ルルーシュ「C.C.のやつ、また服を脱ぎ散らかして・・・」(576)

ルルーシュ「ったく、あいつには自分の立場というものをもう一度・・・ん?」

ルルーシュ「これは・・・あいつ、いつからこんな派手な下着を・・・!」

ルルーシュ「・・・」

ルルーシュ「いや待て、相手はC.C.だぞ。あんなやつのもので・・・」

ルルーシュ「・・・」

ルルーシュ「・・・」スッ

C.C.「何をしているルルーシュ」

ルルーシュ「ひぃっ!?」

ルルーシュ「C.C.いつからそこにいた?」

C.C.「今来たところだが」

ルルーシュ「そうか!それならいいんだ。ふっふっ」

C.C.「おかしなやつだな、ん?お前その手に持っているの」

ルルーシュ「違う!これは!!違うぞC.C.!!お前は何か誤解している!!」

C.C.「片付けてくれようとしたんじゃないのか?私のだろ、その下着?」

ルルーシュ「そうだ!その通りだ!!変な勘繰りをするんじゃない!!」

C.C.「何を言っているんだお前は」

ルルーシュ「と、ところで何か用か?」

C.C.「用というほどではないのだがな、ほらピザの新作が届いた」

C.C.「今の私は機嫌がいいんだ、懇願してみろ。一切れくらいは分けてやらんでもないぞ?」

ルルーシュ「ふっ、いるかそんなもの。何よりお前の衣類を片付けてからだ」

C.C.「おお、済まんな。じゃあ頼んだぞ」

ルルーシュ「・・・」

バタン

脱衣所

ルルーシュ「危なかった。今のは危なかった。日頃の人格者が功を為していた賜物だな」

ルルーシュ「何とか誤魔化しきれたようだ」

ルルーシュ「さて・・・まだ温かいな。いやこれは俺の体温か」

ルルーシュ「いずれにしろ、あいつが一度穿いて脱いだものには変わりはない」

ルルーシュ「・・・」

ルルーシュ「・・・」スッ

C.C.「ルルーシュ」

ルルーシュ「ヒャアアーー!!!!」バタン

ルルーシュ「今度は何だ!お前の下着なら今間違いなく洗濯機の中に入れたぞ!問題ない!!」

C.C.「そ、そうか、ご苦労だったな」

ルルーシュ「それより今度はなんだ。俺の・・・俺の大事な用事を二度も邪魔をして」

C.C.「お前はそんなにきれい好きだったか?何食事の前には手を洗うのは当たり前だろう」

ルルーシュ「そうだな!偉いぞC.C.!!お前は良い子だな、ふははははは」

C.C.「あ、ああ。そうか?」

ルルーシュ「さあ、ピザでも食べるとするか」

C.C.「なんだ、やっぱり食べたいんじゃないか」

ルルーシュ「(クソ、一度意識したら意地でも嗅ぎたくなってきた・・・)」

扇「ゼロ、また黒の騎士団への依頼なんだが」

ルルーシュ「(クソ、思えば俺は今まで何をしていたんだ。下着などこれまで何度も手に入れる方法は)」

扇「東地区での物資がブリタニア軍の過度の横領で不足しているらしい」

ルルーシュ「(いや過去を悔やんでも仕様がない。相手はあのズボラなC.C.だ。チャンスはいくらでも)」

扇「そこで・・・ゼロ聞いているか?」

ルルーシュ「(あいつの入浴時間帯はいつだった?咲世子にでも・・・いやどういう理由からそれを聞き出す)」

扇「あの・・・ゼロ?」

プシュー

ナナリー「お帰りなさいお兄様。今日はいつもより早いのですね」

ルルーシュ「ただいまナナリー。うん今日はちょっと気になることがあってね」

ルルーシュ「仕事が手に付かないから抜けだしてしまったよ」

ナナリー「まぁお兄様ったら、でも私はお兄様が早く帰ってきてくれて嬉しいわ」

ルルーシュ「ありがとうナナリー、ところでC.C.・・・いや咲世子はどこにいるかな?」

ナナリー「咲世子さんですか?今はお夕飯の準備をしていると思いますが」

ルルーシュ「そうか、じゃあちょっと着替えてくるね。また後でナナリー」

ナナリー「はい」

ルルーシュ「咲世子!」

咲世子「お帰りなさいませルルーシュ様」

ルルーシュ「あ、ああ、ただいま。いやー、今日も疲れたよ」

咲世子「ご夕食の準備なら間もなく完了致しますので、少々お待ちを」

ルルーシュ「いや、そうじゃないんだ・・・」

咲世子「はぁ」

ルルーシュ「・・・」

咲世子「・・・」

ルルーシュ「さて夕食の前に、風呂にでも入るとするか」

咲世子「あ、お風呂でしたら今はC.C.様が・・・」

ルルーシュ「なぜそれを一番最初に言わないんだ!!!!」

ルルーシュ「お前は何年この屋敷に仕えているんだ!」

咲世子「申し訳ありません。不勉強でした」

ルルーシュ「お前は・・・いやいい。この件は後でだ、俺は行く!美味しい夕食を頼むぞ咲世子!!」

咲世子「かしこまりました。行ってらっしゃいませルルーシュ様」

ルルーシュ「はぁはぁ、C.C.は!?」

ルルーシュ「よし!まだ入っているようだな」

ルルーシュ「・・・」

ルルーシュ「くっ、ないぞ!いや下着どころか他の衣類も・・・」

咲世子「ルルーシュ様いらっしゃいますでしょうか?」トントン

ルルーシュ「何だ!」

咲世子「失礼します。ご夕食の準備が整いましたのでご報告を」

咲世子「洗濯でしょうか?それなら既に私が・・・」

ルルーシュ「咲世子ーーーーーーーーーーー!!!!」

C.C.「うるさいな、何を騒いでいる」

ルルーシュ「ふははははは、今日の夕食も美味いぞ咲世子!」

咲世子「喜んでいただけて何よりです」

ルルーシュ「美味いな、ナナリー、!C.C.!」

C.C.「あ、ああそうだな。美味いな」

ナナリー「うふふ、お兄様ったら今日はずいぶんと機嫌がよろしいのですね」

C.C.「いやこれは機嫌良いというか何というか・・・」

ルルーシュ「ふはははははははは」

ルルーシュ「咲世子コーヒーを」

咲世子「かしこまりました」

ナナリー「それでね、今日はスザクさんがいらしてくれてね・・・」

C.C.「ふわぁ~、おい私はもう寝るぞ」

ルルーシュ「寝る!?」

C.C.「ん?どうかしたか?」

ルルーシュ「い、いやお休みC.C.」

ナナリー「お休みなさいC.C.さん」

C.C.「ああお休み」

ルルーシュ「(この手があったか)」

ルルーシュ「ふぅ・・・ゴメン、ナナリー。俺も今日は眠くなってきてしまったよ」

ナナリー「え、そうなのですか?うふふ、今日はお兄様ずいぶんと元気でしたしね。疲れが出たのかしら?」

ルルーシュ「そうかもしれないな、じゃあお休みナナリー」

ナナリー「お休みなさいお兄様」

咲世子「ルルーシュ様、コーヒーをお持ち致しました」

ルルーシュ「寝る前にそんなものを飲んでいられるか!」

咲世子「申し訳ございません。お休みなさいませルルーシュ様」

ルルーシュ「(下着下着・・・)」

ルルーシュ「勢い込んで出てきたはいいが、あいつが就寝していることが前提条件なわけだ」

ルルーシュ「しかし、今更ながらなぜあんなやつの下着にここまで俺は執着しているんだ」

ルルーシュ「・・・」

ルルーシュ「まあ、最大限譲歩して性格を除けばそれなりだということは認めてやってもいい」

ルルーシュ「だが相手は何百年と生きてきた魔女だぞ。そんなやつの下着で俺は・・・」

ルルーシュ「この気持ちが本物なのか試してみるか」

ルルーシュ「咲世子・・・いやないな、ナナリー済まん!決してやらしい気持ちじゃないんだ」

ナナリーの部屋

ルルーシュ「ナナリー、お前というやつはやはり俺の愛する妹だよ」

ルルーシュ「こんな可愛い下着を今でも身につけているなんて、ああ何て愛おしいんだナナリー」

ルルーシュ「・・・行くぞ!」

ルルーシュ「・・・」スースー

ルルーシュ「くっ・・・!これはナナリーのギアスか・・・あいつめなんという強力なギアスを!」

ルルーシュ「しかし、C.C.のそれを手に取った時と違い胸の高鳴りは感じられないな」

ルルーシュ「やはり実妹だからか。ん?」

咲世子「・・・」

ルルーシュ「」

ナナリー「咲世子さんどうしたのですか?」

咲世子「いえ、申し訳ありません。ただいまベッドの方に」

ルルーシュ「やあ、ナナリー」

ナナリー「お兄様?どうしてお兄様が私の部屋に?」

ルルーシュ「いや、今日は何だかナナリーと一緒に寝たい気分でね、こうして部屋で待たせてもらっていたんだ」

ナナリー「まぁ、本当ですか?嬉しいです。うふふ、今日のお兄様本当にいつもと違う気がする」

ルルーシュ「そうかな?あ、ちょっと待ってて先にトイレに行ってくるよ」

ナナリー「はい」

ルルーシュ「咲世子!」

咲世子「はい」

ルルーシュ「咲世子!」

咲世子「ルルーシュ様私はあなたとナナリー様にお仕えする従者でございます」

ルルーシュ「咲世子!」

咲世子「その私がお二人の仲が不和になるようなことを自らするはずがありません」

ルルーシュ「咲世子!」

咲世子「私は先ほどルルーシュ様が、ナナリー様のお部屋でなされていたことは何も見ていませんし、今後も存じません」

ルルーシュ「咲世子!」

咲世子「おトイレでしょうか?行ってらっしゃいませルルーシュ様」

ルルーシュ「行ってきます!」

ナナリー「うふふ、お兄様と一緒に眠れるなんて本当に久しぶり」

ルルーシュ「そうだったかな?」

ナナリー「そうですよ。お兄様ったら最近いつも忙しそうで、私に全然構ってくれないんですもの」

ルルーシュ「ごめんナナリー、お前の気持ちに気付いてあげられなくて」

ルルーシュ「今後はもう少お前と一緒に過ごせる時間を取れるようにするよ。約束する」

ナナリー「本当お兄様?」

ルルーシュ「ああ、お前には嘘はつかないよ。だから今日はもうお休みナナリー」

ナナリー「はい、お休みなさいお兄様」

ルルーシュ「・・・」

ルルーシュ「寝たかな?」

ルルーシュ「ナナリーごめん、俺はもう行かなければ。俺自身の気持ちを確かめなければ!」

ルルーシュ「そうしなければ・・・そうしなければ俺は前に進めないんだ!」

ナナリー「・・・」ガッ

ルルーシュ「ナナリー離してくれ、俺には大事な用があるんだ」

ナナリー「・・・」スースー

ルルーシュ「可愛い寝顔だ。いつまでも見ていたいが、ここは無理矢理でも・・・」

ルルーシュ「ダメだ!それではナナリーの意志を捻じ曲げてしまうことになる!!」

ルルーシュ「できない・・・!それだけは・・・絶対に!!」

プシュー

C.C.「ふわぁ~。おい起きたぞ」

ルルーシュ「・・・」

ナナリー「おはようございますC.C.さん」

咲世子「おはようございますC.C.様」

C.C.「おいルルーシュ朝の挨拶はどうした?」

ルルーシュ「・・・」

C.C.「ルルーシュ」

ルルーシュ「ん?ああ、おはよう。ってお前はなぜそんなに偉そうなんだ。居候の分際で」

C.C.「ふ、私はC.Cなんだ。当然だろう」

ルルーシュ「何だそれは」

ルルーシュ「(いかん!あいつの顔を見るだけでこう・・・ムラムラするというか。くっ・・・なぜあんなやつに!)」

C.C.「おい、今日の予定は何だ?」

ルルーシュ「そうだな・・・今日は先日扇から報告を受けた麻薬密売の現場を・・・」

C.C.「それはもう済んだんじゃなかったか?」

ルルーシュ「ん?そうだったか」

C.C.「・・・お前最近変だぞ、妙に気分が高揚しているかと思えば今みたいにうわの空になったりして」

C.C.「悩みでもあるなら聞いてやるぞ?私とお前は共犯者だ。お前に腑抜けてもらっていては私も困る」

ルルーシュ「あ、ああ。ふっ、まさかお前に心配されるとはな」

C.C.「む、失礼な奴だな」

ルルーシュ「(くっ、言えるか面と向かってこんなこと!魔女め!!)」

ルルーシュ「では扇、後の処理はディートハルトとお前に任せるぞ」

扇「ああ、後のことは俺達で何とかする。ゼロは休んでいてくれ」

ルルーシュ「うむ(下着下着・・・)」

カレン「お疲れ様でしたゼロ」

ルルーシュ「カレンか。今日の手際も見事だったぞ」

ルルーシュ「さすがは我々黒の騎士団の零番隊隊長にして私の親衛隊なだけはある。今後ともよろしく頼む」

カレン「はい!光栄ですゼロ!!」

ルルーシュ「(カレンか・・・)」

ルルーシュ「カレン!」

カレン「は、はい!何でしょうかゼロ?」

ルルーシュ「む、いや、その何だ・・・君は普段どんな下・・・」

カレン「は、下?何でしょうかゼロ?」

ルルーシュ「・・・」

ルルーシュ「カレン!君は我が軍にとってかけがえのない存在だ!」

ルルーシュ「今日はゆっくりと身体を休め、明日からまた私の補佐を頼む!」

カレン「は、はい!紅月カレン失礼します!!」

ルルーシュ「うむ」

ルルーシュ「・・・」

ルルーシュ「(うおおおおおおおお!!俺は今何を口走ろうと・・・C.C.め~、どこまで俺を・・・!)」

プシュー

ルルーシュ「C.C.!どこにいるC.C.!?今後の我々の目的だが・・・これは!」

ルルーシュ「・・・」キョロキョロ

ルルーシュ「・・・」

ルルーシュ「全くあいつはまたこんなに服を脱ぎ散らかして、ここは俺が片づけないとな」

ルルーシュ「本当に仕様のない奴だ」

ルルーシュ「・・・」

ルルーシュ「・・・よし」スッ

C.C.「やはり、そういうことだったのか」

ルルーシュ「ほわぁ!!!!」

ルルーシュ「し、しししし、C.C.貴様いつからそこに?」

C.C.「ん?どうしたそんなに慌てて、今さっきだが?」

ルルーシュ「そ、そうか。それよりお前はまたこんなに服を脱ぎ散らかして、片づける俺の身にも・・・」

C.C.「片づける?」ピッ

『ルルーシュ「・・・」キョロキョロ』

『ルルーシュ「全く仕様のないだ」』

『ルルーシュ「・・・よし」スッ』

C.C.「・・・」ピッ

ルルーシュ「C.C.貴様・・・」

C.C.「ん?どうしたんだルルーシュ。顔が真っ青だぞ」

C.C「私の下着を片づけようとしてくれていたんだよな?しかし、そうすると変だな」

C.C「私にはどうしてもこの映像では、私の下着にお前は嬉々として顔を埋めているようにしか見えないのだが?」

ルルーシュ「」

C.C「ん?何か言ったらどうだルルーシュ」

ルルーシュ「くっ・・・」

C.C.「もう一度見てみろ、ルルーシュ」ピッ

C.C.「見ろ、黒の騎士団を率いるカリスマ性の固まりみたいなお前が、こんなに締りの無い顔をして」

ルルーシュ「黙れ魔女・・・」

C.C.「ん?聞こえないぞ。ルルーシュ、まさかお前・・・」

ルルーシュ「黙れ・・・」

C.C.「この私に欲情していたのか?」

ルルーシュ「黙れーーーーーーーーー!!!!」

C.C.「可愛い奴だ、童貞ボーヤ」

ルルーシュ「・・・」

C.C.「だんまりか、お前らしくもない」

ルルーシュ「・・・勘違いするなよC.C.。俺はお前には興味はない」

C.C.「私の下着をそんなに大事そうに握りしめながら言われても説得力がないぞ」

ルルーシュ「そうだ、俺が興味があるのは下着だけだ!お前自身などには微塵も興味はない!!」

C.C.「同じことじゃないか。それは私のことを考えながら使うのだろう?」

ルルーシュ「いいや違う!間違っているぞC.C.!!お前にはわからないのか」

C.C.「変態の考えることなどわかりたくもないな」

ルルーシュ「異性が身につけている下着を手に取るまでの高揚感!」

ルルーシュ「触れて布地を通じて伝わってくる絶妙な手触り!」

ルルーシュ「鼻孔に近づけると漂ってくる神秘とも言える香り!」

ルルーシュ「お前にはなぜそれが理解できないんだ!!」

C.C.「お前は本当に何を言っているんだ?」

ルルーシュ「ふ、この美学を理解できぬお前とはこれ以上話していても無駄のようだな」

ルルーシュ「俺はこれから大事な用がある、付いてくるなよ」

C.C.「おい、その大事な用とやらは私の下着を持っていくことを必要とするのか?」

プシュー

ルルーシュ「やあ、おはようC.C.!今日もいい朝だな!」

C.C.「・・・」

ナナリー「おはようございますC.C.さん」

咲世子「おはようございますC.C.様。朝食はいかがいたしましょうか?」

C.C.「あ、ああ。いただこうk」

ルルーシュ「 C.C.朝食は一日の活力となる大事なものだ!ちゃんと食べろよ?ふははははははは」

C.C.「・・・」

ナナリー「お兄様ったら朝起きてからずっとこんな感じなんですよ。とても爽やかですね、うふふ」

C.C.「これは爽やか・・・なのか?」

ルルーシュ「ふはははははははははは」

ルルーシュ「ごちそうさま、咲世子!今日も後のことは頼むぞ。我がもっとも信頼する従者よ」

C.C.「待て、私も行くぞ」

咲世子「行ってらっしゃいませ。ルルーシュ様、C.C様」

ナナリー「行ってらっしゃいお兄様、C.C.さん」

ルルーシュ「行ってきます!」

ナナリー「咲世子さん、お兄様と何かあったんですか?」

咲世子「いえ特には」

ナナリー「?」

ルルーシュ「よし、必要なものはこれくらいか」

C.C.「ルルーシュ、今日はずいぶんと機嫌が良いみたいだな」

ルルーシュ「そうか?いつも通りのつもりだがな」

C.C.「・・・」

C.C.「お前昨晩はあれから部屋に籠り、何をしていた?」

ルルーシュ「今日の中華連邦との会談の下準備だ。こちらに有利に運ぶためのな」

C.C.「その準備では呻き声が漏れるのか?快楽を思わせるようなだ」

ルルーシュ「・・・」

C.C.「・・・」

ルルーシュ「行くぞC.C.!未来は我々の手の中にある!!」

C.C.「話を強引に逸らすな」

ルルーシュ「間もなく、中華連邦がこの場に到着する」

C.C.「なあ、ルルーシュ。お前実は私に気があるんだろ?」

ルルーシュ「ディートハルト!準備は整っているな?」

ディートハルト「はい、仰せられた通りにゼロ」

C.C.「もうお前と組んでからの日も浅くはない。私が気付かないとでも思っていたのか?」

ルルーシュ「扇!ナイトメアの配備は済んでいるな?」

扇「あ、ああ。言われたとおりに一応。使わないに越したことはないけどな」

C.C.「なに、私もお前という人間は嫌いじゃない。お前が望むのであれば、私は構わんのだぞ?」

ルルーシュ「よし、準備は万端だ!行くぞ黒の騎士団!!」

黒の騎士団「オー!オー!」

C.C.「貴様後悔するぞ」

ルルーシュ「中華連邦は我が手に落ちた。勝てる勝てるぞ!待っていろブリタニア本国!!」

C.C.「・・・」

ルルーシュ「どうしたC.C.?結果は上々だというのに元気がないじゃないか?」

C.C.「ルルーシュ」

ルルーシュ「ああ、シンクーのことか?確かにあいつだけはこの条約に不満を抱いていたようだな」

ルルーシュ「なに、一度取り込んだんだ。ゆっくり懐柔してやるさ」

C.C.「そうじゃない、お前は私が好k」

扇「ゼロ、今ちょっといいかな?中華連邦の今後の処遇なんだが・・・」トントン

ルルーシュ「わかった、すぐに行く」

ルルーシュ「何か言ったかC.C.?」

C.C「・・・行け」

ルルーシュ「ふはははははは、今日は実りのある日だった」

ルルーシュ「ナナリーに平和な世界をプレゼントする日も近いな」

ルルーシュ「さて、明日からはまた忙しくなる。もう寝るとするか」

ルルーシュ「その前にC.C.の下着で・・・」

ルルーシュ「うむ」

~~~~~~~~

ルルーシュ「おかしい・・・全く興奮してこない。なぜだ?」

ルルーシュ「うおおおおおおおおおお!!・・・ダメか」

ルルーシュ「使用済みだからか?」

ルルーシュ「・・・」

ルルーシュ「仕方がない」

ルルーシュ「C.C.いるか?」トントン

C.C.「!」

C.C.「何だこんな夜更けに。いやわかっているぞ、とにかく入れ」

ルルーシュ「悪いな。もう寝るところだったか?」

C.C.「構わんさ。ふっ、お前もようやく素直になったようだな。私を求めてきたのだろう?」

ルルーシュ「そうだ」

C.C.「ほら来い、寒いだろう?」

ルルーシュ「なぜベッドに招き入れる必要がある?」

C.C.「は?お前は何をしに来たんだ?」

ルルーシュ「いや、新しい下着を貸してくれないか?」

C.C.「・・・」

ルルーシュ「よし、これさえあれば」

ルルーシュ「うおおおおおおおおお!!」

ルルーシュ「?」

ルルーシュ「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

ルルーシュ「おかしい・・・俺の計算のどこに間違いが・・・!はっ!」

ルルーシュ「まさか、同じ女のものでは満たされないと、そういうことなのか?」

ルルーシュ「俺のギアスが同じ人間には一度しかかけられないように、俺もまた下着のギアスにかかっている?」

ルルーシュ「・・・」

ルルーシュ「面白い、いいだろう・・・手に入れて見せるぞ他の女の下着!!」

ルルーシュ「ふははははははははは!!」

プシュー

ルルーシュ「(さてどうしたものか・・・)」

ナナリー「おはようございます。お兄様」

咲世子「おはようございます。ルルーシュ様」

ルルーシュ「やあ、おはようナナリー、咲世子」

ナナリー「どうかしたんですか?お兄様今日は元気がなさそう」

ルルーシュ「ん?ああ何でもないよ。ちょっと仕事が煮詰まっていてね。それでかな?」

ナナリー「そうなのですか?あまり無茶はなさらないでね?」

ルルーシュ「うん、ありがとうナナリー」

ルルーシュ「(馬鹿か俺は、己を欲を満たすためにナナリーにまで心配をかけて・・・)」

ルルーシュ「(だがなぜだろう?この気持ち、収まりがつかん!)」

C.C.「なあ、今日は黒の騎士団にはオフと伝えているのだろう?」

ルルーシュ「(俺の周りには確かに魅力的な女性は何人か存在する)」

C.C.「お前も今日は久しぶりにゆっくりとできるな」

ルルーシュ「(俺の頼みとなれば大抵ことは引き受けてくれるだろう)」

C.C.「予定も特にないのだろう?私は自由に外出できる身分でもないしな」

ルルーシュ「(だが下着貸してくれなどど、たやすく持ちかけられる相手などは当然いるはずがない)」

C.C.「二人きりだな。それに今日はたっぷり時間はある。ルルーシュ、何か私としたいことはあるか?」

ルルーシュ「(カレン・・・いやあいつの絶対的な忠誠心はゼロに対するものだ。俺にじゃない)」

ルルーシュ「(かと言ってゼロとして頼むわけにも・・・)」

C.C.「おいルルーシュ、聞いているのか?」

ルルーシュ「ん?ああ、今日はオフだ。自由に過ごせ」

C.C.「・・・」

ルルーシュ「(やはり成功する可能性として一番高いのはカレンか・・・)」

カレン「ゼロ!紅月カレン参りました!!」

ルルーシュ「うむ、入りたまえ」

カレン「失礼します!」

ルルーシュ「そんなに硬くならないでくれ。任務の話じゃないんだ」

カレン「あら、そうなの?C.C.も一緒だからてっきり任務の話だとばかり」

C.C.「ほう?私はプライベートでもルルーシュとは一緒にいる機会は多いがな」

カレン「あっそ」

C.C.「・・・」

カレン「・・・」

ルルーシュ「(なんだこの雰囲気は・・・ますます切り出しにくい)」

カレン「で、何の用よ?私これでも忙しいんだけど」

ルルーシュ「何を怒っているんだ」

カレン「別に怒ってなんかいないわよ。あんたたちの邪魔をしちゃ悪いと思ってね」

ルルーシュ「は?邪魔?何のことだ」

C.C.「良い心がけじゃないかカレン。ほら、ルルーシュさっさと要件を言ってしまえ」

ルルーシュ「うむ」

ルルーシュ「・・・」

ルルーシュ「あー、その何だ。C.C.は少し席を外しておいてくれないか?」

C.C.「はぁ?」

カレン「だってさ」

C.C.「おいルルーシュ、どういうことだ?カレンと二人きりになるなど。私に聞かれると都合が悪い内容なのか?」

ルルーシュ「いや、決してそういうわけではないんだがな」

カレン「ルルーシュにはルルーシュには都合があるんでしょ。言うこと聞いてあげたら?」

C.C「断る。私とルルーシュは共犯者だ。それに本人も特に不都合はないと言っている」

ルルーシュ「(何を意固地になっているんだこいつは・・・)」

カレン「で、何よルルーシュ私に用って?」

ルルーシュ「いや用と言うか頼みごとなんだが・・・」

カレン「何よはっきりしないわね。どっちでもいいから早く言いなさいよ」

ルルーシュ「そうだな。では」

ルルーシュ「カレン、お前の身につけている下着を貸してくれないか?」

カレン「・・・」

C.C.「・・・」

ルルーシュ「・・・」

カレン「な、ななななな何を言っているのよあんたは!?」

ルルーシュ「やはりダメだろうか?」

カレン「ダメとかじゃなくて・・・ああもう!」

C.C.「ルルーシュ貴様、私というものがありながら」

カレン「あんたもどさくさに紛れて何言っているのよ!」

C.C.「事実だ。こいつは私に」

カレン「黙れ」

ルルーシュ「(想定していた状況とは少し違うな)」

カレン「ルルーシュ!」

ルルーシュ「は、はい!」

カレン「それって・・・そのつまり遠まわしにあんたが私のことを・・・」

ルルーシュ「ん?」

C.C「おい、ルルーシュ貴様私の下着はどうした?」

カレン「だからあんたは黙って・・・」

カレン「はぁ?C.C.の下着?ルルーシュあんたどういうことよ!」

ルルーシュ「いやC.C.の言っていることはだな・・・」

カレン「何誤魔化そうとしてるのよ!?」

C.C「そうだぞ、何を言っている」

ルルーシュ「(く・・・やはり単刀直入に下着をくれなどと言うことには無理があったか)」

ルルーシュ「(しかし、この二人の様子を見ていると、どうもそれだけが怒りの原因ではないような・・・)」

ルルーシュ「(仕方がない、下着は後回しだ)」

ルルーシュ「カレン!」

カレン「何よ急に凄んで!」

ルルーシュ「この部屋から今すぐに退出したまえ!」

カレン「は?あんたここにきて何言って・・・」

ルルーシュ「ゼロとしての命令だ!退出したまえ!」

カレン「・・・この卑怯者!わかった、今度会う時には必ず説明してもらうからね!」

C.C.「はっはっは、またなカレン。さてルルーシュ再び二人きりになれたところで・・・」

C.C.「あいつめどこに行った?」

ルルーシュ「くそ、完敗だ!」

ルルーシュ「しかし、下着1枚手に入れようとするだけでこれほどの疲労を伴うとは。とんだ誤算だ」

ルルーシュ「・・・」

ルルーシュ「いやこれが当たり前のことなのか?そもそも下着を手に入れようとすること自体が・・・」

ルルーシュ「・・・」

ルルーシュ「下着のギアス・・・恐ろしい効力だ。俺をここまで狂わせるとはな」

ルルーシュ「本来俺はこのような性癖は断じて持ち合わせてはいないはず」

ルルーシュ「うむ、下着のギアス。全くもって実に恐ろしい効力だ」

ルルーシュ「しかし、嘆いたところでギアスの力に抗えるはずもない」

ルルーシュ「大人しく下着を譲ってくれような女を探すとするか」

シャーリー「おはようございまーす」

ミレイ「おはよー、ゴメンねシャーリー休日だってのに急に呼び出したりしちゃって」

シャーリー「本当ですよ~。せっかく今日は部活休みだったからゆっくりできると思ったのに」

ミレイ「あはは、昨日急に明日まで提出しなきゃならない生徒会の仕事思い出してさー」

シャーリー「会長らしいですね。まあ、特に予定もなかったですし付き合いますよ会長」

ミレイ「ありがとう。シャーリーは本当にいい子ね~」

シャーリー「もう、早く終わらせちゃいましょ」

ルルーシュ「(シャーリー、シャリー・フェネット)」

ルルーシュ「(明るく、その優しく真っ直ぐな性格で周りの人間からの信頼も厚く友人も多い)」

ルルーシュ「(以前それとなく会長から、俺はシャーリーに好意を持たれていると聞いたことがある)」

シャーリー「ルルもおはよう。ん?私の顔に何か付いてる?」

ルルーシュ「おはようシャーリー、いや今日も元気だなと思って」

シャーリー「ふふ、何よそれ?」

ルルーシュ「褒めているんだよ。そこがシャーリーの魅力の一つだからね」

シャーリー「もうルルったら」

ルルーシュ「いや本当にそう思って・・・」

ミレイ「はいはーい、二人だけの世界はそれまでね。さっさと仕事に取り掛かりましょうね~」

シャーリー「もう会長!いつもそんなんじゃないって言っているのに!」

ルルーシュ「(なるほど、改めて見ると確かにこれは好感触だな。行けるかもしれない)」

ミレイ「ふぃ~、みんなお疲れ~」

シャーリー「やっと終わりましたねー」

ミレイ「そうねー、やっぱりみんなでやるとはかどるわね。さすが我が生徒会メンバー」

リヴァル「今日言われてもいまいち決まらないですよ会長」

ミレイ「まあまあ、さてと後片付けでもしてさっさと帰りますか」

シャーリー「いいですよ会長は進路のことでもいろいろ忙しいでしょうし、後は私とルルとでやっておきますから」

シャーリー「リヴァルは会長を送ってあげて」

リヴァル「オッケー」

ミレイ「ん?ルルーシュと二人?ははーん、そういうことシャーリー」

シャーリー「もう何ですか会長。早く帰って体を休めてください」

ミレイ「はいはいありがとう、それじゃ後はよろしくね二人とも」

ルルーシュ「(これは俺にとっても願ってもない僥倖だ)」

シャーリー「本当に会長にはいつもいきなりよね」

ルルーシュ「でもそれも含めて、突拍子もない行動でいつも俺たちを楽しませてくれるのが会長じゃないか」

シャーリー「・・・」

シャーリー「ルルは優しいね」

ルルーシュ「そうかな?」

シャーリー「そうだよ」

シャーリー「・・・」

シャーリー「ルルはさ」

ルルーシュ「ん?」

シャーリー「好きな子っているの?」

ルルーシュ「(これは・・・)」

ルルーシュ「どうしたんだいシャーリー急にそんなこと・・・」

シャーリー「急にじゃないよ」

ルルーシュ「え?」

シャーリー「私ずっと・・・ずっと前からルルのこと好きだったの!」

シャーリー「その・・・私をルルの恋人にしてくれないかな?」

ルルーシュ「シャーリー・・・」

シャーリー「ルル・・・」

ルルーシュ「(く・・・まだだ!まだ焦るな!)」

ルルーシュ「シャーリー嬉しいよ。俺も前からシャーリーのことがずっと気になっていて」

ルルーシュ「(く・・・早まるな俺の心よ!今言ってしまったらカレンの時の二の舞に!!)」

シャーリー「え?それじゃあルル・・・」

ルルーシュ「ああ、シャーリー、俺と・・・」

ルルーシュ「(しかし、身体が勝手に・・・!)」

シャーリー「俺と・・・何?ルル」

ルルーシュ「俺と・・・」

ルルーシュ「(ぐぐ・・・これが下着のギアスの呪いか?自制が・・・きかない!!)」

ルルーシュ「(うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!)」

ルルーシュ「俺に今君が身につけている下着を譲ってくれないか?」

保守時間目安表 (休日用)

00:00-02:00 40分以内         
02:00-04:00 90分以内       
04:00-09:00 180分以内       
09:00-16:00 80分以内        
16:00-19:00 60分以内      
19:00-00:00 30分以内      

保守時間の目安 (平日用) 
00:00-02:00 60分以内    
02:00-04:00 120分以内    
04:00-09:00 210分以内    
09:00-16:00 120分以内     
16:00-19:00 60分以内    
19:00-00:00 30分以内

シャーリー「・・・」

ルルーシュ「待ってくれ!今のは違うんだシャーリー!」

シャーリー「ルル」

ルルーシュ「は、はい」

シャーリー「私受け入れるよ!だって大好きなルルのためだもん!」

ルルーシュ「え、それじゃあ!」

シャーリー「だから待ってて!今日は告白だけ受けてくれてありがとう」

シャーリー「私きっとルルの期待に応えられるような女の子になってみせるから!」

ルルーシュ「シャーリー俺は今下着が・・・」

シャーリー「ばいばいルル!また生徒会でね!」

ルルーシュ「そんな逃げるように立ち去らなくても・・・」

C.C.「ルルーシュ、お前私に断りも無しにどこに行っていた?」

ルルーシュ「く・・・これは本当に由々しき事態だ。まさか意識を超えてあんな言葉が出てくるようになるとは」

C.C.「まさか、また他の女と会っていたんじゃないのだろうな?」」

ルルーシュ「うるさい、生徒会の用事だ。お前には関係ない黙っていろ魔女め」

C.C.「何だ虫の居所が悪いな、ふふん、私に会えなくてそんなに寂しかったのか?」

C.C.「安心しろ、これからはずっと傍にいてやる。嬉しいかルルーシュ?」

ルルーシュ「しかもよりにもよって、シャーリーと二人きりの時に~!!」

C.C.「おい、何か反応を示せ。こちらが恥ずかしいだろ」

C.C.「む、それより今あの子娘と二人きりにと言ったか?」

ルルーシュ「いやそれよりも今は下着を手に入れなければ・・・」

C.C.「おい、あの娘と二人きりで会っていたのか。言え何をしていた?」

ルルーシュ「どうした、やけに突っかかるな」

ルルーシュ「告白されたんだ。そして俺はそれにイエスと答えた。ただそれだけの話だ」

C.C.「何だと、貴様いい加減にしろ。楽耶のやつは容認していたかもしれんが、私は認めんぞ浮気など」

ルルーシュ「誰が誰に浮気をしているというんだ・・・はっ!」

ルルーシュ「そうだ、俺には自称妻を名乗っている楽耶がいるではないか。いける、いけるぞ!」

C.C.「楽耶などあんなお子様を欲しなくても私がいるだろう、どうだルルーシュ今晩にでも・・・」

ルルーシュ「ふははははははははははは!!」

C.C.「いい加減私を無視するのは止めろ」

楽耶「まあ、ゼロ様の方から訪ねてきてくださるなんて、どういう風の吹きまわしですの?」

ルルーシュ「ご機嫌ですね楽耶殿。何か良いことでも?」

楽耶「もう、ゼロ様ったら、ゼロ様が私に会いたいと連絡を受け取ったからに決まっているではありませんか」

楽耶「それに二人きりでなどという条件まで付けて。夫婦の営みでもお考えですこと?」

ルルーシュ「(よし、やはり自らをゼロの妻と名乗っている。今度こそいけるぞ)」

ルルーシュ「会談の席を用意していただけたことには感謝しています」

ルルーシュ「ですが、当然話の内容は日本解放に関する話です」

楽耶「そんなところだろうと思っていましたわ。そんなゼロ様だからこそ私も惚れたんですもの」

ルルーシュ「感謝いたします楽耶殿。では早速ですが」

楽耶「はい、何でしょうか?ゼロ様の頼みですもの、尽力しますわ」」

ルルーシュ「今穿いているパンツを脱ぎたてでください」

ルルーシュ「(こんな精神状態では日本解放、ましてやブリタニア打倒どころではないからな)」

楽耶「・・・」

ルルーシュ「(一刻も早く下着を手に入れて、落ち着きを取り戻さなければ・・・ん?)」

楽耶「・・・」

ルルーシュ「楽耶殿、私もいつまでもあなたとこうして見つめ合っていたいところなのですが」

ルルーシュ「生憎と事態は急を要するのです。ですから早くパンツを・・・」

楽耶「ゼロ様はお疲れのようですわ」

ルルーシュ「は?」

楽耶「誰かいませんの?ゼロ様を丁重に送り届けて差し上げなさい」

ルルーシュ「何を・・・おい離せ!貴様らSPの分際でこの私に触れるとは」

ルルーシュ「俺は・・・俺はパンツを手に入れないといけないんだーーーーー!!!!」

楽耶「おいたわしやゼロ様・・・」

C.C.「お帰りルルーシュ。どうだった成果の方は?」

ルルーシュ「くそ!!この俺がここまで連戦連敗を強いられるとは、一体どういうことだ!!」

C.C.「ふふ、その様子ではやはり徒労に終わったようだな」

ルルーシュ「くそ、仮にも妻を名乗っているんだ。今穿いている下着の1枚や2枚くれたっていいじゃないか・・・」

C.C.「お前それは本気で言っているのか?」

ルルーシュ「・・・」

C.C.「・・・」

ルルーシュ「下着のギアスめ、とうとう俺から常識の概念さえも奪い去っていったか・・・!」

C.C.「今更だが、もちろんそんなギアスはこの世に存在しないからな」

プシュー

ルルーシュ「おはようナナリー!、咲世子!、ついでにC.C.!」

C.C.「おい」

ナナリー「おはようございますお兄様。良かった、お兄様がまた元気になられたみたいで」

咲世子「おはようございますルルーシュ様。目下に大きな隈ができておられます、あちらでお化粧の方を」

ナナリー「え?C.C.さん、お兄様何かあったんですか?」

C.C.「なに、痛みは限界を超えると何も感じなくなる。そういうことだ」

ナナリー「はぁ」

ルルーシュ「ふははははははははははは!!」

咲世子「ルルーシュ様、動かれると化粧がうまくできません」

アッシュフォード学園

ルルーシュ「(完全な寝不足だ。これでは黒の騎士団への指揮にも悪影響が出てしまう)」

ルルーシュ「(下着を手に入れなければ、それしかない!)」

ジノ「あー!!」

ルルーシュ「ん?」

ジノ「これがルルーシュ・・・先輩?」

ルルーシュ「なっ!?(ラウンズがどうしてここにいる!?)」

リヴァル「そうそう、君らの先輩だから一応敬語使ってね」

ルルーシュ「リヴァルこちらの方たちは?」

リヴァル「あー、何かこっちの暮らしを見学したいとかで転入してきたみたいだぜ。もう一人ほらお前の後ろに」

ルルーシュ「なっ!?(ラウンズがもう一人だと)」

アーニャ「記録。よろしくルルーシュ君」カシャ

ルルーシュ「(かわいい・・・)」

ジノ「ははは、それでさー。スザクのやつがさ」

リヴァル「はは、あいつ元気でやってるみたいだな」

ルルーシュ「(こいつらどうやら本当に俺の正体に気付き、始末しに来たわけではなさそうだな)」

リヴァル「おい、ルルーシュお前もこっちに来いよ。スザクのあっちでの話が聞けるぞ」

ルルーシュ「ああ、今行く」

ルルーシュ「(とにかく良かった。俺は下着のギアスのせいで今はそれどころじゃないからな)」

ルルーシュ「(それにしても・・・)」

アーニャ「記録」カシャ

ルルーシュ「うむ」

ルルーシュ「(日常生活にまでギアスの呪いが浸透している今選り好みをしている場合ではないな)」

シャーリー「あ、ルル!」

ルルーシュ「やあ、シャーリー。最近ゆっくりと話もできていないし・・・」

シャーリー「ゴメンねルル!私ヴィレッタ先生のところに用事があるから行くね!」

ルルーシュ「あ、待ってシャーリー」

ルルーシュ「(あれ以来、シャーリーにはあんな風に露骨に避けられているし)」

ルルーシュ「(マズいぞ、このままでは人格破綻者のレッテルを貼られてしまう日も遠くはない)」

ルルーシュ「やはりここは・・・」

アーニャ「記録」カシャ

ルルーシュ「うむ、やはりいい」

 /'´ ̄ )/ヽ
./  Y/´ /,へ、

く、 {./  // ├(⌒ヽ
 \ ヽ ヾ」  | ./  /
  ヽ ヽ !! /Y  {     /ヘ /iヽ ハ
   `ヽヽノヽ( ( )ヽ    / V:.  |:::V |   俺は・・・
     \ ||| ||| ||| i   ノ::/ .:ィ |::::::V
.      ト、_ _ノ }.  N::/:://´⌒ヽ:::|  俺はパンツを手に入れないといけないんだーーーーー!!!!
      |: .::厂T :.:{_/二二_/     i::レ/    ,ィ
.     |: :::i .:::|: :: |    ./{     }ん   //
     |: :::i .::::|: ハ:|\  |:ヽヽ、  ノ:/  / /

     i.| :::i ::::::レ  |  ヽ<iヽゝヽ-彡ノ─'   /
.    | |.::i :::::/ .:/|:::::/ハシ⌒ー、ー'/   _/
    /| :::: ::/ .:/ .|ハ彡二ニヽ\」_/
    / | ::厂|' ...::/ ヽ...}-{__二ニy ヽミ、-、
   {  .|ノ: ::| :::/   ヽノ ヽ.....-:::::::::::}:::::::}、ー}... ヽ
   ヽ::/::: .::::ヽ.........::ソ /ヽ:::::::::_ -ヘ-、::...}、:::: |

.   ':::::j/〃:::::::::j     `ニ'^ー=ニミ=ニニ二二二ユ::::| |::::|川::::::|i:::::Γ::::::::/   `
   }::::::| l|:::::::::::::|、   i  ,                |::::И:::j 〕{::::::||::::::|:::::/
   |::::::| |::::::::::::::{`ミ 、__」 ! /             l:i::i::|::::|川::::::i|::::::レ'´    i 、
   l::::::И::::::::::::::'、、_` ̄いミ 、___        |:|::l::|::::::::::|:::::::}/      } 丶
   |:::::::::|:::::::::::::::::Vトミ、_ { ` `^¬‐- ニニ==‐-j::l::|::l::::::::::レ'´        ,′おいたわしやゼロ様・・・ 
   |:::::::::|::::::::::::::::::ぃ_j个ム     `二ニミ 、     |::|::l::|:::::/           /
   |:::::::::l:::::::::::::::::::七迅_ン}    _≫y弋辷≧x.._j:::}::}:|::/          /  ̄`ヽ
‐-  ∟_::::!::::::::::::::::::::{   ノ      、}兀_rにつ_フ/::ハ:|:|       , ─ 、 ,- 、
─-  、_ `丶、::::::::::::j   '         `^ー~'^7/:/:::川       j   `く  \
      `丶、 丶、八 〈            //./:::〃:!        /| 丶   ヽ
         丶、 \}ヽ 丶 _        //:/:::/:|:::i       !l  j^ぃ,j  }
           \ 丶:\  〕ニ_^゙ヽ,   /イ:/:::/:::ル′     j |  j } }|  |

ルルーシュ「あー、アーニャ君」

アーニャ「ルルーシュ君。何?」

ルルーシュ「いや何。せっかくこちらに転入してきたんだ。学園を案内させてもらおうと思ってね」

アーニャ「・・・」

ルルーシュ「ダメかな?」

アーニャ「いい、行く。記録」

ルルーシュ「そうか、じゃあ行こうか。リヴァル。ちょっとアーニャ君に学園を案内してくるな」

リヴァル「ああ、変なことするなよ。シャーリーに怒られるぞ」

ルルーシュ「ははは、何言っているんだよ」

ルルーシュ「(もう後は無いぞ、頼む今一度だけ持ってくれ俺の精神力よ!)」

                              rヘr───…¬
    /'''7'''7◎ / ̄/ ./''7/' 7'7/''7 ..r‐┐ <__>' ー‐r‐=≦´___, 、

    / /i  |     ̄  / /ー'ー' / /.  }  {_rへ     j  } \____,  〉
  _ノ / i  i__  ___ノ / __,ノ /r‐‐ '_  r‐rヘ、 / /      /  /
 /__,/  ゝ、__| /____,./ /____,/ `二 ┘  r─‐<__,/     / , ヽ、
                      {_ . -‐ヘ `、      , -‐ ´ / \  丶、
 ─‐P‐A‐N‐T-S-U─G‐E‐A‐S‐S=─‐ }__}──<_, -‐‐ ´──‐ヽ_r‐'─

                               変 態 の ル ル ー シ ュ

ルルーシュ「どうだい、この学園の生活には慣れたかい?」

アーニャ「興味深い」

ルルーシュ「そうか、それは良かった。生徒会の面々も楽しいやつばかりだからさ」

アーニャ「うん。記録」

ルルーシュ「写真好きなの?」

アーニャ「別に。自分の記憶は当てにならないから」

ルルーシュ「?」

ルルーシュ「(よくわからない女だが今回は順調じゃないか)」

ルルーシュ「(このまま自然な感じを装っていけば、下着など楽勝じゃないか。よーし、このまま)」

ルルーシュ「アーニャ君は普段どんな下着を穿いているんだい?」

アーニャ「え?」

ルルーシュ「いや、だから今はどんな下着を身につけているのかと」

アーニャ「・・・」

ルルーシュ「えーと・・・」

ルルーシュ「(何だこの怪訝なものを見るような目は・・・)」

ルルーシュ「(おかしい・・・今の流れからすると自然な流れのはず。最近さじ加減が曖昧だがこれくらい大丈夫だろう)」

アーニャ「私、もう行くから」

ルルーシュ「え、それじゃあ俺も一緒に・・・」

アーニャ「ついて来ないで」

ルルーシュ「(何だ?なぜ急に気分を害したような態度を取る・・・)」

ルルーシュ「(いずれにしろ、俺ももうこのまま下着を見逃せる余裕はない)」

ルルーシュ「(みすみす逃がすくらいならば・・・これだけは使いたくなかったがやむを得ん!)」

ルルーシュ「アーニャ君、どうしても行くと言うのか?」

アーニャ「話しかけないで」

ルルーシュ「仕方がない・・・アーニャこっちを見ろ!」

アーニャ「?」

ルルーシュ「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる!」

ルルーシュ「お前の身につけている下着を俺に渡せ!!」

アーニャ「何を言って・・・はっ!」

アーニャ「・・・」

アーニャ「・・・」ヌギヌギ

ルルーシュ「おぅ」

アーニャ「はい、ルルーシュ君」

ルルーシュ「うむ」

ルルーシュ「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

アーニャ「・・・」

ルルーシュ「これさえ手に入ればお前などにもう用は無い!またなアーニャ」

アーニャ「うん。またね」

ルルーシュ「ふはははははははははは!!」

アーニャ「・・・」

アーニャ「!」

アーニャ「また記憶が・・・私は一体何を」

アーニャ「・・・」

アーニャ「何だかスースーする」

リヴァル「ようルルーシュ。アーニャはどうしたんだ?」

ルルーシュ「ん?ああ、何か用事があるとか行って一人でどこかに行ってしまったよ」

リヴァル「ふーん、軍務かな?・・・ってお前どうしたんだよ帰り支度なんかして。まだ生徒会の仕事が残っているだろ」

ルルーシュ「済まんリヴァル、急用なんだ。悪いけど会長にも伝えておいてくれるかな?」

リヴァル「はぁ、またかよ最近付き合い悪いな。OK伝えておく」

ルルーシュ「ありがとう、今度埋め合わせはするから」

リヴァル「はいはい、俺じゃなくシャーリーとも仲直りしろよ?」

ルルーシュ「う、うん。それはそのうちに・・・」

ルルーシュ「(よし、全ての障害は取り除いた。さあ忙しくなるぞ!)」

ルルーシュ「よし、着いたぞ。では早速・・・」

プシュー

C.C.「ルルーシューーーー!」ダキッ

ルルーシュ「うおっ!?」

ルルーシュ「痛・・・!貴様魔女、一体何のつもりだ!?さっさと降りろ」」

C.C.「なんだ?私に早く会いたいがために、今日はいつもより帰宅が早かったのではないのか?」

ルルーシュ「く・・・お前のその常軌を逸した勘違いはどこから来るんだ」

C.C.「それに言葉ではお前の反応はいつも薄いからな。今日は体で語ってみたんだ」

ルルーシュ「いいから俺の上から降りろ!今の俺はお前に構っている暇はないんだ」

C.C.「用事か?もう少し素直になるなら手伝ってやらんでもないぞ?」

ルルーシュ「お前には関係ない。どけ!」

C.C.「ふふ、強引なやつだな。ん、何だこれは?」

ルルーシュ「下着・・・下着はどこに行った?おいC.C.その辺にピンクの下着が落ちていないか?」

C.C.「これのことか?」

ルルーシュ「ああ、ありがとう。それだ返して・・・」

C.C.「ふっ」

ルルーシュ「ん?」

C.C.「・・・」ビリビリ

ルルーシュ「うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

ルルーシュ「あ・・・ああ・・・苦労して、人道を曲げてまで手に入れたアーニャの下着がバラバラの布切れに・・・」

ルルーシュ「貴様C.C..一体何のつもりだ!?」

C.C.「それはこっちのセリフだぞルルーシュ。それはどう見ても他の女の下着じゃないか」

ルルーシュ「下着『だった』ものだ。それより言え、こんな・・・こんな酷いことをしたわけをだ!!」

C.C.「ぬけぬけと。そんな私以外の女で快楽を満たそうとするとは、ふざけるのも大概にしろルルーシュ」

ルルーシュ「だからお前は一体何を・・・いや、もういい。俺は疲れた・・・」フラフラ

C.C.「おい、どこに行く?」

ルルーシュ「放っておいてくれ・・・俺はもうダメだ」

C.C.「何を言っている?とにかく寝る前までにはちゃんと私のところに戻ってこいよ」

ルルーシュ「・・・」

ナナリー「お兄様遅いですね、いつもなら連絡があるはずなのですが」

ナナリー「咲世子さんもC.C.さんも何か聞いていませんか?」

咲世子「いえ、私の方には何も」

C.C.「なーに、生徒会とかいうやつらとでも一緒にいるんだろう。先に休んでしまおう」

ナナリー「そうですね。では私は先に失礼させていただきますね。お休みなさいC.C.さん」

C.C.「ああ、お休み」

C.C.「・・・」

C.C.「ルルーシュめ、帰って来いと言ったのに・・・少し言いすぎたか?」

C.C.「いいや浮気をするあいつの方が悪いんだ」

C.C.「・・・」

黒の騎士団本部

C.C.「カレン、ルルーシュのやつはまだ見つからないのか?」

カレン「こっちが聞きたいわよ。あんたこそどこにいるか本当に知らないの?」

C.C.「知っていたら最初から聞くか」

カレン「そうね。そんなことよりゼロがいないとなると黒の騎士団のまとまりが本当に・・・」

扇「カレン、ゼロのやつはまだ見つからないのか?」

ディートハルト「ゼロにはゼロの考えがあるのでしょう。仕方がありませんここは私たちだけで対応しましょう」

藤堂「しかし、やはりゼロでなければ決定的な統率力が取れんぞ」

カレン「(ルルーシュ一体どこで何やっているのよ、あんたがいないと黒の騎士団は・・・)」

カレン「・・・」

C.C.「仕方がないな。今度からは私の方も少しは譲歩してやるか。もちろん浮気は許さんがな」

ルルーシュ「・・・」

ルルーシュ「・・・」スッ

カレン「やっぱりここにいた」

ルルーシュ「!」

カレン「ここはゼロが始まった場所だものね」

ルルーシュ「・・・」

カレン「・・・それは!」

ルルーシュ「リフレイン。カレンも知っているだろう?懐かしい昔に帰れる・・・」

カレン「ふざけないで!!何が不満なのよ!」パリーン

ルルーシュ「・・・」

カレン「いつもみたいに命令しなさいよ!何をすればいい?何だって聞いてやるわよ!!」

ルルーシュ「・・・だったら」



ルルーシュ「下着をください」

終わり

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom