安価でファンタジー小説 (147)
誰か俺にきっかけをくれ……
>>3 舞台。1現代
2異世界的なところ(ただし、転生・転移ものではない)
>>4能力の総称(それを使って戦う)
>>5敵全体の呼び方(例えば、エヴァでいう使徒みたいなもん)
>>6主人公(女固定)の名前
とりあえず、このあたりから……。場所が違うなぁって感じたのは、合ってると思う場所に移動させる。
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1
災素(いわ)
妖(あやし)
アイリス・キャロル
通称アリス
1
能力【チカラ】
アイツラ
水田 真理(ミズタ マリ)
こんな感じ?
>>7まぁそんな感じ。
ちょっと待っていわくの意味調べてくる。
次安価は……ボス2体とラスボス1体の名前。雰囲気にあったのを頼む。
安価は↓2~4
調べても、いわくの意味がわからん……
ちょっと、一番目に親族はキツイから2番目かなぁ……。
次安価 主人公の仲間2人
↓2,3
ついでに13はなんて読むの?
ちょっと整理してくる。
安価内容はなにかいいのあったら言ってって。
妖(あやし)。町にはそう呼ばれる異形がいた。
彼らは、いたずら好きで、いたずらせずにはいられない!
近所のみんなは大迷惑!
そんなご近所事情を解決するため、主人公・アリスは二人の仲間と異能の力・災素(いわく)とともに立ち上がった!
うーむ。調子悪い。
性格とかは、安価に任せると破綻するんよ……
いわくはいいね。
じゃあ、アリス、睦月、雄介の順で安価↓2~4
あの、万能系はちょっと……。
事前に言ってなかったこっちのミスです。申し訳ない。
あと、いわくつきって言うくらいだから代償はありで。
再安価↓2~4
自分の髪の毛の伸びる速さが遅くなると髪の毛を代償に髪の毛を自身の分身にして動かせる
五本の刀を手を触れずに操作する
呼吸を止めている間でないと操作に乱れが生じる
使う度に見える色が一つ無くなることを代償に目があった相手の意識を奪える
>>32
要は髪の毛とハゲやすさを代償にした分身能力?
>>33
息を吸う→能力の制約上操作性低下
息を吸わない→酸欠で操作性低下
\(^o^)/
>>35
色って国や時代によって認識が違うんだけど、そこらへんはどんな感じで?
つーか、あれだ、主人公たちの呼び名がないと締まらんな。
いわくについては全部了解した。
>>38そういう細かいことは必要ないと思ふ。普通に何色が見えなくなったとかでしょ?
安価↓2
アリス→睦月 ムッキー
睦月→アリス アリスさん
雄輔→睦月 睦月
雄輔→アリス アリス
睦月→雄輔 ゆーくゆ
アリス→雄輔 雄輔
ちょっとメシ行ってくる。安価だったら↓の人で。
>>43すまぬ説明不足だった。組織名的なのを頼む。
安価↓
んじゃあ、書いてく。安価はその都度その都度で。
夕暮れ時。
金髪(ブロンド)ロングのあどけない美少女、アイリス・キャロル(通称アリス)とその仲間の前には〝敵”がいた。
その”敵”は妖(あやし)と呼ばれ、今回は黒い子狐の姿で、ブロック塀を背にしてアリスたちを威嚇している。
「あー、今度の被害はブロック崩しってところね」
アリスは、その幼さを残した顔に見合わぬ、まがまがしい釘バットを肩においている。
「アリスさん、怖いですよ……」
アリスの仲間の一人が、おどおどとアリスに苦言を呈する。
彼女の名は、近衛睦月。緑髪のショートヘア。
背丈はアリスより高いものの、その小心者な態度から、年下に見える。
彼女は普通ならば法に接触する刀を武器としている。
「ま、コングリオと妖のバトル、開幕ってとこだな」
余裕然として答えたのは、仲間内唯一の男性・秋山雄介。
武器は杖。そして、チームの名付け親でもある。
しかし……。
『ダサッ』
女性陣からは不評なようだ。
「だいたいなんなの? そのコングリオって? ゴリラ?」
「いや、コングリオってのは深海生物の一種でなぁ……」
「もう、そんなこといいからはじめましょーよー!」
「きしゃぁぁぁぁ!!」
のっけからぐだぐだなコングリオの会話は、妖の叫び声で断ち切られた。
睦月以外は、仕方ない、やるか、といった様子で、睦月はさぁやるぞ、といった様子で、改めて妖の方に向き直る。
ようやく戦いは開幕するのだ。
「そう生き急がなくても、死刑にしてあげるわよ」
「だから、怖いですって……」
残忍な笑顔を浮かべて釘バットを素振りするアリスを諌める、睦月。
しかし、そんな彼女の言葉にも聞く耳持たず、破壊力満点の釘バットは妖へ向かった。
どぐしゃぁ!
そんな生々しい音を響かせ、一体の妖はブロック塀に叩きつけられた。
「ぎぃぃぃぃ!!」
その妖は苦しそうに悶えている。
しかし、悪魔は追撃の手を緩めなかった。
「オラッ! もっといい声で啼けよ!」
ゲシッ、ゲシッ、と何度も過剰に妖の腹を踏みつけるアリス。
彼女の顔は快楽で溺れていた。
彼女はこういうことが好きなのだ。
「ひゃー、うちのリーダーおっかねぇ」
「いや、あれはそういうのを通りこしているような……」
睦月も雄介も、それぞれの武器で妖に攻撃を加えていく。
その途中で、アリスの様子を横目で見て、軽く震える。
アリスとは違って、過剰攻撃はしないが……。
「あー! うちの子たちになんてことしてくれてんの!!」
「あぁん!?」
後ろからかかる呼び声に、ドスの利いた声を発しながらアリスは振り返った。
そこにいたのは、狐の耳と尻尾があり、巫女服をした、アリス幼い少女だった。
しかし、彼女の正体は……。
「あ、殺生狐さん、こんにちは」
「あ、これはどうも、睦月ちゃん……じゃなくて!」
丁寧に挨拶を交わされ、幼女、殺生狐はノリツッコミをするまでに追い詰められた。
睦月は根は真面目なのだが、天然のきらいがある。
「おい、女狐。あたしはなんでもかんでも擬人化して美少女化しようって風潮認めねぇぞ?」
「な、なんの話よ?」
またもドスの利いた声で発したアリスの言葉は、わけのわからないものだったが、殺生狐を怯ませるには十分だった。
あ、間違えた。アリス”より”幼いが抜けた。
しかし、押し流されてしまいそうな雰囲気に逆らい、殺生狐は叫ぶ。
「う、うちの子狐たちになにしてんのよ!」
そう、彼女はさきほどアリスたちが戦ってきた妖たちのリーダー格なのだ。
「いやいや姐さん、なにかしたのはあっちの方ですよ。ブロック塀のブロックくり抜くなんて、あんたの子分はなに考えてんですか?」
雄介の調子はふざけているのだかふざけていないのだかわからない。ただし、正論だ。
「う……うぐ……うっさーい! 私たち妖はいたずらするのが性分なの!! それくらいいいでしょ!!」
コングリオのペースに乗せられた殺生狐には、もはや逆上する以外の道はなかった。
実を言うと、この時コングリオは焦っていた。
それは、目の前の殺生狐がそれなりの力を有しているからだ。
ここで重要なのは、それなりということ。
倒せないではないのだ。
では、なぜ焦っていたのか?
「ふふふ。私が相手では、災素(いわく)を使わざるを得ないでしょ?」
さっきまでの動揺を棚上げにして、不敵に微笑む殺生狐。
しかし、問いかけの答えは彼女の言葉の中にあった。
災素。
森羅万象の生物、その一部が宿す異能の力。
それは持ち主に大きな恩恵を与えるとともに、重い代償を課す。
「なぁ、アリス。お前の代償ってなんだっけ?」
「なんで聞くの?」
「うう……」
明らかにコングリオの指揮が下がっている。
それほどまでに代償が嫌なのだ。
殺生狐の能力。安価↓2
「ふふん。もう罠はまいてあるもんね~だ」
コングリオの焦りを知ってか知らずか、勝ち誇る殺生狐。
「確か……あんたの能力は……」
アリスの体が急にふらつく。
いや、アリスだけではない。
他の二人もふらついている。
これは、殺生狐の能力によるものだ。
「そう、私は毒の使い手。今回は麻痺毒だね~」
もう、コングリオには道は残されていなかった。
代償を担ってでも、殺生狐を倒さねば命はない。
「雄介、あんた男でしょ!? こういう時はあんたがやりなさいよ! か弱い乙女にやらせるつもり?」
「はっ、都合のいい時だけ乙女になってんじゃねぇよ!」
「……」
「逃がさないわよ、睦月」
睦月はドタバタしたその場を黙ってやり過ごそうとしたが、そうは悪魔が許さなかった。
悪魔は敵に向ける残虐な微笑みを、睦月に向ける。
気の弱い睦月に断り切れる術などなかったのだ。
「む、睦月ちゃんは無理しなくていいんだよ?」
わりかし悪態をついてこないからか、殺生狐は睦月には優しい。
しかし、今の睦月には、その優しさを跳ね除けられるだけの恐怖が、すぐ近くに存在していたのだ。
「やります……」
もはや、睦月の瞳からは涙が出ている。
そして、彼女は自殺行為とも思える行動を敢行した。
今日はもう、なんか眠いっす。
明日の朝~昼ごろに再開しますん。
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