モバP「世界名作劇場 西遊記」 (103)

前スレ

モバP「世界名作劇場 シンデレラ」

モバP「世界名作劇場 桃太郎」


のんびりと書いていきます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1364091300

『むかーしむかし、あるところに三蔵法師というお坊さんがおりました』


『三蔵法師は天竺というところからありがたいお経を持ち帰るために長い長い旅を続けていました』


菜々「そこーにゆーけばー、どーんなゆーめもー♪」

菜々「かーなうとー、ゆーよー♪」


『天竺までまだまだ遠いようです』


菜々「はぁ.....長安を出発してはや1年、行けども行けども天竺は見えません」

菜々「さすがに一人旅はちょっとさびしいですねぇ......」

菜々「話し相手といえばこの馬くらいですし....」

馬「ヒヒーン」


『そんな旅が続いていたある時、三蔵法師はとある山を通り過ぎようとしていました』

菜々「おお、なんだか立派な山ですね」

菜々「なになに.....果花山?どこかで聞いたことがあるような.....」


『その時です』


(オーイ、そこのお坊さん!ナターリア...じゃなかっタ、オレをここから出してほしいんダ!)


菜々「ややっ!なんだか声が聞こえますよ、あっ!この岩から!」


(ダシテ!そのお札をはがしてほしいんダ!)


菜々「お札?コレのことでしょうか?フムッ、どうやら物の怪のようですね......」

菜々「いいでしょう、ただし条件があります」


(ジョーケン?)


菜々「はい、ナナと一緒に天竺までついてきてくれるなら出してあげましょう」


(いいゾ!天竺でもどこでもついていくゾ!)

菜々「では.....えいっ!」ピリッ


ゴゴゴゴゴゴゴゴ.......


ナターリア「ありがト♪石の下に五百年もいたから苦しかったゾ!」

菜々「いえいえ、あなたの名前を聞かせてもらってもいいですか?」

ナターリア「ナターリアの名前はソンゴクウ!よろしくナ!」

菜々「どこかで聞いたことのあるようなセリフ.....まあいいです、私は三蔵法師です」

ナターリア「サンゾーサマ、よろしくお願いしまス!」

菜々「ではこれを差し上げましょう」

ナターリア「オー、なんだか綺麗なリング.....」

菜々「これを頭にはめてください」

ナターリア「うん、いいヨ!」ガシッ

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安部菜々(17?)

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ナターリア(14)

菜々「よく似合ってますよ、これであなたはナナの弟子になりました」

ナターリア「ナターリアがデシ?デシってなーに?」

菜々「うーん.....まぁアイドルとプロデューサーみたいなものですかね」

ナターリア「プロデューサー?プロデューサーは好き!」

菜々「と、とにかくそれを付けた以上はナナの言うことに従ってもらいます」

ナターリア「ハーイ♪」

菜々「もし逃げようとすれば.....」スッ

菜々「ポコペンポコペンダーレガツツイタ、ポコペンポコペンダーレガツツイタ......」

ナターリア「?」

菜々(演技、演技!)

ナターリア「あっ、そうカ、ウワァ、アタマガイタイー」

菜々「....となるわけです、気をつけてくださいね」

ナターリア「わかっタ!」


『こうして孫悟空が三蔵法師のお供に加わりました

『旅を続けていくとさらに弟子が加わりました』


かな子「み、皆さん歩くの早いですよ〜....」


『豚の猪八戒と』


笑美「はよしぃやー、置いてくでー」


『河童の沙悟浄がお供になりました』


菜々「いやー、最初の頃からは考えられないくらいにぎやかになりましたね♪」

ナターリア「ナターリアも大勢の方が楽しいゾ」

笑美「いや、悟空やろ悟空!名前ゆうてどないすんねん!」

かな子「はぁ....もう歩き疲れちゃった.....」


『こうして三蔵法師の一行はにぎやかにたびをつづけていきました、ふぅ......』

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三村かな子(17)

『はぁ....そんなある日......』


ナターリア「オシショーサマ、あそこに休めそうな建物があるゾ!」

笑美「なんや古いお寺みたいやなぁ」

かな子「はぁ....お腹へってきちゃった......」

笑美「わかりやすいなぁほんま....」

菜々「じゃあ、あのお寺で一休みしましょうか」

ナ・か・笑「「「はーい!」」」


『こうして一行は古びたお寺に入って....ふぅ...行きました.....』


『ところが.....』

ナターリア「むっ、なんだか変な感じダ.....」

笑美「おっ、悟空もか?さすがやなぁ......」

かな子「えっ?なに?なんですか?」

菜々「これはもしや......」


『その時!』


「そこまでだよ、三蔵法師!」

「やーいやーい、まんまと引っかかったー!」


菜々「むっ?これは.....」

笑美「だれや!?」


「ふっふっふ、アタシたちは......」

「その名も.....」


シュン!


美嘉「金角!」

莉嘉「銀角の!」


美嘉・莉嘉「美人姉妹だー!!」

美嘉「とうとう追いつめたよ、三蔵法師!」

莉嘉「実はずっと前からあとをつけてたんだよ☆」

菜々「ナナを?一体何のためにですか?」

莉嘉「あなたを食べれば、えーっと....なんだっけお姉ちゃん?」

美嘉「不老不死!」コソコソ

莉嘉「そうそう!不老不死になれるらしいから食べちゃうぞ〜!」

菜々「そうやすやすとはいきませんよ!みなさん、懲らしめてやりなさい!」

ナターリア「そうだゾ!オシショーサマに手を出す奴はこの.....これなんて読むノ?」

笑美「斉天大聖や!如意棒にカンペ挟みよってからに!」

ナターリア「そう!このセーテンタイセー、ソンゴクウが許さないゾ!」

笑美「せや!この沙悟浄も黙っとらんで!」

かな子「わ、私もですよ!」

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難波笑美(17)

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城ヶ崎美嘉(17)

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城ヶ崎莉嘉(12)

莉嘉「お姉ちゃん、準備いい?」

莉嘉「うん!もちろん★」

ナターリア「行くゾー!」

美嘉「今だ!ねぇ、悟空?」

ナターリア「ナターリアのこと?」

美嘉「そうそう、じゃあナターリア?」

ナターリア「なに?」


スゥゥゥゥゥ


ナターリア「ワアアアァァァァ.....」


スポッ


かな子「あっ!」

菜々「悟空が....」

笑美「吸い込まれてしもた!」

美嘉「やった!これでアタシたちの勝ちだね!」

莉嘉「イエーイ♪」

(ガンダーラ貼ったのわいやないで)

菜々「あのひょうたんをなんとかしないといけませんね.....」

美嘉「ふっふっふ、このひょうたんの中に一度入ったら二度と出られないんだよ」

莉嘉「すぐに中でドロドロに溶けちゃうんだから♪」

かな子「そんなぁ.....」

笑美「くそぉ、どうすればええんや....」

美嘉「あとはあなたたちを倒すだけ....」

莉嘉「莉嘉たちのジャマはさせないよ☆」

笑美「来るで、八戒!」

かな子「怖いですよぉ.....」

笑美「少しはやる気ださんかい!」

美嘉「あれ?なんかひょうたんが......」

莉嘉「震えてない?」


ポーン!


美嘉・莉嘉「わあっ!」

菜々「ご、悟空がひょうたんの中から!」

かな子「だ、大丈夫ですか?」

ナターリア「うん、平気だゾ!」

あと今さらですけど

>>3の山の名前は果花山と書いてましたが正しくは花果山です

失礼しました.....

美嘉「ど、どうやってここから.....」

ナターリア「このキントウンはナターリアが呼べばどこでも来てくれるんダ!」

笑美「んなアホな.....」

菜々「チート臭いですよね.....」

莉嘉「そんなのズルくない?」

ナターリア「もうそれは効かないゾ!観念シロ!」

美嘉「くっそー、こうなったら.....」

かな子「あのー、金角さん?」

美嘉「んっ、なに?」

かな子「これ、おやつにとっといたケーキなんですけど、よかったら食べませんか?」

美嘉「えっ、いいの!?」

かな子「どうぞ、私の手作りですよ♪」

美嘉「やったー!かな子ちゃんのケーキ美味しいんだよね★」

莉嘉「あっ!おねえちゃんズルーイ!」

かな子「このスキに.....えいっ!」

美嘉「あっ、しまった!」

莉嘉「ひょうたん取られちゃった!」

かな子「と、取れちゃいましたー!」

笑美「よっしゃ!さすが八戒や!」

かな子「うぅぅ....ケーキをこんなことに使うのは気が引けるんですけど.....」

菜々「八戒!そのひょうたんを貸してください!」

かな子「は、はい!どうぞお師匠様!」

美嘉「莉嘉!呼ばれても返事しちゃダメだよ!」

莉嘉「うん!わかってるよお姉ちゃん!」

笑美「気づかれてもうた、どないすんの?」

菜々「ふっふっふ、当方に迎撃の用意ありですよ♪」

ナターリア「ゲーゲキ?」

菜々「ゴホン!」


菜々「この間、プロデューサーと3人で遊園地デートしてた美嘉ちゃんと莉嘉ちゃーん?」


美嘉「えっ?な、なんでそれを!?」

莉嘉「ウソ!?リカたち誰にも言って.....あっ!」

菜々「はいっ、返事しましたねー♪」

>>23 たびたびすいません 

×莉嘉「うん!もちろん★」

○美嘉「うん!もちろん★」

です

なんだか初歩的なミスが続くなぁ.....

スゥゥゥゥゥ


莉嘉「そんなの反則うぅぅぅぅぅ.......」

美嘉「ウワーン!ナナさんのバカアァァァァ.......」


スポッ


菜々「ウーサミンッ、ハイッ♪」キメッ

笑美「えげつないなぁ.....」

ナターリア「今ので吸い込まれたのカ?」

菜々「ハイ♪あとで姉妹まとめて食べちゃいましょうかね?」

かな子「な、なんだか怖いですお師匠様.....」

菜々「冗談ですよジョーダン、ウサミンジョークです」

笑美「まっ、手段はともかくこれにて一件落着やな」

ナターリア「オシショーサマ、すごいナ!」

菜々「いやー、それほどでもありますけど......」

『見事に金角銀角のきょうだ...姉妹を撃退した悟空たち』


『ところが......』


菜々「さあ、おしゃべりはこれくらいにしてそろそろ.....」


バッ!


菜々「わっ!」

かな子「お、お師匠様!」

笑美「なんやいったい!?」

?「ふふっ、ごきげんよう」

ナターリア「ダレだ、オマエは!」

雪乃「私は紅孩児、三蔵法師はいただきましたわ」

ナターリア「オシショーサマを返セ!」

雪乃「お断りしますわ、返して欲しければわが父である牛魔王の城までお越し下さいな」

菜々「悟空!」

ナターリア「オシショーサマ!」

雪乃「では失礼」ヒュン

笑美「ええ度胸しとるな、アイツ」

かな子「ど、どうしましょう.....」

ナターリア「決まってるヨ、オシショーサマを取り返しに行くんダ!」

かな子「で、でも.....」

笑美「大丈夫や、なんとかなるって!それにさっさといかんとこの劇も終わらんからな」

ナターリア「さあ、急ごう!早ク!」

笑美「よし!ウチらはこの馬に乗って行こか」

かな子「は、はい.....」

かな子(大丈夫かな.....)

ナターリア「行くゾー!」


『ぐっ......と、というわけで....ご、悟空たちはぎゅ、牛魔王の城へと....む、向かいました.....』

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相原雪乃(22)

『ご、悟空たちは....ハァ....ハァ.....やっとの思いで....ぎゅ....牛魔王の城へ.....』


かな子「だ、大丈夫ですか?」


『....ハァ....た、たどり...つき....ました....』


ナターリア「おお!これがギューマオーの城だナ!」

笑美「でっかい城やなー」

ナターリア「オシショーサマたちはここにいるんだナ、よし行くゾ!」

笑美「おう!八戒、行くで!」

かな子「は、はい!今行きます!」

かな子「.......」タッタッタ....


『は、果たして....三蔵法師を....と、取り戻せるのか.....』

ナターリア「ギューマオー!どこダ!」


雪乃「ようこそいらっしゃいました、まぁお茶でもどうぞ」

笑美「お茶なんかええわ!お師匠様どこや!」

かな子「か、返してください!じゃないと....お、怒りますよ?」

雪乃「やれやれ、無粋な方たちですわね.....」

雪乃「お父様、お母様、お客様ですわ!」


?「ふっふっふー、よくぞここまで来ましたねー」

?「うん、えらいえらい、お姉さん褒めちゃうよ♪」


ナターリア「お前たちがオシショーサマをさらったんだナ!」


雫「その通りですー、我こそは牛魔王ですよー」

早苗「あたしがその妻である羅刹女ってワケ、よろしくね」

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及川雫(16)

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片桐早苗(28)

笑美「ぬおぉ...これ見よがしにでっかいモンを見せつけよってからに.....」

ナターリア「みんな胸おっきいナー」

笑美「なんぼのもんじゃい!ウチらにもかな子という最終兵器があるんやで!」

かな子「ちょ、ちょっと!私は別に.....」

笑美「見てみぃこのムチムチボディを!おー、こりゃたまらんでー!」モミモミモミモミ....

かな子「あんっ!ちょっ...やめっ.....」

菜々「コラー!沙悟浄!」

笑美「あれ?お師匠様!あんなところに....」

ナターリア「高いナー」

菜々「そんなハレンチなマネはナナが許しませんよー!」

早苗「仲よく遊んでるところ悪いけどね、そろそろお遊びはお終いかな♪」

雪乃「私たちは三蔵法師を食べて不老不死になるんですの」

雫「もぉー!邪魔は許しませんよー!」

かな子「ど、どうしよう.....」

笑美「決まっとるやろ!とことんやったる!」

ナターリア「オシショーサマを助けるんダ!行くゾ!」

菜々「みんなー、気をつけてくださーい!」


早苗「よし、あたしたちも行くよ」

雪乃「では私は豚さんをいただきますわ」

早苗「あたしは河童ちゃんを」

雫「残りは私ですねー、孫悟空さんかくごー!」


『さ、三人は....三蔵法師を助けるために、力の限り戦いました....ふぅ.....』

早苗「えいやーっ、芭蕉扇!」

笑美「うわっ!すごい突風や!」

早苗「ふっふっふ、どうするのかな河童ちゃん?」

笑美「くっ、どないしよ!?」

早苗「じゃあねぇ、何かおもしろい事やって!」

笑美「ええっ!?なんやそれ!?」

早苗「あたしを笑わせられたら河童ちゃんの勝ちってことにしてあげる」

笑美「いや、そんなんいきなり言われても.....」

菜々「沙悟浄!チャンスですよ!」

笑美「じゃ、じゃあモノマネいきます!」

早苗「おっ、いいねぇ♪」

笑美「えーっと、『歳がバレそうになった時の安倍菜々』」


笑美「え、えーっと....ウサミンはぁ.....永遠の17歳だからぁ.....」


菜々「ちょ、ちょっとー!!」

早苗「続けて」

雪乃「あら、このケーキとても美味しいですわね」

かな子「そうですか?ありがとうございます!」

雪乃「私もいつか自分でお茶菓子を作ってみたいんですけど.....」

かな子「あっ、じゃあ今度一緒に作りませんか?」

雪乃「よろしいんですの?」

かな子「もちろんです!それに私も美味しい紅茶の淹れ方教えて欲しいし....」

雪乃「ぜひお教えいたしますわ!」

かな子「はい!お願いします!私も一生懸命教えますから」

雪乃「嬉しいですわ、ささっ、もう一杯どうぞ♪」

かな子「ありがとうございます、わぁ...いい香り.....」

雪乃「そうでしょう?私のお気に入りなんですの」

かな子「えへへっ」

雪乃「ふふっ」

ナターリア「勝負ダ!ギューマオー!」

雫「負けませんよー」

ナターリア「ナターリアから行くゾ!シンガイシンのジュツ!」フッ


バラララララ


雫「わー、悟空さんがいっぱいですー」

雫「どれが本物でしょー?」

雫「多分....これですね!」パーンチ!

ナターリア「あれ?バレタ!どうしテ?」

雫「簡単ですー、私は牛さんだからすごく鼻がいいんですよー」

ナターリア「なるほどナー」

雫「もぉー!これで私の勝ちですよー」

ナターリア「うーん、困ったナ.....」

笑美「悟空!諦めたらアカンで!」

かな子「そうです!がんばってください!」

ナターリア「ハッカイ!サゴジョー!」

雫「あれー?手に持ってるそれは......」

笑美「そうや、芭蕉扇!あんたの嫁はんからもろたで!」

早苗「ゴメーン、負けちゃった〜」

笑美「やっぱり『及川雫を初めて見た時の如月千早』が効いたな.....」

早苗「あとでまたやってね♪」

雪乃「かな子ちゃん、楽しみにしてますわ」

かな子「はい!私もです!」

笑美「ほなボチボチいくで!芭蕉扇!」ブン!


ビュオオオオオオオ


雫「わーっ!すごい風ですー!」

笑美「くそぉ....こんな時まで揺らしよって....」

菜々「悟空!今です!」

かな子「悟空さん!」

ナターリア「ウン!行くゾ!ギューマオー!」

ナターリア「ニョイボー!大きくなレ!」


グオオオオオォォォ


ドーン!


雫「わあああああ.......」


ドサッ


雫「うーん.....負けましたー.....」


ナターリア「ヤッター!ナターリアの勝ちだゾ!」

グラグラ.....

笑美「アカン!このお城崩れるみたいや!」

かな子「早く逃げなきゃ.....」

ナターリア「ウン!ミンナ急いデ!」ダダッ


菜々「ちょ、ちょっとー!ナナをおいてかないでー!」

ナターリア「あっ、忘れてタ」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ.......


『悟空たちは間一髪のところで無事に脱出しました』


かな子「危なかったですね...」

笑美「いやー、一時はどうなることかと思ったけどなんとかなったわ.....」

菜々「私は途中から忘れられてたみたいですけどね......」

ナターリア「ミンナ無事でよかったナ!」

菜々「やれやれ、では牛魔王たちも倒されたということで......」

ナターリア「ウン!テンジクまで行くんだネ!」

笑美「えぇー、まだやるんかいな......」

かな子「もうお腹すいちゃいました......」

菜々「なーに言ってるんですか!天竺まではまだまだ遠いんですからね!」

ナターリア「もっともっと歩かないト!」

菜々「さっ、行きますよ」

笑美「はいはい.....」

かな子「がんばります......」

ナターリア「ナターリアもがんばるヨ!」


『こうして三蔵法師たちの旅はまだまだ続きます』


『それがいつ終わったかは、また次の機会に......』


♪〜


パチパチパチパチパチ........

−−−−−キャスト−−−−−


孫悟空   ナターリア


三蔵法師  安倍 菜々


猪八戒   三村 かな子


沙悟浄   難波 笑美


金角    城ヶ崎 美嘉


銀角    城ヶ崎 莉嘉


牛魔王   及川 雫


羅刹女   片桐 早苗


紅孩児   相原 雪乃


馬     矢口 美羽


ナレーター 矢口 美羽

−−−−−楽屋−−−−−

P「みんなー!お疲れ様!」

ナターリア「プロデューサー!ナターリアはどうだっタ?」ダキッ

P「うーん、カンペを用意した意味があんまりなかったな.....」

ナターリア「それはいいコト?」

ナターリア「まっ、子供たちには受けてたみたいだから結果オーライってやつさ」

ナターリア「じゃあいいコトなんだナ!ヨカッタ」ギュウウウゥ

P「はいはい」ポンポン

菜々「プロデューサー、お疲れ様です」

P「お疲れ様です菜々さん、どうでした今回は?」

菜々「うーん....多少扱いが気になるところではありますが楽しかったですよ♪」

P「それならよかった」

菜々「ナナもついに夏目雅子さんのポジションに来たかと思うと感慨深くて.....」

P「.....よかったですね」

菜々「ハイ!」

http://i.imgur.com/L0qDZ4H.jpg
http://i.imgur.com/w7OnbTt.jpg
矢口美羽(14)

P「お疲れ様、どうだったかな子?」

かな子「楽しかったです!でもプロデューサー.....」

P「なんだ?」

かな子「もしかして私の身体を見て八戒にキャスティングしたんですか?」

P「い、いやいや!そんなことないぞ!」

かな子「そうですか?でもなんだか作為的なものを.....」

P「気のせい気のせい!とってもキュートだったぞ!」

かな子「そ、そうかな....じゃあそういうことにしておきます」

P「ふぅ...おっ、笑美もお疲れ」

笑美「いやー、しんどかったわー!ホンマしんどかった〜」

P「あのメンツじゃそうだろうな」

笑美「こら、なんかプロデューサーはんにおごってもらわんと割に合わんわ」

P「大丈夫だ、打ち上げで盛大に呑み喰いさせてやるから」

笑美「ホンマ?さっすがプロデューサーはんや!期待してるで!」

P「おおっ、ドンと来いだ」

P「美嘉に莉嘉、二人共お疲れ!」

美嘉「ちょっとプロデューサー!菜々さんにしゃべったでしょ!」

P「えっ!?なんのことだ」

莉嘉「お姉ちゃんとリカと三人で遊園地デートしたこと!」

P「ああ...あれか.....」

美嘉「やっぱりしゃべったんだ!」

莉嘉「ひどーい!Pクン信じらんないっ!」

P「待て待て!これにはワケが.....」

美嘉「ワケ?」

莉嘉「なにそれ?」

P「じつはあの時結構スケジュールきつくてさ、調整するの大変だったんだよ」

美嘉「で?」

P「それで事務仕事の大半をちひろさんに任せてお前たちと遊びに行ったんだけど」

莉嘉「そうしたら?」

P「ちひろさん、腹いせに菜々さんにそのこと喋ったみたいで.....」

美嘉「はぁ...なるほど、そっち方面で伝わったんだ....」

P「ゴメンな、埋め合わせはするから!」

莉嘉「ホント!?」

P「ああ、本当だ」

美嘉「もう...ゼッタイだからね.....」

P「三悪の皆さん、お疲れ様」

雫「あっ、プロデューサーさん♪お疲れ様でしたー」

P「お疲れ雫、大変だったな」

雫「いえいえー、牛さんの役だったので楽しかったですよー」

P「牛っていうか魔王だけどな.....」

早苗「にしてもこの衣装ずいぶん大胆よねぇ.....」

雪乃「胸元がスースーしますわ....」

P「そ、そうですか...?」

早苗「前の舞台を見たときから気になってたけどP君、もしかして巨乳好き?」

P「い、いや....そんなことは.....ナイデスヨ....」

早苗「はいはい、よくわかりました」

雪乃「まぁ、そうでしたの?でしたら私にも少しはチャンスが.....」

雫「大きい方がいいんですかー?」

P「あー、もうこの話はやめやめ!」

美羽「あっ、お疲れ様ですプロデューサーさん!」

P「お疲れ様、美羽」

美羽「どうでしたか私?キャラ立ってました?」

P「まぁ、ある意味な.....」

美羽「正直笑美さんとかな子さんを二人とも背中に乗せたときは相当きつかったんですけど.....」

P「だろうな.....だからナレーションは別の人に頼んでも....」

美羽「でも子どもたちにはウケてましたよね?」

P「えっ、まあ確かにな....」

美羽「ならよかったです、私はみんなが喜んでくれたらそれで満足ですから....」

P「美羽....」

P「.....本当に頑張ったな....」ナデナデ

美羽「えへへっ、ありがとうございます!」

P「いやー、よかったよかった無事に終わった」

P「ナターリアを悟空にするっていうのは正直かなり冒険だったけど何とかなったな」

P「ナターリアが西遊記をほとんど知らないっていうのがいい具合に作用したかな」

P「それと.....あとでちひろさんに物申しとかないとな....」

ナターリア「プロデューサー♪」

P「ん?ナターリアか、お疲れ様」

ナターリア「うん、プロデューサーもつかれタ?」

P「まあな、俺は気疲れの方だけど」

ナターリア「そうなんダ、じゃあ....」

ギュッ

P「お、おい.....」

ナターリア「ナターリアが元気を上げるネ」

P「ナターリア......」

ナターリア「元気出タ?」

P「.....ああ、ナターリアのおかげだよ」

ナターリア「ヨカッタ!」

P「それじゃ打ち上げに行くか!」

ナターリア「ウチアゲ?」

P「みんなでパーティするってことだ」

ナターリア「パーティ!みんなといっしょダネ!」

P「ああ、笑美と約束したからたこ焼きを食べられるところにするか.....」

P「じゃあもう少ししたら出発だから準備しておいてくれー!」


「「「「はーい!!!」」」」


P「ナターリアも準備しろよ」

ナターリア「ウン!プロデューサーもしといてネ!」

P「んっ?俺はもうできてるけど.....」

ナターリア「もう一つの方だヨ」

P「もう一つ?」

ナターリア「ウン!」





ナターリア「ナターリアと結婚する準備だヨ!」

P「おいおい.....」





おわり

駄文失礼&画像支援ありがとうございました〜
今回は誤字脱字が多くて申し訳ございませんでした.....
それと当初の構想よりだいぶ長くなってしまいました 一体なぜだろう.....
あと笑美のやったモノマネのネタは決して悪気があったわけじゃないんです
本当です!信じてください!
ではまた〜

一応次回で最後にするつもりです
何かご希望の物語がありましたら参考までにどうぞ

おつ
他に何かSS書いてたら教えてくれ。
モバ以外にも書いてるの?

>>96

一番最近書いたやつだと

みく「Pチャン....」ペロペロ ですかね

シリーズ物ならばモバP争奪歌合戦ていうのを

今のところモバマス以外は書いてないですねぇ

>>97
歌合戦シリーズ大好きでした

>>98
ありがとうございます そう思っていただけたらなによりです

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