ハルヒ「変な奴」(661)
ハルヒ「ただの人間には興味ありません」
キョン(あん?)
ハルヒ「この中に、宇宙人未来人超能力者異世界人が居たら私のところまで来なさい!以上!」
キョン(変な奴)
岡部「あ、ああ…じゃあ次は」
キョン「俺だな!」
キョン「俺はキョン!本名なんかどうでもいいだろ?まずは挨拶代わりだ!俺の歌を聴け!」ジャガジャガ
ハルヒ(変な奴)
キョン「よお」
ハルヒ「何よ」
キョン「さっきのあれなんだよ、宇宙人とか未来人とか」
ハルヒ「あんたこそなに歌いだしてんのよ」
キョン「自己紹介だろ?それより質問に答えろよ」
ハルヒ「あんたこそ私の質問に答えなさいよ、な・ん・で・歌・っ・た・の!?」
キョン「歌いたいから歌う!それが俺だ!」
ハルヒ(変な奴)
キョン「で、なんでお前は宇宙人とか探してんの」
ハルヒ「うるさいわね、あんた宇宙人なの?気安く話しかけないで!」
キョン(変な奴)
ハルヒ「…つまんない」グデン
キョン「…」カリカリ
ハルヒ(この前の席の…キョン…だったっけ?以外と真面目に授業聞いてるんだ)
キョン「…」カリカリ
ハルヒ(ちょっと意外だな)
キョン(お~れ~のうたをき~け~ば~)
ハルヒ(なんか面白いことないかしら)
キョン(我ながらすげえ歌が作れそうだ!)
ハルヒ(しっかし…キョンって変な奴よね、自己紹介でいきなり歌いだすし)
キョン「おい」
ハルヒ「なによ?」
キョン「なんで髪型毎日変えてんの」
ハルヒ「宇宙人対策よ!毎日変えてたら宇宙人が気づいてくれるかもしれないじゃない!」
キョン「へぇ…」
ハルヒ「あんたいつから気づいたの」
キョン「さあな」バタン(←机にうつ伏せになる)
ハルヒ「ちょっとあんた、話の最中で何寝てんのよ!」
キョン「うるせぇな!俺は徹夜だったんだよ!」
ハルヒ「…あっそ!好きにしたら!」
キョン「だいたいな、髪型変えたら宇宙人が気づくなんて本気で思ってんのかよ」
ハルヒ「なによ!」
キョン「だったら犬の毛並みがいつもと違うだけでお前は犬の気持ちがわかんのかよ」
ハルヒ「それとこれとはちg」
キョン「同じだ、会いたいなら見てくれを変えてもダメだ、ハートだ!お前の会いたいってハートを伝えるん…だ…よ」(zzz)
ハルヒ(何よこいつ…)
歌って情報統合思念体ぶちころがすの書いてた人?
~昼休み~
ハルヒ「ちょっとアンタ!」
国木田「え、ぼ…僕?」
ハルヒ「そうよ!ちょっと話があるから来なさい」
国木田「まあいいけど(何の用だろ)」
ハルヒ「ここなら誰も来ないわね」
国木田「で、僕に何の用?」
>>7 違います
ハルヒ「あんたあのキョンってやつと友達なのよね?」
国木田「うん、そうだけど…もしかして涼宮さんキョンのことすk」
ハルヒ「ない!それは絶対ないから!」
国木田「あ、そ、そう(そんなに否定しなくてもいいのに)」
ハルヒ「でね、キョンって中学校の時どういう奴だったか教えてほしいんだけど」
国木田「キョンの中学校の時ねえ…」
ハルヒ「うん」
国木田「小学校から言ったほうが分かりやすいかもしれないけどいい?」
ハルヒ「是非お願い!」
国木田「キョンと僕との出会いは小学校の時なんだ、その時からキョンは歌が大好きでね」
ハルヒ「うんうん」
国木田「それにとても熱いハートを持っていたよ」
ハルヒ「熱いハート?」
国木田「う~ん、なんていうか…まあ信念みたいなものかな?なんでも努力すれば叶うみたいな感じでさ」
ハルヒ「ふむふむ」
国木田「小学校一年の時の夏休み、僕は裏山で迷子になったことがあるんだ、夕暮れで泣きべそをかいていた僕に歌が聞こえてきたんだ」
ハルヒ「歌?」
国木田「そう、歌だよ。その歌の聞こえる方に恐る恐る近づくとキョンがギターを弾きながら歌っていたよ」
ハルヒ(小学一年生すげぇ…)
国木田「キョンに話しかけたら「何やってんだよ!あぶねえぞ!この山もうすぐ崩れんだから!」って怒られた」クスクス
ハルヒ「は?」
国木田「僕も「は?」ってなったよ、キョン曰く「俺が歌で山を動かすからあぶねえ」ってさ、本気で歌で山を動かすつもりだったみたいだよ」
ハルヒ(キョンって昔から変な奴だったんだ)
国木田「中学校でもだいたい似たようなもんだけどね、いつも歌ばっか歌ってたけど」
キーンコーン
カーンコーン
国木田「あ、昼休み終わるね。じゃあもういいかな?」
ハルヒ「あ、うん。ありがと」
国木田「いいよ、じゃあ涼宮さんも頑張ってね」
ハルヒ(キョンか…ますます変な奴だわ)
ハルヒ(不思議なもの見つけたかも)ワクワク!
~次の日~
キョン「ふぁああああ~…ん?」
ハルヒ(あ、来たわね)
キョン「どしたの、髪切って」
ハルヒ「どーでもいいじゃない!あんたには関係n」
キョン「あーそーかい」
ハルヒ「ちょっとキョン!起きなさい!」
キョン「うるせえな!何だよ!」
ハルヒ「放課後私に付き合いなさい!」
キョン「何で」
ハルヒ「いいから!」
キョン「ったく、30分だけだかんな!」
~放課後~
ハルヒ「キョン!じゃあついてきて!」
キョン「ああ、気がのらねえなあ…」
ハルヒ「約束したでしょ!さっさと行くわよ!」
キョン「どこに行くんだよ」
ハルヒ「文芸部」
キョン「はあ?」
ハルヒ「いいから来るの!」ズルズル
キョン「いてっ!ひっぱんなっての!」
谷口「最近涼宮とキョン?だっけ?中いいのなー」
国木田「そうだね(涼宮さん頑張って!)」
~文芸部~
バタン!
長門(ビクッ)
ハルヒ「ここよ!今日からここが私たちの部室よ!」
キョン「あん?…って俺も入ってんのか!」
ハルヒ「何よ!あたりまえじゃない!」
キョン「はぁ(コイツに何言っても無駄だな)まあ、暇だしいいけどよ」
ハルヒ「そう!じゃあえーと…」
長門「長門有希」
ハルヒ「あんた一人みたいだし…本読んでていいからここつかってもいいでしょ!?」
長門「別に…構わない」
ハルヒ「やりい!それじゃあ私は部員集めしてくるからあんたは書類を頼むわね!」
キョン「お、おい!なんでそんな面倒なことおr…行きやがった」
長門「涼宮ハルヒとのコンタクトに成功」ボソボソ
キョン「ん?どしたの」
長門「?」
キョン「なんか変なもんでも食ったの?」
長門「…口下手」
キョン「あ、そう」
バン!
ハルヒ「たっだいまー!!!!」
みくる「ふぇぇ~…なんで私連れてこられたんですか?」
キョン「うるせえな!もっと静かに開けろよ!」
ハルヒ「何よ!いいじゃない!」
キョン「ったく…ほら!書類は書けたから俺は帰るぜ!じゃあな」
ハルヒ「あ、ちょっと!…まあいいわ、書類かけてるみたいだし」
みくる「え?もしかして私この部活に…」
~次の日~
ハルヒ「あ、来た!キョン!」
キョン「ふぁああああ~何だよ」
ハルヒ「今日転校生来るんだって!この時期に転校生よ!」
キョン「だから何」
ハルヒ「この時期に転校生とか不思議以外の何物でもないわ!さっそく勧誘するわよ!」
キョン「ああそう」バタッ
ハルヒ「何で寝るのよ!まだ話の途中でしょ!」
キョン「うるせえな!勧誘ぐらい一人で行け…よ…」(zzz)
ハルヒ「何よ…」
~放課後~
古泉「はじめまして、古泉と申します」
キョン「ああ、よろしくな」
古泉「ふむ…」
キョン「な、何じろじろ見てんだよ」
古泉「おっと、これはすみません(完全に一般人の彼の情報は皆無…情報を探りますか)」
ハルヒ「そろそろパソコンが欲しいわね…」
キョン「部費から買えばいいじゃねえか」
ハルヒ「そうよ!横のコンピ研から貰えばいいじゃない!」
キョン「おい、話聞けよ」
ハルヒ「それじゃあさっそく貰いに行くわよ!みんなついてきなさい!」
キョン「ったく…」
みくる「ふぇぇ~」
長門「…」
古泉(ふむ…彼の行動を最優先で監視)
ガチャ
ハルヒ「こ~んにちわ~パソコン一式貰いに来ました~」
部長「な、何だね君たちは…って涼宮ハルヒ!?」
ハルヒ「さっさとパソコン一式よこしなさい!」バッ
みくる「ふぇぇ~待ってください」ガシッ
古泉「涼宮さん!いくら脅しとはいえそのような振る舞いはよろしくありませんね」
キョン「ハルヒ!いい加減にしやがれ!」
部長(救世主!!!!)
ハルヒ「な…何よ…あんたたち、私に逆らうっての?」
古泉「いえ、けしてそのようなk
キョン「古泉!てめえは黙ってろ!」
キョン「暴力からじゃ何も生まれねえ!コンピ研の野郎ども!俺の歌を聞きやがれ!!!!」ジャガジャガ
部長「…(な、なんてサウンドだ…)」
長門「…(素晴らしい)」
みくる「…(す、凄すぎる…)」
古泉「…(ハートが…彼のハートが伝わってくる)」
ハルヒ「な、なかなかやるじゃない(なんていい歌なの…)」
キョン「~~っと。どうだい部長さんよ、俺の歌は」
部長「凄かった…素晴らしいサウンドだった!」
キョン「だろう?俺のハートが伝わったかよ」
部長「ああ…あそこに最新型のパソコンが一台ある…もってけ」
キョン「いいのかよ」
部長「いい歌の礼だよ…ネット回線もまかせといてくれ」
キョン「ありがとよ!おいハルヒ、邪魔にならねえうちに帰るぞ!」
ハルヒ「え…あ、うん」
そうして俺たちは楽しくSOS団を設立した
「完」
~ご愛読ありがとうございました、1先生の次回作にご期待ください~
飽きたんだぜ
うおっ…
まだ残ってたのか…
続き需要ある?
~次の日~
キョン「ふぁあああ~、ん?下駄箱になんか入ってら」バサッ
国木田「おはようキョン、あれ?ラブレターかい?」
キョン「よう、けどこんなもんどうだっていいz」
国木田「よくないよ」
キョン「あ、ああ」
国木田「ちゃんと中身読むんだよ(涼宮さん頑張ってるなあ)」
キョン「放課後教室で待ってます…ったく、なんなんだよ」
~放課後~
ハルヒ「キョン!あんたこの後暇でしょ?部活にくるんでしょうね?」
キョン「よーじがある」
ハルヒ「用事って何よ!?」
キョン「なんでそんなことまで言わなきゃなんねえの」
ハルヒ「そ…それは私が…団長だからよ!」
キョン「あ、そう。ま、俺はよーじがあんの。そんじゃーな」
ハルヒ「…いっちゃった」
キョン「ったく差出人の名前くらい書いとけよ」
キョン「で、差出人はあんたなのか」
朝倉「そうよ、キョン君」
キョン「ったく、委員長が俺になんの用事なんだよ」
朝倉「ふふ、すぐに終わるから」
キョン「…で、なに」
朝倉「よくさ、やらずに後悔するよりやって後悔したほうがいいって言うじゃない」
キョン「…」
朝倉「これどう思う?」
キョン「どしたの」
朝倉「え?」
キョン「なんか悪いもんでも食ったのか?ってかなんで俺に聞くの」
朝倉「え?いや質問に答えt」
キョン「まあとにかく悩んでんだろ」
朝倉「…そうよ」
キョン「俺の歌を聞いたことあんのか」
朝倉「は?」
キョン「悩むなら俺の歌を聞いてからにしろよ、俺のハートがビンビン伝わってくるぜ」
朝倉「…え?」
キョン「悩みとかいろいろあるかもしんねーけど、俺の歌を聞いてみろ」
朝倉「え、あ、あ、うん(え?なんで?そういや自己紹介の時も彼は歌を…)」
キョン「いくぜ!」ジャガジャガ
朝倉「あ、このサウンド…」
マダーワースレタワケジャナーインダゼ
朝倉「い、いやー!!!!」
キョン「おい!朝倉!!!ったくなんだよ、いきなり走って行きやがって。最後まで俺の歌を聞けよ」
谷口「WAWAWA~ってあれ?教室から泣きつつ猛ダッシュしてんの朝倉?」
キョン「ったく、俺の歌を最後まで聴けよ」
谷口「放課後の教室…泣きながら逃げる朝倉…二人きり…おい!キョン!てめえ朝倉にn」
キョン「あんだよ」
谷口「朝倉に何しやがった!」
キョン「知るかよ」
谷口「この野郎」ガシッ
長門「暴力はいけない、ここは私に任せてほしい」ピカッ
谷口「うっ…」バタッ
キョン「何やったんだよ」
長門「彼の一連の記憶を消去した」
キョン「あん?」
長門「私はあなたたちの言語を借りれば宇宙人、情報~~~~~」
キョン「へえ」
長門「というわけ、朝倉涼子は私たちの仲間」
キョン「で、俺を殺そうとした時に何で逃げんの」
長門「それは私たちにもわからない、じょうh」
キョン「次は最後まで俺のサウンドを聞かせてやるぜ、じゃあな長門」
長門「念体はかんs…帰った」
谷口「わたし…の…ぱい…と」
長門「彼は放置する」
~次の日~
キョン「ふぁあああああ~(新曲作ってたらまた徹夜だぜ)」
ハルヒ「ちょっとキョン!」
キョン「おまえいたの」
ハルヒ「な、キィー!!!あんた今日こそは部活にきなさいよね!!!」
朝倉「あの、キョン君」
キョン「よう」
朝倉「その、昨日はごめんね」
ハルヒ「え…あんた昨日の用事ってもしかして朝倉と…」
キョン「だからなんだよ」
ハルヒ「…っ!」バン
朝倉「あ、なんか涼宮さんに誤解さしちゃったかな?」
キョン「いいんじゃねえの、そんなことより朝倉きn」
朝倉「待って!今日の放課後…放課後に話すから!」
キョン「ったく、じゃあ放課後な」
~放課後~
キョン「で、朝倉。昨日はなんで途中で帰ったんだよ」
朝倉「あのね、キョン君。もう正直に言うわ」
キョン「あん?」
朝倉「なんで涼宮ハルヒがあなたを選んだのか分からないの…あなたはただの一般人なのに」
キョン「何いってんのお前」
朝倉「私はなぜあなたが選ばれたのか知りたい、あなたをもっと知りたいの」ハラッ
キョン「…」
朝倉「私にあなたのこともっと教えてくれない?あなたのすべてを教えてほしいの」
キョン「朝倉…」
朝倉「ねえ、いいでしょ?あなたのすべてを教えて?」
キョン「いいぜ、俺のすべてを…ハートを教えてやるぜ」ジャガジャガ
朝倉「あ、ああ!」
キョン「今日は途中退場させないぜ!俺の歌を聴きえええ!!!!」ジャガジャガ
朝倉「あ…ああ!!!だ、だめええええ!!!!」
サアハジマルゼサーデナイッ
朝倉「はぅ…ああ!ああ!!!!!」
チョウシハドーッダイ
朝倉「んん!!!!ああ!!!!あああああああ!!!!!!」
ノーモーワトゥンラブ
朝倉「らめええええ!!!!!!!」
朝倉「もう…(ダッ!!!」
キョン「おい朝倉!まだ歌の最中だぜ!!!!」
キョン「またかよ、俺のハートが伝わんねえのか…」
長門(ドキドキ)
キョン「あん?長門いたのか」
長門「最初からいた(すごい声だった)」
キョン「俺のハート、お前には伝わってたか」
長門「あなたの熱いハート…確かに伝わってきた。それは朝倉涼子も同じ」
キョン「…そうか、それだけわかりゃあ十分だ。俺は帰るぜ、そんじゃあな」
長門「それじゃあ(彼のサウンド…)」
古泉「待っていましたよ」
キョン「うおわ!ってお前かよ、なんだよ」
古泉「これからあなたをお連れしたい場所があります」
キョン「どこだよ」
古泉「行ってからのお楽しみです、さあお乗りください」
キョン「なんで」
古泉「「なんで」とはどういういm」
キョン「なんで俺なんだよ、長門もお前も朝倉も、俺にどうして欲しいんだよ」
古泉「あの二人からすでにアプローチを…」
キョン「あん?」
古泉「まあ詳しくは車の中で御説明いたしましょう、どうぞお乗りください」
キョン「ったく、さっさとすませてくれよ」ボリボリ
古泉「~~~~というわけでして、彼女は神に等しい存在です」
キョン「どーも信じられねえな」
古泉「でしょうね、ですのでこれからそれを証明できる場所へお連れしたいと思いまして」
キョン「そーかい、ついたら起こしてくれ」パカッ
古泉「おやおや(ヘッドホンをして爆睡ですか…どうみても彼は一般人ですね…しかしあの二人からすでにアプローチを受けているとは…)」
新川「きもがすわっているな」
古泉「ですね」
新川「なぜあの二人が彼にアプローチを仕掛けたのか早急に調べ上げろ」
古泉「了解です」
~閉鎖空間~
古泉「起きてください、着きましたよ」
キョン「あん、ああ、そうだったな」
古泉「どうです?景色が灰色というのは爽快でしょ?」
キョン「はあ、気がのらねえな。で、俺をここに連れてきた理由を聞いちゃいないぜ」
古泉「ですから涼宮さんが「神」という証明をみせてさしあげましょう」
キョン「どうやって」
古泉「!!!」
キョン「あん?」
森「古泉、彼を安全な所へ。キョン君、あれが神人です」
キョン「神…人…?」
古泉「とりあえずこちらへ」タッタッタ
キョン「ったく」タッタッタ
古泉「…というわけです」
キョン「ったく、で、神人をどうすんだ?」
古泉「倒すんですよ、こうやってね」ヒュン
キョン「な、何やってんだよ!あぶねえじゃねえか!」
古泉「神人は殺さねばなりません」
キョン「殺す?暴力じゃ何も解決しねえ!違うか!」
古泉「それとこれとは話が別です」
キョン「あれはハルヒの精神なんだろ!なんで攻撃すんだよ!」
古泉「こうしないと世界が…あ、神人が倒れましたね…あれは森さんが止めですね」
キョン「…」
古泉「これが彼女が神という証です」
~キョンの家~
キョン「…」(カリカリ)
キョン(神人は殺さねばなりません…か)
キョン(どいつもこいつも分かっちゃいねえ、ハートがあれば伝わるんだよ!)
オマエガーカゼニナルナーラー
キョン「電話か…何」
ハルヒ「「何」じゃないわよ、あんた明日は暇なんでしょうね!」
キョン「なんだよ」
ハルヒ「明日こそ来なさいよね!来なきゃあんた…」
キョン「だから何」
ハルヒ「…はぁ、と・に・か・く!明日は絶対部活に来なさい!いいわね!」
キョン「はいはいってかなんで俺の番号知ってんの」
ハルヒ「え…ぶ、部長だからよ!じゃあね(国木田に聞いたなんて言えないわよ)」
キョン「ったく、なんだよどいつもこいつも」
~次の日~
キョン「ふぁあああああ~」
朝倉「あの、キョン君」
キョン「あ、いたの」
朝倉「うん、あの、今日は…」
キョン「すまねえな、今日はダメだ」
朝倉「あ、そ、そうなんだ…じゃあね」
古泉「おやおや、逢引の最中ですか?」
キョン「なんだよ」
古泉「今日は部活…いえ、団活に来られますか?」
キョン「昨日電話が来たからな」
古泉「電話…(まさか朝比奈さんが、やはり彼は只者ではないのか?)」
キョン「ったく、お前の教室あっちだろ。じゃあな」
古泉「え、ええ。じゃあまた部活で」
長門「待って」
キョン「よう長門、なんだよ」
長門「今日の部活終了後私の家に来て欲しい」
キョン「なんで」
長門「朝倉涼子の件で話がある」
キョン「ああそう」
長門「それは肯定の合図ととっておく」
キョン「好きにしな、じゃあな」
長門「…また部活で」
国木田「やあキョン」
キョン「よお」
国木田「今日部活終わったら久しぶりにゲーセン行こうよ!」
キョン「あー、悪いが先約が」
国木田「もしかして女の子かい?」
キョン「ああ、そうだけどよ」
国木田「同じ部活の?」
キョン「ああ、なんだよ」
国木田「同じ学年かい?」
キョン「なんだよ、どしたの」
国木田「ふふ…いや、なんでもないよ(涼宮さん頑張ってるなあ)」
~教室~
キョン「ふぁああああ~」
ハルヒ「ちょっとキョン!あんたきょうk」
キョン「分かってるよ」
ハルヒ「ちゃんと部活くるんでしょうね!」
キョン「行けばいいんだろ」
ハルヒ「ちゃんと来なさいよね」
キョン「ったく、もうちょっと落着きを持て…よ…」(zzz)
ハルヒ「どうしてあんたはいつもそうやって私と話している最中に寝るのよ!」
~昼休み~
ハルヒ「んん~!さて、今日も購買に(今日もキョンは国木田達と食べるのか…)」
ガラガラ あの…はい…彼を…
ハルヒ「あれ?みくるちゃん?」
みくる「~~~~~~~」
キョン「~~~~~~~」ニコッ
ハルヒ(…)
みくる「~~~~~~~」
キョン「~~~~~~~」ガラガラ
ハルヒ「キョンとみくるちゃん行っちゃった…後追いかけなきゃ」
~屋上~
みくる「…し……みら…ん…」ダキッ
ハルヒ「!!!!!」
キョン「…わかって…こいず…なが…あぷろ…」
みくる「…じゃ…また…」タッタッタ
ハルヒ(こっちくる!)
キョン「ったく(未来人か)」
ハルヒ(なんとか隠れたけど…キョンとみくるちゃんって出来てるのかな?)
キョン「…」
~放課後~
バタン
ハルヒ「さて、今日も終了ね。キョンあんたこれk」
キョン「じゃ、長門行くか」
長門「…」コクッ
ハルヒ「…」
古泉(また閉鎖空間が…)
みくる「ふぇぇ~~」
キョン「じゃあな」
ハルヒ(何よ…)
~長門家~
キョン「で、何の用だよ」
長門「朝倉涼子に大量のエラーが確認された、原因はあなた」
キョン「あん?なんで」
長門「あなたの歌を聴いて、彼女は高度の葛藤状態になっている(つまり恋)」
キョン「で、俺にどうしろと」
長門「情報思念体はあなたが朝倉にラブソングを歌うことを希望している」
キョン「俺の熱いハートを叩きこめばいいんだな!」
長門「そう、しかしあくまでも「ラブソング」を歌うことが前提」
キョン「歌いたい歌を歌いたいときに歌う!それが俺だ!」
長門「…そう」
~キョンの家~
キョン「…」カリカリ
キョン「…」カリカリ
コノチーカラノナーゾヲー
キョン「またあいつか…何」
ハルヒ「何が「何」よ!」
キョン「部活行ったんだから文句ねえだろ」
ハルヒ「あるわよ!なんであんた有希と帰ってんの!」
キョン「うるせえな!なんでお前にそんなこと言わなきゃなんねえんだよ!」
ハルヒ「それは…私が団長だからよ!」
キョン「そーかい」ブチッ
キョン「ったく、何なんだよ」
ハルヒ「…切られた」
~次の日~
キョン「ふぁああああ、久しぶりによく寝た」
キョン「それじゃあ、行ってくるぜ。鍵かけとけよ」
森「おはようございます」
キョン「うわ!ってあんた…たしか古泉のところの」
森「森と申します、以後お見知り置きを」
キョン「で、おばさんがなんのようだよ」
森「だ、誰がおばさんですって!?」
キョン「何のようだよ」
森「くっ…本日の放課後お時間をいただけないでしょうか(この子嫌い)」
キョン「なんでだよ」
森「お時間はさほど取らせませんので」
キョン「ったく、30分だけだぜ。おっと、遅刻するからじゃあなおばさん!」
森「い、いってらっしゃいませ」
キョン「ったく朝から…」
長門「おはよう」
キョン「よお長門」
長門「今日の放課後暇?」
キョン「さっき先約がはいっちまった」
長門「そう、それじゃあまた団活で…」
キョン「ああ、じゃあな」
国木田「キョン、昨日はどうだった?」
キョン「何が」
国木田「女の子とのデートだよ、どうだった?」
キョン「別に、家に行って話して…そんだけだ」
国木田「そうなんだ、何か進展あったら教えてよ。じゃあね!キョンも急がないと遅刻するよ!」
朝倉「あの、キョン君」
キョン「よお朝倉、どうした」
朝倉「今日の放課後…暇かな…?」
キョン「悪りいな、先約があんだ」
朝倉「そ、そうなんだ。ごめんね」タッタッタ
???「おっ君がキョン君かい!?」
キョン「あんたは?」
鶴屋「私は鶴屋さんだよ!へーなかなかいい男じゃないか!気にいったよ」
キョン「そうかい、俺の歌を聴けばもっと気に入るかもしれないぜ」
鶴屋「ははは!聞いてた通りの人だね!そいじゃあ今度聞かせてもらおうかな」
キョン「ああ、いつでも来な。どこででも歌ってやるよ」
鶴屋「楽しみにしておくよ!そいじゃあまたね!」
みくる「お、おはようございますぅ~」
キョン「よう!朝比奈さんじゃねえか。ただでさえとろいのにこんなにゆっくりしてていいのかよ?」
みくる「た、たぶん大丈夫です」
キョン「そうかい、じゃあな」
みくる「あ、あのキョン君!今日の放課後お暇ですか~?」
キョン「何で」
みくる「え、あの、一緒に映画に…」
キョン「今日は先約があるんだ、すまねえ。じゃあな!」
みくる「ふ、ふぇぇ~~~~」
~教室~
キョン「なんとか間に合ったな」
ハルヒ「あんたギリギリじゃない」
キョン「うるせえな」
ハルヒ「なんで私にはそんなに喧嘩腰なのよ」
キョン「お前がつっかかってくるからだろ」
ハルヒ「じゃあ優しくしたら態度変わるの?」
キョン「さあな」
国木田(涼宮さんとキョンいい感じだね)
朝倉(キョン君…)
~放課後 SOS団~
ハルヒ「むぅ…(キョンとのデートスポットは…カラオケ…コンサート会場…)」
みくる(キョン君と観る映画何にしようかな~S○Wとかキョン君好きかなあ)
長門「…(朝倉と彼をくっつけるにはどうすれば…彼情報操作…それは許可が下りない)」
古泉「ふむ…(彼女たちはなぜ一般人にこんなにアプローチを…やはり何か特殊能力があるのか…)」パチッ
キョン(ふたりでえがいたー)ジャガジャガ
古泉「おや、今回はラブソングですか?」
ハルヒ・みくる・長門(ピクッ)
キョン「ああ、熱い歌だぜ」
古泉「見せてもらっても?(なぜ彼女たちは一斉に動きを止めたのでしょう)」
キョン「いいぜ」
キョン「どうだ古泉?」
古泉「…いい歌じゃないですか(グスッ)」
キョン「この歌は俺のハートを込めた最高の歌だ!」
古泉「この歌は誰かに聞かせるために?」
キョン「さあな、そこまで考えちゃあいねえよ」
ハルヒ長門みくる(…………)
キョン「長門、そろそろお開きにしねえか?この後予定があんだよ」
長門「…」バタン
キョン「さて、それじゃあ俺は帰るぜ。じゃあな」
ハルヒ(あのラブソング…今から聞かせに行くのかな…)
キョン「古泉、何やってんだよ。お前もくるんだよ!」
古泉「ああ、受けてくれたんですか。ありがとうございます」
ハルヒ(まさか…古泉君に!?後をつけなきゃ)
古泉「…はぁ、聞いてください」
キョン「なんだよ」
古泉「今涼宮さんが僕たちのあとをつけてきています」
キョン「だからなんの問題があんだよ」
古泉「あなたという人は…森さんからきいたでしょう?」
キョン「放課後時間をくれとしか聞いてないけどな」
古泉「はぁ…とにかく涼宮さんに後をつけられては困るんです、まきましょう」
キョン「ったくめんどくせえ…おいハルヒ!出て来い!」
古泉・ハルヒ「!!!!!!」
古泉(何考えてんですか!)
キョン「ハルヒ!いるのはわかってんだぞ」
ハルヒ「…」スッ
キョン「後つけるなんて趣味の悪いことしてんじゃねえよ」
ハルヒ「だって…」
キョン「あーもー、ぐだぐだうっせえな!女ならはっきり言えよ!」
ハルヒ「あんた古泉君にあの歌聞かせるんでしょ!このホモ!ホモ野郎!」
キョン「どしたのお前」
ハルヒ「私が誘っても放課後一緒に帰ってくれないのに有希とかみくるちゃんとか朝倉とか…うわぁぁぁぁ!!!」
キョン「お、おい!俺が泣かせたみてえじゃねえか!」
ハルヒ「うっ…ヒック…」
キョン(こ、古泉!)
古泉(しかたありません、森さんには僕からキャンセルを伝えておきます。今日は涼宮さんとお帰りください)
キョン(何でこいつと帰る必要があるんだよ。お前が帰れよ)
古泉(涼宮さんを泣きやませないとあなたのせいになりますよ。いいんですか!)
キョン「ったく、おいハルヒ!…帰るか」
ハルヒ「グスッ…いいの?」
キョン「ったく、じゃなきゃもうとっくに帰ってるっての」
ハルヒ「グスッ…そこまで言うなら…グスッ…一緒に帰ってあげるわよ」
キョン「何で上から目線なの」
ハルヒ「…ふん!ほら行くわよ!」ズルズル
キョン「おい!袖をひっぱんじゃねえよ!じゃあな古泉、おばさんによろしくな!」
古泉「ええ、それでは(おばさん?まさか…)」
古泉「もしもし、森さんですか?」
森「なにy…何で彼が涼宮ハルヒと帰ってるのかしら?」
古泉「実は~~~~~~~~というわけでして」
森「はぁ…」
古泉「あと彼から伝言です」
森「伝言?」
古泉「「おばさんによろしく」と」
森「………」プチッ
ハルヒ「ねえキョン、せっかくだからどっか寄ってかない?」
キョン「どこに寄るんだよ」
ハルヒ「そうね…カラオケとか?」
キョン「パス」
ハルヒ「何でよ!あんた歌好きでしょ!?」
キョン「今は歌う気分じゃねえんだよ」
ハルヒ「あ、そう。…であんたに聞きたいんだけd」
ハルヒ「っていないじゃないのよ!どこいったのよ!」
キョン「はいどーも、ほれ」ポイッ
ハルヒ「何よこれ」
キョン「お前ホットドッグも知らねえの」
ハルヒ「ホットドックくらい知ってるわよ!」
キョン「じゃあ何だよ」
ハルヒ「どうして今ホットドックなのよ」
キョン「腹減ってるからだよ、ったくいらないなら返せよ」
ハルヒ「いるわよ」
キョン「じゃあ文句言わずに食えよ」
ハルヒ「べーだ!(でも買ってきてくれて嬉しいな)」
キョン「あー言えばこう言うってお前のためにある…」モグモグ
ハルヒ「…キョン」
キョン「あんだよ」モグモグ
ハルヒ「ホットドッグ…ありがと」
キョン「…」ゴクンッ
キョン「どしたの」ゴチン
ハルヒ(あ、おでこが…)
キョン「熱あんの?それともホットドッグにあたったのかよ?」
ハルヒ(ポーー)
キョン「ったく、おいハルヒ!帰るんじゃねえのか!」
ハルヒ「…はっ!え!な!何!?」
キョン「帰るんじゃなかったのかよ!」
ハルヒ「そ、そうね。帰りましょ」スタスタ
キョン「おい、そっちは」
ボチャン
キョン「池だって…はぁ、お前なにやってんの」
ハルヒ「…………」クチュン
キョン「おまえん家近いのか」
ハルヒ「…ふぇ?」
キョン「だ・か・ら・お前の家は近いのかって聞いてんだよ!」
ハルヒ「ここから20分くらい…」クチュン
キョン「ったく、そのままじゃ風邪ひくからさっさと帰ろうぜ」
ハルヒ「キョンの家…ここから近いの?」
キョン「あん?まあお前の家よりは近いんじゃねえの」
ハルヒ「服貸して」
キョン「なんで」
ハルヒ「寒いから」
キョン「…はあ、じゃあ行くぞ。ほらさっさと池からあがれよ」
ハルヒ「手くらい貸してくれたっていいじゃない!」
キョン「その元気がありゃ十分たてんだろ」
ハルヒ「…けち」
~キョンの家 風呂~
ハルヒ(まさかお母さまにお風呂貸していただけるなんて…)
ハルヒ(これキョンのシャンプーかな?)
ハルヒ(サクセス…やっぱり髪の毛気になるのかな)クスクス
ハルヒ(あんまり長湯すると迷惑だから早くあがろ)
ハルヒ「あ、お母様お風呂ありがとうございました」
ハルヒ「いえ、ありがとうございます」
ハルヒ「あ、はい」
キョン「ったく、ほら着替え」
ハルヒ「ありがと、なかなか良いお風呂じゃない」
キョン「風呂なんかどうでもいいじゃねえか、あの制服は明日持って行ってやるよ」
ハルヒ「ありがと…なんかごめんね」
キョン「お前マジどしたの」
キョン「さて、そろそろ行くか」
ハルヒ「そうね、いろいろお世話n…あ、お母様…え?いいんですか!?」
キョン「お、おいおふくろ!」
ハルヒ「はい!ぜひお言葉に甘えさせていただきます!」
キョン「お、おい!」
ハルヒ「じゃあお手伝い致します!」
キョン「ハルヒ!おまえ…って行っちまった。ったくなんで晩飯まで一緒なんだよ」
キョン「あーもう!明日古泉に文句言ってやる!」
~キョンの家 食卓~
ハルヒ「はい!はい!これなんか私のおすすめで…」
キョン「…」モグモグ
ハルヒ「はい!いえ、お母様のお料理に…」
キョン「…」モグモグ
ハルヒ「え、お嫁ですか…」チラッ
キョン「ゴクン、あんだよ」
ハルヒ「…どう?おいしい?」
キョン「まあいけんじゃねえの」
ハルヒ「そ、そう」
ハルヒ「キ、キョン…この肉じゃがなんてどう?」
キョン「いけんじゃねえの」
ハルヒ「このサラダは?」
キョン「いいドレッシングだ」
ハルヒ「…このスープは?」
キョン「…まあいけんじゃねえの」
ハルヒ「このひじきは?」
キョン「うるせえな!飯ぐらい黙って食えよ!」
ハルヒ「何よ!おいしいかどうか聞いているだけじゃない!」
キョン「全部美味いんだから聞くんじゃねえよ!ったく」
ハルヒ「そ、それって…」
キョン「なんだよ」
ハルヒ「私…いいお嫁さんになれるかな…」
キョン「お前ほんとにどしたの」
ハルヒ「い、いいから答えなさいよ!」
キョン「まあなれんじゃねえの?」
ハルヒ「本当!?」
キョン「だからうるせえっての!ごちそーさん。俺は部屋に戻るぜ、ハルヒ!飯食い終わったら帰るからな」
ハルヒ「はいはい、え、いえ、この家のお嫁さんにですか?あはははは」
~ハルヒの家 道中~
キョン「ったく、もう10時になるぜ」
ハルヒ「ほんと長居しちゃったわね…改めてお礼に伺うわ」
キョン「別にいいって」
ハルヒ「私の気がすまないの!」
キョン「あっそ、好きにすれば」
ハルヒ「ねえ」
キョン「あんだよ」
ハルヒ「あんた…彼女いるの?」
キョン「何で」
ハルヒ「だってこないだみくるちゃんと屋上で抱き合ってたじゃない!それに有希と帰ったり朝倉と約束してたり」
キョン「お前本当にどしたの?なんか変な病気じゃねえのか?」
ハルヒ「いいから答えなさいよ!あんた彼女いるの!」
キョン「ったく、いねえよ」
ハルヒ「え?いないの」
キョン「しつけえな、そんなもんいねえよ」
ハルヒ「そ、そう(ホ…)」
キョン「何なんだよ、で、お前の家どっち」
ハルヒ「あ、ここまででいいわ。今日はありがと」
キョン「ああ、そんじゃまた明日な」
ハルヒ「あ、キョン」
キョン「なんだよ」
ハルヒ「明日も…一緒に帰らない?」
キョン「別にいいけどよ」
ハルヒ「本当?約束よ」
キョン「ああ、じゃあな」
キョン「ったく…ま、俺も帰るか」
森「こんな深夜遅くに何していらっしゃるんですか?」
キョン「ああ、古泉のところの」
森「森です。高校生がうろついていい時間ではないですよ」
キョン「ハルヒを送ってやってたんだよ、で、あんたは何やってんの」
森「買い物です、今日は久しぶりに彼女の精神が安定していましたので」
キョン「あ、そう。じゃあ気をつけてな」
森「え!ちょっとこの荷物の量見てなんとも思わないんですか!」
キョン「両手いっぱい、前も見えないほどの荷物…買いすぎは自業自得じゃねえか」
森「いいから手伝ってください!お礼はちゃんとしますから」
キョン「ったく、しゃーねーな」ヒョイ
森「ありがとうございます(あんなに大量に持ってくれるんだ)」
キョン「で、あんたの家はどこだよ」
森「あ、こっちです」
キョン「はいよ」
~森の家~
キョン「で、この荷物はどこに置けばいいの」
森「あ、そこでかまいません。本当にありがとうございました」
キョン「ったく、次からは古泉を呼べよ。じゃあ俺は帰るから」
森「待ってください!お礼をしていないのにそんなすぐ帰るなんて…」
キョン「別にいいよそんなもん」
森「私がよくないんです!とにかく上がってください!」グイグイ
キョン「お、おい!ひっぱんなっての!」
森「あ、あの…」
キョン「何」
森「い、いえ…(どうしよ、家に上がってもらったけどやっぱり健全な男子高校生なら…あーでも恥ずかしい!!!)」
キョン「なあ森さん」
森(でも別に嫌ってわけじゃ…だってイケメンだし)
キョン「森さん」
森(でもちょっと恥ずかしい森園生…きゃーー)
キョン「おばさん」
森「誰がおばさんよ!」
キョン「なあ、もう用はすんだだろ?帰っていいか」
森「で、ですからお礼がまだ…あ、そうだ!明日!明日の放課後お暇ですか!お礼しますよ!」
キョン「明日は先約があんだよ、わりいな」
森「…そうですか」シュン
キョン「なんだよ、なんか変なもん食ったのか?」
森「いえ、別にそういうわけでは(顔を覗き込んで…)」
キョン「顔赤いぞ」ゴチン
森(ホワァ………)
キョン「なんでそんなに赤いんだよ」
森「え…だって/////」カァーーー
キョン「ったく」
森「え、えと…あ!じゃあ今度の日曜日はお暇ですか!?」
キョン「日曜日?なんで」
森「もう!お礼です!日曜日にお礼しますから!」
キョン「そうかい、じゃあ日曜日の予定明けとくぜ」
森「あ、ありがとうございます!そ、それであのー」モジモジ
キョン「なんだよ(トイレ我慢してんなら行けばいいのに)」
森「連絡先を…」
キョン「すまねえ、携帯置いてきた」
森「え…そ、そうですか」
キョン「古泉の連絡先知ってんだろ?じゃあ古泉づてに聞けばいいじゃねえか」
森「え、ああ、そうなんですけど」
キョン「じゃあ明日学校だから帰るぜ、じゃあまた日曜日に」
森「あ、それじゃあお見送りに」
キョン「別に問題ねえよ、じゃあな」バタン
森「あ…いっちゃった…」
森「日曜日…どこ行こうかな」
~次の日 北高 門~
キョン「ふぁああああ」
朝倉「あ、キョン君…おはよう」
キョン「よう、長門から聞いてるぜ。なんか具合悪いんだってな」
朝倉「あ、うん。でねその今日のほうk」
キョン「あったかくして寝るんだぜ!じゃあな」
朝倉「あ…いっちゃった(何このドキドキ…エラーはすべて処理したはず…なのに)」
古泉「おはようございます」
キョン「よう、昨日はてめえのせいで」
古泉「まあまあ、おかげで涼宮さんの精神状態の安定を確認できました。我々としては毎日一緒に帰ってもらいたいほどです」
キョン「そうかい、じゃあな」
古泉「おやおや、まあ僕の教室はこっちですからね。それじゃあまた部活で」
鶴屋「おや、キョン君じゃないかい!」
みくる「あ、キョン君!おはようございます!」
キョン「よう」
鶴屋(ほらみくる!誘っちまいなよ!)ツンツン
みくる(ふぇぇ~、がんばってみます!)
みくる「あのキョン君、映画のチケット当たったから今日の放課後…一緒に」
キョン「ワリい、今日も先約があんだよ」
みくる「そ、そうですか…」
鶴屋「あ、じゃ、じゃあ明日の放課後はどうなんだい?」
キョン「なんもないぜ」
鶴屋「じゃあ明日の放課後みくると映画いってくれないかねえ」
キョン「まあ予定ないからないいけどよ」
鶴屋「そうかい!じゃあ明日の放課後頼んだよ!」
みくる「お、お願いします!(鶴屋さんありがとう…)」
キョン「ああ、じゃあな」
長門「今日の放課後暇?」
キョン「なんで」
長門「朝倉涼子のことで」
キョン「すまねえ、先約があんだよ」
長門「…そう」
キョン「ああ、じゃあな」
国木田「おはよう、キョン」
キョン「よう」
国木田「昨日は女の子とどうだったの?」
キョン「ああ、俺の家で飯食って風呂入って送って行った…くらいだな」
国木田「そうなんだ!(涼宮さん…キョンと付き合えたんだ、良かった)」
キョン「なんでそんなこと聞くんだよ」
国木田「涼宮さんとどこまでいったんだよ」
キョン「ハルヒと?だから飯食っただけだって」
国木田「ふ~ん?まあ後々詳しく聞かせてよ、じゃあね」
~教室~
キョン「おい!ハルヒ!」
ハルヒ「な、なによ!急に私を呼んで」
キョン「昨日の忘れものだぜ」ポイッ
ハルヒ「あ、制服」
キョン「ったく、もうこんなことはないように頼むぜ」バタン
ハルヒ「だからなんであんたは寝るのよ」
キョン「眠いから寝る、それでいいじゃねえか」
ハルヒ「もう」
キョン(zzz zzz)
~放課後~
ハルヒ「じゃあキョン今日は一緒に帰るわよ」
古泉・みくる・長門「!!!!!」
キョン「ああ、じゃあな」
古泉(まずい…森さんになんて報告すれば…)
長門(朝倉へ気持ちを向かせる作戦を至急立てなければ)
みくる(もしかして涼宮さんと…ふぇぇぇぇ!!!!!)
あまりの眠さに一回休憩します…続きは起きたらがんばります!
ハルヒ「で、今日はどこ行く」
キョン「まっすぐ帰るんだよ」
ハルヒ「なんでよ!カラオケとか寄り道するでしょ!」
キョン「あん?なんで寄り道するわけ」
ハルヒ「ほら!別にお金がないならおごるし!」
キョン「そういうんじゃねえんだ、もうすぐ新曲が書きあがるんだよ」
ハルヒ「え、じゃあ見に行っても」
キョン「ダメだ」
ハルヒ「なんでよ!」
キョン「歌にハートをすべて込めたい…だから今は誰にも見せねえ!」
ハルヒ「なによそれ…じゃあできたら真っ先に聞かせてくれるんでしょうね」
キョン「ったく、じゃあ一番最初に聞かせてやるよ」
ハルヒ「絶対よ!嘘ついたr」
キョン「わーってるよ、じゃあここでな」
ハルヒ「ぶぅー…まあいいわ、それじゃあ出来上がったら一番に聞かせるのよ」タッタッタ
キョン「そんじゃおr…何やってんの」
鶴屋「あははー、いや、たまたまキョン君たちを見つけたもんだから気になって」
キョン「ったく、尾行なんて悪趣味なことやってんじゃねえよ」
鶴屋「いやー、ごめんごめんっさ。ところでキョン君ははるにゃんと付き合っているのかい?」
キョン「何で」
鶴屋「一緒に帰ってるからもしかしたしたらって思ってさ」
キョン「別に付き合ってねえよ…あ、今から時間あるか?」
鶴屋「あるけど…(え、ナンパ?)」
キョン「そうか!じゃあ俺の家に来いよ」
鶴屋「家に…(なんかやらしいことするんじゃないだろうね)」
キョン「前に約束しただろ?」
鶴屋「約束?」
キョン「俺の歌を聞かせてやるってな」
鶴屋「ふふ、そういやそうだったね。よし!鶴屋さんにキョン君の歌を聞かせるっさ!」
キョン「じゃあ決まりだな、行こうぜ」
~キョンの家~
ジャガジャガ
サアハジマルゼサーデナイ チョーシハドーダーイ
鶴屋(これが…キョン君の歌)
ノーモーワトゥンラブ アイヲームダニスルナー
鶴屋(す…スゴスきるっさ)
キョン「そんじゃ次はこいつだな」ジャガジャーン
オマエーニイーツーデアエルノダーロー
鶴屋「あ…(ラブソングじゃないか…)」
オマーエーニアーイーターイー
鶴屋(これは…)
オマーエーヲズートー
鶴屋(惚れるっさ//////)
キョン「どうだった」
鶴屋「さ、最高さ/////」ドキドキ
キョン「どしたの」
鶴屋「な、何がさ?」
キョン「顔真っ赤だぜ、熱あんじゃねえの」ゴチン
鶴屋(おでこが…////)ポゥ
キョン「熱はねえみてえだけど」
鶴屋「き、きっとキョン君の熱いハートに日焼けしただけさ!」
キョン「いいこと言うじゃねえか、なんか長居させちまったな。家まで送るよ」
鶴屋「だ、大丈夫っさ!その…迎え呼んでいるっさ!」
キョン「そうかい、そんじゃあ気をつけて帰れよ」
鶴屋「あ、あのキョン君」
キョン「なんだよ」
鶴屋「また…キョン君の歌が聴きたいっさ」
キョン「へ、いつでも俺の熱い歌を聞かせてやるぜ」
鶴屋「約束にょろ!」
キョン「聞いてくれる人がいるなら歌う!歌いたいときに歌う!それが俺だ!」
鶴屋(カッコいいっさ/////)
キョン「じゃあな」
鶴屋「今日はありがとうっさ!じゃあまた」タッタッタ
キョン「さて、そんじゃあ新曲を一気に作るとするか」
~次の日~
ピーンポーン
あの…はい…
キョン「あん?誰だよ…って朝倉じゃねえか。何だよ」
朝倉「あ、一緒に学校に行こうかなって」
キョン「まあいいけどよ、じゃあ上がって待っててくれ」
朝倉「あ、ありがとう」
キョン「すぐ準備するからな」
朝倉(ここがキョン君の部屋かぁ…)
朝倉(あ、いつものギターだ)
朝倉(机の上に広がってるのは…楽譜かな)
朝倉(でも音符とか書いてない…)
朝倉(あ、キョン君のベッド…)
朝倉(少しぐらいいいよね?)バタン
朝倉(きゃーーー)モフモフ ゴロンゴロン
キョン「何やってんの」
朝倉「はっ!」
キョン「準備終わったからさっさと行こうぜ」
朝倉「う、うん(見られた…恥ずかしい////)」
朝倉「でね、突然なんだけど…」
キョン「なんだよ」
朝倉「今度の日曜日…暇?」
キョン「日曜は先約があんだよ」
朝倉「…女の子とデート?」
キョン「古泉の上司に呼ばれてんだよ」
朝倉「古泉君の?(機関の手が…?なぜ一般人の彼に)」
キョン「ああ」
朝倉「そうなんだ、じゃあまた今度付き合ってよ」
キョン「いいぜ、俺の熱い歌を聴かせてやるぜ」
長門「おはよう(作戦A成功、次はBに移すべき)」
キョン「よう」
朝倉「おはよう長門さん(作戦Bはまだ早いわよ)」
長門「朝倉涼子(頑張れ)私は今日週番、急がなくてはいけない」
朝倉「そう、それじゃあね」
長門「それじゃあ」
キョン「相変わらず無口なやろうだな」
朝倉「キョン君は長門さんのこと…あんまり好きじゃない?」
キョン「ああいう奴にこそ俺の歌をガーっと歌ってビシッとハートに響かせてやりてえんだよ」
朝倉「つまり嫌いじゃないってこと?」
キョン「まあな、いつか俺の歌を聞かせて燃えさせてやるぜ」
鶴屋「おはようっさキョン君…と、そちらの彼女は?」
朝倉「そ、そんな…彼女だなんt」
キョン「朝倉涼子だよ、同じクラスの委員長」
鶴屋「…なんで一緒に登校してるっさ」
朝倉「それは彼と待ち合わせをしt」
キョン「たまたま家に来たからな、一緒に登校してんだよ」
鶴屋「そうなんだ(朝早く…その手があったにょろ)」
朝倉「………」
キョン「なんだよ」
鶴屋「…今日のところは譲るっさ、次はないからね」タッタッタ
キョン「お、おい!…ったくなんだよ」
朝倉(鶴屋さんね…覚えておくわよ)
キョン「下駄箱についたな」
朝倉「そうね(途中彼に話しかけようとしてた人いっぱいいたわね)」
キョン「そんじゃあな」
朝倉「え?教室一緒でしょ!?」
キョン「トイレだよ、トイレまでついてくるつもりかよ」
朝倉「なっ////まあ、今日はありがと。また一緒に登校しましょ」
キョン「気が向いたらな」タッタッタ
朝倉「はあ…ガッ」ガシッ
みくる「動かないで」ガシッ
朝倉(CQC!?…手にはナイフ)
みくる「情報思念体がなぜ彼に近づくのです?」
朝倉「未来人こそなんで近づくのかしら?」
みくる「…禁則事項です、答えなさい!」
朝倉「…ふう、情報思念体じゃないわ。私個人の判断で彼にアプローチをかけているの」
みくる「あなた個人の判断…」
朝倉「そうよ、おかしい?」
みくる「…いいでしょう」スッ
朝倉「痛かったわ、彼の仲間じゃなかったら殺してたわよ」
みくる「彼に何かしたら私があなたを殺します」キッ
朝倉「怖い怖い…それじゃあね、朝比奈先輩」
みくる「なぜ…(彼は完全に一般人…なんでこんなにアプローチを受けているの…)」
キョン「オーレーノウタヲキーケーバー」ジョボボボボボ
国木田「やあキョン」
キョン「よお」ジョボボボボボボ
国木田「見てたよ…なんで朝倉さんと一緒に登校してるの?」
キョン「朝あいつが家に来たんだよ」ジョボボボボボボ
国木田「何しに来たのさ」
キョン「さあな、理由なんてどうでもいいじゃねえか」ジョボボボボボ
国木田「理由が一番大事だと思うけど…で、朝倉さんと付き合ってる、なんてことはないよね?」
キョン「なんで」ジョボボボボ
国木田「一緒に登校してたんでしょ?」
キョン「ああ」ジョボボボボボ
国木田「付き合ってるの?」
キョン「だからなんでそうなんだよ」ジョボ ジョボ
国木田「一緒に登校してたらそう勘違いしちゃうよ(もしかして朝倉さんキョンのこと…)」
キョン「そうかい」ジョボッ
国木田「彼女いるんだから登下校は彼女とだけにしときなよ」
キョン「彼女?お前何か勘違いしてねえか」
国木田「え…だって涼宮さんと付き合ってるんじゃ」
キョン「何で」
国木田「え?違うの?」
キョン「付き合っちゃいねえよ、それよりさっさとションベンしろよ。待っててやるから」
国木田「あ、ごめん。でもこの前家に来たって」ジョボジョボ
キョン「ああ、池に落ちたからな」
国木田「い、池に…(何があったんだ)」ジョボジョボ
キョン「ふぁああああ」
ハルヒ「キョン…あんた朝倉と登校してたんですって?」
キョン「いきなり何だよ」
ハルヒ「…朝倉と付き合っt」
キョン「付き合っちゃいねえよ。ったくなんでどいつもこいつも同じことばっか聞くんだよ」
ハルヒ「…どいつもこいつも?」
キョン「あのなあ、あれは朝、朝倉が家に来たから一緒に登校したんだっての」
ハルヒ「朝…(その手があった!そうよ!放課後がダメなら朝が!)」
キョン「あんまり変なこと言ってんじゃねえぞ、朝倉に迷惑かかんだろ」バタン
ハルヒ「ちょ…だからなんで会話の最中に寝るのよ」グイグイ
キョン「いてえな!ひっぱんじゃねえよ!」
ハルヒ「おーきーなーさーい!」
キョン「昨日徹夜で作ってたんだよ、寝かせろよ!」
ハルヒ(あ、新曲…一番最初に聞かせてくれるって…)
~放課後~
みくる「それじゃあキョン君」
キョン「ああ行くか、それじゃあな」バタン
ハルヒ「今日はみくるちゃんと…(やっぱり遊びなのかな…)」
古泉(未来人と宇宙人はなぜ彼にこんなにアプローチをしたがるのか?我々機関も後手に回るわけにはいきませんね)
長門(朝倉涼子…失敗?)
ピリリリリリ ピリリリリリリ
古泉「はい、古泉…わかりました」
長門(…閉鎖空間?)
古泉(そのようです)
みくる「今日見る映画はこれです」
キョン「へえ、「ド根性」か、面白そうじゃねえか」
みくる「試写会が当たったんですよ」
キョン「意外と運あんだな?とろそうなのに」
みくる「ぶぅ~」
キョン「じゃ、さっさと入ろうぜ」
みくる「そうですね(ホントはラブロマンスがよかったんだけど…)」
~上映中~
みくる(暑苦しい)
キョン(立て!立つんだ!そこでお前の…お前のハートをぶつけるんだ!)
みくる(やっぱりラブロマンスがよかったな)
キョン(そこだ!いけ!)
~上映後~
キョン「最高だったぜ」ニコニコ
みくる「よろこんでもらえてよかったです」ニコニコ
キョン「あそこで部長が立ち上がるシーンはハートが熱くなったぜ」
みくる「そうですね(喜んでもらえてよかたな)」
????「あのーすみません」
みくる「はい?」
????「○○の者なんですが、映画の試写会の感想を収録していまして」
みくる「えーっと…その…」
????「そちらの彼氏さんとぜひご一緒にお願いします」
みくる「彼氏////キョン君、あの…」
キョン「いいぜ!俺のこの熱いハートを語ってやるぜ」
????「ありがとうございます、それじゃあこちらへ」
????「それじゃあいきますよ!合図したらしゃべりだしてください!」
????「それじゃあ…3、2、1…」
みくる「え、え~ととてもおもしろかったです」
キョン「熱いハートが俺にビンビン伝わってきたぜ!」
????「ありがとうございました!これはお礼の品です」
みくる「わあ、ありがとうございます」
みくる(キョン君とのツーショット写真////)
キョン「へーよく撮れてるじゃねえか」
みくる「そうですね」
キョン「じゃあこの写真やるよ」
みくる「え、いいんですか!?」
キョン「ああ、俺はこっちの四谷サイダーもらうけどな」
みくる「ありがとうございます(家に飾っておこう)」
キョン「そんじゃあ帰るか」
みくる「あ、あの…もう少しだけ…」
キョン「すまねえな、この感動を忘れないうちに歌を作っておきたいんだ」
みくる「歌…ですか?」
キョン「ああ」
みくる「じゃ、じゃあその歌出来たら一番に聞かせてください!」
キョン「まあ、いいけどよ」
みくる「約束ですよ」
キョン「ああ、それじゃあまたな」
みくる「ええ、それじゃあ」
キョン「パワートゥーザドリーム」(カリカリ)
パワートゥーザドリーム パワートゥーザフーチャー
キョン「なかなかいい感じじゃねえか」
ピリリリリリ ピリリリリリリ
キョン「ん?誰だよこの番号、はい」
森「あ、も、森です」
キョン「ああ、どしたの」
森「あの日曜日のことで電話を」
キョン「ああ」
森「朝の10時にお迎えにあがります」
キョン「わーった、じゃあな」ブチッ
森「え?…切られた」シュン
森「まあいいわ、日曜日は最高の手料理でもてなして…ムフフフフ」
~土曜日~
キョン「ふぁああああ」
佐々木「やあ」
キョン「なんでお前いんの」
佐々木「お母さまにご挨拶に来たら上がっていいって言われてね」
キョン「そうかい」
佐々木「もしかして今から予定でもあったのかい?」
キョン「別に今日はなんもねえよ」ゴロン
佐々木「そう、ならよかった…今日は君の歌を聴きに来たんだ」
キョン「へえ、いいぜ聴かせてやるよ」
佐々木「おっと、ここでじゃない。ちょっとボランティアでね」
キョン「あん?」
キョン「で、なんだよここ」
佐々木「みて分からないかい?幼稚園だよ」
キョン「何でここに俺が」
佐々木「よいこのみんなー!歌のお兄さんが来てくれたよー!」
キョン「おい、俺はまだやるとは言ってねえぞ」
佐々木「聞きたい人がいれば歌うんじゃなかったのかい?」
キョン「…ったく、今回だけだからな」
佐々木「ふふ(相変わらずだね)」
キョン「よい子のみんなー!元気かいー!?」
キャーキャー
キョン「いい歌ってのはねえ!じっちゃんもばっちゃんも男の子も女の子も」
キャーキャー
キョン「みんな大好きな歌のことを言うんだよ!」
キャーキャー
キョン「それじゃあ一曲目いくぜ!」ジャガジャガ
キャーキャー
佐々木(相変わらずいい歌じゃないか)
キョン「で、なんで俺が幼稚園で歌うんだよ」
佐々木「ふふ、僕はボランティアの保育士でね。ここで土曜日だけお手伝いしてるのさ」
キョン「おい、質問の答えになt」
佐々木「僕が君の歌を聞きたくなった、それで「歌のお兄さん」って名目で呼んだんだ」
キョン「ったく、今日俺の予定が入ってたらどうするつもりだったんだよ」
佐々木「君のスケジュールはバッチリ把握しているよ」
佐々木「映画は楽しかったかい?」
キョン「ああ、最高だったぜ!ってなんでお前そんなこと知ってんだよ」
佐々木「ふふふ…歌のお兄さんなかなか良かったよ、子供達も喜んでいた」
キョン「そうかい、俺のハートはガキにも伝わんだな」
佐々木「また、頼むよ」
キョン「次からは予約してくれよ、最近忙しいんだからな」
佐々木「貧乏暇なしってところかい」
キョン「言うじゃねえか、まあ当たらずとも遠からずだな」
佐々木「ふふふ…あ、そうだこれお礼の」
キョン「いらねえよ」
佐々木「そういうわけには」
キョン「俺は歌いたいから歌う、それを聞いてくれる奴がいる」
佐々木「キョン…」
キョン「それでいいじゃねえか」
佐々木「そうだね(相変わらずカッコいいな…)」
キョン「そんじゃあな」
佐々木「この後の予定はないよね?」
キョン「ああ」
佐々木「僕ももうすぐ終わるんだ、この後食事でもどうだい?」
キョン「別にいいぜ」
佐々木「それじゃあ待っててくれないか」
キョン「ああ、じゃあ入口にいるぜ」タッタッタ
佐々木(チャンスは今しかない…よね)
キョン「お、ガキがまだ残ってんのか」
子供A「あ、歌のお兄さんだ」
キョン「何やってんだい?」
子供A「お母さん来るの待ってるの」
キョン「そうかい」
子供A「お兄さん歌上手だったねえ」
キョン「俺の歌、ハートにビンビン伝わってきただろ?」
子供A「ビンビン?よくわかんないけどまた歌って~」
キョン「いいぜ、そんじゃお前の為に歌ってやるぜ」ジャガジャガ
子供A「やったー!」
キョン「オマエガー カゼニナルナーラー」ジャガジャガ
子供A(ワクワク ドキドキ)
キョン「ハテシナイー」ジャガジャガ
子供A(ドキドキ)
佐々木「キョンおまたs…」
キョン「ハゲシイアマオートニ」
佐々木(まったく、聞いてくれる人がいるんならどこででも歌うんだね)
子供A「すごーい!ありがとーお兄さん!」
キョン「いいってことよ」
ユーチャーン
子供A「あ、お母さんが迎えに来てくれた!」
キョン「よかったじゃねえか、それじゃあな」
子供A「うん!あ、お兄さんまた歌いに来てね!」タッタッタ
キョン「ああ」
佐々木「ふふ…お待たせ、いい歌じゃないか」
キョン「俺のハートを込めた歌だからな」
佐々木「そうだね、それじゃあ行こうか。僕はもうおなかがすいて仕方がないよ」
キョン「ったく、そんじゃいつもの喫茶店だな」
~駅前の喫茶店~
佐々木「さて、この後はどうする?」
キョン「どうするも何も帰るだろ」
佐々木「君ってやつは…じゃあ君の家で僕だけのコンサートを開くってのはどうだい?」
キョン「いいぜ、あ、今日はダメだ」
佐々木「え、なんで」
キョン「今日は俺一人だからな、いろいろ家事をしなくちゃなんねえ」
佐々木「…一人?」
キョン「ああ、なんでも俺以外で親戚の家に遊びに行くんだとよ」
佐々木「ぜひ君の家に行かせてくれ!(これはチャンス!)」
キョン「なんでだよ」
佐々木「君の家族は今日いないのだろう?」
キョン「そう言ってるじゃねえか」
佐々木「ならぜひ君の家にお邪魔したい」
キョン「だから何で」
佐々木「君の家事の負担を減らすためさ、料理は僕に任せるといい」
キョン「適当に外食ですますからいいよ」
佐々木「ダメ!体に悪い!」
キョン「ここだって外食じゃねえか」
佐々木「とにかく僕が晩御飯を作ろう!これは決定事項だ!」
キョン「ったく、じゃあ晩飯の材料の買い出しに行くか」
佐々木「そうこなくちゃ」
~近所のスーパー~
佐々木「で、リクエストはあるかい?」
キョン「胃にはいりゃなんでもいいよ」
佐々木「まったく、女の子が手料理作るって言ってるんだよ」
キョン「そうかい」
佐々木「それじゃあカレーなんてどうだい?」
キョン「いいんじゃねえの」
佐々木「じゃあ決まりだね、えーとジャガイモに人参に…」
キョン「よく買い物には来るのか?」
佐々木「家の手伝い程度にはね、君の家のカレーは牛肉かい?」
キョン「なんで俺の家の聞くんだよ、お前が作るんだからお前の味でいいじゃねえか」
佐々木「私の味/////じゃ、じゃあ豚肉だね」
さるは他のスレに書き込むことでも回避できる
↑
他スレから転載
余裕あればぜひ
みくる「あれ?キョン君じゃないですか!こんなところで会うなんて…おつかいですか?」
キョン「いや、今日は家族がいないからな。晩飯の材料を買いに」
みくる「そ、それじゃあご一緒s」
佐々木「キョン、こくまろでいいy…あ、こんにちは(朝比奈みくる…キョンと一緒に映画を…ギリッ)」
みくる「こんにちわ(誰だろ…)」
佐々木「それじゃあキョン帰ろうか」スッ
キョン「そうだな、それじゃあな朝比奈さん」
みくる「腕を組んで…なんで…ハッ」
佐々木(ニヤァ)
みくる(あの女の子…キョン君狙いなのかなあ…でもキョン君彼女いないって言ってたし…でもキョン君今日家族居ないって…)
みくる(とりあえずあの女…可愛いけどムカつく)
>>210 ありがとうございます!次なったら試してみます!!!
~キョンの家~
佐々木「キョン、料理は任せるんだ」
キョン「そういう約束だろ?とりあえず洗濯してくるからな」タッタッタ
佐々木「さて、それじゃあおいしいカレーを作るかな」
キョン「おい佐々木、こっちは終わったぜ」
佐々木「ああ、カレーも出来上がるよ」
キョン「そうかい、いいにおいじゃねえか」
佐々木「ふふ…腕によりをかけたんだ」
キョン「それは楽しみだ」
佐々木「どうだい?」
キョン「やるじゃねえか、今まで食ったカレーの中でも一番美味い」
佐々木「君に褒めてもらえるとうれしいよ、涼宮さんの手料理よりおいしいかい?」
キョン「ああ」
佐々木「それは良かった」
キョン「あー食った喰った、腹いっぱいだ」
佐々木「お粗末さまでした」
キョン「さて、そんじゃそろそろ帰るか?」
佐々木「僕をそんなに帰したいのかい?」
キョン「何でそうなんだよ、もう8時だぜ」
佐々木「…時間も時間だね、それじゃあ帰ることにしよう」
キョン「家まで送ってやるよ」
佐々木「ありがとう、ご好意に甘えることにするよ」
キョン「それじゃあ行こうぜ」
佐々木「それにしても君の周りにはかわいい女の子だらけだね、正直嫉妬してしまうよ」
キョン「なんだよいきなり」
佐々木「言葉の通りさ」
キョン「そうかい」
佐々木「…彼女を作る気は…ないかい?」
キョン「どしたの突然」
佐々木「君にとっては突然かもしれないが僕にとっては突然じゃないんだよ」
キョン「それもそうだな」
佐々木「で、君は彼女欲しいとか思わないのかい?」
キョン「彼女か…別にいてもいなくても俺は俺だからな」
佐々木「つまり欲しくない…?」
キョン「俺は歌を歌いたいだけだ、聞いてくれる人がいるから歌う、歌いたいから歌う。それでいいじゃねえか」
佐々木「じゃあ僕が毎日最前列で君の歌を聴きたいと言ったら?」
キョン「いいんじゃねえの?俺は歌を聴いてくれる人に歌を歌いたい、それだけだ」
佐々木「そ、それはオッケーってことかい?」
キョン「何が」
佐々木「今僕の愛の告白をオッケーって…」
キョン「いつ愛の告白を俺にしたんだよ」
佐々木「…毎日最前列で君の歌を聴きたいって…」
キョン「それがどしたの」
佐々木「い、いや、ちょっと僕の冗談が過ぎたね、忘れてくれないかい?」
キョン「まあ別にいいけどよ」
佐々木「はぁ…(鈍いなあ…)」
キョン「お、お前の家が見えてきたぜ」
佐々木「楽しい時間はあっという間だね」
キョン「そうかい」
佐々木「ここまででいいよ、今日はありがとう。またお願いするかもしれないけどいいかい?」
キョン「いつでもいいぜ、あのガキに聞かせる新曲作って待ってるからよ」
佐々木「そうだね…それじゃあ」
キョン「じゃあな」タッタッタ
佐々木「あ、キョン!」
キョン「なんだよ」
佐々木「また…連絡するよ」
キョン「ああ、じゃあな」
キョン「さて、そんじゃあ曲を作るか」
森「あ、キョン君」
キョン「ああ、森さんじゃねえか」
森「手伝っていただけませんか?」
キョン「何を」
森「見たらわかるでしょ!この手いっぱいの荷物です!」
キョン「ちったぁ学習しろよ、ってか古泉使えよ」
古泉「もう使われていますよ」
キョン「おまえいたの」
古泉「ええ、そんなことより手伝ってください、この手いっぱいの荷物…つぶれる」
キョン「ったく、ほら」
森(あ、荷物をほとんど)
古泉(僕の分まで…)
キョン「で、森さんの家に運べばいいのか!」
~森の家~
森「ありがとうございました」
キョン「別にいいって、じゃあな」
森「お待ちください!お礼がまだ…」
キョン「明日まとめてでいいよ、じゃあな」
古泉「ん?明日とは…?」
キョン「ああ、明日森さんt…フガッ」
森「キョン君言わないで!」
古泉「なぜ彼の口を手で押さえているんですか?」
森「彼が言おうとしたことは機関の極秘任務です、古泉、今聞いたことはすべて忘れなさい」
古泉「…は、了解しました」
キョン「モガモガモガモガ!(いつまで口押えてんだよ!)」
古泉「では僕はこれで失礼します」
キョン「じゃあ俺も帰るか」
森「え、ああ。そうですね、もう遅いですし…」
キョン「ああ、それじゃあまた明日な」
古泉「おやすみなさい」
森「おやすみ」
バタン
森「はぁ…明日どうしよ…やっぱり私の手料理なんか食べてくれないよね」
森「でも私が小娘たちに勝つにはこれしか方法はないし…」
森「悩んでも仕方ないわ!明日の下ごしらえだけしとこ!」
古泉「で、明日は森さんと?」
キョン「そうだけどよ」
古泉「いえ、最近森さんの様子が少々おかしくて…」
キョン「そうかい、まあなんか色々悩みがあんじゃねえの?」
古泉「そうですね」
ピリリリリリ ピリリリリリ
古泉「あなたの携帯では?」
キョン「ああ、ってまたこいつか…何」
ハルヒ「何じゃないわよ!あんたあした暇でしょ!カラオケ行くわよ」
キョン「明日は忙しいんだよ、じゃあな」ブチッ
古泉「涼宮さんですか?」
キョン「ああ」
古泉「もう少し彼女にやさしくしてあげてください…僕たちの苦労も減るんですから」
キョン「俺にどうしろってんだよ」
古泉「はぁ…もう一度涼宮さんに電話をしてこう言ってください「電波が悪いんだ、帰ったらかけ直す」と」
キョン「ったくめんどくせえな…」プルルルル
キョン「おいハルヒ!すまねえな、電波が悪いんだ。帰ったらかけ直す、じゃあな」
古泉「完璧です」
キョン「ったく、で帰ったらハルヒにかけなおさなきゃいけねえじゃねえか」
古泉「まあそう言わずに…おっと、僕はこっちですので。おやすみなさい」
キョン「ああ、じゃあな」
~キョンの家~
キョン「よお」
ハルヒ「ったく、いきなり切るんじゃないわよ。であんた明日なんの用事なのよ」
キョン「古泉の上司に呼ばれてんだよ」
ハルヒ「は?」
キョン「古泉の上司が俺の歌を聴きたいっていってたからな」
ハルヒ「あ、そうなんだ…てっきり女の子と遊びに行くのかと…」
キョン「別にいいじゃねえか、俺が誰と遊ぼうと」
ハルヒ「それはそうだけど」
キョン「それじゃあな…あ、そういやお前に聞かせる新曲出来たぜ」
ハルヒ「え、ホント?」
キョン「ああ、ハートにビンビン伝わるソングだぜ。また聞かせてやるさ」
ハルヒ「絶対よ」
キョン「ああ、じゃあな」ブチッ
~次の日~
キョン「ふぁああああ 何でいんの」
森「お迎えにあがりました」
キョン「あっそう」
森「すみません、鍵がかかってなかったもので…一応呼び鈴は何度も押したんですが」
キョン「鍵なんかしたことねえよ、そんじゃあ準備するから待っててくれ」
森「はい」
キョン「さて、風呂に入ってくるかな…」
森(ここが彼の部屋ですか…)
森(意外と片付いていますね…)
森(いつものギターに…これは楽譜…ですね)
森(音符がないのは…?)
森(彼のベッド…まだ温かい…)
森(彼が戻ってくるまで…いいですよね)
森(キャーーー)ゴロゴロ バタバタ
キョン「何やってんの」
森「ふぇっ」
キョン「あんまりベッドで暴れんじゃねえよったく」
森(////////)
キョン「一応着替え取りに来ただけだからもうちょっと時間かかるけど、暴れんじゃねえぞ」
森「…はい////」
森(恥ずかしいところを見られてしまいましたね…)
森(この部屋…彼の匂いで充満しているから仕方ないじゃないですか!)
森(欲求不満にもなるってもんですよね)
森(ダメだ…ムラムラしてきた)
森(無心に…無心に)ふっふっ
キョン「ったく何やってんの」
森「はっ!」
キョン「片手人差し指で腕立てなんてマンガでしか見た事ねえよ」
森(//////)
森「握力70kgありますから/////」
キョン「きいちゃいねえよ、それじゃあ行こうぜ」
キョン「で、どこに行くんだ」
森「私の家です」
キョン「森さんの家でどうすんだよ、まさか…」
森「あ、いえ…あなたが望むなら…私は別に…」
キョン「また荷物持ちかよ…まあいいけどな」
森「ふぇ?あ、違います!今日は私の手料理をご馳走しようかと」
キョン「そんじゃあ行こうぜ。買物はいいのか」
森「問題ありません、昨日のうちに下ごしらえなどすべて完ぺきです」
キョン「そうかい」
森(これで彼のハートを射止める!!!)
~森の家~
森「それではおくつろぎ下さい」
キョン「はいよ…って昨日と違ってピンクピンクしてんなあ」
森「部屋替えの材料を大量に買い込みましたから」
キョン「そうかい」
森「あまりこういう部屋はお好きじゃないですか?」
キョン「いや、森さんのハートがビンビン伝わってくるいい部屋じゃねえか」
森「もう/////」
キョン「そんじゃあお言葉に甘えてくつろがせてもらうから、出来たらよんでくれ」
森「かしこまりました」
オーレーノウターヲキーケーバー
森(彼の歌を聴きながら料理を作る…)ジョリジョリ
カンタンナコートサーアー
森(こういうのもいいですね)ジョリジョリ
モエルオーモイヲノーセテーエー
森(ふふ…なんか新婚さんみたい…ってそんな新婚だなんて)キャッキャ ブンブン
キョン「ん?ってあぶねえぞ!!!!」ダッ
森「へ?」ガシッ
ガンガラガッシャン
キョン「ったく大丈夫かよ」
森「包丁が…上から」
キョン「あたりまえだ、なんで包丁振り回してんだよ」
森「すみません…」
キョン「ったく、怪我してねえか」
森「え、はい、大丈夫です…でも」
キョン「あーあ、料理が台無しだな」
森「すみません…」
キョン「まあいいんじゃねえの?ほら片づけやっといてやるから他の料理やってな」
森「本当に…グスッ…ごめんなさい…グスッ」
キョン「お、おい!泣くなよ!俺が泣かせたみたいじゃねえか!」
森「…グス…グスッ」
キョン「ったく」
キョン「お前がー風になるなーらー」ジャガジャガ
森「…グス…グス」
キョン「果てしないー空になりたーいー」ジャガジャガ
森「………グスッ」
キョン「お前のかなしーみがいやーされーるなーらー」
森「………グスッ」
キョン「声がかれるーまでうたいつーづーけよぉおおおおお」
森「……(キュン)」
キョン「カムピーポー信じてほーしいー」
森「……(ドキドキ)」
キョン「いますーぐーわからなくていいかーらー」
森「……(キュンキュン)」
キョン「俺の歌、ハートに届いたかい」
森「はい…(ドキドキ)」
キョン「そんじゃ料理の続き頼むぜ」
森「あ、あのキョン君!(ドキドキ)」
キョン「ん?」
森「その…お恥ずかしいところを/////(ドキドキ)」
キョン「いーって別に」
森「古泉にはくれぐれも内密にお願いします(ドキドキ)」
キョン「わーってるよ」
支援
森「おまたせしました、森園生の特製料理です」
キョン「す…すげえな」
森「どうぞお召し上がりください」
キョン「ああ…」モグモグ
森「…」
キョン「……」モグモグ
森「…あ、あの」
キョン「………ん?」モグモグ
森「お口に合いますか…?」
キョン「なかなか美味いな」
森「ホントですか!?(良かった…)」
キョン「いやー食った喰った」
森「お口にあったみたいで何よりです」
キョン「いや、最高に美味かった」
森「ありがとうございます!…ところであの、キョン君…」
キョン「ん?」
森「あの…その…(言うのよ!言うのよ森園生!)」
キョン「どしたの」
森「あの…特定の…女性とお付き合いされたことは…?」
キョン「なんだよ急に」
森「いえ、その…涼宮ハルヒのことで心身に疲労がたまっていると思いまして…」
キョン「そりゃな」
森「ですので、わたくし個人のお礼といたしまして…その…」バッ
キョン「森さん(覆いかぶさってきやがった)」
森「その…私…キョン君のことをもっと知りたいんです!(顔がこんなに近くに…)」
森「キョン君のこと色々教えてくれませんか…?(言っちゃった!言っちゃった!)」
キョン「…いいぜ!俺のこと教えてやるよ」
森「はい!(園生、あなたはこれから大人の階段を登るのよ)」パチッ(←目を閉じる)
森(チューーーーー)
森(……ってあれ?)
キョン「それじゃあ俺のハートを感じてくれ!いくぜ」ジャガジャガ
森(……やっぱりこうなるのよね)
ニッジュウヨージカーンウゴメークマチーヲー
森(私に魅力…無いのかな…)
イーソゲージブンヲーシンジテー
森(…でも彼はきっと…)
キョン「どうだい?俺のハートビンビン伝わってきただろ?」
森「はい!ありがとうございました!(いいもん!絶対振り向かせてやる!)」
キョン「そんじゃ次の曲いくぜ!」
森「おーーー!!!!」
支援
~次の日~
キョン「ふぁああああ ったく結局徹夜じゃねえか」
ガチャ
古泉「森さんおはようg…なんであなたがここにいるんですか」
キョン「あん?ああ、昨日ここ(森さんの家)で徹夜で歌ってたからな」
古泉「はぁ…森さん、仕事の時間ですよ」ユサユサ
キョン「なんだ仕事あんのかよ」
古泉「昼のお仕事です、森さんはこう見えて…っておはようございます、森さん」
森「おはよう古泉。あれ…そうだ、昨日徹夜でキョン君のライブ聴いてて…」
キョン「よう、いい夢見れたかよ?」
森「ふぇっキョン君がなんでここに!?」
キョン「いつの間にか寝ちまってたからな、子守唄替わりに熱唱させてもらったぜ」
森「え…ああ!」
森(そうだ…私なんて恥ずかしい////)
キョン「ありがとよ」
森「え…?」
キョン「久しぶりにこんなに歌えたぜ、家じゃ家族の迷惑にもなりかねねえからな」ニコッ
森「あっ…それじゃあ楽しんでいただけましたか?」
キョン「ああ、最高の一日だったぜ」
森「よろこんでもらえて嬉しいです」ニコッ
古泉(森さんのあんな笑顔初めて見た!!!!これは報告しないと!!!)
森「それじゃあキョン君学校でしょ?着替えに帰らないと…」
キョン「そうだな!じゃあな森さん!また俺の歌を聞かせにくるぜ!」バタン
森「…さて、古泉」
古泉「はい」
森「今日のことは極秘任務です、仮に誰かに漏らせばあなたは死にます」
古泉「それは」
森「誰にも言ってはいけません」
古泉「…わかりました、それでは学校がありますので」ガチャ
森「ええ、きをつけてね」
森(キョン君が一日中私のために歌を…/////)
森(キャーーー)ゴロゴロ バタバタ
古泉「あ、すみませんこないだの閉鎖k…失礼しました」
森「…待ちなさい古泉」
古泉「誰にもいいませんから!グヘッ」
森「誰にも言わないと約束できるの」
古泉「言いませんから…CQCは…」
森「……まあいいでしょう、言ったら本当に」
古泉「ゲホッゲホッ 言ったら本当に?」
森「キ○玉雑巾絞りの刑ね」
古泉(キュン)
~学校~
キョン「ふぁああああ」
鶴屋「やあキョン君」
キョン「よう、相変わらず元気だな」
鶴屋「鶴屋さんはいつでも元気にょろ!そんなことより今朝はどこにいってたんだい?鶴屋さんが一緒に登校しようと迎えに行ったのに」
キョン「ああ、古泉の上司のところにな」
鶴屋「………そうかい、詳しい話はまた今度聞かせてもらうよ、で、今日の放課後暇じゃないかい?」
キョン「予定はまだないけどたまにはゆっくりさせてくれよ ふぁあああああ」
鶴屋「それもそうさね、気が向いたら話しかけてくれにょろ」
キョン「ああ、じゃあな」
長門「おはよう」
キョン「よお」
長門「今日の放課後暇?少し話がある」
キョン「別に用事はないんだけどよ…まあたまにはさっさと帰って寝たいんだよ」
長門「情報操作で眠気を取ることは可能」
キョン「…お前ちゃんと寝てんのか?なんでもかんでも情報操作は体によくねえぞ」
長門「………情報操作は優秀」
キョン「わかってねえな!寝ることは大切なんだよ!」
長門「………眠り方がわからない」
キョン「ったく、ガーっとベッドに入ってズコーって寝りゃいいんだよ」
長門「………やってみる」
キョン「おう!しっかり寝ろよ、じゃあな」
長門「それじゃあ」
国木田「やあキョン」
キョン「よお」
国木田「今日はいつもに増して元気だね」
キョン「ああ、歌を歌ってきたからな」
国木田「いつも歌ってるじゃないか」
キョン「歌いたい歌を歌う、それを聞いてくれる人がいる」
国木田「「それでいいじゃねえか」だろ?僕が聞きたいのは誰に歌ってのかってことさ」
キョン「ああ、それは…」
国木田「…それは?」
キョン「古泉のバイト先の上司だ」
国木田「…へ?キョンのバイトじゃなくて古泉君のバイト先…?え?なんで」
キョン「さあな、俺の歌が聴きたいってのに理由なんかいんのかよ」
国木田「…そうだね、歌うのに理由も要らないし歌を聴くのに理由もいらないもんね」
キョン「だろ?わかってるじゃねえか!っとそろそろ行かねえとな、じゃあ行こうぜ!」
国木田「うん!」
ハルヒ「おっはよーキョン」
キョン「朝っぱらから何だよ、どしたのお前」
ハルヒ「だーい好きなキョンに会えたのに嬉しいに決まってるじゃない」
クラス(ざわっ…ざわっ…)
朝倉(…え、キョン君と涼宮さんって…)
国木田(涼宮さん大きく行動に出たねぇ…)
ハルヒ「でね、今日一緒に帰ろうy」
キョン「うるせえな!どしたのお前」
ハルヒ「なによ!(小悪魔的ぶりっ子通用しないじゃない!あの雑誌の嘘吐き!)」
キョン「ったく俺はつかれてんだから…」バタン
ハルヒ「また寝だすし…この男は…」イライラ
ハルヒ(でも寝顔カッコイイよね…)
~昼休み~
キョン「ふぁあああ」
ピリリリリリリ ピリリリリリリ
キョン「どうした、珍しいじゃねえか」
佐々木「やあ、今昼休みかい?」
キョン「ああ」
佐々木「今日の放課後会えないかと思ってね、予定は入ってないだろ?」
キョン「まあ予定はないんd」
佐々木「君が休みたいのももちろん知っているさ、だから僕と休みに行かないかい?」
キョン「休みにってどういうことだよ」
佐々木「ふふ、まあ心身共にリフレッシュできると思うよ」
キョン「そうかい、じゃあ楽しみにしとくよ」
佐々木「期待してくれ、それじゃあ」ブチッ
~放課後~
キョン「さて、帰るか」
ハルヒ「キョン!部活は!?」
キョン「用事があんだよ」
ハルヒ「ぶぅー」
キョン「じゃあな」
朝倉(あれ?キョン君部活に出ないのかな?じゃあ今がチャンス?追いかけなきゃ)タッタッタ
校門前
佐々木「いや、私彼氏待ってるんで」
不良A「彼氏って誰だよ?そんなことより遊びに行こうぜ」
不良B「カラオケ奢るからさあ」
佐々木「いや、別におごってもらうほどお金に困ってないので…あ、彼氏きた!」
キョン「よう、待たせたな」
佐々木「遅いよ」
キョン「お前が急に呼び出すからだろ、で、なんだよお前ら」
不良A(おい、こいつ涼宮の…)
不良B(ああ、下手に手を出すと鶴屋さんに殺されちまう…ここは逃げるしか)
キョン「お前らもしかして…」
不良A「へ、い、いや、何でもないです」
キョン「俺の歌を聴きにきやがったのか!いいぜ!俺の歌を聴けえええ!!!!!」ジャガジャガ
不良B「おい、この隙に逃げるぞ!」タッタッタ
キョン「おい!まだ歌の途中だぜ!って行きやがった」
佐々木「キョン、大丈夫?」
キョン「大丈夫じゃねえよ!ったく、歌の最中に帰るんじゃねえよ」
佐々木「ふふ…相変わらずだね」
キョン「あん?何が」
佐々木「君はいつもそうだったじゃないか」
キョン「どういう意味だよ」
佐々木「覚えてるだろ?中学生の時スピーカーをミサイルみたいに全教室に打ち込んで歌を歌ったらみんな帰った時の話」
キョン「ああ、覚えてるさ」
佐々木「君はあの時も「最後まで俺の歌を聴け」って叫んでたよね」
キョン「ああ、懐かしいな」
佐々木「くつくつくつ」
キョン「昔話はもういいじゃねえか、で、どこに行くんだよ」
佐々木「ついてきて」
支援
キョン「ここは…」
佐々木「そう、ラブホテルさ」
キョン「こんなところでどう休憩すんだよ」
佐々木「お金のことは心配しなくていい」
キョン「そうかい」
佐々木「ここのベッドはふかふかで気持ちいいって僕のクラスでは評判なんだよ」
キョン「ったく他人づてかよ」
佐々木「あいにく僕にはそういう経験がないんでね」
キョン「そうかい」
佐々木「それよりも早く入ろう、そろそろ人目が気になるよ」
朝倉(え…ラブホテル…)
佐々木「うわあ!意外と広いんだね!」
キョン「確かにベッドはふかふかだな、ここならいい夢が見れそうだぜ」
佐々木「ふふ…それじゃあ僕は先にシャワーを浴びてくるよ」
キョン「あん?なんで」
佐々木「なんでって…シャワーも浴びずにってのはさすがに…僕だって初めてなんだ」
キョン「?」
佐々木「とにかく僕は先に入る、君は後だ!いいね」
キョン「はいはい」
ジャーーー
佐々木(今日…これでキョンと付き合える…)
佐々木(さすがにやり捨てはしないだろうからね)クツクツクツ
佐々木(初めてだから…ちょっと不安だけど…)
佐々木(キョンになら…大丈夫)
佐々木「キョン、上がったよ」
佐々木(あれ、キョンの声が聞こえてこない)
佐々木「キョン、返事をしてくれ、上がったよ!キョン!」
キョン(zzz zzz)
佐々木「寝てる…」
キョン(zzz zzz)
佐々木「休みたがってたもんね」
キョン(zzz zzz)
佐々木「ふふ…私も添い寝しちゃおっと」バタン
佐々木(ちょっと怖かったから…助かったよキョン、しっかり休んでくれ)
佐々木(それにしても僕たちを尾行してきたのは確か朝倉さん、これでキョンから手を引いてくれるとありがたいね)
キョン(zzz zzz)
佐々木「君を見ているとなんだか眠くなってきたよ…バスローブ一枚だけど…まあいっか」
キョン(zzz zzz)
佐々木「おやすみ、キョン」チュッ
キョン「んーってここは…ああ、そういや佐々木とララブホテルに来たんだったな」
くぅー くぅー
キョン「へ、気持ち良さそうに寝てるじゃねえか」
くぅーくぅー
キョン「お前がー風になるなーらー」ナデナデ
キョン「果てしないーそらになりたーいー」ナデナデ
キョン「激しいあまおーとにたちすくーむーときーはー」ナデナデ
佐々木(…起きるタイミングがわからない)
キョン「おまーえーにあーいーたーい」ナデナデ
佐々木(キョンに子守唄を歌ってもらいながら頭をなでられる…)
佐々木(ここに来たかいがあるってものだよ)
キョン「わたーしのかーれはーぱいろーおとー」ナデナデ
キョン「っともうこんな時間か、おい佐々木、起きろ」ユサユサ
佐々木「ん…ああ、おはよう(寝てるふりって大変だね)」
キョン「いいベッドだったぜ」
佐々木「そう、心身ともに癒されたかい?(抱きつく衝動を抑えるのが大変だったよ)」
キョン「ああ、最高だった」
佐々木「面と向かってそういわれると照れるな////」
キョン「時間も時間だな、じゃあ出ようぜ」
佐々木「っと僕に着替える時間をくれないのかい?」
キョン「ああ、すまねえな」
佐々木「それじゃあ着替えてくるよ」
佐々木「お待たせ」
キョン「それじゃあ行くか」
佐々木「そうだね」
キョン「今日は楽しめたからな、半分くらい出すぜ」
佐々木「いいよキョン、今日は君にリフレッシュしてもらうためにここに誘ったんだ」
キョン「けど」
佐々木「お礼なら別の機会で良い、また今度歌を聞かせてくれないかい?」
キョン「ああ、俺の歌ならいつだって聞かせてやるぜ」
佐々木「ふふ…じゃあ楽しみにしてるよ」
~ラブホテル 外~
長門(朝倉涼子の情報通り二人を確認…アクセス中…………)
長門(?)
長門(再アクセス……………)
長門(?)
長門「朝倉涼子」
朝倉「…何」シュン
長門「アクセス結果では二人とも処女・童貞であることが判明している」
朝倉「…え?だって二人でラブホよ?」
長門「…アクセス結果によると彼は女生徒がシャワーを浴びている最中に就寝、そして彼女も添い寝という結果になっている」
朝倉「………添い寝」ギリッ
長門(朝倉涼子から大量のエラーを観測…消去消去消去消去)
朝倉「添い寝か…いいなぁ」
長門「朝倉涼子?」
朝倉「ねえ長門さん」
長門「…何?」
朝倉「…私にもチャンスはあるかなあ?」
長門「…ある、今日の夜、電話をしてみて」
朝倉「彼に?」
長門「先に予約を取っておくべし」
朝倉「…長門さん!」ダキッ
長門(く…苦しい)
朝倉「大好き!」ギューーー
長門(し…死ぬ)
佐々木「~~~~」ルンルンルン
キョン「ご機嫌じゃねえか」
佐々木「君とこうやって帰れることがうれしいのさ」
キョン「そうかい」
佐々木「ああ、最高だよ!ところでキョン」
キョン「なんだよ」
佐々木「君は誰が本命なんだい?」
キョン「本命ってどういう意味だよ」
佐々木「そのままの意味さ、君は誰が本命なんだい?」
キョン「?」
佐々木「僕は正直きみにふられるのが怖いんだよ、だから直結な告白はしない」
キョン「………」
佐々木「今日だってそうだ、僕は君を癒すためにこの身体を差し出す覚悟までした!けれど君は…何もしなかった」
キョン「………」
佐々木「女にとってこれほどの恥辱はないよ、キョン」
佐々木「キョン、君の本命は誰なのか教えてくれるだけでいいんだ」
キョン「知らねえよ」
佐々木「…なんだって?」
キョン「俺は…歌を歌いたいだけだ、そこに男女はねえ!」
佐々木「………」
キョン「俺はお前だから…佐々木にだから歌を歌いたいんだよ!お前が男だろうと女だろうと」
佐々木「キョン…」
キョン「じじいだろうとばばあだろうと関係ねえ!俺のハートをお前にぶつけたい!それじゃあダメか!」
佐々木「…ふふ」
キョン「あん?」
佐々木「はははははは!!!!そうだったね、君はそういう奴さ!」
キョン「あん?」
佐々木「ふふ、君が相変わらず熱い男ってことだよ」
キョン「?」
佐々木「それでも僕は君が好きだよ」
キョン「そうかい、ありがとよ」
佐々木「つまらないことを聞いたね、それじゃあ帰ろうか」
キョン「そうだな」
佐々木(たとえ君が誰が本命であろうとどうでもいいことだね)
佐々木(僕は君が好き…これだけでいいじゃないか)
佐々木(ふふ…ライバルは多いほうが燃えるよ)
キョン「おい佐々木!おいてくぞ!」
佐々木「ふふ、待ってくれよ」ガシッ
キョン「なんだよ突然腕なんか組んで」
佐々木「たまには…ね?」
キョン「はぁ…たまにはな」
~キョンの家~
ピーンポーン
キョン「ったく誰だよ…って朝比奈さん?どしたの」
みくる「あ、いえ…近くを通りかかったものですから」
キョン「あ、そう」
みくる「ご家族の方は?」
キョン「今日も親戚の家に行くんだとよ、ったく」
みくる「あ、じゃあごはんまだですか?」
キョン「ああ、でもこれから吉野家にいk」
みくる「本当ですか!?それじゃあこれから私の家で食事しませんか?」
キョン「何で」
みくる「いえ…いつもつくりすぎちゃうので…それに一緒に食べてくれる人がいるとおいしいと思うんです!」
キョン「…まあいいけど」
みくる「本当ですか」パァー
キョン「そんじゃあ仕度するから上がって待っててくれ」
キョン「じゃあ待ってな」
みくる「はい」
みくる(ここがキョン君の部屋…)
みくる(いつものギターだ…)
みくる(楽譜だ…音符は書いてないんだ…あれ?この右下の隅に書いてあるのは…)
みくる(Dear asahina…え?私?)
みくる「ぱわーとぅーざどりーむ…」
みくる(あ…映画の時の…「すまねえな、この感動を忘れないうちに歌を作っておきたいんだ」って言ってた)
みくる(作っててくれたんだ////うれしいな/////)
みくる(あ、キョン君のベッド…)
みくる(少しならいいかな?まだ戻ってこないよね?)
みくる(えい)ポフッ
みくる(ふぇ~いいにおい)
みくる(気持ちいいなあ…)ウトウト
みくる(…このまま…寝ちゃいそう…)ウトウト
みくる(zzz zzz)
しぇーん
キョン「すまねえ、時間がかかっt」
みくる(zzz zzz)
キョン「ってなんで寝てんだよ」
みくる(zzz zzz)
キョン「ったく…まあ未来人にもいろいろあるんだろうな」
キョン「ん?何もって…ああ、こないだの映画の時の歌じゃねえか」
キョン「そういや聞かせる約束してたな…」
みくる(zzz zzz)
キョン「腹減ったな…一人分だけ買うってのもあれだし…ま、二人分買ってくりゃいいか」
みくる(zzz zzz)
キョン「吉野家…じゃなくて今日はモスだな」
みくる「ふぇ…ここは…」
みくる「楽譜にギター…キョン君の部屋?ってキョン君の部屋!?」
みくる「ふぇ…今…もうこんな時間!急がなくちゃスーパーしまっちゃう」
みくる「キョンくーん」バン
みくる「へ…ふえーー!!!!!!」ガシッ
キョン「うわっ!危ねえな!なんで階段でころげ落ちてんだよ」
みくる「へ、あ、ありがとう(ドキドキ)」
キョン「ほれ、モス適当に買ってきた」
みくる「え…お買物は?」
キョン「気持ち良さそうに寝てたからな」
みくる「そう…ですか…」シュン
キョン「それに約束あったろ」モグモグ
みくる「へ?」
キョン「映画の時の約束」モグモグ
みくる「もしかして…」
キョン「俺の熱いハートを朝比奈さんにぶつける歌ができたんだよ」モグモグ
みくる「本当?」
キョン「ああ、その名も「ぱわーとぅーざどりーむ」だ」モグモグ
みくる「ふぇー楽しみです」
キョン「よし、俺の腹ごしらえは終了だな」ゴクンッ
みくる「ふえ?」
キョン「なんだよ、食わねえの?」
みくる「え?私の分もあるんですか?」
キョン「まあな、そんじゃ喰いながら聞いてくれ」
みくる「はい!」
キョン「ぱわーとぅーざどりーいーいーむ…」ジャガジャガジャガジャガ
パワートゥーザドリーム パワートゥーザムージック
みくる(なんて力強いサウンドなの…)
ヤーットツカンダーキーボオガー ユビノスキマカラニーゲテクー
みくる(ここ…キョン君の気持ちが伝わってくる…)
パワートゥーザワーアールド
みくる(へへ…やっぱりすごいなキョン君)
支援
キョン「どうだ俺のh…」
みくる「ちがうんですぅ…グスッ…グスッ」
キョン「お、おい!泣くなよ!」
みくる「歌に感動しちゃって…グスッ…グスッ」
キョン「お、おい」
みくる「もっとキョン君の歌…聞かせてくれませんか?」
キョン「いいけどよ…まず泣きやんでからだ」
みくる「今聞きたいんです…できればラブソングを…」
キョン「ラブソング?なんでまた」
みくる「お願いします」ウルウル
キョン「俺は歌いたい歌を歌う…んだが、ったくたまにはリクエストに答えるか」
キョン「いくぜ!」ジャガジャガジャガ
みくる(なんて暖かい歌…)
キョン「~~~~~~」ジャガジャガジャガ
みくる(私のためだけにラブソングを…)
キョン「~~~~~」ジャガジャガ
みくる(ふへへ/////)
キョン「俺のハートは伝わったかい?」
みくる「はい!」
キョン「そうかい」
みくる「あの…また今度歌を聞かせてくれませんか?」
キョン「いいぜ」
みくる「本当ですか!?」
キョン「嘘言ってどうすんだよってか時間やばいんじゃねえの」
みくる「ふぇ?あ…ホントですね」
キョン「駅まで送ってってやるよ」
みくる「ありがとうございます、それじゃあお願いしますね」
ザーザーザーザー
キョン「…雨だな(さっさと帰してやりゃよかった)」
みくる「雨ですね(歌で気付かなかった)」
キョン「…タクシー呼ぶか」
みくる「いえ、いいんです!走って帰りますから!」
キョン「おい、この雨の中走って帰るのかよ!」
みくる「だってもう…終電が…」
キョン「…ったくしょうがねえな、ちょうど制服なんだし泊まってけばいいんじゃねえの」
みくる「え…いいんですか?」
キョン「この雨の中帰らすわけにはいかねえだろ」
みくる「そ、それじゃあお言葉にあまえさせてもらいます(キョン君の家にお泊り////)」
~真夜中~
みくる「お風呂ありがとうございました」
キョン「別にいいって、それじゃあ寝る部屋は妹の部屋でいいか」
みくる「え?いっしょの部屋じゃないんだ…」
キョン「俺は今から歌を作るんだよ、一緒の部屋だと寝れないぜ」
みくる「かまいません!一緒の部屋で寝させてください!」
キョン「あ、ああ。まあいいけどよ(なんでこんなに気合入ってんだよ)」
みくる「やったあ!」
キョン「そんじゃあベッドは勝手に使ってくれ」
みくる「ありがとうございます…(キョン君の布団いいにおいだな)」
キョン「ってちょっと待て!」
みくる「ふえ!?」
キョン「制服で寝る気かよ!ったく…今まで気づかなかった俺も俺だけど」
みくる(あ…しわになっちゃう)
キョン「ほらよ」ポイッ
みくる「ふぇ?」
キョン「洗たく仕立てだから別に汚くはないぜ、それじゃあ風呂入ってくるから着替えてねてな」
みくる「はい、おやすみなさい」
キョン「あいよ」
みくる(ふへへ、キョン君の服/////)
みくる(キョン君に包まれて寝るってことなのかな…//////)
みくる(キョン君のベッド…いい匂い…)
みくる(でも一度ねちゃったから目がさめちゃったな…)
みくる(ドキドキして寝れないってのもあるけど/////)
みくる(ごろーんごろーん)ゴロゴロ
みくる(ふへへ、キョン君の布団でチョココロネみくるん////)マキマキ
みくる(楽しいなー)ドキドキ
みくる(でも改めてキョン君の部屋を見ると…音楽関係のものばっかりだな)
みくる(ギターに楽譜)
みくる(それからコーヒーメーカーと机)
みくる(タンスに女性歌手のポスター…リンミンメイ…?この時代じゃ有名な歌手なのかな?)
みくる(可愛いなあ…この歌手…)
みくる(そういえばこないだスーパーでキョン君と一緒にいた女の子可愛かったよね…)
みくる(彼女なのかな…)
みくる(私なんかよりずっと可愛かったもんね…)
みくる(私もキョン君の一番になりたいな)
みくる(キョン君いつも可愛い女の子といるもんね…)
みくる(私じゃ…私なんかじゃ…グスッ)
キョン「あーいい湯だった…ってまだ起きてんのかよ」
みくる「キョン君…グスッ」
キョン「な、なんで泣いてんだよ!俺が泣かしたみたいじゃねえか」
みくる「キョン君…グスッ…正直に答えて…グスッ」
キョン「なんだよ」
みくる「…彼女いるんですか…グスッ」
キョン「なんで」
みくる「…教えてください…グスッ」
キョン「ったくいねえって」
みくる「じゃあ…グスッ…こないだ…グスッ…スーパーで会った可愛い女の子は…グスッ」
キョン「ああ、佐々木のことか?中学校のクラスメイトだぜ」
みくる「…なんで一緒に買い物を…グスッ」
キョン「今日の朝比奈さんと同じだよ、家に家族がいないっていったら晩飯作ってくれるっていうんで好意に甘えただけだ」
みくる「…本当ですか?」
キョン「嘘言ってどうすんだよ」
みくる「………本当?」
キョン「なんだよ、別に信じたくねえなら信じなくてもいいけどよ」
みくる「…いえ、信じます(ってことは彼女もキョン君を狙っていてまだ落とせていない…)」
キョン「そうかい、もう夜も遅いんだしさっさと寝ろよ」
みくる「はい、あ、キョン君は?(…でも私なんかじゃ無理だよね)」
キョン「言ったじゃねえか、俺は歌を作るんだよ。どうしてもうるさくなったら隣の妹の部屋に行きな」
みくる「いえ、子守歌代わりに聞かせてください(別に一番じゃなくてもいい)」エヘヘ
キョン「そうかい、じゃあバラードからだな。おやすみ」ジャガジャーン
みくる「おやすみなさい。(たまにでいいからこうやって)」
キョン「みみをすーませーばー」ジャガジャガ
みくる(私だけに歌ってください)
~翌朝~
みくる「んーいい天気ってここは…どこ?」
みくる(散らばった楽譜…壁に立てかけてあるギター…そうだ、私昨日…)
キョン「よう、起きたのか。よく寝てたじゃねえか」ズズーッ
みくる「あ、おはようございます(キョン君の家に泊ったんだ////)」
キョン「~~~~~」カキカキ
みくる(コーヒー片手に作曲するキョン君かっこいいな…/////)ニヤニヤ
キョン「どしたの」
みくる(えへへへ…なんか昨日だけですごい進展した気がする////)ニヤニヤ
キョン「…あ、コーヒー飲みたいのか」スッ
みくる「ふぇ?あ、ありがとう(え?間接キス////)」
キョン「いいって、それじゃあさっさと朝飯食って学校行こうぜ」
キョン「じゃあ俺下で朝飯作ってくるから」
みくる「あ、ありがとうございます」
キョン「その寝ぐせ直しとけよ」
みくる「ふぇ?…あ!」ピョコ
みくる(寝ぐせ見られた…恥ずかしい////)
みくる(私の制服は…あった、畳んでおいたのにキョン君ハンガーにかけてくれてたんだ)
みくる(………夢のような時間だったなあ)
みくる(もっと出来ることいっぱいあったのになんで寝ちゃったんだろ…)
みくる(次はもっと早くに来よ)
キョン「よっと」ヒョイ
キョン「後はこれをはさんで…っと、よし完成だな」
みくる「すみません、洗面台御借りしました」
キョン「いいって、それじゃあさっさとこれ食ってな。次は俺が洗面台使うからよ」
みくる「え…これって」
キョン「あんだよ」
みくる「すごい…おいしそう…(サンドイッチだ…綺麗…)」
キョン「見とれるのはいいけどよ、サンドイッチは観賞用じゃなくて食うもんだぜ。さっさと食べろよ」
みくる「あ、はい!」
みくる(彼の手料理食べれるなんて////これだけでも進展だなぁ)
みくる「いただきます!」モグモグ
みくる「おいしいー!」
キョン「そんじゃあ行こうぜ」
みくる「はい!」
キョン「オーレーノウタヲキーケーバー」フンフンフーン
みくる(キョン君の歌を聴きながら登校か…こういうのいいなー)
鶴屋「おや?みくるとキョン君じゃないかい!?」
みくる「あ、鶴屋さん!」
キョン「よお、相変わらず元気だな」
鶴屋「あちゃー、キョン君を先に誘おうと思ってたのにみくるに先を越されちまったさ…」
みくる「え…それって…」
キョン「なんだよ、登校ぐらい一人でしろよ」
鶴屋「好きな人との登校は楽しいもんさ」
キョン「そんなもんかね」
鶴屋「そんなもんさ、そんじゃあ鶴屋さんは先に行くよ!じゃあねキョン君!みくる!」タッタッタ
キョン「ったく、もうちょっと静かに出来ねえのかよ」
みくる(鶴屋さんもキョン君のこと…)
長門「おはよう」
みくる「おはようございます長門さん」
キョン「よう、今日はいつもに増してご機嫌斜めじゃねえか」
長門「……朝比奈みくる、なぜあなたが彼と?」
キョン「あん?なんでってk」
長門「あなたには聞いていない!」キッ
キョン「お、おう…」
みくる「ひ…え、えと…」ビクッ
長門「……答える必要はない、アクセスアクセス………」
みくる「ふぇ…」ビクッ
長門(?)
長門(同じ部屋で一夜を共にしたのに処女・童貞?)
長門「あなたは処女?」
キョン「お前どしたの」
長門「あなたには聞いていない!」キッ
キョン「お、おう…」
みくる「………そうです、処女です」
長門「………そう」
みくる「なんで長門さんはここに?」
長門「……あなたに話がある」
キョン「なに」
長門「今日の放課後10分で良い、時間がほしい」
キョン「まあいいけどよ、どしたの」
長門「………その時がきたら話す、じゃあまた放課後」タッタッタ
みくる(もしかして長門さんも………)
国木田「あれ?キョン…と確か朝比奈先輩ですよね、おはようございます」
みくる「ふえ?あ、おはようございます」
キョン「よう」
国木田「キョン…君は毎日違う女の子と登校してるんだね」ハァ
キョン「まあな」
国木田「まあ別にいいけどさ…たまには一番近くの女の子にもかまってあげなよ」
キョン「?」
国木田「じゃあ邪魔しちゃわるいから僕は先に行くよ、それじゃあ朝比奈先輩、失礼します」タッタッタ
古泉「おや、これは珍しい組み合わせですね」
キョン「よう、お前のところも珍しい組み合わせじゃねえか」
みくる「おはようございます、古泉君…それから」
朝倉「おはようございます朝比奈先輩」
バチッ バチッ
キョン「お前らどしたの」
みくる「いえ、なんでもありません」キッ
朝倉「なんでもないわよ」キッ
古泉(なぜ一緒なのかは団活のときお話します)
キョン(そうかい)
キョン「朝比奈さん、行こうぜ」
みくる「そうですね、それでは古泉君と…朝倉さん、ごきげんよう」キッ
朝倉「ごきげんよう」キッ
古泉「ではまた」
キョン・古泉(なんで口調変わってんだよ!)
~下駄箱~
キョン「さて、下駄箱についたことだし、そんじゃあな」
みくる「あ、キョン君!」
キョン「なに」
みくる「色々ありがとうございました」
キョン「何が」
みくる「なんでもいいんです!ありがとうございました!」
キョン「そうかい」
みくる「キョン君、また歌を聞かせてくださいね」
キョン「ああ、俺のサウンドが聞きたけりゃいつでも来いよ!」
みくる「ふふ…次はとびっきりロックなのお願いしますね」
キョン「へ、期待して待ってな!じゃあな!」
みくる「はい!それじゃあまた部活で」
~教室~
ハルヒ「あ、来たわねキョン!」
キョン「よお」
ハルヒ「あんた今日忙しいの?」
キョン「何で」
ハルヒ「放課後暇じゃなかって聞いてんの!」
キョン「長門に10分用事がある」バタン
ハルヒ「そ、そう。じゃあそのあと暇でsy…この男は…」
キョン(zzz zzz)
支援
~昼休み~
???「キョンくーん」
キョン「なんだよ」
???「あそこの先輩が呼んでるよ」
鶴屋「やっほーキョン君」
キョン「よお」
鶴屋「ちょっといいかい?」
キョン「ああ、ちょっと待ってくれ……よし、じゃあ行こうか」
国木田「相変わらずモテるねー」
谷口「羨ましいのなー」
~屋上~
鶴屋「ん~いい天気にょろ!」
キョン「ああ、夏も近いしな」
鶴屋「こんないい天気だと歌も歌いたくなるってもんさ」
キョン「そうだな、よし!いっちょ歌うか!」
オマエガーカゼニナルナーラー
鶴屋(相変わらずいい歌にょろ)
どう締めるのか全く予想つかないぜ…
キョン「~~~っと」
鶴屋「ブラボーっさ!キョン君の熱いハートがビンビン伝わってきたさ」
キョン「そうかい、いいこというじゃねえか」
鶴屋「へへへ/////」
キョン「で、何で俺を屋上に連れてきたんだよ」
鶴屋「あー…その、それはだね…(今日の放課後…誘わなきゃ)」
キョン「俺の歌を聴くためか?」
鶴屋「そ、それもあるんだけど…(みくる…ごめんにょろ…)」
キョン「理由なんてそれでいいじゃねえか!」
鶴屋「…にょろ?」
キョン「俺の歌を聴きたいから俺をここへ連れてきた、それだけあれば十分だぜ」
鶴屋「…キョン君」
キョン「前に言っただろ?俺のサウンドが聞きたきゃいつでもきなって」
鶴屋(かっこいいにょろ/////)
キョン「お前が聞きたいなら俺も歌うそれでいいじゃねえか」
鶴屋「そうだね!」
キョン「おっと、時間やばいんじゃねえの?そろそろ戻らねえとな、じゃあな!」
鶴屋「え、あ!…嵐のように去って行ったにょろ…」
鶴屋(でもキョン君の歌聞けたから…いっかな////)
~放課後 SOS団活中~
キョン「ココニークルートオモイーダースー」ジャガジャガ
ハルヒ(今キョン誘ってみようかな…でも忙しそうだし)
キョン「マダユメバカーリミテイーターコーローヲー」ジャガジャガ
みくる(今日もキョン君の家に行きたいな…昨日みたいに押しかけてみようかな…)
キョン「ホシカーラターナビクカーゼーガー」ジャガジャガ
長門(今日こそは彼に朝倉涼子と帰ってもらう)
キョン「オレヲキノーエートサラアッテクー」ジャガジャガ
古泉(しかし解せませんね、森さんが直々に彼の調査を買って出るとは…)
キョン「ハデナブルーノソーラー」
古泉(それに宇宙人・未来人からのアプローチ…いったい彼は何者なんでしょうか…)
キョン「笑顔を映す君」
ハルヒみくる長門(バッ!!!)
古泉(ビクッ)
古泉(今日はいつもに増して敏感ですね…)
キョン「まだっ忘れたわけじゃないんだぜー」ジャガジャガ
ハルヒ(////)
みくる(////)
長門(…//)
古泉(……あの反応の後恥ずかしそうにするのやめてもらいたいものです)
キョン「あの時の約束を」
ハルヒみくる長門(バッ!!!)
古泉(ビクッ)
長門本人はどうなんだ…
~放課後~
バタン
キョン「お、終わりか」
長門「朝の約束」
キョン「わーってるよ、じゃあな」
みくる(………今日は長門さんか、いいなぁ)
ハルヒ(……話終わった後を狙うのよハルヒ)
古泉(さて、僕は帰りますかね)
~教室~
長門「ここ、入って」
キョン「なんだよ、誰もいねえじゃねえか」
長門「あなた自身に聞きたいことがある」
キョン「なに」
長門「朝倉涼子についてどう思う?」
キョン「朝倉?なんで」
長門「彼女はあなたに対して大量のエラーを持っている」
キョン「よーするに悩みだろ」
長門「そう」
キョン「俺の歌をハートをぶつけりゃなやみなんてどうにでもなるんだよ!」
長門「私がいいたのはそういうことじゃなく」
キョン「任しとけ!朝倉はどこだ!」
長門(………結果オーライ?)
長門「今からここに来る、あなたは帰る準備を」
キョン「なんでだよ」
長門「ここで歌うのは推奨できない、もうすぐ下校時刻」
キョン「それもそうだな」
長門「ここは朝倉涼子の家で歌うことを推奨する」
キョン「なんで」
長門「朝倉涼子は一人暮らし、思う存分歌うことが可能」
キョン「そうかい」
ガラガラガラ
朝倉「あ、長門さん探したわよってキョン君なんでここに!」
長門「彼は今からあなたの家に行く」
朝倉「え!?」
キョン「長門から聞いたぜ、悩みがあるんだってな」
朝倉「え?」
キョン「俺の歌、思う存分聞かせてやるよ」
朝倉「あ、ありがとう!(もしかして長門さん)」
長門(……ぶい)ビシッ
~朝倉の家~
朝倉「どうぞ」
キョン「へえ、なかなかいい部屋じゃねえか」
長門「お邪魔する」
キョン「ん?お前いたの」
長門「…彼女のエラーに備えてついてきた、それに私の家もこのマンション」
キョン「あ、そう」
長門「情報思念体はラブソングを歌うことを推奨している」ヒソヒソ
キョン「なんでだよ、悩んでるときは熱いロックをガーっときかせりゃいいじゃねえか!」
長門「いいから歌え!」
キョン「あ、おう(こいつ時たまに怖いんだよ)」
キョン「朝倉、そんじゃ今から歌うけど…」
朝倉「ん?」
キョン「前みたいに途中退場はすんじゃねえぜ!いくぜー!俺の歌を聴けええ!!!」ジャガジャガジャガ
朝倉(忘れてた!!!)
フーリムークーナーイーツダーッテ
朝倉「あ!!!………ああ!!!!!」
長門(情報操作、朝倉の両手足を固定………完了)
ジョオーネツノームカウサキーニー
朝倉「ああ!!!ああああああああ!!!!!!!」
イッツニューフロンティー
朝倉「らめええええ!!!!!!」
ソコガードーコデーモカマワナーイーサ
朝倉「!!!!!!」バタッ
キョン「お、おい!朝倉大丈夫かよ」
長門「問題ない」
キョン「問題ないって…こいつ気絶してんじゃねえのか?」
長門「問題ない」
キョン「まあお前が言うなら別にいいけどよ」
長門「彼女は絶頂したにすぎない」
キョン「あん?」
長門「いい音楽は人を絶頂させることがあると聞いた、おそらくはそれ」
キョン「へーそうかい、じゃあ俺の用事はすんだろ?帰るからn」ガシッ
長門「……私自身があなたに用がある」
支援
キョン「でこうやってお前の家に移動したけど朝倉はあのままで大丈夫なのかよ」
長門「問題ない」
キョン「そうかい、で、俺に何の用だよ」
長門「あなたの歌に興味がある」
キョン「あん?」
長門「あなたの歌を私は聞きたい」
キョン「そうかい、そんじゃあまだ時間も大丈夫だし…」
長門「いっちょやったれ」
キョン「お前でもそんな言葉使うのかよ…へ、じゃあいくぜ!」ジャガジャガ
長門「……」ワクワク
キョン「俺の歌を聴け!!!!!」
キョン「~~~~~」ジャガジャガ
長門(何度聞いても素晴らしい)
キョン「~~~~~」ジャガジャガ
長門(このサウンド…これは人を惹きつける効果がある)
キョン「~~~~~」ジャガジャガ
長門(………ディモールト・ベネ)
~20分後~
キョン「~~~~~」ジャガジャガ
長門「~~~~~~」ブンッブンッブンッ
キョン「~~~~~」ジャガジャガ
長門「~~~~~」ブンッブンッ
キョン(やるじゃねえか!ヘッドバンギングとはな!)
長門(うぉおおおおおお!!!!!!)
しえn
キョン「へ、ここまで熱い歌を歌ったのは初めてだぜ」ゼェゼェ
長門(これが彼の歌)ゼェゼェ
キョン「全力で何かやるってのもいいもんだろ」ゼェゼェ
長門(コクッ)ゼェゼェ
キョン「情報操作ばっかしてねえで、たまには努力しろよ」ゼェゼェ
長門「……了解した」ゼェゼェ
ID:b7PmEjkR0 (155/155)
1日でこの熱意はすごい…
キョン「ふう…時間も時間だし帰るか、じゃあな」
長門「待って」
キョン「あん?」
長門「以前あなたが言った…寝るという行為、今日実行する」
キョン「そうかい、頑張れよ」
長門「………」コクッ
キョン「じゃあな」バタン
長門「………それじゃあ」
長門(……この高揚した気分…楽しい?)
長門(………キョン)
~次の日~
キョン「ふぁあああああ」
森「おはようございます」
キョン「何でいんの」
森「お母様が起こして来いとおっしゃっておりましたので」
キョン「そうかい」ファアアア
森「お目覚めのところ申し訳ありませんが、本日の放課後お暇ですか?」
キョン「何」
森「いえ、また歌を聴かせていただきたいと」
キョン「ああ、別にいいけどよ」
森「本当ですか?それじゃあまた放課後に迎えに来ます!それでは失礼します!」
あ…はい…失礼します…
キョン「何しに来たんだよ」
キョン「ふぁあああああ」
鶴屋「やあキョン君、相変わらず眠そうだね」クスクス
キョン「よう、相変わらず元気じゃねえか」
鶴屋「今日は暇かい?」
キョン「ダメだ、古泉の上司と約束があんだよ」
鶴屋「…その上司、森園生っていう名前じゃないかい?」
キョン「そうだけど、どしたの」
鶴屋「…鶴屋さん用事思い出しちゃったにょろ」ニコッ
キョン「あん?こんな朝早くにか?」
鶴屋「仕事にょろ!」
キョン「仕事?」
鶴屋「スポンサーの権力ってやつにょろ…そんじゃあね!キョン君!」
俺の力が…尽きてきやがった…
残ってたら明日頑張るぜい!
みんな読んでくれてありがとー!!!!
ID:b7PmEjkR0 (159回)
一日でこの量はすごいなw
心の底から乙乙
大規模規制中だし保守も人が少ないしなぁ…
古泉「スポンサーの権力?」
キョン「お前いたの」
古泉「ええ…しかし(これはさすがに不味いですね…バックアップの鶴屋家を敵に回しかねません、ここは…)」
キョン「なんだよ」
古泉「本日の放課後のご予定は?」
キョン「お前のところの上司に歌を聴かせr」
古泉「なるほど、森さんには僕から言っておきます。その予定はキャンセルで」
キョン「なんでだよ」
古泉「機密情報です」
キョン「…あ、そう。じゃあ頼んだぜ、じゃあな」
古泉「ええ、それでは」
~~~~~~~~~
~~~~~~~~~
キョン(ん?朝から物陰でなにやってんだ…ってあれは朝比奈さんと朝倉じゃねえか!?)
みくる「…言え、なぜ情報思念体は彼に手を出す」キュッ
朝倉「くっ……私個人の判断だって言ってるでしょ(またCQC…隙を見て…)」
みくる「答えろ!なぜおまえは彼に執着する」ギリギリ
朝倉「かはっ…彼の歌…ゲホッ、歌が聴きたい…それだけ」
みくる「言え!お前は彼から手を引くかどうか」ギリギリ
朝倉「ゲホッ…引くわけ…ないじゃない…ゲホッ」
みくる「…そう、じゃああなたをここでころs」
キョン「お前らこんな物陰で抱き合って何やってんの」
みくる「ふぇ!キョン君じゃないですか、おはようございます」ペコッ カチャッ
キョン「よう、朝倉なにやってんの」
朝倉「え、別になんでもないわ(この未来人…彼に見えない位置で銃を私につきつけて…)」
みくる「そんなことよりどうしてここに来たんですか?」
キョン「お前ら見かけたからだよ、もう時間ギリギリだぜ」
みくる「ふぇ…あ、ホントだ!急がなきゃ…」
朝倉「………(この女、猫をかぶっているのかこっちが素なのかよくわからないわね)」
キョン「ああ、そんじゃ俺は行くからな」
朝倉「待って!(このままじゃ未来人に殺される!)」
キョン「あん?」
朝倉「その、ご一緒してもいい?目的地も一緒じゃない」
みくる「!!!!!!!!」
キョン「別にいいけどよ、どしたのお前」
朝倉「え?」
キョン「顔真っ青だぜ、長門呼ぶか?」
朝倉「え、いや、大丈夫よ。それよりも早く行きましょ、時間が無いでしょ?」
キョン「そうだな、じゃあ行こうぜ」
みくる(くそ…この宇宙人は先に殺しておかないと…)
キョン「朝比奈さん何ボーっとしてんだよ」
みくる「ふぇ?」
キョン「ただでさえとろいんだからさっさとしねえと、ほら行こうぜ」
みくる「え…私も…ですか?」
キョン「あんだよ、さっさとしねえと遅刻だぜ」
みくる「………はい!ご一緒します!!(えへへ////)」
国木田「やあキョン…って今日は二人連れかい?」
キョン「よう」
国木田「…キョン、ちょっとこっちに来て」ズルズル
キョン「お、おいひっぱんなっての…あんだよ」
国木田「涼宮さん、かわいそうだと思わないの?」
キョン「ハルヒ?ハルヒがどしたの」
国木田「涼宮さん寂しそうだったよ…今日のお昼は部室で彼女と食べてきたら?」
キョン「まあ別にいいけどよ」
国木田「じゃあ決まりだね、ちゃんと誘うんだよ。じゃあね!」
キョン「おう、じゃあな」
朝倉(この未来人…情報操作を規制されている私じゃ勝てない…長門さんなら…)
みくる(この宇宙人…殺すチャンスを見つけないと…)
~下駄箱~
キョン「ふぁあああああ んじゃ俺便所行くからここでな」
みくる「はい!今日は一緒に登校できて楽しかったです!(えへへ////)」
キョン「そうかい、そんじゃあな」タッタッタ
みくる「はい!それじゃあまた!」
朝倉(逃げるなら今しか…)
みくる「どこに行くおつもりですか?」
朝倉「(…逃げられない)あら、ここは学校ですよ朝比奈先輩」
みくる「ですから?」
朝倉「教室に行くに決まってるじゃないですか(はやくここから逃げなければ)」
みくる「そうですね、教室行きますよね…彼と同じ…」
朝倉(この隙に…今だ)ダッ
みくる「待ってください、もう少しいいでしょ?」シュン
朝倉「な…なんで目の前に」
みくる「禁則事項です」
朝倉(………未来人、危険だわ)
みくる「彼から手をひいてはもらえませんか?」
朝倉(なぜ未来人は彼を狙うの?)
みくる「…無言は肯定ととりますよ?」
朝倉「なぜ未来人は彼を…キョン君を狙うのよ」
みくる「禁則事項です、それよりも…ふっ!」ガシッ
朝倉「ぐはっ!(またCQC!)」
みくる「もう一度だけ聞きます、なぜ情報思念体は彼に執着するのです?」ギリギリ
朝倉「だから…言ってるじゃない…私の判断だって…」
みくる「そうですか、じゃあなおさらですね」ギリギリ
朝倉(苦しい…ここで死ぬのかな…)
みくる(未来の情報ではこの宇宙人は一度彼を殺そうとした…この宇宙人の個人的な判断ならなおさら危険)ギリギリ
朝倉(こうやってキョン君も殺すのかな…そんなの許せない…)
みくる(彼は私が守る!)
朝倉(彼は私が守らなきゃ!)
おはよう
朝倉(私ができる情報操作…最低限の防衛のための戦力…)
みくる(この宇宙人…なにか様子が…)ギリッ
朝倉「情報…操作…ゲホッ…開…始」
みくる(いやな予感がしますね)ギリギリ
朝倉「閉鎖空…間発…動」
みくる(まずい!逃げなきゃ…)シュン
朝倉「ゲホッ、ゲホッ」
朝倉(未来人は…ふぅ、なんとか逃げ切ったわ)
朝倉「しかし未来人の目的を聞きださないとキョン君が危ないわね…」
みくる(……いつもの学校ですね、しかし今後どう対策をたt)
キョン「まだいたの」
みくる「ふぇ!び、びっくりするじゃないですか!」ポコポコ
キョン「ったく、もうすぐ予鈴なるぜ」
みくる「そ、そうですね!」
キョン「どしたの」
みくる「ふぇ?」
キョン「熱あんじゃねえの?」ゴチン
みくる「ふぇ…ふぇ~~~~~………」バタッ
キョン「お、おい!」
みくる(彼のおでこで/////温度はかられた//////)
キョン「おい、朝比奈さん!」
みくる(ふへへ////)
キョン「すげえ鼻血出てんじゃねえか!とりあえず保健室だな!」
~保健室~
みくる「うぅ~~~ん」
……それじゃあ……はい、……これで
ガラガラ
????「起きれる?」
みくる「ふぇ?あれ?ここは…」
????「保健室、一年の男子生徒がここまで運んできてくれたのよ」
みくる「一年の男子生徒…(キョン君だ/////)」
????「のぼせたのかしらね?すごい鼻血だったわよ」
みくる(のぼせる…そうだ…キョン君におでこコチンッって…//////)
????「あーまた鼻血!ほら氷枕とティッシュ!」
みくる「すびばせん!」ドクドク
????「ふぅ…ようやく血も止まってきたわね」
みくる「はい、いろいろお世話かけました」
????「それが仕事だからね」
みくる「それじゃあ失礼します」
????「それから運んでくれた彼にもちゃんとお礼を言っとくのよ」
みくる「もちろんです、一年のキョン君ですよね」
????「ええ、驚いたわ。お姫様だっこして運んできた生徒が鼻血まみれだったんだから」
みくる「お姫様だっこ……バタッ」ドクドク
????「あーまた鼻血!ベッドまで運ばなきゃ!」
みくる(ふへへ…キョン君//////)
????「なにニヤニヤしてんのよ!ムカつくわね!」
~教室~
岡部「キョン遅いz」
岡部「うわあああああああ!!!!!!」
キョン「なんですか朝っぱらから」
岡部「いや血!どうしたんだよその血!」
キョン「ああ、二年の先輩が下駄箱で鼻血出して倒れてたから…」
朝倉(二年の先輩…?あの未来人か…閉鎖空間から脱出するときに体力消耗させたからな)
ハルヒ(みくるちゃん大丈夫かしら)
国木田(朝比奈先輩朝元気そうだったのに大丈夫かな)
朝倉(殺るなら今がチャンス)
キョン「ふう」
ハルヒ(…なんでみくるちゃん鼻血出してんのよ)ヒソヒソ
キョン「知らねえよ」
ハルヒ(ってかなんで介抱してんの?あんたやっぱりみくるちゃんのこと…)ヒソヒソ
キョン「あんだよ」
ハルヒ「やっぱり…みくるちゃんと付き合ってるの?」
キョン「なんで」
ハルヒ「だって…」
キョン「目の前で人が倒れてたら助ける!そんなの当然じゃねえか!」
キョンクンカッコイイ//// ヤッパリアツイオトコハチガウナ ワタシ、ファンニナロウカナー デモナニゲカレノファンッテレベルタカイヨネ
岡部「お前たち!静かにしろ!ったく、キョンもそう熱くなるな」
キョン「ったく」
ハルヒ(そうだよね、目の前で倒れている人がいるのに放置するなんてサイテーだもんね)
キョン「ふぁああああ」
岡部「キョン、頼むからもう少しあくびを控えめにしてくれ」
ハルヒ(そんな男好きになったわけじゃないし/////)
岡部「……みや」
ハルヒ(付き合ったらあんなことやこんなこと…)
岡部「……涼宮」
ハルヒ(ぐへへへへへ//////)
キョン「お、おいハルヒ」
ハルヒ「な、なに!?」
キョン「なんで明後日の方向見ながらサザエさん歌ってんだよ、それとヨダレ拭け」
ハルヒ「………(恥ずかしい/////)」
~昼休み~
ハルヒ「さて、それじゃあ購買に…」
キョン「おいハルヒ、今から飯か」
ハルヒ「そうだけど何よ(誘ってくれてるのかな?)」
キョン「たまには部室で食わねえか(ったく、これでいいのか国木田)」
ハルヒ「しょ、しょうがないわね。ホントは嫌だけどしかたなs」
キョン「そーかい、じゃあいいよ」
ハルヒ「うそうそ!行く行く!」
キョン「無理しなくていいんだぜ」
ハルヒ「無理してない!」
キョン「そうかい、そんじゃさっさと行こうぜ」
ハルヒ(もしかして…は、国木田!)
国木田(頑張って!)グッ!
ハルヒ(ありがとー!)グッ!
キョン「国木田に親指立ててねえで行くぞ」
~部室~
ガチャ
古泉「おや、ああ、これはお邪魔ですね。それじゃあ失礼しますよ」
キョン「お前が先にいたんだろ、帰る必要ねえじゃねえか」
古泉「いえ、少し先生に呼ばれておりまして…」
ハルヒ「そ、そう。なんか悪いわね」
古泉「お気になさらず、ではごゆるりと」ガチャ
ハルヒ「でさ、ky」
ピリリリリリリ ピリリリリリリ
キョン「ワリい、電話だ…よお、どうした?」
佐々木「二人でお楽しみの最中に悪いね、今度の土曜日暇かな?」
キョン「ああ、また幼稚園か?」
佐々木「ぜひと先生たちからもお願いされてね」
キョン「ああ、いいぜ。それじゃあな」
佐々木「ああ、涼宮さんにもよろしく伝えておいてくれ」プチッ
ハルヒ「……誰?女の声だったみたいだけど」
キョン「佐々木だよ、お前によろしくってさ」
ハルヒ(佐々木…?誰それ)
キョン「なに、どしたの」
ハルヒ「いや…まあいっか(思い出せないだけかな?)」
ハルヒ「それでね」
二人の楽しい時間は過ぎて行った
キョン(ってかなんであいつ今二人なのわかったんだ?)
ごめん、今から妹と「マクロス7」ゲオに返しに行ってくるから少し遅れる
読んでくれている人ありがとう!
>>413 おはようございます!今日もいい天気ですね@京都
~放課後 SOS団活中~
キョン「キズイタラーハシリーダシテタノサー」ジャガジャガ
古泉「キョン君、歌の最中に失礼します」
キョン「ん、なんだよ」
古泉「本日の放課後の件、やはりキャンセルとのことです」
キョン「そうかい」
古泉「ええ、それにしても…」
キョン「なんで俺達二人だけなんだよ」
古泉「涼宮さんは歯医者だそうで、長門さんと朝比奈さんは何も聞いていません」
キョン「そうかい」
あれ?ID変わってる?
~同刻 とある路地裏~
みくる「だったらなぜ彼女を処分しないんですか!彼を殺そうとしたんですよ!?」
長門「処分は朝倉涼子のエラーによって保留された、朝倉涼子は自立進化の可能性を持っている」
みくる「そんなこと理由になるんですか!?またキョン君を殺そうとしたらどうするんです!!」
長門「私が止める」
みくる「あなたが?長門さんは優秀かもしれませんけど一度目は気づくのが遅かったじゃないですか!」
長門「それは…」
みくる「言い訳はいりません、私はこれから朝倉さんを殺します。キョン君を守るためです」
長門「許可できない」
みくる「じゃあどうするんです?未来は朝倉涼子を殺すことを許可してくれましたよ」
長門「……!!!!」
長門(そんな…)
みくる「止めるっていうならいくら長門さんでも」
長門「状況が変わった」
みくる「なんですか、朝倉さんを殺すの許してくれるんですか」
長門「…情報思念体は朝倉涼子の急激な想定外の進化に危機を感じている」
みくる「どういうことです、殺すのゆるしてくれるんですか?」
長門「情報思念体の制限では彼女を抑えられない」
長門「情報思念体は彼女の処分を決定」
みくる「そうなんですか…じゃあ私が手を下すまでもないんですね」
長門「手段はあなたに任せる」
みくる「なんでですか?長門さんがやればいいじゃないですか。彼女長門さんのバックアップなんでしょ?」
長門「あなたの能力でないと朝倉涼子は殺せない」
みくる「………」
長門「協力を要請する」
みくる「……いやです」
長門「なぜ?」
みくる「ホントは人を殺したくありません」
長門「しかしあなたの力がなければ彼女を処分するのは不可能」
みくる「………そりゃ勢いあまって殺すって言いましたけど」
長門「……彼を守るため」
みくる「彼を…守るため…そうですよね、彼を守るために私がやらないとダメですよね」
長門「……」コクッ
長門「殺害後の情報操作は任せて欲しい、カナダへ転校したことにする」
~閉鎖空間~
森「今日も大変な戦いだったわね」
古泉「森さん、ボスに怒られてショックなのはわかりますけど戦闘に影響ですぎです」
森「だって彼の調査って仕事をしてスポンサーからクレームが来るなんて」
古泉「仕事に感情もちこんだからじゃないんですか?」
森「感情なんて持ち込んだことないわよ!」
古泉「本当に?」
森「……あるわ」
古泉「まったく、上司がそれだから尻ぬぐいが大変なんですよ」
森「あんた上司に向かって」
古泉「今日くらい言わせてくださいよ、助けに入って助骨3本折れてるんですから」
森「そ、それくらい気合いでなんとかしなさい!」
古泉「はいはい、まあいつも通りしますけど…おかしいですね」
森「……そうね」
古泉「閉鎖空間が…神人がまだ残っているんでしょうか?」
長門「古泉一樹」
古泉・森「うわあ!」
古泉「長門さん、なんでここへ!?」
森(ビックリした…幽霊みたいに現れんじゃないわよ!)
長門「実は~~~~~~~~~っというわけでサポートを頼みたい」
古泉「それは朝倉さんを殺すのを手伝えと」
長門「端的にいえばそう」
古泉「まあ、機関としても彼女が一度彼を殺そうとしたことは認識していますし、それを危険視する意見も多数です…しかし」
長門「…何」
古泉「彼女を殺すしかないんですか?」
長門「…それが情報思念体の命令」
古泉「……人形じゃないか」
長門「?」
古泉「命令に従うだけの人形じゃないか!彼のハートを聞いて!感じて!なんともなかったんですか!!!」
森「こ、古泉!落ち着きなさい!」
古泉「冗談じゃない!僕は朝比奈さんを止めます!あなたもです!」
長門「古泉一樹、あなたの気持は分かる。しかs……」
古泉「………」
長門「………情報思念体から新たな命令が下った」
古泉「え、じゃあ朝倉さんは…」
森(ふぅ…一時はどうなる事かと思ったけど)
長門「…古泉一樹・森園生を適性と判断し消去せよ、と」
古泉(!!!!!!)
長門「土は土へ、人形は歯車へ…」スタッ
古泉(このプレッシャー本気のようですね、SOS団の仲間なのに)
長門「超能力者は閉鎖空間の塵へ…」ヒュン
森「古泉、避けなさい!」
古泉「ぐっ…(アバラ3本骨折中の今では厳しい相手ですね)」
長門「古泉一樹の足を固定」ガチッ
古泉(次は避けられない…もう終わりか…)
長門「さようn」
その時、古泉の頭の中で声が響いた
「古泉!歌でお前のハートをぶつけるんだよ」
と
古泉「さあはじまるぜサタデナイ!!!!」
長門「!!!」ビクッ!
古泉「ノーモーワトゥンラブ!!!!」
長門(この歌は…彼の)
古泉「お前ーを愛したい!!!!」
長門(彼を…情報思念体の命令で彼を殺さなければ…)
古泉「明日へと投げつけるこのビートを!!!!」
長門(………私はなぜ彼を殺すの)
長門「うう…あqwせdrftgyふj」ブルブル
古泉(体が動く…)
森「古泉今よ!攻撃しなさい!」
古泉「おまーえーにいーつー出会えるのだーろ」
長門「あqwせdrftgyふじこ」ブルブル
古泉「サブマリンストリートでーつぶやく俺は今日もー」
森「古泉!キョン君のマネしてないではやく攻撃しなさい!じゃないとあなたが」
長門「くぁwせdrftgyふじこ」ブルブル
古泉「果てしない砂漠でーさまよう二人ー」
森「もういいわ!仕事の感情持ち込んでるのはあんたじゃない!私が攻撃するわ!!!」ドドドドドドド
森「…やった!?」シュー
古泉「ぐっ………」
森「古泉!なぜ長門さんをかばうの!」
古泉「森さん…暴力じゃなにも解決しないんですよ…」
森「古泉…何を言っているの!彼女はあなたを殺そうとしてるのよ!」
古泉「ハートが伝われば大丈夫なんだよ!長門さん!僕の…僕のハートを受け取ってください!」
長門「あqwせdrftgyふじk」ブルブル
古泉「~~~~~~~~~~~」
長門「あqwせdrftg」ブルブル
古泉「~~~~~~~~~~~」
長門「あqws」ブルッ
森(長門さんの震えが…)
古泉「~~~~~」
長門「………うっ」
古泉「長門さん、僕のハート…感じてくださいましたか?」
長門「…感じた」
古泉「まだ僕たちを殺そうとするのですか?」
長門「…その必要はない、情報思念体の命令は消えた。それに…」
森「それに…」
長門「あなたたちは仲間、仲間を殺すことは出来ない」
古泉「そうですか」ホッ
長門「本当にすまないと思っている」キリッ
森(なんでこの状況でモノマネするんですか)
古泉「………それにしても閉鎖空間解除されませんね」
長門「あ」
古泉・森「あ?」
長門「朝倉涼子殺害の命令取り消しはまだされていない(朝倉涼子のこと忘れてた)」
古泉「朝比奈さんを止めないと!どこにいるんです!?」
長門「…こっち」タッタッタ
森「長門さん、走りながらで悪いんですけど朝比奈さんの能力聞いた感じ私たちではどうしようも」タッタッタ
古泉「歌で止めれないですかね」タッタッタ
長門「………彼を呼ぶしかない」タッタッタ
古泉「キョン君を?しかし彼は一般人で…」タッタッタ
森「でも朝比奈さんを止めるにはそれしかないわよ」タッタッタ
長門「いた」ピタッ
みくる「やっと来た!みなさん、彼女を殺すの手伝ってくれるんですか?」
朝倉「ゲフッ…」ビクッビクッ
みくる「私のナイフとCQCじゃどうしても殺しきれないんです」
古泉「……僕たちはあなたを止めに来ました、朝倉さんを殺させはしません」
みくる「え………なんで?彼を守るためじゃない!」
長門「……彼女がもう一度彼を襲う可能性は低い」
みくる「でも……情報思念体の命令は取り消しになったんですか?」
長門「………」フルフル
みくる「長門さん、情報思念体の命令に逆らうつもりですか!そんなことしたら長門さんが…」
長門「それでも、殺すのを待ってほしい」
みくる「そんなこと出来ません!長門さんが死ぬかもしれないのに…それに彼女が暴走しだしたら…私はともかくあなたたち」
古泉「おそらく死にますね、それほど朝倉さんは脅威です。しかし彼女は彼の歌を聴いて変わったじゃないですか!」
みくる「それは…そうかもしれないですけど」
森「朝比奈さん、彼女を殺しても何も生まれないわ!」
みくる「そんなこと分かっています…でも」
長門(交渉決裂…彼をここに連れてくることを情報思念体に要請する)
長門(許可が下りた)
長門「朝比奈みくる、これから彼をもう一度ここに連れてくる。また歌を彼女にうt」
みくる「彼をここに…正気ですか!?こいつと会わせてこいつが暴走したらどうするんですか!行かせません!」ヒュン
長門(閉鎖空間から離脱!)ヒュン
みくる「…くっ長門さんが彼を連れてくるまでにこいつの息を止めないと…」
森「古泉!朝倉さんを守るわよ!」
古泉「了解」
みくる「……邪魔をするんですか?」
森(CQCを使う未来人か…うかつに近づけない)
みくる「安心してください、邪魔をしてもあなたがたに危害はなるべく加えませんから」
古泉「女性を殴るのはいささか心外ですが…そういってもいられませんね、僕たちは殺すつもりであなたを止めますよ」
みくる「かまいません、時間があまりありませんから…行きます!!!!」ヒュン
古泉「森さん足止めを!能力を使われる前に!!」
森「でやあああ!!!!」ドガガガガガガ
古泉(神人用108経口銃!)
みくる「(時よ止まれ)ザ・ワールド!」
みくる「108経口銃を生身で扱える人間とまともに戦えませんよ」
みくる「対戦車用の兵器とか平気で使うんでしょうね…」
みくる「ふっ!」ガシッ
森「ああああっ!!!!!」ガッ
古泉(能力を発動されたか…)
森(くっ…CQC…)
みくる「逃げられませんよ」ガシッ
古泉「サイコボール!」ヒュン
みくる「くっ!!!」
古泉「サイキック少年いつきを忘れないでくださいよ」
みくる「やるじゃないですか」
古泉「ええ、あなたがわれわれに加える危害が最小限と分かっているので」
みくる「それでもあなたたちは負けますよ」
古泉「でしょうね、ですから長門さんが帰ってくるまでの時間稼ぎなんですよ!!!」ヒュン
~閉鎖空間 外~
キョン「だから何が」
ハルヒ「だ・か・ら!佐々木って誰よ!」
キョン「佐々木は佐々木だろ」
佐々木「あんまり大声で僕の名前を叫ばないでほしいな」
キョン「よう、佐々木じゃねえか」
佐々木「やあキョン、涼宮さんと一緒に買い物かい?」
キョン「ああ、今日親がいないって言ったら晩飯作ってくれるらしくてな」
ハルヒ「そういうわけよ、じゃあいきまsy」
佐々木「僕も作ってあげるよ」
キョン「そうかい、お前の料理は美味いからな」
佐々木「こないだのカレー美味しかっただろ?」
キョン「ああ、最高だったぜ」
ハルヒ(イライライライラ)
~閉鎖空間~
古泉(サイコボールをことごとく避けるなんて…ん?この感じ…)
森(不味いわね…こんな時に神人なんて…しかも3体)
みくる「……神人ですか」
古泉「森さん…神人の倒すほうが優先です」ヒュン
森「そうね」ヒュン
みくる「神人倒すの手伝いましょうか?」
古泉「それはありがたいですが…」
みくる「いくら私だって優先順位くらいわきまえてます。それにあなたたちが目の前で傷つくのは見たくありません」
森「ふふ…それじゃあ一時休戦ね」
~閉鎖空間外 キョンの家~
キョン「~~~~~~」ジャガジャガジャガ
佐々木「僕の料理は出来たよ、今日はこれだ」
キョン「シチューか、美味そうじゃねえか」
ハルヒ「ちょっと待ちなさいよ!私だって味噌汁作ったんだら!」
キョン「久しぶりに和食もありかもな…」
佐々木「どっちかだけ食べろなんて僕は言わないよ、公平に判断してほしい」
ハルヒ「どっちの料理がおいしいのかをよ!!!!!」
キョン「わーってるよ」
~閉鎖空間~
古泉「まずいですね…機関総動員でも暴れるのを抑えるのが精一杯ですか」
森「であああああ!!!!」ドガガガガガガガ
古泉「一体は森さんが倒せるでしょう…」
みくる「ぐっ…」
古泉(さすがに神人にCQCは無理ですからね、ナイフも無理でしょう…)
古泉「大丈夫ですか?朝比奈さんは救護に回ってください!けが人を助けるとき時間を止めて運び出してください!」
みくる「くっ私は大丈夫…分かりました、救護に回ります」
森「であああああ!!!!!!」ドガンッ ドガンッ
みくる(対空砲を生身で…化け物ですね)
ウギャアアアアア
古泉「Aがやられた!朝比奈さん救護を!」
みくる「はい!ザ・ワールド!」
~閉鎖空間外 キョンの家~
キョン「美味いじゃねえか!」
佐々木「ふふ、よろこんでもらえて何よりだよ」チュッ
ハルヒ「あ、あんたいま!!!」
佐々木(早い者勝ちだよ、涼宮さん)ボソボソ
ハルヒ「キィーーーー!!!!」
キョン「うるせえな!なんだよ」
ハルヒ「私の味噌汁もさっさと飲みなさいよ!」
キョン「ったく、…これ何入れたんだよ」
ハルヒ「オリーブオイル、ダイエットに最高なのよ」
キョン「俺はダイエットなんざしてねえよ」ゴクゴク
ハルヒ「…どうかな?」
キョン「不味い」
~閉鎖空間~
古泉「そ、そんな…」
みくる「また5体も…合計8体」
森「でやああああああ!!!!!!」ドガンッドガンッ
ズドンッ
森「古泉、一体撃破したわ!ボケっとしない!」
古泉「はい!」
ギャアアア
みくる「一度に二人も!時よとまれ!」
~閉鎖空間外 キョンの家~
バダンッ
キョン「長門じゃねえか、どしたの」
長門「緊急事態、すぐに来てほしい」
キョン「ああ、まあいいけどよ」
佐々木「キョン、僕たちの料理はどうするんだよ」
ハルヒ「そうよ、有希も途中で何連れて行こうとしてんのよ!」
長門「うるさい!」キッ
ハルヒ・佐々木(ビクッ!)
長門「いいから来い!」ズルズル
キョン「お、おい!ひっぱんなって!」
ハルヒ・佐々木(こわっ…)
~閉鎖空間~
長門「ただいま」
キョン「神人が…6体?」
古泉「長門さん手伝ってください!」
森「でああああああ」ドガガガガガガ
キョン「てめえら、なにやしてやがる…」
古泉「何って闘ってるんですよ!神人を止めるにはこれしか」
キョン「うるせえ!神人よ!俺の歌を聞け!!!!!」ジャガジャガジャガ
シュウウウウウ…………
古泉「そんな…あっさり神人が消えていく」
長門「あれは涼宮ハルヒの精神状態の塊、彼の歌で消えるのは…」
古泉「当然ってことですか」
長門「そう」
森「ふぅ…九死に一生を得ましたね…」ペタッ
みくる「立てますか?」スッ
森「ええ、ありがと」ヒョイ
みくる「森さんのCQCすごかったですね」
森「そう、ありがと」ニコッ
みくる「えへへへ//////」
森「よーし、閉鎖空間も解除されたしみんな帰るわよ!けが人のフォローを忘れずにね」
長門「では私も帰る」
みくる「私も帰ります、色々ご迷惑をおかけしました」ペコッ
古泉「いえ、それではまた団活で」
森「それじゃあ私はキョン君送って帰るわ」
古泉「仕事に感情を」
森「わかってるってば」スッ
キョン「じゃあな」
古泉「ええ、また明日!……腕組んで帰って行った、本当にわかってんのかな」
長門(そういえば閉鎖空間なぜ解除…あ、朝倉涼子)
長門(ま、いっか)
~その後 SOS団活動中~
キョン「オマエノームネニモラブハー」ジャガジャガ
古泉(あれから穏やかな日々です。閉鎖空間も発生していない)
ハルヒ「~~~~~」ルンルンルン
古泉(涼宮さんは彼に作る料理雑誌を見ていますし)
長門「…………」ブンブン
古泉(長門さんはヘッドバンギングしながら楽譜読んでますね)
古泉(結局朝倉さんはカナダへ転校ということで処理されてしまいましたが…)
古泉(あの時は神人でいっぱいいっぱいで忘れてましたね)
古泉(森さんは相変わらず昼の仕事が忙しそうで…)
古泉(鶴屋さんは…)
鶴屋「古泉くん、何私の顔見てるっさ!も、もしかして…」
古泉(今日も彼の歌を聴きに来てますね)
古泉「なんでもありませんよ」
鶴屋「そ、そうかい。一瞬あせったさ」
キョン「~~~~~っと」ジャガジャン
バタン
キョン「そんじゃ俺は帰るぜ、じゃあな」
ハルヒ「あ、ちょ…行っちゃった…」
古泉「いつものことじゃないですか」
鶴屋「そうにょろ」
長門「……」コウコク
ハルヒ「そうよね…まあいっか、そんじゃ帰りましょ」
古泉「鍵閉めはお任せください」
ハルヒ「そう?ありがと、それじゃあお言葉に甘えるわ!」
ハルヒ・鶴屋「じゃあね、古泉くん」
長門「さよなら」
古泉「はい、また明日」
古泉(佐々木さんは相変わらず土曜日に彼と保育所ライブを堪能しているみたいですし…)
古泉(そして…朝比奈さんは………)
みくる「あ、キョン君!」
キョン「ワリいな、ちょっと遅れちまったか」
みくる「今日もですよ、いつものことだからもう慣れちゃいました」
キョン「そうかい」
みくる「で、今日はどうします?」
キョン「聞きたいんだろ?」
みくる「えへへへ/////」
キョン「ったく、そんじゃあ帰るか」
古泉「驚きましたよ、キョン君が朝比奈さんと同棲するなんて」
古泉「まあ同棲と言っても付き合っているとかじゃないみたいですが…」
キョン「ラブユーセーブユハー!!!」ジャガジャガ
みくる「えへへへ////」
キョン「ユーメーヲエーガクー」ジャガジャガ
みくる(キョン君の歌素敵だな…/////)
キョン「で、みくる。いつギターの練習すんだよ」
みくる「キョン君の歌を聴いたらします」ニコニコ
キョン「へ、俺の歌はまだまだ終わらないぜ!」ジャガジャガ
みくる(カッコいいな////)
ピリリリリリリ ピリリリリリリリ
キョン「っと電話か、おう久しぶりじゃねえか。ああ、別に問題ないぜ」
みくる「誰からですか?」
キョン「佐々木だよ、今からハルヒと来るんだとよ」
みくる「ふぇ、あ、そ、そうなんだ」シュン
キョン「みくる。どしたの」
みくる「なんか変なモンでも食ったのか?…でしょ?」
キョン「へ、言うじゃねえか!」
ピーンポーン
ハルヒ「やっほーキョン!みくるちゃん!」
佐々木「やあキョン、朝比奈さん」
みくる「こんにちわ涼宮さん、佐々木さん」
キョン「よう、で今日はどうしたんだよ」
ハルヒ「新しいレシピ覚えたから練習によ!」
佐々木「涼宮さんに同じく」
みくる「うわぁ~楽しみです~」
キョン「ったく、練習なら家でしろよ」
ハルヒ「うっさいわね!作ってあげてるんだから文句ないでしょ!」
キョン「うるせえな!そういう押しつけがましいところが…」
ハルヒ「~~~~~」
キョン「~~~~~」
佐々木「なか良いね、あの二人」
みくる「…そうですね」
佐々木「何度も確認して悪いんだけど朝比奈さんとキョンはホントにまだ付き合っていないんだね?」
みくる「はい、歌を教えてもらうために同棲してますから」
佐々木「…キョンのこと好きなんだ」
みくる「好きですよ、佐々木さんも涼宮さんも」
佐々木「くつくつ、そうかい(付き合ってないならまだ僕にもチャンスはあるね)」
キョン「なんだよ」
ハルヒ「何よ!だいたいあんた頭おかしいんじゃないの!」
キョン「お前こそ不思議探しはどうしたよ!」
ハルヒ「あんたの頭の中が不思議なのよ!それを解明してやるわ!」
キョン「そうかい、勝手にしな」
ハルヒ「勝手にするわよ、あんたは同棲中の愛しのみくるちゃんにラブソングでも歌ってくれば!?」
キョン「お前どしたの、今日はやけにつっかかるじゃねえか」
ハルヒ「うっさいわね!みくるちゃんと付き合ってんでしょ!」
キョン「何で」
ハルヒ「何でって…同棲してたら付き合ってるでしょ普通!」
キョン「付き合っちゃいねえよ、あんまり変なこと言ってみくるに迷惑かけんじゃねえぞ」
ハルヒ(付き合っていないのに同棲?)
ハルヒ(歌を教えるためだけに同棲?)
ハルヒ(しかも呼び方いつの間にか「朝比奈さん」から「みくる」になってるし)
ハルヒ(やっぱりこいつは…)
ハルヒ「変な奴」
「完」
ご愛読ありがとうございました
1先生の次回作をこうご期待ください
書き終わったとたんにおさるさん…
保守してくれた人たち!読んでくれた人たち!ありがとう!!!!
前作と同じくけっこう勢いで書いてしまった、後悔はしている…
支援がかなり励みになりました!
また調子に乗ってキョン(熱気バサラver)を書くかもしれませんが…
俺の熱いハートが伝わったかよ!
ちなみに朝倉は俺の嫁な!
今読み直したけどなんかイミフなところとかあれば答えますよー
朝倉の退場
答えなくていいから第2部書きためてろ
>>505
朝倉さんは
みくるボッコボコにされる→みくるの火力不足で殺しきれない→古泉達が阻止しようとする
→神人登場→出血多量でベルベットルームって感じでお願いします
>>506
そういってくれてありがたーい!!!!
実はこっそりと2部考えてるからある程度まとまったら投下しようと思ってる
ほしゅはまかせろ
>>509
え?今投下するって流れ?
ちょっと待ってて、妹風呂にぶち込んでくる
それからやってやるってばよ!
~ハルヒ「変な奴」 後日談~
ハルヒ「暑い~……」グデン
キョン「うるせえな」
ハルヒ「なんであんたそんなに元気なのよ」
キョン「暑いほうが俺の熱いハートをぶつけやすいんだよ」
ハルヒ「あんた暑苦しいわね」
キョン「うるせえな、暑い時こそ熱いハートだろ!」
ハルヒ(ああ~ダレる…)
古泉「この暑さですからね…そうだ、みなさんで避暑にいきませんか?」
キョン「あん?」
みくる「ふぇ?」
ハルヒ「え?」
長門「?」
古泉「SOS団だけで小旅行と行きましょう、お金の心配はいりません。僕の親戚の別荘をお借りしますので」
ハルヒ「本当!?やった~!!!」
古泉「孤島ですけど、十分リフレッシュできると思います」
ハルヒ「この功績をたてて古泉君は副団長に任命よ!」
古泉「ありがとうございます」
キョン(おい、古泉。機関関連か?)
古泉(ええ、ですのでご安心ください。今回はホントの避暑旅行です、あなたもそこでならいい歌を作れるのでは?)
キョン(なかなかいいことするじゃねえか!思いっきり熱い歌を作ってやるぜ)
古泉「ただ、一つだけお願いします」
全員「?」
古泉「行く場所はおばあさん一人だけですのでできるだけ家事などを手伝ってあげてほしいのです。」
ハルヒ「当然じゃない!!」
古泉「他の皆さんにもお願いします」
キョン「そんぐらいいいぜ!」
みくる「もちろんです」
長門「………」コクッ
~旅行当日 船着場~
古泉「もうすぐ迎えが…あ、来ました!」
ハルヒ「すごい年季の入った船ね」
古泉「親戚の方が地元の漁師に頼んでくださいましたから」
キョン「渋くていいじゃねえか、船はこうじゃねえとな!」
みくる「ふぇ~(ちょっと怖いです…)」
長門「……ユニーク」
????「待たせたのう、ささ、早く乗りなさい」
ハルヒ「そんじゃ、おじいちゃん失礼するわよ!」
みくる「失礼します」ペコッ
長門「……」ペコッ
キョン「しっかり頼むぜ」ポンッ
古泉「それでは、お願いします」
ハルヒ「へぇ!舟っておもったより揺れるのね!」
みくる(あわわわわわ…)
古泉「それもまた船の醍醐味でしょう」
長門(………ユニーク)
????「しかしあんたらも何もこんな時期にあの島に行かんでも…」
キョン「あん?」
????「今日は…かまいたちの夜じゃ」
全員「?」
古泉「船頭さん、かまいたちの夜というのは?」
????「ああ、50年に一度ふく暴風の日じゃよ、その昔風は邪悪なものとされていてな」
みくる(ゴクッ)
????「50年に一度のその日は島の者も全員島から出る…まあ今となっては物好きなばあさん一人だけじゃがな」
ハルヒ「じゃあ泳げないんだ…」
????「かまいたちの夜という名のように風が吹くのは夜だけじゃよ」
ハルヒ「そう!それじゃあ楽しめそうね!」
キョン「ああ、50年に一度のでかい風を感じながら歌を作るってのもいいじゃねえか!」
????「歌?君は歌をかくのか?」
キョン「ああ、そうだけどよ」
????「そうか…あの村には代々伝わるわらべ唄があるんじゃが…」
キョン「どんな歌なんだ?」
????「……忘れたわい、年は取りたくないのう…」
キョン「そうかい、じゃあ思い出したら教えてくれよ」
みくる「あ、あれじゃないんですか?」
古泉「そうでしょうね、聞いた通りの形ですし」
みくる「形?」
古泉「あの島は三日月という名前でして、形も上から見ると三日月型をしているんですよ」
みくる「そうなんだ」
古泉「ええ、ですから湾が…」
みくる「ホントだ!三日月型に見える」
~三日月島 船着場~
ハルヒ「よっと…一番乗りね!」スタッ
長門「二番」スタッ
古泉「では三番は僕が」スタッ
キョン「じゃあ四番はもらうぜ」スタッ
みくる「ふぇええええ~じゃあ最後ですかぁ?」スタッ
????「それじゃ館まで案内するからの」
ハルヒ「え、いいの?」
????「一本道じゃが、この島に来たら途中でお参りをするもんでの」
キョン「面白そうじゃねえか」
ハルヒ「そうね、私たちもお参りするわ!」
~三日月島 神社~
キョン「ずいぶんボロい神社じゃねえか」
ハルヒ「ちょっとキョン!!!」
????「ほっほっほ、その通りじゃ、誰も手入れしとらんからの」
古泉「この石碑は何と書いているんですか?」
????「さあのう…さて、わしはお参りも済んだし帰るわい」
キョン「そうかい、気をつけてな」
ハルヒ「おじいちゃん、ありがと」
長門「………どうも」
みくる「ありがとうございます、お気をつけて」
古泉「迎えは明日の夕方と伺っていますが」
????「ああ、夕方には船着き場に着ておいてくれ…それじゃあかまいたちの夜が来る前に帰るとするかの」
ハルヒ「キョン、あんた何をお願いしたの?」
キョン「いいうt」
みくる「いい歌ができますように…でしょ?」
キョン「ったく、そうだよ」
ハルヒ「…相変わらずみくるちゃんと仲いいじゃない、やっぱり付き合ってんじゃないの?」
キョン「またその話かよ」
長門(………ユニーク)
みくる「あ、あの…そ、そろそろ行きませんか?」
古泉「そうですね、館はここから一本道ですので迷うことはないでしょう」
キョン「ああ、楽しみだな、それじゃあ行こうぜ」
ハルヒ「ちょっとキョン!私を無視するんじゃないの!」
キョン「…でけえな」
みくる「この壁の高さ…スゴイですね」
古泉「なるほど、これなら逃げることは不可能ですね」
全員「逃げること?」
古泉「ええ、今夜のキモ試しにと思って言わなかったんですが…ここは元監獄です」
長門「看護婦?」
古泉「監獄です」
長門「寒垢離?」(かんごり:冷水を浴びて願をかけること)
みくる「………監獄ですよ」
長門(冷水以上に冷たい視線…)
長門「大韓民国の略称?」
キョン「そりゃ韓国だろうが」
長門「腸骨・坐骨・恥骨の三つが融合した…」
ハルヒ「なによそれ」
長門「……寛骨」(かんこつ)
長門「…………」
キョン「………」
ハルヒ「………」
みくる「………」
古泉「………」
ハルヒ「ま、まあいいじゃない、あ、門のところになんか家紋…?みたいなのが付いてるんだけど」
古泉「あれは岸猿家の家紋ですね」
みくる「岸猿家?」
古泉「ええ、明治時代の頃、この地方の旧家で男爵までなった岸猿家が建てた私設監獄なんです」
長門「男爵イモを岸で洗う猿が使節として韓国へ向かった?」
古泉「岸猿家はたいへんな財産家でしたから、家で何かの経営をやっていたみたいでして…使用人はカトと呼ばれていたそうです」
キョン「カト?」
古泉「家畜の兎…略して家兎ですよ、岸猿気に歯向かったものはみんなこの監獄に閉じ込められたようです」
ハルヒ「へえ、門の中入ってみるとわかるけど…館って二階建てなんだ」
古泉「ええ、円環の一部を無くした形をしているでしょう?」
みくる「ドーナツひとくちかじったような形ですね!」
キョン「みくる。そんなんだから太るんじゃねえの」
みくる「キョン君ひどい!おいしいもの食べて何が悪いんですか!」
キョン「悪いなんて言ってねえじゃねえか!」
古泉「痴話げんかはお止めください、ところでみなさん。あれを見てください」
ハルヒ「あれってどれよ?」
古泉「館の先端にある、唯一窓のある部屋の窓の両端です」
みくる「あれは…草刈鎌ですか?よく稲刈りなんかで使う」
ハルヒ「窓の両端に付けるなんて…まるで風でも切るつもりなのかしらね」
古泉「ご明答です、あの鎌は「風切り鎌」と呼ばれているものです」
長門「船長が言っていた「風は昔、邪悪なもの」とされていたと」
古泉「ええ、邪まな風と書いて「風邪」というでしょ?風邪などの病気は悪い風がもたらすものとされてきました」
ハルヒ「ふんふん」
古泉「風邪だけではなく、「悪いものは全て風が運んでくる」こういう風習がこの地方には残っていたようです」
長門「……ユニーク」
古泉「こうした言い伝えがある地方では草刈り鎌を刃を風の吹く方向に向け、竹竿の先につけて庭先においたり、屋根につける風習があるんですよ」
みくる「へえー」
古泉「これを風切り鎌と呼びます、こういったものは日本全国に見られますね。特に風の強い地方に…それだけここの風は強いのでしょう」
キョン「お前なんでそんなに詳しいんだよ」
古泉「ナビゲーターとして最低限の知識は入れてきましたから」
キョン「そうかい」
古泉「おや?雲の動きが少し早いですね…今夜は雨でしょうか?」
キョン「かもな、そんなことよりさっさと入ろうぜ」
古泉「そうですね、せっかくのバカンスですから」
みくる「きゃあ!!!!!」
キョン「みくる、どうした!」
みくる「こ、これ…」
ハルヒ「え?なんで窓の下に尖ったスパイクが何十本もあるのよ…窓から落ちたりしたら」
長門「一気にお陀仏」
古泉「おそらく、囚人が窓から飛び降りて逃げるのを防ぐためでしょう」
キョン(古泉のやつ…なんかこの状況楽しんでねえか?)
キョン(まああいつのことだ、そんなに心配する必要ねえか)
みくる「ねえ、キョン君、この館見てて気づいたんだけど」
キョン「あん?なんだよ」
みくる「島のミニチュアなのかなぁ?」
古泉「朝比奈さんご明答です」
みくる「やったー!」
ハルヒ「じゃああの真中にある泉も何かと対応してるの?」
古泉「さて…?そのような話は聞いたことが…」
ハルヒ「でも直径三メートルくらいの小さな泉ね…」
みくる「ひゃあああああ!!!!ゴキブリぃいいいいい!!!!!」ダキッ
キョン「あれはゴキブリなんかじゃねえぞ」
みくる「ふえ?」
長門「あれはフナムシ、おもに磯に生息している」
キョン「へえ…ところでみくる、そろそろ離れろよ」
みくる「え、あ、ご、ごめんなさい!」パッ
ハルヒ「フナムシねえ」ヒョイ
みくる「涼宮さんよく触れますね…私には無理です…」
ハルヒ(フナムシと思って手にとってみたけど…ずいぶんと茶色いほそっこい棒みたいなもの拾っちゃったわ)
長門「フナムシゲットだぜ」
ハルヒ(よく見ると両端が膨らんで人骨みたいね……って人骨!?)バッ
キョン「ハルヒ、フナムシだろうと生きてんだ、投げ捨てんじゃねえよ。あいつらだってハート持ってんだぜ?」
ハルヒ「え、あ、そうね」
長門「この水は…海水?」
古泉「そうするとこれは海そのものを示しているのかもしれませんね」
古泉「そろそろ入りましょうか」
ガンッガンッ
古泉「おや、ノックしても誰も来ませんね…」
ギィィィィィィ
ハルヒ(扉がひとりでに…)
みくる「古泉君………」
古泉「勝手に入っても大丈夫でしょう、一応連絡はしてありますし。それに迎えも来たんですから」
みくる(………なんか談笑が聞こえるんですが)
佐々木「あれ?キョン達、久しぶりじゃないか」
キョン「なんでここにいんだよ」
古泉「まさか…」ダッ
ハルヒ「え、古泉君!いきなり走り出して…」
バタン
古泉「………何やってるんですか(酒臭っ)」
森「………見てわかんない?バカンスよ。それよりなんで古泉がここに?」
古泉「機関には我々SOS団がここを使うと報告しておいたはずですが!」
森「じゃあキョン君もいるの!?」
古泉「もちろんいますよ、それより今日ここへは親戚のあてで来たことになっているんですがどうするんです!」
森「涼宮さんをだますのは任せなさい、よっと」
森「こんにちは、いつもうちの一樹がお世話になっています」
ハルヒ「え?え?」
みくる「あれ?森s……(ここは黙ってたほうがいいかな)」
森「この子の従姉妹の森園生と申します」ペコッ
ハルヒ「あ、はじめまして、涼宮ハルヒです」ペコッ
みくる「はじめまして、朝比奈みくるです」ペコッ
長門「長門有希…これお土産」ヒョイ
森「え………きゃああああ!!!!!ゴキブリ!ゴキブリ!!!!!!」
長門「ユニーク」
キョン(おい、どういうことだよ)
古泉(すみません、こちらの手違いで…しかし、涼宮さんには僕と森さんは従姉妹、そしてたまたま森さんの友人があのお二方で通ってますから)
キョン(お二方?)
鶴屋「なんだい、騒がしい…ってキョン君じゃないか!なんでここにいるにょろ!?」
キョン「古泉に誘われてバカンスにな」
鶴屋「そうかいそうかい!」
鶴屋(古泉君にはあとで特別ボーナスあげるっさ)ヒソヒソ
古泉(ありがとうございます)ヒソヒソ
~一時間後~
森「かんぱーい!」
全員「かんぱーい!!!!!」
鶴屋「いやーこの一杯がたまらんにょろ!」
森「美味しい!」
佐々木「今日八回目の乾杯じゃないか」
ハルヒ「佐々木さんって意外とお酒強いの?」
佐々木「まあまあじゃないのかな。そんなことよりささ!」コポコポ
ハルヒ「おっとっと…」
みくる「チューハイ巨峰おいしいです」
古泉「バーボンおいしいですよね」
キョン「そうかい、俺はビールが一番だな」
長門「いいちこ美味し(このSSの登場人物は全員20歳以上…通報してはいけない)」
長門「館を探検しに行かない?」
キョン「いいぜ、面白そうじゃねえか!」
長門(うっしゃああ!!!)
古泉「あれ?長門さんと二人でどちらへ?」
長門「彼とこの館の探検に」
古泉「ここはもと監獄ですから出るかもしれませんよ」フフッ
長門(……もしかして彼は…キョンは幽霊苦手?)
キョン「へへ、なおさら面白そうじゃねえか!俺の歌で成仏させてやるぜ!」
古泉「そうですか、ではいってらっしゃい」
キョン「ああ、達者でな!」
古泉「ええ(今のセリフ死亡フラグ?)」
キョン「弧を描く廊下を歩いて順に部屋をみたが…」
長門「二階の部屋は全部で二十、そしてここが最後の突き当たりの部屋」
キョン「それじゃあ開けようぜ」
長門「待って、何か嫌なよk」
ガチャ
キョン「ほら、開いたぜ」
長門「………かんがした」
キョン「あん?」
長門(この部屋…いやな気配がする)
キョン「うわ…くせぇ!」
長門「?」
キョン「どしたの」
長門「あれ」
キョン「あん、ただのガラクタの山じゃねえか」
長門「よくのぞきこんでみて」
キョン「ん?これは…この館のミニチュアじゃねえか?」マジマジ
長門「………わっ!」ドンッ
キョン「うわああああ!!!!!何しやがんだよ!!!あぶねえじゃねえか!!!!」
長門「本当にすまないと思っている」キリッ
キョン「ったくなんだよ」
長門「そろそろ戻る」
キョン「押す必要ねえだろ」
長門「ない」
キョン「じゃあなんで押したんだよ」
長門「あなたは歌うのに理由は要らないといったことがある」
キョン「それとこれと関係ねえじゃねえか」
長門「押したいときに押す、それが私」
キョン「……………」
長門「………」
キョン「…………」
長門「………」
キョン「……戻るか」
長門(コクッ)
佐々木「あ、キョン!長門さん!」
キョン「よお、なんでこんなにぞろぞろ移動してんだよ」
佐々木「ああ、これから食堂に向かうところなんだ」
キョン「食堂?」
佐々木「ああ、こっちだよ案内する」
キョン「ああ、頼むぜ」
長門「なぜ食堂に?」
佐々木「もう夕飯どきだからね」
長門(………うかつ)
~食堂~
古泉「僕と森さんの手料理の味はいかがですか?」
ハルヒ「おいしい!古泉くん料理上手なのね!」
みくる「本当においしい…(あとでレシピ教えてもらお)」
佐々木「ふむ(胡椒にナツメグに…これはコチュジャンかな?)」
キョン「古泉、そういやここにばあさんがいるって言ってなかったか?」
古泉「ああ、キヨさんですか?キヨさんは腰を痛めて今対岸の網曳村の病院に入院しています」
ハルヒ「網曳村…?ここって古泉君の御親戚の別荘って言ってたわよね?」
古泉「ええ」
ハルヒ「じゃあ古泉くんも網曳村で育ったの?」
古泉「いえ、住んでいたのは祖母の代までです、その祖母も二十歳くらいのときには家を出ていましたが」
ハルヒ「へえ」
古泉「岸猿家最後の当主…岸猿伊右衛門の時の話ですが…」
鶴屋「………」
古泉「網曳村では「命惜しくば岸猿に奉公するな、金も体もたまらんたまらん」と言いましてね、岸猿家の当主は代々暴君だったそうです」
みくる「暴…君…ですか?」
古泉「ええ、まあ元々明治の奉公人など人間扱いされていませんでしたが岸猿家は特にひどかったみたいで」
佐々木「ゴクッ」
古泉「奉公人を家兎…家畜の兎と呼んでその通りに扱っていました」
長門「………」モグモグ
古泉「しかも反抗する奉公人を閉じ込めるためにこんな監獄までつくったんですから」
佐々木「そんな話初めてきいたよ…」
長門「………」ゴクン
古泉「ですからこの島は「監獄島」と呼ばれています。僕のひい爺ちゃんの夫婦…まあ祖母の両親も岸猿家で働いていたみたいですが…ここに送られ」
ハルヒ「…送られ?」
古泉「死にました」
全員「…………」
古泉「両親を殺された祖母は古泉正二郎という人と結婚しまして、それが僕の祖父です」
キョン「………」
古泉「幼いころはよくこの島の話を聞かされました。たいていは頭首伊右衛門の奉公人への酷い仕打ちでしたが」
みくる「………」
古泉「あまりにも惨たらしいので僕はそれをずっと「おばあちゃんの作った怪談」だと思っていました」
ハルヒ「……そう」
古泉「それでここに来る前にいろいろ調べたんです。この館と島のことを」
長門「………」ズズッ
古泉「この辺りでは古くからの風習で九字をヒト型の紙に書いて海に流すものがあるそうです。確か比斗紙とかなんとか」
佐々木「ふむ、その九字というのは密教のかい?それとも陰陽道?」
古泉「いえ、そこまでは知りませんが…」
佐々木「いずれにしても両部神道なのかもしれないね」
ハルヒ「両部神道?」
佐々木「日本の神々を仏教によって再構築した神道のことさ」
長門「………ゲプッ」
佐々木「修験道や陰陽道といった日本の古い宗教にもいろいろ影響受けているらしいけどね」
古泉「おそらくこの辺りは陰陽道の影響が大きいでしょう」
佐々木「ふむ、そう解釈すると途中でみた神社は民族信仰を神道的にアレンジして作られたと解釈してもいいかもしれないね」
キョン(何言ってんだよこいつら)
ハルヒ(会話の内容からするに…この二人宇宙人?)
みくる(ふぇ~意味がわかりません)
長門(美味だった)
鶴屋(専門用語は苦手っさ)
森(古泉…よく勉強しているのね、あとでアメちゃんでもあげようかしら)
古泉「さて、めんどくさい話はここまでにしましょう」
森「ああ、古泉。いま私たちが使ってる部屋は…」
古泉「ふむ…では…僕たちの部屋割を決めましょう」
ハ長み佐鶴(この瞬間を待っていた!)
森「いえ、勝手ながらこちらで部屋を決めさせてもらったわ」
ハ長み佐鶴(がっくり)
古泉「そうですか、それじゃあ粗方食事も終わったみたいですね。一度解散しましょうか」
森「そうね」
鶴屋「やあキョン君、ちょっと外を鶴屋さんと散歩しにいかないかい?」
キョン「あん?別にいいけどよ、なんでまた」
鶴屋「夕暮れの海岸は歌作りにぴったりさ!海岸でキョン君の歌が聴きたいっさ!」
みくる「あ、鶴屋さんずるいです!私も行きます」
ハルヒ「だ、団長の私を差し置いて行くなんて許さないわよ!」
長門「……行く」
佐々木「僕も久しぶりに君の歌を聴きたいね」
キョン「ったく、歌うことが前提じゃねえか」
佐々木「ダメなのかい?」
キョン「しゃーねえな、そんじゃあ行くか」
ハ長み佐鶴「やったー!!!!」
森(いいなぁ…でも鶴屋さんの手前聴きに行くわけには…)
キョン「森さんと古泉は来ねえの?」
森「え?行ってもいいんですか!?」
キョン「別にくりゃいいじゃねえか」
森(しかし…)チラッ
鶴屋(今回は特別っさ)パチッ
森「行きます!ついていきます!」
キョン「お、おう。そうかい」
古泉「僕は遠慮しておきますよ、どうぞごゆるりと」
キョン「そうか、じゃあ行ってくるぜ」
女性陣「いってきまーす」
古泉「お気をつけて」
~海岸沿いの丘~
みくる「それにしても風なんて吹く気配ないですけど…本当に暴風なんてくるんですかね?」
キョン「さあな」
みくる「キャッ!」ステン
みくる「痛っ…」
キョン「おい、大丈夫かよ」スッ
みくる「あ、ありがとうございます」
長門「これ」
キョン「石碑じゃねえか、真っ二つに割れた…これにつまづいたのか、あいかわらずどんくせえな」
みくる「す、すみません」
キョン「ったく、んでなんて書いてあんだこれ」
みくる「?」
佐々木「
高天原に神祀り巫す
皇親神湯岐
神湯美の命以て
三十九代目頭首
岸猿伊右衞門の御霊を
ここへ鎮め給へと畏み畏みも臼す」
佐々木「と書いてあるみたいだね」
キョン「でたらめじゃねえだろうな」
佐々木「僕はこう見えても文学は得意なんだ」
キョン「そういやそうだったな」
長門「この石碑…どうする?」
キョン「倒れたままってのも気味ワリいだろ、元に戻しておこうぜ」
佐々木「くつくつ、意外とやさしいじゃないか」
キョン「おい!ハルヒ!みくる!なにとろとろ歩いてんだよ!」
ハルヒ「あんたたちが行くの早いのよ!」
みくる「ふぇええええ」
キョン「あいつらがここに来たら治すの手伝わせようぜ」
キョン「いくぜ…せーのっ!」
ガゴンッ シュー
佐々木「あれ?直したつなぎ目が…」
鶴屋「ないにょろ…」
森「不思議なこともあるんですね…」
みくる「最初からこうなってたみたいですね」
ハルヒ「まあいいじゃない、とりあえず拝んでおきましょ」
キョン「…だな」
長門「南無南無」
~三日月館 キョンの部屋~
キョン(帰ってきてすぐこの暴風かよ…)
ビュオオオオオオオ
キョン(壁越しでもすげえ音だな)
コンッコンッ
キョン「あん?誰だよ」
ハルヒ「あの、私だけど…入ってもいいかな?」
ガチャ
キョン「どしたの」
ハルヒ「なんだか怖くなっちゃって…」
キョン「そうかい」
~官能編~
キョン「ったく、それにしても本当にすげえ風だな」
ビュオオオオオオ
ハルヒ「そうだね…」
キョン(なんだこれ…ハルヒが色っぽく見える…)スッ
キョン(なんで俺ハルヒの肩抱いてんだよ!)
ハルヒ「キョン…風が…怖いの…」
キョン「そうかい」サラッサラッ
キョン(なんで俺はハルヒの髪で遊んでんだ…)
キョン(俺は…何をしているんだ…)
ハルヒ「キョン…したい…」
キョン(息吐きながら色っぽく…)
キョン「…何をだよ」
ハルヒ「んっ」モゾモゾ
キョン(なんで俺は耳元で囁いてんだよ!こんなの俺じゃねえ!)
ビュオオオオオオオ
キョン(風…すげえな…)
キョン「ハルヒ…好きだ…」
キョン(何いってんだよ俺…)
ハルヒ「私も…キョン」チュッ
キョン(…やっちまった)
ビュオオオオオオオ
キョン(それにしてもハルヒってこんな大胆な女だったのかよ)
ハルヒ(ギュッ)
キョン(背中に手をまわして…)
キョン(ダメだ、一回離れねえと…)
ハルヒ「キョン…」
キョン「ハルヒ…」サワッサワッ
ハルヒ「いいよ、キョン」
キョン(ああ、もうどうにでもなれ…)ガバッ
キョン(肌奇麗じゃねえか…)
ガチャ
キョン(なんだ今の音…)
ハルヒ(ガバッ!)
キョン(ハルヒ…なんで俺の肩を押すんだ)
ハルヒ「………」
キョン(どこ見てんだよ…って森さん!?)
キョン「うわああああ!!!!!」バッ
キョン(……なんて悲鳴を上げながらハルヒから逃げてんだよ俺)
森「そんな女に騙されちゃダメ」
キョン「騙される…」キョロ
ハルヒ「フフフ」
キョン(上半身を起こして…)
ハルヒ「私が彼と寝るの」チュッ
キョン「ハルヒ…お前…」
「こっちを見て」
キョン「!!」
キョン(森さんなんて格好してやがんだ!)
キョン(俺に背を向けて…いや、正確には尻を向けてやがる!)
キョン(壁に両手をつけ尻を俺のほうへ向けてやがる!!!!)
ビュオオオオオオオ
キョン(つまり俺には…必要最低限の部分しか見えてない)
森「どう思う?」
キョン(なんでそんなに淫らに腰を揺らすんだよ…)
キョン「ゴクッ」
ハルヒ「ダメよ!!」バシッ
キョン「ぐあっ!」
キョン(この女…俺の股間を握りやがった…)
ハルヒ「これは私のもの」
キョン(ハルヒ…)
森「嫌がってるんじゃないの」
キョン(後ろ髪を両手で束ねながら…近づいてくる)
森「わかるわよね。どっちが、お・い・し・い・か」
キョン「はい、どっちもです」
森「これでもそんな優柔不断なこといってられるかしら」
キョン(口では言えないようなことを…)
ハルヒ「だめだめ、そんなんことで感心してたら」
キョン(俺の頭じゃ思いつかねえことを…)
バタバタバタ
「はじまってますぅ~」
「私もする」
キョン(みくると長門まで…なんでドアの前にいるんだよ)
キョン(ってか服を脱ぎながらこっちへ…あああああ!!!!!!)
森「何するのよ!」
ハルヒ「私が先よ!」
長門「やらせて」
みくる「なめちゃおっと」
キョン(八本の腕と足が…く、苦しい…)
「それ貸しなさい」
「いやあよ」
「よこしなさいよ」
ガジッ
キョン「ぎゃああああ!!!!!」
佐々木「ここにいたのかい」
キョン「さ、佐々木!」
「それ貸しなさい」
「いやあよ」
「よこしなさいよ」
ガジッ
キョン「ぎゃああああ!!!!!」
佐々木「ここにいたのかい」
キョン「さ、佐々木!」
佐々木「はあ…色情霊の強烈な波動を感じたから来てみたらこれだよ」
キョン(色情霊?)
佐々木「色情霊ってのは色欲に凝り固まって死んだ人間の霊だよ…しかしこれはスゴイ力を持った霊みたいだね」
佐々木「古泉君と鶴屋さんは死んだように寝ているよ、けど安心してくれていい、僕に任せてくれ」
佐々木「除霊してあげよう」
キョン「それならさっさとしてくれ!こいつらから悪霊を」
佐々木「何を言っているんだい?」
佐々木「悪霊が憑いているのは君だよ」
キョン「……は?」
佐々木「まあ任せてくれ、本当なら君に憑いている霊を除霊したいところなんだけど…」
佐々木「そんな生易しいことはしている暇ないね」ベチッ
キョン(札を額に…あ、体からなんか抜けていきやがる…)
シュウウウウ
????「うむむ、おのれ、おのれ。よくもわしのじゃまをしてくれたな!」
佐々木「悪霊!君の目的はなんだ!」
????「石碑が割れてようやく自由になったと思ったら、この小僧が邪魔をした。」
????「もう最後だとおもった、二度とこの世に戻ることはできないと思った。」
????「わしはこの男にとり憑いた!子を残すためじゃ!」
????「わしはこの男の子となってこの世によみがえるつもりじゃ!」
佐々木「君は、誰だい?」
????「岸猿伊右衛門。この館の主じゃ」
????「再び蘇り岸猿家の復興を!!!!」
佐々木「そうはさせない…悪霊退散!!!」
????「ぐああああ…もはやこれまで……」シュウウ
佐々木「除霊完了だよ」
キョン「そうかい」
森「なにしているんですか!」ドンッ
みくる「…変態!」バギッ
長門「痴漢」ボキッ
ハルヒ「さいってい!!!!」ドゴッ
リアルタイムでゲームしながらSSって書くもんじゃないね………
キョン(くっ…意識が…)
佐々木「目覚めたかい?みんな帰ったよ」
キョン「事情はs」
佐々木「悪霊がどうこうなんて言ったって誰も信じはしないさ」
キョン「………」
佐々木「ふああああ…さて、じゃあ僕は部屋に帰って寝るよ」
キョン「ああ、じゃあな」
佐々木「じゃあね」
キョン(終わったな、何もかも…)
キョン「まだっわーすれたわけじゃなーいんだぜ…」
キョン(ひたむきなあのあーいを…)
コンコン
キョン「…開いてる」
ハルヒ「入ってもいい?」
キョン「ああ、かまわねえよ」
キョン「なあ、ハルヒ。おr」
ハルヒ「悪霊に取り憑かれていたんでしょ?佐々木さんにきいたわ」
キョン「………」
ハルヒ「わたし、よく覚えてないんだけど……何したの?」
キョン「すまない…」
ハルヒ「悪霊のせいだけであんなことしたの?」
キョン「覚えてんのか?」
ハルヒ「ちょっとだけよ」テレ
キョン「…全部ってわけじゃねえけど」
ハルヒ「じゃあちょっとはキョンの意思?」
キョン「……まあな」
ハルヒ「それが聞けただけで十分よ、そのうちみんなの誤解は解けるから元気出しなさい!」
キョン「ハルヒ、お前…」
ハルヒ「もうこの話は終わり、別の話をしましょう」
キョン「…ああ、そうだな。じゃあ俺の歌でも聞くか?」
ハルヒ「そうね、じゃあ聞かせてもらおうかしら」
キョン「そんじゃあ…俺の歌を聴け!!!!」
(終わり)
ホントにすみません
勢いでもうガーっと書いてしまいました…
リアルタイムでかまいたちやりながらSS書いていたんですけどリアルに失敗しました。
ホントにすみませんでした
読んでくれた人ありがとうございます!!
なんか途中からやり直したいけどやめたほうがいい?
キョンがボーカルでみくるがギターみたいな感じの次回作できませんかねぇ
おねがいしやす
すみません、それじゃあ>>576からやり直しでお願いします
キョン「でたらめじゃねえだろうな」
佐々木「僕はこう見えても文学は得意なんだ」
キョン「そういやそうだったな」
長門「この石碑…どうする?」
キョン「触らぬ神に祟りなしっていうじゃねえか、ほっとこうぜ」
なんか不評みたいなんでやっぱ止めときます
かまいたちは完全にミスった…
もうね、完全に黒歴史ですね…
>>630の案パクるわ
楽しみに待ってる
俺は>>1の文章が大好きなんだぜ
>>635
ありがとう!暇だし今から書こうかな…
新しいの立てたほうがいい?
じゃあ新スレ立てるんだぜ!
タイトルは…
キョン「俺の歌を聴け!」
で行きます!
>>1だけどなんでまだあんだよwwwwww
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