提督「…」ｼﾞﾘｼﾞﾘ

不知火「提督、何か」

提督「…」ｼﾞﾘｼﾞﾘ

不知火「何故ゆっくり近づいてくるのですか」

不知火「…不知火に何か落ち度でも？」

提督「…」ｼﾞﾘｼﾞﾘ

不知火「なんのつもりかわかりませんが」

不知火「それ以上近づいたら、連装砲の錆にせざるを得ません」

提督「…」ｼﾞﾘｼﾞﾘ

不知火「…提督」

不知火「…撃ちますよ」

不知火「殺ってしまいました」

提督「」

不知火「…仕方無いですね、秘書官に迫る変態は死んでしかるべきですからね」

提督「…」ﾑｸｯ

不知火「」

提督「…」ｼﾞﾘｼﾞﾘ

不知火「…何なのですか、貴方は」ｼﾞﾘｼﾞﾘ

提督「…」ｼﾞﾘｼﾞﾘ

不知火「…やめてください、やめ、来ないで」ﾄﾝ

不知火(！背中に…壁)

提督「…」ｼﾞﾘｼﾞﾘ

提督「…」ﾄﾞﾝ

不知火(両手を不知火の背後の壁に…退路がもう、)

提督「…」ｼﾞﾘｼﾞﾘ

不知火「提督、冗談はいい加減に」

提督「…」ｽﾞｲ

不知火(あ、顔、近っ…)

提督「…」ｽﾞｲ

不知火(あ、もう息がかかって…うあ)

提督「…」ｽﾞｲ

不知火(…ん)

おとしどころを見失ったので止めます

不知火「

ﾁｭﾝﾁｭﾝ

不知火「…はっ」ﾊﾟﾁｯ

不知火「…夢」

不知火(…酷い夢)

不知火(有り得ません、あのセクハラ大帝を相手に)

不知火(…だいたいなんであっさり追い詰められてるんですか、私は。逃げようなんていくらでもあったはずです)

不知火(あまつさえ顔をちかづけられて、しかもそれを受け入れるなど…)

不知火「有り得ません。有り得ません」ﾊｧ

不知火「おなかすいた…」ﾑｸ