サーニャ「もう止めよう、宮藤さん……」(234)


サーニャ「こんな関係ダメだよ……私にはエイラがいるし、宮藤さんだってリネットさんが……」

宮藤「なんでそんな事言うの? 私の事嫌いになっちゃったの?」

サーニャ「ううん、違うの。でも浮気なんてやっぱり駄目……」

宮藤「じゃあ浮気じゃなければいいんでしょ? 私、サーニャちゃんの為ならリーネちゃんと別れる」

サーニャ「だ、ダメだよそんなの……リネットさんにも、エイラにも悪いよ」

宮藤「ふーん、まぁ私は構わないけど、サーニャちゃんはいいんだ。最近エイラさんとはセックスレスなんでしょ?」

サーニャ「そ、それは……」

宮藤「ねぇ、エイラさんなんかより私とする方が気持ちいいよ?」

サーニャ「…………」


宮藤「……サーニャちゃん。私サーニャちゃんの事好きだよ」

サーニャ「私も、宮藤さんの事好き……」

宮藤「だったら……それじゃ、駄目なの?」

サーニャ「…………」

コンコン

エイラ「サーニャ、いるカ?」

サーニャ「!?」

宮藤「チッ……」

サーニャ「う、うん! ちょっと待ってね、今手が離せないから! ……宮藤さん」

宮藤「はぁ……分かったよ。私窓から出るから」


サーニャ「うん、ごめんね?」

宮藤「いいよ、気にしないで。それじゃ」チュッ

サーニャ「うん……/// またね」

 ガチャ ガサゴソ

エイラ「サーニャ、まだカー?」

サーニャ「今開けるよ!」

 ガチャ

エイラ「はぁ、久々の訓練は疲れたヨ」

サーニャ「お疲れ様。今お茶淹れるね」

エイラ「ありがとナ、サーニャ」ニコッ

サーニャ「うん、いいの」キュン

サーニャ(私、宮藤さんも好きだけど、やっぱりエイラの事も好き……)コポコポ

サーニャ(どうしたらいいの……わかんないよ)


宮藤「はぁ、まるで間男だよ。しょうがない、リーネちゃんとはみっちゃんとの事で喧嘩中だし、今日はバルクホルンさんでも泣かせてこようかな」


宮藤「バルクホルンさん」

ゲルト「宮藤か、どうしたんだ急に」

宮藤「…………」

ゲルト「宮藤?」

宮藤「二人の時は芳佳って呼ぶ約束……ですよね?」

ゲルト「あっ……す、すまん芳佳。それじゃあ、私の事も」

宮藤「うん、お姉ちゃん♪」

ゲルト「芳佳っ!」ガバッ

宮藤「きゃっ……」

ゲルト「芳佳! 芳佳……っ!」スリスリ


宮藤「もう、お姉ちゃんてば、本当に私の太もも好きだよね」

ゲルト「だって、芳佳の太もも、スベスベで……」

宮藤「ふふ、いいんだよお姉ちゃん。好きなだけスリスリして」

ゲルト「ハァハァ、芳佳っ!」スリスリ

宮藤「…………」

宮藤「お姉ちゃんって本当に変態さんだよねぇ」

ゲルト「よ、芳佳?」

宮藤「私に自分のことお姉ちゃんって呼ばせて、自分よりも年下の女の子の太ももなんかスリスリして、それに――」ドンッ 

ゲルト「うっ……」ドサ

宮藤「こうして、私に踏まれるのが好きなんて」グリッ

ゲルト「あぁっ……///」ビクビク


宮藤「お姉ちゃんって、本当におっぱいの張りいいよね」グリグリ

ゲルト「む、胸をっ……」

宮藤「形もいいし、大きさだって申し分ないし……」プチプチ

ゲルト「ぼ、ボタン外すなぁ……///」

宮藤「踏まれて! 感じて! このド変態!」

ゲルト「んあああああっ!!」ゾクゾク

宮藤「ふふ、お姉ちゃん可愛い」

宮藤「今日は、寝かさないからね、お姉ちゃん……」


その頃 サーニャの部屋


エイラ「ふぅ、サーニャと居ると癒されるヨ」

サーニャ「私もエイラと居ると楽しい」

サーニャ「……エイラ、久しぶりに今日は」

エイラ「あー、悪いなサーニャ。今日は疲れてるんダ」

サーニャ「そう…… じゃあしかたないね」

エイラ「それじゃ、私は寝るゾ」モゾモゾ

サーニャ「うん、おやすみ、エイラ」

エイラ「オヤスミー」

サーニャ「…………」



サーニャ「……」ピッピッ プルルルル プルルルル

サーニャ「あ、宮藤さん。あの、今から……」

ゲルト「あっ……んっ……あぁっ! もっと! もっと踏んでっ!」

宮藤「ふふ、無様なお姉ちゃん」プルルル プルルル

ゲルト「あんっ あんっ!」

宮藤「通信機が…… もしもし?」 パンパン

ゲルト「あぁっ! 激しいっ///」

宮藤「うん……うん。分かった、私の部屋で待ってて」ピッ

宮藤「…………」

ゲルト「よ、芳佳?」

宮藤「今日はこれで終わりです、バルクホルンさん」

ゲルト「そんなっ! こんな中途半端で……酷いじゃないか」


宮藤「何勘違いしてるんですか?」

ゲルト「えっ」

宮藤「私は『仕方なく』バルクホルンさんに付き合ってあげてるんですよ?
    バルクホルンさんがあまりにも変態で、可哀相だから」

ゲルト「あっ……」ジュン

宮藤「私はこれっきりでもいいんですよ?」

ゲルト「!? い、嫌だ! 芳佳、謝るからっ! 捨てないで……」

宮藤「ふふっ 嘘ですよ。私がバルクホルンさんの事を見捨てるわけないじゃないですか」

ゲルト「芳佳っ」パァァ

宮藤「それじゃあ、またね。お姉ちゃん」

ガチャ



ゲルト「……オナニーして寝よう」グス


ガチャ

宮藤「ごめんね、サーニャちゃん。待った?」

サーニャ「ううん、私こそごめんね、宮藤さん」

宮藤「今夜もエイラさんは相手してくれなかったの?」

サーニャ「………」

宮藤「ねぇ、こんな事言いたくないけど、エイラさんの何処がいいの?」

サーニャ「エイラは……私に優しくてくれて、でも寂しがり屋で……私がいてあげないと駄目だから」

宮藤「それって依存だよね?」

サーニャ「っ!?」

宮藤「そういうの、私良くないと思うな」

サーニャ「…………」


宮藤「少しの間エイラさんと距離を置こうよ。大丈夫、寂しくなったら私が一緒に居てあげるから」

サーニャ「でも……」

宮藤「このままじゃ二人とも不幸になるだけだよ?」

宮藤「大丈夫。私が居るよ。サーニャちゃんは一人じゃないよ」

サーニャ「宮藤……さん」

宮藤「サーニャちゃんは優しいから、エイラさんの事が心配なんだよね」

サーニャ「……」コクリ

宮藤「いいんだよ、サーニャちゃんは私が守るから……」

サーニャ「宮藤さん///」

宮藤「芳佳って呼んで」

サーニャ「うん、芳佳……」ポッ

宮藤「サーニャちゃん……」ニヤ


次の日


エイラ「ウーン、良く寝タ」

エイラ「あれ? サーニャ?」

エイラ「今日は早起きなのかナ」

エイラ「まあいいや。歯磨いたら散歩でもいこーっト」


テクテク

エイラ「ン? あそこに居るのはサーニャカ?」

サーニャ「      」

宮藤「        」

エイラ「宮藤と一緒ニ…… テカ、今宮藤の部屋から出てきたよナ」


サーニャ「      」クスクス

エイラ「何話てるんだロ……サーニャの奴、あんなにデレデレしテ」

エイラ「ていうか、何で私は隠れてるんダ?」

サーニャ「      」

宮藤「        」チュ

エイラ「!?」

エイラ「今、キスしなかったカ? いや、サーニャに限ってそんな事……」

エイラ「あはは、見間違いだよナ。きっと疲れてるんダ。一度、部屋に戻ろう……」



サーニャ「それじゃあね、芳佳」

宮藤「また何時でも来ていいから」

サーニャ「うん、ありがと」


宮藤「ふぅ、やっぱサーニャちゃんは上手いなぁ。エイラさんとのレズプレイで慣れてるだけあるよ」

リーネ「芳佳ちゃん」

宮藤「あ、リーネちゃんおはよう」

リーネ「……」

宮藤「リーネちゃん?」

リーネ「昨日、サーニャさんとエッチしてたでしょ」

宮藤「あ、聞こえちゃってたぁ? サーニャちゃんって意外と喘ぎ声激しいんだよね」ニヤニヤ

リーネ「ねぇ、なんで?」

宮藤「ん?」

リーネ「私たち、付き合ってるんだよね? なのに芳佳ちゃんは、なんで他の人とそういうことするのかな? 
    この前だって、知らない女から手紙もらってたよね?」


宮藤「はぁ……みっちゃんの事は誤解だって言ったよね? ただの友達だって」

リーネ「じゃあこれからは文通しないで。サーニャちゃんとも会っちゃだめ」

宮藤「……なんでリーネちゃんにそんな事指図されないといけないの?」

リーネ「そんなの決まってるよ、芳佳ちゃん。芳佳ちゃんは私の『恋人』だからだよ」

宮藤「ホント、面倒くさい女だよね、リーネちゃんって」

リーネ「そうだよ。もしかして嫌だったかな?」

宮藤「嫌いじゃないよ、そういうの。ただし、好きな相手ならね」

リーネ「じゃあ問題ないね」

宮藤「問題あるよ。私、サーニャちゃんの事が好きだから」

リーネ「っ!?」

宮藤「別れよう、リーネちゃん」



リーネ「なっ……なな、なん……で」

宮藤「飽きちゃった。リーネちゃんって、セックス下手だし」

リーネ「セックスなら私頑張るから! 勉強だってするし! スタイルだってもう少し痩せるよう

頑張る! 前に嫌がったお尻だって使わせてあげるよ!?」

宮藤「そういう問題じゃないんだ。リーネちゃんより、サーニャちゃんの方が相性いいんだよね」

リーネ「そん……な……」

宮藤「じゃあね、リーネちゃん」

 ツカツカツカ

リーネ「あっ……あぁっ!……」

リーネ「うっ……えぐ」

リーネ「くそっ! くそくそくそ! あの女……許さない!」ギリッ

ためてからレスしてくれ
下半身が風邪をひきそうだ

      ・
      ・
      ・
      ・


坂本「それでは編隊訓練を行う。二人一組になれ」

宮藤「サーニャちゃん、一緒に組もっ♪」

サーニャ「あ、でも……」チラ

宮藤「どうしたの?」

サーニャ「えっと、うん。いいよ、宮藤さん」

エイラ「おーいサーニャ。一緒に組もうヨ」

サーニャ「ごめんねエイラ。私宮藤さんと組むから」

エイラ「え? あ、うん。そっか……あはは、残念だナ!」



>>38  一応溜めてある。さるよけに間隔開けてるんだ、すまない。


ルッキーニ「シャーリー! 一緒にやろっ」

シャーリー「オーケー 私に任せな」

ゲルト「ハルトマン、行くぞ」

エーリカ「アイアイマム まっかせてー」

ペリーヌ「しょ、少佐。私と組んでくださいますか?」

坂本「はっはっは! いいぞ、教官に自分から教えを乞う姿、積極的で良いな!」

リーネ「…………」

エイラ「…………」

エイラ「組むカ?」

リーネ「…………あの売女め」ブツブツ

エイラ「リーネ?」

リーネ「ううん、なんでも無いの。いいよ、組もう」ニコ

エイラ「あ、ああ……」


エイラ「はぁ、訓練の後はお腹がすくナ」

エイラ「そうだ、サーニャとご飯でも食べに行こう」

エイラ「おーい、サーny」

宮藤「サーニャちゃん、お腹すいたでしょ? 私お弁当作ってきたの」

サーニャ「宮藤さんの料理、私大好き」

宮藤「遠慮しないで食べて」

サーニャ「うん。いただきます」

エイラ「………たまには一人で食うのもいいかもナ」

リーネ「…………」ギリッ


エイラ「最近サーニャの奴、宮藤と仲が良すぎやしないカ?」

エイラ「でも元々サーニャは私にべったりだったし、いい機会かもナ! アハハハ」ズキッ

エイラ「何故だろう……なんだか胸が苦しい……」

サーニャ「      」

宮藤「        」

エイラ「あっ……」ズキズキ

エイラ「って、また隠れちゃっタ。くそう、サーニャの奴ぅ」

リーネ「…………」ギリギリ

エイラ「ン? あそこにいるのはリネットじゃないカー」

エイラ「何してるんだ?」

エイラ「ま、いっか。今日はさっさとネヨーっト」

 夜

エイラ「むにゃむにゃ」zzz

サーニャ「…………」ガチャ

サーニャ「…………」バタン

エイラ「ウワッ!?」

エイラ「さ、サーニャ?」ホッ

エイラ「って、何安心してるんダ、私。ほらサーニャ起きろヨー、また部屋間違えてるゾ」

サーニャ「うーん……」

エイラ「モー、キョウダケダカンナー……」

サーニャ「ん……」ギュッ

エイラ「さ、サーニャ!?///」


エイラ「ね、寝ぼけてるからって抱きついてくるなヨー」

エイラ(サーニャの身体、柔らかくて気持ちイイ……)

エイラ「きょ、今日だけ――」

サーニャ「芳佳……」ムニャムニャ

エイラ「えっ?」

エイラ「おいサーニャ、今なんて……」

サーニャ「…………」

エイラ「……き、気のせい、だよナ……」

エイラ(本当に、気のせいなのカ?……)

エイラ「というわけデ、今日はサーニャを尾行しようと思う」

エイラ「まぁ別に心配なんかしてないけどナ、好きな人の日常が気になるのは恋人として当然ダシ……」

サーニャ「     」~♪

エイラ「お、サーニャだ。なんだかご機嫌だナ。ご機嫌なサーニャ可愛い……」

サーニャ「     」キョロキョロ

エイラ「ん? 誰かと待ち合わせカ?」

宮藤「       」

サーニャ「     !」パァ

エイラ「ま、また宮藤…… サーニャの奴、すごく嬉しそう……」

宮藤「       」テクテク

サーニャ「     」テクテク

エイラ「くそぅ、会話がきになるナ」

>>62
一期見れば分かる?


宮藤「         」ガチャ

エイラ「ん? 二人して宮藤の部屋へ……タロットでもするのカ?」

エイラ「気になる……ちょっとだけ、声を聞くだけダカラ……いいよナ?」

 コソコソ ピト

宮藤「サーニャちゃんのここ、もう湿ってきてる」

サーニャ「や、やだ。恥ずかしいよ……」

宮藤「恥ずかしくないよ、もっと、私に身を委ねて」


エイラ「な、何の話ダ? ま、まさかサーニャ……」

エイラ「ちょっとだけ、覗いてミヨウ」


>>65 とりあえず一期6話見ろよ 俺は6話だけ十回以上見た。


宮藤「サーニャちゃん……」クチュクチュ

サーニャ「ああっ……すごいよ宮藤さん」

宮藤「芳佳、でしょ?」クリッ

サーニャ「あぁぁああ!! 芳佳っ 芳佳ぁ」

エイラ「あ……あ……」

宮藤「ふふ、こんなによがっちゃって、はしたないなぁ、サーニャちゃん」

サーニャ「だって、芳佳が上手だから……」

宮藤「ふふ、もっと気持よくしてあげる」

エイラ「そんな、サーニャ……サーニャっ!」ギッ

サーニャ「……!?」

エイラ「あっ……」

宮藤「あれぇ? エイラさん、もしかして覗いてたんですかぁ?」ニマニマ


エイラ「いやっ……その……」

サーニャ「最低……」

エイラ「っ! そんな、最低なのはどっちだヨ! なんで、さーにゃ……」

サーニャ「それは……」

宮藤「サーニャちゃんはね、もう私の物なんだよ。ほら、その証拠に」ズブリ

サーニャ「あぁあああんっ!!////」

エイラ「サーニャ!」

宮藤「こんなに、私の指で感じてるんだよ?」ズブズブ

サーニャ「あんっ あんっ!」

エイラ「やめろ……やめてクレ……」


宮藤「私のキスだけでオマンコ濡らして、こうされるのを朝から期待してたんだよね?」

サーニャ「んっ……そんなっ ことっ!」

宮藤「嘘」ピタ

サーニャ「あっ……」

宮藤「嘘つく子にはもうしてあげない」

サーニャ「いや、止めないで……」

エイラ「さー……にゃ?」

宮藤「じゃあ、言えるよね?」ニヤ

サーニャ「わ、私はぁ……よしかとぉ、セックスしたいって、指でズコズコして欲しいっていっつも思ってる、淫乱ですぅっ」

エイラ「嫌だ……サーニャ」


サーニャ「だからっ! よしかっ よしかのぉ! よしかの指で気持よくしてぇっ!」


エイラ「あ、あぁァァァあああぁぁ……」


宮藤「よく、出来ました」ズボッ

サーニャ「あぁぁああん!」

宮藤「ふふ、よくできたサーニャちゃんには特別に、エロ大国扶桑の特別製ペニバンでズコズコしてあげる」パンパン

サーニャ「すごいっ! よしかちゃんすごいっ!」

宮藤「あはは、そういえばエイラさん――いや、ストーカーさんはいつまで見てるのかな?」

エイラ「えっ……あ」

サーニャ「あんっ 最低なストーカーは お呼びじゃないのっ! 私もう芳佳のものなのっ バイバイ、エイラ」

エイラ「うっ……あぁぁ……うわあああああああ!!」ガチャ バタン

宮藤「ふふふふ……」

サーニャ「あんっ あんっ」 



エイラ「そんな……サーニャ……サーニャぁ……」ブツブツ

リーネ「くそっ 淫売め 許せない……」ブツブツ


宮藤「はぁ、気持よかったね。やっぱり私たちって、身体の相性いいのかな?」

サーニャ「うん……ねぇ、またシてくれる?」

宮藤「もちろんだよ、いつでも来ていいから」チュ

サーニャ「ん………」

宮藤「そろそろ部屋に戻ったほうがいいかもね。送ろうか?」

サーニャ「ううん、大丈夫。やっぱり宮藤さんは優しいね」

宮藤「そんな事ないよ。好きな人のためなら当然だよ?」

サーニャ「うん、私も宮藤さんの事好き……それじゃあ」

宮藤「本当に送っていかなくて大丈夫?」

サーニャ「宮藤さんってば、心配性。エイラみたい」


宮藤「……エイラさんみたい、か」

サーニャ「あっ……そういうことじゃ」

宮藤「うん、分かってるよ。それじゃおやすみ」

サーニャ「うん、おやすみなさい」

ガチャ バタン


リーネ「…………」

サーニャ「あ……リネットさん」

リーネ「こんばんは、サーニャさん」

サーニャ「こ、こんばんは……」

サーニャ(なんだか今日のリネットさん、怖い……)

リーネ「少し、お話したい事があるの。いいかな?」

サーニャ「う、うん。少しなら……」

リーネ「そう、じゃ、付いてきて」

サーニャ「うん……」


エイラ「ダメだ、あの光景が頭に焼き付いて眠れナイ……」

エイラ「うぅ……サーニャぁ……」

エイラ「サーニャがいないと、私……」

リーネ「          」

サーニャ「          」

エイラ「さ、サーニャ? それにリーネ……」

エイラ「そんな、宮藤だけでなくリーネとまデ……」

エイラ「そんなっ 嘘ダロ……」

エイラ「確かめなきゃ……」ツカツカ


サーニャ「ねぇ、リネットさん。こんな所で、何の話なの?」

リーネ「サーニャちゃん、最近芳佳ちゃんと仲いいよね」

サーニャ「!? ……そ、そんな事」

リーネ「誤魔化さないで、私もう知ってるの」

サーニャ「えっ……」

リーネ「この泥棒猫」

サーニャ「リネットさん……」

リーネ「可哀想な芳佳ちゃん。貴女みたいな女に騙されて……」

サーニャ「騙してなんて!」

リーネ「だってそうでしょう? 私と芳佳ちゃんは愛し合っていたのに」

サーニャ「…………」


リーネ「芳佳ちゃんは私のもの。芳佳ちゃんの指も、腕も、足も、身体も、瞳も、声も、吐息も、視線も、すべて私のもの」

サーニャ「り、リネットさん」

リーネ「他の女になんか渡さない。芳佳ちゃんはずっとずっと私だけを見ていればいいんだから」

リーネ「他の女の事を見るなんて、絶対あっちゃいけないの」

サーニャ「いや、来ないで……」

リーネ「ふふ、でもそれも今日で終わり。芳佳ちゃん、貴女を誑かす悪い魔女から救ってあげる」チャキ

サーニャ「ほ、包丁……」

リーネ「うふ、あはは! あはははははは!!」

サーニャ「い、いや……たすけて」


リーネ「だめだよ、貴女はここで死ぬの」

サーニャ「助けて……助けてよぉ……」

リーネ「ふふふ……  死ねぇ!」ブン

サーニャ「助けて! エイラ!」


エイラ「アイヨ」


ザシュッ

サーニャ「えっ……エイラ? なんで……」

エイラ「ナハハ……これじゃあ本当に……ストーカー、ダナ」ポタ… ポタ…

サーニャ「え、エイラ……血が……」


エイラ「あー、思ったより……深く刺さったナ。あはは、助かんない……カモ」

サーニャ「なんで、エイラ……」

エイラ「サーニャの事が大好きナラ、呼ばれて助けに行くのは……当然ダロ?」

サーニャ「でも……私エイラにあんな酷い事……」

エイラ「ナンテコトナイッテ。私はアレくらいじゃ、諦めない……ヨ。案外しつこいんダ、私っテ……」

リーネ「チッ…… 邪魔しやがって」

エイラ「悪いけど、やらせない。……私がサーニャを……守る」

サーニャ「エイラ……」

リーネ「それじゃ、エイラさんを殺してからサーニャちゃんを殺すわ」チャキ

エイラ「…………」

リーネ「死ね!」シュッ

 キィン

坂本「そこまでだ、リーネ」

リーネ「さ、坂本少佐!」

坂本「魔法力のこもったなかなか良い一撃だな。烈風丸が刃こぼれするとは」

リーネ「…………」

坂本「拘束する」


エイラ「うっ……」ドサ

サーニャ「エイラ!」


エイラ「あはは、格好悪いナ」

サーニャ「そんな事ない! エイラは格好良かったよ!」

エイラ「ありがとナ、サーニャ……でも私は、もう、駄目みたいダ」

サーニャ「すぐに宮藤さんを呼ぶから!」

エイラ「ムリダナ。私の身体の事は、私が一番良く分かってる」

サーニャ「エイラ……」

エイラ「そんな悲しい顔しないでくれヨ…… 死にたく、なくなる……」

サーニャ「死なないで! エイラっ!」

エイラ「ごめんナァ……サーニャ。ごめん」

サーニャ「な、何を……」

エイラ「サーニャの両親、もう、一緒に探せそうにない……」

サーニャ「……っ」

エイラ「駄目な恋人でごめんナ……って、もう振られたんだっけ」


エイラ「宮藤に、幸せにしてもらえヨ、サーニャ」

サーニャ「エイラ……エイラぁっ!」

エイラ「あぁ、顔を、顔を見せてくれヨ、サーニャ。もう、何も見えない……」

サーニャ「私はここだよ! ここにいるよ! エイラ!」

エイラ「好きだ、サーニャ……」

サーニャ「私も好き! エイラが好きだった!」

エイラ「あは……そっか、よか……た」

サーニャ「エイラぁ……」

エイラ「がん……ば……れ、サー……ニャ。お前は、一人じゃ……な……い」

サーニャ「エイ……ラ」

エイラ「………」

サーニャ「う、うぁ……あううう……」ポロポロ

サーニャ「あ……あぁぁぁぁぁぁ……」


宮藤「…………」


坂本「リーネは殺人罪で軍法会議。ミーナ中佐は今回の責任をとって転属。そしてお前は遠因として、数日間の謹慎というわけだが……
    ふふ、なんならその謹慎も解いてやっていいんだぞ?」

宮藤「結構ですよ、坂本さん。私も暫く休みが欲しいと思っていたところです」

坂本「はは、言うじゃないか」

宮藤「……これで、この第501統合航空戦闘団は貴女のものです。少佐」

坂本「邪魔な中佐の首を飛ばし、目障りなスオムスの小娘を始末した……素晴らしい作戦だったぞ、宮藤。
    まぁ、忠犬を一匹保健所に送ることとなったが、仕方あるまい」

宮藤「たしかにリネット曹長は忠犬でしたが、狂犬でもありました。早めに処分できて良かったとも思いますよ」

坂本「クク……」

宮藤「残る隊員ですが、バルクホルン大尉はすでに私の虜。ハルトマン中尉も大尉が従うならば付いてくるでしょう。
    クロステルマン中尉は言わずもがな、シャーリー大尉についても既に手は打ってあります」

坂本「ルッキーニか?」

宮藤「ええ、彼女を人質に取ればすぐでしたよ。それで、サーニャ・∨・リトヴャク中尉については……」

坂本「あの様子では戦闘でも役に立つまい。私のウィッチ隊には不要だ、こちらで処分する」

宮藤「……そうですか」

坂本「なんだ、不服そうだな」

宮藤「いえ、ただ彼女は名器でしたので」

坂本「ハッハッハ! お前らしいなぁ、宮藤」




坂本「それで――」

宮藤「…………」カチリ

坂本「――その拳銃は、どういうつもりだ?」

宮藤「…………」


坂本「忘れたのか? 山川美千子は私の部下が人質にとっているんだぞ?」

宮藤「みっちゃんについては、既に開放されたと連絡が来ました」

坂本「なに?」

宮藤「土方さんが頑張ってくれたそうで。貴女に対して、結構不満が溜まってたみたいですよ?」

坂本「土方ァ……」ギリ

宮藤「今の貴女はシールドも貼れない。烈風丸も砥ぎに出している。私の弾丸を防ぐ術はない」

坂本「その通りだ」

宮藤「……随分冷静なんですね」

坂本「これだけ黒いことに手を染めて、自分だけ長生きしようとは思っておらんさ。
    まぁ、三日すら天下を維持できないとは、夢にも思っていなかったが」ニヤッ

宮藤「何か、言い残す事は?」

坂本「無い。だが、最後に一つ……いや、二つだけ教えてくれ」

宮藤「なんですか?」

坂本「何故、私を裏切った」

宮藤「明瞭ですよ。私の愛する人を人質に取り、あまつさえ傷つけた貴女を許すことは出来ない」

坂本「傷つけた? 少し味見しただけだろう。それに、彼女も喜んでいたぞ?『芳佳ちゃんよりイイ』とな」

宮藤「黙れ!」

坂本「はいはい。それじゃあ最後の質問だ」

宮藤「…………」

坂本「何故お前は、山川美千子が開放されたという報をうけながら、計画を実行した?」


宮藤「………………」

坂本「あの時の手紙がそうなんだろう? 全く、ロクに検閲もしなかったのが裏目に出たよ」

坂本「答えろ、宮藤」

宮藤「……確かめたかったんです」

坂本「ん?」

宮藤「私の事をみっちゃんが裏切ったのと同じように、他の人間も愛してるだの何だの言いながら、最終的には相手を裏切るのかどうか」

坂本「要するに八つ当たりか」

宮藤「ええそうですよ! 悔しかったんです! 隊の中でイチャイチャイチャしやがって! だからぶっ壊してやりたかった!」

坂本「くだらんな」

宮藤「っ!!?」

坂本「実にくだらん。そんな理由で、お前は何人もの人間を陥れたのか」

宮藤「お前にだけは言われたくない!」

坂本「はっはっは! そうだな、そのとおりだ。いやすまん。私も悔しくてな、意地悪を言ってやりたかっただけだ」


宮藤「くっ!」

坂本「以上で質問は終わりだ。さあ、殺せ宮藤」

宮藤「…………」

坂本「どうした? 恐れているのか?」

宮藤「…………」

坂本「そこからだと当てる自信が無いか? ならば近づいてやろうか?」ツカツカ

宮藤「!? うごくな!」

坂本「撃てよ、宮藤」

坂本「覚悟を見せろォ! 宮藤ィ!!」

宮藤「…………」

坂本「…………」

宮藤「…………」



宮藤「撃ちます」                                   パァン


宮藤「…………」

宮藤「どうして、こうなっちゃったのかな?」

宮藤「ねぇサーニャちゃん。私、本当にサーニャちゃんの事好きだったんだ」

宮藤「ずっとずっと、誕生日を一緒に祝った日から、ずっと……」

宮藤「でも、傷つけちゃったね。守るって、大丈夫だって、言ったのにね」

宮藤「ごめんね、サーニャちゃん……」スチャ

宮藤「生きて、貴女だけは、幸せになってね……」カチ

宮藤「さようなら、サーニャちゃん……」



 3人の死亡者と、一人の犯罪者を出したこの事件の後、第501統合航空戦闘団は解散。
 残ったメンバーは自国の軍隊へと再編入される事となった。
 だがその中で一人、軍への帰環を望まなかった人物がいる。

 その人物は後にオラーシャへと渡り、音楽家として大成。死の間際まで、演奏を続けたという。 


             レクイエム
 愛する人へと捧ぐ、鎮魂歌を――


初めはサーニャを寝取られたエイラが俺に泣きついてきて、俺とエイラたんがイチャラブチュッチュするSSが書きたかったんじゃ……


エイラ「夜間飛行は疲れるナ…」

俺「おかえり、エイラたん」

エイラ「ゲッ!オマエまだ起きてたのかヨー」

俺「エイラたんにおかえりが言いたくて…」

エイラ「バカダナーオマエ。別に寝てても良かったんだゾー」

俺「でも……」

エイラ「アリガトナ」

俺「えっ」

エイラ「私は、嬉しいゾ」


みたいな


どうしてこうなった

あの世界で男の魔女はどんな感じで空飛んでるんだろ
さすがに女と同じようなズボンとストライカーじゃあるまい

男でも魔女って言うんじゃなかったっけ

続きは明日も仕事あるから勘弁してくれ
これも本当は12時には終わらせる予定だったんだ……

もし書いたらまたスレ立てるんで、そん時はよろしくです。


おやすみ。


全てのエイラたん好きに幸あれ!

ウィザードっつーとパト2で空自のF-15SE擬きが使ってたコールサインを思い出すよね
一般人なんかは特にそうだと思う

>>200

           ∨/////〃            \   \\
              ∨/// ,′         {      \   ヽヽ
              \//l     /  / ', ',    i;ヽヽ   ヘ ',
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>>208
いや一般人はGHOST IN THE SHELLの人形使いを思い出すだろ

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