俺(マズイっ こうなったら・・・)
俺「ギャーーーーー!!! この人も痴漢です!!!!」
女「!?」
俺「フンッ!!」
ゴキャ
女「オグラァ....」
女「な、何言ってるんですか!! 誰かこの人捕まえて!!」
男「いやっ やめてっ ぼくの腕掴んでおいてこのアマ!!! 駅員さーん!!」
女「や、やめてよ!私なにも悪い事してない!!!」
駅員「どうされました?」
俺「痴漢!?」
男「ふひひ…」
俺「!?」
男「!?」
俺「次の駅のトイレな」
女「この人痴漢なんです! 逮捕してください!」
俺「被害者はぼくだ! このアマを逮捕しろ!」
駅員「いいですか、落ち着いてください。 言っている意味が分かりません。」
男「やられたらやり返す・・・倍返しだ!」
こんな脈絡の無いスレ立てるんじゃなかった
駅員「まず、1人1人の証言を訴えてください」
女「この人が私のお尻を触ろうとしたんです!」
俺「このアマが俺の腕を急に掴んできたんだ!」
男「やられたらやり返す・・・倍返しだ!!」
駅員「つまり、女さんは実際にお尻を触られたわけではないと?」
女「触られる前に防いだのよ!!」
駅員「しかし俺さんは腕を掴まれたと」
俺「そうだ!! 立派な痴漢だろう!!」
男「やられたらやり返す・・・倍返しだ!!」
駅員「ということは、容疑者は女さんになるわけですね」
女「ハァ!?? なんでよ!!!」
駅員「あなたは満員電車の中、俺さんがお尻を触ってくると思った」
女「そうよ!!!」
駅員「しかし、実際には触られてはいない。」
女「ま、まぁ・・・未然に防いだからね!!!」
駅員「偶然あなたの後ろに俺さんが居て、その手が偶然近い位置にあったという考えは?」
女「そんな都合のいい話があるわけないでしょ!」
駅員「いえ、すし詰めになるぐらいの満員でしたので、よくあることだと思います」
男「やられたらやり返す、倍返しだ!!」
駅員「というわけで、俺さんは完全なる冤罪です」
俺「やった!!!」
駅員「そして、俺さんの腕を掴んだ行為を俺さんは不快に思っています、そうですね?」
俺「そうそう!」
駅員「なので痴漢をしたのは、あなたです、女さん!!」
女「はわーーーー!!!!!」
男「やられたらやり返す、倍返しだ!!!」
男「やられたらやり返せ・・・倍返しだ!!」
俺「女、ちょっとこい」
女「へ?」
俺「示談といこうや・・・」
女「つまりどういう・・・」
俺「脱げ」
女「・・・・脱げば許してくれるんですか」
俺「黙って脱げ」
女「・・・はい」ヌギッ
俺「・・・・!」ギュッ
女「!?」
俺「好きだ!!!」
そのとき女は全てを悟った
そう、俺の行為は全て計画的だったのだ
偶然後ろに位置し、手が近かったわけではない
あえて痴漢と間違わせることで接点を生み、ピンチをチャンスに変える
それこそが俺の真の目的だった!
女「・・・・負けたわ」
女「好きにしてちょうだい、私の身体は全てあなたのものよ」
男「本当に、いいんだな?」
女「ええ、どうぞ」
男「結婚してくれ」
女「・・・今、なんて・・・?」
男「結婚してくれ!!!」
女「それがあなたの気持ちなのね?」
男「偽りは無い、俺は君しか見えない、君と人生を共に過ごしたいんだ」
女「・・・ふふ、いいわ、挙式はいつにしましょう?」
俺「あ、降りる駅ここじゃねーや」
女「脱げば許してくれるんですか?」
俺「おう、考えてやるよ(ただし許すとは言ってない)」
タモリ「いかがでしたでしょうか
人生というのはいつ何時、何が起こるか分かりません
小さなことが大きなことに、ふとした瞬間が一大事になりかねないのです
みなさんも背後には気をつけてください、そして立ち位置にも・・・
おや? 私が立っている場所は・・・・・」
俺「ぎゃーーーーーーーーー! 痴漢ーーーーーーーーー!!!!」
~Fin~
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