JUM「水銀燈に冷たくしてみようと思う」(155)

金糸雀「え?」

JUM「だから」、今日一日水銀燈に冷たくしてみようと思う」

金糸雀「どうしてかしら?」

JUM「いや、興味があるだけだよ。水銀燈にそういう事したらどうなるんだろと思って」

金糸雀「それをどうしてカナに話すの?」

JUM「決まってるだろ。協力してくれよ」

翠星石「ふぅーん・・・JUM」

JUM「何だ?」

金糸雀「カナは反対すると思う?」

JUM「どうだろうな。だから聞いてるんだよ」

金糸雀「どちらかと言いえば反対かしら」

JUM「・・・やっぱり?」

金糸雀「そりゃそうかしら。いくら水銀燈でも薔薇乙女。弄ぶような真似はよしたほうがいいかしら」

JUM「・・・」

金糸雀「と、思ったけど」

JUM「へ?」

金糸雀「水銀燈が普段調子に乗ってるのは否めないわね」

JUM「だろ?」

金糸雀「週イチペースでアリスゲームアリスゲームアリスゲーム・・・何処の週刊誌よ」

JUM「週刊薔薇乙女・・・」

金糸雀「JUMもウンザリしてない?」

JUM「ぶっちゃけな」

金糸雀「お灸をすえる・・・という目的なら、そんな悪戯もありかも知れないかしら」

JUM「流石金糸雀。話が分かるな」

>>1の翠星石は金糸雀ね。なんで翠星石?

JUM「・・・で、どうする?」

金糸雀「水銀燈は典型的な構ってちゃんかしら」

JUM(おまえが言うなよ)

金糸雀「何?」

JUM「いや」

金糸雀「・・・ズバリ、ガン無視!」

JUM「ガン無視か。シンプルだけどダメージは絶大だな」

金糸雀「え?」

JUM「だから」、今日一日水銀燈に冷たくしてみようと思う」

金糸雀「どうしてかしら?」

JUM「いや、興味があるだけだよ。水銀燈にそういう事したらどうなるんだろと思って」

金糸雀「それをどうしてカナに話すの?」

JUM「決まってるだろ。協力してくれよ」

翠星石「ふぅーん・・・JUM」

JUM「……」

金糸雀「カナは反対すると思う?」

JUM「どうだろうな。だから聞いてるんだよ」

金糸雀「どちらかと言いえば反対かしら」

JUM「・・・やっぱり?」

金糸雀「そりゃそうかしら。いくら水銀燈でも薔薇乙女。弄ぶような真似はよしたほうがいいかしら」

JUM「・・・」

金糸雀「と、思ったけど」

JUM「へ?」

翠星石「JUM、聞いてるですか?」

JUM「・・・」

金糸雀「こっちはただ知らんぷりしておけば良いだけ。実に効率的かしら」

JUM「まぁ変に気を使う必要はないわけだしな」

金糸雀「決まりね!そうと決まれば水銀燈を」

JUM「アイツ、いつ来るか分かんないんだよな。それだけが問題」

金糸雀「恐らく今日来るわよ」

JUM「へ?何で?」

金糸雀「1週間前にここに水銀燈が来たのをカナはしっかり覚えてるかしら~」

JUM「やるじゃん」

ーーーー・・・

真紅「ガン無視ねぇ」

翠星石「陰湿乙女ですね。おめーは」

蒼星石「これだから鳥頭は」

雛苺「バカ乙女なのね~。暇人で更にバカだなんて」

金糸雀「死にたい」

JUM「あれ?急に皆さんどうしたのですか?」

真紅「水銀燈にイタズラするという意見は非常に興味があるわ。でも・・・」

翠星石「それが金糸雀の意見だというのが癪に障るです」

蒼星石「全くだよ」

金糸雀「・・・」シクシク

雛苺「金糸雀、泣いちゃだめなのよ」

金糸雀「ひ、ヒナぁ・・・」グスッ

雛苺「どーせ金にならないし、非生産的なのよ。無駄無駄」

金糸雀「Oh・・・」

JUM「ま、まってくれ!そもそもの発案は僕なんだ!金糸雀を責めないでやってくれ・・・」

真紅「あら、そういう事だったのね」

翠星石「ならしゃーねーですね」

蒼星石「JUM君の発案なら問題ないね」

雛苺「さっすがJUM!冴えてるのね~」



金糸雀「・・・」ポツン

金糸雀「もういい!死ぬ!死んでやる!!」グイ

翠星石「ちょーちょちょちょ!冗談ですよ!!」

蒼星石「あ、あ、あ、あ・・・包丁を下ろしなよ。ね?」

雛苺「ヒナは割かし本気だったけどね」

金糸雀「うわあああああああああああ!!!!」ググ

真紅「余計なこと言わないの」

雛苺「うよーい」

JUM「お前ら・・・」

ーーーー・・・

金糸雀「笑えない冗談だったかしら」

翠星石「この天使翠星石が金糸雀の事嫌いになるわけ無いでしょう?」

蒼星石「てんすは嘘言わないよ」

金糸雀「そう言ってもらえると嬉しいかしら」

真紅「・・・で、水銀燈をガン無視すればいいのね」

JUM「そういう事。普段やられてる分を陰湿にお返ししてやるんだ」

雛苺「楽しそうなのね・・・ククク」

金糸雀(やだこの子、こわい)

蒼星石「しかしJUM君、僕は一つ問題点を見つけたよ」

JUM「申してみよ」

蒼星石「水銀燈、ヤケになって攻撃してきそうだよね」

真紅「確かに」

雛苺「たしかしたかし」

翠星石「いやぁ、大丈夫でしょう」

金糸雀「・・・どうして?」

翠星石「イザとなったら集団でボコボコにできるですよ」

JUM「なんつー発想だよ」

真紅「よし、ゴーサインを出すわ」

金糸雀「水銀燈ガン無視作戦かしらー!」

蒼星石「いい暇つぶしになりそうだね」

JUM「暇つぶしで片付けようとする蒼星石さんすごいな」

雛苺「だって水銀燈だし・・・」

JUM「へ?」

雛苺「ほえ?」

翠星石「腕が鳴るですねぇ・・・!!」

飯かしら

いや食ってきたよwwwwwww

ーーーー・・・

水銀燈「ふぅ・・・」コキ

めぐ「あら、気合が入ってるわね」

水銀燈「そりゃそうよ。今からアリスゲームを仕掛けてくるわ」

めぐ「あぁ、例の毎週やってるアレね」

水銀燈「今のとこ0勝1敗79分。そろそろ勝って1勝1敗に持ち込みたいわね」

めぐ「水銀燈ならやれるわよ。私が保証する」

水銀燈「そうよね!私は出来る子!」

めぐ「帰ってきたらプリンあるわよ」

水銀燈「ちゃちゃっと終わらせて勝利のプリンに酔いしれるわぁ!」バサッ

めぐ「行ってらっしゃーい」

ーーーー・・・

ガシャーーーン!!!

水銀燈「プリンプリン!プリンプリンプリン!!」

JUM「・・・?」

真紅(ちょ、何かワケ分かんないこと言ってるわよ)

翠星石(さ、さぁ・・・翠星石にもサッパリです)

蒼星石(来たかと思ったらこれだよ)

雛苺「・・・」プイ

水銀燈「待たせたわねぇ!今週も始めるわよぉ!」

金糸雀「帰れ」ボソ

水銀燈「へ?」

水銀燈「・・・金糸雀、何かしら?帰れとか聞こえたんだけど??」

金糸雀「・・・」プイ

水銀燈「ちょっと!聞いてるの!?」

金糸雀「JUM、TV付けていい?」

JUM「あぁ」

金糸雀「ありがとうかしら~」スタスタ

水銀燈「・・・」

水銀燈「金糸雀?」

金糸雀「わぁ、通販しか無い・・・」

雛苺「通販も面白いのよ~」

水銀燈「ちょっと金糸雀!聞いてるの!?」

金糸雀「・・・」プイ

水銀燈「・・・」ムカ

翠星石「うるさいですねぇ・・・」ボソ

水銀燈「!!!」

翠星石「あ、マンガ取りに行くです~」スタスタ

水銀燈「翠星石!アンタまで・・・!」

蒼星石「僕も僕も」スタスタ



水銀燈「・・・あれ?」

水銀燈「翠星石。翠星石?」

翠星石「・・・」シランプリ

水銀燈「おーい」

翠星石「・・・」

蒼星石「翠星石、何読むの?」

翠星石「そうですねぇ、天才柳沢教授の生活でも読むですかね」

水銀燈「蒼星石には反応するのに私は無視?無視なの???」

翠星石(その通りでございますです)

水銀燈「何これ・・・真紅!しんくううううううううううううう!!!」

真紅「わかる?要するにここでくんくんは引掛けに合うのよ」

JUM「知らないよ・・・」

真紅「はぁ、物分りの悪い下僕だこと」

水銀燈「真紅!ちょっと聞きたいことがあるわ!!!」

真紅「いいから聞きなさい。泥棒キャットが二重にトリックを・・・」

水銀燈「真紅!真紅!!!」

JUM(うるさいなぁ・・・)

金糸雀「なーーーんかテレビが聞こえにくいわね!」

雛苺「そうなのね!何故かは分からないけどね!!」

水銀燈「え、えぇ・・・??」

水銀燈(な、何かがおかしいわぁ・・・!)

水銀燈「真紅!金糸雀!雛苺!メガネ!」

雛苺(メガネ・・・?)

金糸雀(メガネ?)

真紅(メガネ・・・)

JUM(何で僕だけ装飾品なんだよ!!!)

水銀燈「・・・」ピーン

水銀燈「もしかして私、ステルス機能が・・・??」

JUM(んなわけねーだろ)

水銀燈「そんなわけ無いわよねぇ・・・こんな美しい薔薇乙女が姿を隠すだなんて、世間に利益が全く無いわ」

雛苺(こ、こいつ・・・思った上に傲慢なの)

水銀燈「真紅ー」ペチペチ

真紅「・・・」

水銀燈「おっかしいわねぇ・・・無反応だわ」

真紅(我慢我慢・・・)ピクピク

水銀燈「し・ん・く~」グイグイ

真紅(あだだ!髪を引っ張らないで頂戴!)

水銀燈「困ったわね・・・コレじゃアリスゲームどころじゃないわぁ」

水銀燈「雛苺」

雛苺(ムシムシ)

水銀燈「ヒナちゃん?」

雛苺(うわぁ・・・キモイの)

水銀燈「雛苺まで?やっぱりステルス・・・ん?」

雛苺(?)

水銀燈「あら、苺大福」

雛苺(らめええええええええええええええええええ!!!!)

雛苺(いや、待つのよ。水銀燈も薔薇乙女。そう簡単に拾い食いする訳が)

水銀燈「うめっ」ムシャムシャ

雛苺(うおおおおおい!!!)

JUM(食ってる・・・)ガビーン

真紅(躊躇しなかったわね)

水銀燈「いいわね苺大福。今度買おうっと」

ガチャ

翠星石「やっぱり日本は負けたですね。翠星石の読みとおりです」

蒼星石「よく言うよ・・・」

水銀燈「あ、翠星石!蒼星石!」

翠星石「やっぱり優勝はドイツですよ!ドイツ!ジャーマニー!」

蒼星石「こないだはイタリアって言ってたじゃん」

翠星石「翠星石は日々意見が変わるのですよ」

蒼星石「タチ悪いね」

水銀燈「てい!」ペチ

翠星石(あだっ!)

水銀燈「えい」ヒョイ

蒼星石(あぁ、僕の帽子!!!)

水銀燈「嫌らしい帽子ねぇ。お父様のセンスを唯一疑うわ」

蒼星石(・・・)ピクピク

翠星石(抑えるです!蒼星石!!!)

水銀燈「~」スタスタ

JUM(?)

スポ

真紅(JUMに被せた?何で・・・)

水銀燈「紳士」

金糸雀(ブフォ!!!)

雛苺(プ・・・クク・・・)ピクピク

JUM(・・・)

水銀燈「ここまで無反応だなんて・・・おっかしいわね。めぐに相談してみましょう

バサッ!!

水銀燈「また来るわぁ!聞こえてるかどうか分からないけど!」

バサバサバサ・・・

JUM「・・・紳士です」キリッ

翠星石「ブフォォ!!!!」

蒼星石「返してよ!」ムス

真紅「髪が乱れたわ・・・」

金糸雀「ビックリしたわ。本人全く堪えてない」

雛苺「アイツアホなのよ。アホ」

流石最凶の薔薇乙女
絶望的状況を一瞬にしてホームに変えた

ーーーー・・・

めぐ「成程」

水銀燈「どう思う?さすがにステルスは無いわねぇと思ったんだけど・・・」ペリペリ

めぐ「そんなに深く考えないで。もっと単純に考えるのよ」

水銀燈「?」

めぐ「無視されてるじゃない」

水銀燈「へ?」パク

めぐ「シカトよ」

水銀燈「な、な、な、な、何ですってええええええええええ!!!」もぐもぐ

めぐ「プリンもう一つ入ってるわよ?」

水銀燈「それは寝る前に食べるわぁ」

水銀燈「無視だなんて・・・イジメじゃない!いじめカッコ悪い!!」

めぐ「そうね・・・なんで急に無視なんか。心当たりは?」

水銀燈「無いわねぇ」もぐもぐ

めぐ(どーせ週刊薔薇乙女に嫌気が刺したんでしょうね。相手方は)

水銀燈「こんなか弱い薔薇乙女をイジメるだなんて酷いわぁ!」

めぐ(でも水銀燈は天然さんだからあまり効果無いでしょ)

水銀燈「おいしかった」ケプ

めぐ「う~ん・・・無視させない方法ねぇ」

水銀燈「何か有るかしら?」

めぐ「あるわよ。おーい」

にゅるん

雪華綺晶「お呼びでしょうか?」

水銀燈「あ、アンタは原作じゃ散々な目にあって身を隠してるはずの雪華綺晶!!」

雪華綺晶「それはそれ、これはこれですわ」

めぐ「こんな事もあろうかと雪華綺晶にあるお願いごとをしてたのよ」

雪華綺晶「ご都合主義万歳・・・」スッ

水銀燈「??これは・・・?」ペラ

雪華綺晶「で、報酬のあなたの心・・・」

めぐ「許すはずないでしょ」

雪華綺晶「騙された・・・!」シクシク

水銀燈「へー、ほー、ふーん・・・」

めぐ「久々にそんな言葉聞いたわね」

水銀燈「略してへほふ!なんかそげぶ!と似てるわね」

めぐ(そげぶ?)

水銀燈「把握したわぁ!これを一つ一つバラしていけばいいのねぇ!」

めぐ「そういう事。それでも無視出来るんなら見上げたものよ」

水銀燈「ありがとうめぐ!行ってくるわぁ!!」バサッ

めぐ「がんばってね、水銀燈」

雪華綺晶「チクショウ・・・あ、プリン発見」



上条「なんか隣の病室からそげぶと聞こえたような・・・」

禁書「はぁ?」

ーーーー・・・

JUM「さて、また来ると言っていたが」

真紅「まだよ!もっと無視し続ければさすがに堪えるはずよ!」

雛苺「あのクソ乙女、ヒナのうにゅーを平らげやがって・・・!」

蒼星石「僕の帽子を嫌らしい帽子だなんて・・・」

翠星石「でもあの紳士は良かったですね」

金糸雀「不意打ちは卑怯かしら~」

バサバサ・・・

JUM「・・・ん?」

真紅「ゲェッ!?また来たのだわ!!」

バサッ!

水銀燈「ふふふ・・・」ニヤニヤ

雛苺(何あのドヤ顔、喧嘩売ってるの?)

金糸雀(抑えて、雛苺)

水銀燈「アンタたち!よくも私を無視してくれたわねぇ・・・まったく気がつかなかったわぁ」

JUM(いや気づけよ)

水銀燈「結構結構。無視すればいいわ」

真紅(へ?)

翠星石(無視するなと言うかと思ったら・・・)

蒼星石(意外だね)

水銀燈「え~、第一回!隠し事大暴露大会~!」

一同(・・・)

水銀燈「まずは・・・雛苺」

雛苺「?」

水銀燈「1週間前・・・何か覚えはない?」

雛苺(1週間前?・・・!!)

水銀燈「まぁこれは真紅への隠し事かしら」

真紅(私?)

水銀燈「真紅の愛読書に「くんくん探偵解体新書」なる解説本があるのよ」

JUM(あぁ、あの3000円くらいしたヤツな。高すぎだろ)

水銀燈「ヒナちゃん、思いっ切りジュース引っ掛けたわよねぇ?」

雛苺(・・・!)ダラダラ

真紅(・・・)ピク

水銀燈「で、拭こうと思ったら・・・力入れすぎてビリビリになっちゃったわよねぇ???」

雛苺(・・・!!!)ビクビク



真紅「あー、何だか無性にくんくん探偵解体新書が読みたいわ」スタスタ

雛苺(ヒィィィィィ!!!!!)

水銀燈「まさかとは思うけど・・・放ったらかしじゃないわよねぇ??」

雛苺(あ・・・あわわわわわ・・・!)

JUM(そんな事してたのか・・・)

翠星石(あーあ・・・)

蒼星石(血の海だね。血なんか流れてないけど)

ガチャ

真紅「・・・」スタスタ

雛苺「・・・」ダラダラ

真紅「さ、読もうかしらねぇ」

バン!

雛苺「!!!!!」

真紅「あら?何だか全体的にふやけてるわね。破れてるページもチラホラ」

JUM「うわ・・・こりゃ酷い」

蒼星石「ちょっと読めたもんじゃないね・・・」

雛苺「あ、あ・・・の・・・」

真紅「犯人ちょっと便所こい」スタスタ

雛苺「は、はいなの・・・」ヒョコヒョコ

金糸雀(おおう・・・ご愁傷さま)

水銀燈「あーあ、どうなっちゃうのかしらねぇ??」

シーーーン・・・

JUM「・・・」

翠星石(静かですね)

蒼星石(嵐の前の何とやらだね)



ぎゃあああああああああああ!!!!ごごごごめんなさいなのおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!

一同「!!!」

ヒイイイイイイイイ!・・・

水銀燈「す、すげぇ・・・」ゴクリ

ガチャ

真紅「ふぅ」

JUM「や、やぁお帰り・・・雛苺は」

真紅「トイレで横になってるわ。少し寝るそうよ」

翠星石「そ、そうですか・・・」

水銀燈「はぁ~い、まだまだ行くわよぉ!続いては・・・翠星石ね」

翠星石(げ・・・)

水銀燈「コレはメガネに対しての隠し事のようね」

JUM(僕?)

翠星石(う~ん・・・何かしたですかね?)

水銀燈「翠星石・・・あなた、夜な夜な起きてはメガネの布団に潜り込んでるでしょう?」

翠星石(・・・)

JUM「・・・は?」

水銀燈「今日もお布団にもぐりこんでやるですぅ!とかブツブツ言いながらね?毎日20分ずーっとくっついてるわよねぇ?」

翠星石「ゲホン!ウオッホン!ゲフンゲフン!」

JUM「・・・翠星石」

翠星石「あーあーあー!わーわーわーわー!!!」

JUM「翠星s」

翠星石「シェイシェイハ!!シェイハッ!!シェシェイ!!ハァーッシェイ!!」

水銀燈「クスクス・・・」ニヤニヤ

金糸雀(そんな事やってたなんて・・・)

蒼星石(翠星石は素直じゃないからね)

JUM「・・・翠s」

翠星石「ヒャアー!!!ヒャアアアアーーー!!!!キャアー」

JUM「落ち着け」

水銀燈「動画もあるけど・・・観たい?」

翠星石「あ・・・あががが・・・!!!」

水銀燈「う・そ」

翠星石「はふん・・・」ガク

真紅(耐えきれずに失神したわね)

水銀燈「うふふ・・・さーて、次は誰にしようかしら?」

蒼星石(僕は嫌だ・・・僕は嫌だ・・・)

水銀燈「決めた!蒼星石の秘密よぉ!」

蒼星石(うわああああああああああああああ!!!!)

水銀燈「コレは・・・翠星石に対しての隠し事・・・ん?」

水銀燈「いや、他にも・・・真紅、金糸雀、雛苺・・・あれ?全員?私も含めて?」

蒼星石(へ?)

金糸雀(全員??)

水銀燈「えーっと・・・蒼星石は、時々、他の薔薇乙女の薇を使って擬似セックスを行ないます。とのこと」

水銀燈「・・・なによコレ」

蒼星石「・・・」

真紅「・・・」

金糸雀「・・・」

蒼星石「まぁ擬似的というか、薇を持ち主に見立ててオナニーしてるって事だよ。凄く気持ちがイイんだ」

JUM「・・・」

蒼星石「いいじゃないか。減るもんじゃないし、僕は気持ちい。
大っぴらにしてるわけじゃないじゃん。コソコソやってるさ。そりゃあ黙ってるのは悪いと思ってるさ。でも性欲には負けちゃうよね。
薔薇乙女だけど賢者ではないんだ。乙女だってオナニーくらいするよ。性癖は様々だけど・・・僕はたまたまこういう性癖だった。違うかい?
どーせ真紅とかもくんくん人形とかで毎晩シコシコやってるはずだよ。あぁ、おちんぽはないか。こそこそクチュクチュやってるよ。
あぁそう考えるとだんだん興奮してくるね。昼間からコレはいけないや。我慢我慢っと。ふぅ。ん?何?」

真紅「蒼星石、ちょっと便所来い」スタスタ

蒼星石「はい」スタスタ

ドゴォン!!!

JUM(何つー音出してるんだよ・・・)

ガチャ

真紅「ほら、いい加減起きなさい」ズルズル

雛苺「う、う~ん・・・」

JUM「お、おかえり・・・蒼星石は?」

真紅「便器とディープキスしてるわ」

金糸雀(こえぇ・・・)ガタガタ

水銀燈「あんな変態だとは思わなかったわぁ・・・恥さらしね」

水銀燈「さて、お次は・・・真紅ね」

真紅(とうとう来たわね・・・でも心当たりは特に無いのだわ)

水銀燈「これは・・・またメガネに対しての隠し事」

JUM(また僕かよ!!!)

真紅「・・・?」

水銀燈「えーっと・・・携帯電話。メガネの携帯電話」

JUM(ケータイ?)

水銀燈「まぁ無視するもしないも勝手だけどぉ・・・着信履歴を見てみなさい。三日前の12時頃」

JUM「・・・」カチャ


梅岡


JUM(うわあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!1)

JUM(いや、落ち着け。僕は通話してない。うん。大丈夫だ)

水銀燈「大丈夫とか思ってるでしょう?何かよく分かんないけど、不在着信とかで履歴が残るのよね?」

JUM(・・・そういやそうだ。普通なら分かるように・・・)

JUM「!!!!!!」

水銀燈「その通り。誰かが電話を取ってるのよ!誰が?」

真紅(・・・)

真紅「あぁ、思い出した」ポン

JUM「真紅ェ・・・!」

ーーーー・・・

真紅「え?何?先生?はぁ・・・」

真紅「居るけど・・・どうせ出たがらないわ。ええ、ええ・・・」

真紅「え?こちらに?はぁ・・・良いとは思うけれど」

真紅「ええ、ええ。そしたら・・・五日後ね。伝えておくわ」

真紅「心配しないで、予定は空けさせておくわ。どうせ予定なんかないでしょうけど」

ーーーー・・・

真紅「明後日、いらっしゃるわ。先生」

JUM「ぐ・・・オエッ・・・!!!」ダダダダ

金糸雀(ど、何処に行くのかしら??)

ゲロゲロ~~~~!!!

うわああああああ!くっさああああああ!!!!!

雛苺「・・・なんか悲鳴が」

翠星石「む・・・?」ムクリ

真紅(・・・悪いことしたわね。ゴメンなさいJUM)

水銀燈「・・・何でゲロ??」

JUM「チクショウ・・・チクショウ・・・」シクシク

真紅「・・・お、おかえりなさい。蒼星石は?」

JUM「泣きながらトイレの水洗でゲロを落としてるよ」

雛苺「いやそこは素直に風呂場に行け、なのよ」

水銀燈「さぁーて、いよいよ大詰め!誰の隠し事かしら?」

金糸雀(と、とうとう来た・・・大トリ、カナに出番かしら)

水銀燈「メガネの隠し事!」

金糸雀(いやああああああああああ!!!!!・・・あれ?)

水銀燈「あぁ、金糸雀の隠し事は特に面白く無いからカットしたわ」

金糸雀「・・・」

雛苺(プッ)

金糸雀「あうあうあーwwwwwwwwwwwwwwww」

蒼星石「くっさ・・・まぁ大体取れたからいいか」

翠星石「あ、おかえりです」

水銀燈「えぇ~っと・・・メガネには姉メガネが居るのよね?」

JUM(まぁ確かに姉メガネだわな)

水銀燈「夜這い、したことあるんですって?」

JUM(・・・!!!!!)ビクッ

真紅「よ」

翠星石「ば」

雛苺「い」

金糸雀「?」

蒼星石「ほほう」

水銀燈「まぁ思春期ですものねぇ。夜這いの一つや二つくらいなんにも恥ずかしいこと無いわよ」

JUM(う、うおお・・・!誰がリークしやがった!!!)

真紅「・・・誰情報よ」

雛苺「近親相姦ってこと?さすがのヒナもそれは引くのよ」

JUM「ば、ばか!夜這いというか・・・そんなんじゃ・・・」

蒼星石「ははぁ、大丈夫だよ。ムラムラするよね?僕もそうだよ。夜這いという単語自体にイヤラシい匂いがプンプンするよね?」

JUM「何と言うか・・・やっぱり思春期はワケ分かんないことするんだよ。若気の至り?」

翠星石「そういうのは年取ってから言うもんです」

水銀燈「ま、結論を言うと未遂に終わったの」

蒼星石「何だ」ガックリ

水銀燈「おっぱいもんだら少し反応して怖くなったのよねぇ?」

真紅「揉んだのね」

金糸雀「揉んだんだ・・・」

翠星石「揉んだんですか・・・」

JUM「はい。正直たまりませんでした」

蒼星石「でもそれバレてるよね。本人に」

JUM「え!?そうなの!?!?」

水銀燈「そりゃそうよ。リークしたのはその姉メガネなんだから」

JUM(のりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!)

JUM「明日からどうやって顔合わせればいいんだよ・・・」

蒼星石「でもおっぱいかぁ。柔らかいよね。のりさんいい形してるもんね
ドールにはあんなふくよかおっぱいはないからね・・・あぁいいなぁ。むしゃぶりつきたいよぉ。
赤ん坊のようにチュパチュパしゃぶって母乳出るまで粘りたい。そしてその母乳をのりさんに口移しで分けてあげたい。
どんな顔するんだろうなぁ。のりさん可愛らしいもんね。きっと「やぁ・・・」とか赤面しながら、でもなんだかんだで飲んでくれそうだよね。
そんな反応見ちゃうと濡れちゃうよね。てか想像するだけで少し濡れてきちゃった。我慢しなきゃ。ふぅ。ん?何?」

真紅「うるさい」

蒼星石「はい」

翠星石「はいじゃないです!」

水銀燈「・・・ぷ・・・くくく・・・か、勝った!!!!!」

雛苺「へ?」

水銀燈「どう?私のこと最終的に無視できてないわよねぇ?」

真紅「あ!」

水銀燈「この私にそんな悪戯通用しないわよぉ!ざまあみなさい!!!!!」

翠星石「ぐ・・・ぐぬぬ・・・!!」

蒼星石「そ、そういえばそうだった・・・最後に耐えきれずに反応してしまった・・・!」

雛苺「不覚・・・」

水銀燈「ねぇ、今どんな気持ち?今どんな気持ち?」トントン

金糸雀(う、うぜぇ・・・!!!)イラッ

水銀燈「はぁー・・・スッキリした。何か言うことはある?」

翠星石「・・・悔しいですけど、負けを認めざるを得ないようですね」

真紅「ええ。今回はあなたの勝ちよ。水銀燈」

JUM「やるじゃないか。水銀燈」

水銀燈「当たり前じゃない!今頃気づいたのぉ?クスクスクス・・・」

雛苺「そうだ!胴上げするのよ!!」

金糸雀「いいアイデアかしら!水銀燈の勝利を祝して胴上げかしら!!」

水銀燈「あ、あなた達・・・」じ~ん

前にやってた人?たしか真紅と翠と蒼で。他もあるかもしれんが

罠だああああああああああああああああああああああああああああ

蒼星石「さぁ、みんないくよ!」

一同「わっしょい!わっしょい!」

水銀燈「きゃあ!ありがとう!ありがとう!!」

一同「わっしょい!わっしょい!」ダダダダ

バン!

水銀燈「ひゃあーーー!!!・・・ん?トイレ?」

金糸雀「はい、せーの!」

一同「わっしょいしょい!!」

ドゴォ!!!!

水銀燈「ぐはぁ!!!!」ビチャ

一同「死ね!!!!!!!!!!!!!!!!」

水銀燈「何で・・・??ゲロくさああああああ!!!!!!!」

おしまい

水銀燈っていじめにくいよね。結局銀ちゃん無双になっちゃうよね。
ローゼンはキャラが良く動くから書いてて楽しいです。
次は金糸雀か雛苺か・・・もしくはきらきーかばらしーか。
読んでくださった方乙っした!

>>138
そうです。
蒼の時は携帯からだったから偽物じゃね?とか言われたけど規制中だったから携帯で立ててました。
やっぱPCが一番だよね

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