先生「いつもすいません妹さん」
妹「いえいえ良いんですよぉー♪ちびっこ大好きだし」
先生「お兄さんもすいません」
兄「あ、いえ…」
妹「大丈夫ですよーこいつニートなんで!暇してますから!」
兄「ぐ、ぐぬ…」
妹「じゃあ…このお兄ちゃんに質問ある人ーっ?」
園児「「「はーい!!」」」
妹「おっ…元気だねー!じゃあそこの君っ」
園児「やったぁっ!!えっと…仮面ライダーになるにはどうしたら良いですかぁっ!?」
妹「仮面ライダーかぁー…かっこいいもんねー、じゃあお兄ちゃんスマホ持って」
兄「えっ?えっと…はい?」
妹「やれば出来るから!はいスマホ持ってっ!!」
兄「えっと…はい持ちました」
妹「じゃあカッコ良いポーズとって」
兄「か、カッコ良いポーズ…えと…これで良い?」キリッ
園児「わくわく…」
妹「んー良いんじゃない、はいじゃあ変身して」
兄「えええっ!?変身してってお前…」
妹「園児達が期待して待ってるんだよっ!?変身して!!さぁさぁ!!」
園児「どきどき…」
兄「ちっ…どうなっても知らないからなっ!!…変身っっっ!!」
シュバァァァァァァァ…
園児「…」
先生「…」
妹「まーニートはこの程度です、皆こうならないように立派な大人になるんだよぉーっ」
園児「「「はーいっ!」」」
兄「…」
園児「「「ありがとーお姉ちゃんとニートのおにーちゃん、ばいばーいっ」」」
先生「ありがとうございましたぁー」
妹「さよならーっ♪またねーノシ」
兄「ハァ…酷い目にあった…」トボトボ…
妹「ちっ…使えないお兄ちゃん」
兄「ニートだし…なれるわけないだろ仮面ライダーとか…」
妹「変身前の台詞はなんか起こしてくれそうな感じだったのに…このザマかっ!!」
兄「だ、だって…」
妹「お兄ちゃんさ、そんな平凡なニートでこの美少女の兄がつとまると思ってんのっ!?」
兄「えっ…?」
妹「生まれに甘えてるんじゃない!?兄解雇の日も近いよっ!?」
兄「ま…マジでか…」
妹「なろうよ、なってやろうよお兄ちゃん!!」
兄「えっ!?」
妹「仮面ライダーってやつに!!」
妹「えっと…まずは変身ベルトだよね、買いに行くよお兄ちゃんっ!!」グイッ
兄「あっ…ちょっと引っ張らないでっ…あああああー…」ズルズル…
妹「ふぅ…ついたぁ」
兄「シマムラじゃん…」
妹「うん」
兄「何買うの…」
妹「だからベルトだって」
妹「うーん…ま、これでいっか、これくださーい」
店員「はーい」
兄「これ普通のベルト…それに何このオシャレな服…」
妹「ライダーがダサいとダメでしょー!!はい、次!!髪形がダサい!!これはいただけない」
兄「えー…」
妹「切りに行くよっ!!」グイッ…
兄「あああああー…」ズルズル…
美容師「今日はお兄さん?どんな感じでカットしたら良いかなー?」
妹「えっと…素材がブサイクで申し訳ないんですけど、イケメンにしてくださいっ!!」
美容師「オッケー」
チョキチョキチョキ…
美容師「できたよー」
兄「なっ…これは…」イケメェーン
妹「うわっ!?か…かっこいい…(ボソ」
兄「えっ?」
妹「な、なんでもないっっ///」プイッ
兄「ありがとうございましたー、いあーさっぱりした」
美容師「また来てねー」
妹「よし、帰って今日買った服着てみてっ、た、たぶん…か、かっこ良いからっ…///」
兄「よっしゃ!!帰るぞー」スタスタ…
兄「どうだー…?」イケメェーン
妹「おおっ!!…あ、いやっ…い、良いんじゃないっ?///」プイッ
兄「そっかーなんか俺も生まれ変わった気分だわ」
妹「きょ、今日はまずちょっとはマシになれたしっ?明日からライダー目指すよっ!!」
兄「はいはいwなれなくても怒るなよー」ニコッ
妹「―っ///」ドキドキ…
兄「おい?聞いてるかー?」
妹「き、聞いてるわよっ///最初から諦めてないで変身方法考えてよねっ!!」
兄「りょうかーい」
妹「じゃぁ…その…おやすみぃっ///」
兄「おー、おやすみ」ニコッ
妹「―っ///」
バタンッ ダダダダダ…
兄「なんだあいつ…??」
兄「ふぁぁ…朝か…んっ?」
妹「ビクゥッ!!」
兄「っ!?びっくりしたぁーっ…何してんだよお前??」
妹「お、お、起こしに来ただけじゃないっ///」
兄「あーそっかおはよー」ニコッ
妹「―っ///お、おはよ…///」
兄「あーそっか仮面ライダー仮面ライダー」
妹「そうよっ、仮面ライダーっ」
兄「で、どうしたら良いの…?」
妹「お兄ちゃんはさー、クールなタイプじゃないと思うのっ」
兄「んーまーそうだなー」
妹「そこであたしが見て研究したのがこれですっ」
兄「フォー…ゼ…?」
妹「俺はライダー全員と友達になる男だっ!!みたいな感じ」
兄「お前俺に友達いないの知っててチョイスしただろ…」
妹「だからぁーっ、作りに行くよっ!!友達っ!!」グイッ
兄「はぁっ!?ちょっ…ああああーーーー」ズルズルズル…
ピンポーン
妹「まずはすごく近所なのにいつの間にか疎遠になった中山君っ」
兄「中山かぁー…いたな、そういえば…」
ガチャッ
中山「はーい…っ!?お前っ…久しぶりだなぁw」
兄「よっw」
妹「お久しぶりですぅー」
中山「おー妹ちゃんも久しぶりー元気だったー?」
妹「元気ですぅー」
中山「えっと…で、どうかしたの??」
兄「あっ…いや…」
妹「お兄ちゃんと、友達でいてくださいっ!!」
中山「へっ!?あ、うん…俺は友達だと思ってたけど…?」
妹「へっ?」
兄「なっ…中山ぁー…」
中山「なんだよw泣くなw気持ち悪ぃw」
妹「友達…」
中山「ああーまぁ最近連絡はとれてなかったけどさ、ダチだと思ってるよ」
兄「俺もぉぉ俺もだ中山ぁぁぁぁぁー」
妹「あ、ありがとうございましたぁーっ!!」
バタンッ
妹「ふぅー…幸先良いね」
兄「そうだなーグスッ…」
妹「じゃあ次は女の子…ほらっ、お兄ちゃんが唯一仲良くできてたとも子ちゃん!」
兄「やっ…それはマズイだろっ…相手女の子だし!!」
妹「問答無用っ」グイッ
兄「うわぁぁぁぁぁぁぁー…」ズルズル…
ピンポーン
俺「ああー…来てしまった…絶対キモがられる…」
ガチャッ
とも子「ほいほーい…あれ?妹ちゃん…?」
妹「お、お久しぶりですっ」ドキドキ…
とも子「ってことは…そっちのイケメンは…兄君っ!?」
兄「あ、うん…」
とも子「うっそぉっ!?久しぶりぃっ!!なになにっ!?どうしたのっ!?」
妹「実は、お兄ちゃんとまだ友達だと思ってるか聞きにきましたっ」
とも子「ほぇっ!?ぜ、全然わかんないけど友達だよー当たり前じゃんっw」
兄「―っ!!」
とも子「前はよく遊んだよねーなつかしーw」
兄「き、キモがられてない…?」
とも子「なにー?キモイって言ったほうが良かったのっ?wどこの変態よぉw」
兄「へ、変態じゃねーしっ///」
とも子「いやぁー兄君がこんなイケメンになってたなんてw」
兄「そ、そうでもねーよっ///」
とも子「えっと…要件ってそれだけだったの?w」
妹「あっ、はいっ…じゃあ友達ってことで…」
とも子「もちろんもちろんっ!また妹ちゃんも一緒に遊ぼーよ♪」
妹「は、はいっ!」
兄「お、おぅ」
妹「ありがとーございましたー」
バタンッ
妹「じー…」
兄「キモがられなかった…」ニヤニヤ
妹「お兄ちゃんニヤニヤしてキモイっ」プイッ
兄「っ!に、ニヤニヤなんてしてねーし!!」
妹「ふーんっ…」
兄「あっ…もしかしてお前嫉妬してるんだなっ?」ニコッ
妹「―っ///ばっ・・・ばっかじゃないのっ!?嫉妬なんかしてないしっ!!」
兄「ふーん…ま、いいやw」
妹「そ、それより…友達いるじゃん、お兄ちゃん」
兄「ああ、俺が勝手に拒んでただけだったんだな…」
妹「そうだったね、皆友達だと思ってくれてたもんね」
兄「お前がいないとこんなありがたいことにも気付けなかった…」
妹「お兄ちゃん…」
兄「ありがとな」ニコッ
妹「―っ///ど、どういたしましてっ///」
妹「ふぅー…あとお兄ちゃんに足りないのは…勇気かなぁ…?」
兄(45)
妹(40)
― 翌日…
妹「あのー…先生…実はお願いがー…」
先生「ええっ!?強盗が入ったふりですかぁっ!?」
妹「ですですっ…それでお兄ちゃんが強盗役の先生をやっつけて…めでたしめでたしで…」
先生「園長…どうでしょうかー…?ダメ…ですかね…?」
園長「いいよー兄さんに顔がバレてない先生が強盗役にしないとねー」
妹「あっ、ありがとうございますっ!!」
先生「えっと…妹さんが来て強盗が来て園児達含めてピンチって感じにするんですね?」
妹「ですです」
園長「ふふっ…お遊戯会みたいで楽しみですねー」
先生「じゃあ明日決行で」
妹「ええ、明日で」
園長「明日ですよ」
― 翌日…
妹「じゃー幼稚園に行ってくるねー」
兄「ほいほーい」
妹「ふぅーついたー…んっ?」
ザワザワ…
先生「妹さんっ!!大変ですっ!!変態ですっ!!」
妹「へ?頼んだのは強盗ですよー?」
先生「ち、違うんですっ…なぜかこの辺のニートさんたちが結託して変態組織にっ…」
変態ニートA「うぇっwうぇっwうぇっw」
園児「きゃぁーっ…こわいよーーっ」
変態ニートB「園児のすじまんペロペロwwwww」
園長「え、園児達に手を出させはしませんっ!!」
ドゴォ!!
変態ニート『童帝』「うるせぇよ…ババアwwww」
園長「ぐっ…」バタッ…
童帝wwww
先生「園長っ!!い、妹さんっ…どうしましょうっ!?」
妹「っ…お兄ちゃんっ…助けてっ!!」
変態ニートA「あ、俺このくらいの年齢もストライクだわwww」
妹「えっ!?きゃっ…やだっ…離してっ!!」
ブルルルルン…ブルルルン…
変態ニート『童帝』「なんだあいつ!?」
(Wow wow wow)ニート!(Wow wow wow)外出ないぜ!
(Wow wow wow)ニート!(Wow wow wow)OH YEAH!
俺「…ったくなんか胸騒ぎがしたから来てみりゃぁ…」
変態ニートA「なんだテメェ?www」
変態ニートB「シマムラファッションワロタwwww」
俺「うるせぇ!!妹のチョイスなんだ…馬鹿にしてんじゃねぇっ!!」
妹「お、お兄ちゃんっ…ウルウル…」
俺「変身できなくてもよ、お前らだけは助けるぜ!!」
間違った兄だ
先生「園長っ!!い、妹さんっ…どうしましょうっ!?」
妹「っ…お兄ちゃんっ…助けてっ!!」
変態ニートA「あ、俺このくらいの年齢もストライクだわwww」
妹「えっ!?きゃっ…やだっ…離してっ!!」
ブルルルルン…ブルルルン…
変態ニート『童帝』「なんだあいつ!?」
(Wow wow wow)ニート!(Wow wow wow)外出ないぜ!
(Wow wow wow)ニート!(Wow wow wow)OH YEAH!
兄「…ったくなんか胸騒ぎがしたから来てみりゃぁ…」
変態ニートA「なんだテメェ?www」
変態ニートB「シマムラファッションワロタwwww」
兄「うるせぇ!!妹のチョイスなんだ…馬鹿にしてんじゃねぇっ!!」
妹「お、お兄ちゃんっ…ウルウル…」
兄「変身できなくてもよ、お前らだけは助けるぜ!!」
兄「うおおおおおおっ!!」
変態ニートA「ぷっwwwこいつ喧嘩がどういうものかわかってねぇwww」
ドゴォッ
兄「ハフン…」ドサッ…
変態ニートB「wwwww」
妹「うあー…勇気あったけど思ってたより激弱だったぁ…」
園児男「ニートのおにぃちゃーんっ!!」ダダダッ…
先生「あっ…危ないっ」
変態ニートA「うほwwwwショタきたwwww」
兄「あがっ…」
園児女「おにぃちゃんっ」ダダダッ…
変態ニートB「ロリもきたwwww」
園児男&女「おにぃちゃんを虐めるなっ!!」
変態ニートB「わかったわかった虐めないからおまんこペロペロさせてよwww」
園児女「…?せんせいーっおまんこってなにーっ??」
先生「なっ…///あっ、あの変態共っ…」
園児男「くらえっ!!キーックっ!!」ゲシッ
変態ニートA「痛てっ…このクソガキ死ねwwww」ドゴォ
園児男「うわっ!?…ヒック…ふぇぇっ…おかーさーん…」ポロポロ…
先生「園児君っ!!」
変態ニートA「やべぇwwwなんかこれ良いわwww勃起したwwww」
変態ニートB「お前クズ過ぎwww」
妹「あっ…園児君っ…おに…いちゃんっ…いつまで寝てるのよっ!!立ちなさいよお兄ちゃんっ!!」
兄「くっ…」
ザッ…
俺「まったく…ほら、立てよ」グイッ
兄「あ…ありがとう…あんたは…?」
俺「俺かい?お前と同じニートさ」
俺「お前はさ…忘れてるかもしれないけどさ…」
兄「…?」
妹「あっ…あの人…」
俺「お前がさ、中山ととも子んちに行ったって聞いてさ…」
兄「えっ…なんでそれを…」
俺「あー…やっぱそっか…」
妹「お兄ちゃん!!その人!!」
兄「えっ?」
俺「あ…お前はさ…忘れてるかもしれないけど…俺も今でも友達だと思ってるから…」
兄「友達…」
俺「…俺…吉田な…前に中山ととも子とお前と俺でよく遊んでたじゃん…?」
兄「あー…吉田…吉田ね…あーはいはい…ごめん…」
俺「いや良いんだってw俺存在感昔から無かったしさw…ま、その…また遊ぼうぜ…じゃあな」タッタッタ…
兄「友情パワーでお前らブッ倒すっ!!」
ご声援ありがとうございました!!
このSSまとめへのコメント
あふ
うは
すこ
変態ニートお前らじゃん