ルッキーニ「王様だーれだ!?」(224)

ゲルト「王様ゲーム?何だそれは」

ペリーヌ「扶桑で有名なパーティゲームだそうですわ」

坂本「これが案外盛り上がるんだ」

ミーナ「番号の書かれたくじを引き、王様を引いた人が命令するのね」

シャーリー「へえ~、面白そうだな」

ルッキーニ「やりたいやりたーい!」

ゲルト「くだらん・・」

ミーナ「では私と坂本少佐にルッキーニさんシャーリーさん、それにえっと・・・・ペリーヌさん、五人分のくじを用意するわね」

シャーリー「私も手伝うよ」

ミーナ「トゥルーデは・・本当に参加しなくていいの?」

ゲルト「ああ、お遊戯は好かん」

坂本「中々面白いのだが残念だな」



テクテク

芳佳「あれ」

ルッキーニ「あ、ヨシカー」

芳佳「皆さん、何してるんですかぁ?」

ルッキーニ「扶桑のゲームだってさ!」

芳佳「王様ゲームですかぁ?今からやるんですかぁ?みんなでですかぁ?」

ミーナ「そうよ、よかったら宮藤さんも混ざる?」

芳佳「はい!ぜひ!」

ルッキーニ「あーでもバルクホルンはやらないんだってさー」

芳佳「えー!バルクホルンさん参加しないんですかぁ?どうしてですかぁ?忙しいんですかぁ?」

ゲルト「事情が変わった。私も参加しよう」


ミーナ「そう・・それでは宮藤さんとトゥルーデを加えた分のくじを用意するわね」

芳佳「皆さんと王様ゲームなんてすごく楽しみです!」

ペリーヌ「宮藤さんもご存知なんですのね、このゲーム」

芳佳「はい、扶桑では有名なんですよ、合法的におっぱ・・仲良くなれるって」

坂本「扶桑の若者の通過儀礼のようなものだな」

ゲルト「仲良くか・・フフ・・望むところだ」

エイラ「ん?こんな時間にみんなで集まって何やってんだー?」

サーニャ「こんばんは」

ルッキーニ「あ、エイラーニャ」

エイラ「勝手に略すな」

シャーリー「これからちょっとしたゲームをね」

サーニャ「ゲーム?」

芳佳「すっごく盛り上がって、すっごく楽しいんだよ!サーニャちゃん達もやろうよ!」

坂本「ああ、親睦深まることうけあいだ」ニヤリ

エイラ「何だか怪しいしメンドクサイナ・・私はやめとくよ、なぁサー」

サーニャ「そう、残念ね、おやすみエイラ」

ミーナ「やったわ!ついに7人分のくじが出来たわよ!」

芳佳「エイラさんとサーニャちゃんの分も追加でお願いしまーす」

ミーナ「えっ」

エーリカ「ミーナ、私のくじも追加でおねがーい」

ゲルト「フラウ!貴様いつの間にここに!?」

エーリカ「面白そうな気配がしたので飛んできました」

リーネ「もう一名追加でお願いします」

ミーナ「リーネさんまで!」

リーネ「芳佳ちゃんとゲームが出来ると聞いて飛んできました」

ミーナ「結局全員揃っちゃうのね・・」

坂本「はっはっは!それでこそ我々ストライクウィッチーズだ!」

ゴソゴソ

坂本「皆、くじは引き終えたな?」

リーネ「はい」

ペリーヌ「バッチリですわ!」

芳佳「では行きますよ・・せ~の」

一同「王様だ~れだ!」

ゴソゴソ

坂本「ふむ、王様トップバッターは私か」

坂本「では、まずは命令のお手本も兼ねて軽くジャブから」

一同「ゴクリ」

坂本「7番はその場で腹筋20回だ」

シャーリー「まぁ・・」

エイラ「予想通りダナ」

芳佳「7番私です・・」

坂本「そうか、では始め!」

芳佳「はい!ん・・よいしょ・・くっ」

芳佳「んっ・・!ふん!・・はぁ、はぁ」

芳佳「あっ・・・うぅ・・んぅっ!」

ミーナ「ウフフ、宮藤さんは腹筋してる姿もかわいいわね」

芳佳「終わりました・・はぁ・・はぁ・・」

リーネ「はぁはぁ」

ゲルト「はぁはぁ」

一同「王様だ~れだ!」

リーネ「あ・・私王様です」

坂本「さぁ命令するんだリーネ」

リーネ「えっと・・じゃあ3番の人が2番の人にデコピンで」

ルッキーニ「ウジュア!2番私だ・・」

ゲルト「私が3番だ・・ついにカールスラント軍直伝のデコピンを見せる時が来たようだな」

ゲルト「ルッキーニ・・覚悟!」

ドパァン!

ルッキーニ「うわあああん!いたああいうわあああん」

シャーリー「あーよしよし」

シャーリー「・・結構ガチじゃないかこのゲーム」

芳佳「王様私です、10番の人、その場で跳躍20回してください!」

ミーナ「私ね、お安い御用よ」

エイラ「跳躍なんかして何になるんだよー」

ミーナ「いきます・・!」ピョンピョンピョンピョン

ゆっさゆっさゆっさゆっさ

ピョンピョンピョンピョン

ばいんばいんばいんばいん

ルッキーニ「おおう・・」

エイラ「これは・・なるほどこれは」

芳佳「フヒッ」

エーリカ「あ、王様私だ」

エーリカ「じゃあ2番と7番が一分間抱き合う、でどうかな」

シャーリー「おお、2番私か、なんだか恥ずかしいな」

芳佳「3番宮藤芳佳です!よろしくお願いします!」

ルッキーニ「ヨシカずるーい!シャーリーは私のなんだからね!」

芳佳「ゲームだから・・」フヒッ


坂本(さすがハルトマン・・早くもこのゲームの方向性に気付いたか)

芳佳「では失礼します」

シャーリー「ん」ぎゅっ

芳佳「うふふ」

シャーリー「このまま一分間か・・結構長いな」

芳佳「うふふふふ」スリスリ

シャーリー「わわ!宮藤、くっつきすぎじゃないか!?」

リーネ「こ・・これは」

エイラ(場合によってはサーニャが私に)

ゲルト(宮藤が・・)

ペリーヌ(少佐にあんなことやこんなことを!)

ミーナ(美緒が!)

ミーナ「なるほどこのゲーム・・」

ゲルト「あなどりがたし」ジュルリ

ゲルト「王様・・わ、私か・・」

芳佳「おめでとうございますバルクホルンさん!命令お願いします!」

坂本「どんな事でも構わんぞ」

ゲルト「ど、どんな事でも・・・」ゴクリ

ゲルト「では・・そうだな」

ゲルト「宮藤は今後、私のことをだな」

ミーナ「落ち着いてトゥルーデ。数字で指定するのよ」

ゲルト(クソッ・・宮藤は何番だ!?)

ゲルト(わからん!なんという理不尽なゲームだ)

シャーリー「おい、早くしろよな」

ゲルト「黙っていろリベリアン!」

エーリカ「時間かかりすぎだよー」

ゲルト「す、すまない」

ゲルト(クソ!考えがまとまらん!)

ゲルト「ええい!ままよ!」

ゲルト「5番は王様に頭をナデナデさせろ!」

リーネ「なでなで・・」

エーリカ「うわぁ・・」

坂本「恥ずかしげもなく特攻するとは」

芳佳「レベル高いなぁバルクホルンさん」

シャーリー「そういうのもアリなのか」

ゲルト「いいではないか!そ、そういうゲゲゲームなのだから!」

ペリーヌ「それで、5番は誰ですの?」

エイラ「黙ってないでさっさと宣言して済ませちゃえよなー」

サーニャ「はい・・私です」

ゲルト「ふむ、サーニャか」

ゲルト(まぁハズレではないな)

ゲルト「では失礼するぞ」

サーニャ「よろしくお願いします」

ナデナデ

ゲルト「ふむ・・柔らかくて、綺麗な髪だ」

ナデナデ

サーニャ「ありがとうございます」ポッ

ナデナデ

ミーナ「なんだか仲のいい姉妹みたいね」

ゲルト「ふふ・・」

ナデナデ

エイラ「もう充分だろ!いつまでやってんだよ!次いこうぜ次!」

リーネ「あ、また私王様です」

ルッキーニ「いいなーリーネ!」

リーネ「えっと・・どうしよう」

リーネ(私もバルクホルン大尉みたいにいきたいけど・・あんなに積極的には無理だよぉ)

リーネ「じゃあ・・1番の人が9番の人にしっぺ・・で」

芳佳「しっぺ!?ブリタニアなのにしっぺ!?」

坂本「まぁ基本に忠実だな」

ペリーヌ「9番は私ですわ!リーネさんよくも!」

リーネ「ごめんなさぁぁい!」

坂本「ほう、ペリーヌか・・覚悟はいいか?」

ペリーヌ「っ!?まさか少佐が!?」

坂本「私が1番だ」

坂本「手加減なしでいくぞ」グッ

ペリーヌ「はい!どうぞおいでくださいまし!」

坂本「わっしょーい!」

ズパァァァンッ!

ペリーヌ「~~~~ッッ!」

シャーリー「うわぁ・・凄い音」

エーリカ「痛そー・・」

リーネ「大丈夫ですかペリーヌさん!?」

ペリーヌ「はぁはぁ・・リーネさん・・グッジョブですわ」ヒリヒリ

リーネ「えっ!?えぇっ!?」

一同「王様だーれだ!」


ルッキーニ「やったー!私が王様!」

芳佳「やったねルッキーニちゃん!」

ルッキーニ「えっとねーえっとねー、10番は一枚服を脱げー!」

エーリカ「げー私だ」

エーリカ「仕方ないなぁ」

シュルシュル

エーリカ「うわー、すーすーするー」

ゲルト「ズボンから脱ぐな!!」

ミーナ「あら、ようやく私が王様みたいね」

ミーナ「じゃあ、モノマネなんてどうかしら?4番の人」

シャーリー「4番シャーロット・E・イェーガー!モノマネやります!」

ルッキーニ「いっけー!シャーリー!」

シャーリー『あしたのナージャです!』




リーネ(ナージャ・・?)ヒソヒソ

サーニャ(有名な人物なのかしら?)ヒソヒソ

エイラ(リベリオンではそうなのカモナ)ヒソヒソ

シャーリー「・・・・」

芳佳「今の、何のモノマネですかぁ?有名な人なんですかぁ?どうしてそのモノマネしたんですかぁ?」

シャーリー「・・・・」

ペリーヌ「ついに私にも王様が巡ってきましたわ!」

ルッキーニ「いいから早く終わらせなよペリーヌー」

エイラ「どっちらけなのが目に見えてるしなー」

ペリーヌ「失礼にも程がありますわ貴方たち!」

坂本「それで、何を命令するんだペリーヌ?」

ペリーヌ「それは・・」

ペリーヌ「ハッ!!」

ペリーヌ(今・・チラッとですが坂本少佐の番号が見えてしまいましたわ!)

ペリーヌ(坂本少佐は6番・・!)

ペリーヌ(しかし、こんな不正、ガリア貴族として許されませんわ!)

ペリーヌ(でもこれは千載一遇のチャンス・・この機を逃したら二度とは巡って来ないかもしれませんわ!)

ペリーヌ(いくのよぺリーヌ・クロステルマン!うっちゃれぺリーヌ・クロステルマン!)

エイラ「早く済ませろヨナー」

ペリーヌ「6番の方は王様の目の前で『大好き』と宣言なさい!」

シャーリー「おお、中々大胆だな」

エーリカ「でも6番は誰だー?」

芳佳「あ、6番私です」

ぺリーヌ「えっ」

ぺリーヌ「ろくばん?」

芳佳「はい!私6番です」

ペリーヌ「あら・・そうですの」

ペリーヌ「つかぬ事をお聞きしますが坂本少佐の今回の番号は」

坂本「9番だ」

ペリーヌ「あら・・そうですの」


芳佳「大好きです!」

ペリーヌ「そうですの」

エイラ「私が王様かー」

エイラ「考えるのメンドクセーナ・・」

エイラ「じゃあ1番のヤツ、4番のおっぱい揉んどけー」

ルッキーニ「はいはーい!私いっちばーん!」

ペリーヌ「4番は誰ですの?」

エイラ「どうしたー?さっさとしろよなー」

サーニャ「4番・・私」

ルッキーニ「うじゅじゅ・・さーにゃん覚悟」

モミモミ

サーニャ「エイラの・・ばか」

エイラ「うわあああああああああああああああ」

坂本「再び私が王様だな」

坂本(さて・・そろそろ仕掛けるか)ニヤリ

エーリカ「少佐の眼が変わった!」

芳佳「取っておきのが来る・・!」


坂本「8番は・・今日一日中」


坂本「語尾に『にゃあ』だな」

リーネ「にゃあ!?」

シャーリー「これは私は嫌だなぁ」

ルッキーニ「8番だ~れだ!?」


ミーナ「私だにゃ」

ミーナ「今日一日ずっとなんて恥ずかしいにゃ」

エイラ(うわぁ・・)

ゲルト(案外ノリノリ・・)

>>1です
一応ネタもオチも用意してたんですが出かける事になりました
帰るのは深夜になりそうですがそれまで残ってたら最後まで書きます

というかSS書ける人
王様ゲームネタで思い付いたらちょっと書いてみたらいいと思う

お待たせしました>>1です
tvkで最終回見終わったら再開します

シャーリー「なるほど・・こういう命令もありなんだな」

坂本「これがこのゲームの恐ろしいところだ」

エーリカ「自分でやらせといて・・」

ミーナ「美緒・・ひどいのにゃ」

エイラ「ところで次の王様はだれだー?」

サーニャ「私が王様よエイラ」

サーニャ「それでは、9番の人は服を一枚脱いでください」

エーリカ「えー!また私ー!?ひどいさーにゃん!私すでに一枚脱いでるのに!」

ゲルト「日ごろの罰が当たったんだ」

エーリカ「ぶーぶー!」

サーニャ「ごめんなさい」

サーニャ「でも」

サーニャ「王様の命令は絶対だから」

芳佳(すごい・・有無を言わさない)

一同「王様だーれだ!」

リーネ「あ!私です!」

リーネ「では、3番さんが9番さんにババチョップで」

ルッキーニ「イエー!3番!叩くのわったしー!」

シャーリー「さて、ルッキーニに叩かれるのは誰だ~?」

ミーナ「私だにゃん」

ルッキーニ「ヒエエエ・・!」

エイラ「うわ・・後が怖そうダナ」

ミーナ「ゲームだもの、無礼講だにゃあ」

ミーナ「さぁ、遠慮なく叩くにゃ、ルッキーニにゃん」

ルッキーニ「うじゅ・・それじゃ思い切り・・」

ルッキーニ「ホアチャァ!」

ズビシッ

ミーナ「っ!」

ミーナ「痛いにゃん・・」

エーリカ(気に入ってるなぁ猫語)

ミーナ「あら、私が王様にゃ」

ゲルト「さぁ、カールスラント軍人らしい厳格な命令を頼む、ミーニャ、いやミーナ」

ミーナ「3番は2番のほっぺにキスするにゃ」

ゲルト「キスだと!?」

サーニャ「あ・・2番・・私です」

エイラ「サーニャが2番!?はいはいはい!私が3番!」

坂本「ん?3番は私だが」

エイラ「チッ」

芳佳「エイラさん・・なんですぐバレる嘘ついたんですかぁ?」

エイラ「ほっといてくれないか!」

坂本「頬にキスだな・・ではサーニャ、早速頼む」

サーニャ「はい・・失礼します」

エイラ「うわああああああああ」

サーニャ「ちゅ」

エイラ「うわあああさあにゃあああああ」

ルッキーニ「エイラうるさーい」

サーニャ「ふぅ・・失礼しました坂本少佐」

坂本「ふふ、柔らかくて素敵な唇だったぞサーニャ」

サーニャ「そんな・・」ポッ

ペリーヌ「ササ、サーニャさん!命令が終わったら速やかに席に戻ったらどうなんですの!」

ミーナ(美緒ったら・・!)ギリッ

エイラ「うわあああああああぎゃああああああ」

エーリカ「混沌としてきたなあ」

リーネ「あ、また私が王様だ」

リーネ「命令は・・どうしようかな」

リーネ(さっきのサーニャちゃんと坂本少佐のキス、ドキドキしたなぁ)

リーネ(すごく盛り上がってたし、そうだ私も・・)

芳佳「リーネちゃん、命令決まった?」

リーネ「うん、2番が6番にキ・・キッキキキ、キッ」

芳佳「キ?」

リーネ「キックです!」

芳佳「キック!」

リーネ「ケツキックです!2番が6番に!」

芳佳「しかもおしり!」

ルッキーニ「うじゅあ!私6番だー!蹴られるのヤダー!」

ミーナ「大丈夫にゃ、括約筋に力を入れて跳ね返すにゃ」

ゲルト「それで蹴る側の2番は誰だ?」

サーニャ「・・私です」

ルッキーニ「優しくしてねさーにゃん・・」

サーニャ「手加減は失礼だから」

ルッキーニ「そんなぁ」

サーニャ「いくよ、ルッキーニちゃん」シュッ

ドスッッ

ルッキーニ「ぎにゃあ!痛いぃ!」

ゲルト「腰の入ったいい蹴りだ」

サーニャ「ごめんなさいルッキーニちゃん、ルールだから」

ルッキーニ「うじゅあああ!うわああああん!」ゴロゴロ

エイラ「・・・・」

エーリカ「エイラはうらやましそうにルッキーニを見ている」

エーリカ「やったね!次は私が王様だ」

エーリカ「命令はどうしよっかな~」

エーリカ「・・」チラッ

ゲルト「どうしたハルトマン?」

エーリカ(チラッと見えたぞ!トゥルーデは8番!)

エーリカ「3番は8番のことを今日一日、お姉ちゃんと呼ぶ!」

ゲルト「ななな、なんと!」

坂本「マニアックな命令だな・・」

ゲルト「マニアックなどではない!」

坂本「なぜお前が怒る」

ゲルト「そ、それで3番は一体誰なんだ!?」

リーネ「私は違います」

ミーナ「私も違うにゃ」

ゲルト「すると・・まさか宮藤!?」

芳佳「違います」

シャーリー「よろしくな、お姉ちゃん」

ゲルト「あ?」

シャーリー「今日一日、私はお前の妹だ。お姉ちゃん」

ゲルト「・・・・」

シャーリー「なんだよその不服そうな顔は」

ペリーヌ「次は私が王様ですわね」

ペリーヌ「それでは5番の方、一人のときこっそりやってる秘密を暴露、なんていかがです?」

ルッキーニ「5番・・私の秘密~?」

芳佳「そういえばルッキーニちゃんって結構一人で行動してるよね」

エイラ「一人のときこそこそ何やってんだ?あ、虫採り以外な」

ルッキーニ「んー・・寝てる!」

ペリーヌ「そんなのみんな知ってますわ!」

ルッキーニ「うじゅー・・」

リーネ「ルッキーニちゃん、それ以外に何かないの?」

ルッキーニ「ロマーニャのストライカー・ユニットを使用した高高度での格闘戦と一撃離脱の有利不利を航空力学的観点から検討したりとか」

リーネ「えっ」

ペリーヌ「えっ」

シャーリー「あ、お姉ちゃん、そのお菓子とって」

ゲルト「ああ」

シャーリー「お姉ちゃん、ジュースおかわりいる?注いであげるよ」

ゲルト「・・ああ」

シャーリー「なぁお姉ちゃん」

ゲルト「やめんか」

ゲルト「わざとやってるだろう貴様」

シャーリー「いやあ、だって命令だし」

ゲルト「ぐっ・・」

サーニャ「王様の命令は」

ミーナ「絶対にゃ」

ゲルト「悪夢のようなゲームだ」

シャーリー「お、私が王様か」

シャーリー「命令ってのも結構難しいな・・どうしようお姉ちゃん?」

ゲルト「知らん!」

シャーリー「うーん、いいのが思いつかないなぁ、じゃあ1番が5番の服を一枚脱がせてくれ」

坂本「また服か」

ゲルト「もしまたハルトマンだったらいよいよタンクトップ一枚に・・」

エーリカ「セーフ!セーフ!1番!脱がす側でーす!」

エーリカ「乙女のプライド死守!」

ゲルト「下半身全裸で何を言う」

サーニャ「5番は私です」

エイラ「サーニャ!」

エーリカ「さーにゃんかあ・・じゃあベルトを脱がそうかな」

エーリカ「そのヒラヒラしたのが気になってたんだよね・・おりゃー!」ズボン

ルッキーニ「さーにゃんのズボンがまる見えに!」

芳佳「サーニャちゃん・・改めて見ると綺麗な脚だね」

サーニャ「もうお嫁にいけない」

シャーリー「なんだか新鮮だなぁ」

エイラ「お前らサーニャの脚をジロジロ見んなー!」チラッチラッ

坂本「チラ見の方が逆にヤラシイぞ」

サーニャ(なんだか落ち着かない)

サーニャ(どうしちゃったんだろう)

サーニャ(ベルトがないだけで・・なんだかドキドキして)

エイラ「サーニャ、大丈夫か?顔が赤いぞ?」

サーニャ「うん・・平気よ、エイラ」

サーニャ「それよりチラチラ見ないで」

エイラ「ッ!!」


ルッキーニ「はーい!次いくよーくじ引いてー!」

ゴソゴソ

一同「王様だ~れだ!」

サーニャ「あ、私が王様」

サーニャ「命令します。今日一日、8番は6番に冷たく接する」

リーネ「冷たく!?」

坂本「やるなサーニャ・・ツンドラの大地のような命令だ」

ペリーヌ「6番は私ですわね」

芳佳「8番、私だ」

ペリーヌ「さぁ宮藤さん!冷たく接してくださいまし」

芳佳「・・・・」

ペリーヌ「あら?どうしたんですの宮藤さん?」

芳佳「・・・・」

ペリーヌ「宮藤さん?」

芳佳「あ、いたんですかペリーヌさん」

ペリーヌ「・・・・」

エーリカ「なんだか命令が過激な方向にエスカレートしてるなー」

ゲルト「この場の雰囲気がそうさせるのだろうか」

シャーリー「お姉ちゃん、私怖い」

ゲルト「ち、近寄るな!おぞましい!」

シャーリー「ひどい、お姉ちゃん」

芳佳(皆さんもだいぶ壊れてきてますよ)

エイラ「私が王様ダナ」

エイラ「じゃあ4番、最後にオネショしたときの事を教えてもらおうかな」

ゲルト「これは!これは中々恥ずかしいぞ!」

ルッキーニ「だれだだれだー?」

ペリーヌ「私ですわ・・エイラさん、覚えてらっしゃい!」

リーネ「さあ早く話してください!」

ペリーヌ「あれは14歳の春でしたわ」

リーネ「え・・わりと最近ですね」

ペリーヌ「え・・オネショくらいルッキーニさんでもするでしょ?」

ルッキーニ「もう10年くらいしてないよ」

ゲルト「これは恥ずかしい!これは恥ずかしいぞ!」

芳佳「正直ひきます」

ペリーヌ「あんまりですわ!あんまりですわ!」

坂本「よくぞカミングアウトしたペリーヌ」

ペリーヌ「坂本少佐!」

坂本「お前の勇気しかと見せてもらった・・」

坂本「また一つお前との距離が近付いた気がして嬉しいよペリーヌ」

ペリ「ふわああ・・少佐ぁ」

ミーナ(美緒ったらまたたらしこんで!)ギリッ

リーネ「命令します。10番さんは2番さんの嫌なところを一つ挙げてください」

ルッキーニ「10番私!」

ミーナ「2番は私にゃ」

エーリカ「またルッキーニVSミーナかー」

ミーナ「うふふ、遠慮しないでルッキーニにゃん、日ごろの愚痴でも何でもいいにゃ」

ルッキーニ「ミーナ隊長の嫌なところ・・?」

ルッキーニ「えっとね、えっとねー・・」

ルッキーニ「話題が合わないとこかな」

ルッキーニ「じぇねれーしょんぎゃっぷ・・ってやつ?」

ミーナ「・・・・」

エーリカ(うわ・・ミーナの表情が笑顔で固まってる!)

ゲルト「これは結構まずいのでは・・」

シャーリー「どうにかしてよお姉ちゃん」

ゲルト「私には無理だ・・そしてシャーリー、顔が近い」グイ

シャーリー「あんまり冷たくしないでお姉ちゃん」

坂本「はっはっは!ルッキーニは正直者だな!はっはっは!」

ゴクゴク

坂本「わっしょーい!!」

エイラ「うわ、坂本少佐酔ってるじゃないか!」

ルッキーニ「うじゅー!酒くさーい!」

ペリーヌ「なんだか人間関係がギスギスしてきましたわね・・」

ペリーヌ「宮藤さん・・このゲーム、本来どう収集をつけるんですの?」

芳佳「馴れ馴れしく話しかけないでくださいベリなんとかさん」

ペリーヌ「・・・・」

リーネ(クールな芳佳ちゃんも素敵!)

サーニャ「大気に混沌の渦が満ちている」

坂本「わっしょーい!」

ミーナ「にゃあ!にゃあ!」

エーリカ(さすがにこれ以上ゲームするのはマズイような・・)

エーリカ「へっくし!」

エーリカ(私も風邪ひきそうだし)

シャーリー「さすがに困ったね」

ペリーヌ「困りましたわね・・」

エーリカ(はぁ・・こんなとき・・)

エイラ(こんなとき・・いてくれたら・・!)

ルッキーニ(部隊の不協和音を正すため、日夜空気を読み続けるあの・・)


ウオーンウオーン


ミーナ「警報!?」

一同「「ネウロイさん!!」」

エーリカ「待ってましたぁ!」

シャーリー「よっしゃああああ!出撃だああ!行こうお姉ちゃん!」

ゲルト「やかましい!」

ペリーヌ「11人の力を合わせて世界の平和を守りましょう!」

ルッキーニ「一致団結!それが私達の合言葉!」

エイラ「それがチームだ!」

芳佳「守りたいから私は飛ぶ!」

ミーナ「敵ネウロイは中型と大型の編隊にゃ!こちらも総力をかけて迎え撃つにゃん!」

一同「はい!」

ミーナ「ストライクウィッチーズ、出撃にゃん!」

一同「了解!」

この日ロマーニャ北部上空に飛来したネウロイ一団は
かつてない程の戦力有していた

しかしこの日のストライクウィッチーズは
猫語で指揮をとる隊長と、祭りのような雄叫びをあげ特攻する副官を筆頭に
かつてない程それぞれが力を合わせて戦ったという



ご愛読ありがとうございました

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom