はやて「なぁ、ヴィータ」

ヴィータ「何だ？　はやて！」バッ

はやて「ううん、何でもない。……ふふっ♪」

ヴィータ「そっか。へへへ♪」

はやて「なぁ、ヴィーター」

ヴィータ「どうしたんだ？　はやてぇ！」バッ

はやて「ふふ♪、何でもないよ。呼んでみただけや」

ヴィータ「エヘヘ♪、そっか」

はやて「なあ、ヴィータ」

ヴィータ「どうしたの？　はやて！」バッ

はやて「ふふ♪　何でもない♪」

ヴィータ「はやて……へへ♪」

はやて「ふふふ♪」

ヴィータ「エヘヘ♪」

レヴィ「ねえ、王様！」

王様「どうしたレヴィ？」クルッ

レヴィ「何でもない！」

王様「む、そうか……」

レヴィ「ねえねえ、王様！！」

王様「おおう、どうしたレヴィ？」クルッ

レヴィ「何でもない！」

王様「む……そうか」

レヴィ「ねえねえねえねえ、王様王様！！！」

王様「しつこいわっ！！　また何でもないのであr」

レヴィ「いつもありがとね！」

王様「！？」ドキッ

レヴィ「さっきからそれが言いたかったんだけど言い出せなくて……」

王様「むぅ……そんな事を言いたかったのか……貴様は……」

王様「気にするでないレヴィ。臣下の面倒を見るは王の役目。当然であろう」

レヴィ「うん……ありがとね！　王様！」

王様「それにいつも助けられておるのは我の方だ……」ボソッ

レヴィ「え、何て？　王様？」

王様「うるさいわ！　うぬらは気にせずに黙って王の後ろを着いて来れば良い！」カァァ

レヴィ「うん！　分かったよ、王様！」

王様「それでは、まずはあの小鴉めを懲らしめてやろうではないか。行くぞレヴィ！」

レヴィ「分かった！　よーし、頑張るぞ～！」

アリシア「ね～ふぇいと～」

フェイト「……」コソコソ

アリシア「ね～ふぇいと～？」

フェイト「……」コソコソ

アリシア「ふぇいと～」グスッ

フェイト「……」コソコソ

アリシア「ふぇ、ふぇいと……」グスンッ

フェイト「……」コソコソ

アリシア「……」グスグスッ

フェイト「よし、出来た……」ジャーン

アリシア「ふぇ？」グスッ

フェイト「お姉ちゃんへのプレゼント……作ったんだ」アゲル

アリシア「まふらー？」

フェイト「いつものお礼……何だけど……どうかな？」

アリシア「……」

フェイト「嬉しくなかったらいいよ……？　私が使うk」

アリシア「ありがとう、フェイト！　凄く嬉しい！」ニコッ

フェイト「そ、そっか……！　良かった……」ホッ

アリシア「ありがとね～フェイト～♪」

フェイト「あ、そういえばお姉ちゃん、私の事呼んでなかった？」

アリシア「あ、そうだった。えっとね～」ガサゴソ

アリシア「はいこれ！」アゲル

フェイト「これ……手袋？」

アリシア「うん！　フェイトへのプレゼント！」

フェイト「……ありがとう……お姉ちゃん」

アリシア「エッヘン！」フンス

フェイト「ふふ♪」

アリシア「ふふふ～♪」

ヴィータ「ねぇ、はやて」

はやて「……」

ヴィータ「ねぇ、はやて？」

はやて「……」

ヴィータ「はや……て？」

はやて「……」

ヴィータ「……」グスッ

はやて「……ぷっ」

ヴィータ「！？」

はやて「アハハハハハハ、ヴィータ～泣かんでもええや～ん」

ヴィータ「は、はやてぇ……」

はやて「ヴィータの反応が面白いからつい意地悪したくなったんよ～」

ヴィータ「はやてぇ～！」ギュッ

はやて「はい、よしよし、意地悪してごめんな～」ナデナデ

ヴィータ「うぅ……エヘヘ♪」

はやて「ふふふ♪」

シュテル「王」

王様「何だ、シュテル」

シュテル「何でもありません」

王様「ぬ、そうか」

シュテル「王」

王「……何だシュテル？」

シュテル「何でもありません」

王「ぬ……そうか」

シュテル「王」

王様「…………何だ、シュテル？」

王シ『何でもありません』

王様「シュテル……お主、我を馬鹿にしておるな？」

シュテル「いえ、そんなことありませんよ。私は貴女をとても尊敬しています」

王様「ぬぅ……そうか」

シュテル「王」

王様「…………何だ？」

シュテル「何でもありm」

王様「お主、やはり我を馬鹿にしておるな？」

シュテル「いえ、そんことありません。私は心の底かr」

王様「よし分かった。そこに直れ。ジャガーノートの直撃を食らわせてやろう」

シュテル「それはお断りさせていただきます」サッ

王様「逃がすかぁ！　貴様、今日という今日は許さぬぞ！」

アリサ「それでねー……ってあれ、なのは？」

なのは「……」

アリサ「なのはー！」

なのは「……」

アリサ「ちょっとなのはー？」

なのは「……」

アリサ「なーのーはー？」

なのは「……」

アリサ「ちょっとどうしたのよ、なのはー？」

なのは「……スースー」

アリサ「って、寝てるじゃない……」

なのは「……んん……スースー」

アリサ「…………はぁ」

アリサ「私もなのはの顔見てたら眠たくなってきちゃったわ……ん……スースー」

なのは「スースー」

アリサ「スースー」

なのは「……んん……あれ、アリサちゃん寝てる……私ももう少し寝ようかな……スースー」

アインス「主～」

はやて「……」サッ

アインス「どこですか～主～」

はやて「……」ササッ

アインス「あ～るじ～」

はやて「……」サササッ

アインス「あ～！　る～！　じ～！」

はやて「……」ササッ

王様「こんなとこで何をしておるのだ小鴉」

はやて「！？　王様、シー！」

アインス「見つけましたよ主！」

<ｱﾗｱﾉｺｱﾙｼﾞｯﾃﾔﾊﾞﾚﾃﾙﾜｰ

<ｽｺﾞｲｵｳﾁﾉｶﾀﾅﾉｶｼﾗﾈｰ

はやて「王様のあほ～！！」ダッ

アインス「主～！」ボインボイン

王様「……何だあれは」

グランツ「やあー娘よ！」

アミタ「久しぶりです、父さん！」

グランツ「アミタ！　お父さんでは無い、博士と呼びなさい！」

アミタ「分かりました、父さん！」

グランツ「む～、だからアミタ？　博士とだな」

アミタ「はい！　父さん！」

グランツ「むぅ……一回私の事を博士と言ってごらん？」

アミタ「博士」

グランツ「よし、それでいい」

アミタ「了解です！　父さん」

グランツ「むぐぅ……」

アミタ「どうしました？　父さん？」

グランツ「アミタ！　私はお前の父さんでは無い！！」

アミタ「えぇ！？　そうだったんですか！？」

グランツ「え？　いや、そうでは」

アミタ「そんな……どうりでキリエと髪の色が違い過ぎるなって……」

グランツ「それはキリエの髪の色素が私に似て薄くなっただけでお前は母さんよりd」

アミタ「うわー！」シクシク

グランツ「……アミタ」

アミタ「はい？」シクシク

グランツ「父さんはいつだってお前の父さんだ！　たとえ血が繋がってなかったとしてもな！」

アミタ「……はい！　義父さん！」

グランツ「よし分かってくれればいい……ん～？　何か間違ってるような……」

なのは「私のデッキは私がリーダーでフェイトちゃんと二人で戦うんだけど……」

フェイト「ちょっと勝率が良くないんだよね……」

なのは「それに比べてアリシアちゃんは強いよね！」

アリシア「まあ……うん……強いは強いんだけど……」

フェイト「本当に凄いよね、お姉ちゃん」

ーーーーー

アリシア「いくよ！　アリシア！」

アリシア「うん、私は右から仕掛けるね～！」

アリシア「それじゃあ私は左から！」

アリシア「よ～しそれじゃ私は後ろから！」

アリシア「それじゃ私はみんなを援護する！」

なのは「う……凄い攻撃力……」

フェイト「なのは！　不屈の心で！」

なのは「うん！　そのまま倍撃で……シュゥゥト！」バシュ

アリシア「そんなの効かないよ～♪皆で仕掛けよう！」

アリシア×5「スターダストシュート！」キラキラ

なのは「キャー！？」

フェイト「うう……負けちゃった……」

ーーーーー

アリシア「私もみんなと一緒にやりたい……グスッ」

シャマル「ねぇ、ヴィータちゃん」

ヴィータ「何だ、シャマル？」

シャマル「最近は水着の格好でみんなとデュエルしてるみたいだけど……」

ヴィータ「ん？」

シャマル「その……恥ずかしくないのかしら？」

ヴィータ「は？　……いや恥ずかしさならシャマルには負けるだろ……」

シャマル「へ？　何の事？」

ヴィータ「え……いや、その歳で医療少女メディカルシャマルとか無理がねーか？」

シャマル「ヴィータちゃん……そんな事思ってたの……？」

ヴィータ「あたしがっていうか、みんな思ってんじゃねーか？　それより子供でもシャマルビームはねえよ」

シャマル「……グスッ」

ヴィータ「え、どうしたシャマル？」

シャマル「うわぁぁぁん！！　ヴィータちゃんの馬鹿ぁぁぁ！！」タッタッタッ

ヴィータ「え？　何？」

はやて「あのなぁ……ヴィータ……。言っていい事といけない事があってなぁ……」

ヴィータ「へ？」

シャマル「うわああああぁぁぁぁぁぁん！！」タッﾀｯﾀｯﾀｯ

レヴィ「王様！　新しいカードが出たよ！」

王様「うむ。そうだな」

レヴィ「ねえ、王様！　いつもの台詞言ってみて！」

王様「む……あれを言うのは少し恥ずかしいのだが……」

レヴィ「お願い！　王様！」

王様「むぅ……一度だけだぞ？」

レヴィ「やったー！」

王様「それではゆくぞ……？」

レヴィ「うん！」ワクワク

　　　　　　ふ　　　　は　　　　は　　　　！　
　

　　　　　　み　な　ぎ　る　パ　ワ　ー　！


　　　　震　え　る　ほ　ど　暗　黒　ゥ　ゥ　ッ　！


　　　　『　闇　統　べ　る　虹　翼　の　王　』


　　　　　こ　　　こ　　　に　　　見　　　参　　


レヴィ「ワー！　かっこいー、王様ー！」

王様「うむ……やはりこういうのはデュエル中でこそ盛り上がるが普段やるのは恥ずかしいな」

リンディ「さー私の艦隊を堕としてみなさい！」デーン！

クロノ「母さん、流石にその数はやりすぎだ」

リンディ「あらこれぐらいいいじゃない」

クロノ「やりすぎだ。大体あの数でアルカンシェルなんて撃ったらそれこそオーバーキルもいいところだ」

リンディ「え、アルカンシェル？」

クロノ「は？」

リンディ「あー、お母さん、守りの事ばかり考えて攻撃疎かにしちゃってたわ～……」

クロノ「……凄まじすぎるほどの鉄壁を誇っていると思ったらそういう事か……」

リンディ「で、でもねクロノ。巨砲は撃つのよ！　それも戦略が大鑑巨砲主義ってくらいに！」

クロノ「その巨砲もほとんど守りのために撃っているだろ……そのせいで後半しか攻撃に回す余裕が無かったり威力が分散したりしているじゃないか……」

リンディ「あはははは……返す言葉もありません……」

クロノ「はぁ……全く……」

のろいうさぎは　ふしぎなおどりを　おどっている。

シグナム「なぁ、ヴィータ。いつも思うんだが、あれは一体何なんだ？」

ヴィータ「ん？　のろいうさぎ」

のろいうさぎは　じっとこちらを　みつめている。

シグナム「いや……そうではなくてだな……。あれはグランツ博士にでも作って貰ったのか？」

ヴィータ「んー？　いや、実はな……」スポッ

シグナム「ヴ、ヴィータ何を……！？」

ツヴァイ「ちょっとヴィータちゃん！　着ぐるみ取っちゃ駄目ですよ～！！」

ヴィータ「こうなってんだよ」スポッ

のろいうさぎは　ふしぎなおどりを　おどっている。

シグナム「！？！？！？！？！？！？」


ーーーーー

シグナム「ッ！？」バッ

シグナム「…………夢か」

キリエ「ルンルーン♪」ザー

ユーリ「あ、キリエ。水やりですか～？」

キリエ「そうよ～、それ～♪」ザー

ユーリ「私もやります！」

キリエ「あらありがと～ルンルーン♪」ザー

ユーリ「よ～し！　頑張りますよ～！！」ザー

キリエ「それ～♪」ザー

ユーリ「それ～♪」ザー

キリエ「ルンルーン♪」ザー

ユーリ「ルンルーン♪」ザー

キリエ「……あの、ユーリちゃん？」

ユーリ「どうしました、キリエ？」

キリエ「さっきから私に付いて来て、同じ所に水あげてるわね～」

ユーリ「はい、それがどうかしましたか？？」

キリエ「……何でもないわ。気にしないで」

キリエ「それ～♪」ｻﾞｰ

ユーリ「それ～♪」ｻﾞｰ

キリエ「ルンルーン♪」ｻﾞｰ

ユーリ「ルンルーン♪」ｻﾞｰ

キリエ（水あげる量を半分にしたら丁度いい量になったわね～♪）