ほむら「かまどぉー!!」(508)
門真「かどまだよ」
ほむら「キミかさや!」
傘屋「根底船!」
さやか「うんこ!」
まんこ「」
まどか「えっと…ミマさん」
さミんマ「」
はんこ「ほらむ!」
はらむ「ちんこ!」
ほむら「かまどぉー!!」
まどか「!?」ビクッ
ほむら「あなたがこの学校の美術係よね?」
ほむら「図工室に連れてってもらえないかしら」
ミーマー「テルロッシャ!」
テャロッシル「マミさん!」MOGUMOGU
>>12
続けろ
まどか「あの… えっ…?」
ほむら「私が何かおかしいことで言ったかしら」
まどか「えっと… 私、かまどじゃなくて……」
ほむら「そんなこと、どうでもいいわ」
ほむら「連れてってもらえるかしら」
まどか「あ… うん…」
まどか「まんこちゃん!!」
あんこ「……あ?」
まどか「まんこちゃん!!!!」
あんこ「あたしに言ってんの?」
まどか「まんこちゃん!!!!!!」
あんこ「やめろよ!」
うんこ「私はうんこだよ!食うかい?」ブリュリュユリュ
まどか「おいしい!」
図工室
ほむら「……」
まどか「えっと…… 着いたよ」
ほむら「……」
まどか「あの… 暁美さん…?」
ほむら「……」
まどか「暁美さーん?」
ほむら「うるさい!」
まどか「!?」
ほむら「あ、ごめんなさい… 何かしら」
まどか「えっ…と… 着いたよ?」
ほむら「知ってるわ」
まどか(えー…)
まどか「……暁美さんは何で図工室に来ようと思ったのかな」
ほむら「ほむらでいいわ」
まどか「えっと… ほむらちゃんは何で図工室に来ようと思ったの?」
ほむら「大したことじゃないわ」
ほむら「陶芸部に入ろうと思って」
まどか「…そうなんだ」
ほむら「…? あなたも入るのよ?かまどさん」
まどか「えっ」
ほむら「えっ」
まどか「私も!?」
ほむら「えっ… 違うの?かまどさん…」
まどか「意味わからないよ…」
ほむら「私もよ。かまどさん…」
まどか「……」
ほむら「……」
まどか「……さっきから言おうと思ってたんだけど」
ほむら「……」
まどか「私かまどじゃなくて、まどかだよ?」
ほむら「!?」
ほむら「そんな…!」
まどか「そんなって言われても…」
まどか「だいたい何で私に案内を頼んだのかな」
ほむら「それは……」
まどか「それは?」
ほむら「美術係だし…」
まどか「うんうん」
ほむら「かまどって名前だったから陶芸家の娘なのかなって思って……」
まどか「…そう」
ほむら「ごめんさい!私早とちりしちゃって…」
ほむら「陶芸部… 一緒に入ってくれないよね……」ショボーン
ほむら「はぁ…」ショボーン
まどか「うーん…」
まどか「…いいよ」
ほむら「!?」
ほむら「いいの!?」
まどか「いいよ、実は陶芸にちょっと興味があったんだよね」
ほむら「ありがとう!」ウルウル
まどか(なにこれかわいい)
まどか「あ、うん、一緒に頑張ろう」
ほむら「うん!」
まどか「それじゃドア開けてみようか」
ガラガラ
???「……」コネコネ
???「!!」
???「あなた達…… まさか……」
???「入部希望者なの!?」
まどか「あ、はい」
???「そっか…」
???「そっか!そっか!入部希望者ね!」
???「うっ…うっ…」グスグス
ほむら(えっ… なんか泣いてるよ……)
???「ごめんなさい…入部希望者なんて初めてだったから、つい……」
マミ「私は巴マミ、よろしくね」
まどか・ほむら「よろしくお願いします」
まどか(入って大丈夫なのかな…)
マミ「あ!ちょっと待ってね!今ケーキと飲み物持ってくるから!」
ほむら「そんなに気を使わなくても結構ですよ」
マミ「いいの、やらせて頂戴!初めての入部希望者だもの!」
ほむら「じゃあ、お言葉に甘えて…」
マミ「アイスティーしかないけどいいかな」
ほむら「ありがとうございます」
まどか(うわぁ…やっぱ辞めるなんて言えなくなっちゃたなぁ…)
マミ「はいどうぞ!」
ほむら「……」モシャモシャ
まどか「うんとってもおいしいですよ」モシャモシャ
まどか(図工室でケーキなんて食べていいのかな……)
マミ「おかわりもあるから遠慮しないでね!」
まどか「あ、はい」
ほむら「……」モシャモシャ
ほむら「……」モシャモシャ
ほむら「…!?」ギクッ
ほむら「~~!!」ドンドン
ほむら「~~!!」ゴクゴク
ほむら「……ふぅ」
まどか「あの……」キョロキョロ
マミ「ん?どうかしたの?」
まどか「他の部員の人たちはどうしたんですか?」
マミ「えっ…」
ほむら「そういえば見ないわね、今日は休んでるのかしら…」
マミ「……」
マミ「……うっ…ぐすっ……ひっく……」ポロポロ
まどか「えっ!…えっと…… えぇっ?」
ほむら「お、落ち着いて、巴先輩!」
マミ「うっ……ひぐっ……」
マミ「………うっ…」
マミ「…………ふぅ」
マミ「ごめんなさい、私ったらまた……」
マミ「実は陶芸部は私一人だけなの……」
マミ「先輩達は卒業しちゃって… 私だけ取り残されたの……」
マミ「一ヶ月以内に部員を5人集めないと陶芸部は廃部になるって……」
マミ「先生が言ってたわ…」
マミ「でも、私は泣き虫でひとりぼっちで友達もいないから部員が集まらなくて……」
マミ「だから、あなた達が来てくれたとき本当に嬉しかったわ……」
ほむら「そうだったの……」
まどか「……」
まどか(ますます辞めづらくなっちゃったなぁ……)
マミ「入ってくれると嬉しいけど……」
マミ「強制はしないわ…」
ほむら「……」
ほむら「入ります!」
マミ「そうよね… こんな部活なんて入r えっ…?」
ほむら「陶芸部に入部させてください!巴先輩!」
マミ「……!」グッ
マミ「いいの…?」
ほむら「もちろん」
マミ「…大変だよ? 手は汚れるし… 服は汚れるし…」
ほむら「……」コクッ
マミ「そうだよね… 私もうひとりぼっちじゃないんだよね!」
ほむら「えぇ!」
マミ「ありがとう!」
マミ「えっと…… ふたりとも名前は?」
まどか「鹿目まどかです」
ほむら「暁美ほむらよ」
マミ「暁美さん、鹿目さん!じゃあ早速、明日から活動するから」
マミ「忘れずにきてね!」
まどか(私、入るなんて行ってないんだけどなぁ……)
マミ「まずは部員集めね」ブツブツ
まどか「……」
マミ「あ!」
まどか「どうしたんですか?巴先輩」
マミ「忘れてた、はい、これ入部希望用紙」
まどか「あ、どうも」
ほむら「……」
マミ「明日ちゃんと持ってきてね!それとマミでいいわ」
まどか「わかりました」
マミ「あら、もうこんな時間……」
まどか「本当だ!」
マミ「良い子は早く帰らなくちゃね!さよなら!」
まどか・ほむら「さよならー」
まどホーム
まどか「結局、勢いで紙もらっちゃったけどどうしようかな……」
まどか「……」
「一ヶ月以内に部員を5人集めないと陶芸部は廃部になるって……」
「私は泣き虫でひとりぼっちで友達もいないから……」
「あなた達が来てくれたとき本当に嬉しかったわ……」
まどか「……」
まどか「……」カキカキ
翌日、放課後
さやか「えぇっ~~!? 陶芸部~~?」
まどか「うん」
さやか「なんでまた陶芸部に…」
まどか「楽しそうだなって思って」
さやか「ふーん」
まどか「そうだ!さやかちゃんも来てみる?」
さやか「う~ん、時間あるしいいよ」
上条「轆轤なんて回させてさやかは僕を虐めたいの!?」
図工室
まどか「ここ」
さやか「うわぁ大きい…」
ガラガラ
ほむら「……」コネコネ
マミ「そう、そんな感じよ暁美さん 筋がいいわ」
まどか・さやか「こんにちわー」
マミ「鹿目さん!来てくれたのね!それと…そっちの子は?」
さやか「美樹さやかです」
マミ「入部希望者!?」ガタッ
さやか「いや、見学です」
マミ「そう……」ショボーン
さやか(悪いこと言っちゃたかな?)
マミ「あ、ケーキあるから食べていってね」
さやか「いやぁ、悪いですよ」
マミ「遠慮しないでいいのよ? 飲み物はアイスティーでいいわね?」
さやか「じゃあ、お願いします」
~~~~
さやか「めっちゃうまいっすよ!」モシャモシャ
マミ「うふふ」
さやか「大変ですね、あと何人なんですか?」モシャモシャ
マミ「えっと、私と鹿目さんと暁美さんで三人だから、あと二人よ」
さやか「へぇ」モシャモシャ
ほむら「……いいものよ、陶芸って」モシャモシャ
さやか「あ、転校生」モシャモシャ
ほむら「あなたも入ってくれると嬉しいわ……」モシャモシャ
さやか「うーん…」モシャモシャ
マミ「無理に入らなくてもいいのよ?」
さやか「はぁ」
マミ「美樹さんはどうして見学に来たの?」
さやか「まどかに誘われたってのもそうだけど……」
さやか「実は友達が陶芸をやってるんです」
さやか「そいつはコンクールでも優勝できるくらいの実力者だったんですけど……」
さやか「交通事故に遭っちゃって手が……」
さやか「私はそいつの作品が大好きだたんです」
さやか「でもそいつは陶芸なんかやめるって……」
さやか「壺でも作ってプレゼントしようかなって……」
マミ「そう……」
さやか「そいつに陶芸をやめてほしくないから」
さやか「プレゼントをあげたら元気出してくれるかなって……」
ほむら「いい!」バンッ
さやか「!?」ビクッ
ほむら「とてもいい!グッドだわ!」
さやか「はぁ?」
ほむら「あなたのこと勘違いしてたわ……」
ほむら「あなたには…… 陶芸の素質があるわ!」
さやか「あんた何言っt」
ほむら「陶芸部に入りましょう!いや入るわよ!」
さやか「勝手なこt」
ほむら「友達に勇気を与えたいんでしょ!」
さやか「うっ……」
さやか「ま、まぁ」
さやか「でも、それとこれt」
ほむら「同じよ!」バンッ
ほむら「友達に勇気を与えるために壺を作る……」
ほむら「でもその壺はどうやって作るつもりなの?」
ほむら「材料は?場所は?かまどは?」
さやか「……」
ほむら「ここしかないでしょう!」バンッ
ほむら「私はあなたのことを全力で応援するわ!」
ほむら「一緒に頑張りましょう!美樹さやか!」
ほむら「いいえ、さやか!」
さやか「転校生……」ジーン
ほむら「ほむらでいいわ」
さやか「ほむら!」
ほむら「うんうん」
ほむら「受け取りなさい」シュン
さやか「これは?」パッ
ほむら「入部希望用紙よ……」
さやか「!?」
ほむら「あなたは一人じゃないわ…… 陶芸部の一員よ!」
さやか「ほむら……」ジーン
マミ「あの… そろそろ下校時間なんだけど……」
ほむら「はっ!」
まどか「本当だ!」
さやか「じゃ、帰ろっか」
ほむら「……」
ほむら「さやか!」
さやか「ん?」
ほむら「明日絶対来なさいよ」
さやか「……」コクッ
さやホーム
さやか「根暗かと思ってたけど本当は熱い奴だったんだなぁ…」
さやか「陶芸かぁ……」
「陶芸部に入りましょう!いや入るわよ!」
「私はあなたのことを全力で応援するわ!」
「明日絶対来なさいよ」
さやか「ふふっ」
さやか「……」カキカキ
翌日、放課後
さやか「遂に私も部活デビュー!」
まどか「わー」パチパチ
マミ「おめでとう!美樹さん!」
ほむら「……」コネコネ
さやか「陶芸部に入ったものの、何をしていいかがわかんないなぁ」
マミ「まずはチラシ作りね」
まどか「いいですね」
ほむ以外轆轤を回してるイメージが沸かない
だれかコラでいいから画像を
マミ「一人、一枚ずつ作りましょう」
マミ「ペンはここにあるから使ってね」
~~~~
マミ「みんな出来たかしら」
まどか「はい」
さやか「オッケーです」
ほむほむ「……」
マミ「せーので見せ合うわよ…… せーの!」
マミ「……ぷっ……くっ……」プルプル
まどか「あ…えっと……」
さやか「wwwwwwwwww」
ほむら(何かおかしい…… 私のポスターに視線が集中している……)
まどか「あ…… えっと…… ほむらちゃんは悪くないよ…… w」
マミ「そ、そうよ… な、何も…ぶっww」
さやか「wwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「絵が下手で悪かったわね……」
さやか「そんなことない!十分…ぶっwwww」
マミ「鹿目さんのは、絵がかわいくて素敵よ」
まどか「えへへ、ありがとうございます」
マミ「美樹さんのは、字が大きいけど芯があって素敵だわ」
さやか「ど、どうも へへ」
マミ「暁美さんのは……」プルプル
まどか・さやか「wwwwwwwwwww」
ほむら「……」グッ
画像もなしに
まどか「ところでマミさん」
マミ「うん」
まどか「ポスターに書いてある、ティロフィナーレってなんですか?」
マミ「えっ…?」
さやか「あ、他にも書いてある…」
さやか「円環の理に導かれし者達よ聖地に集え(ろくろあります、経験がない人でも歓迎です)」
まどか「円環の理……」
ほむら「……w」
マミ「えっ…えっ…? そんなこと何処にも…」クルッ
マミ「あっ…」
マミ(去年作った奴と間違えて見せちゃったぁァ!)
マミ(どうして…あれは既に償却処分したはずなのに!)
まどか「あの… マミさん?」
マミ「ははは」
マミ「はあっー!」ビリッ
まどか・さやか・ほむら「!?」ビクッ
マミ「あなた達は何も見てないわ……」
さやか「えっ、今破k」
マミ「忘れなさい…」
さやか「でも、いm」
マミ「忘れなさい… ポスターを作るってそういう事よ……」
ほむら「……」
ほむら「…円環の理(笑)」ボソッ
~~~~
マミ「残り2週間ね、あと一人集めれば廃部にはならないわ」
マミ「みんなで頑張りましょう!」
マミ「以上これで部長の話は終わりです、解散!」
まどか・ほむら・さやか「解散」パチパチ
翌日
まどか「……」クルクル
まどか「あっ…」ビチャ
マミ「あ、水つけすぎよ、水は少しでいいのよ」
~~~~
さやか「……」クルクル
さやか「あっ…」グチャグチャ
マミ「力入れすぎよ、力抜いて」
~~~~
ほむら「……」クルクル
ほむら「……」クルクル
マミ「上手よ、絵もそれぐらい上手ならいいのに」
ほむら「…円環の理」ボソッ
~~~~
マミ「お疲れ様でした!解散!」
まどか・ほむら・さやか「解散」パチパチ
どうでもいいんだが上条って陶芸部じゃないんだな…
部活レベルはいやなのか…、部員になれないのか…
病院
上条「……」
コンコン
上条「どうぞ……」
ガラガラ
さやか「……元気?」
上条「まぁ、割とね……」
さやか「そっか……」
さやか「陶芸… 本当に辞めちゃうの?」
上条「君には関係ないだろ……」
さやか「……ごめん」
上条「気にしなくていいよ……」
さやか「……ごめん」
上条「学校で何か面白いことはあったかい?」
さやか「えっと、先生が――」
上条「はははっ」
~~~~
上条「今日はありがとう」
さやか「うん!」
さやか「じゃ帰るから、またね!」
~~~~
コンコン
上条「どうぞ……」
医者「話があるんだ…… いいかい……」
上条「はい……」
~~~~
上条「そんな……」
医者「すまない…… 今の科学ではどうにもならないんだ……」
上条「……」
医者「……」
残り6日
マミ「残り6日……」
ほむら「……」
まどか「大丈夫ですよ!」
さやか「……」コネコネ
マミ「来るといいわね……」
sien
残り5日
マミ「残り5日……」
ほむら「……」クルクル
まどか「大丈夫ですって!まだ5日もあるんですよ!」コネコネ
さやか「……」クルクル
マミ「そうね… せっかく4人も集まったんですもの……」コネコネ
マミ「絶対存続させてみせるわ…」コネコネ
残り4日
マミ「残り4日……」
ほむら「……」コネコネ
さやか「……」クルクル
まどか「ま、まだ4日もあるし大丈夫!」
マミ「そ、そうよね……」
美少女陶芸アニメって売れるかな
残り3日
マミ「……」
ほむら「あっ…」グチャグチャ
さやか「……」コネコネ
まどか「……」
残り2日
???「ここが…… 見滝原か……」
~~~~
マミ「……」
ほむら「……」
まどか「……」
さやか「……」
最終日、教室
まどか「どどどうしよう!」
さやか「つつ潰れちゃうよぉぉ!」
ほむら「おお落ち着いて二人とも」
先生「はーい静かにしてー今日はみなさんに転校生を紹介しまーす」
まどか「!」
さやか「?」
ほむら「ベネ!」
あんこちゃんあんあん!
ざわ・・・ざわ・・・
先生「どうぞー!」
杏子「……」
杏子「佐倉… 杏子です」
杏子「よろしく……」
先生「佐倉さんの席は…… そこ!」
先生「美樹さんのとなりでいいわね」
さやか「イエス!」ガッツ
杏子「……」トコトコ
杏子「……よろしく」
さやか「よろしく!」
先生「では、ホームルーム始めまーす」
先生「今日は――」
杏子「……」
給食
杏子「……」トコトコ
さやか「佐倉さーん!」
杏子「……何?」
さやか「一緒に弁当食べよ!」
杏子「……」
杏子「いいけど……」
さやか「みんなー佐倉さんも一緒に食べるってー!」
杏子「!?」
まどか「私、鹿目まどか!まどかって呼んで!」
ほむら「暁美ほむらよ、よろしく」
杏子「あ、あぁ、よろしく…」
さやか「今日のおかずは何かなー」
さやか「タコさんウィンナーだ!」
杏子「……」ジーッ
杏子「……」パカッ
_,.-==================-、
/;'`¨゙´゛ ´'゙´`¨゙´゛' ´'゙´゜゚。´'゙´`¨゙´゛´゜゚´゙'`¨゙´゛';・。\
|l。`´ _ ゚ 「l .'´゛。!|
|l{,゚ o ,;'"´}´:;:ヾト、 「| | | ,。'`,゙ !|
|l 。゚ , {.ゞ´〈ヘ;:丿::} l | | l ,'゛ !|
|l c ヾ;〉::;;ゝ;l::;丿 | | | | ., o!|
|l,;‘ ゜ o。 `゙''"´`゙゙` 。 | | | | c ゚. 。 !|
|l 。, ゙ ゜ ; ' ´` | | | | . , ゙!|
|l r ゙,、 _ ., 。 | | | | .。 !|
i\,、。,,、。.;.' ´ .` ,。.; ',。' `、.。, ,.、 | | | |、。,,.、./i
| `'‐==============| | | |==‐''" !
\ | | | | /
`ー--------------------------| | | |---一´
まどか「あっ…」
ほむら「日の丸弁当……」
さやか「……」
さやか「これあげるよ……」
杏子「…! 本当にいいのか!?」バッ
さやか「あ、うん…」ビクッ
杏子「ありがてぇ!」
まどか「私も玉子焼きあげるよ」
杏子「ありがてぇ!」
放課後
杏子「……」トコトコ
さやか「佐倉さーん!」
杏子「あ、美樹さん、弁当ありがとう」
さやか「そんなのいいって! それよりも今時間ある?」
杏子「……」
杏子「あるよ…」
さやか「そっか、じゃ図工室行こうよ!」
三点が多いからか杏子ちゃんが暗い子に見えるな
まあ、魔法抜きなら迫害されてる家庭だから家族全員虐められっ子みたいなもんか
図工室
マミ「でかしたわ!美樹さん!」
さやか「えへへ」
杏子「……」
杏子「えっと、帰ってもいいかな……」
マミ「えっ」
さやか「えっ」
杏子「そろそろ帰って家事の手伝いしないと……」
杏子「……じゃあな」
さやか「待って!」
マミ「ケーキ食べてかない?」
杏子「!?」
杏子「……///」コクッ
~~~~
杏子「……」モシャモシャ
杏子「へぇ……」ゴクゴク
杏子「陶芸ねぇ……」モシャモシャ
さやか「そう!陶芸!」
杏子「……」モシャモシャ
杏子「おかわりある?」ゴクゴク
マミ「あ、どうぞ」
杏子「どうも」モシャモシャ
杏子「……」モシャモシャ
杏子「決めた」
杏子「陶芸部に入る!」モシャモシャ
さやか「やった!」
マミ「もう何も怖くない!」
ガラガラ
まどか「おめでとう!」
ほむら「これでやっとそろったわね!」
落ちてると思ったらSSが
よし続けるんdな
ほむほむだけ妙な魔法少女的な性格してるけどスレタイのせいか…
杏子「あ、おかわり」モシャモシャ
マミ「どうぞ!」
杏子「せんきゅー」モシャモシャ
まどか「これで陶芸部は存続しますね!」
マミ「えぇ!」
ほむら「……」コネコネ
翌日
まどか「……できた!」
マミ「鹿目さんおめでとう!素敵なお茶碗だわ!」
まどか「えへへー」
ほむら「私も出来たわ」
マミ「これは、はにわかしら?」
ほむら「そうよ、よく気づいたわね」
マミ「独特なセンスね……」
ほむら「どうも」
さやか「壺が… 曲がってる……」
杏子「……ドンマイ」モシャモシャ
マミ「そういうこともあるわ…… その反省を次の作品に活かしなさい」
さやか「はい……」ショボーン
杏子「さやかー、ろくろってどう使うんだ?」
さやか「えっと、ろくろはこう回して……」
杏子「すげぇ!」
~~~~
マミ「解散!」
一同「お疲れさまでしたー」パチパチ
まどか「さやかちゃん、一緒に帰ろ!」
さやか「ごめん、今日寄るところがあるから」
まどか「そう… 杏子ちゃん!ほむらちゃん!一緒に帰ろっか!」
杏子「あぁ」
ほむら「えぇ」
病院
コンコン
上条「……どうぞ」
ガラガラ
さやか「元気?」
上条「……」
上条「あぁ……」
さやか「そっか…」
上条「今日は何…… また学校の話かい?」
さやか「あ、えっと……」
上条「ごめん、そういう気分じゃないんだ」
さやか「何かあったの…?」
上条「君には関係ないだろ……」
さやか「……!」グッ
さやか「……あるよ」
さやか「関係あるよ!」
しえん
上条「は?何言ってるんだい?」
さやか「いい加減にしてよ!」
さやか「そうやって、いつも関係ない関係ないって……」
さやか「言わなきゃ伝わらないことだってあるんだよ!?」
上条「……」
さやか「あっ…… ごめん……」
上条「……」
さやか「ごめん、恭介のこと知ったようなフリして……」
上条「……」
さやか「……」
上条「いいんだ…… 僕が悪かったんだ……」
上条「いつも来てもらってるのに関係ないなんて言って……」
さやか「恭介……」
さやか「あ、そうだ今日はプレゼント渡そうと思って……」
上条「ん?何だい?」
さやか「これ!」
}:::::::::::::{
,r'´ ヽ,
,:'...::::::::::::::::::::::::::...::
:, ,,;;,,:'
ヽ、 ,,;:;:;:;:;:''
゙`''''''''''''
さやか「初めて作ったんだ」
さやか「ど、どうかな……」
上条「……」
さやか「どうしたの?」
上条「……」
上条「……」
上条「あああああああ!!!」
CHOP
ガシャン
さやか「!?」
ビシャア
さやか「恭介!」
上条「ははっ…… 諦めろって言われたんだ……」
さやか「えっ…?」
上条「もう陶芸は出来ないんだ……」ドクドク
上条「見たくないんだよ…… 自分で作れない壺なんて……」ドクドク
さやか「……」
上条「見てくれ…… 血が出てるだろ……」ドクドク
上条「何も感じ無いんだ…… 神経が切れt!?」ズキ
さやか「ど、どうしたの!?」
上条「痛てっ!痛い!イタイタイタイイタイ!!!」
さやか「えっ…? …… えっ…?」
さやか「ナ、ナースコール!」
上条「痛い!痛い!!痛い!!!」
さやか「今、お医者さん呼んだから!」
上条「痛い!死ぬ!痛い!!」
~~~~
上条「…………」スースー
さやか「繋がった!?」
医者「あぁ… 神経が繋がったみたいなんだ」
医者「壺を素手で割ったときの衝撃でくっついちゃったんだろう……」
さやか「それじゃあ…… 恭介の腕は……」
医者「あぁ… 治るかもしれない」
さやか「……!」グッ
そんなのって…あるよ!
まどかSSで一番笑えたかもしれないwwww
医者「神経は繋がったんだが…… 今度は骨がね……」
医者「まぁ、骨折は治るとして、その後は彼の頑張り次第だ……」
医者「辛いリハビリ生活になると思うが、彼なら頑張れるだろう……」
医者「ときには挫けるかもしれない…… そのときは」
医者「君が彼を支えるんだ」
さやか「……はい!」ジーン
さやか「それでは失礼します」
医者「さよなら」
~~~~
医者「わけがわからないよ……」
看護婦「奇跡って本当にあったんですね」
医者「こんなケース、医者を始めて15年経つが初めてだよ……」
医者「人間というのは実に面白いね……」
看護婦「彼には頑張って欲しいですね」
医者「あぁ……」
翌日
まどか「えぇー!? 上条君の腕治るの!?」
さやか「うん、なんか神経が繋がったんだって」
まどか「凄ーい!」
さやか「リハビリによっては陶芸を続けることも出来るって言ってた!」
まどか「退院したら陶芸部に入ってくれるかも!」
まどか「部員が増えるよ!やったねマミさん!」
マミ「えぇ!」
>まどか「部員が増えるよ!やったねマミさん!」
へんなフラグ建てんなwwww
ほむら「コンクールで優勝できる程の実力者が入部となると……」
ほむら「県大会出場も夢じゃないわね……」
杏子「そんなにスゲェ奴なのか?上条って」モシャモシャ
ほむら「まさか…… あなた知らないの!?」
杏子「えっ、何が」
ほむら「上条君は、あの陶芸家、上条当麻の息子なのよ」
マミ「なん…… ですって……」
上条さんだと
マミ「現実を殺し、幻想を創る右手を持つ巨匠」
マミ「イマジンクリエイターの上条当麻!?」
ほむら「意外ね あなたも知らないとは……」
さやか「恭介のお父さんってそんな凄い人だったんだ……」
杏子「へぇ…」モシャモシャ
まどか「手治って、よかったね」
マミ「是非とも入部してもらいたいわね……」
ほむら「大会に出れば実力が認められて部費も増えるかも」
さやか「おお!」
ほむら「部員ももっと増えるかも」
マミ「おお!」
まどか「目標は県大会出場だね!」
杏子「あ、こんな時間か……」モシャモシャ
さやか「どうしたの?」
杏子「そろそろ帰らないと……」
杏子「家事の手伝いしないと飯抜きにされるんだよ」
マミ「じゃ、そろそろ解散しましょうか」
マミ「解散!」
一同「お疲れ様でした!」
あんホーム
杏子「……」テキパキ
杏子「……ふぅ」
杏子「ママー洗濯物片付けたよー」
あんママ「ご苦労さん、お風呂湧いたわよ」
あん妹「お姉ちゃんずるーい!」
杏子「へへっ悪いな」
風呂入ってくる
あんこちゃんは良い子かわいい!
風呂
杏子「ふぅ……」
杏子「風呂はいいねぇ」
杏子「ふぅ……」
杏子「陶芸かぁ……」
杏子「ケーキ食ってばかりで何もしてないや……」
杏子「……」
杏子「明日から頑張ればいいか」
病院
上条「治る!?」
医者「あぁ……」
医者「壺にチョップをかましたショックで神経が繋がったんだろう……」
上条「そんな無茶苦茶な……」
医者「実のところ原因がよくわかってないんだ」
医者「奇跡みたいなものなんだ」
上条「そうですか……」
医者「陶芸…… 続けられるかもしれないよ」
上条「!?」バッ
上条「痛てっ!」ズキズキ
医者「骨折してるんだから、まだ安静にしてなさい」
上条「……はい」
上条「……本当なんですか? 陶芸を続けられるって……」
医者「あぁ…… だが……」
医者「もちろんそれは骨折が完治してリハビリをしたらの話だ……」
医者「辛いリハビリになると思うが…… 頑張るんだ」
上条「……」ポカーン
上条「はい!」パァァ
~~~~
コンコン
上条「どうぞ」
ガラガラ
さやか「えっと… 元気?」
上条「さやか!」
さやか「はいっ!」
上条「ありがとう!」バッ
さやか「ひゃあ/// 恭介…?///」ギュウ
上条「腕… 治るって!」ギュウ
上条「陶芸が続けられるって…!」ギュウ
さやか「恭介/// あの…///」
上条「はっ! ご、ごめん!///」パッ
上条「って!、痛って!」ズキズキ
さやか「大丈夫!?」
上条「あぁ!平気さ!今では痛みさえ愛おしい!」ズキズキ
さやか「そ、そう……」
上条「あ、さやかに言わなきゃいけないことがあった」
さやか「何?」
上条「ごめん!」
さやか「えっ…?」
上条「さやかが初めて作った作品にチョップかまして……」
さやか「気にしなくていいの!」
さやか「結果的に恭介が元気になったし……」
さやか「私は全然気にしてないよ!」
上条「さやか……」
本編もチョップで直ったら…
さやか「恭介///」
上条「さやか///」
さやか「恭介!///」
上条「さやか!///」
ガラガラ
看護婦「お薬の時間でーす」
さやか「!? 今日はもう帰るね!陶芸頑張ってね!」
上条「さやか!」
さやか「ばいばい!」
ガラガラ
上条「さやか……」
看護婦「……? お薬出しときますよ」
上条「はぁ……」
翌日
さやか「///」クルクル
さやか「///」グチャグチャ
さやか「///」グチャグチャグチャ
マミ「ろくろから粘土が落ちてるのにも気づかないなんて……」
マミ「美樹さん何かあったのかしら……」
ほむら「惚けてるわね……」
まどか「朝からあんな感じなの……」
杏子「……」コネコネ
杏子「……」コネコネ
杏子「……」コネコネ
杏子「……」クルクル
杏子「……」クルクル
マミ「佐倉さんが…… 真面目にやってる…?」
ほむら「……」
まどか「二人ともどうしちゃったのかな……」
~~~~
マミ「今日はここまで!解散!」
一同「お疲れさまでした!」
まどか「杏子ちゃん今日はどうしたの?」
杏子「えっ? まぁ、気分?」
まどか「そっか」
ほむら「一緒に帰りましょう」
まどか「さやかちゃんは?」
さやか「///」コネコネ
ほむら「放って置くわよ……」
まどか「うん…」
病院
上条「さやか……」
コンコン
上条「!! どうぞ!」
ガラガラ
医者「調子はどうだい?」
上条「…… まぁ順調ですよ……」
医者「そうかい……」
医者「骨折のほうは2週間もすれば治るからそれまで辛抱だ」
上条「はい」
医者「じゃあ、頑張って……」
上条「はい」
ガラガラ
上条「はぁ…… さやか……」
しえ
忍法帖リセット喰らったんだけど、誰か代行立てしてくれる人いないかな…
スレタイ
流 竜馬「おい、お嬢さんは見滝原中の生徒か…?」さやか(やば、何この人…)
漫画版の竜馬だからほとんどの人が読んでも意味不明だと思われる
けれども自己満足のためちょっとだけ書いてみた そんな感じ
2週間後
医者「よし、ギプスはもうとってもいいよ」
上条「あ、はい」ヌギヌギ
医者「どうだい?指の調子は」
上条「ちょっと厳しいですが…動きます!」グググ
医者「そうかそうか……」
医者「では、早速リハビリを……」
上条「結構です」
医者「そうか!ではリハビリ室に! って、えっ?」
流竜馬「おい、見滝原中の生徒か?」さやか(やば、何この人)
これで足りるかな
というか、立ててもらえるのかな
医者「それは何故…?」
上条「待ってくれてる人がいるんです」
医者「……壺の子かい?」
上条「……」
医者「……そうか」
医者「よし、退院を許そう」
医者「自分の力で完治させるんだ」
上条「先生……」
>医者「……壺の子かい?」
吹いた
間違ってないはずなのに
翌日
先生「今日は皆さんにお知らせがありまーす」
先生「なんと上条くんが退院しましたー」
パチパチパチ
先生「上条くーん、入っていいよー」
上条「どうも」
さやか「恭介!?」
先生「席は美樹さんの後ろが空いてたからそこね」
上条「……」トコトコ
上条「……」
上条「やあ、さやか」
さやか「どうして? リハビリは?」
上条「自分の力でやってみようと思ったんだ」
さやか「……そうなんだ」
上条「心配することはないさ、鉛筆ぐらいは持てるようになったから」グググ
上条「それと…… 陶芸部に入ろうと思ってるんだ」
さやか「…! 出来るの…?」
上条「やってやるさ……」
さやか「そっか……」ポロポロ
上条「どうしたんだい!?」
さやか「嬉しくて……」ポロポロ
上条「ごめん、もう陶芸を辞めるなんて言わないよ……」
さやか「恭介……」
杏子「うぜぇ… 超うぜぇ…」
放課後
マミ「入部希望者!?」ガタンッ
ほむら「あの上条恭介!?」ガタンッ
まどか「いらっしゃーい」
上条「あ、どうも」
マミ「ケーキいる? 飲み物は?」
上条「ははは…」
~~~~
マミ「そう…… 本調子じゃない……ね」
上条「そうなんです」モシャモシャ
マミ「そうね…… じゃあ、鹿目さん達の教育を頼めるかしら」
上条「そうですね…… 大会までに間に合うかどうかわかりませんけど」
上条「やってみます」
マミ「助かるわ」
~~~~
上条「そう、そう、左手は添えるだけ」
ほむら「……」クルクル
上条「筋がいいね」
ほむら「あの上条当麻の息子に教えてもらってるなんて夢みたいだわ……」
上条「ははは… そんな大したことじゃないよ」
ほむら「……」クルクル
~~~~
上条「体重をかけて粘土をつぶすんだ」
まどか「こう?」グネグネ
上条「そうだね、両手の力を均一にするんだ」
まどか「んー、こう?」グイグイ
上条「そうそう!いいね!」
まどか「えへへー」
~~~~
上条「んー水つけすぎかな?」
杏子「……そうかい」
上条「うん、もうちょっと水を控えめにすればツヤがいい作品になるよ」
杏子「……へぇ」
上条「この調子で頑張って」
杏子「……」
~~~~
さやか「こう?」ドキドキ
上条「そうそう!」
上条「手はこうして、こう!」ピト
さやか「あっ///」
上条「あっ///」
さやか・上条「///」
ほむら「……」
まどか「……」
杏子「……」
~~~~
マミ「鹿目さん達はどうかしら……」
上条「悪くわない……初心者にしては大した出来だ……」
上条「特に鹿目さん」
上条「信じられないほどの素質だ……」
上条「僕を超えるかもしれない」
マミ「大会は狙えそうかしら……」
上条「見込みはあるね……」
なんだろう、いい話のはずなのになんだか心が
上条「大会っていつでしたっけ」
マミ「9月よ」
上条「えっと…今が6月だから3ヶ月ですか……」
マミ「間に合いそうかしら……」
上条「……もちろん」
~~~~
マミ「――ってことで解散!」
一同「解散!」
杏子「さやかー!一緒に帰ろうぜ!」
さやか「えっと……」
まどか「…! さやかちゃん今日は用事があるみたいだよ!」
杏子「そっか……」
さやか「ごめんね……」
ほむら「残念だわ」
翌日、終業式
先生「明日から夏休みでーす」
先生「息抜きもいいけど宿題とか忘れないようにー」
「「はーい」」
~~~~
図工室
マミ「合宿をしましょう!」
まどか「えっ」
ほむら「合宿……ねぇ」
杏子「何処に行くんだ?」モシャモシャ
さやか「恭介のお父さんの別荘だよ」
まどか「すごーい!」
杏子「……すげーじゃん」モシャモシャ
上条「いろいろと揃ってるし丁度いいかなと思って」
ほむら「流石ね」
マミ「ということで5日間みんなで上条君の別荘にお泊りに行きます!」
さやか「近くに海があるみたいだから水着持ってくるよーに!」
ほむら「……!」ギクッ
マミ「どうしたの? 暁美さん」
ほむら「別に何でもないわ……」
マミ「そう」
マミ「それじゃ今日は解散!」
一同「解散!」
合宿1日目
マミ「う……うえぇ……」
まどか「マミさん大丈夫?」
マミ「ちょっと電車に酔っただけよ…… 気にしないで…… う…」
杏子「まだなのかー? 歩き疲れたぞ」
上条「えっと、もう少し」
上条「ここ!」ドヤッ
さやか「わー大きい」
ほむら「あがってもいいかしら」
上条「どうぞどうぞ、あがって」
ほむら「これは…… 電動ろくろ!」キラキラ
上条「たいした物じゃないよ」
ほむら「それにこっちは…… 上条当麻の七輪陶芸!?」パァァ
上条「あぁ、いっぱいあるからあげるよ」
ほむら「いいの!?」バッ
上条「う、うん……」
上条(ち、近い……)
杏子「早く泳ぎにいこーぜー」
まどか「さんせーい」
さやか「やっぱり夏は泳がないと!」
杏子「私たちは先に海いってるからなー」
わいわい
マミ「まったく…… 何しにきたんだか……」
ほむら「……」
上条「僕は機械の点検するから、みんなで楽しんできなよ」
マミ「じゃあ、私たちも行きましょうか暁美さん」
ほむら「……」
海
まどか「夏だー!」バシャバシャ
さやか「海だー!」バシャバシャ
杏子「青春だー!」バシャバシャ
キャッキャ
ほむら「……」
マミ「泳がないの? 暁美さん」
ほむら「……」
マミ「砂浜でお城作るのもいいけど、泳がないのはもったいないんじゃない?」
ほむら「……」
マミ「人の自由だし、まぁいいわ」
マミ「みんなー!」
キャッキャ
ほむら(水が怖いなんて言えない……)
ほむら「はぁ… こんなことなら浮輪でも持ってくれば良かったわ……」
ほむら「……」チラッ
キャッキャ
ほむら「……」グッ
ほむら「私だって……ちょっとくらいなら!」チャプ
ほむら「……」チャプチャプ
ほむら「少しずつ…… 少しずつ……」チャプチャプ
さやか「マミさんって大きいですよねー」
マミ「えっ?何が?」
さやか「何が?って これに決まってるじゃないですかぁー!」モミモミ
マミ「えっ? って、ひゃあ!?」
さやか「かわいい声出しますね、くらえー!」バシャバシャ
マミ「やってくれたわね!お返しよ!」バシャバシャ
マミ「ティロ・フィナーレ!」バシャーン
さやか「うわあ!」ポロッ
マミ「あら…」
杏子「……」ジーッ
まどか「さやかちゃん……」
さやか「えっ…?」
さやか「きゃああああああ!!!」
上条「!? どうしたんだいさやかぁ!」ダダダッ
さやか「きょ、恭介!?」
さやか「見ないでええええ!」
上条「えっ?なんだって?」
上条「あっ」ジーッ
杏子「……」トコトコ
ガツーン
上条「うぅ…」バタン
さやか「……」
マミ「……ごめんなさい」
まどか「……どんまい」
ほむら「だんだん馴れてきたわ!」バシャバシャ
ほむら「それにしても向こうは騒がしいわね」バシャバシャ
~~~~
上条「ひどい目に遭ったよ……」
杏子「その…… ごめんな……痛くないか?」
上条「もう平気だよ」
杏子「そうか…… 悪かったな……」
上条「ははっ 大丈夫さ、大体あれは僕の不注意だったしね」
さやか「……」ショボーン
まどか「よしよし……」
マミ「美樹さんごめんなさい…」
合宿2日目
マミ「昨日はちょっとしたアクシデントがあって練習どころじゃなかったけど……」
マミ「今日は練習をしましょう!」
~~~~
上条「違う!そうじゃない!空気がまだ残ってるよ!」
杏子「はっ!はっ!」ビタンビタン
上条「そう!そうやって抜くんだ」
杏子「……ふぅ」
~~~~
上条「手は力を入れすぎず抜きすぎずだ」
ほむら「……」クルクル
上条「うーん、もう少し力を入れてごらん」
ほむら「……」クルクル
上条「そんな感じだ」
~~~~
上条「出来た陶磁器はここで乾かすんだ」
まどか「……ふぅ」
上条「休んでる暇なんかないよ!次の作品に移るんだ」
まどか「そうだね!」
まどか「……」グイグイ
~~~~
さやか「出来た!」
上条「うーん、ちょっと穴が狭いかな……」
上条「もうちょっと広げないと焼いたときにくっついちゃうよ」
さやか「はぁ…… やり直しかぁ……」
上条「そんなときもあるさ!次頑張ればいいんだ」
さやか「うん!」
~~~~
マミ「どう…?」
上条「なかなかですね…」
上条「これはキープして置きましょう!」
マミ「うふふ」
~~~~
マミ「今日はみんなお疲れ!」
杏子「疲れた~!」
ほむら「肩がこっちゃったわ……」
まどか「お風呂湧いたよ!」
さやか「おお~!みんなでお風呂だなんて小学校の修学旅行以来だ!」
杏子「懐かしいなぁ」
上条「僕は小さい方の風呂場に行こうかな」
さやぁ「いってらっしゃーい」
~~~~
ほむら「……」ジーッ
マミ「な、何よ…」
ほむら「……」チッ
マミ(舌打ち!?)
まどか「どうしたらこんなに大きくなるんですか?」
マミ「さぁ… 私にもわからないわ」
杏子「温泉たまごってあんまりうまくねーな…」モグモグ
~~~~
マミ「おやすみー」
まどか「おやすみなさーい」
さやか「おやすみ!」
杏子「……zz」
ほむら「……zz」
まどか「……マミさん起きてる?」
マミ「寝てるわ……」
まどか「起きてるじゃないですか……」
マミ「何かしら……」
まどか「私、入ってよかったなーって思ってます、陶芸部」
マミ「……」
まどか「……マミさんはどう思ってますか?」
マミ「……」
マミ「幸せだわ…… 夢かと疑うぐらいにね」
まどか「そうですか……」
マミ「えぇ…」
まどか「行けるといいですね、大会」
マミ「……行くのよ」
まどか「……頑張ろう」
マミ「えぇ……」
さるさんとかいろいろとあるので寝ます
おやすみ
あんこちゃんあんあん!
合宿3日目
上条「今日は大会について説明しようと思う」
上条「まず大会は1グループ5人の団体戦だ」
さやか「5人…? じゃあ恭介は……?」
上条「僕はまだ本調子じゃないんだ。
それに巴先輩から君達の指導を頼まれたからね」
さやか「そう…」
上条「話を戻そう、そして5人の中で1人ずつ違う部門を選ぶんだ」
杏子「部門?」
上条「そう、部門」
上条「茶碗部門、小物部門、壺部門、皿部門、総合部門」
上条「他にもあるけど、僕がオススメするのはこの辺りかな」
まどか「総合部門…?」
上条「ああ、これは言葉通り何でもOKな部門」
上条「総合部門は、さっき挙げた部門に含まれないものでも
持ち込めるから人気があるんだ」
上条「総合部門に出るような人たちは大抵、そのグループのエースだね」
上条「後で説明するけど総合部門は得点が高いからね
半端者じゃ務まらない部門なんだ」
まどか「へぇー」
上条「今まで見てきて君達の素質は大体わかった」
上条「君達に向いてる部門を紙に書いてきたんだ」
上条「今から配るから心して見るように」
~~~~
マミ「茶碗部門ね」
ほむら「小物部門……」
さやか「…! 壺部門///」
杏子「皿部門」
まどか「私が… 総合部門……?」
上条「大会は5人が得た点数の和で勝敗が決まる」
上条「200点満点で、部門ごとに配点が違うんだ」
上条「茶碗部門40点、小物部門30点、壺部門35点、皿部門35点、総合部門60点」
まどか(私なんかでいいのかな…)
上条「個性のない作品なんて見向きもされないだろう……」
上条「そこで君達には、今日からテーマを意識して作品を作ってほしいんだ」
~~~~
マミ「優雅な感じで」コネコネ
まどか「かわいい感じで」コネコネ
さやか「///」コネコネ
ほむら「歪な感じで……」コネコネ
杏子「素朴な感じで」コネコネ
上条「そうそう!いいよいいよ!」
~~~~
マミ「今日はこれで終わり!」
一同「お疲れさまでした!」
~~~~
マミ「どう思う…?」
上条「驚いた……」
上条「このツヤは素人に出せるものじゃない……」
マミ「素質…… ねぇ……」
上条「もしかしてもしかすると……」
上条「鹿目さん…… 君は一体……」
合宿4日目
杏子「うぅ……」ズキズキ
ほむら「張り切りすぎて筋肉痛になってしまったわ……」ズキズキ
まどか「うぅ… 痛いよぉ… さやかちゃ~ん」ズキズキ
さやか「よしよし」
上条「昨日はみんなよく頑張った!」
上条「今日は休みでもいいんじゃないかな」
さやか「やったー!」
マミ「海行きましょう!海!」
まどか・ほむら・杏子「うぅ……」ズキズキ
マミ「それどころじゃないようね……」
マミ「うーん……」
マミ「……!」
マミ「上条君!」
マミ「耳貸してくれるかしら」
マミ「……」ゴニョゴニョ
上条「はいはい」
マミ「……」ゴニョゴニョ
上条「えっと… あぁ、確かあったと思いますよ」
マミ「グッド!」
マミ「みんな!」
マミ「バーベキューをしましょう!」
~~~~
さやか「うまい!」モグモグ
マミ「あ、肉焼けたわよ」
杏子「うめえ!」モグモグ
まどか「杏子ちゃん!野菜も食べなきゃダメだよ!」ポイ
杏子「あっ!ピーマンいれんなよ!」
まどか「好き嫌いはダメだよ!」ポイポイポイ
杏子「あーっ!玉ねぎまで! それにパプリカも!」
ほむら「やっぱり鶏肉ね」モグモグ
上条「バーベキューはいいねぇ 人間が生み出した文化の極みだよ」
さやか「いっぱい食べて早く治してね!」
上条「あぁ、ありがとうさやか」
さやか「えへへ」
マミ「佐倉さん… 私の肉を盗るのはやめてくれないかしら……」
杏子「焼けた肉を取っただけじゃんか」
マミ「それは私が目をつけてた獲物よ!」
杏子「そうか、すまねぇな」
杏子「玉ねぎやるから許してくれ」ポイ
マミ「……」プルプル
~~~~
マミ「明日は合宿最終日だから気を引き締めていきましょう!」
マミ「それじゃ、おつ!」
一同「お疲れ!」
~~~~
杏子「……zz」
さやか「……zz」
マミ「……zz」
ほむら「……」
まどか「……」
マミ「ティロ・フィナーレ!!」
まどか・ほむら「!?」ビクッ
マミ「逝ってしまったわ…… 円環のことわr」ムニャムニャ
まどか「なんだ…… 寝言かぁ……」
ほむら「……まどか」
まどか「……何?」
ほむら「起きてたのね……」
まどか「うん… 眠れなくて」
ほむら「……総合部門のこと?」
まどか「……うん」
まどか「私なんかでいいのかなって……」
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃんのほうが上手だし、何で私なのかなって…」
ほむら「……」
ほむら「あなたのほうが上手だわ……」
ほむら「好きよ……」
まどか「えっ!?」
ほむら「あなたの作品」
まどか「あ、そっち……」
ほむら「あなたの作る瀬戸物には不思議な魅力がある……」
ほむら「……観てる人を惹きつける何かが」
まどか「……」
まどか「そんなことないよ……」
ほむら「あるわ……」
ほむら「あなたはとてつもない才能の持ち主だわ……」
まどか「……」
ほむら「上条恭介以上の……」
まどか「……!」
ほむら「あなたに声をかけたのは偶然じゃなく、必然だったのよ」
ほむら「引力ってやつね……」
まどか「……」
ほむら「まどかの名前がかまどに見えたのも陶芸の因果ね……」
まどか「……」
まどか(それって自分が読み間違えただけじゃん……)
ほむら「心配しなくていいわ…」
ほむら「もっと自分に自信を持ちなさい」
まどか「……」
まどか「ありがと……」
ほむら「……どういたしまして」
まどか「なんだか安心して眠くなっちゃった……」
ほむら「そう…」
まどか「おやすみ… ほむらちゃん……」
ほむら「おやすみ、まどか」
まどか「……zz」
合宿最終日
まどか「……」コネコネ
まどか「……」グイグイ
まどか「すぅ……」
まどか「はぁ!」ビタン
まどか「はっ!はっ!はっ!」スパンスパンスパン
まどか「はぁっ!」ビタターン
まどか「……ふぅ」
杏子「す、すげぇ……」
マミ「今日の鹿目さん、いつもより激しいわね……」コネコネ
さやか「何かあったのかな……」クルクル
杏子「私達も頑張らないと……」グイグイ
上条「……」
~~~~
ほむら「遂に合宿が終わったわ!みんなで帰りましょう!」
~~~~
電車
上条「……凄い」
マミ「えぇ……」グッタリ
上条「日を増すごとに急激に成長している」
上条「僕もまさかここまで成長するとは思わなかった…」
マミ「そうね……」グッタリ
上条「どうしました? 顔青いですよ?」
マミ「気にしないで頂戴……」グッタリ
用事が出来たんで出かけます
5時には帰って来られると思います
必ず書くんで勘弁してください
ま
図工室、大会前日
マミ「学校が始まってから3日経って」
マミ「大会はいよいよ明日!」
マミ「今まで作ってきた作品の中で一番出来のいい物をじっくり選びましょう!」
~~~~
ほむら「こっちの亀さんにしようかしら…… 鳥さんもいいわね……」
上条「鳥さんのほうがいいと思うな」
ほむら「そうかしら……」
~~~~
さやか「恭介! どうかな!///」
上条「こ、これは… あの時の壺!?」
さやか「似せてみたんだ/// 思い出の壺だから///」
上条「さやか///」
さやか「恭介///」
杏子「……チッ」
~~~~
まどか「うん、これにしよう」
上条「……」
まどか「どうしたの?」
上条「……いや、何でもないよ」
上条「……」
大会当日
司会「いよいよ始まりました!!陶芸大会!!」
パチパチ
司会「審査員はこの方達だぁー!」
パチパチ
司会「見滝原中学校OBのQBさん!」
パチパチ
QB「どうも」
司会「続いて同じく見滝原中学校OBのショウさん!」
パチパチ
ショウさん「おいっす」
パチパチ
司会「そして次はなんと!陶芸界の幻想創り、上条当麻さんだぁー!」
パチパチパチパチパチ
当麻「……」
上条「父さん!?」
~~~~
司会「以上!美樹さやかさんの『癒しの壺』でしたぁ!」
パチパチパチ
QB「……」ゴニョゴニョ
ショウさん「…言い訳とかさせちゃ駄目っしょ」ゴニョゴニョ
当麻「……」ゴニョゴニョ
司会「気になる得点はぁー!?」
でぃん
司会「25点だぁー!」
パチパチパチ
さやか「よし!」
司会「次の作品は、暁美ほむらさんの『鳥』です!」
/ ̄ ヽ
|^◇^ ヽ
( )
''ゝ'''ゝ´
QB「……」ゴニョゴニョ
ショウさん「……」ゴニョゴニョ
当麻「……」ゴニョゴニョ
司会「気になる得点はぁー!?」
でぃん
司会「22点!」
パチパチパチ
ほむら「ふぅ……」
司会「続いて巴マミさんの作品『茶碗』です!」
,._,._,._,._,._,._,._,._,.._,._
,! ;;,:!
,! ;;,:!
ヽ、 :;:;:;:''
゙`!二二二!
QB「…なかなかだね」ゴニョゴニョ
ショウさん「でも……」ゴニョゴニョ
当麻「……」ゴニョゴニョ
司会「気になる得点はぁー!?」
でぃん
司会「30点!」
パチパチパチ
マミ「どうやらこの調子で行けば県大会には出られそうね」
司会「続いて佐倉杏子さんの作品『銀のさら』です!」
皿
QB「……ひどい」ゴニョゴニョ
ショウさん「いや、これはこれで……」ゴニョゴニョ
当麻「……」ゴニョゴニョ
司会「気になる得点はぁー!?」
でぃん
司会「12点!」
パチパチパチ
杏子「(´・ω・`)」
ほむら「気を落とさないで、あなたは悪くないわ」
QB(みんないまいちだなぁ……)
QB(早く終わらないかな……)
司会「総合部門!鹿目まどかさんの作品『獣』です!」
QB(あ、次で最後か)
QB(総合部門ってだいたい地雷なんだよね)
QB(基礎もなってないようなものをオリジナル(笑)とか
言って平気で持ってくるし)
QB(獣…か 一体どんな作品なんだ?)
|\ /|
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. V V
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八 、_,_, 八
. / 个 . _ _ . 个 ',
_/ il ,' '. li ',__
QB「!?」ガタッ
ショウさん「こいつは……」
当麻「なん…だと…」
QB「満点だ…」
QB「満点だ! 60点だ!」
QB「異義はないよね?」
ショウさん「初めてですよ… こんなぶっ飛んだ作品みるのは……」
当麻「……」コクッ
司会「出ました!60点!」
ざわ・・・ざわ・・・
司会「優勝は!見滝原中学校陶芸部です!」
まどか「やった!」
まどか「やったー!」
マミ「よかったわね……」ポロポロ
ほむら「よく頑張ったわ、みんな……」
杏子「へへっ!」
さやか「じゃ今日はもう帰ろうか」
まどか「うん!」
「待ってくれ!」
まどか「ん?」
QB「はぁ…はぁ…」
ほむら「どうかしましたか?」
QB「鹿目まどか!」バンッ
まどか「はい!?」ビクッ
QB「僕と契約して弟子になってほしいんだ!」
まどか「……はい?」
さやか「お宅さん誰?」
QB「申し遅れたね、僕はQB!虚淵大学で陶芸を指導してるんだ!」
ほむら「虚淵大!?」
杏子「うろぶちだい?何処だ?」
ほむら「日本一の芸術大学よ…… まさか、あなた知らないの!?」
杏子「えっ!? いや、し、知ってたけどさ……」
マミ「で、その虚淵大の陶芸の先生がうちの部員に何の用かしら」
QB「虚淵大付属中学にきてほしいんだ!」
さやか「えっ!?」
QB「いや、君じゃなくて鹿目さんの方だけど…」
QB「どうだい? 来てみる気はないかい?」
まどか「……」
QB「もちろん、ちゃんと寮もあるし、費用は全額こっちが負担する」
QB「別に今すぐにとは言わないよ、考えておいてほしいんだ」
QB「はい、これ連絡先だから転校する気になったら、いつでも呼んでよ」
QB「じゃあね」
ほむら「まどか……」
まどか「……どうしよう」
ほむら「迷うことなんてないじゃない」
まどか「でも……」
杏子「私達のことなら気にすんなよ」
さやか「すごいじゃんまどか!行ってきなよ!」
まどか「みんな……」
マミ「駄目よ……」
マミ「駄目よ!鹿目さん!」
まどか「マミさん……」
マミ「せっかく…!せっかく揃ったのに…!」
まどか「……」
マミ「行かないで…… うっ……」
ほむら「……」
ほむら「それを決めるのは、あなたじゃなくてまどかよ……」
マミ「うっ……うっ…ひっく……」ポロポロ
まどか「……」
~~~~
マミ「そうよね…… 鹿目さんが決めることよね……」
マミ「……」
マミ「行ってきなさい!」
まどか「マミさん…」
マミ「私達は平気だから!」
マミ「向こうに行っても頑張るのよ!」
まどか「…はい!」
さやか「うんうん」
上条「……」
上条「……いいのかよ」
まどか「…?」
上条「本当にそれでいいのかよ……」
さやか「恭介…?」
まどか「……」
まどか「……うん」
上条「そうか……」
まどか「……」
上条「君がいいならいいんだ……」
上条「うん」
上条「……いいんだ」
まどか「……」
まどホーム
詢子「スカウトぉ!?」
まどか「うん、なんか虚淵大学に来ないかって言われちゃって…」
タツヤ「うろぶち!うろぶち!」
詢子「お前はどう思ってるんだ?」
まどか「行きたいなって…」
詢子「そうか……」
まどか「…うん」
詢子「よし!じゃ、転校届け書くか!」
まどか「…いいの?」
詢子「お前が決めたことだろ? だったら私は何も言えないさ」
~~~~
先生「そう…虚淵大付属ねぇ……」
詢子「あぁ……」
先生「一応届けは預かっとくわね」
詢子「頼むよ…」
~~~~
まどか「……」
「せっかく…!せっかく揃ったのに…!」
「行かないで…… うっ……」
「本当にそれでいいのかよ……」
まどか「くっ……」
プルルル
まどか「QBさんですか…?」
まどか「決心がつきました……」
まどか「はい…」
まどか「わかりました……」
翌日
先生「えっと、今日は皆さんにお知らせがあります」
先生「鹿目さんが今日限りで転校するそうです」
先生「辛いと思うけど笑顔で見送りましょう」
パチパチパチ
まどか「……」
さやか「……」
ほむら「……」
上条「……」
放課後、図工室
まどか「……」
マミ「そう… 行ってしまうのね……」
まどか「……はい」
まどか「自分で決めたことですから…」
マミ「頑張りなさい」
まどか「……はい」
マミ「さよならは言わないわよ……」
マミ「また会える日まで!」
まどか「……!」
まどか「はい!」
一週間後
さやか「行っちゃったね」
ほむら「えぇ…」
杏子「……」
ほむら「あの子が自分で決めた道だもの…
私達がどうこう言う問題じゃない」
さやか「わかってるよ……」
図工室
ほむら「……」コネコネ
杏子「……」モシャモシャ
さやか「……」グイグイ
上条「……」コネコネ
マミ「……はぁ」クルクル
~~~~
マミ「解散」
一同「お疲れ様でした」
マミホーム
マミ「今日は会話のない一日でした。
明日はもっと良い日になるといいな」カキカキ
マミ「……はぁ 鹿目さん……」
~~~~
ほむホーム
ほむら「……」コネコネ
ほむら「まどか……」コネコネ
ほむら「……はぁ」クルクル
ケーキ屋
杏子「えっと… モンブラン2つ」
店員「はいそうぞ」
杏子「どうも」
杏子「……」トコトコ
まどか「……」
杏子「……まどか!?」
ペコちゃん人形「……」
杏子「……なんだ、ペコちゃん人形か……」
杏子「……はぁ」
翌日、教室
ざわ・・・ざわ・・・
さやか「……」
ほむら「……」
杏子「……」
上条「……」
先生「はーい、静かにしてー」
先生「今日は皆さんに転校生を紹介しまーす」
ざわ・・・ざわ・・・
さやか「また転校生かよ……」
ほむら「……はぁ」
杏子「……」
先生「入ってきていいわよー」
ガラガラ
???「……」
ほむら「!?」
さやか「!?」
杏子「!?」
上条「!?」
???「……」
さやか「あんた……」
杏子「あっ……」
上条「えっと……」
ほむら「かまどぉー!」ガタッ
まどか「えへへ、戻ってきちゃった…」
ほむら「どうしてっ!どうして戻ってきたの!」
まどか「あはは…」
杏子「笑ってないで答えろよ!」
まどか「……」
まどか「合わなかったんだ……」
さやか「何が…?」
まどか「うん、全部」
まどか「私がやりたかった陶芸ってね」
まどか「友達とケーキ食べて、お茶しながらのんびりやる…
そんな陶芸だったんだよ」
まどか「向こうには私のやりたい陶芸がなかった」
まどか「でね、気づいたんだ」
まどか「私の居場所はここしかないんだなって」
まどか「みんなと会いたいなって思った」
ほむら「まどか……」
まどか「そう思ったら、いてもたってもいられなくて……」
まどか「自分勝手でごめんなさい!」
ほむら「気にしなくていいのy」
上条「ふざけろ!!」
さやか・杏子「えっ」
上条「みんな…心配したんだぞ……」プルプル
まどか「……そうだよね、今更ムシがよすぎるよね……」
上条「鹿目さんがいなくなってから、図工室が静かになって……」
上条「マミさんは溜息ばっかりつくし…」
上条「さやかはボーっとするようになったし…」
上条「暁美さんは、よく壁にぶつかるようになったし…」
上条「佐倉さんに至ってはペコちゃん人形を鹿目さんと間違える始末だ!」
杏子「……」
まどか「……」
まどか「ごめんなさい……」
上条「だから、もう!」
まどか「……」
上条「何処かに行くなんて言わないでくれ!」どんっ!
まどか「……!」
まどか「うん!」
さやか「おかえり!まどか!」
ほむら「おかえりなさい… まどか!」
杏子「おかえり!」
上条「おかえり、鹿目さん!」
まどか「うっ……」ジワッ
まどか「……」ゴシゴシ
まどか「みんな… ただいま!」
おわり
マミ「……」
マミ「……」
マミ「……」
マミ「……」
マミ「私の出番は!?」
終わった!
出オチからここまで続くとは思わんかった
みなさん乙です!
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