兄「なんでかな…どれだけ考えても…俺はやっぱ妹のこと…」

俺「…？」ﾌﾜｯ

兄「だけど…どうしようも無いもんな…兄妹だし…」

俺「…」

兄「好きとか…キモがられるよな…ﾊｧ…」

俺「…」

兄「神様…俺…どうしたら良いですか…」

俺「ｿｰﾚｿﾚｿﾚ」

兄「っ！？…ち、違いますっ…神様っ…ああっ…違うのにっ…あぁぁぁぁぁぁ…」


ﾂﾙﾂﾙﾋﾟｶﾘｨｰﾝ

兄「神様ぁ…俺ちん毛剃りたいなんて思ってなかったですよぉ…ｸﾞｽｯ…」

俺「…」

兄「ﾊｯ！…ど、童心にかえれと…純粋な気持ちで考えてみろと…そういうことですか！？」

俺「…よきかなぁー…」ﾆｯｺﾘ…ｼｭﾜｧｰﾝ…

ｺﾝｺﾝ…

兄「入るぞー…」

ｶﾞﾁｬｯ…

妹「お兄ちゃんっ…お兄ちゃん…好きだよぉ…」ｸﾁｭｸﾁｭ…

兄「おっ…お前…」

妹「っ！？お、お兄ちゃんっ！？」

兄「お前…今…俺のこと呼んで…」

妹「ちっ、違うのっ！！なんでもないのっ！あはっ…ごめんっ…なんでも…」

ｷﾞｭｩｩ…

妹「っ///…お兄ちゃん…？///」

兄「俺っ…俺さ、お前のこと好きなんだ…悩んだけど…でも好きでたまらないんだっ！！」

妹「お、おにぃ…おにぃちゃぁんっ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ…

俺「…」ﾌﾜｯ

兄「なっ、なんで泣くんだよっ…やっぱり…こんな兄嫌かっ！？」

妹「あぅ…あぅぅ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ…

兄「な、泣いてちゃわかんないよ…妹…」

俺「ｿｰﾚｿﾚｿﾚ」

兄「ああっ！？待って…神様っ…しばしお待ちをあぁぁぁぁぁぁ…」


ﾂﾙﾂﾙﾋﾟｶﾘｨｰﾝ

兄「神様ぁ…今はケツの毛を剃ってる場合じゃなかったのにぃ…ｸﾞｽｯ…」

俺「…」

兄「ケツの毛まで残さずつるつるにぃ…ｸﾞｽｯ…ﾊｯ！ケツの毛も残さない…？」

俺「…」

兄「悔いを残すな…そう、おっしゃりたいのですね！？」

俺「…」

妹「あぅぅ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ…

兄「ｷｯ…妹…お前が好きだっ！！周りがなんと思おうと…お前が…だから付き合って…ほしい」

妹「…あぅぅ…おにぃちゃん…あたしも…だい…大好きだよぉ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ…

俺「…よきかなぁー…」ﾆｯｺﾘ…ｼｭﾜｧｰﾝ…

ﾄｰﾁｬﾝ「話ってなんだ…？」

兄「…ｺﾞｸﾘ…」

妹「…ﾄﾞｷﾄﾞｷ…」

俺「…」ﾌﾜｯ

兄「じ、実はさ…」

ﾄｰﾁｬﾝ「なんだよ早く言えよ」

兄「俺と妹のことなんだけど…」

妹「っ///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ…

ﾄｰﾁｬﾝ「まさか愛し合ってるとか言うんじゃねーだろーなｗｗｗ」

兄「…」

妹「…」

俺「…」

ﾄｰﾁｬﾝ「はっ…？もしかして…そうなのか…？」

兄「ああ、そうだ」

妹「うんっ…」

ﾄｰﾁｬﾝ「バカ言ってんじゃねーよ！！」

妹「ﾋﾞｸｯ…」

ﾄｰﾁｬﾝ「ｶｰﾁｬﾝが死んでからな…ﾄｰﾁｬﾝがどんな思いでお前らを育ててきたか…」

兄「でも…」

ﾄｰﾁｬﾝ「でもじゃねぇ！！天国のｶｰﾁｬﾝが知ったら悲しむぞ！？」

妹「だけどっ…」

ﾄｰﾁｬﾝ「神様だってなぁ…そんなことは認めねぇよ！！」

俺「ｿｰﾚｿﾚｿﾚ」

ﾄｰﾁｬﾝ「ああっ…ちょｗちょっと神様…今真面目な話をしてましてね、ちょっとあぁぁぁぁぁぁぁぁ…」


ﾂﾙﾂﾙﾋﾟｶﾘｨｰﾝ

ﾄｰﾁｬﾝ「神様…ちん毛を剃ったとしてもですよ！？認めるわけにゃぁぁぁぁぁぁぁ…」


ﾂﾙﾂﾙﾋﾟｶﾘｨｰﾝ

ﾄｰﾁｬﾝ「ﾊｧ…ﾊｧ…たとえ…ケツ毛も残さず剃ったとしても…認めるわけにはいかねぇ…」

俺「…」

兄「親父っ！！」

妹「お父さんっ！！」

ﾄｰﾁｬﾝ「…」ﾌﾟｲｯ…

兄＆妹「うぅ…神様ぁ…」

俺「ｿｰﾚｿﾚｿﾚ」

ﾄｰﾁｬﾝ「えっ？いやいやいや…もうちん毛もケツ毛もあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」


ﾂﾙﾂﾙﾋﾟｶﾘｨｰﾝ

ﾄｰﾁｬﾝ「もう剃るとこはねーだろ…いくらハゲようがな…認められねぇんだよ！！」

俺「…」

ﾄｰﾁｬﾝ「ﾊｯ！毛が無くても…変わらない…？」

俺「…」

ﾄｰﾁｬﾝ「例え二人が愛し合い兄妹の枠を超えたとしても…俺達三人は家族には変わりない…」

兄「…親父…」

ﾄｰﾁｬﾝ「俺は…怯えていたんだな…家族の関係が崩れることを…ｶｰﾁｬﾝまで引き合いに出して…」

妹「お父さん…」ｳﾙｳﾙ…