ってるのかしら」
ほむ「まどかの居場所を知っているの?」
ほむ「迷子になったわ……」
ほむ「しかもこんなホテル街の路地裏で」
ほむ「あの黒猫も私とは何も関係なかったみたいだし……」
ほむ「とんだブラフだわ」
ほむ「どこに訴えてあげようかしら」
ショウさん「夜遊びとは感心しないな」
ほむ「!?」
ショウさん「お嬢ちゃん、中学生、いやこの凹凸感は小学生か?」
ショウさん「何にしろ、こんな時間にこの辺りをウロ虚淵するのは危険だ」
ほむ「……」
ショウさん「帰り道がわからないなら、道がわかるところまで案内するよ」
ほむ「……」
ショウさん「オーケー、警戒するのはわかる。お嬢ちゃんにとって俺は不審人物に過ぎない」
ショウさん「距離を取ろう、いつでも逃げ出せるだけの距離を。恋愛と同じさ」
ほむ「……変な男だったけど、真っ直ぐな奴だったわ」
ほむ「私に手を出す素振りすら見せなかった」
ほむ「彼には彼なりに信念があるようね」
ほむ「今日はもう諦めるしかないわ」
ほむ「時間はある、また明日」
マミ「……、何かしら?」
まど「ただいま。パパ、ママ」
たっ「おかりー」
まど「タツヤもただいま」
ママ「おうおかえり、まどか。遅くなるなら連絡しろよ?」
まど「ごめんママちょっと友達とお話し過ぎちゃった」
まど「ママの方こそ仕事は順調?」
ママ「なあに超順調さ、娘に心配されるようじゃあたしもまだまだかな」
パパ「さあ、夕食の時間だよ」
マミ「ふぅ、今日は魔女のバーゲンセールね。流石に疲れたわ」
QB「お疲れ様、マミ」
マミ「QB、なんか今日魔女多い」
QB「深淵たるカオスの歪みが魔女を活性化させているんだ」
QB「これから魔女たちとの戦いは苛烈極まりないものとなるだろう」
マミ「何ですって!? 悠久狂想曲-エターナルラプソディ-がすぐそこまで……」
QB「あぁ、そうだよマミ。しかし、前世から続く因縁の糸は」
QB「たった一人で絶ち切ることが出来ない。仲間を探すんだ!」
マミ「運命-SADAME-を共にする仲間を!」
ほむ「まどかを眺める事が私の授業」
先生「それじゃあこの問題を、鹿目問いてみろ」
まど「はい、カリカリっと」
先生「正解だ」
ほむ「素敵よ、まどか」
ほむ「今日のパンツはまどかのお気に入りだったし、調子はいいみたいね」
まど「声に出てるよ、ほむらちゃん」
ほむ「!?」
まど「今日も寄り道してから帰ろうよ」
さや「ごめん今日は恭介のお見舞いにいかないと」
ひと「私もお稽古事がありますわ」
まど「そっか、じゃあ仕方ないね」
まど「ほむらちゃん、一緒に帰らない?」
ほむ「ほ、ほむ! いいのかしら!?」
まど「変なほむらちゃん、私から誘ったんだからいいに決まってるでしょ」
ほむ「ほむーーーー!」
ほむ「それじゃ、どこに行こうかしら」
まど「うーんそうだなー」
ほむ「ホテルにする? それともホテル? あるいはホテル?」
まど「開き直ってるねほむらちゃん」
まど「私のパンツ覗いてること知られたから隠す必要も無くなったの?」
ほむ「っ!?」
まど「変態」
ほむ「っっ!?」
ほむ「も、もっと……」
まど「あ、見てほむらちゃん。あの黒猫、エイミーって言うんだ」
ほむ「あ、え、あの……か、可愛い猫ね」
ほむ「ってこの猫昨日の……」
まど「昨日の?」
ほむ「いえ、何でもないわ気にしないで」
まど「昨日の、何? 言ってみてよ」
ほむ「ほ、ほむ」
まど「ふーんやっぱり、私を尾行してたんだね」
ほむ「っ!?」
まど「私は昨日もエイミーを見たんだもん、それもほむらちゃんの家とは正反対の方向で」
まど「まっすぐ帰らずにどこ行ってたのかな? それとも私の思い違いかな」
ほむ「ちがっ、そう、勘違い、勘違いよ」
まど「勘違い、そっか。そっかー」
ほむ「ええ……」
まど「ならどうして動揺したの?」
まど「動揺する必要ないよね」
ほむ「うう……」
まど「うそつき」
ほむ「ごめん、なさい……まどか、ごめんなさい」
まど「認めちゃうんだ、へー」
まど「ストーカーだねほむらちゃん」
まど「気持ち悪いねほむらちゃん」
ほむ「ごめんなさい、ゆるして、まどか」
まど「いいよ」
ほむ「え……」
まど「本当はね、知ってたの。ほむらちゃんが私のストーカーしてること」
まど「私のパンツをコレクションして肌身離さず持ってることも」
まど「私の使った後のトイレには必ず入ることも」
まど「その後おりものを漁ってることも」
まど「私の生理周期をメモした紙を持っていることも」
ほむ「あ、ああ、あ……」
まど「でも、許してあげる。だって私たちは友達だもんね」
ほむ「マドカァー!」
まど「ホムラチャン!」
ほむ「まどかはまるで女神様だわ」
まど「そうだね。でも、帰りを付けてくるようなことは絶対やめて」
まど「それでもするっていうならバレるような下手を打たないでね」
ほむ「うん、約束する」
まど「よし!」
まど「あれ? 何……ここ」
ほむ「これは、結界!?」
ほむ「まどか、ココは危険だわ、逃げましょう」
まど「うん」
マミ「貴女達は……?」
ほむ「巴マミ!」
マミ「私の事を知っているの……?」
マミ「わかったわ、そういう事なのね! 貴女達が運命-SADAME-に導かれし仲間なのね」
ほむ「え」
マミ「この結界の中に入れる事が何よりの証拠だわ」
マミ「あなた達も見滝原の生徒みたいね?」
まど「はい」
マミ「そう、それで名前はなんていうのかしら」
ほむ「ちょ、ちょっとまどかこの人なんか危ないわ」
まど「黙ってて暁美ほむらちゃん、私は鹿目まどかって言います」
ほむ「」
マミ「暁美さんに鹿目さん……少し私とお話しましょう?」
ほむ「いや、でも」
マミ「ケーキとお茶も出すわ」
まど「行こうよほむらちゃん」
ほむ「食べ物で釣るなんて変質者かも知れないわ!」
まど「へー、ほむらちゃんがそれを言うんだ」
ほむ「ほむぅ」
マミ「決まったようね、それじゃあ行きましょう」
魔女「あれ、私……」
マミ「はいケーキ、それとカモミールでよかったかしら」
まど「はい、ありがとうございます」
ほむ「……」ムスッ
まど「ほら、ほむらちゃんも」
ほむ「……ありがとう」
マミ「うふふ、いいのよ。この家に人を入れるなんて初めてでそれだけで嬉しいから」
まど「ハハッ」
マミ「それで話なんだけど、私実は魔法少女を生業としているの」
ほむ「魔法とかいきなり言われても何が何だかわからないわ、妄言ね」
まど「私は信じますよ、マミさん」
ほむ「ほむぅ」
マミ「それでね、貴女達にもどうやら魔法少女になる資質があるみたいなのよ」
ほむ「そんなことありえないわ、絵空事ね」
まど「あの変な空間には魔法少女になれる人しか入れないってことですか」
ほむ「ほむぅ」
マミ「そうなのよ」
QB「そこから先は僕が話そう」
ほむ「!!」
QB「僕の名前はQB」
QB「僕と契約して魔法少女にな」ターンッ
ほむ「……」カチャ
マミ「!?」
まど「ほむらちゃんなんてことを」
マミ「貴女既に魔法少女だったのね!」
ほむ「条件反射で撃ってしまったわ」
マミ「確信したわ、貴女こそ前世から約束された宿命の仲間-ディスティニー・アミーゴ-」
まど「QBが死んだのに落ち着いてますね」
マミ「ええ、実は数日前にもQBが死んでたんだけど、すぐにもう一匹きたのよ」
まど「ふーん」
QB「全く、代わりはいくらでもいるけどこういうのは困るよホント」モシャモシャ
まど「……」
まど「もういいのほむらちゃん?」
ほむ「出会ってしまったものは仕方ないわ」
QB「ふう、それでまどか、僕と契約して魔法少女になってよ」
QB「代わりに何でも一つ願い事を叶えてあげるよ」
まど「本当に!?」
ほむ「こいつの言葉に耳を貸しては駄目よ」
まど「うーん、じゃあ保留ってことで」
QB「僕も強制することは出来ないからね」
マミ『二人ともまた明日、暁美さん、私たちで混沌-カオス-を討ちましょうね』
ほむ「どうしてあんなことになってるのかしら……」
まど「どうしたのほむらちゃん?」
ほむ「気にしないでいいわ……もちろん巴マミの家で起こったこともね」
まど「それじゃあ、そろそろバイバイ」
まど「今日はちょっと疲れちゃったから絶対に尾行とかしないでね」
まど「もし付いてきたら……ね」
ほむ「ほむん……」
ほむ「今日は大人しく帰るわ」
まど「賢明だねほむらちゃん」
ほむ「無駄な争いなんて愚か者のすることだもの」
まど「私、素直な子は好きだよ」
ほむ「ほむむん」
まど「おやすみ、ほむらちゃん」
あん「あー、マジ久しぶりにお腹いっぱいになるまで食べた」
あん「腹も膨れたしちょっと休憩だな」
まど「病院に魔女が現れたの?」
ほむ「私が始末する、まどかは何も心配しなくていいわ」
まど「駄目だよほむらちゃん、マミさんも呼ぼうよ」
ほむ「それこそ駄目よ、巴マミとこいつは相性が悪い」
まど「あ、マミさーんこっちです!」
ほむ「思った時スデに行動は終わっているタイプなのねまどかは」
マミ「魔を帯びたる断片-マギカ・フラグメント-を見つけたんですって?」
マミ「さあ行くわよ二人とも、私たちはこんなところで立ち止まってはいられないわ」
まど「はいマミさん」
マミ「あら、暁美さん元気が無いわね」
ほむ「頭が痛いのよ……」
マミ「頭が……? まさかあなた!?」
ほむ「ほ、ほむ?」
マミ「ダークシードに侵蝕されているの!?」
ほむ「だ、え? な何?」
まど「グリーフシード?」
マミ「そうともいうわね」
ほむ「またわけのわからないことを……」
ほむ「あなたの心配には及ばないわ、ただの頭痛よ、原因もよくわかってるわ」
マミ「そう? 何かあったら何でも私に相談して、力になるわ」
ほむ「……もう誰にも頼らない」
まど「そういえばさやかちゃんが巻き込まれてるんだった、早く助けてあげなきゃ」
まど「犬カレー空間」
マミ「さあ変身よ」
マミ「我が魂の流れを汲みしソウルジェムよ」
マミ「深淵より生まれし混沌-カオス-たる不浄の眷属を」
マミ「打ち滅ぼす煌きとなれ、ティロ・コネクト!」キュルン
ほむ「……」シュン
マミ「え?」
マミ「どうして……どうして魔法の呪文なしで変身できるの?」
マミ「そう、わかったわ。暁美さん、前世で私が先に逝った後も鍛錬を積んでいたのね」
マミ「結果、あなたのソウルジェムが次の段階へと進化した。流石だわ暁美さん」
マミ「いえ、断崖絶壁不屈の騎士-ナイト-ホムーラと呼ぶべきかしら」
さや「ぶふうううぅぅぅッッッ!!」
さや「転校生www絶壁wwwww絶壁ってwwww」
さや「呪文ぬかしだしたときはwwwwwギリギリ耐えたのにwwww」
さや「もう無理wwww無理無理wwwマジ限界wwwww」
さや「笑うなって言う方がwwwwwむwwwりwwwぽwwwうぇww」
まど「あ、さやかちゃん無事だったんだね」
さや「まどかwww何その人wwwww転校生もwwwwなんか言いなよwwwww」
ほむ「巴マミよ」
さや「冷静過ぎwwwwww血が通ってるのかよ転校生wwww」
まど「さやかちゃん五月蝿いよ」
さや「はい」
マミ「……」
まど「ほらぁマミさん落ち込んじゃったよ、どうしてくれるのさやかちゃん」
さや「え……いや、痛い人ってそんなメンタル弱いもんなの?」
さや「もしかして、弱いから逆にあんな痛い感じになr」
ほむ「来たわ、魔女よ!」
マミ「!!」
まど「きゃあ」
さや「助かった!」
ほむ「まどか、美樹さやかを連れて結界の外へ」
まど「うん、頑張ってほむらちゃん」
マミ「来るわよ、暁美さん」
ほむ「問題ないわ」
マミ「ふふ、こうして友達と一緒に戦えるなんてね」
ほむ(友達になった覚えはないわ)
マミ「体が軽い……こんな幸せな気持ちで戦うなんて初めて……」
ほむ「ちょ」
マミ「もう何も怖くない」
マミ「ティロ・フィナーレ!」
シャル「マミモグモ」
ほむ「カチッ……ハァ、まったく世話がやけるわね」
マミ「あ……ってあら私無事だわ」
ほむ「独断先行してるんじゃないわよ」
マミ「暁美さんが助けてくれたのね、ありがとう」
ほむ「二人で戦ってるんだから、それなりに考えて動きなさい」
マミ「ごめんなさい、私初めてでよくわからなくて……」
シャル「ちょっとエロいで今のセリフ」
ほむ「あれは恵方巻きだけを叩いても倒せないわ」
ほむ「もう一匹を探してそいつから潰さないと」
マミ「わかったわ」
ほむ「私が恵方巻きの相手をする、あなたは人形を探して」
マミ「任されたわ」
シャル「わたしはほむほむはです」
マミ「暁美さんどいてそいつ殺せない」
マミ「ティロ・フィナーレ!」
ほむ「あなたバカなの? ド低脳がァーーッ!」
マミ「何とか倒せたわね暁美さん」
ほむ「あなたがいなければもっと速く倒せたわ」
マミ「もう暁美さんったらテレちゃって」
マミ「私たち二人で協力したから倒せたのよ」
ほむ「もーどーでもいいわ」
まど「あ、帰ってきた」
QB「魔女狩りご苦労さ」ターンッ
色々なssネタが溢れ出しちゃってるssですね
ほむ「私のいないところでまどかに付きまとわないで」カチャ
QB「全く、代わりわいくらでもいるけどこういうのは困るよマジで」モシャモシャ
さや「うわ……引くわー」
まど「……」
マミ「マミっとただいま鹿目さん」
さや「あ」
マミ「あ」
>>98mjd?
ほむ「ちょ、ちょっと私の後ろに隠れないで頂戴」
マミ「だってあの子怖い……」
さや「ぶふっwwwwww」
まど「さやかちゃん止めてよ」
さや「おらwwwティロ何とか出せwwww」
まど「やめたげてよぉ!」
マミ「あわあわ」
さや「もっとハキハキじゃべれwwwww泡食ってんじゃねえよwww」
まど「さやかちゃんちょっとあっちでおはなしようか」
さや「はい」
ほむ「美樹さやかは逝ったわ、手を離して」
マミ「本当……?」
ほむ「早く離して、私の身体に触れていいのはまどかだけよ」
マミ「……ふう」
マミ「フフ、悪は去ったわ」
マミ「彼女こそ黙示録に記された私の天敵、堕天使サヤカス」
マミ「癒しの天使であったはずの彼女が何故堕ちてしまったのか私にはわからないわ」
マミ「一度堕ちてしまった天使が再び天上を目指すことは出来ないの」
マミ「残念だけれど、唯一の救いは彼女に滅びを与えることだけなのよ」
ほむ「おめでとう」
さや「申し訳ございませんでした」
マミ「あ」
さや「申し訳ございませんでした」
まど「マミさんもう大丈夫ですよ、表面上は」
マミ「あわあわ」
QB「それでさやか、僕と契約して魔法少女にならないかい?」
さや「あ、いや、そういう気分じゃないんで、はい」
QB「強制はできないからさ」
ほむ「みんなと別れて、まどかから尾行禁止令も出なかったわ」
ほむ「今日こそまどかの住居を探してみせる」
ほむ「と、思ったんだけど」
ほむ「さっそくまかれてしまったわ」
ほむ「まどかは尾行されているのを前提に行動しているみたいだから仕方ないわね」
ほむ「時を止めても曲がり角の影にいるんだもの尾行がバレてしまう」
ほむ「時止めにも限界があるし仕方ないわ、ええそういうことにするわ」
ショウさん「また君か……」
ほむ「……どいて頂戴」
ショウさん「駄目だ、この先に進んではいけない」
ほむ「友達が、大切な友達がこの先にいるの立ち止まってはいられない」
ショウさん「小学生が近寄っていい場所じゃない、虚淵は危険だ」
ほむ「私は中学生よ」
ショウさん「なん……だと……」
ショウさん「俺が女性の年齢を間違えるとは」
ショウさん「どうしても帰らないって言うなら」
ショウさん「俺が案内しよう、ここは俺の庭みたいなもんだ」
ほむ「まあ、いいでしょう」
ショウさん「この間より二人の間隔が近いじゃないか、信用されたって思っていいのかな?」
ほむ「信用したわけじゃないわ」
ほむ「この距離でもあなたから逃げるなんて簡単に出来る、そういう意味よ」
ショウさん「そうかい」
ほむ「言っておくけど私はレズよ、たった一人に対して変態的なまでに」
ショウさん「そういうのも悪くないね」
ほむ「もしあの子を見つけても、可愛いからって手を出さないように」
ショウさん「青田買いはしない主義でね」
ほむ「ふん、そんな事言ってられるかしらあの子の可愛さといったら」
ほむ「体中が弛緩して体液という体液が滲み出し、糞尿を撒き散らすほどよ」
ほむ「初めて裸を見たときは大量出血の末にこのまま死んでもいいと思えたほどだわ」
ほむ「ああ! 早くねんごろな関係になりたい!」
ショウさん「愛が重いな……本当に友達なのか?」
ショウさん「それにしても友達、か」
ショウさん「俺はさ、見ての通りホストをやってるんだが」
ショウさん「昔は友達と一緒に夢を追っていたことがあってな」
ショウさん「金が入り用だったんで手っ取り早く金が稼げるって聞いて門を叩いたんだ」
ショウさん「その時は友達も一緒に働いていたんだが、いつだったかな」
ショウさん「ホストの仕事にも慣れた頃だ、マネージャーに上を目指せるなんて声をかけられて」
ショウさん「浮かれちまってさ、俺は夢のことなんて忘れて、その友達も蹴落して」
ショウさん「死に物狂いでホストやって、のし上がって、今ではナンバーワンホストだ」
ショウさん「やっとわかった、何をしても心が乾く、満たされないこのわけのわからない感覚」
ショウさん「あいつ、俺のこと恨んでるだろうな」
ほむ「そうかしら?」
ショウさん「全部放り出したんだぜ、俺」
ほむ「する前から諦めるなんて愚か者のすることよ」
ほむ「一度連絡を取ることをオススメするわ」
ショウさん「そう、かな」
ほむ「結果はどうであれ、あなたは前に進めるわ」
ショウさん「はは、いいこと言うなお嬢ちゃん。とても中学生とは思えないくらいだ」
ショウさん「なあ、お嬢ちゃん。名前なんて、あれ、いない……」
ショウさん「……もしもし、俺だよ。少し、話しないか?」
ショウさんは読み飛ばし推奨
ほむ「どうして人生相談なんかやってるのかしら……」
ほむ「まどかももう見つからないだろうし」
ほむ「マドカァー!」
<ホムラチャン!
ほむ「こっちね!?」
ほむ「マドカァー!」
\ホムラチャン!/
ほむ「マドカァー!」
『ホムラチャン!』
ほむ「……テープレコーダー」
ほむ「まどかも手のこんだことをしてくれるわ」
『ホムラチャン!』
ほむ「今日はこれを抱いて眠ることにしましょう」
『なお、このテープは自動的に爆発する』ボムッ
ほむ「あ……マドカァー!」
あん「うおっ、すげーエアコンついてたのか」
あん「これって、エアーコンディショナーの略だったんだな」
あん「あたしずっとエアーコントローラーの略だと思ってた」
ほむ「今日のまどかはバックプリントのパンツ、黒猫」メモメモ
ほむ「子どもっぽい所により一層の劣情を抱かざるをえない」
ほむ「私は来世で黒猫になりたいわ、まどかの可愛いお尻に押し潰されたい」
まど「ほむらちゃん……」
さや「引くわー」
ほむ「あなたには関係の無い話よ美樹さやか」
ほむ「私の世界にはまどかと私だけいればいい、誰にも邪魔はさせない」
さや「誰も邪魔しないって、あたしは今日も恭介のお見舞いだし」
ほむ「理解が早くて助かるわ」
さや「そいじゃ、あたしは行ってくる」
まど「うん、頑張ってねさやかちゃん」
さや「まどかに応援されたとあっては粉骨砕身頑張らないと、って何を!?」
まど「わかってるくせに、さやかちゃんったら」
ほむ「……ほむ」
さや「あっはっはー」
マミ「…………」
マミ「行ったようね……ふぅ」
マミ「さ、二人とも今日も盟約に従い、闇を祓いに行きましょう」
まど「今日のマミさんはちょっぴり控えめな感じだね」
ほむ「美樹さやかが心をゴリゴリ削ったおかげね」
まど「荒挽きでささくれだってるけど」
ほむ「食感が小気味良く残ってる所を売りにしているのよ」
マミ「徘徊……じゃなかったパトロールに出発よ」
まど「ブレてるね」
ほむ「ブレてるわね」
上条「さやかは僕をいじめてるのかい」
さや「だって恭介は音楽好きだから……」
上条「自分で弾けもしない曲、ただ聴いてるだけなんて! 円盤真割掌!」バキィッ
さや「っ」
上条「諦めろって言われたのさ、先生から直々に」
上条「僕の手はもう二度と動かない、奇跡か魔法でもないかぎり」
QB「……」
さや「あるよ、奇跡も魔法もあるんだよ」
マミ「今日は二人に見てもらいたいものがあるの」
ほむ「どうせわけのわからない自作の紋章とかでしょ、時間の無駄だわ」
まど「私は見たいなー」
ほむ「あまり手間を取らせないで頂戴」
マミ「それでは見せるわね、これよ」
まど「なんですかこれ?」
マミ「これは黒の教科書よ」
ほむ「どうみてもA4ノートにしか見えないわね」
マミ「ほら、表紙に黒の教科書-エンッの章-って書いてるじゃない」
ほむ「鉛筆書きだわ」
ほむ「どうせあなたの創作なんでしょう」
マミ「違うわよ、これは拾ったの」
マミ「五日ぐらい前にね」
まど「五日前?」
ほむ「あの日のまどかのパンツは純白にピンクのリボンだったわ」
マミ「これを読んだ瞬間全てを理解したわ」
まど「全てを?」
マミ「ええ、私に残されていた前世の記憶を思い出したの」
ほむ「ほむ?」
マミ『暗黒街の底に封じられし深淵たる混沌-ロードオブカオス-目覚めしとき』
マミ『悠久狂想曲-エターナルラプソディ-は始まりの笛を鳴らすだろう』
マミ『この書を手に入れし選ばれたる者よ混沌-カオス-を打ち滅ぼし』
ほむ「もういいわ」
まど「もうちょっと聞きたいよほむらちゃん」
ほむ「駄目よまどか、あなたまで変な人に見られてしまうわ」
マミ「とにかく、これでわかってくれたかしら」
ほむ「どう見たら何かわかったと思えるのかしらね」
まど「つまり、マミさんの思っていたことがその本に書かれてたって事ですね」
マミ「そうなのよ」
ほむ「ついていけないし、ついていきたくもないわ」
マミ「わいわい」
まど「わいわい」
ほむ「……まどか、もう帰りましょう」
さや「これが、ソウルジェム……」
QB「そうだよさやか、さあ魔法少女になってみるんだ」
さや「わかったよQB」
さや「よし! 変身!」
さや「キュピーン、シュワン、ギュイーン」
さや「キュルーン、キュルルルル、シュン、キュピーン」
さや「キュンキュンキュン、シューン、ピカーン」
さや「シュタ!」
QB「わけがわからないよ」
さや「これが……これが魔法少女!」
さや「って、今あたし何か言ってなかった?」
さや「……いや、気にしないでおこう」
さや「そして、これがあたしの武器か……」
さや「剣、うん堅実だね実に」
さや「…………風よ!」
さや「シュン……シュン、シュンシュンシュンシュシュシュシュ……きゅぴーん! はあぁぁぁ!」
さや「ってこれじゃあ昨日の巴マミって人みたいじゃない」
さや「うわああああああああ」
上条『ねえ、さやか』
さや『きゅいーん、きゅ、デュクシデュクシwww』
上条『さやか!』
さや『え、何?』
上条『もうそれ止めてよ!』
さや『え、それって?』
上条『恥ずかしいんだよ! 今度やったら絶交だから』
さや『え……』
さや「うわあああああああああ」
さや「あたし! あたし!」
さや「恭介に嫌われちゃう」
さや「またこんなことやって……」
さや「絶交されちゃうよ」
さや「でも、こんな服着ちゃったらもう止められない……」
さや「あたしってほんと馬鹿」
まど「さやかちゃんが学校に来ないね」
ほむ「なぞの失踪、もう何日になるかしら」
マミ「地上の楽園-エデンの園-の迎えにはまだ早い」
マミ「智天使-ケルビム-は終わりなき円舞曲-ワルツ-を踊り続けているのだから」
ほむ「巴マミも絶好調だわ、このままじゃマズイわね」
まど「さやかちゃんどこいっちゃったんだろう」
ほむ「ほむ……」
あん「部屋でジッとしてるだけなんて性に合わねえ」
ほむ(美樹さやかは今頃魔法少女になっているはず)
ほむ(どうして姿を見せないのかはわからないけど)
ほむ(ひょっとしたら佐倉杏子と何かしらのコンタクトを取ったのかも)
ほむ(あの二人相性がいいものね、一緒にいる可能性もあるわ)
ほむ(上条恭介には何の動きもないし、志筑仁美も同様)
ほむ(ならどうして美樹さやかは姿を現さない……まさか、ね)
ほむ(私のまどかをこんなに心配させて、度し難いわね)
あん「おい」
ほむ「ほむ?」
ほむ「佐倉杏子!? なんてご都合な」
あん「あん? あたしの事知ってんのか?」
あん「あー、なるほどねそういう事か」
ほむ「ちょっと! どうしてあなたがここにいるのかしら?」
あん「理由が必要なのかよ」
ほむ「ほむ」
あん「そんなことよりさ、あんたも魔法少女なんだろ?」
ほむ「そうよ」
あん「その実力試させてもらうよ!」
ほむ「っ!?」
ほむ「なんのつもりかしらないけど」
ほむ「私にはあなたと争う理由がないわ」
あん「あん? いつの間に移動しやがった!?」
ほむ「ほむん」
あん「クソっちょこまかと!」
ほむ「ほむむん」
あん「手の内が見えねえ、だが実力は確かみたいだな」
ほむ「ほむむむん」
あん「やるじゃねえか、よろしく頼むぜ、じゃあな」
ほむ「ほむ?」
まど「ほむらちゃーん」
ほむ「まどか」
まど「何かあったの?」
ほむ「何でもないわ、まどかは何も気にしなくていい」
まど「へえ、そう」
まど「そんなことよりマミさんが探してるよ、魔女退治だって」
ほむ「あの重篤患者の相手はしたくないのだけれど」
マミ「影の導き手ね」
ほむ「さっさと殺しましょう」
まど「二人とも頑張って」
あん「あたしにも一枚噛ませろよ」
マミ「!?」
ほむ「!?」
マミ「どういう風の吹き回しかしら佐倉さん」
ほむ「あなたが他人と協力ですって?」
まど「みんな頑張って!」
あん「まあいいじゃんかよ、あたしにだって事情があるんだ」
ほむ「昨日とはまるで態度が違うじゃない、怪しいわ」
マミ「協力してくれるっていうんだからいいじゃない暁美さん」
マミ「彼女もきっと私たちの宿命の仲間-ディスティニー・アミーゴ-に違いないわ」
あん「わけわかんねえこと言ってないでさっさとやるぞ」
ほむ「……いかん、まどか分が不足してきた」
あん「は?」
ほむ「まどか分が足りなくなると疲労や集中力、思考力の低下等の症状が現れる」
あん「いや、聞いてねえし」
マミ「まどか分は鹿目さんから摂取できるのかしら?」
ほむ「何を言っているの、当たり前じゃない」
ほむ「マドカァー!」
まど「ホムラチャン!」
ほむ「スキ……」
あん「なんだ、この感じ……こういうのもわるくない、かも」ドキドキ
まど「大丈夫ほむらちゃん、もういいの?」
ほむ「ダイジョブ、これ以上したら足腰立たなくなっちゃうから」
まど「魔女を倒さないといけないもんね、うん、頑張ろう!」
マミ「私一人戦っているこの状況」
マミ「なぜかしら、ちょっぴりしょっぱい」
マミ「ティロ・フィナーレ!」
あん「おいしい所、持って行かれたか」
マミ「戦ってたのはほとんど私じゃない」
マミ「暁美さんに至っては呆けているだけだったし」
ほむ「過剰摂取は時に人体に悪影響を与えるわ、でも止める気はさらさら無い」
まど「だよねー」
マミ「佐倉さんも何しに来たのかしら」
まど「顔見せ、かな?」
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