リュウ「ここが学園都市か」(332)

リュウ「ここが学園都市か・・・」

リュウ「ケンに言われたままここに来てしまった・・・」

リュウ「果たしてここには俺より強いやつがいるのか・・・?」

時は遡る

某決闘場
リュウ「やはりお前と戦うといつもと違うものが見えてくるなケン!!」

ケン「それはこっちのセリフだ!!リュウ!!いくぜ!!昇龍裂破ァァ!!!」

リュウ「なんのぉぉぉ!!!竜巻旋風脚ゥゥ!!」

・・・
・・


リュウ「ハアハア、やるな!ケン」

ケン「お前もな!リュウ!」

リュウ「どうだケン?もう一戦やっていかないか?」

ケン「ははは、そうしたいんだが、この後イザベラとデートの約束をしててな。もし遅れたりしたら俺の髪型がパイナップルカットになっちまう」

リュウ「・・・そうか。それじゃあ俺はこれで。また、戦おう!ケン!」

去ろうとするリュウ

ケン「あ、ちょっと待てよ!リュウ!」

リュウ「ん?なんだ?」

ケン「お前はこの後、どうすんだ?」

リュウ「俺か?俺はまた俺より強いやつを探しに行くだけだが」

ケン「なら日本に帰ったらどうだ?」

時は元に戻る

リュウ「ふむ。学園都市に入ったはいいが、学生ばかりだな・・・」

リュウ「それに何故だか視線を感じる」

それもそのはず。道着姿のリュウがこの町で目立たないわけが無い。

そんな視線をあまり気にせず歩いていたリュウだがふと町の喧騒に気づく。

リュウ「(なんだ?)」

少女「や、やめてください!!!離して!!」

不良1「おいおい、つれねー事言うなよねーちゃんwww」

不良2「俺たちと楽しくやろうぜww」

不良3「ううぇうぇうぇw」

少女が男三人に絡まれていた。

周りの人間は早歩きでその場を立ち去ろうとしている。

リュウ「(見て見ぬふりか・・・)」
少女「や、やめてええ!!!!」

不良1「よいではないかwよいではないかw」

不良2「お前、いつの人間だよw」

不良3「いいから、裏に連れ込むぞ。こんな所アンチスキルにでも見つかったら厄介だ」

強引に少女を裏路地に連れ込もうとする不良たち。

リュウ「(仕方がない・・・)」

不良たちの方に向かって歩くリュウ。

連れ込む事に必至になっている不良たちに声をかける

リュウ「おい。お前たちそこらへんにしておけ」

不良1「な、なんだお前!!アンチスキルか!?」

リュウ「俺はアンチスキルというものではないが、その辺にしておけ。今ならまだ間に合う」

不良2「なんだよwwwアンチスキルじゃねーのかよwってかなんなの?このオッさんw」

不良3「おいオッさん!!俺たちは見たとおり忙しいだよ!!さっさと帰り・・・・・・なあっぁ!!!」

ブンッ!!!

不良はリュウの鼻っ面に拳を叩き込もうと手を振り上げ殴りかかった。

パシッ

リュウ「魂のこもってない拳では俺は殴れんぞ」

その拳を微動だにせず受け止めるリュウ。

リュウ「ふん」

リュウが受け止めた拳に波動を流す。

不良3「っが・・・・・・・」

ぱたりと不良が倒れた

不良2「な、なな何をしやがった!??」

リュウ「心配はいらん。少し波動を流し込んだだけだ。じきに目が覚める」

リュウ「いいからお前たちは帰れ」

不良1「く、クソ!!このオッさん能力者かよ!!!オッさんみたいな顔しやがって!!」

不良2「ちっ!!いったん引くぞ!!」

ズダダダダダッ

不良達は逃げ出した。

リュウ「おい。君大丈夫か?」

少女「・・・・・・・」

返事がない。ただのしk

リュウ「気絶しているだけか」

気絶だった。

その時だった。一人の少女が瞬間的に現れた。

??「ジャッチメントですの!!」

リュウ「(何!?背後に気配を感じなかったぞ)」

??「貴方を傷害罪及び扶助暴行の疑いで拘束します!!」

??「大人しくしなさい!!」

シュン。

目の前の少女が消え、リュウの背後に現れた。

リュウ「まさか・・・そんな年でヨガを極めたのか!?」

??「ハァ?何を言ってますの?」

リュウ「ケンの言った事は確かだったのか!!すまないが、お手合わせ願おう!!」

??「なんだかよく分かりませんが、抵抗するのなら容赦はしませんわよ!!」

少女が自分の太ももに手を伸ばした。次の瞬間

シュン

リュウ「グワッ!!」

リュウの肩には細長い針のような物が刺さっていた。

リュウ「まさか自分以外も瞬間移動出来るのか!?」

??「その通りですわ!!これに懲りたら大人しく投降する事ですわよ!!」

リュウ「ははは!まさか!!ワクワクして来た所だ!!帰ったらダルシムの奴に教えてやろう!!」

??「何をごちゃごちゃと言ってますの!!」

リュウ「いや!!なんでもない!!今度はこっちの番だ!!」

リュウ「いくぞぉぉおぉ!!!」

ダッ

疾風の如く闊歩するリュウ。

??「(は、速い!!ですの!!)」

リュウ「うぉぉぉおデイヤァァ!!!」
リュウが拳を振りかぶる。

??「(まずいですわ!!テレポートを!!」

シュッン!!

シュッン!!

??「な、なぜ!???」

テレポートをした先には拳を振りかぶるリュウがいた。

リュウ「すまないな。瞬間移動するヤツとは何度も戦っているんだぁぁぁぁ!!!」

ブンッ!!!

??「いやぁぁぁ!!!」

リュウの拳が少女の顔面に炸裂しようとしたその瞬間。

ピタッ

リュウは拳を寸止めした。

??「な、なんで......?」

少女は驚きを隠せない。

リュウ「いや、君のかまえが急に崩れたからな・・・」

??「ハァ?」

リュウ「もしかして君は・・・格闘家ではないのか?」

??「いや・・・ただの学生ですが・・・」

リュウ「なんと!?それは失礼をした!!俺は君をヨガの達人と勘違いしててな」

??「は、はぁ、そうですの」

リュウ「それじゃあ俺はこれで。すまなかったな」

??「ちょ、ちょっと待つのですの!!」

リュウ「なんだ??」

??「なんだじゃありませんの!!貴方にはそこに倒れてる少女に乱暴した嫌疑がかかってるですの!!」

倒れてる人を指差す。

リュウ「ははは、それは俺じゃないぞ」

??「何を言ってますの!!現にこうして倒れてるじゃ....ありま...せん...か....?」

??「誰ですの?この殿方は?」

少女が指さしたのはみるからに不良の少年だった。

リュウ「そいつにこの子が乱暴されかかってな」

スッ

自分の足元に寝ている少女を抱きかかえるリュウ。

ごめんよ。ストックが切れた。

??「え!?そうなんですの??」

リュウ「ああ」

??「も、申し訳ありませんの!!民間人とは知らず攻撃を加えてしまうとは!!」

リュウ「ああ、この針か。ンッ」

ブシュッ!

自分の肩に刺さってる針を引き抜くリュウ。

??「ああ!!血が出てますわよ!!」

リュウ「気にしないでくれ。たいした事はない」

??「そうはいっても、血も出てますし取り敢えずジャッチメントの支部に行きましょう」

リュウ「ふむ。俺は大丈夫なんだが・・・」

??「そう言わず、行きましょう。ちょっと失礼しますわよ」

おもむろにリュウに抱きつく少女

リュウ「お、おい」

??「あ、そうだ。貴方のお名前を教えてもらえますか?」

リュウ「ああ。俺はリュウという」

??「そうですの。リュウさん私の名前は白井黒子といいますの。是非この機会に覚えて下さいまし」

リュウ「あ、ああ」

黒子「それでは行きましょうかリュウさん」

リュウ「なら離れてくれな


シュン

その場から二人は消えた。

シュン

リュウ「うおっ!?」

黒子「大丈夫ですか?リュウさん」

リュウ「あ、ああ。俺も瞬間移動は初めてでな。ちょっと驚いただけだ」

黒子「そうなんですの」

リュウ「ああ。君は自分だけではなく他の物も瞬間移動出来るのか??」

黒子「はい。私のテレポートは私自身だけではなく、私の触れた物も11次元の座空を計算する事で動かす事が出来ますの」

リュウ「ジュウイチジゲンが何かは分からんが、それは凄いな!!ダルシムに教えてやらなければ!!」

黒子「そうですの。さて、着きましたよ。
ここがジャッチメント第17支部ですの」

黒子「今、帰りましたの」

??「お帰りなさい。白井さん」

??「おかえりなさーい!」

黒子「ただいまですの初春。佐天さん」

??「あれ?誰ですか?その汚い道着の男の人」

??「ちょっと佐天さんっ、失礼ですよ!」

黒子「紹介しますわ。こちらリュウさんですの」

黒子「そして、こちらが私の友人の佐天さんと初春ですの」

佐天「どうも!!白井さんの親友の佐天です」

初春「こんにちわ、初春っていいます」

リュウ「俺はリュウだ。よろしくな」

初春「で白井さん。ここにリュウさんを連れてどうしたんですか?」

白井「それが・・・実は、カクカクシカジカ」

佐天「そんな事があったんですか!?へぇ~リュウさん強いじゃないですか!?」

リュウ「いやそんな事はないが・・・」

黒子「リュウさん。手当をしますのでこちらへ」

リュウ「ああ」

・・・
・・


黒子「はい。終わりましたの」

リュウ「ああ。ありがとう」

リュウの肩には包帯が巻いてある。

なんか自分で文章読んでて気持ち悪くなってきたんだけど、大丈夫か??これ??

>>61
大丈夫だ、問題ない

>>61
みんなが見てるってことは大丈夫ってことだよ
言わせんな恥ずかしい!

初春「お茶いれましたよー」

そこに人数分のティーセットを持った初春がやって来た。

佐天「わーいお茶だ!!ありがとう初春!!」


>>62>>63
ありがとう


ちょっと用事入ったので、出ます。
落ちてたらもう一回立てるので気にしないで下さい。

今、絶賛書きためてるんだよ!!言わせんな恥ずかしい!!
用事なんかあるか!!

という事で保守しといて!!

頑張るから!!

あ、やっぱ保守はいいや。
けどめっちゃ書いてるから!!

最後のガラスを割りながら!!

初春「リュウさんはどうして学園都市にきたんですか?

リュウ「俺より強い奴を探しに来たんだ」

佐天「へぇ~かっこいいですね。でどうですか?強い人には会えましたか?」

リュウ「いやまだだが」

黒子「そうなんですの」

リュウ「俺も君に聞きたいんだが、どうして君は瞬間移動なんて芸当ができるんだ?ヨガの達人でもないのに」

禁書SSでは不良に絡まれてる女の子を助けて黒子に勘違いされるパターンから入るのが様式美なのか

黒子「はぁ、ヨガの事は知りませんが。テレポートが私の能力なんですの」

リュウ「能力?」

初春「あれ?もしかしてリュウさんこの学園都市が何をおこなっている機関かご存じないんですか?」

リュウ「何って、学校がたくさんあるんじゃないのか?」

初春「ええそれは勿論ですが、この学園都市では生徒の能力開発をおこなっているんです」

リュウ「能力開発?」

初春「簡単に言うとですね……カクカクシカジカ」

・・・
・・


リュウ「なんと!?超能力!?」

初春「そうです。人それぞれに個別の能力があるんです。さきほど仰った超能力者(レベル5)はここ学園都市でも9人しかいないんですよ」

佐天「でここに居る白井さんは大能力者(レベル4)なんですよ!」

リュウ「ふむ……(能力を開発か……)」

その時はリュウはある男を思い出していた。
すべての能力を自分の物にし最強になろうとした男を。

黒子「あれ?どうかしましたか?リュウさん」

リュウ「い、いやなんでもない。じゃあ君たちの能力はどんなのなんだ?」

その質問は二人の顔を強張らせた。

初春「わ、私の能力は簡単に言うと持っている物の温度を一定に保つことです。まだレベル1ですが……」

リュウ「そうか。佐天君は?」

声をかけられてうつむく佐天。初春はチラチラと佐天の方をうかがっている。

初春「佐天さんは... 佐天「私は!!レベル0で~す!!」

初春を遮るように佐天は喋った。

佐天「ほんとぉ~オカシイと思いません?何時まで経っても能力が出ないんですよ~。ほんと、笑っちゃいますよねw」

周りの空気が一気に沈む。

リュウ「……佐天」

佐天「はい?」

リュウ「君は努力をしているか?」

佐天「え?」

リュウ「努力もせずにあきらめるな!!それが自分にとって譲れない物ならなおさら努力しろ!!結果ばかりを出そうとするんじゃない!!」

リュウの一喝が部屋に響く。

>>81
やりやすいからな


書きダメ全弾、波動拳したよ。
この方向で書いていこうと思う。

面白く無かったら戻るを押してくれ。

書き溜めてくる

ps.キャラの口調わかんね

あれそもそもどんな能力かはっきりしとらんしなぁ

佐天「……なによ」


佐天「あんたに何がわかるのよ!!!!!!!」

ガタッ。バターン!!

そういって佐天は部屋を出て行った。

初春「リュウさん……。あのですね……確かに能力開発を努力すれば能力のレベルが上がることもあります。けど、レベル0は違うんです……」

リュウ「なに?」

初春「レベル0の方たちは……あ!いや勿論、努力すれば能力が芽生えることもありますが、......レベル0の人たちは簡単に言うと素質がないんです……」

初春「はい。普通、大抵の学生は能力開発をうければ大小はあっても何かの能力が使えるようになるはずなんです。けど、レベル0の人たちは何度システムスキャンをしてもレベル0なんです。よって、今の段階では能力の素質がないってのが学園都市の見解です」

リュウ「!……そうか。彼女を探してくる」

クルッ。スタスタ。

黒子「けど!!」

リュウ「ん?」

黒子「けど!!あなたが言ったことは何も間違ってはいませんわ!!現に私たちの身近な人に努力だけで頂点まで登りつめた人もいますもの!!!」

初春「白井さん……」

リュウ「そうか。ありがとう」

バターン

リュウは部屋を出て行った。


第一部完

第一部ってことはまだ続きを期待してもいいんですよね?よね?

この先どうしようかまだ考えてないが、一応続きは書いてます。

需要あるか?

あと今日、大晦日だよ.......
来年から本気だす!!

第二部

佐天「私だってそんなことぐらい……分かってるよ」

トボトボ

一人寂しく河川敷を歩く。

『努力もせずにあきらめるな!!それが自分にとって譲れない物ならなおさら努力しろ!!結果ばかりを出そうとするんじゃない!!』

その言葉が佐天の頭の中を埋め尽くしていた。

佐天「ああーー!!もうボケーーーー!!!!」

ガッ。ポーイ。ポチャーン。

近くにあった石ころをひろい、川に投げ込む佐天。

佐天「なによ!!なによ!!なによーーーー!!!」

ポイ。ポイ。ポイ。ポチャーン。ポチャーン。ポチャーン。

投げる。投げる。投げる。

佐天「そんなの……私が一番わかってるわよ……」

リュウ「おーい!!」

タッタッタッタ。

佐天「え、リュウさん!?」

そこには額に汗を流したリュウの姿があった。

佐天「リュウさん!!すごい汗じゃないですか!あと裸足だし!」

リュウ「いや、たいした事はない。あと俺はいつも裸足だ」

佐天「え!?」

リュウ「そんなことよりさっきは、すまなかった」

ペコリ

リュウ「君の事もよく知らないくせに無責任な発言だった」

佐天「気にしないでください……リュウさんは何も間違ったこと言ってないです。初春からレベル0の話聞きましたか?」

リュウ「……ああ」

佐天「そうですか。なら話は早いです。私たちレベル0は巷では欠陥品って呼ばれてるんです」

リュウ「そんなことはない!!」

佐天「ありがとうございます。リュウさん。
勿論、私もそう思ってます。能力云々で人の価値は決まらない!!ってね。でも自分がシステムスキャンでレベル0の判定を受けるといつも思うんです。仕方がない、自分は欠陥品だからって。
ははは、笑っちゃうでしょ?いつも自分がそんなことあるかーっていう物にすがっちゃうんです。どうせ……私なんか……ウグ……エグッ……努力しても無理なんだって……ヒック……」

佐天の言葉は嗚咽混じりになっていった。

ヌゥン メッサーツ

佐天「……ウェ……でも、あき、あきらめられなくてぇ……ウゥ……」

ギュ

泣きそうになっている佐天をリュウはそっと抱き締めた。

佐天「リュウさん……?」

リュウ「大丈夫だ。君は強い」

佐天「……嘘だ」

リュウ「本当だ」

佐天「…嘘だよ」

リュウ「本当だ」

リュウ「君がそうやって前を向き続ける限り君は強い。一番大切なのは自分を信じてやることだ。自分はまだやれる。がんばれるって自分を信じれば不可能な事なんてない」

佐天「本当?」

リュウ「本当だ。実際、学園都市の生徒じゃなくても瞬間移動できる奴も知ってるし、体から電気を発する奴も知ってる」

佐天「それ御坂さんじゃん」

ニコッ

リュウ「ふむ。やはり君は笑っている時の方がいいな」

佐天「フェ?…ちょ、ちょっと何言ってるんですか///]

リュウ「よし、帰ろう。みんなも心配してる」

佐天「はい!!

??「おい、あれ見たか?」

??「ああ。やつにあんな弱点があるなんてな」


第二部完

疲れた。

風呂入ってくる

もう続き書くの疲れた。

あと今日、友達の家におそくまで
いるから書き込めないわwww

iPhone規制食らってるし。

じゃあ、風呂入ってくる。
みんな良いお年を

ps.落としといていいよ

お前らここで禁書のきの字も知らないけどストシリーズ、もとい格ゲー大好きな俺が行き当たりばったりで続き書くぜ、って言ったらどうする?

>>178
>>1といは別の世界って前提でお願い

>>180
マジかw
禁書全然知らないから自分で一からやるのはちょっと厳しいんだがw

>>181
Wikiを読めばだいたい分かる

>>182
今ざっと読んでみたが情報量多すぎワロタ
取り合えず適当に進めてみる もし肌に合わなかったらヌルーしてくれ頼む

リュウ「そんなことがあってな、しばらくこの学園都市という場所に滞留することにしたよ」

ケン「へぇ。お前が一か所の場所に留まるなんて、そこが気に入ったのかい?」

リュウ「そういうわけじゃないが、ここには俺のを満たす強者が現れるような予感がするんだ」

ケン「お前がそういうんじゃ間違いないな。ゆっくりするといいぜ」

リュウ「ああ。そうするつもりだ。それじゃあな」

ケン「…あー、ちょっと待て、リュウ」

リュウ「? どうした?」

ケン「未確認、っていうか俺じゃ確認のしようがないんだけどよ、どうやら…」

ケン「また例の連中が動きだしてる、って話を春麗から聞いたぜ」

リュウ「例の連中…まさか、シャドルーか?」

ケン「確証は取れてないけどな。…取りあえず、お前だって奴らからしたらターゲットの一つなんだ、気をつけろよ」

リュウ「ああ、分かった。…わざわざ済まない、ケン」

ケン「へっ…じゃ、またな」

プツン

リュウ「シャドルー…か………」

学園都市・夜

一方通行「………今日はちっとばかし趣向が違うじゃねェか」

一方通行「どういうことだ、こりゃ」

「フフ………そう構えるな」

一方通行「それで、この俺に何の用があるってンだ?」

「貴様がレベル5の能力者ということは知っている」

「そして、それ以上の力を欲しているということもな」

一方通行「………だったらなんだってンだ? おい?」

一方通行「テメェが俺にその力を授けてくれるとでも抜かすつもりか?」

「その通りだ」

一方通行「……………」

一方通行「チッ、話にならねェ。死ねよ、オッサン」

ゴオッ!

「フン………温いワ! サイコショット!!!」

ギャウンッ! バシュウ!!

一方通行「なっ…!? ぐがぁっ!!!」

一方通行(どうなってやがる…! ”反射”が通用しねェだと………!? チッ…俺の脳じゃ計算できねェ次元の範疇か…!)

「ムハハハハハハ!!」

一方通行「っ………!」

一方通行「何が可笑しいンだ!? テメェ!?」

「いぃ目だ…貴様の憎悪を感じるぞ………」

「それこそが我がサイコパワーの源なのだからな!!」

一方通行「サイコ…パワーだと………?」

「私と共にこい。そうすれば、貴様にもこのサイコパワーを与えてやろう」

「今の貴様のその能力に、我がサイコパワーが加わればまさに敵無しよ! レベル6などど瑣末なことなど気にする必要もなくなる!」

「悪い話ではあるまい………?」

一方通行「………敵、無し」

「そうだ。我がシャドルーに組するのだ。そうして貴様は最強の戦士に生まれ変わる!」

一方通行「最強………」

一方通行「―――――上等だ」

「ムハハ………物分かりの良い奴だ、気にいったぞ!」

一方通行「ただし…俺を手下なんて思うんじゃねェぞ」

「それでよい。ただの従順な犬など必要としておらん」

一方通行「フン……………」

一方通行「それで、テメェの名前は?」

「我が名は―――ベガ。この世に終末と革命をもたらす魔神の名よ」


こうして、後に学園都市最強の能力者、一方通行《アクセラレータ》の姿が消えたという報せが学園都市を激震させることとなる。

取り合えず今ぱっと思いついた内容を書きなぐったw
もし続きが読みたい人がいたら言ってくれ 取り合えずこれから書きためるから投下する

学園都市公共公園・朝

リュウ「……………」

上条(あれ…なんかすっげぇカッコした人がいるな)

上条(コスプレ…ってわけでもなさそうだし………)

上条「あの、」

リュウ「………ん? 何か用か?」

上条「なんかすげぇカッコしてますね。ここで何してるんスか?」

リュウ「ああ…日課の修行さ」

上条「修行!?(なんかトンでもねえ人に絡んだ気がする…これはいつものパターンなんじゃねえか!?)」

上条(いや! なんかこの人だってすげぇ不幸そうなカッコしてるしこれは俺より不幸な人との接近遭遇かもしれねえじゃねえか!)

上条「あの、俺上条当麻って言うんスけど」

リュウ「俺はリュウ。よろしくな」

カクカクシカジカ

上条「それはまた随分とチャレンジャー精神豊富な話っスね…」

リュウ「強い奴がいるとどうしても、な」ハハハ

上条「ははははは」

黒子「…というわけなんですの、お姉さま」

御坂「……………」

御坂(どういうこと…? あのレベル6がいきなり学園都市から姿を消してしまうなんて)

黒子「お姉さま?」

御坂(もしかして最近情報を入手したあの組織と何か繋がりが?)

黒子「お姉さま!!」

御坂「ビクゥ ちょっと黒子、いきなり大きな声上げないでよ!」

黒子「さっきからずっとお呼びしているのに応えないお姉さまに問題がありますわ!」

御坂「あ…それは、その、ごめん」

黒子「一体どうしたんですの? お姉さまらしくないですわ」

黒子「そりゃあいきなりレベル6が学園都市から姿を消せば驚きになられるかもしれないですけど…もしかして私のことが気にかかってくぁwせdrftgyふじこ」

御坂「とにかく! このことな内密にね」バチバチッ

黒子「りょ、了解しましたわ…」ブスブス

一方はまだレベル6じゃないけど大戦後と思えばレベル6になっていても納得出来る

>>193
あーゴメン早速ミスった死にたい

殺意の波動やオロチの血って学園都市に換算するとレベルどのぐらいなんだろう
とりあえず軍隊辺りは余裕で潰せると思うが

>>199
SNK版とかやってみたいなw



一方通行「………ンで?」

一方通行「俺はナニをすりゃあいいワケなんだ?」

ベガ「貴様には一度学園都市に戻ってもらう」

一方通行「ハァ?」

ベガ「我がシャドルーが最も必要としている男が学園都市に向かったという情報が入った」

一方通行「チッ…面倒クセェ話だなオイ」

ベガ「そう言うな…その男との邂逅も、貴様にとってはいい体験となるだろう」

一方通行「ハッ、どうだかな」

御坂「最近学園都市にやってきた人がいる?」

黒子「ええ。随分と厳めしい殿方でそれも道着を着ている方でしたから探せばすぐに見つかると思いますが」

御坂(もしかして…その人!)ダッ

黒子「ちょっ、お姉さま!?」



御坂「」ピッポッパッ

御坂「もしもし、御坂です!」

「御坂さん? どうしたの?」

御坂「例の組織…シャドルーが追っている男が学園都市に訪問している可能性がでてきました!」

「それは本当? 今すぐ確認できる?」

御坂「探し出します!」

「あ、それと…」

プツン

「…切れちゃったわ。せめて一言だけ注意しておいた方がよかったわよね…」

春麗「リュウのことだから、御坂さんのような人に会ったら、なんて言うか」クス

御坂「…とは言ったけれども、どこをどう探せばいいかしら」

御坂「考えなしに飛び出すんじゃなかったなぁ…ハァ、反省しよ」

御坂「一度黒子のところに戻って…ん?」

上条「すごいっスね、もうほとんどストリートファイトで暮らしてるようなもんじゃないスか!」

リュウ「いや、俺はまだまだ未熟。この世には俺より強い奴なんてたくさんいるさ」

上条「うわぁ、ちょっと想像できない世界の話っスよ。あ、そうだこの後暇なら俺の家で…」

御坂「ちょおっと待ったあぁーっ!!」

リュウ上条「」ビクゥ

御坂「あんた! いや、そこの人!!」

上条「うわっ、ビリビリじゃねえか! なんでこんなとこに、なんでこんな時に!? 不幸だああぁ」

御坂「うっさい! あんたは黙ってなさい!」

上条「は?」

御坂「私が用があるのは…あなたよ!」ビシィ

リュウ「………俺?」

御坂「そう! ちょっと私と一緒に来てもらおうかしら」

上条「おいおい、男と出会いがしらにナンパかくぁwせdrftgyふじこ」

御坂「さて、バカは放っておいて…」クルッ

御坂「あなたには聞きたいことが色々あるの。来てもらうわよ?」

リュウって赤い方だっけ、いつもごっちゃになる

>>207
道着の色なら白い方ですよー


リュウ「―――――」

御坂「…なに、私の顔に何かついてるの?」

上条「お前の顔が珍しく見えたんじゃくぁwせdrftgyふじこ」

御坂「…まさかそんな冗談言ったりしませんよね?」ヒクヒク

リュウ「フッ………」

リュウ「済まない、少し君の瞳に惹かれてしまってな」

上条美坂「!?」

リュウ「君は強い意志を持った子だな。俺がこれまでに出会ってきた強者は…皆そういう瞳をしていた」

リュ「―――無理を承知で頼みたい」

御坂「…なに?(ちょっと驚かせないでよね、もう)」

上条(びっくりしたぜ、リュウさんがビリビリみたいな女に一目惚れしたのかと思っちまったよ)

上条さんの違和感が阿修羅閃空

上条さんの口調が違う気がする

>>211>>212
自分でもそう思う。どうしたらいい?(´・ω・`)


リュウ「俺と、勝負をしてもらいたい」

上条美坂「―――――」

御坂「勝負…ですって?」

リュウ「ああ。君と拳を交えたい」

リュウ「その後ならば、どんなことも聞いてくれて構わない。俺に答えられることなら答えよう」

リュウ「今は、君と戦いたい」

御坂「…………」

御坂「ハァ…いいわ、今の言葉、嘘じゃないわよね?」

リュウ「勿論だ」

御坂「そういうことなら…勝負でも、なんでもしてあげようじゃないのっ!」バチィッ

リュウ「雷っ!?」

御坂「これが私の能力、よっ!」

バチバチィッ!!

リュウ「くっ!(避ける」

御坂「っ! まだまだ!!」

バチチチィッ!!

御坂(決まった!)

リュウ(クッ、今度は避けられない!)

リュウ(ならば!!)

リュウ「…波動拳!!」

バシュウゥ!!

上条御坂「!?」

御坂「相殺―――された!?」

上条「マジか…!?」

真空波動拳出そうとして昇竜拳が出る展開で

>>217
小足から出そうとすると安定しませんorz


御坂(なら…!!)コインを出す

リュウ「…!?」

上条「おっ、おいビリビリ! こんなところでそれ使う気かよ!?」

御坂「黙ってなさい!」

御坂「これを防げるものなら…防いでみなさいよっ!」バチバチィッ

リュウ(これは―――本気を出さないと、不味い!)

リュウ「むんっ…真空―――」

御坂「ッ…!」

上条「おいっ、ビリビリ!!」

御坂「うっさいわね! 私だって意地があんのよ!!」

御坂(私の一番…絶対に通す!!)

リュウ「……………」フッ

御坂「…何笑ってんのよ! こっちは必死なのに!」

リュウ「やはり君は、良い顔をする」

リュウ「今の君の顔…間違いなく戦士の顔つきだ」

御坂「っ………」

リュウ「君の本気…俺も応えよう!!」

リュウ「はどおぉぉけんっっ!!!」

御坂「…っ! もう、どうにでもなれえっ!!」バチバチバチィッ!!!

「…えさ…! おね…さま……!!」

御坂「ん………?」

黒子「お姉さま!!」ガバッ

御坂「きゃあああぁぁっ!!」バチバチィッ

黒子「アウアウ」

御坂「はぁ…はぁ…ここは? 私の部屋?」

上条「お、起きたかビリビリ」

御坂「! ちょっとなんであんたがここにいるのよ!」

上条「おいおい、お前のこと診てやってたのにそりゃねえだろ」

御坂「はぁ?」

上条「覚えてないのかよ、お前がリュウさんと戦ってどうなったか」

御坂「う………負けたのね、私」

リュウ「そんなことはない」

御坂「わきゃっ! い、いたんですか(汗」

リュウ「ああ。それより、さっきの勝負、いい勝負だったな。また俺と戦ってくれ!」

御坂「………それはいいんですけど」

御坂「こっちの話も忘れてもらっちゃ困るんですけど」

リュウ「分かっているよ。なんでも聞いてくれ」

御坂「それじゃ…まず名前を確認させてください」

リュウ「そうか、まだ名前も名乗ってなかったな」

リュウ「俺はリュウ。リュウだ」

御坂「リュウ…やっぱり、リュウさんなんですね」

上条「やっぱり? ビリビリ、どういうことだよ?」

ヤバい、ちょっと詰まってきた
気分転換にシャワー浴びてくるんで保守できたらお願いします

お待たせしましたー


御坂「春麗さんという方を知ってますね?」

リュウ「春麗? 君は春麗と知り合いなのか?」

上条「ガン無視かよ」

御坂「それじゃあシャドルーという組織を聞いたこともありますね?」

リュウ「…君はシャドルーを知っているのか?」

御坂「最近この学園都市においてシャドルーの活動を確認できたんです」

御坂「その件で、春麗さんとも知り合って」

リュウ「なるほど…そういうことか」

御坂「それで…調べによるとリュウさんはシャドルーの最優先ターゲットであるとか」

上条「そ、それマジかよ?」

御坂「マジじゃなかったらここまで必死になってないわよ」

御坂「それで、リュウさんが学園都市に来たのと同じタイミングで…」

御坂「これから話すことは機密情報なんだから、内密にしてくださいよね」

リュウ「分かった。約束しよう」

御坂「リュウさんがここ学園都市に来たのとほぼ同じタイミングで学園都市最強と目されるレベル5の存在が失踪したんです」

リュウ「最強…レベル5………」

御坂「これらの出来事は全てシャドルーが関わっているのかと私は思ったんですけど…」

リュウ「その学園都市最強のレベル5という者は分からないが、少なくとも俺は自分の意志でここにきた」

御坂「それじゃあ怪しいのはレベル5の失踪よね…春麗さんにも報せといた方がいいかな」

黒子「お姉さま、警察機構の方とはいえ外部の人にこの情報を漏らすのは………」

御坂「………やっぱそうよね」

リュウ「そのレベル5というのは何者なんだ?」

御坂「それは………」

カクカクシカジカ

リュウ「一方通行…反射の能力…凄まじい奴がいたものだな」

御坂「…ホント、反則もいいところです」

上条「んなことよりよぉ!」

黒子「なんですの騒々しい」

上条「御坂のクローンがどうたらって話は…マジなのか!?」

御坂「…あいにく、それもマジよ」

上条「……クソッたれ…!」

リュウ「ああ…その事実も見逃すことはできない」

御坂「………どうするつもりですか?」

上条「決まってんだろ! その一方通行とかいう野郎をブッ飛ばしてこんな計画なんて頓挫させてやんだよ!!」

御坂「……………」ハァ

上条「…なんでそこでため息なんだよ?」

御坂「冷静に考えて自分がどれだけバカなこと言ってるか気づかない? あんたレベル0なのよ? そんな奴が学園都市最強と言われるような奴に勝てると思う?」

上条「そ、そりゃあ…」

リュウ「いや、やってみなければ分からない」

御坂「リュウさん………」

リュウ「どれだけ可能性が低くとも、少しでも見込みがあるならそこに自分の全力を注ぐべきだ」

御坂「リュウさんも…本気でそう思ってるんですか?」

リュウ「どういう意味だ?」

御坂「自分達で…一方通行を倒せるとそう思ってますか?」

リュウ「分からない」

リュウ「だが…やりもしないで逃げるのは、俺はただ負けるよりも避けるべき事だと思う」

リュウ「敗北は怖くない。諦めることが怖いんだ」

上条「リュウさんの言う通りだ、御坂! 俺達でやってやろうぜ!」

御坂「……………」

御坂「」ジワッ

上条「み、御坂!?」黒子「お、お姉さま!?」

御坂「な、何でもないわよっ!」プイッ

学園都市市街・夜

御坂「もしシャドルーが俺を狙っているならば、そして一方通行とシャドルーが繋がっているならば、餌は泳がすべきだ」

御坂「ってリュウさんは言ってたけど…大丈夫かな………」

上条「リュウさんなら大丈夫だろ。信じようぜ」

御坂「………うん」


リュウ(ベガが俺を狙っているというのなら…俺が一人の時を襲うはず)スタスタスタ

リュウ(―――……………)

リュウ「」ダッ


御坂「リュウさんが移動し始めた!」

上条「俺達も行くぞ!」

学園都市コンテナ置き場

リュウ「」ザッ

リュウ「………あとをつけているのは分かっている」

リュウ「ここなら街中よりはやりやすいだろう?」

「ハッ、場所なんざ関係ねェよ」

リュウ「……………」

一方通行「テメェが俺に潰される、ってことに変わりはねェ」

リュウ「お前は…シャドルーの人間か?」

一方通行「だったらどうする? 真の格闘家さんよォ!!」ダッ

リュウ(! 速い! それも―――不自然に!)

一方通行「おら!」ブンッ

リュウ「むっ!」←ガードする

一方通行「ックク」

リュウ「ッ!?」

バシィッ!!ザシャアッ!

リュウ(確かに防いだが…拳そのものに弾かれたような感触だった…これが反射の能力か)

リュウ「ならば…今度はこっちの番だ」ゴオッ

一方通行「………」

ガキィッ!!

リュウ「ぐっ!!」ビリビリ

一方通行「あー、無駄だ無駄。それじゃ一生繰り返しても無理だ」

一方通行「取りあえず、テメェは寝てろ」ヒュバッ

ダメだマジで行き当たりばったりで書いてるからどんどんgdgdになってきたw


リュウ「………うおおっ!!」バッ

バチィッ!!

一方通行「っ!!!???」

一方通行(俺のパンチが…弾かれた!?)

一方通行「テメェ………何しやがった!?」

リュウ「気…波動の力を拳に乗せた」

リュウ「」スッ←波動拳の構え

一方通行「な………」

リュウ「御坂君から聞いている」

リュウ「お前の能力は…お前の頭で計算できるものにしか適用されないと」

リュウ「これは…防げるか!?」

一方通行(こいつも…あの野郎と似たような力だってか!?)

リュウ「波動拳!!」

ズン!!!

リュウ(どうだっ…!?)

一方通行「危ねえ危ねえ………」

リュウ「なっ!?」

一方通行「”こいつ”がなけりゃあ今のでオチてたかもなァ………」

リュウ「その黒いオーラ………お前っ!」

リュウ「ベガの………サイコパワーか!?」

一方通行「流石に知ってんなァ…」

一方通行「ならこいつはどうだ!? サイコショット、なんてなァ!!」

ギャウン!!

リュウ「!! く、波動拳!!」

ズガアァッ!!!

一方通行「ひゃはっ、遅ェよ!!」ドガッ

リュウ「ぐは…っ……!」ミシミシィ

ドシャアァッ!!

リュウ「ぐぅ………!」

一方通行「万策尽きたな? もう諦めろよ」

あれ?エロシーンはないの?

>>258
エッチなのはいけないと思います><
マジレスすると無理 書き手にそんな技量ない

リュウ「ま…だ……だ…!」ググッ

一方通行「……………」

一方通行「くだらねェ………」

一方通行「お前みたいな雑魚が! どれだけ頑張っても! 無理なモンは無理なんだよ!!」

「アクセラレええぇタあああぁぁっ!!!!」バチバチバチィッ

一方通行「っ!?」

ズギャッッッ!!!

一方通行「こいつは…電撃? ちっ、オリジナルが邪魔しに入ってきやがったか?」

一方通行「ウゼェ、雑魚はちゃっちゃと仕留めるか」クルッ

上条「―――よぉ、最強」

一方通行「な………」

バ キ ィ ッ

一方通行「お………」

ドシャアッ!!!

一方通行「テ………テメェ……!?」

上条「立てよ。歯ぁ食いしばれ」

一方通行「こっ、このクソがあああぁ!!」ガバッ

上条「おらあああぁぁぁ!!」ゴオッ

バキャッ!!

一方通行「お…おごぉ………!!」

上条「御坂達が受けた痛みは…こんなもんじゃねぇだろ!」

ドカッ!!

一方通行「が…あっ……!」

ドサアッ

上条「そんなもんかよ…最強ってのはそんなもんかよ!」

一方通行「クッ………!!」

一方通行(こいつ…何モンなんだ………!?)

一方通行(いや、ンなことはどうでもいい!!)

一方通行(俺が!! 最強のこの俺が!! こんなどこの雑魚かも分からねェ野郎に負けるわけにはいかねェ!!!)

一方通行「ガアアアアアアアアァァァァァッッッッ!!!!!」

上条「うおっ!?」

上条「な…なんだ、すげぇっ、黒いオーラが出てきやがった…!?」



御坂「リュウさん! 大丈夫ですか?」

リュウ「お、俺は大丈夫だ…それより…不味い…!」

御坂「え………!?」

リュウ「一方通行…彼からにじみ出るサイコパワーが増している…!」

リュウ(あれでは…いつかのケンのように理性が吹き飛んでしまう………!)

一方通行「死ネエエエェェッッッ!!!」

ギャウッ!!ズギャンッ!!

上条「ぐおあ!!」

リュウ「上条君!!」

ドシャアァ!!

御坂「ちょっと、大丈夫なの!?」

上条「あ、あぁ…なんとかな…自分でも信じらんねえけど………」

上条「それより、リュウさん、あいつはどうなっちまったんだ…!?」

リュウ「詳しいことは分からない…」

リュウ「だが、今彼がみにまとっているのはサイコパワーという力」

リュウ「サイコパワーは憎しみを源に増幅するらしい…上条君の一撃で逆上してしまったのかも知れない」

上条「俺のせいっスか!?」

御坂「バカ、今はそんなこと言ってる場合じゃないでしょうが!」

御坂「リュウさん、今の一方通行を倒すにはどうしたら………」

リュウ「正直俺にもはっきりとは分からない」

リュウ「だが…サイコパワーなら俺の波動の力でどうにかできる」

リュウ「後は…彼の反射を貫く一撃があれば………」

御坂「」ジッ

リュウ「」ジッ

上条「………」

上条「やっぱ最後は俺かよ!」

御坂「今更泣き言いう気!? さっきまでの威勢のよさは何処に行ったのよ!」

上条「分かってるって! …よし、やってやろうじゃねぇか!!」

一方通行「俺ガ…最強ナンダ………!!」

一方通行「圧倒的ナ強サガアレバ………!!」

一方通行「誰カガ傷ツクコトモナクナル………!!」

リュウ「…………!」ザッ

リュウ「どれだけ強い力があろうとも…それは”倒す”力であって”勝つ”力じゃない!」

リュウ「俺のような人間の戦う意志を、闘志を奪うことはできない!」

一方通行「オオオオオオォォォォッッッ!!!!」ギャッ

リュウ「行くぞっ!!」バッ

リュウ「滅………!!!」

一方通行「ウガァッ!!」ブンッ!

リュウ「ッ!」←避ける

リュウ「―――はどおぉぉけんっっ!!!」

ゴアアアァァッッ!!!

一方通行「ウグウゥゥゥ!!?」

御坂「黒いオーラがリュウさんの波動拳でかき消された!」

御坂「今よ!!」

上条「言われなくても…分かってるっつぅの!!」ダッ!!

上条「リュウさん、行くぜえぇっ!!」

リュウ「応っ!!」

一方通行「ソレガ…ドウシタアアァァッッ!!!」

バシュウ!!

上条「!!?」

上条(やべぇっ、食らう!!)

 ズ ン

上条「―――――」

一方通行「……ギッ、ギイイイィィイイイイ………!」

リュウ「上条君っ…早くっ………!」

上条「う、うっ、おおおおおおおおおぉぉぉぉっっっ!!!!」

一方通行「―――ッッッ!!?」

 ゴ ガ ァ ッ

一方通行「―――――」

ドシャアアアァッッッ

御坂「勝った………の…?」

御坂「ふ、二人とも!!」ダッ

上条「リュウさん、大丈夫かよ!?」

リュウ「あっ、あぁ…これぐらい………グッ」

上条「これぐらいって…大怪我してっ」

上条「いててててて…人のこと言えねえか………」

御坂「待ってて、今すぐに連絡を………」

御坂「あ………あれ?」

上条「なんだよ、御坂どうしたんだよ」

御坂「携帯が…圏外になってるのよ」

上条「おいおい、肝心な時に携帯壊れてるのかよ! お前のビリビリのせいじゃねえのか?」

御坂「」ジト

上条「………とにかく、俺とリュウさんは動けねえから誰かに連絡しにいってくれよ」

上条「リュウさんもその方がいいっスよね?」

リュウ「―――――………」

御坂「リュウさん? どうしたんですか?」

リュウ「………二人とも、油断するな」

上条御坂「え………」

リュウ「………いるんだろう?」

リュウ「―――ベガ!!」


「―――ムハハハハハハハ………!」


上条御坂「なっ…!!」

上条「テレポートか…!?」

御坂「まさか…能力者!?」

ベガ「クク…我がサイコパワーの力を持ってすればこの程度のこと造作もないワ」

上条「てめぇ…いきなり出てきて何のつもりだっ!?」

ベガ「」クルッ←一方通行の方へ向き直る

上条「お、おいっ!!」

ベガ「フン…レベル5がどれほどのものか見物だったが、我がサイコパワーを与えておきながらこのザマとは………」

ベガ「子供の遊戯の域を出なかったようだな」

ベガ「しかしまぁ…」クルッ

ベガ「リュウ…貴様を捉える足掛かりにしては十分な結果よ! ムハハハハハハ!!」

上条「てめえ…最初っからそいつを利用するつもりだったのか!?」

ベガ「リュウを捕獲できればよし、そうでなければ使い捨てる」

ベガ「何の不自然もあるまい? 使えぬ部下は切り捨てるのが当然だ」

上条御坂「っ…!!」

上条「てめえ………てめえっ!!」

御坂「あんたは…許さないっ!!」

上条「そいつだってすげぇクソッたれの実験に加担してたけどなぁ、てめえに比べればまだマシだ!」

ベガ「ムハハハハハハハ、吠えるな! 貴様らごときに何ができる!!」

拳を極めし者「そろそろ→↓←→↓←+キックを入力する頃か」

>>279
禊らめえぇ><

リュウ「……………」ザッ

上条御坂「リュウさんっ?」

ベガ「ほう………まだ動けるか、リュウよ」

リュウ「例え指先一本にでも…闘志が残っているならば、俺は戦う」

リュウ「真の敗北…それは最後の闘志すら失うこと」

リュウ「まだ終わりじゃない…俺の拳はまだ砕けていない!!」

上条御坂(リュウさん…!!)

ベガ「片腹痛いワ! ならばその闘志、拳、微塵になるまで打ち砕いてやろうではないか!」ゴオッ!!

リュウ「!」

上条「うわっ!」ドシャアッ

御坂「きゃあっ!」ドシャアッ

ベガ「クク…やはり我がサイコパワーに耐えられるのはリュウ!お前のみよ! ヌゥン!」←ダブルニープレス

ドガガッ!!

リュウ「…っ!!」

ベガ「ムハァー…やはりその身体で我が攻撃を耐え凌ぐことなど不可能よ!」

上条「リュウさんっ!!」

リュウ「ぬっ…グッ………」ザッ

リュウ「昇!!」

ドゴッ!!

ベが「ヌゥ!!」

リュウ「―――龍拳!!!」

ズガガガァッ!!

ベガ「グオゥアァ!!」

ズガアァン!!

御坂「や、やった!!」

リュウ「ぐっ…!」ヨロッ

上条「り、リュウさん! もう自分の攻撃の反動に耐えられなくなってる…ヤべえ……!」

ベガ「………」ムクッ

リュウ上条御坂「!!」

ベガ「何だ今の昇龍拳は? 蚊に刺された程度にしか効かんなぁ…!」

上条「ち…ちくしょう………!」

御坂(もう…無理………!!)

リュウ「……………っ!」

ベガ「それでは…まとめて吹き飛ばしてやろう」

ベガ「メガ!!」

ベガ「サイコクラッsh」


「―――気功拳!!」

ベガ「ヌグオァ!!」

ドグアアァ!!

上条「な、なんだ!?」

御坂「リュウさんの波動拳…と同じ…?」

リュウ「気功拳…まさか………!」

「まだ諦めるには早いわよ、リュウ!」

「何とか間に合いましたわ、お姉さま!」

リュウ「春麗!!」

上条御坂「黒子!!」

リュウ「春麗、どうしてここに?」

春麗「黒子ちゃんから連絡があったのよ、お姉さまと連絡がつかないから助けて欲しいって」

御坂「黒子、ホント?」

黒子「はいですの。そこの野蛮な山猿だけならともかく、リュウさんも一緒に出ていかれて連絡がつかなくなるのは尋常ではないと思いまして」

上条「…俺だって体張ってんだぞ」

ベガ「ムハアァッ!」ガバァ

ベガ「春麗…性懲りもなく邪魔をしにきたかぁっ!」

春麗「お互いさまね」

春麗「性懲りもなく悪だくみをするから、私に付きまとわれるのよ」

ベガ「丁度いい…まとめて始末してくれるワ!!」

春麗「…行くわよ!」ダッ

ベガ「ムゥン!!」バッ

ズギャアアァ!!

リュウ「グッ…春麗……」

上条「リュウさん、無理しない方がいいって!」

御坂「今は春麗さんに任せて休んだ方が…!」

リュウ「今だからこそ…春麗が来てくれた今だからこそ踏ん張るんだ」

リュウ「春麗だって、自分一人でどうにかできるほどベガが甘い相手ではないことは知っているはずだ」

上条御坂黒子「えっ…?」

リュウ「見ろ…」

春麗「気功拳!」

グオッ!!

ベガ「フン!!」←ヘッドプレス

ガガッ!!

春麗「ぐっ…!」ザッ

春麗「スピニングバードキック!!」

ドガドガドガドガドガァッ!

春麗(どうっ?)

ベガ「グウゥ………」

ベガ「温いわぁっ! こんなヤワな蹴りでこのベガを倒せると思い込んだか、春麗!」

春麗「クッ…(流石に、キツい…!)」

御坂「あぁ…春麗さん…!」

リュウ「だから…今俺達が頑張るんだ」

リュウ「奴を倒すには…それしかないっ!」ググッ


リュウ「…皆、一斉にかかるぞ!!」

上条御坂黒子「はいっ!」「ですの!」


御坂「私の一番………」コインを取り出す

御坂「これだけは、譲らない!」ピィン

御坂「ベガあああああぁぁぁっっっ!!!」バチバチバチィッ

ズギャアアアァァァッッ!!!

ベガ「!?」

ベガ「小賢しいワっ!! サイコエクスプローj」

春麗「相手は一人じゃなくてよ…ベガ!」

春麗「はああぁぁ、気功掌!!」

ドドガガアアアアァァァッッッ!!

ベガ「ぬううぅおおぁああぁぁ!!」

黒子「まだ終わりじゃないですわよ!」シュン

ベガ「な………!!」

上条「おう、キツいのを食らってけよ」

上条「今の俺の拳は、ちっとばっか響くぞ」

 ド ガ ッ ッ 

ベガ「ぐぅおおあぁ…!!」ヨロッ

リュウ「――――」ザッ

ベガ「!」

ベガ「り、リュウうううぅぅっっ!!」

リュウ「ベガ…お前が侮った格闘家の拳、受けてみろ!」

リュウ「滅!!!」

 メ キ ィ ッ

ベガ「ぬ…ッッ……!」

リュウ「昇!! 龍!!」

 ズ ガ ガ ッ

ベガ「ぬ お あ あ あ っ !」

リュウ「―――拳っ!!!」

 キ イ イ ィ ィ ン

ベガ「ぬあんだとおおぉぉぉっっっ!!」

ドグシャアアァッ

上条「はぁ…はぁ…」

御坂「今度こそ終わった…で、いいのよね…?」

春麗「リュウ! 大丈夫?」

リュウ「………」ヨロッ

ドサッ

春麗「!」

上条御坂黒子「リュウさん!!」

リュウ「大丈夫だ…死にはしないさ…」

上条「っ、無理しすぎっスよ…」

御坂「リュウさん…私達、勝ったんですよね…?」

リュウ「ああ…皆で勝ちとった勝利だ…」

春麗(本当に…相変わらずね……)

春麗「ベガは………」

ベガ「……………」

春麗「ICPOに連絡して、連行用のヘリでも持ってくるべきかしらね…」

ベガ「―――――」ギョロッ

春麗「なっ………」

ベガ「ムハァッ!!」

バシュウ!!

春麗「きゃあぁ!」

リュウ上条御坂黒子「!!」

ベガ「ム ハ ハ ハ ハ ハ ハ !!!」

べが「このベガ様がッ…世界を統べる魔神がッ…あの程度でぇッ…」

ベガ「地に伏すとでも思ったかああぁぁッッ!!!」

リュウ「く………!」

黒子「しつっこい方ですこと…!」

上条(けどよ…どうする!? こりゃマジで万策尽きたぞ…!?)

御坂(リュウさんはもう立てない…かといって私やこいつ、黒子だけであんなのに勝てるの…!?)

ベガ「さぁ…絶望にうなれぃッ!!!」

 ズ ン

ベガ「な………!?」

上条御坂黒子「………?」

「いいザマだぜ…精々、いい夢みやがれ………」

一方通行「この俺をっ、利用しようなんざ…百年早ェってんだよ…」

ベガ「きっ……貴様ッ………!!」

ベガ「こんな…バカ、なっ………」ドサァ

上条「………これで起き上がったらどうするよ?」

黒子「その時は神さまにでもお願いするしかありませんわ」

御坂「一方通行…あんた………」

一方通行「勘違い、すんなっ…俺はてめェらを助けたわけじゃねェ…」

一方通行「ただ…この俺を、利用しやがったこいつが、許せなかった、それっ、だけだッ…!」

上条「…どっちにしても、最後の最後で借りを作っちまったな」

上条「サンキュ」

一方通行「フ、ン………」

御坂「なんにせよ、これで終わった…のね」

黒子「これからのことの方が、面倒かもしれませんわね………」

上条「こうして、長い夜が終わった」

上条「あの後、全員病院に直行することになったのは言うまでもねえと思う」

上条「ベガの奴は春麗さんからICPOの方で身柄を拘束したって聞いた」

上条「御坂の方から絶対能力者進化計画とかいうのも中止になったってことも聞いた」

上条「まぁもちろんその後色々いざこざはあったんだけどさ」

上条「それもまぁなんとかどうにかなった」

上条「ただ―――」

上条「リュウさんはあの夜の後すぐに姿を消しちまった」

上条「入院した翌日に病院から抜け出したらしく、ベッドの上には書置きが残されてた」

リュウ『上条君、美坂君、白井君、俺のせいで迷惑をかけて済まなかった』

リュウ『だが、これで俺を狙う奴らがいなくなったとは限らない。俺はすぐにでもここを発つつもりだ』

リュウ『きちんとしたお別れを言えないのは残念だが、君達と過ごした時間、この俺の拳に確かに刻まれたよ』

リュウ『もし風が導くことがあれば、またどこかで会おう。じゃあな』


上条「……………」

上条「リュウさん、シャドルー、ベガ………なんかあっという間だったな」

上条「真の格闘家になるって言ってたな…リュウさん」

上条「よし…俺も頑張るかな!」

リュウ「……………」ヒュウ

リュウ(風が………)

リュウ「この世界、まだまだ強い奴らがいるらしい」

リュウ「俺はまだまだ未熟だが………」

リュウ「そんな奴らがいる限り、俺の旅は続く…」

リュウ「また会おう!」



―――完


ゴメン、gdgdなうえに何がしたいのか分からない話になったねorz
付き合ってくれた人、ありがとうございます
教訓、思いつきでSS書くとか無茶は止めよう 大晦日に何してんだ俺はw

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