刹那「魔法少女まどか☆マギカだ」
ロックオン「まどか…マギカ……?」
刹那「そうだ」
ロックオン「そうだって言われてもな……」
刹那「知らないのか?」
ロックオン「ああ、聞いたことないな」
刹那「貴様っ、それでもガンダムマイスターか!?」グワシッ
ロックオン「うおっ!?が、ガンダムに関係があるのか?」
アレルヤ「まぁまぁ、刹那落ち着いて」
刹那「くっ……」
ロックオン「ったく、ちゃんと説明してくれよ」
アレルヤ「刹那が言っているのは、魔法少女まどか☆マギカ。日本のアニメーションのことさ」
ロックオン「ああ、アニメね。なんだ刹那、お前そういう趣味もあったのか?」
刹那「ああ……」
アレルヤ「少し前に刹那一人で日本に潜入する任務があったでしょ。あの時に感化されちゃったみたいなんだ」
ロックオン「なるほど。しかし、あの刹那がここまで嵌ってるとは、そのまどかなんたらってやつは凄いもんなんだな」
刹那「魔法少女まどか☆マギカだ!!」
ロックオン「ああ、悪い悪い。まどか☆マギカね」
ロックオン「それで、俺にどうしろと?」
刹那「見てくれ」
ロックオン「やっぱりか……。いいよ俺は、遠慮しとく」
アレルヤ「なぜだい?すごく面白いんだよ?」
ロックオン「なんだ、アレルヤも見てるのか。でも俺にはそういう趣味はないんだ」
刹那「ソレスタルビーイングの中で視聴していないのは貴様だけだぞ、ロックオン」
ロックオン「な、なにぃ?」
アレルヤ「本当だよ。今もブリッジでは上映会が行われているはずさ」
ロックオン「バカな……」
刹那「事実だ。俺が録画したDVDを全員に配った」
アレルヤ「僕も含めてね。その結果、みんなで上映会をするほど嵌っちゃったのさ」
ロックオン「いつの間にそんなことに……」
このロックオンはどっちのロックオン?
>>9
兄貴のほうです
ハロ「ロックオン、オクレテル!オクレテル!」
ロックオン「うるせぇ!くそっ、そう言われると気になってきたじゃねぇか」
刹那「お前用のDVDもすでに用意してある」
ロックオン「あ、ああ。ありがとよ……」
ハロ「ホムホム!ホムホム!」
ロックオン「ああ?こいつ、何言ってるんだ……故障か?」
アレルヤ「ははは、ハロはほむほむ派なんだね」
ロックオン「なんだそりゃ?」
刹那「見れば分かる」
ロックオン「お、おう、そうか。それじゃちょっと行ってくるわ」
ティエリア「待てッ!!」
刹那「ティエリア・アーデ……!」
ティエリア「ロックオン、そんなものを見る必要はない!」
ロックオン「ん?どうしてだ?」
ティエリア「そんなものを見るくらいなら、なのはを見るんだ!!」
ロックオン「な、なのは?」
刹那「なのは……まだそんな古臭いアニメに執着しているのか」
ティエリア「なんだと!?確かに絵柄は少し古いかもしれないが、ストーリーは今も色褪せることない名作中の名作だぞ!!」
刹那「だが、もうその時代は終わった。お前もさっさとまどか☆マギカの面白さを認めろ」
ティエリア「貴様っ!!僕だってまどか☆マギカの面白さは認めている!
しかし、それが魔法少女アニメの中で、あたかも一番であるような風潮を認めるわけにはいかない!!」
ロックオン「おいアレルヤ、二人は何の言い争いをしているんだ?」
アレルヤ「説明するよ。まず、日本のアニメーションはその数も質も、世界でトップクラスであることは知っているよね」
ロックオン「あ、ああ……そう…なのか?」
アレルヤ「うん。その膨大なアニメの中には、当然様々なカテゴリーが存在している。
能力バトル物、ロボットアニメ、ミステリーやスポーツ、もちろん恋愛物も多くある」
ロックオン「へぇ……」
アレルヤ「そして、大きなカテゴリーの一つとして、魔法少女アニメが挙げられる。
テレビがモノクロの時代から現代まで、それはそれは多くの魔法少女アニメが作られてきたんだ」
ロックオン「で、今人気なのがまどかなんたらってわけか」
アレルヤ「うん」
刹那「魔法少女まどか☆マギカだ!!」
ロックオン「ああ、わかったわかった」
アレルヤ「ちなみに、ティエリアが言っている『なのは』というのは『魔法少女リリカルなのは』という
これもまた、2000年代を代表する魔法少女アニメのことさ。
放送当時から現在に至るまで、多くのファンの心を掴んでいる超人気作品だね」
ロックオン「よく分かった。刹那はまどか派で、ティエリアはなのは派。だから今こうして対立してるのか」
アレルヤ「そういうことだね。よくある信者同士の対立ってやつさ」
ロックオン「しかしお前、なんでそんなに詳しいんだ?」
アレルヤ「あ、ああ、えっと、ハレルヤがそういうの好きだから、僕も勝手に覚えちゃってね」
ロックオン「そうか……」
ティエリア「だから!ちゃんとなのはを見てから、どちらが面白いか決めるべきだと言っているんだ!!」
刹那「その必要はない。俺にとってまどか☆マギカが全てだ」
ティエリア「くそっ!これだからゆとりってやつは!!」
アレルヤ「ほらほら、二人ともそれぐらいにしなよ」
ロックオン「そうだぞ、お前ら。いいじゃないか別に。好きな作品は人それぞれだろう」
ティエリア「そんなことは分かっている!しかし……」
ロックオン「ああもう、分かったよ。とりあえず、俺はまどかもなのはも両方見る。
その結果、どっちが好きかどうか決める。それなら文句ないんだろ、ティエリア?」
ティエリア「そうだ。僕が求めているのはそういうことだ」
刹那「……」
ロックオン「ついでだ。刹那、お前もなのはを見ろ」
刹那「なぜだ?」
ロックオン「なぜって、不公平だろ。お前もちゃんと両方見てから評価するべきだ」
アレルヤ「その通りだね。食わず嫌いはいけないよ」
刹那「……」
刹那「確かに。わかった、俺もなのはを見よう」
ロックオン「よし。それじゃ各自、部屋に戻ってアニメを見るとするか」
その頃
グラハム「な、なんだこれは!?」
ビリー「何って、見てわかるだろう。君専用にフラッグをカスタムしているんじゃないか」
グラハム「だが、まったく出来上がっていないではないか!何故なんだカタギリ、君らしくないぞ!!」
ビリー「無茶を言わないでくれよ。君が出した改造プラン通りに進めてるだけさ」
グラハム「し、しかしこれでは、間に合わんではないか!来たるガンダムとの決戦に!!」
ビリー「えっ?それを承知で君は、このプランを僕に渡したんだと思っていたんだけど」
グラハム「くそっ、この私としたことがっ!」
ビリー「それとね、このゼロシステムとかゲッコウチョウっていうのは、一体どういうモノなんだい?」
グラハム「ん?ああ、それについては資料を持って来た。目を通しておいてくれ」
ビリー「了解だ。って、これはアニメのDVDじゃないか。まさかこれに……?」
グラハム「その通りだ!それらのシステムを組み込めば、必ずガンダムを凌駕する機体が出来上がるだろう!!」
ビリー「えっ、ちょっと待ってくれグラハム。君は正気なのか?」
グラハム「はははははっ、正気など、とうの昔にどこかに置き忘れてしまったさ!
そうだ、いっそのことモビルトレースシステムも付けてみよう!戦術の幅が大きく広がるはずだ!!」
ビリー「またわけのわからないことを……。だが、時間をかければできないことはないか……?」
グラハム「おお、さすがは我が親友!共に作り上げよう、ガンダムを超える最強のモビルスーツを!!」
ビリー「ふぅ、また一段と忙しくなるなぁ……」
イアン「明らかにスーパーセルの兆候です!」
トレミー ロックオンの部屋
《交わした約束忘れないよ~♪》
ロックオン「うおお、ここでオープニングかよ……」
ロックオン「は、半端ねぇ……半端ねぇよこのアニメ……」
ロックオン「ちくしょう……涙が…」ゴシゴシ
ロックオン「さて、いよいよクライマックスだな。次のディスクに……」
ロックオン「ん……?」
ロックオン「ない……これで終わりか?いやそんな馬鹿な。ちゃんと予告が入ってたじゃないか」
ロックオン「まさか刹那のやつ、最後のディスクを渡し忘れていたのか?」
ロックオン「くそっ、あの馬鹿野郎が!!」
トレミー ブリッジ
ロックオン「刹那ッ!!」
フェルト「あ、ロックオン……」
スメラギ「あら、どうしたの?なんか目が赤いけど」
ロックオン「いや、これは別にたいしたことじゃないんだ。それより刹那がどこにいるか知らないか?」
クリス「どこって、ロックオンの後ろにいるじゃん」
ロックオン「え……うおおっ!?」
刹那「何か用か、ロックオン」
ロックオン「何か用かじゃねぇよ!11話を録画したディスクを早くよこせ!!」
刹那「それは……。すまない……」
ロックオン「ああ?そりゃどういう意味だよ?」
刹那「ないんだ……」
ロックオン「ないって……、まだ放送されてないってことか?」
スメラギ「その通りよ」
ロックオン「スメラギさん……。いやしかし、もう春のアニメが始まってる。
だったら冬アニメであるまどか☆マギカはすでに放送終了していないとおかしいだろう?」
スメラギ「そうね。確かにそうなのだけど、実際にはまだ10話までしか放送されていないの」
ロックオン「なぜだ……これほどの人気アニメがなぜ……?」
刹那「分からないんだ……。公式ホームページでも製作者のブログでも、そのことは一切明かされない。
それどころか、10話放送以降、更新すらされていないんだ……」
ロックオン「そんな……」
ロックオン「なんだよ……なんだってんだよ!!」ドンッ
スメラギ「そのことなんだけど、進展があったわ」
刹那「なにっ!?」
スメラギ「フェルト、お願い」
フェルト「はい」
ブゥウン……
刹那「これは……」
ロックオン「10話のエンディングじゃないか。曲に入るタイミングもそうだが、最後の一枚絵に5人全員が映っているところが……」
スメラギ「ここを見て」
刹那「なっ……!?」
ロックオン「PMCトラスト……だと……?」
刹那「なぜエンドロールにPMCトラスト……民間軍事会社の名前がある!?」
スメラギ「詳しいことは分からないけど、この繋がりは怪しすぎるわ」
ロックオン「しかし、アニメ制作会社と戦争屋の集団が手を組んで、何をやろうってんだ?」
スメラギ「さてね。もしかしたら、一方的な契約かもしれない」
刹那「それは、PMCがシャフトを無理矢理押さえ込んでいるということか?」
スメラギ「あくまでも可能性だけどね」
ロックオン「だとしても、一体奴らになんのメリットが……」
ティエリア「なるほど」
ロックオン「ティエリア!居たのか……」
ティエリア「話は聞かせてもらった。そして、僕にも一つ気になっていることがある」
刹那「それはなんだ?」
ティエリア「ヴェーダにアクセスできなくなった日を覚えているか?」
刹那「あれは……そうだ。9話が放映された次の日のことだったはずだ」
ティエリア「その通りだ」
ロックオン「ちょっと待て。お前、何が言いたい?」
ティエリア「僕の仮説はこうだ。ヴェーダを掌握した者、つまりソレスタルビーイングの裏切り者が、
ヴェーダの機能を使ってPMCトラストに働きかけた可能性がある」
ロックオン「だが、それに一体何の意味があるってんだ?」
ティエリア「無論、まどか☆マギカの放送を中止させるためだ」
刹那「馬鹿なッ!!」
スメラギ「さすがにそれは理論が飛躍しすぎよ。PMCはAEUと密接な繋がりがあるわ。
そして現在、三大国家は国連軍として協力関係にある。つまり地球の全ての組織が私達を追っているということよ」
ロックオン「で、その国連軍を影で操っているのが、
ヴェーダを掌握している裏切り野郎なんじゃないかって、ちょっと前に結論が出たじゃねぇか」
スメラギ「わざわざ三大国家を操っている裏で、たった一つのアニメの放送を止めているというの?」
ティエリア「そうだ。理由は知るべくもないが、裏切り者の目的はまどか☆マギカだ」
ロックオン「んなアホな……」
スメラギ「うーん……。でも、PMCが国連軍に加担し、裏切り者がヴェーダを掌握している以上、
そこから何かの糸口がつかめるかもしれないわね」
刹那「つまり、裏切り者を叩けば、まどか☆マギカの放送が再開されるということか?」
スメラギ「まぁ、ティエリアの仮説が正しければだけど……」
ロックオン「おいおい刹那、そんな本気にするなよ」
刹那「だがロックオン、PMCにはあの男、アリー・アル・サーシェスがいる」
ロックオン「サーシェス……。しかしお前、あの男がこんな馬鹿げたことに関わっていると、本気で思ってるのか?」
刹那「分からない。だが奴は人間の苦しむ姿を餌にして生きているような男だ。
多くのまどか☆マギカファンが苦しむのだと知れば、喜んで手を貸す可能性はある」
ロックオン「なるほどな。確かに、疑う理由としては充分か……」
ティエリア「それで、スメラギ・李・ノリエガ。僕達はこれからどうする?」
スメラギ「そうね、当面は国連軍の様子を見ながら……」
クリス「スメラギさん!Eセンサーに反応!艦の周囲に多数のMS反応です!!」
スメラギ「なんですって!?どうして今まで気付かなかったの!?」
クリス「多分、何かの装置で反応を遮断していたみたいです」
スメラギ「待ち伏せ……?やってくれるわね」
フェルト「擬似太陽炉搭載型の反応が多数、その中にスローネタイプのガンダムの反応が一つあります」
刹那「アリー・アル・サーシェス……!」
スメラギ「国連軍ね……みんな、急いで出撃を!」
ロックオン「行くぞ刹那、ティエリア!」
ティエリア「了解だ」
刹那「了解」
スメラギ「アレルヤは!?」
フェルト「部屋でカードキャプターさくらを見てます」
スメラギ「さっさと出撃させて!!」
フェルト「了解です」
その頃
ルイス「はぁ……。沙慈ったら、今日も大学休んじゃってさ」
ルイス「何やってんだか……」
ピンポーン
ルイス「むぅ~……、さ~じ~!!」ドンドン
ガチャ
沙慈「は、はいはい。どちら様ですか……ってルイス!?」
ルイス「何よその反応!せっかく彼女が尋ねてきてあげたってのに、どういうことよ!!」ポカポカ
沙慈「うわっ、ち、違うんだ!久しぶりだから驚いただけで……痛いよルイス!」
ルイス「それで、大学休んで何してたの?風邪ってわけじゃ無さそうだけど」
沙慈「えっ、うーんと、ちょっとアニメの見すぎで昼夜逆転しちゃったというか何と言うか……」
ルイス「なっ、何よそれ!そんなことでデートの約束もすっぽかしたって言うの!?」
沙慈「ええっ、デート!?ご、ごめん、そんなのしてたっけ?」
ルイス「もう知らない!死んじゃえバカ沙慈!!」プンプン
沙慈「ああっ、ルイス待って!今期は本当に見るアニメが多いんだよ!仕方ないことなんだよ!!」
ルイス「仕方ないことあるかバカぁ!!」
風呂入ってくる
ルイス「愚か者が相手なら、私は容赦しない」
デュオ「美少女戦士・・・・セーラー・・・なんだって?」
ヒイロ「美少女戦士セーラームーンだ」
トレミー 格納庫
ガンダムデュナメス コックピット内
ハロ「ホムホム!ホムホム!」
ロックオン「わかったわかった。お前、そんなにほむほむが好きか?」
ハロ「ハロ、ホムホムスキ!ホムホム!ホムホム!」
ロックオン「そうか。ちなみに俺はマミさん派だ」
ハロ「3ワデシンダ!3ワデシンダ!」
ロックオン「そうだな。でもよ、暗い過去を背負って戦い続ける姿ってのは、カッコいいと思わないか?」
ハロ「カッコイイ!カッコイイ!」
ロックオン「だよな。それに、俺も同じようなもんだから、重ねちまったのかな……」
ハロ「ロックオンハシヌナ!シヌナ!」
ロックオン「はは、俺は死なないさ。最終話を見るまで意地でも死ねるかよ」
フェルト『デュナメス、出撃してください』
ロックオン「了解だ!ハロ、ほむほむもいいが、ちゃんとサポート頼むぜ!」
ハロ「リョウカイ!リョウカイ!ホムホム!」
ロックオン「ロックオン・ストラトス、マミさんの分まで狙い撃つぜ!!」
ガンダムキュリオス コックピット内
ハレルヤ「ったく、いいとこだったってのによぉ~」
アレルヤ「仕方ないよ。それに劇場版なら何度も見たじゃないか」
ハレルヤ「まぁな。んで、今回の敵は誰だ?」
アレルヤ「国連軍だよ。そして、彼らを倒せばまどか☆マギカの放送が再開されるかもしれないって」
ハレルヤ「なにぃ?おいハレルヤ、俺に代われ」
アレルヤ「嫌だ。このミッションは僕の力でこなしてみせる。さやかちゃんのために……」
ハレルヤ「ああん?お前、まだあんな女に肩入れしてんのか?」
アレルヤ「そうだよ。ハレルヤにはさやかちゃんの繊細な乙女心は分からないんだろうけどね」
ハレルヤ「はっ!んなもん分かってたまるかよ。あいつは俺の杏子を殺しやがったクソ女だ!」
アレルヤ「くっ……いくら君でも言っていい事と悪い事がある!!」
ハレルヤ「はははっ、もっと言ってやるよ!美樹さやかは性格ブスのメンヘラ女なんだよ!!」
アレルヤ「ハレルヤァアアァアッ!!!」
フェルト『キュリオス、出撃してください』
アレルヤ「り、了解。アレルヤ・ハプティズム、目標に飛翔する!!」
ガンダムエクシア コックピット内
刹那「たとえ敵が何体いようとも……」
刹那「すべて俺が破壊する」
刹那「世界の歪みは、すべて断ち切る!」
ティエリア『張り切っているな、刹那』
刹那「ティエリア・アーデ……。そうだ、お前には謝らなければならない」
ティエリア『なんのことだ?』
刹那「見もしないでなのはを否定したことだ。すまなかった」
ティエリア『ふっ、そんなことはもういい。それで、どこまで見たんだ?』
刹那「まだ一期を見ただけだ。今俺の心は、温かい気持ちで溢れている」
ティエリア『ふふっ、まさか君からそんな言葉を聞けるとは思っていなかった』
刹那「ああ、なのはは素晴らしいアニメだ……」
ティエリア『もっと語り合いたいところだが、今は無理だな』
刹那「だが、この戦いに勝利すれば、その後にいくらでもできる」
ティエリア『そうだな。刹那、死ぬなよ』
刹那「当たり前だ。この世界の歪みを破壊し、まどか☆マギカに縛られた魂を解放してみせる」
ティエリア『自分も含めて、か?』
刹那「ああ……」
クリス『ヴァーチェ、発進してください』
ティエリア「了解。ティエリア・アーデ、目標を破砕する!」
クリス『続いてエクシア、発進してください』
刹那「了解。この戦いで、すべてを終わらせる」
刹那「行くぞ、エクシア!」
刹那(裏声)「stand by ready, setup!」
刹那「刹那・F・セイエイ、目標を駆逐する!!」
トレミー ブリッジ
フェルト「ガンダム4機、出撃しました」
スメラギ「よし。ティエリアはトレミーを護衛しながら、接近する敵機を各個撃破。
アレルヤは正面右側から来る部隊、ロックオンは正面左側から来る部隊を迎撃して。
刹那は単機行動のスローネを撃破することに専念してちょうだい」
ティエリア『了解』
アレルヤ『了解』
ロックオン『スメラギさん、俺をスローネの方に向かわせてくれないか?』
スメラギ「あら、どうして?」
ロックオン『あいつには借りがあるんだ。それを万倍にして返してやらなきゃならねぇ』
スメラギ「分かったわ。スローネにはあなたが向かって。刹那もいいわね?」
刹那『了解した。ロックオン』
ロックオン『なんだ?』
刹那『奴は強い。気をつけてくれ』
ロックオン『わかってるさ。お前、アニメを見始めてから少し変わったな』
刹那『そうかもしれない。ティエリアにも言われた』
ロックオン『俺は良いことだと思うぜ。と、雑談は終わりだ。行くぞ!』
刹那『了解。ガンダムエクシア、作戦行動を開始する』
ガンダムキュリオス アレルヤ
アレルヤ「来た!太陽炉搭載型が6機……」
ハレルヤ「おいおい、一人で勝てるのかぁ?なんなら俺が代わってやるぜ?」
アレルヤ「うるさい!僕一人でやってみせる!君は邪魔するな!!」
ハレルヤ「ふん、せいぜい頑張るんだな」
アレルヤ「言われなくたって!うおおおおおおっ!!」
ピーリス「中佐、ガンダムが1機接近しています」
セルゲイ「あれは……羽付きのガンダムか」
ピーリス「フォーメーションはどうしますか?」
セルゲイ「今回は破壊してもいいとの命令が出ている。フォーメーション『ふわふわタイム』だ!!」
ピーリス「了解」
ピーリス(くっ、毎度のことながら気が抜ける……!)
ピーリス(いくら中佐がアニメ好きだからと言って、仕事にまで持ち込まれてはたまったものではない!)
ピーリス(一度ちゃんとそのことについて意見させてもらおう)
アレルヤ「うおおおおっ!!」
ピーリス「くっ、しまった!?」
ガキイイイィイイン
セルゲイ「少尉!何をぼやぼやしている!戦闘は始まっているんだぞ!!」
ピーリス「す、すいません!」
ピーリス(私としたことが……!今は他のことに気を取られている場合ではない!)
ピーリス「決着をつけるぞ、ガンダム!!」
このハレルヤとは趣味が合う
支援
ガンダムヴァーチェ ティエリア
ティエリア「敵の数が多い……」
ティエリア「だが、一機たりともトレミーに近づけさせるわけにはいかない」
ティエリア「僕のなのはコレクションは、何があっても守り抜く!」
ティエリア「バーストモードで一掃する!!」
ギュイイイイイイイイン(チャージ中)
ティエリア「くらうがいい!ディバイン……」
ティエリア「バスタアアアアアーー!!!」
シュオオオオオオォォォ……
コーラサワー「くそっ、いきなりあんなもんぶっ放しやがって……」
コーラサワー「俺の小隊全滅しちまったじゃねぇか!」
コーラサワー「あのデブガンダム、とことんやってくれるぜ!」
コーラサワー「だが、こうなったら俺一人ででもやってやる」
コーラサワー「俺はAEUのエース、パトリック・コーラサワーだからなああああああ!!!」
ティエリア「ちぃ、一機撃ち漏らしたか!仕方がない。ヴァーチェ、近接戦闘へ移行する!」
ガンダムデュナメス ロックオン
ロックオン「ちっ、敵の数が多くて、奴に近づけねぇ……」
刹那『ロックオン、ここは俺が食い止める!お前は奴のところへ!』
ロックオン「すまねぇ、刹那!頼んだぜ!!」
サーシェス「へっ、きやがったな、ガンダム!」
サーシェス「てっきりクルジスのガキが突っ込んでくると思ったが、まぁいい」
サーシェス「全部俺が喰ってやらあ!!」
ガギイイイィイイイイイイイン
ロックオン「うおおおおおおっ!!!」
サーシェス「死ねよやああああああああああ!!!」
ジョナサン?
>>128
ブレンパワードも大好きなのです
サーシェス『どうしたよ!?射撃専用の機体で近接戦闘とはよ!!』
ロックオン「だまれ!てめぇには聞きたいことがある!!」
サーシェス『ああん?んなもん、俺にはねえよ!!』
ロックオン「アリー・アル・サーシェス!てめぇの目的はなんだ!?」
サーシェス『目的ぃ?戦争してぇからに決まってんだろうが!!』
ロックオン「だったら、なぜPMCが民間のアニメ会社と契約を結んでいる!?」
サーシェス『知らねぇなあ!!知ってても教えてやるかよ!!』
ロックオン「だったら、力ずくでも聞き出すまでだ!!はああああああっ!!」
その頃
マリナ「はぁ……」カチカチ
シーリン「どうかしたの?」
マリナ「今日も更新されてないの、まどか☆マギカのホームページ……」
シーリン「ああ……いったい何があったのかしらね」
マリナ「ネットでは、なんだか脚本が流出したって騒ぎになっているし、本当に再開されるのかしら……」
マリナ「このままじゃ、DVDもちゃんと発売日に出るのか心配で……」
シーリン「ちょっと待ちなさい。あなた、DVD予約してるの?」
マリナ「えっ、だって……」
シーリン「あなた状況分かってるの!?
国の金庫もすっからかんだって時に、DVDなんか買うお金がどこにあるのよ!!」バンッ
マリナ「ひっ……!しょ、初回限定版ほしいから……」
シーリン「我慢しなさい!どうせアマゾンだからキャンセルできるでしょう。今すぐキャンセルしなさい!!」
マリナ「こ、今回はアニメイトだから、キャンセルできないの」
シーリン「そんな嘘は聞きたくありません!」
マリナ「は、はい……」ショボーン
ガンダムキュリオス アレルヤ
アレルヤ「はぁ、はぁ……」
アレルヤ「ぐっ……頭が…痛い……」
ハレルヤ「おいアレルヤよぉ、いつまで一人でやる気だぁ?」
アレルヤ「あと2機なんだ……やってみせる!!」
ハレルヤ「つっても、その残りの2機はどっちも指揮官機だぜ。そして、片方はあの女だ」
アレルヤ「分かってる……!それでも……!!」
ビギューン(ビームの音)
アレルヤ「ぐああっ!しまった……左脚が……!」
ハレルヤ「ほらみろ、いつまでも意地張ってる場合じゃねぇぞ。お前だってわかってるんだろ?」
アレルヤ「それでも……それでも、僕は君が許せない!さやかちゃんを悪く言う君を許せないんだ!!」
ハレルヤ「おまえなぁ……」
ビギャーン
アレルヤ「ぐっ……!僕だって、君の言うことは分かる……。
さやかちゃんにも悪いところはあるって分かってる……!」
アレルヤ「でも……それでも、さやかちゃんは泣いていたんだ!!」
アレルヤ「僕って、ホントバカ」
アレルヤ「マミさんのために、まどかちゃんのために、自分以外の誰かのために、さやかちゃんは戦っていたんだ!
何故君にはそのことが分からない!上条くんへの恋が上手くいかなかったことも、魔女になってしまったことも、
全てさやかちゃんのせいだって、そう言って君はさやかちゃんを否定するのか!?
杏子ちゃんが命を懸けて守ろうとした彼女を!!」
ハレルヤ「……!?」
ギョイーン(ビームの音)
アレルヤ「あぐっ…!」
ハレルヤ「へっ、ざまあねぇな」
アレルヤ「ハレルヤ……」
ビームの音がいちいち面白いんだが
ハレルヤ「お前に言われるまで、そんな簡単なことに気付かなかったとはな」
アレルヤ「じゃあ!」
ハレルヤ「ああ、よく分かったぜ。さやかを否定するってことは、同時に杏子も否定するってことだったんだな。
まったく、自分が情けねえ!」
アレルヤ「いいんだよ、ちゃんとそのことに気付いて、それを認められたんだから」
ハレルヤ「そうだな……。ありがとよ、アレルヤ」
アレルヤ「かまわないさ。それより今は、この状況を何とかしないと……」
ハレルヤ「だな。奴らに見せてやろうぜ、本当の超兵の戦い方ってやつをよぉ!!」
アレルヤ「うん!一緒に行こう、ハレルヤ!!」
アレハレルヤ「トランザム!!」
ギュオオオオオオオオ(キュリオスが物凄く動いております)
セルゲイ「なにっ!?まだこのような動きがっ、ぐわあああ、む、むぎちゃん!!?」ドゴーン
ピーリス「中佐!!くっ、速すぎて……動きが捉えられない!?何故だ!私は完璧な超兵のはずだ!!」
アレハレルヤ「分かってねぇなぁ女。てめぇは完璧な超兵なんかじゃねえ!!」
ピーリス「なんだと!?」
アレハレルヤ「脳量子波で得た超反射能力、だがてめぇはその速度域に思考が追いついてねぇんだよ!
動物みてぇに本能で動いてるだけだ!!」
ピーリス「そんなことが……!」
アレハレルヤ「終わりだぜぇ!これが、僕達の真の力だ!!!」
ズバアアアァァァン
ピーリス「くっ、うわああああっ!!!」ボカーン
御大将「戦場でなぁ!こry」
ガンダムヴァーチェ ティエリア
バチバチバチバチ(鍔迫り合いの音)
ティエリア「くぅ……こいつ!!」
ヴゥン!!
コーラサワー「はっ、思ったとおりだぜ!接近しちまえばなんてことねぇ!!」
ティエリア「やはり速い…ヴァーチェでは捉えきれないのか……!」
コーラサワー「おらおらおら!どっち向いてやがる!俺はこっちだぜ!!」
ティエリア「くっ、しまった後ろを!?」
ビュオオッ!!
コーラサワー「やりましたよ大佐!俺がガンダムを―――」
カッ!!!
コーラサワー「どわあっ!?こ、こいつ装甲を……!!」
ティエリア「僕にこの姿を晒させたことは、流石だと言っておこう」
ガシャコン ガシャコン(装甲が外れている音)
ティエリア「ナドレ改め、ガンダムヴァーチェ・ソニックフォーム」
ティエリア「この状態ならば、スピードの差はなくなる!!」
カシャ ヴオオオオォォン(ビームサーベルを取り出す音)
コーラサワー「なっ!?」
ティエリア「終わりだ!雷光一閃!!」
ティエリア「プラズマザンバーブレイカー!!!」
ズバアアアアアアン
コーラサワー「そんなんありかよおおおおおおおおおお!!!!」ドゴーン
シュウウウゥゥゥ……
ティエリア「作戦、終了……」
ティエリア「ふぅ……やはり大声で技の名前を叫ぶと気分がいい」
ティエリア「実際に威力も20%ほど向上している」
ティエリア「これは検討の余地があるな」
ティエリア「それはそうと、先ほどのビームサーベルでの斬撃は『スプライトザンバー』と叫ぶべきだったか」
ティエリア「プラズマザンバーブレイカーは、もっと、パァーッって動くもんなぁー」
ティエリア「ふっ、僕もまだまだだな。そもそもナドレのカラーリングがいただけない」
ティエリア「やはりフェイトちゃんと言えば黒だ。黒でなければ」
ティエリア「帰ったらイアンに提言してみるとしよう」
ガンダムデュナメス ロックオン
ロックオン「づおおおっ!!」
ビキューン ビキューン
サーシャス「おおっと!へっ、なかなかやるじゃねぇか、スナイパーさんよぉ!!」
ビュオオッ!!(バスターソードを振り上げた音)
ロックオン「ぐっ……!」
バチバチバチバチ(鍔迫り合いの音)
サーシャス「いいぜ、冥土の土産に面白いこと教えてやるよ」
ロックオン「くっ……遺言の間違いじゃねぇのか?」
サーシェス「はははっ!たかがアニメ一つで、よくそこまで熱くなれるもんだぜ!」
ロックオン「っ!!てめぇ、やっぱり何か知ってやがるな!!」
サーシェス「知ってるさ。ところでお前、見てるアニメの結末を、誰かに先に教えられたらどう思うよ?」
ロックオン「ああ?んなことされたら、誰だって冷めちまうだろうが!」
サーシェス「だよなぁ……だよなあ!!」
ロックオン「てめぇ、何が言いたい!」
サーシェス「なんだお前、知らないのか?ネットに11話と12話の台本が流れたってことをよぉ!!」
ロックオン「なっ、なにぃ!?ハロ、本当か!?」
ハロ「ホントウ!ホントウ!」
サーシェス「俺がよぉ、シャフトでちょろまかした台本を流してやったのさぁ!!ははははははっ!!!」
ロックオン「てめぇ、それがどういうことだか分かってんのか……?」
サーシェス「はははっ、もうおせぇよ!!それに、もう誰一人まどか☆マギカの続きは見られねぇ!
俺のおかげでストーリーだけでも知ることができたんだ、逆に感謝されたいくらいだぜ!!」
ロックオン「続きが見られねぇだと……?そんなことは俺達がさせねぇ!!」
サーシェス「やれるもんならやってみなあ!!
万が一放送されたとしても、台本読んじまった奴はガッカリするだろうがなあ!!!」
ロックオン「絶対に許さねえ!てめぇは戦いを生み出す権化だ!!」
サーシェス「はははっ、遊びは終わりだ!行けよ、ファングウゥゥゥ!!」シュバババッ
ヒュンヒュンヒュン!!
ロックオン「トランザム!!!」
キュオオオオオオオオ!
ロックオン「片っ端から撃ち落とす!!」
ビギューン ビギューン ビギューン(ライフルを発射する音)
サーシェス「ちっ、この野郎ファングを……!!」
バギューン
サーシェス「ごああっ!!」
ロックオン「狙い撃つ……狙い撃つぜぇ!!」
バギューン バギューン バギューン
サーシェス「がああっ!!この俺が、こんなところで!認めねぇ……認めねぇぞ……!」
サーシェス「絶対認めねぇ!!うおおおおおおっ!!!??」ボカーン
ロックオン「アリー・アル・サーシェス……てめぇみたいな野郎は、この世にいちゃいけねぇんだよ」
ハロ「ティロ・フィナーレ!ティロ・フィナーレ!」
ロックオン「あっ、バカ野郎!それは俺の台詞だろうが!」
トレミー ブリッジ
フェルト「スローネの反応が消失。デュナメスは健在です」
スメラギ「刹那の方は?」
フェルト「たった今最後の一機を撃墜しました。国連軍のMSの反応ありません」
スメラギ「イアン、キュリオスとナドレはどんな具合?」
イアン『キュリオスは損傷が激しいが、パイロットは軽症だ。ナドレには目立った傷はない。パイロットも無事だ』
スメラギ「わかったわ。とりあえずナドレに装甲を付ける作業を優先して」
イアン『了解した』
スメラギ「はぁ……、なんとか乗り切れたわね」
クリス「ほんとですね。みんな無事で良かったです」
スメラギ「正直、かなりやばいと思ってたけど……これが、アニメの力なのかしら」
クリス「かもしれませんね」
フェルト「っ!?前方から超高エネルギー反応!戦艦の主砲クラスです!!」
スメラギ「なっ!?急いで回避を!!」
リヒティ「このぉ!!」
ギュボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ(ビームの音)
スメラギ「くっ……被害状況は!?」
フェルト「大きな損傷はありません。ただ、ティエリアの私室があるエリアから火災が発生している模様です」
スメラギ「ティエリアは大丈夫なの?」
フェルト「はい。本人は格納庫で待機しています」
スメラギ「そう……。それで、攻撃してきた相手は確認できた?」
クリス「モニターに映像、出ます」
刹那「ロックオン、大丈夫か!?」
ロックオン『あ、ああ、俺は大丈夫だ。しかし、なんだよあの悪趣味なデカブツは……』
刹那「金色の……モビルアーマー……」
トレミー 格納庫
イアン「バカ野郎!まだ整備中だって言ってんだろうが!武器もなしにどうするってんだ!!」
ティエリア「GNキャノンがある!僕は、僕は奴を許すわけにはいかないんだ!!」
ウイーン ガシャン
イアン「だから落ち着けって……うおおっ!?」
ティエリア「ガンダムナドレ、目標を消滅させる!!」
ゴオオオッ……
イアン「ったく、行っちまいやがった……」
アレハンドロ・コーナー「ふはははははっ、イオリア・シュヘンベルグの亡霊共め!
この私、アレハンドロ・コーナーが貴様らを新世界への手向けにしてやろう!!」
アレハンドロ・コーナー「喰らうがいい!!」
ギュボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ(ビーム発射音)
トレミー ブリッジ
クリス「モビルアーマーからの第二射、大きく外れました。被害ありません」
スメラギ「牽制かしら?とりあえず艦を衛星の陰に隠して」
リヒティ「了解!」
ギョボオオオオオオオオオオオオオオオォォォォ……
フェルト「またしても砲撃!でも、こちらの被害はゼロです」
スメラギ「いったい何が目的なの……?」
ラッセ「ありゃあ、ただ下手糞なだけなんじゃねぇか?」
ロックオン『刹那、デュナメスはエネルギー使い果たしちまって動けねぇ。お前があいつをやってくれ』
刹那「了解した。ガンダムエクシア、目標を破壊す……ん?」
ロックオン『あれは……ナドレか!?』
アレハンドロ・コーナー「くそっ、何故だ、何故当たらん!?ええい、しっかりとマニュアルを読んでおくのだった!」
アレハンドロ・コーナー「ん?こちらに接近する機体だと……?」
刹那『ティエリア・アーデ!奴は俺がやる、お前は下がれ!!』
ティエリア「黙れ!あいつは、あいつだけは僕が破壊してやる!!」
ティエリア「トランザム!!」
ティエリア「あいつは、僕の大切な物を奪った……DVDもフィギュアも……抱き枕も!!」
ティエリア「万死に値する!!」
刹那『ティエリア……』
ティエリア「GNキャノン、接続確認。最大出力で発射する!!」
キュイイイイイイイイイイイイイイイン(チャージ中)
ティエリア「うおおおおおっ!愛と怒りと悲しみのおおお!!!!」
ティエリア「全力全開!!スターライト・ブレイカアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」
ギュボボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
アレハンドロ・コーナー「ふははははっ、無駄無駄無駄ぁ!!
このアルヴァトーレにはATフィ……もといGNフィールドが装備されている!!」
アレハンドロ・コーナー「たかがMS一機のビーム攻撃などでは、破れるはずもない!!」
キュババババババババババ(フィールドがビームを弾く音)
刹那『あれはGNフィールド!?あんな物まで……』
ティエリア「そんなものおおおおおおおおおおっ!!!」
ピオーン ピオーン ピオーン
アレハンドロ・コーナー「な、なにぃ!?アラートだと!防げないというのか!?」
ティエリア「消え失せろおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」
アレハンドロ・コーナー「バカな!ガンダム一機に、私のアルヴァトーレがああ!!」ボンボン ボカーン
ティエリア「はぁ、はぁ……やったのか……?」
刹那『いや、まだだ!』
ティエリア「あ、あれは……!?」
アレハンドロ・コーナー「ふっふっふっ、まさかアルヴァトーレにこのような分離機能があったとはな……。
アルヴァアロン……これでまだ私は戦えるぞ!!」
ティエリア「くそっ、もうエネルギーが……。刹那・F・セイエイ、奴を頼む……!」
刹那『ああ、お前の無念は俺が晴らしてみせる。そして―――」
ギュウウウウウン(GNドライブフル回転)
刹那「奴を倒し、まどか☆マギカの続きを!!」
アレハンドロ・コーナー「ふははははっ、来るがいい!この私が叩き潰してやろう!!」
刹那「おおおおおおおっ!!!」
(しゃべっている間も戦っております)
刹那「貴様か!まどか☆マギカの放送を止めているのは!?」
アレハンドロ・コーナー「その通りだ!!」
刹那「何が望みだ!!」
アレハンドロ・コーナー「決まっている!独占したいのだよ私は!!
まどか☆マギカという作品、いやすべての魔法少女たちは私だけのものだ!!」
刹那「魔法少女たち……それはまどかだけではなく、なのはもフェイトもということか!?」
アレハンドロ・コーナー「そうだ!!サリーちゃんからまどか☆マギカまで、全ての魔法少女たちを私色に染め上げるのだ!!」
刹那「訳のわからないことをおおおおお!!!」
コレクターユイ「どうせこの手の話に私は出ませんよ・・・どうせマイナーですよ・・・」
アレハンドロ・コーナー「そのためにはお前達は邪魔なのだ!私の創る世界に、ソレスタルビーイングは必要ない!!」
刹那「魔法少女がいない世界など、認めてたまるかあぁ!!」
アレハンドロ・コーナー「認めなくてもいい!お前はここで死ぬのだからな!!」
キュイイイイイイイン パチ パチパチ(チャージ中)
刹那「くっ…!?」
アレハンドロ・コーナー「塵芥と成り果てろ、エクシアァァァァ!!」
ギョボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
シュウウゥウウゥゥゥゥゥゥ……
アレハンドロ・コーナー「ふっ……ふははははははっ!跡形もなく消え失せたか、ははははははっ!!」
アレハンドロ・コーナー「残念だったなエクシアのマイスター!まどか☆マギカの続きを見られるのは、
この私、アレハンドロ・コーナーだけなのだ!!」
バキューン バキュバキューン(ビームの音)
アレハンドロ・コーナー「なにっ!?」
刹那「見つけたぞ、世界の歪みを!お前がその元凶だッ!!」
アレハンドロ・コーナー「くっ、イオリアのシステムか!」
刹那「貴様はッ!貴様は何もわかっていない!!魔法少女が戦うその意味を!!」
アレハンドロ・コーナー「くっ、何を言うか!」
刹那「彼女達は自分の欲望で戦うのではない!!大切な人を守るため、誰かの希望を守るために戦う!!
そんな彼女達を、我欲にまみれた貴様が独占していい道理があるものかッ!!!」
アレハンドロ・コーナー「これまでに多くの命を奪ってきた者が、何を綺麗事を!!」
刹那「そうだ……俺は戦うことしかできない破壊者。だから戦う……争いを生むものを倒すために!
俺達が破壊した世界を、魔法少女たちが再生する!魔法少女を想う者たちが再生する!!俺はそう信じている!!」
アレハンドロ・コーナー「くだらぬことをおおおおお!!!」
刹那「その希望を妨げるものは、俺達が破壊する!!貴様の歪み、この俺が断ち切る!!!」
刹那「うおおおおおおおおおっ!!!」
刹那「魔法少女による戦争根絶!!」
ドスドスッ
アレハンドロ・コーナー「ぐわああっ、きっさまああああっ!!」
刹那「それこそがソレスタルビーイング!!」
ドシュドシュッ
アレハンドロ・コーナー「うおおっ、フィールドが……!!」
刹那「まどか☆マギカと俺達が、そして全ての魔法少女がそれを成す!!」
ザシュザシュッ
アレハンドロ・コーナー「ば、バカな……こんなことが……!」
刹那「そうだ、俺が!俺達が!!」
ズバアアアアアアアアア
刹那「魔法少女だ!!」
アレハンドロ・コーナー「ば、バカなああああああああああああああ」ボカーン
けどゆんの書く魔法少女は見てみたい
(BGMに『DAYBREAK'S BELL』が流れております)
《ねぇ~こんな~カタチの出会いし~か~♪》
1ヵ月後 アザディスタン王国
マリナ「シーリンシーリン!新しい杏さや本買ってきてくれた?」
シーリン「はいはい、これとこれとこれね」
マリナ「わぁ……、ありがとう、シーリン!」
シーリン「どういたしまして。それにしても、本当に増えたわね」
マリナ「だって最終回はあんなに盛り上がったんだもの。同人誌が増えるのも当然のことだわ」ホクホク
シーリン「まったく、少し前までは四六時中しょんぼりしてたくせに、今はキラキラしてるわね」
マリナ「ええ。最終回が放送された後、各地での紛争も減ってきている。
国連からの支援も始まっているし、少し肩の荷が下りたのかも」
シーリン「全てはソレスタルビーイング……彼らのおかげ、なのかしらね?」
マリナ「ええ、きっと」
シーリン「それはそうと、それ、読み終わったら貸してちょうだいね」
マリナ「あら?でもあなたはほむまど派じゃなかったかしら?」
シーリン「一番はね。でも、すべてのカップリングを楽しめてこそ大人というものよ」
マリナ「そう、なの?」
シーリン「これから国を背負っていくのだから、そのくらい覚えておきなさいね」
《あ~なたに~死んでもあ~やめて~♪》
日本
沙慈「ねぇルイス、ちょっと『その必要はないわ』って言ってくれないかな?」
ルイス「なんで?」
沙慈「い、いや特に意味はないんだけど……ちょっとだけ頼むよ」
ルイス「う、うん。その必要はないわ?」
沙慈「ああ!ダメダメ、もうちょっとキリっとした感じで、スッパリ言い切ってほしいんだよ」
ルイス「その必要はないわ」キリッ
沙慈「うおおっ、や、やっぱり似てる……やばい、ルイス可愛すぎるよ!!」ガシッ
ルイス「あ、ありがと……」
ルイス(最近、沙慈ったらこんなことばっかり……なんか気持ち悪いし、別れよっかな……)
小熊「チャンス!」
《運命さ~えの~みこ~ま~れ~♪》
ユニオン
ビリー「グラハム、右腕を動かしてみてくれ!ゆっくりだぞ!」
グラハム「了解だ!お、おお、私の体の動きに合わせて、右腕が動いている!!」
ビリー「よし、第一段階はクリアだ!グラハム、一度降りてきてくれ」
グラハム「すごいぞカタギリ!まさか、この短期間でモビルトレースシステムを完成させるとは!」
ビリー「なに、まだまだだよ。これにゼロシステムと月光蝶を組み込むんだ、先は長いね」
グラハム「ふむ。なぁカタギリ、ついでという範疇を超えているかもしれないが、聞いてほしいことがあるのだが」
ビリー「まさか、時を止めたり、異空間から大量の剣を取り出したい、なんて言うんじゃないだろうね?」
グラハム「ふっ、やはり読まれていたか。いいんだ、忘れてくれ」
ビリー「それについても研究中だよ。まだ隠しておくつもりだったんだけど、やはり僕と君は同じ種類の人間のようだ」
グラハム「ふ、ふはははははっ!カタギリ、私は君に出会えたことを神に感謝するよ!!」
ビリー「僕も同じだよ。さぁ、続きを始めようか!」
グラハム「ああ。待っていろ、ガンダム!この最強の機体で、君の視線を釘付けにしてみせよう!!」
これはほむほむとマミさんのことなのか
はたまた週刊少年ジャンプの読み過ぎなのか
《願いよ~か~ぜにのって~♪》
トレミー
ロックオン「おお~い刹那ぁ、まどか☆マギカのブルーレイ一巻が届いたぞ」
刹那「なにっ!やっと届いたのか!早く俺の分をくれ!!」
ロックオン「そう慌てんなよ。これが刹那ので、こっちがアレルヤ、んでティエリアので、俺の分と」
アレルヤ「ありがとう」
ティエリア「感謝する」
刹那「お、おお……これが夢にまで見た……」
アレルヤ「ははは、大袈裟だなぁ刹那は」
《鳥のように~マイフフフフンフンフーフン♪》
ロックオン「そうか、お前はアニメのDVDやらブルーレイを買うのは初めてなんだな」
刹那「ああ、手に取って見て初めてわかる。このずっしりと重い感覚、とても大切な物を手に入れた気分だ」
ロックオン「俺もよく分かるぜ。多少値は張るが、いいもんだよな」
ティエリア「ロックオンは何か他の作品のDVDを持っているのか?」
ロックオン「ん?ああ、俺は今ミルキィホームズも集めてるところだ。
特典にちっちゃいフィギュアが付いてるんだが、それがまた可愛くてな」
アレルヤ「ねんぷちだよね。確かに、あれは一つ買うともっとほしくなっちゃうんだよね」
ティエリア「そういえば、ねんどろいど鹿目まどかの予約が、確か今日からだった」
刹那「ねんどろいどとは、ティエリアの部屋にたくさん飾ってある、デフォルメされたフィギュアのことか?」
《無数のな~み~こえ~♪》
ティエリア「そうだ。どうせ頼むなら、全員分をまとめて頼もうと思っているのだが」
刹那「よろしく頼む」
アレルヤ「僕もお願いするよ」
ロックオン「俺もだ。刹那はもしかしてフィギュアデビューか?」
刹那「ああ、楽しみだ」
アレルヤ「そういえば、ティエリアの部屋は無事で良かったよね」
ティエリア「ああ、あれは奇跡という他ない。本当に良かった」
《守りた~ま~え~マイフフフフンフンフフン♪》
ハロ「キセキモマホウモアルンダヨ!キセキモマホウモアルンダヨ!」
ロックオン「ははは、その通りだな。さぁて、そろそろ時間か」
ブゥウン
スメラギ『これより私達は、アフリカ中東で行われているテロ集団同士の戦いに武力介入を行います。
マイスターのみんなは、発進の準備を』
4人「了解」
スメラギ『それと、ねんどろいどの予約はこちらで済ませておいたわ。気兼ねなく戦ってちょうだい』
ロックオン「さすが戦術予報士」
アレルヤ「仕事が早いね」
ティエリア「ふっ……」
刹那「ならば、俺達は俺達の役目をこなす」
《振り向か~ず羽ばたけ~♪》
フェルト『ガンダムエクシア、出撃してください』
刹那「了解」
《この想いを~運んで~あの空を~飛んでく~♪》
刹那(俺は求め続けていた。人と人とが分かり合える道を)
刹那(歪み続ける世界、終わらない戦い、その果てに必ず答えがあると信じて)
刹那(そして、やっと見つけた。魔法少女こそ、その答えだ)
刹那(だから俺は戦い続ける。魔法少女たちの想いを、世界に広げるために。平和な世界を創るために)
刹那(俺はガンダムと共に戦い続ける)
刹那「ガンダムエクシア……刹那・F・セイエイ、未来を切り拓く!!」
《願いは~誰にも~撃ち落せな~い♪》
機動戦士ガンダム00 -A wakening to the magical girl-
~fin~
長々と付き合ってくれてありがとうございました
色々ネタ突っ込んでわけわからんけど、楽しんでもらえたなら幸いです
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