十神「安価で皆と仲良くなる」 (940)

君のハートにダンガンロンパSS



※原作の盛大なネタバレ注意
※キャラ崩壊や補正を含みます
※資料集やコミカライズネタもあります
※他作品ネタ、パロ、メタもあります
※つまんなかったら1がオシオキ
※白夜様の悪口言ったヤツはオシオキ


さぁ、始まるザマス!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1379602712

俺の名前は十神白夜。

知らない奴はいるまい。
十神財閥のひとり息子…いわば【超高校級の御曹司】。
それが俺の肩書きだ。

誰しもが俺の名前を聞いてひれ伏す。
頭を垂れる。
俺に媚びへつらう。


ずっとそうだった。


今までは。

だが…おかしい。
この希望ヶ峰学園に来てからはそんな事が一切無い。

「あ、十神じゃん!おはよう!」
「よぉ十神っち、いつんなったら俺に内臓くれんだべ?」
「十神か…ふむ、やはりお主の体の線は細いな」


俺を…何だと思っているんだ…お前等…!


しかし。
こんな奴らと仲良くしたいと思っているのもまた事実だった。

俺は御曹司としての自分を保つためだけに、今までこいつらを否定していた。

ところが父は言う。

上に立つ者として、下の気持ちが分からねばならん。
と。


…ふん。
仕方がない。
俺が下の者の気持ちを知ってやろう。そして前例に無いほどの良い指導者になる。

まずは…そうだな、>>8のところに行くか。

闍玲惠

安価下でいいな?
そう俺が決めたんだから逆らうな。
十神の名にかけて、間違った判断はしない。

…さて、まずは霧切のところに行くとしよう。
あいつは得体がしれん。
やつと交流を図るのも一興だな。

【視聴覚室】

…いた、霧切だ。
しかし、なぜこんな部屋にいるんだ?


霧切「…十神君?」


霧切はなぜ俺がここにいるのか分からない、と言う顔をした。
大方、俺のような【御曹司】が愚民に歩み寄った事実に驚いているんだろう。


十神「霧切か。こんなところでなにをしている」

霧切「…言わないといけないのかしら?」

十神「言いたくないのか?それとも、言えないような事情でも?」

霧切「>>17

みんなの輪に混ざれないからせめて記録を見て混ざった気分になってた

霧切「…みんなの輪に混ざれなかったから、せめて記録を見て混ざった気分になっていたのよ」

十神「…なんだと?」


可哀想。
一言目にそんな言葉が浮かんだ。
哀れな奴だ、霧切響子。
恐らくは誰よりも、才能があるというのにな…くくっ。


十神「…面白い事をしているじゃないか。どれ、何を見ていたんだ?」

霧切「あなたには関係ないわ。私が輪に混じる気分に浸っているだけだもの」

十神「本当に面白い奴だな、お前は。何の意味があると言うんだ?」

霧切「あなたには、…本当に関係ないじゃない。理由なんか聞いて楽しいの?」


さて、みんなの記録を…
1・見せてもらう。
2・見せてもらわず霧切と会話。
どっち?
>>27

なんか十神が皆とか言うと違和感があるな

十神「安価で愚民と仲良くなる」

とかのほうが違和感ない

>>24
あっ、そうすればよかった!

1

「安価で愚民と仲良くなってやる」とかでも良さそう
安価なら1

ふん、この俺に隠し事とは。
霧切は俺に反発的で言う事を聞かない傾向がある。
今のうちにこいつの見ているものを共有すべきだ。
そうすれば俺は霧切の気持ちが分かるようになる。
素晴らしい指導者になるためだ、これは致し方がないだろう。


十神「ならば理由はどうでもいい。霧切…お前、何を見ていた?」

霧切「何でそんな事を気にするのかしら」

十神「ふっ、俺はお前の気持ちを理解するために行動するだけだ」

霧切「私の気持ちを理解…?」

十神「つべこべ言わず、その映像を見せろ」


霧切はいぶかしげな顔をしたものの、しばらくすると俺に映像を見せてきた。
その内容は>>34

苗木くんが皆と会話して回ってる

苗木くんと同行している舞園さん視点の苗木くんの映像

その映像は、苗木の映像だった。


十神「…は?」


いや、違うな。
苗木を誰かが写している映像だ。
…舞園か?あいつらはやけにふたりで一緒にいる。
意味が分からん。


苗木『もう、何でずっとカメラ回してるの?』

舞園『ふふっ、苗木君のどんな姿も映像に残しておきたいからですよ』

霧切「それに同意だわ(ボソッ)」

十神「今…何と言った?」

舞園『それにしても苗木君はかっこいいですね!』

苗木『絵?あはは…そんな風に言ってくれるのは舞園さんだけだよ…』

霧切「違うわ、あなたはかっこいいわよ…苗木君…」


霧切がだんだん怖くなってきた。オカルトなんて信じてはいないが少し鳥肌を覚えた。
…このままにして一度、部屋を出るか。

ふん、今日は寝てやる。感謝するんだな愚民ども!

すいませんでした…嘘です…
魔改造からお付き合いの方はありがとうございます!

乙でした!
今回もスーダンメンバー指定はナシだよね?

乙です

なんかクレームつけただけだったな

すみません

判明済みのヤバい人
霧切
たぶんヤバい人
舞園
きっとヤバい人
安広、戦刃、腐川
ホモ(確信)
大和田
ホモ(素質あり)
石丸、不二咲
マジキチ
江ノ島、
クズ
葉隠
ぼっち
十神
パンピー
苗木、桑田、朝日奈、山田
天使
大神

コロシアイは無しにしよう(提案)
こんにちは、1です

>>44
とんでもないです!むしろ違和感を覚える台詞回しを使い申し訳ありません
立てる直前まで気付かなかった自分のミスです

>>42
基本的には1のみにしようかなと思いますん
ご要望に応じてフレシキブルに対応します
 
>>50
何で大和田君ホモになってしまうん?

こんばんは十神1夜です
さっさと再開します

霧切の様子は明らかにおかしかった。
例えて言うならば、あれは…
そうだな、『十神の戦いに勝った時の俺』に近かったかも知れない。

何かを得ようとする凄まじさを感じられたぞ。くくく…
さすがだ、霧切。
俺に認めさせた女なだけあるじゃないか。

さてと。

霧切は一度置いておいて、次は>>61のところに行ってやるとするか。

大神

そうだな、次は大神に会いに行くのが面白そうだ。
世界最強の高校生、あるいは【超高校級の格闘家】である大神さくら。

あいつの心の内を理解し、支配出来れば…。
そう、俺が力よりも知が勝る事を証明出来る。
そしてそれはごく近い内に達成されるだろうな。

にやりと笑みを浮かべて、俺は大神がいるであろうところを探しに行く。



【体育館】

やはりここか、大神。

十神「大神、ここにいたのか」

大神「む、十神…か」


大神はここでひとりトレーニングを行っていたらしい。
額からは滝のような汗を流している。
…ふっ、まだ強くなるつもりなのか、こいつは。

化け物、オーガなどと呼ばれるのも分かる。
とてもじゃないが、大神は普通の女子高生とは思えない。
俺はこんな化け物と交流を図る事が出来るのかいささか不安だった。


大神「して十神よ。普段は我に気も止めぬお主が、今日に限って何用だ?」


…ふむ、何故か不思議がられているらしいな。
仕方があるまい。俺が愚民どもの気持ちを理解しようと思い立ったのが先ほどなのだからな。
とりあえず、大神に何か言わなければ…

十神「>>67

かませと呼ばれないためにはどうすればいいか

十神「大神…お前はこの俺が認める強さの持ち主だ。体も心もな。そこでひとつ聞きたい事がある」

大神「ほう?我に質問か?十神にしては珍しい…」


まるで明日は槍が降る、と言わんばかりの言い方をしてきた。
失礼な奴だ。
しかし、俺がこうして愚民に手を貸してもらおうとするのは確かに珍しい事だ。
何でも自分で解決できる俺が、そんな俺が、この大神にひとつ質問があるのだ。

何もかも、朝日奈のせいだぞ。


十神「…かませ、と呼ばれない為にはどうすればいい?」

大神「ぬ?」

十神「朝日奈が気まぐれに俺を『かませ眼鏡』などと呼び始めてから…」

十神「その呼び方で桑田や葉隠、セレスまでもが俺の気を害してくる。不愉快だ。だから…」

十神「この完璧な俺が、朝日奈ごときにかませと呼ばれないためにはどうすればいい?」

大神「>>73

大神「自分の強さを皆に証明するのだ」

十神「…何だと?」

大神「つまりお主は今、朝日奈からかませ眼鏡…と呼ばれる事が不愉快なのだろう?」

十神「ああ、そうだ。一体俺のどこがかませだと言うんだ?」

大神「そこには我は敢えて触れぬが」

十神「………まあいい、続けろ」

大神「お主の強さを朝日奈や皆に証明する事が出来れば、次第にお主を噛ませ犬と呼ぶ者はいなくなるであろう」

十神「…お前も俺をかませだと思っているのか」

大神「お主は…自分では気付いておらんのだ」

十神「何?…一体何が言いたい?」


しかし、それ以上は大神は語らず、くるりと背を向け俺から遠ざかってしまった。
どころか、その場でヒンドゥースクワットを始めた。
…背中に鬼が宿っている。
それをそのまま見ているのも時間の無駄だ。
俺は体育館を後にした。

ふん、しかし全く…大神は何が言いたかったんだ?
あらゆる勝負に打ち勝った実力がある。
株のデイトレードに成功し、自分で使える資産もある。
事件が起きた時に容易く解決出来るだけの才能もある。

そんな俺に何を言おうとしていた?

学園の廊下を何か考えながら歩いていると、誰かが前方からやってきて俺の肩にぶつかった。
体の重心移動をすぐさま終えた俺はその場に倒れる事は無かったが…
無礼な奴には一言言っておかねばならんな。


十神「おいお前、どこを見て歩いている!」

>>80「ご、ごめん!」

むくろ

目の前からぶつかってきたそいつは、戦刃むくろ。
普段は戦場を駆け巡り、傷一つ負わずに軍隊を壊滅させていると聞いたんだがな。
…何故、今日は俺にぶつかったんだ?


戦刃「ご、ごめん!ちょっとぼーっとしちゃって…」

十神「ここが戦場だったらどうするつもりなんだ、戦刃?」

戦刃「大丈夫、そんな危険なところだったらぼーっとしないよ」

十神「俺はそう言う事を言いたいんじゃないんだが」

戦刃「そんな事より十神君、聞きたい事があるの」

十神「ほう、俺もだ。奇遇だな。」

戦刃「私から…いい、かな?」


妙に真剣な顔をしている戦刃。
一体何だ、俺に聞きたい事だと?

戦刃「>>85

かませ眼鏡って響きがいいよね

戦刃「かませ眼鏡ってさ、響きがいいよね」

十神「…は?」

おまえはなにをいっているんだ
と言わんばかりの顔をしてしまう俺。
しかし戦刃は真剣だ。

戦刃「あれ、十神君は気に入ってないの?面白いあだ名だと思うけど…」

十神「どこがだ!俺はかませではないぞ」

戦刃「でも、そうやって呼ばれるのって、みんなが十神君の事を信頼してる証なんじゃないかなぁ」

十神「…なに?」

戦刃「つまり、十神君と仲良くなりたくてそんな風に呼んでるんじゃないの?」


ほら、私も残姉って呼ばれているでしょ?と戦刃。
いや、お前のと俺のは何かが違うと思うんだが。
…しかし、下の者に残酷な現実を突きつけないのも、また上の者の勤めだ。
黙って頷いて置く事にしておいてやろう。

戦刃「それで、十神君が聞きたい事って?」

十神「…そのかませ眼鏡と言うダサいあだ名を止めさせる方法を考えているところだ」

戦刃「え?止めさせちゃうの?いいあだ名だと思ったんだけどなぁ、かませめ」

十神「あまり連呼するな、戦刃?俺の不快な言動ばかり取るようなら、それなりの措置を考えておくが」

戦刃「…うん、ごめん…ね」

十神「…さて、戦刃。お前は俺が何をしたらそのあだ名を止めてもらえるんだ?」

戦刃「えー、止めるのはもったいないけど…そうだね…>>95かな」

私と10回戦って一度でも勝ったら

戦刃「私と10回戦って、一度でも勝てたら…かな」

十神「何っ!?お前、それは本気か?」

戦刃「うん、本気」


俺はかませではないが、自分の立場というのは分かっているつもりだ。
さすがの完璧な俺と言っても、この戦刃むくろは『超高校級の軍人』。
戦うなんて、いくらなんでも分が悪い。
それでもイーブンに持ち込める自信はあったが。

十神「待て、戦刃。戦うと言うのは…」

戦刃「勿論戦闘だよ。命を懸けた戦いでもいいけど?」

十神「………」


どうする、俺。
かませ眼鏡とは呼ばれたくはないが、かと言ってこのままでは無傷という訳にはいかなさそうだな。

Q戦う?戦わない?
>>101

逃げたらそれこそかませだな
戦え!

…逃げれば、それこそ俺がかませだと言う証明になってしまう、か…。
大神にも言われたばかりじゃないか。
自分の強さを証明するべきだと。


十神「…いいだろう。戦ってやる」

戦刃「へ?」

十神「その代わり、一度でも勝ったなら、俺の事をかませと呼ぶのは金輪際止めろ」

戦刃「と、十神君、本気なの…?」

十神「俺はいつでも本気だ」

戦刃「そっか…分かった、ならここじゃ出来ない…体育館に行こう」

十神「体育館には大神がいたな。あいつに見届け人でもやらせろ」

戦刃「…止めておいた方がいいよ」


そう言った戦刃の顔は、いつものぼーっとした顔ではなかった。
軍人。
人を狩る事が出来る人間の顔だ。


戦刃「下手したら、酷い光景を見せる事になっちゃうから…」


こいつは本気だ。
本気で俺と戦う気だ。

【体育館】


あっと言う間にここに戻ってきてしまったな。
大神に事情を説明したが、あいつはピンと来ないようで、訝しげな顔をして俺を見ていた。
大方、俺が本気で強さの証明をしようとしていたのを理解していなかったのだろう。

大神(軍人と試合をすると…?十神、お主…プライドの為に死ぬ気か…?)

とでも思っているのだろうか。
それならそれでもいい。そして俺は死なない。


十神「戦刃、準備はいいか」

戦刃「うん。…これから組み手を10回やって、1回でも私が倒されたら、負け」

十神「随分なハンディをもらってしまったな、この十神白夜ともあろう俺が…」


だから一発で決める。

◆判定
>>113のレスのコンマ以下が
80以上だったら一発で勝てる
00だと十神君がケガする

どうだ

iPhoneから書き込みてすと

◆結果→コンマが11
◆失敗!勝てなかった!
◆ついでに数字がかなり悪いのでかなり負ける

一発で決める!

俺はそう決めると、勢いよく走り出した。直線のタックル。
狙ったのは、戦刃の足だ。
別に俺が足に何らかのフェチズムを持っていると言う事ではない。

片方でもいい、足を掴んで引っ張れば、倒せると思ったのだ。

しかし、そんな俺の動きは読めているらしい。
ましてや分かりやすく突っ込んでいるのだから、迎撃されるのは目に見えていた。

気が付いた時には、俺は仰向けに転がっていた。


戦刃「ご、ごめん!思いっきり蹴っちゃった…!」

大神「無事か?十神。今、一瞬意識が飛んでいたようだな」


くそっ、この十神の名を持つ俺が…!
女の蹴りで意識が飛んだ…?!

しかし、悔しがっている場合でもなく。
それから数回、戦刃と組み合おうとしたが、いずれも蹴り飛ばされた。

仕方がない。
次の作戦を考えねばならん。

しかし戦刃は常に臨戦態勢、気をゆるめそうな気配は一切無い。
それに大神がここにはいる。
この誇り高い俺が、どこかの誰かのように…戦刃に対して卑怯な戦法を取る事は万一にもないのだが
やろうとしたところで大神にすぐに見抜かれてしまうだろうな。

どちらにせよ今よりも傷が増えるだろう。


戦刃「も、もう止めようよ?十神君?」

十神「…まだだ、俺は俺のためにお前を倒す」

戦刃「何で?どうして?そんなに頑なになる事ないよ?」

十神「お前には分かるまい、残姉と呼ばれて平気な顔をしているお前にはな!」


…と威勢良く言ったものの、勝機はないな…。

◆判定
>>124のコンマ以下が
40から60の間なら勝機がある
40なら勝つ
80以上だと十神君気絶

負けるな!

何で十神君気絶してしまうん?

十神「俺は完璧であるはずなんだ…お前に負ける訳がない!」


勝機が無かった訳ではない。
明らかに戦刃は俺に手加減をし始めている。
ふふふ、馬鹿な女だ。
俺が今ここで本気を出せば、赤子の手を捻るように倒せてしまうのに。

そう思いながら俺は戦刃の眼前まで走る。


戦刃「何度も同じ手を…!」


勢いがある蹴りが繰り出されたが、俺はそれを寸前でかわした。
さっきから同じ手を繰り返しているのは、お前もだ。戦刃。

勢いよく、戦刃の蹴りの反対側に回り込む。
そしてそこから組
み付



戦刃「…あれ」

大神「お主…今、人間業とは思えぬ動きをしたが」

戦刃「あれだよ、左の蹴りが終わったと思ったら、右の蹴りが出てた、って奴…」

戦刃「修羅の門読んで真似してみたんだけど、案外出来るものだね」

大神「それはいいが…戦刃」

戦刃「あ」

戦刃「…技が出せた!よかった、って思った瞬間には、十神君のお腹を思いっきり蹴ってたから…」

大神「これは…完全に気を失っているな」

戦刃「そ、それは大変!」

大神「保健室に連れてゆくぞ、戦刃」

戦刃「う、うん…」

【保健室】


…見知らぬ、天井だ。


戦刃「…ごめんね、十神君…」


…お前…戦刃?何故ここにいる?
と言おうとした途端に、腹部に鈍痛が走った。


十神「っぐ…!お、前…」

戦刃「うん…私がやった。ごめん」

十神「まさか…あんな速度で蹴りが入るとは…な」

戦刃「10回もやってないけど…今回は私の勝ち、だね」

十神「…くくく…」

戦刃「十神君?」

十神「…いいだろう、今回はお前に勝ちをくれてやる」

十神「だが、次はこうは行かないぞ、戦刃むくろ…!」

十神「最後に勝つのは俺だ…!」


腹が痛むのを我慢しながら俺は宣言した。

◆戦刃さんと仲良くなれた…かもしれない

それからしばらくして、戦刃は俺の無事を確認すると保健室から出て行った。
まだ腹は痛むが…俺も休んでいる訳には行くまい。

部下が働いている時に、上司が休んでいたら、部下はどう思う?
どんな事情があるにせよ、イヤに思うに違いないのだ。
故に俺が休んでいる場合ではない。

何とか保健室から出る。
…さて、次はどの愚民の考えを理解しに行こうか。
そして最終的にはかませ眼鏡と呼ぶのを止めさせるのだ。
そう考えて歩き出す。向かったのは>>137のところだ。

腐川

【図書室】

かませ眼鏡呼ばわりを止めさせる。
そのためにハッキリさせるべき事があるはずだ。

そう考えてやってきたのは、腐川のところだった。

腐川は俺の事を、頼んでもいないのに崇拝している。気持ちが悪い。
しかもこいつは二重人格で、その裏の顔は猟奇的殺人鬼の【ジェノサイダー翔】だと言うじゃないか。
何でこんな女が俺に媚びへつらうのか理解が出来ない。
俺が媚びさせたいのはむしろ、お前なんかじゃない。


腐川「あ、ぇと…び、白夜様…」

十神「誰に許可を得て喋っている?俺にその臭い息をかけるな」

腐川「……っ!」


やはり理解出来ない。
何故こいつは俺の言う事に全て従うんだ?
…何か無茶苦茶な事を言っても、こいつは従うのか?


十神「>>148

戦刃むくろの弱点を見つけ出して来い

十神「おい腐川」

腐川「…!」

十神「戦刃むくろの弱点を見つけ出して来い」

腐川「………」こくこく

十神「そして、お前はそれが出来るまで俺の前に姿を現すな。俺に話しかける事も禁ずる」

十神「…分かったな?」

腐川「……!」

十神「分かったのならすぐにでも行け。お前の姿を視界に入れる事は何よりも苦痛だ」


腐川は何度か頷いた後、急いで図書室から出て行った。
これで戦刃むくろの弱点が分かるだろう。
時間はかかってしまうだろうが…。

しかしとんだ無茶を要求してしまったものだ。
これが腐川でなかったら、皆口々に
「そんな事も出来ないの?だからお前はかませ眼鏡なんだ」
とやかましく吠え立ててくる。
全く、愚民は「やる事」と「出来る事」の意味をよくはき違える。
どうせ俺のように「頂点に立つ事」が出来ないのだから、そこから命令された事をやっていればいいのだ。


そうして俺が無茶な要求をして、大体3日程経った頃。


腐川「白夜様ぁぁあ!」

十神「…腐川か。俺はまだ喋ってもいいと許可を出していないはずだが?」

腐川「すみません、白夜様!しかし…わ、私はとても重要な事を白夜様にお伝えに…」

十神「用件は分かった。さっさと話せ」

腐川「い、戦刃むくろの弱点が分かりました…」

十神「それで、その弱点とは何だ?」

腐川「>>160

苗木誠です!

腐川「苗木…」

十神「………何?もっとハッキリと喋れ。発声の仕方が分からないか?腹に力を込めて声を出すんだ」

腐川「な、苗木誠です!」

十神「は?」

腐川「い、戦刃むくろの弱点は…苗木誠です!」


…は?
ナエギマコトデス?

俺には全く理解が出来なかった。
それが示す事実も、この言葉の意味も、そう、全く。

さーて明日の十神君はー?


大和田「うーっす、俺だ。十神?知らねーな…」

遂に戦刃むくろの弱点を知った十神君。
これでいよいよ戦刃さんとのリベンジマッチか?
そして苗木に何をするつもりなのか?
明日も十神君から目が離せないぞ!


大和田「あとよぉ、俺はホモじゃねぇ…ただちょっと、男でもいいかなって思っただけだからな!」

桑田「もっとタチ悪ぃよ」


と言う訳で今日はここまで!また明日!
明日からiPhoneで投稿する予定ですん、今までより速度落ちてたらすいません

ここまでのあらすじ


~未成年の主張~

ナレ『次の主張をしてくれるのは、十神白夜君!果たしてその内容は⋯?』

いのっち「楽しみだねー」
三宅「どんな主張すんのかなwww」

十神「俺は今ー!隠している事がありまーす!」

\なーーにーー!?/

十神「それはー!この上から目線キャラの辞め時が分からなくなっている事でーす!」

\ワーーーー!白夜様ー!/

三宅「あれキャラだったんだwwwww」


はい再開

十神「戦刃むくろの弱点が、苗木⋯だと?」


俺は未だに理解が出来ず、呆然と腐川を眺めていた。
一体どう言う事だ?
何が起きた?

理解が出来ない。


腐川「で、ですから⋯今申し上げた通りなんです、白夜様ぁ⋯!」

十神「すると戦刃は⋯苗木に何かされると弱い⋯と言う事か⋯?」


いや、何かとは何だ?意味が分からん。
そもそも苗木に何かが起きて、それが戦刃とどう関係している?
無意味だろう?


ジェノ「そーそー、まこちんと白夜様の熱い熱い夜を想像するとアタシも弱いかもー?ゲラゲラゲラ!」

十神「いつ入れ替わった、ジェノサイダー翔」

ジェノ「まこちんになにかする、って言ってた辺りから」

十神「面倒な⋯」


腐川を褒めてやろうと思ったが、気が変わった。

十神「ちょうどいい、ジェノサイダー。お前に聞いておきたい事がある」

ジェノ「はいはい?アタシでよけりゃ何でも答えますよ?この根暗の事も!ゲラゲラゲラ!」


確か、腐川とジェノサイダー翔は記憶を共有出来ない。
つまり、なぜ俺と苗木が何かする、と言う話になっているのか聞いてきたが、
こいつの中では戦刃むくろが、この話には絡んでいない事はなってしまっている。

ややこしい。

だがある意味好都合か。


十神「戦刃むくろを効率よく倒すには、苗木を利用するべきだと聞いた。」

ジェノ「えっ誰から」

十神「黙れ。それで、お前なら苗木をどうすれば、戦刃を倒せると考える?」

ジェノ「>>176

戦刃と恋仲にさせる

ジェノ「むくろんとまこちんをくっつけちゃえばいいんじゃないっすか?」

十神「なに?」

ジェノ「あのね白夜様、惚れた女っつーのは弱いんすよ。戦う気も起きなくなる位にはオンナになっちまうでーす!」

十神「⋯そうなのか?」

ジェノ「何?もしかして白夜様、そういうの信じてない系?オカルトだと思ってる系?」

十神「オカルトとは思わんが⋯くだらないな、人間の気持ちはそうそう簡単に変わるものじゃない」

十神「ましてや戦刃むくろだ。あいつは戦場を駆け抜ける死神だろう?誰かを盲信する事などあるまい」

ジェノ「じゃー作戦が成功したら、白夜様はアタシと付き合ってくださる?」

十神「面白い賭けを要求するな、ジェノサイダー?⋯いいだろう、乗ってやる」


どうせ人間のこころはそう簡単に動きやしない。
戦刃が仮に本当に苗木に惚れて、苗木にもその気持ちが生まれたとしよう。
それで無力化出来ると言う発想がわけがわからない。


◆判定
>>181のコンマ以下が
00~25で大成功
80以上で失敗
それ以外はなんか何となくなるようになる

ほい

ジェノ「白夜様⋯何?むくろんとまこちんにくっついて欲しいって事?」

十神「色々と言葉を省けばそうなるな」

ジェノ「あいあいさー!それならアタシに任せて(はぁと)」


⋯全く信用が出来ないが、一応何か策があるようだ。
期待してはいないが、聞いてやろう。


ジェノ「白夜様はぁ、吊り橋効果ってご存知?」

十神「⋯なに?」


吊り橋効果。
つまり、怖い体験を男女でする事により、
心拍数の高まりを恋愛のものと勘違いしてしまう事らしい。

で、その吊り橋効果が何だと言うんだ?



ジェノ「例えばさぁ白夜様、男女がさむーい部屋に突然閉じ込められたりしたら⋯どうなると思います?」

十神「⋯はあ?」

【生物室】


その日、苗木と戦刃は十神に言われて生物室に来ていた。

十神「どうやらあの部屋の冷房装置を誰かがつけてしまったらしい。大方、葉隠辺りがボタンでも押し間違えたんだろう」

十神「だが俺はそんな寒いところに行くなんてごめんだ。そこでだ苗木。お前が行ってこい」

苗木「えっ?そんな、十神クン⋯」

十神「そうだな、お前ひとりで行かせるのは酷か。⋯戦刃でも一緒に連れて行け。あいつは目が効く」

十神「万一お前もボタンを押し間違えて、中が暗くなったりしても問題ないだろうからな」

苗木「何その嫌な予言?!」



そんな会話をして10分後。

彼らは今、凍えるように寒い生物室の中に閉じ込められていた!

苗木「おかしいな⋯どのボタン押しても、冷房装置が止まらない⋯?」

苗木「それに、なぜか入り口まで開かなく⋯なってる⋯」

戦刃「だいぶ体が冷えてるよ。苗木君、大丈夫?」

苗木「う、うん⋯ボクはまだ大丈夫、かな。戦刃さんは?」

戦刃「私は問題無い。こんな環境、何度も体験したから⋯」

苗木「⋯戦刃さんはすごいね」

戦刃「そんな事ないよ、私がやってきたのは、人の命を奪う事。褒めるような事じゃ」

苗木「ううん、でもやっぱり凄いと思うんだ。ボク達には出来ない事が出来るんだから」

戦刃「⋯苗木君」


そんなこんなで彼らは30分ほど、この生物室に閉じ込められた⋯。
ちなみに入り口は腐川が素手で塞いでた

そして翌日


戦刃「大好き。大好きだよ、苗木君」

苗木「⋯ありがとう、ボクも好きだよ⋯戦刃さん」


舞園「」
霧切「」

十神「」


腐川「人間なんてこんなもんよ⋯ふふ、ふふふ⋯」


おかしな位、上手く行った。
だが、問題はここからだ。
戦刃を無力化する事には成功したが⋯
だからと言って勝てるとは限らないんだからな。

◆もう再戦します?しません?
>>191

しない

⋯そうだな。
今、焦る必要はないだろう。
後からじっくり⋯戦刃が真に無力化されたその時に叩いてやるのも一興だ。

そう思った俺は、今すぐ戦刃へ再戦を要求する事は止めた。
その代わり、腐川には逐一チェックして報告するように言っておいた。
戦刃の弱点がさらに増えるような事があったらすぐに伝えろ、ともな。

⋯何か忘れているような気はするが、まぁいい。
戦刃が弱るのを待っている間に、別な愚民の話を聞こう。
そうだな⋯次は>>195のところへ行こう。

セレス

完璧なはずの俺ですが早いけど今日はここで終わらせときます
何でもするので許してください

ここまでのいい加減なあらすじ


江ノ島「おっぱい体操すれば、胸がデカくなるよ」

戦刃「ぜひ教えてほしい」

朝日奈「私も!」

腐川「爆乳魔人は黙ってなさい」


はい再開

そうだな、今度はセレスにでも会いに行こう。
愚民どもの中では、割と優れている方であるはずのセレス。
俺が更なる高みに登るために、踏み台になってもらおう。
⋯大方今頃は、娯楽室での賭け事に勤しんでいるのだろうな。


と思ったら、本当にそこにいた。
まるでやつの根城にでもなってしまったかのような有様の娯楽室。
そこでセレスは、複数人の男相手に、勝っていた。

【娯楽室】


セレス以外には興味がない。
と言う訳で、セレス以外がいなくなるのを待った。
やがて死相の見える表情のバカな男共が1人、ふたりと部屋から出て行き⋯

セレス「またお待ちしていますわ」

と言う声のあと、完全に扉は閉まった。
その扉を、俺が開ける。


セレス「あら、賭けの品でしたらお返し出来ませんが⋯?」

十神「賭け事なんて興味ない」

セレス「まあ、十神君じゃありませんの」


どうです?一戦、と誘ってくるセレスを制する。
流れを取られたら負けだからな。


十神「そんな事よりも、セレス。俺がかませメガネと呼ばれないためにはどうすればいい?」

セレス「>>218

十神財閥の資産全てを賭けて、わたくしとギャンブルいたしましょう

セレス「そう、ですわね」


セレスは何かを考えるそぶりをした。
わざとらしく。
思い切りわざとらしくだ。
そして、唇をにたりとゆがませた。


セレス「十神財閥の資産全てを賭けて、私とギャンブルをいたしましょう」

十神「⋯は?」

セレス「よろしいですか?」

セレス「十神君は、かませメガネと言う非常に不名誉な称号を返上したいのですわよね?」

十神「当たり前だろう。俺はかませではない」

セレス「でしたらなおのこと、ですわ」

セレス「私のギャンブルに打ち勝ってこそ⋯運に勝ってこそ、あなたはかませではない、と言えませんこと?」

セレス「それとも⋯あなたの才能では、私は倒せませんか?」


明らかに自分の稼ぎを考えている目をしている!
誘いに乗れば明らかな罠に飛び込む事になるが、かと言って断ればかませメガネの地を行く結果になる。
くそっ、どうする⋯?


◆やる?やらない?
>>223

やらん

確かに賭けをしなければ、俺はかませメガネと呼ばれ続けるだろう。
だが⋯図に乗っているセレスが気に食わん。

十神「馬鹿か、お前は。わざわざ負けに行くやつなんかいるわけないだろう」

セレス「⋯残念ですわ、魂胆がバレていたなんて」

十神「やはりな。俺のプライドを刺激すれば勝負に乗ると思ったのか?だからお前は愚民なんだ」


十神として、セレスにいいアドバイスをくれてやった。
これでこいつはさらに高貴な存在になれるだろう。


セレス「ですが、やはり十神君がかませではなくなるためには、あなたの才能を見せつけなくてはいけませんわ」

十神「というと⋯」

セレス「あなたの品のよさ、それに、頭のよさ。例えばそうですわね⋯石丸君と、クイズでもしてみては?」

十神「はっ、高校生クイズなら飽きるほど見た。らき☆すたとダークライさえ知っていれば、俺に負けはない」

セレス「⋯?」


俺はセレスに感謝しながら、その場を後にした。
さて、ここから⋯


>>228
1石丸にこのまま会いに行く
2他の愚民と遊ぶ(その場合は誰なのか名前も)

2 プランクトン

俺は大和田のところへと向かった。
石丸を倒すなら、まずはその兄弟?とやらの大和田に接するのが一番だろう。
大海を泳ぐプランクトンほどの存在しかないが、しかし石丸にとっては大和田は大きな存在らしい。

俺以外にそんな人間がいてたまるか。


【武道場】


桜の咲くそこに、大和田はいた。

大和田「⋯⋯⋯」

十神「大和田、ここだったのか」

大和田「あ?十神じゃねぇか⋯何だよ、俺を探してたのか」


どう言う風の吹きまわしだ、と大和田は包み隠さず聞いてきた。
まぁ、そうだろう。
俺が愚民と会話をする事はなかなかない。
⋯この数日に限っては結構増えたと思ったのだが。


十神「どうもこうもない。お前と話をしたかった」

大和田「⋯おい、ほんとにてめぇ十神か?」

十神「失礼な事を言うな。俺は十神白夜⋯こんな人間、何人もいてたまるか」

大和田「お、おう⋯まあそうだよな」

十神「単刀直入に聞こう。俺がかませメガネと呼ばれないためには、どうすればいいか⋯お前の考えが知りたい」

大和田「>>235

漢を見せろ

ちょっとシャワー浴びてくる

舞園「いやぁー!!」

ここまでのあらすじ


1がワインでベロベロになった

ワインって、ベロベロになれる飲み物だっけ?

大和田「んなもん決まってんだろ?」


大和田は普段と何ら変わりのない、自信満々の表情で右の拳を握った。


大和田「漢を見せろ」

十神「⋯漢?」

大和田「あぁ、漢を見せてくれりゃ俺だっておめぇの事を認めてやるよ」


しかし漢を見せろとはどう言う意味だ?
何をしたらいいんだ?

とりあえず、>>249をしてみるか。

>>244
デキャンタ一気に呑んだらベロベロになるわよ
ソースは俺

焼き土下座

とりあえず、焼き土下座でもしてみるか。


十神「大和田、少し待ってろ」

大和田「あ?」


それから俺は、愚民どもをこき使い、
厨房で熱したかなり熱い鉄板を武道場まで運んだ。
熱気で向こう側がぼやけて見えるほどの熱さを持つ鉄板だったが、何とかここまで誰も怪我をせずに運び込んだ。
この間凡そ、6時間。
しかし大和田は武道場で俺を待っていた。と言うか、逃がさなかった。


大和田「zzzzz⋯」

十神「くっ、熱⋯だが大和田、見ていろ⋯これが十神白夜の答えだ!」


じゅううううう


俺の体が鉄板で溶けて行くのが分かる。
最初は靴や衣服だったが、そんなものはすぐになくなってしまった。
皮膚が焼ける。
自分が高級なステーキにでもなったかのような気分がした。
しかし、確かにそこに漂っていたのは、明らかに危険な香りだった。


大和田「zzz⋯っは?!お、おい!十神!?」

十神「ぐうぅ⋯っ、見ろ!これが十神の才能っ⋯!」


しばらく耐えたが、やがて俺は意識を失った。

やあ。
こんなところに来たって事は、君は死んだんだろ?

十神クン。

十神白夜クン。

全くさぁ、なんでそんな無茶しちゃうかなぁ、もう。
愚民と仲良くするんじゃなかったの?
そもそも仲良くするってなんなの?
まぁ、そこはボクが突っ込むのはあえて止めておくけどね。

ほら、大和田クンも泣いちゃったじゃないか。
ひどい男だよね、君は。

仕方が無いから、今回はとりあえず蘇生させるけどさ?
無理したら次は知らないんだからね?

分かってんの?

【保険室】


変な夢を見た、


大和田「十神?!」


⋯どうやら夢でもなかったらしい。
聞いたところによると、俺はあの後モノクマに救われたんだと言う。
あいつが、俺を無償で治療した?
⋯どうにもにわかには信じがたい事が起きている。
モノクマは、学園のマスコットじゃなかったのか?

⋯それより何より気になるのは、俺がどこも怪我をしていない事だった。
完治?
まさか⋯ヤツにはこんな技術があるとでも?


◆大和田が泣いてた
◆大和田は十神を認めてくれたよ

体は万全だな。
死んだとかなんだとか、俺には信じられない。
きっと死んだなんてのは、言い過ぎなんだ。
どうせ瀕死状態の俺を見て、大和田が騒いでいるだけに違いない。


しかし大和田のせいでひどい目にあってしまった。
ちっ。
さて、これからどうするか?

1石丸とクイズ勝負
2違う愚民と遊ぶ(その場合は名前の指定を)
3腐川の定期報告
>>261

2ちーたん

⋯そうだな、ここは俺も認める天才のところへと行くとするか。
そう思い立った俺が向かったのは⋯


【不二咲の部屋】


ぴんぽん


不二咲「はぁい⋯」がちゃ

十神「邪魔するぞ」

不二咲「へっ?と、十神君?!」

十神「何だ、俺がお前の部屋に入るのは難しいのか?」

不二咲「そ、んな事はない⋯けど⋯待っててね」


そう言うと不二咲は扉を閉めてしまう。
大方、散らかった部屋でも片付けているのだろう、と思う事にした。

しばらくして、がちゃりと扉が開いた。


不二咲「ど、どうぞ⋯」


中に入ると、どうにも殺風景な部屋が広がっていた。

十神「これがお前の部屋か。ふん、つまらん部屋だな」

不二咲「えへへ⋯たまに言われるよぉ」

十神「そして、お前の机の上に置かれたパソコンに映っているのが⋯」

不二咲「うん、これがアルターエゴ⋯もうひとりのボク、みたいなものだよ」


不二咲の生首がパソコン画面の中に浮いているようにも見える。
しかしこれは、アルターエゴと言うプログラムだ。
不二咲を元に作ったらしい。


十神「ほう⋯ならばアルターエゴに聞こう」

十神「俺がかませメガネと呼ばれないためには、どうしたらいいと思う?人工知能の力でも答えを導けるか?」

アルター「>>267

愚民達の悩みを解決すればいいと思う

アルター「そうだねぇ」

アルター「みんなの悩みを解決してあげればいいんじゃない?」

十神「なるほどな⋯そうすれば俺は頼り甲斐のあるリーダーシップに溢れた漢になれると言う訳か」

不二咲「そう、なの⋯?」

アルター「たぶん」

十神「なるほどな⋯」


話は早い。
>>274の悩みを解決しよう。

ジェノサイダー

愚民ども、俺に睡眠薬を盛ったやつがいるなら今のうちに申し出ろ
まじで眠い⋯ね⋯る⋯で⋯⋯また⋯あした⋯

ここまでのあらすじ

響いたんかなぁ!

話は早い。
まずは手近な人間の悩みを解消してやるのが、王としての務めか。
俺は不二咲とアルターエゴに感謝して、その場を離れた。


まずはジェノサイダーの悩みでも解決してやろう。
俺にならすぐにでも解決出来るだろうしな。


【図書室】

腐川「あ、び、白夜様⋯お待ちしてまし」

十神「腐川、ジェノサイダーを呼べ」

腐川「くしゅん」

ジェノ「あっらぁぁぁぁ?!白夜様じゃなぁい!?」

十神「俺は今機嫌がいい⋯そこでだ、」

十神「ジェノサイダー、何か悩み事はないか?この俺が解決してやろう」

ジェノ「⋯なんだか白夜様が優しい⋯これって恋の予感?」

十神「そんなことはどうでもいい。早く言え」

ジェノ「んー?⋯アタシ、悩みなんて無いんですけどぉー」

十神「そうか、ならいい。俺は帰る」

ジェノ「>>288

百夜様と熱いセクロスしたい

ジェノ「白夜様と熱いセッ◯スがしたいです」

十神「」

ジェノ「だぁかぁらぁ」

十神「それは悩みか?!ひょっとしてギャグで言ってるのか!?」

ジェノ「もー、アタシがふざけるわけないじゃなーい?」

十神「もうお前が何を考えているかが全く分からん!」


◆判定しまーす
>>292のコンマが
40から60の間なら中だしセクロス成功
70以上ならとりあえずセクロス

不潔です!

あれ?あれあれあれ?


十神「そんな事をしてたまるか!」

ジェノ「えぇ?アタシの悩みを解決してくれるんじゃなかったの?」

十神「お前とそんな卑猥な事が出来てたまるか!」

ジェノ「えー?」

十神「お前のそれは悩みなんかじゃないだろ!」

ジェノ「何よ⋯なら無理矢理でもやったるわよぉ!!」

十神「?!」


【良い子はBボタンでスキップしてね】

え?エロ見たいんすか?
みんなエロ見たいんすか?
本番ないけど見たいっすか?

十神「?!」

ジェノ「えぇーい!」

十神「な、何をするつもりだ⋯」

ジェノ「何って?白夜様のバイキングソーセージを⋯」

ジェノ「パックンチョするんじゃない」にやぁ


じゅぽっと卑猥な水音が部屋に響く。
男は床に倒されて、無理矢理に衣服を脱がされていた。
間も無く夜になろうかと言う頃合い、室内の明かりが男女の影を床に落とす。
どうやらリードを握っているのは女の方だ。

「どう?アタシの美技に酔いな!⋯なーんちゃって」

てへぺろ、と付け加えたその女の舌は、通常のそれよりも異常に長く見える。
男はその舌に絞り取られており、活きが荒くなっていた。

「く⋯っ、俺にこんな事をしてタダで済むと思っているのか?!」

「思ってますとも、アタシと白夜様は付き合うんでしょ?」

「⋯は?」

約束を忘れたとは言わせない。
確か、作戦が上手く行ったのならば、自分と彼は付き合うのではなかっただろか。
そんな事を言いながら、女は男の股間へ唇を重ねた。

それから何回、男が意識を失ったか分からない⋯。

【こらこら!全年齢板でなにしてるんだい!これ以上は有料だよ!】


十神「」

ジェノ「あーん!白夜様が死んだー!」

十神「」

ジェノ「⋯あれ、まだ息がある。よかったわぁ⋯」

十神「」


◆白夜様は意識を失った
◆部屋に送還されました

【十神の部屋】

⋯ああ⋯?
俺、何をしていた⋯?

まあいい⋯。

何か忘れているような気がする。
だが、まあいいだろう。

⋯気を紛らわすためにも、誰かに会いに行くか。
分からんが、腐川に会いに行くのは危険だと俺は思う。
⋯とりあえずは>>306のところに行くぞ。

はがくれ

とりあえずは葉隠のところに行くとするか。
あいつは確かにバカだ。
だがあいつの才能は目に見張るものがある。
よし、あいつのところへ行こう。


【植物庭園】

やはりここか。
ニワトリにエサをやりながらへらへらしていた。


十神「葉隠か」

葉隠「あ?⋯って、十神っちじゃねーか!珍しいべ、こんなとこ来るなんてよ」

十神「うるさい黙れ」

葉隠「」

十神「お前の頭はともかく、俺はお前の才能は買っている。分かるな?」

葉隠「難しい事言われても、よく分からんべ」

十神「俺がかませメガネと呼ばれないための方法を占え」

葉隠「⋯はあ?」

十神「つべこべ言わずにさっさとやれ!」


葉隠ははじめ、乗り気ではない表情だったが、やがて俺の気に押されていた仕方なく占い始めた。そして⋯

葉隠「出たべ!>>311

モノクマの黒幕になること

葉隠「むむ?モノクマの黒幕になったらいいって出たべ!」

十神「俺が黒幕に?」

葉隠「だべ。間違いねぇ。俺の占いは3割当たる!」

十神「ああ、3割なんだよな?」


俺はその提案に⋯
1乗った。黒幕だなんて面白いな
2乗った。だが、黒幕?何をすればいい?(追加安価)
3乗らない。どうせ3割だろう?
4乗らない。お前の悩みを解決してやる(追加安価)
5その他
>>319

十神「⋯面白い、乗ってやるよ」

たかが3割、されど3割。
この男の言う事がどこまで真実になるのか、たまには信じてやってもいいのかもしれない。
普段信用していないからこその3割。

十神「で?俺は何をしたらいいんだ?」

葉隠「ん?」

十神「黒幕になればいいんだろう、それは分かった。だが、黒幕になって何をすればいいんだ?」

葉隠「お、十神っちが俺を信用してくれてるべ!いやー、いい傾向だべ!これで俺も十神家御用達に⋯」

十神 「黙れ。お前はただ、俺が黒幕になって何をすればいいか占えばいいんだ」

葉隠「⋯つめてーなー、十神っち」

葉隠「⋯⋯⋯!お、俺の占いには>>325

学園から脱出させる

葉隠「みんなを学園から脱出させれば全てが解決する、と出たべ!」

十神「」


第三部、完!

そんな訳がないだろう。
と言うか、本当にそれで俺はかませメガネと呼ばれなくなるのか?
そもそもそれが怪しい。
まず、第一に黒幕なのに解放する?
そこがもはや意味が分からん。


十神「俺が黒幕になる、と言うのはよく分からん状況だな」

葉隠「ん?まあそうなんかなぁ?」

十神「そうだろう。黒幕と言うのはあくまでも悪さをするものだと俺は思ったのだが」

葉隠「いや、でもあれだろ?みんなが分からんうちに学園に閉じ込められてんのを助けたら、そりゃかませじゃねーだろ?」


一理ある、のか?
まあもういい。葉隠には用はない。
俺はこの場を後にし、>>333のところに行く事にした。

舞園

闍玲惠

安価下か?安価下だな?

>>332
先生なにしてるんすかぁ!SS書きに戻ってくださいよぉ!

安価下にする。
俺がそう決めたんだからそれでいい。

俺は不二咲のところに向かった。


【情報処理室】


不二咲「あれぇ、十神君?どうしたのぉ?」

十神「不二咲か。お前ならば俺の力になれると思ってな」

不二咲「⋯何をする気なのぉ?」

十神「モノクマ、とやらを俺の配下にしたい。やり方を教えてくれ」

不二咲「⋯本気、なの?」

十神「当たり前だ。俺がそんな事を冗談で言うとでも?」

不二咲「うーん⋯>>346

かませメガネには無理だと思うよぉ

不二咲「かませメガネには無理だと思うよぉ」

十神「」

不二咲「なんて言えばいいのかなぁ⋯十神君は、今はまだみんなにかませメガネだと思われてるし」

十神「」

不二咲「もっとみんなに認められないと無理だよぉ」

十神「そ、そうか⋯」


どうやらまだ俺には、それを出来ないと思われているらしい。
腹の立つ話だが、それも俺の怠慢なのかもしれない。
愚民どもに、俺の力を見せなかったがゆえにこうなってしまったのだ。
⋯ちっ。


十神「なら不二咲。お前は俺が何をしたら、かませメガネではなくなると考えている?」

不二咲「>>356

鍛えて漢らしくなる

不二咲「き、鍛えればいいんじゃないかなぁ」

十神「⋯ん?」

不二咲「体を鍛えて男になればいいと思うんだよね」

十神「体を鍛える⋯!」


なかなかいい案じゃないか。
やはり頼るべきはいつもバカより天才だな。

⋯男になる、なんていうのは誰かも言っていたな。
あながち間違いではないのかもしれない。

よし、こうなったら早速体を鍛えるべきだ。
俺はその足で、プール前にあるトレーニングルームへ向かった。

【トレーニングルーム】


ふむ、この学園のトレーニングルームは、なかなかにものが揃っていた。
腹筋、背筋、足に腕に⋯あらゆる筋肉が鍛えられるように機材が揃っている。
ここなら俺の体もすぐに鍛えられるだろう。
まあ、数日はかかってしまうだろうがな。

そんなトレーニングルームに誰かが来た。
普段の俺なら、その誰かを追い払うところだが⋯
今は機嫌がいい。
一緒に鍛えるのも悪くはないな。

そんな俺のところに現れたのは>>364だった。

まいぞの

扉のところがガチャガチャとうるさい。
何をやっている?
中に入るならさっさと入ればいいものを。

いらだった俺は扉を開けた。

そこにいたのは、舞園だった。

舞園「あれ、と、十神君?!」

十神「何をしている?舞園、こちらは男性側だが」

舞園「知ってますよ」

十神「ならなぜ扉を開けようと?」

舞園「私でも扉が開けられたら、苗木君にいつでも会いにいけるじゃないですか」


けろっとして舞園は言う。
確か、このトレーニングルームは異性の部屋に入ろうとするとマシンガンが火を吹くんじゃなかったのか?
と思ったが、舞園は別に男性の手帳も持っていなかったし、何より扉には鍵がかかっていて中に入れないから制裁を加える意味がなかった。


十神「ちょうどいい。舞園、俺がかませメガネと呼ばれないためにはどうしたらいい?」

舞園「>>375

焦らず驕らず、慎重に行動することだと思います

舞園「そう、ですね⋯」

難しい事を聞きますね、と舞園が一言つぶやく。
うるさい。

舞園「焦らず奢らず、慎重に行動する事をだと思います」

十神「⋯何?」

舞園「十神君は、自分が他人よりも優れていると思い込んでいるんです。そこがみんながとっつきにくくなってる原因ですよ」

舞園「だから、十神君は焦らずに、そして奢らずに⋯慎重に行動するべきです」

十神「⋯なるほど⋯俺のこの言動は、愚民どもには奢っていると思われているのか」

舞園「十神君本人がどう思っているかはさておいても、です」

十神「俺は奢っているつもりはない。俺は俺だ、普段通りだが」

舞園「それがいけないんですよ!」

十神「」

舞園「十神君は驕り高ぶっていますよ」

十神「⋯そう、だったのか⋯」

舞園「まず他人を愚民なんて呼んだらダメですから!」


そんな事をするなら刺しますよ、と言う舞園の顔は笑っていない。
おい、怖いぞ。

にひひ、今日はこれで一旦おわーりー

あとアニメダンロン反省会は必ずやります
おやすみなさい

この人の他のss読みたいけどどうすればいいの?
アルターエゴのは読みました

ここまでのあらすじ

苗木「反省会会場押さえておいて、モノクマ」

モノクマ「黒幕使いが荒いねぇ苗木クン」

苗木「あったりまえだよ、黒幕だし」

次週遂に!アニメ反省会が幕を開ける!



>>384
ちなみに別に言わなくてもいい情報としては
苗木「アニメ化の前にみんなに言いたい事があるんだ」
とかって名前のスレも私です

舞園「そもそも、十神君はかませメガネと呼ばれなくなって、何がしたいんですか?」

十神「何をしたいか?違うな、俺の立場を改めて分からせてやりたいだけだ」

舞園「それ!」

十神「…何?」

舞園「その態度がもうダメなんですよ!さっき言ったばかりですよ、驕り高ぶったらダメだ、って」


俺は舞園に言われて気付いた。
そうか、俺が高貴な存在である事を都度アピールするのが、愚民からすれば気に食わないのか。
それはそうだな。
一々ロレックスの時計を見せびらかしてくる社長に靡く社員などいない。
買ったばかりのiPhone片手にXperiaをいじるような人間に善意など無い。


舞園「分かりましたか?」

十神「…ああ、よく分かった。礼を言うぞ、舞園。俺は間違っていたんだな」

舞園「はい、思い切り間違えてましたよ!」


そのあと何度かそんな会話をして、舞園は帰った。
だが、あいつは俺の事をまだ認めてはないだろう。
…先は長いな。

さて。
舞園は帰ったものの、まだ俺の体を鍛えると言う目的は達成されていない。
一体どれだけの時間がかかるかは分からないが、とにかく体を鍛える。
と言っても、俺の体はそれなりには鍛えてあるぞ。
大和田くらいなら、無傷で制圧出来る自信がある。
が、それは口に出すとまた愚民どもが怒り狂うんだったな。
黙っておくとするか。


◆判定
>>396のコンマが
30以下ならケガする
80以上なら自分にあったトレーニング出来る

…んん?

こいよ

十神君ほんとにコンマに嫌われてるなぁ

にしても、色々なアイテムがある。
体をしっかり鍛えられそうだな。
よし。
まずはダンベルを…



ぐきっ


…ん?
何かイヤな音がしたが…?

ぐきっ?

◆ダンベルを取ろうとして足をくじいた!
◆おっちょこちょい

足をケガした。
ちっ、痛みで気が散る。

ダンベルを何度か振ったが、やっぱりダメだった。
今日はもう止めよう。


◆今日は寝る?愚民どもと遊ぶ?
>>404

山田と遊ぶ

…ふん、そうだな。
俺はもう、今日は体を動かす事は避けた方がいい。
それなら、体をあまり動かさない男のところへ、行ってみるか。


【美術室】


山田「うほっ」

十神「何の鳴き声だ?山田。この俺が来てやったのに」

山田「…いや、そんな言い方ないじゃないですかぁー///」

十神「何故喜んでいるアホが」

山田「して十神殿が僕のところに何のご用ですか?」

山田「もしかして同人誌?」


…こいつの本…同人誌、と言ったか?
それが愚民の楽しみなのか?
俺は…
1同人誌を買う。
2同人誌の作り方を聞く。
3同人誌焼く
4そのほか
>>409

4 メガネ交換

十神「…山田」

山田「はいぃ?」

十神「…メガネを貸せ」

山田「は?」

十神「お前のメガネはあまりにも品がなさすぎる。故に…俺のメガネと交換してやる」

山田「もしかして僕相手にフラグ立てようとしてます?」

十神「フラグ?何の事かは分からんが、とりあえず言われた通りにしろ。この…」


愚民が、と言う言葉を飲み込んだ。


十神「…とにかく、メガネを交換してやる」

山田「ありがたき幸せ…」


◆山田の好感度がちょっと上がった
◆このまま寝て翌日に飛びます

次の日の朝。
昨日くじいた右足は少し腫れているような気がするが、まぁいいだろう。
とりあえず今日も愚民…いや、クラスメイト共と話してやるとするか。
さて、今日は…


1石丸とクイズ
2葉隠の占い
3体を鍛える
4そのほか
>>416

1

この完璧な俺だ。
舞園のアドバイスでさらに完璧になった俺だ。
これならば、石丸にも勝てるだろうな。
俺ならば。
間違いなく今の俺ならば勝てるだろうと。


【体育館】


俺は、石丸を体育館に呼び出していた。

石丸「やあやあやあ、十神君!」

十神「着たか、石丸。ようやくお前を屈服させる事が出来る」

石丸「ん?十神君…一体何をしようとしているのか分からないが…しかし!」

石丸「今の僕から見る君は、完全に悪の表情をしているぞっ!悪即斬だっ!」

十神「ふん、お前が俺の想像の数倍バカだった事だけが計算外だ。だが」

十神「お前に俺の事を認めさせる!そして…」

石丸「ん?」

十神「俺の事をかませメガネとは呼ばせない!」


◆判定しまーす
コンマ以下が
奇数だといいこと起きる
偶数だと…えへへ…

あ、安価忘れたああああ
>>427で!

どうだ

葉隠はあんなに安価で救われたのに、何で十神はここまで安価に嫌われるんだ…マジで

石丸「いや、ちょっと待ってくれ、と、十神君?」

十神「いいか?お前の知識を…お前の努力を踏みにじってこそ俺は輝く!」

石丸「いや、十神君…君が僕をどう思っているかは分からないが」

石丸「僕は別に君をかませメガネだとは思ってないが?」

十神「…何…だと…?」

石丸「むしろ君はすごいとすら思うよ、努力を惜しまず、さらにはそれをひけらかさない!」

石丸「僕が嫌いな天才とは全く逆の存在じゃあないか!ハッハッハ!」


◆十神のやる気が下がった
◆弾道が下がった
◆石丸は元々かませメガネだとは思ってなかった

…おい、何だ?この展開は。
俺がやるべき事がひとつ減ってしまったじゃないか。
やる気が非常に減ってしまった。
はあ、何だかなぁ。
…まあいい。
次だ。
次の愚民のところへ行くぞ。
俺はまだまだ愚民どもを屈服させたとは言えない。
かませメガネ呼ばわりを完全に止めさせる。そのために次は>>437のところに向かうか。

あぽ

次はそうだな、桑田のところに行くか。
俺をかませメガネと呼ぶ愚民のひとり。
それが桑田だ。
こいつに関しては本当にちゃんと制裁すべきだろう。
だから俺はその足で、桑田のところへと向かった。
しかし…


【音楽室】


なんだってこんなところにいるんだ。
意味が分からん。
こいつは野球選手じゃあなかったのか?
何があった?

桑田「ピンチをーチャンスに変えていくー」

桑田「叫ぶビーオーライートー」


桑田が何故か歌っていた。
そこそこの歌だな。
まぁいい。


桑田「きっと大丈夫ー……って、十神!?」


そこまで歌って何故俺に気付かない。アホか。いや、アポか?


桑田「つか、何俺の歌の時間邪魔してんだよアホ」

十神「勝手にお前が歌っていただけだが。そこに入ってきて文句を言われる筋合いはない」

桑田「う、うるせぇ!アホアホ!」

十神「ところで桑田…ひとつ質問がある」

桑田「あ?ちょうどいいな、俺もおめーに質問があるんだよ」

十神「ほう?俺に質問だと?面白いから聞いてやる」

桑田「>>444

俺ってイケてる?

桑田「俺って、イケてる?」

十神「は?」

桑田「マジでマジで!本音で頼むわ、御曹司!」

十神「…イケてる、の意味がよく分からないが…」

桑田「はあー?ノリ悪いなぁ、んな事言ってっから…かませメガネとか言われんだろ」

十神「何?」ぴくぴく

桑田「つかさ、マジでぶっちゃけ俺ってイケてんの?なぁ十神」

十神「く…愚民が…無価値な言葉を俺に投げかけるな…!」

桑田「だぁかぁらぁ、とにかく率直に答えてくれよ!今のアーティスティックな俺だったら」

桑田「さやかちゃんと付き合えるかな?!」

十神「………」


俺は……
1事実を言ってやる。お前には無理だ
2事実を隠す。ああ、お前はイケてる
3そのほか
>>449

2

……桑田には事実を突きつけるのは可哀想だな。
ここは俺の優しさを最大限に見せてやろう。


十神「…ああ、そう言う意味ならお前はイケている。舞園位なら余裕だろう」

桑田「うっひょー!マジかよ!やっぱアーティストな才能が眠ってた俺ってマキシマムカッケーっす!」

十神「…そうだな、マキシマムカッケーぞ」


オウム返しの要領で桑田に言葉をかけてやる。
不思議なもので、こいつはそれに気付かない。
むしろキャッキャと子供のように喜んで、そしてガッツポーズなど取りながら


桑田「うっし!決めた!俺、さやかちゃんにコクってくるわ!ありがとな、十神!」


と言って勢い良く音楽室を出て行った。
やれやれ。頭の悪い人間とも付き合わないとならんのが、帝王の辛いところだ。

と一人思っていると、桑田が音楽室に戻ってきてーーー


桑田「…その、悪かったな、お前の事…ノリ悪ぃとか…、かませメガネとか言って…」


と、まるで独り言のような声で囁いて、去っていった。
…これだから頭の軽い人間は嫌いだ。
少し誉められただけでこれなんだからな。


◆桑田を手なづけた
◆こいつチョロいな

これで俺をかませメガネと呼ばなくなったのは…
大和田、桑田、あと石丸か。
と言うか、石丸はそもそも頭から俺をかませメガネとは思っていなかったんだが…まぁいいか。

とにかく次々と俺の事を認めさせてやる必要がありそうだな。
次はそうだな…>>458のところに行くとしよう。

とか言ってー
ちょっとだけ休憩を挟むんじゃ
今日終わらせる位の気持ちで進めるから待ってくれってば

朝日奈

1は とてつもなく ねむい!
コマンド?


>えすえすをかく←
>ねる
>とうきでんをやる

全ての元凶。
そう、全ての始まりで、終わりの女。
朝日奈葵。
あいつのところに行くとする。
あいつさえ黙らせれば、もしかしたら全員かませメガネ呼ばわりを止めるかもしれない。


【プール】


俺のそれなりに引き締まった体が、海パンのおかげで余計に栄えて見える。
まあ、右の足首はまだ少し赤く腫れているが問題はないだろう。
さて、あいつはここか。


朝日奈「あ、十神だ!どっからどうみても十神っす!」


いた。
お前のせいで俺は常にかませメガネ呼ばわりをされてきたんだ。
許すまじ、朝日奈。

朝日奈「どうしたの?十神がプール来るとか珍しいよね!」

朝日奈「あ、もしかして十神も泳ぐとさっぱりするタイプだった?」

十神「そんな訳あるか。俺はお前に言いたい事があって来たんだ」

朝日奈「へ?私に?」

十神「お前が俺をかませメガネと呼んだせいで、俺の心が著しく傷ついた」

朝日奈「いやいや、言い過ぎでしょー…それにかませメガネは事実じゃん」

十神「黙れ!いいか?お前は何をどうしたら、俺をかませメガネと呼ばなくなるんだ!」

朝日奈「>>467

私に水泳で勝てたら

朝日奈「私に水泳で勝てたらいいよ」


勝機があるのか無いのか。
こいつは確か、超高校級のスイマーだよな?
俺が勝てるのか、若干の不安がある。
なんせ俺は確かに完璧な男だが、だからと言って自分の力を過信するつもりはない。

◆判定するでげす
>>477のコンマ以下が
30以下だと完敗します

コンマに嫌われているからなぁ…

うそだろっ?!

俺は朝日奈の条件を飲んでしまった。
何て軽い男なんだと言われても仕方がないと思う。
だが、俺にはどうしても許せなかったのだ。
俺をナメやがって。

十神「いいだろう、相手をしてやる」

多少足首は痛むが何とかなるだろう。
そう思いながら俺はプールサイドに足をかける。

朝日奈「いいの?小細工なしで勝負だからね!」

そして俺は朝日奈とプールで競争を…




十神「うぐっ?!」







したのだが、途中で足が吊った。
まさかの棄権…!?


まさか。
俺が試合を放棄するような男だと思うか?

俺は足を引きずるように腕の力だけで泳いだ。
幸い?吊った足はくじいた右の方だ。
じんじんと痛むが、それだからと言って戦いを止めていいとは言われていない。


俺は帝王だぞ。


結局、朝日奈からは相当離されて負けてしまった。
惨敗だ。
まあ、溺れかけながら泳いでいたのだから当然と言えば当然か。
しかし…よく泳ぎ切ったものだ。
俺自身が驚いた。


朝日奈「うっそ…よく泳げたね?!溺れてたよ?!」


朝日奈の驚く顔が面白かった。

十神「ぜえ…わ、分かったか…俺は…かませメガネじゃ…はあ…無い…!」

朝日奈「わ、分かった!分かったから!」

朝日奈「あ、あんたはかませメガネじゃないよ!これでいい?」

十神「ああ…分かればいい…ぜえ…」

朝日奈「って言うか足首も腫れてるから!ほんとあんたどうやって泳いだの?!」

十神「ふん…この程度で動けなくなる俺ではない…はあ…はあ…」

朝日奈「も、もう喋らないで!とりあえず保健室行くよ!」


◆朝日奈が引いてる
◆これでいい…のか?

【保健室】


朝日奈「つーか、ダメだよ…無理したら」

十神「うるさい…俺はその程度の障害で負ける男じゃない」

朝日奈「結局負けたでしょ」

十神「…うるさい」

朝日奈「無理しないでって!あんた、足吊ってる上に足首も折れてるよ?」

十神「は?」

朝日奈「いやだから、足首折れてるから」

十神「…え?」


折れてる?
はあ?
俺の足首が?
いや、待て、確か足首はくじいただけだったんじゃあ…


朝日奈「だから無理して泳ぐからでしょ…」


◆白夜様の足首が逝ったぁぁぁぁ!!

◆どうします?
◆モノクマ流の技術で完治させます?

確かにな、このままだと可哀想だからな
超高校級のやぶ医者の力で十神君を完治させます
このままお待ちください

そもそも高校生が医師免許取れんのか…

………。





気が付いたら、俺はまた保健室にいた。
違うのは、朝日奈がいない事だ。
そしてもうひとつ。

……右足が、治っている。
ケガひとつない。
恐ろしい位に。

今日はいいことがまだまだ起こりそうだ。
そうだな。
>>501のところに行こう。

ぼっち

霧切のところに行こう。俺と似たような雰囲気を最近醸し出している、気がする。
それと、そう言えばかなり最初の頃に出会った霧切は…
何というか、危険だった。
今の内に後の憂いは断つべきだな。
よし、こいつに俺の力を見せるべきだ。


【学園長室】


そんなことを考えて霧切を捜したら、何故か学園長室にいた。
何してるんだ、お前は。

>>497
ヒント:やぶ医者
むしろ免許がいらない

霧切「十神君ね」

十神「霧切…お前、こんなところで何をしてるんだ」

霧切「ええ…少し調べ物を」

十神「こんな部屋でか?」

霧切「いいじゃないの、あなたには関係がないわ」

十神「…ふん、ならばお前がやっている事を止める気はないが…」

霧切「そう…」

十神「霧切。俺がかませメガネと呼ばれないためにはどうしたらいい?お前はどうしたら呼ばなくなる?」

霧切「…あなたをかませメガネだと思った事はないけれど…そうね…」

霧切「強いて言うなら>>508

性格を直すことね

霧切「性格を治す事ね」

十神「何?」

霧切「あなたの性格では、少なくとも私には受け入れがたいわ」

霧切「もっと他人の事を考えられないの?」

十神「…ふん、俺がなぜあんな奴らの事を考えてやらねばならん?」

霧切「だからあなたはダメなのよ」

十神「何だと?もう一度言って見ろ」

霧切「何度でも言ってあげるわよ。今のあなたじゃかませメガネと呼ばれなくなるのは無理ね」

十神「ならどうしたらいいんだと聞いている!」

霧切「少なくとも、あなたがこれからみんなを引っ張って行きたいと思っているんなら…」

霧切「その態度を改めない限り、誰もついて来ないんじゃないかしら?」


馬鹿な、この俺の態度のどこが間違っている?
…舞園の言っていた事を思い出す。
驕り高ぶるのを止めろ。
…つまり、俺が愚民の気持ちを理解するためには…
俺自身が愚民のような振る舞いをしろと?


◆霧切さんはみんなが十神を認めたら自分も認めるらしいよ

驕り高ぶるのを止めろ。
性格を治す。

このふたつは容易く俺の中で同じ事を指し示した。

今の俺には足りないものだ。
だが、俺にとっては今のこれが普段通りの状態。
治すも何も、まずどうしたら治るのかが分からんのだ。

…そう言う時は誰に聞けばいい?
ちっ、愚民の事は愚民に聞くか。>>516のところに行くぞ。

石丸

石丸のところに行くぞ。
あいつは庶民の気持ちが分かる男だそうだからな。
俺にもその気持ちを教えて欲しいものだ。


…どうやら石丸は学園のどこかにいるようだが…


◆場所によって展開が変わります…たぶん
石丸はどこにいた?
>>520

サウナ

【サウナ】


石丸は大浴場のサウナにいた。
何故だ。
別に大和田と暑さ我慢をしている訳でもない。
ひとりでサウナに入っていた。

俺も体に申し訳程度の布を巻き、サウナへと入る。
もちろん眼鏡は先に外した。割れたら困るからな。
もわっとした熱気が顔を、体を包む。


石丸「や、あ…十神君じゃあないか…こんなところで会うとはな」

十神「俺がどこにいようが、あるいはお前がどこにいようが俺は興味がない」

石丸「ふっ、さすがは十神君だよ…どこにいても君は君だな」

十神「しかし何故ひとりでサウナにいるんだ?」

石丸「うむ、実は…サウナにいれば、また僕の心の友、兄弟が出来るのではないかと思ってね」


こいつ、サウナを何だと思っているんだろう。

石丸「そこに都合良く君が来てくれた。つまりだ」

石丸「サウナと言うのは、誰かと仲良くなるところなんじゃないのか?」


違う。
サウナを出会い系と一緒にするな。
石丸は俺の想像より馬鹿だった。


十神「思い込みと言うのは悲しいな、石丸」

石丸「む?僕が思い込みをしていると?」

十神「ああ、サウナは体の汗を流す場所だ。けして兄弟が出来る場所じゃない」

石丸「果たしてそうかな?ならば互いの理想をかけて、僕と勝負をしようではないか!」


…なぜそうなる。
理解が追いつかないんだが、どうしたらいいんだ…。
俺は…

1暑さ我慢対決をやる
2石丸を説得する
3サウナを出る
4そのほか
>>527

そして1は寝る
明日アニメ見る

よし1だな!サウナ対決だな!
石丸君と十神君の濃厚な描写はまた明日!
諸君!ちゃんと寝るんだぞ!
僕も寝る!お休みだ!

こんな時間から再開して需要はありますか?

ここまでのあらすじ


山田「僕はずっとここに住んでるクマ」

モノクマ「ちょっと!ボクのキャラパクらないで欲しいクマ!」

桑田「おめーら何してんだよ」

山田「クマはクマクマ?」

モノクマ「あー!そのセリフ、ボクも使おうと思ってたのにクマー!」


どうでもいいけどペルソナ面白いですね
はい再開

俺は…石丸の、その誘いに乗ってやる事にした。
考えてもみれば、そもそも愚民の気持ちを理解しようと行動しているのは俺だ。
ここで突っぱねれば、それは誤解を生んでしまう。
何より、俺の理想に遠くなってしまう。
許される事ではないなと、俺自身が感じたせいだ。


十神「仕方ないな。一回だけだからな。お前に付き合うのは」

石丸「と、がみ君…?」

十神「勘違いするなよ。俺はただ、お前のような庶民、もっと言えば思考停止している愚民の考えを理解したいだけだ」


石丸の表情は何だか嬉しそうだ。
しかしそんな事は俺には関係ない。
とにかく、俺は石丸とサウナで対決をする事になってしまった。…やれやれ。

しかしこいつ、どれだけサウナにいるつもりなのだろうか。


◆はい判定
>>540のコンマ以下が奇数で兄弟になれるよ

ペルソナッ!

もうほんと何でかなぁ?何でこんなにコンマ判定するとミスするのかなぁ?

>>1はペルソナとダンガンのクロスSSでも今度書いてみたら?

もう一体どれだけの時間が経過したか、俺も計算するのをやめてしまった。
あれから俺と石丸は、サウナの中でふたりして汗を滝のように流しながら、我慢比べをしていた。
すでに、サウナに備え付けの砂時計はすっかり中身が無くなっており、時間の計算には役立たない。


十神「…くっ、石丸…お前…なかなか粘るじゃないか…」

石丸「そう言う十神君もなかなか…!僕に勝てる人はいないと、そう…思っていたんだがね…!」


石丸は努力の人だ。もう体が努力で出来ていると言っても言い過ぎではない位に、努力の人だ。
そんな石丸が、俺を褒め称えた。
ましてや、こんな対決を仕掛けてきた。
本当に石丸は俺をかませメガネとは思っていなかったらしい。
こいつにならば聞ける。

俺には分からない、庶民の気持ちを。


十神「石丸、質問があるんだが」

石丸「なに、かね…?」

十神「俺は…どうやら、愚民の気持ちが分かっていないらしい。だから、俺が例え優れていても、誰も着いてこないらしい」

十神「庶民に一番近いお前に聞く。俺に…庶民からみて俺に足りないものはなんだ?」

石丸「ふふ、十神君…僕を買ってくれるのは嬉しいが、僕は本物の庶民だよ。近いのではなく、庶民だ」

石丸「そして僕は、その質問にはこう答えよう…>>558

>>551
実はダンロンとペルソナ4のクロスはすでに存在してるみたいっすよ
ダンロンキャラにペルソナ持たせるクロスなら書いてみたいです
もしくはアブノーマルにするスレ

根性と優しさ

>>555
前者面白そうで良いな
後者のアブノーマルって例えばどういうの?

石丸「根性と!優しさだっ!」

十神「…なるほど、それがお前の答えなのか」

石丸「ああ!他人を理解するのには何よりも根性が必要だし、他人を受け入れる優しさが必要なんだ」

石丸「君がそれを理解してくれれば、きっと君が学べる事も増えるだろう…それに」

十神「それに?」

石丸「君が知りたいと言う、僕達の気持ちも分かると思うんだが」


そんな石丸の言葉を聞いていたら、だんだん頭がぼーっとしてきた。
眠いのか?
昨日はよく寝たはずなんだが。

視界がだんだん暗くなっていく。

そう言えば、サウナに入る前に水分補給をし忘れたな。
と、思った瞬間には、

俺は床に突っ伏していた。


◆石丸の意見を聞いた
◆でも腹を割って話してないから一生兄弟してない

ペルソナ4G今日始めたばっかしでまだ天城越えまでしかしてないんで何とも言えませんが、
スライムは山田にあげたい


>>563
このスレの偽あらすじに出てきた絶望姉妹のマイナスもそうなんですけど、
石丸に正裏整頓(ライアーライアー)…嘘が言えないスキル、とか、
そんな感じの

【自室】


………。


石丸とのサウナ対決から一夜あけた。
まだ軽くふらつきは残っているが、まぁ休むほどでもない。
つまり、俺はまだまだ愚民どもとの会話を出来ると言うわけだ。
よし、今日はまず>>571のところに行こう。

モノクマ

まずはモノクマのとこに行く。
茶番を演出している本人だからな?

……待てよ。
モノクマなら、行かずして俺が呼べばくるんじゃ無いのか?


十神「……モノクマ」

モノクマ「はいはい」

十神「?!」


来た。
結構早めにきた。

さて。


十神「ひとつ聞きたい事がある。お前、俺がかませメガネと呼ばれない方法を知っているか?」

モノクマ「…は?そんなんどーでもいいの!ボクはね、エクストリームな殺人が起きないと…」

十神「いいから答えろ」

モノクマ「ぶっちゃけ、ボクさ、キミに飽きてるって知ってる?」

十神「…うるさい、答えろ」

モノクマ「うーん…>>580

抑圧された自分と向き合う

モノクマ「抑圧された自分と向き合えばいいんじゃん?」

十神「はあ?」

モノクマ「あのさ、キミ…ユングとか知ってる系?」

モノクマ「自分で信じたくなくても、認めたく無くとも、自分が意識してない自分って存在するんだよね」

モノクマ「そんな自分を許して、信じて、理解してあげたら、自分が変われるんじゃないの?(適当)」

モノクマ(的な事をペルソナで言ってた気がする)


…そうか…!俺が認めたく無い俺…
すなわち、俺が抑圧してきた俺と向き合えばいいのか…!
それは…

庶民に劣っている事を知ってしまっている俺。
愚民にただ担ぎ上げられている事を知ってしまっている俺。
何の力も無い俺。

後ろ盾にただしがみついている俺だ。

もちろん、ここまで来れたのは自分の才能だと信じている。
が。
そんな事は誰にも言わないからな。

十神「そうか…もう一人の俺と向き合う…」

ふつふつと言葉が浮かび上がる。

十神「分かった。やってみよう」

モノクマ「さっさとやってよね?ボクは忙しいから」

十神「ああ、帰れ」

モノクマ「えっ」

十神「帰らないなら葉隠でも呼んで解体させるが?」

モノクマ「ちょっと!武力行使とか大人げない!」


モノクマはさっさと去っていった。

俺が、自分ではないと認めない姿。
それもまた俺なんだろう。
そしてそれに向き合った時…
舞園の言う「驕り高ぶるのを止めろ」だとか、そう言ったところにたどり着けるのかもしれないな。


俺は…
1部屋で自分と向き合う事にした
2戦刃に再戦を挑む事にした
3そのほか
>>587

俺は部屋で自分と向き合う事にした。

俺は一体何が間違っている?
俺は何が足りなかった?

今までやってきた事は間違っていなかったはずだ。
なのに、それを周りが理解しない。
はたして本当にそうなのか?
俺が周りに理解させる力がないだけなんじゃないのか?

つまりだ。

俺の力不足を、他人のせいにしていたんじゃないのか?

十神「………っ」

抑圧された自分はそんな事を考えている。
俺が俺であるための必要な情報を真っ向から否定するのが、抑圧された俺だ。
つまり、俺が認めようとしなかった俺だ。

今もなお、俺がそれに拒絶反応を示しているのが一番の証拠になるんだろうか。

十神「…俺は…」


周りの為に上に立つべきだと勘違いしていた。
俺は奢らなければ、高ぶらなければ、ナメられると勘違いしていた。
逆だったんだ。
そうしていないとただ自分が落ち着かなかっただけで、
他人の気持ちは何にも考えていなかった。

父は言った。

下に付く人間の気持ちが分からなければ、上に立つのは難しいと。

その言葉の意味がようやく分かったような気になったのだ。


そうだ。
俺の力を誇示するのでは意味がない。
俺は…これからどうしたらかませメガネと呼ばれなくなるんだ?

どうしたら…。

今までは今までだ。
これからを変えていくしかない。

愚民に愚民と言うのがまずい事は理解した。
そして、当たり前の事を指摘してやるのもマズいらしい。
ほかにも色々と気付いた事がある。
全てをひっくるめて俺は成長した。

今なら何でも出来る。
そんな予感がした。
今の俺なら>>600も出来そうだ。

ペルソナ召喚

みんなと対等な目線で話す事

待って!ペルソナはここじゃなくて別でやるから再安価させて!
>>607

縺翫>

安価下だよね

せやな

今なら(愚民の)皆と真の友達になる事も出来るような気がする。
友達の作り方は以前に石丸に聞いたからな。
裸のつきあい。
勿論同性に限ってしか使えない策と俺は気付いている。

異性に対して、友情は成り立たないのだ。

恋愛なしの異性との関係はすなわち「どうでもいい」か「いい人だけどぉー…」止まりか。
そう気付いて、俺は思った。

つまり、女子にかませメガネと呼ばれるのを止めさせるのは不可能なのだ。
女子も男子も、気になる異性に対して嫌がらせをしてしまう生き物なのだからな。
俺が気になるのは致し方がないだろう。

と言う事は、同性に認められたらいいと言う訳だ。
なんだ、思いの外試合は早く終わるかもしれないな。

みんな飽きてない?
まだ愚民を屈服させる?もうアニメ反省会やる?
それとも1がペルソナやる?

取り敢えず十神クンが報われるまでやろう

凄いよ……皆が一つに纏まってこのSSを続けさせようとしてる……
これが希望なんだね! 十神クンもこれなら報われるはずさ!

仲良くなる。
俺が愚民と仲良くなる。

かなりハードルが高いと、そう思っていた。
しかし現実はそんな事もなくて、
ただ単純に交流を深めればいいと分かってしまった。

男子とは絆を結んで。
女子には気を持たせて。

そうすれば俺は皆と仲良くなれるらしい。

今仲良いと言えるのは…石丸、大和田、そして朝日奈か…。
次は誰と交流をするべきだろうか。…よし、>>630にしよう。

苗木

苗木にしよう。
凡人の中の凡人。
恐らくは石丸よりも遙かに劣る存在。

それが苗木だ。

才能もただの運だ。
俺達のように、実績を買われた訳じゃあない。

こいつの気持ちを理解して、分かり合って
仲良くなれた暁には…俺もだいぶ変われるのだろうか。

そんな苗木は、と言うと…


【食堂】


食堂で舞園と一緒に飯を食べていた。

苗木「ま、舞園さん?これは…」

舞園「私特製のラー油です」

苗木「」

舞園「なーんて!ほんとの手料理はこっちですよ」

苗木「…え?これって」

舞園「あまり上手くないですけど、オムレツです」


俺がかつて家で召し使えていたシェフのそれに似たオムレツが苗木の前に出てきた。
おそらく中身は半熟なのだろう。

それを遠巻きに眺めて、食事が終わるのを待った。

それから、さも今偶然ばったり出会ったかのような素振りで苗木のところに行く。
舞園と仲良くなれるかは心配だが…。

十神「苗木…に、舞園か」

舞園「十神君?!」

苗木「十神君から声をかけてくれるなんて珍しいよね」

舞園「もしかして…前に言った事、まだ覚えているんですか?」

苗木「前に?何か言ったの?」

舞園「ええ…色々と」

十神「そのおかげで俺も目が覚めた。お前達と真剣に交流を深めたいと思ったのだ」

苗木「え?えーっと…」

舞園「急にそう言われると驚いちゃいますね…」

十神「言え。俺はお前と仲良くなりたいんだが、何をすればいいのか」

苗木「は?」

十神「何度も言わせるな、俺が何をしたらお前と仲良くなれるんだ」

舞園「それなら>>640

私と苗木君の時間を邪魔しないでください

舞園「私と苗木君の時間を邪魔しないでください」

十神「」

苗木「ちょ、ちょっと舞園さ…」

舞園「十神君、前に言った事…まだ分かってないみたいですよ」

舞園「私は驕り高ぶるのを止めた方がいいと言いました。でも…」

舞園「まだ改善されてないみたいですし、何より苗木君との時間を邪魔されるといらっとします」

苗木「そんな、舞園さん…せっかく十神クンが来てくれたのに」

舞園「じゃあ、苗木君は私より十神君を取るんですか?!」

苗木「イヤ、そうじゃ…ないけどさぁ…」

十神「…つまり舞園、俺はお前と苗木が一緒の時を邪魔しなければいいんだな」

舞園「え?!…まあ…ええ、そうですね…」

苗木「十神クンが真に受けちゃったよ!?舞園さん!」

十神「よせ苗木。俺はお前達と仲良くなるためなら何でもする」

舞園「あ、そ、そうなんですか」

苗木「と、十神クン…」


◆苗木がかなり仲良くしてくれるようになった
◆舞園はどうなんだろう?

あのあと話を聞いたら、何でも苗木も俺をかませメガネとは呼んでいなかったらしい。
ちなみに舞園もだ。

男女間には友情は生まれない。
どちらかが愛情を感じている事がほとんどだが…こいつらの場合は舞園が苗木に思いを抱いているようだな。
そしてやっかいなのは、苗木が無自覚と言うところだが…
こればかりは俺でもどうしようもない。
舞園、お前が俺を変えたように
お前が苗木の気持ちを変えてやるしかないだろう…。


◆どうする?
このまま苗木達と一日一緒にいる?(ただし会話はない)
ほかの愚民のところにいく?
>>656

セレス

俺はセレスのところへ行く事にした。

男女間の友情は、あり得ない。
だが、セレスは?
山田と友好を結んでいるが、あれは恋愛のそれとは思えない。

一体どうやってあの関係を築いたんだ?

俺はその謎を解明するためにセレスのところへと向かった。


【娯楽室】

セレスは娯楽室にたったひとりでいた。


セレス「十神君?」

十神「またここにいたのか、セレス」

セレス「ええ…ギャンブラーである私には、ここが一番性に合いますわ」

十神「そんなセレスに聞きたい事があってな」

セレス「…あら、まだ十神君はそんな事をおっしゃっているんですか?」

十神「いいだろう、別に」

セレス「あなたが私と賭をしてくださるのならば考えるのですが」

十神「それはそれ、これはこれだ。」

十神「ところでセレス。異性のクラスメイトと…その、仲良くなる…方法を教えろ」

セレス「>>666

ボクが踏み台になるよ

知りません。苗木クン以外はゴミですわ

うわぁ……

ボクが踏み台になってもならなくても関係なかったなんてすっごく絶望的だね……

セレス「知りません」

十神「…は?」

セレス「苗木君以外はゴミですわ」

十神「」

セレス「桑田君は浮ついていますし、大和田君はただただ暴力的、そして石丸君は逆で厳しすぎます」

セレス「葉隠君は語るに及びませんし」

セレス「しかし苗木君は私に認められたナイトですから」

十神「ま、待て…俺は…」

セレス「あなたはどうでもいいです」

十神「」

セレス「私にとって重要なのは、必要かどうかですわ」

十神「…山田は」

セレス「ああ、あれは私の手足のように動いてくれますわ」

セレス「便利な生き物なのでそばに置いてありますが、無くとも寂しくはないのでしょうね」

セレス「ですから異性と仲良くなるだとかどうでもいいのです」

セレス「私にとって苗木君以外は必要がありませんから」


◆セレスひどいよぉ…

セレスと話しても収穫はなかった。
どころか、セレスとは仲良くなれないのかもしれないな。
…分かり合えたとしても、仲良くなれるとは限らない…。

辛い事実だが致し方がない。

…俺は…
1ほかの愚民と仲良くする事にした
2戦刃の事を思い出した
3そのほか
>>680

山田のところ

俺は山田のところに行く事にした。
セレスが不干渉ならば、山田に聞くしかあるまい。

【美術室】



山田「ほほう?」

十神「そんな風に言われているのに、なぜ山田はセレスに従っているんだ?」

山田「それを聞きにわざわざここに来たクマか?」

十神「…くま?」

山田「ああ、いえ、何でもないんです」

十神「…とにかく、お前の心情を知りたい」

山田「>>688

割とガチで腹パンかましたい

また……だね……

山田「正直割とガチで腹パンかましたいですよ」

十神「…温厚なお前がそんな風に思っていたとはな」

山田「ですが」

十神「ですが?」

山田「そんな事件が3次元で起きるからこそ、2次元がより素晴らしく見えると言うものです!」

十神「…お前は歪みすぎてないか?」

山田「いえいえ、そのような事は!」

山田「しかし、そのような理由があって僕はセレス殿と一緒にいます」

山田「落ちれば落ちるほど…下がれば下がるほど…」

山田「上がった時の感覚は高まりますからな!」


俺は思った。
こいつはただのMなんじゃないのか、と…。

十神「…まあいい。俺はお前と仲良くする…ために来た」

山田「一体どう言った風の吹き回しで…」

十神「うるさい、とにかく俺はお前と交流を深めたいんだ」

山田「なるほど、コミュを築いてレベル上げてペルソナを強くしたいんですね」

十神「本当にお前は何を言っているんだ?」

山田「こちらの話です…なんで太陽が最速で上がるんですかねぇ…」

十神「とにかく!」

十神「俺がお前と仲を深める…その、コミュ?だかを築くためには何をしたらいいんだ?」

山田「>>700

何かを一緒にする

何かってナニかって事ですかねぇ(意味深)

良いからさっさと書くんだ
何かとは何かだ。それくらい考えて書けこの愚民が

なんかもう一緒に同人誌書けばいいんじゃないかな(適当)

山田「その、何かを一緒にすれば仲良くなれる…って、思いますぞ」

十神「は?何かって何だ」

山田「何でもいいんですよ、何でも!」

十神「それだと仲良くなったかどうか、分からんだろう」

山田「全く十神殿は分かってないなぁ…仲良くなる、と言う目的に方法はないんですよ」

山田「何かをする…何をしたらいいか、なんて具体的に決まってるものじゃあないんです」

十神「何?じゃあ本当になんでもいい…のか?」

山田「捉え方によってはそうなりますな」

十神「…ならば、普段お前がやっている事をやってくれ」

山田「へ?僕が普段やってるとなると…えーと、原稿作りですが」

十神「よし、俺にも手伝わせろ」


◆判定しまーす
さすがにもうかわいそうだから判定ゆるくするよ
>>711のコンマ以下が60以下で成功!

これで失敗したら笑ってやる

あははは……もう絶望的だよ……
これが君たちの希望なのかい?

先に言っておきます
これ以上安価もコンマも失敗したらガチで終わります…十神君とこのスレが

今は悪いけど大丈夫。結局最後には希望と皆の根気が勝つ
ボクはそう確信してるんだ!

山田「ほほう、もしや十神殿もぶー子にご興味が?」

十神「今はない。が…これから持つ努力はしよう」


そう言って俺は山田の原稿を書く作業の手伝いをする事にした。
今回はペン入れと言う作業をしているらしい。
原稿用紙に薄く書かれたシャープペンシルの絵を、インクでなぞる。
そして髪の毛にベタと呼ばれる黒のインク塗りをしたり…トーンを貼ったり…。
そんな作業らしい。
俺も手伝う事にした。

が。


山田「ああ、十神殿!それは違う子の髪の毛に使うトーンですぞ!ぶー子はこっちです」

山田「ちょwwwww背景までホワイトで消さないでwwwww」

山田「モブの描き方が雑すぎぃ!」

山田「そんな形の性器がちゃんと機能してると思いますか?!」


だめ出しをされ続け…


山田「うおおおお!俺は怒ったぞー!ベジーター!」

十神「フリーザじゃないのか…いや、それはともかく…」

山田「手伝ってくれたのはありがたいですが!僕の原稿がボロボロです!」

山田「今日はお引き取り願えますかね!」


山田に追い出された…。
しかし去り際に「それでもはかどりましたよ、ありがとうございます」と一言添えてくる山田は、出来る男だ。

山田クンっていい人なんだね……
涙が出そうだよ

どうやら先ほど話した様子だと、山田も俺をかませメガネだとは思っていないと思えた。
と言うより、実際そう呼んだ事はないと本人も首を振ったのでそれを信じる事にした。

あと一体何人の人間を言いくるめれば俺は平和に暮らせるんだ?
とにかく俺はかませメガネではない。
この事実を伝えたいだけなんだ。

ゆえに俺は>>732のところに来た。

てかベジータって言えばヤムチャ並みのかませじゃ……

あ、踏み台だよ

大和田

>>732から3レスが1秒の間に書き込まれてるだと……

だめだ…眠い!あとペルソナやりたい…
続きはまた今日の夜やりますですクマ
いったん解散!


今日の夜こそ十神クンに報われてもらいたいね!

今の時間再開してもいいかなー?

ここまでのあらすじ


ケンコバ「僕達はー」


「「ダンガンロンパ芸人でーす!」」


蛍原「は?何て?」

川島「ダンガンロンパ芸人ですよ」

蛍原「ダンガンロンパってなに?肉かなんか?」

ケンコバ「蛍原さん、正気ですか?!」

と言う事で今夜はー?
今世間でブレイクのゲーム!ダンガンロンパを大特集ー!


でもよく考えたらテレビで出来る要素が少なすぎた
はい再開

俺は大和田のところへ来た。
かませメガネではない、と言う事は認めてくれたが、だからと言って仲良くなれたとは思えない。
大和田と仲良くなれば、恐らく大和田が仲間達に俺がかませメガネではない事を言ってくれるだろう。
仲良くなれば、相手の事も分かるようになるのだから。


【武道場】


大和田はまた武道場にいた。

大和田「おう、十神…聞いたぜ、兄弟から」


どうやら大和田は、俺が石丸とサウナ対決をした事や、俺が愚民と仲を深めたいと考えている事を聞いたようだ。
そしてどうやら、俺に協力してくれるらしい。


十神「思ったより話が早くて助かるな」

大和田「あ?てめぇがもう二度とあんなムチャクチャしねーように見てやらねーとな」

大和田「また焼き土下座…っつったか?されても困んだろ、やられた側が」


そう言う訳で、大和田は俺が仲間を作る事を応援してくれるらしい。
今後は何かマズい事になっても大和田が助けてくれるかもしれないな。
分からないが。

大和田のバックアップを期待…してもいいのか?
とにかく今の俺に出来るのは、愚民の皆と交流を深める事だけだな。
さて、誰のところに行くべきだろうか?

今のところ仲がいいと言えるのは…石丸と大和田、朝日奈と…山田もここに入れてもいいのか?

とにかく次だ。
>>755のところに行こう。

葉隠

葉隠のところに行こう。
桑田は俺をかませメガネ呼ばわりしなくなったからいい。
朝日奈もまぁ…いいだろう。あいつが原因だが、見逃してやる。

問題はこいつだ。
大した能力もないが、かと言って敵に回られても困る。
しかしいざ味方になると面倒だ。
こいつと仲良くなる、なんて本当に可能なのか?


【植物庭園】


葉隠は…いた。
またニワトリと遊んでいるのか。
何が楽しいんだか。
しかし会話の話題が見つからないと、こいつに話しかけられんな。

俺は…
1ニワトリを誉めた
2占いを頼んだ
3趣味を聞いた
4そのほか
>>762

2

一瞬、朝日奈が「植物庭園にニワトリがいるんだよね!あれ食べようよ!」と言う物騒な事を言っていたのを思い出した。
危ない、それを口に出して言ってしまうところだったぞ。

…気を取り直す。

俺は葉隠のそばに近寄った。


十神「またニワトリと一緒にいたのか」

葉隠「ん?あー、十神っちかいな…何だべ何だべ?いつもはさんざんヒデー事言うのに…」

十神「俺も常に前進している、成長していると言う事だ。」

葉隠「あ、そうですかい…」

十神「ところで葉隠。お前に占ってほしい事がまた出来た」

葉隠「マジか?!いよいよ明日は雪でも降るんじゃねーのか?十神っちが俺に占ってほしい、とか…」

十神「怯えるなアホ。俺は至って真剣だぞ」


さて、何を占ってもらおうか。
お前と仲良くなる方法は…と聞いた方がよかったような気もするが、まぁいいか。
よし、ここは…>>770を占ってもらおう

にわとりの行く末

このスレの終着点はまだ見えません(真顔)

ニワトリの行く末でも占わせるか。
葉隠の溺愛するニワトリだ。
今後たとえば外に出られたとして、その時このニワトリがどうなるのかは少し興味がある。


十神「そうだな…ひとまずは、そこのニワトリの行く末でも占って見て欲しい」

葉隠「はぁ?!何でそーなるんだよ」

十神「勘違いするな。それでニワトリが外にいると出たなら…」

葉隠「…おお、そうか!俺達にも外に出られる可能性があるって事だな?」

十神「まぁそうなるな…」


そうなるのか?
と思ったら負けだ。
葉隠はしばらく困ったような顔をしていたが、やがて


葉隠「…うん!今後このニワトリはここにはいねーべ!」

十神「外に出たのか?」

葉隠「んー…ただよぉ、この檻にはいねーだろうなって事しか分からんかったべ…」


残念だな。

折角だし葉隠にほかの事も聞く?
聞くなら何を聞く?
聞かないなら誰のところに行く?
>>777

好きな女がいるかどうか訊く

そういえばまだ山田の眼鏡だったな……

折角なので、葉隠とより親密になれそうな事を話題にしてみる事にした。
以前に聞いた事がある。
庶民の男子高校生はこんな会話をする事があるんだと。


十神「それならいい…そうだな、他の話をするぞ。お前にはいないのか?その…気になる女子とやらは」

葉隠「はっ?…と、十神っちが恋バナかいな?…オメーほんとに十神っちだよな…?」

十神「ふん、何とでも言え。それで?いないのか?」

葉隠「んー…そうだな、考えた事無かったべ…」

ほら、俺ってみんなと歳が離れてるから、などと葉隠は付け足す。
問題はそれ以外にも色々とありそうだが、まぁまずは黙っておく。


十神「まぁいい。強いて言うなら誰がいいのか位はあるだろう?」

葉隠「ん?まぁ…な」

十神「……誰だ?相手によっては、俺が全力でお前と付き合わせてやる」


苗木と戦刃が付き合う切っ掛けを作ったのも俺だしな。
…葉隠が好きなのが戦刃以外なら手伝ってやらん事もない。


葉隠「そうだなぁ、俺が気になるんは>>786かなぁ」


女子のみでお願いしますよ!女子のみでね!そして白夜様がキューピットになりますからね!

ぼっちさん

ゲッゲッゲ、葉隠と霧切か!新しいな!

その笑い声のせいですんごく不安になってきたよ……

葉隠「俺が気になるんは…霧切っちかなぁ」

十神「霧切?!…意外だな、お前の口から霧切の名前が出るとは」

葉隠「な、何でだべ…十神っちが言わせといてそのリアクションはずりーべ…」

十神「しかし何故また霧切なんだ?お前とはあまり相性がいいとは思えないんだが」

葉隠「でもよぉ、霧切っちと一緒にいれば…俺、やくざに追っかけられる事ももうなくなると思うんだべ」


一体葉隠は何を期待してるんだろう
…と思ったが、一度忘れる事にする。
さて、葉隠と霧切をくっつけてやるなどと言ってしまったからには、努力はしないとな。
だが俺ひとりではやはり不安が残る、誰かに協力を依頼しよう。

…今回は>>793にアイデアをもらうとするか。

妹様

すごい今更ですけど、モノクマいるけどこの学園は平和設定です
残姉もコスプレしてないし
いいよね!ね?

構わん、早く書いてくれ!

今回は江ノ島に協力を求めてみるか。


江ノ島「まさか十神から声かけてくるとか珍しくない?あ、もしかしてギャルに興味あんの?」

十神「ギャルと言うよりはお前に多少興味はある。…ギャルとは思えない頭の回転、冷静さ。それを買っているんだ」

江ノ島「へえ、ただのかませメガネだと思ってたけど、そうじゃなかったんだ」

十神「ぐぐっ…お前もそう思っていたのか?!」

江ノ島「まー、いいじゃん?で、何?話って」

十神「ああ…実は」


そして俺は今回のいきさつを話した。
葉隠と霧切…どう考えてもくっつきそうにはない二人をくっつける方法が俺は知りたい。


江ノ島「やれやれ、簡単じゃねーか」

十神「何?!」

江ノ島「それはぁ、>>804する事でぇす」

誘導

江ノ島「誘導する事でぇす」

十神「何?どういう事だ?」

江ノ島「例えば人間は、好きなものを嫌いになる事はあまりない…理由は、その好きなものに対して知識を付け理解するから」

江ノ島「これを応用して、嫌いなものに対しての知識を深める事で、苦手意識を克服したりって心理療法があるのよー」

十神「興味深い話だな。…続けろ」

江ノ島「そお?じゃ、続けるけど…」

江ノ島「例えば自分に対して好意を持って接してくれる人に嫌悪感を示す人間なんてのはそういないよね」

江ノ島「つまりそう言う心理的な部分で霧切と葉隠の心を変えてけばいいのよ」

十神「ずいぶんと…時間がかかりそうな作戦だが、成功するのか?」

江ノ島「任せな!このオレにかかればちょちょいのドンだぜ!」

十神「爆散させてどうする」

江ノ島「うう…間違えました…絶望的です…」

江ノ島「…とにかく、そんなチョロい仕事なら私がやってあげるよ!」

十神「…え?」

江ノ島「ちょうど色々と飽きてた頃だし、やらせて?」


◆このまま私様に全て任せる?自分も協力する?
>>810

蜊泌鴨

する

安価下だな。俺はそう受け取った。
と言う訳で、まあ多少の不安は残るものの…江ノ島に全て任せてみる事にした。
本当に江ノ島はあの二人を恋人に出来るのか?

江ノ島「くっつける…物理的になら今からでもボンドでくっつけるけどね」

十神「さすがにやめてくれ」



◆判定…
江ノ島は優秀なので判定なしで成功した!さすがやで!

かませさんだって一応経歴だけ見たら優秀そのものやろ……

それから…まぁ、一週間程だったか?
その衝撃的な光景を見た時はさすがに膝から崩れ落ちそうになった。


霧切「…やはりね、あなたの事だからまたニワトリと戯れていたんでしょうけど…」

霧切「私との約束を忘れるのは少し困るわ」

葉隠「あ、えっと…すまん!その、時計見るの、忘れ…」

霧切「ふう…いいわ、あなたはそうだろうと思っていたから」

葉隠「…霧切っち」

霧切「とにかく、行きましょう?葉隠君…どこに連れて行ってくれるのかしら」

葉隠「おう、今回はな…オメーが好きそうな隠し部屋を見つけたべ!」


霧切と葉隠が…普通に会話している…ばかりか、今はなんと手をつないでいる…だと…!!?
何が起きた…一体何が起きたらそうなるんだ…?!


江ノ島「さすが私様」

十神「恐ろしいな、お前…」

これはかませさんじゃなくても驚きますわ

十神「一体どうやった?あいつらを洗脳でもしたのか?」

江ノ島「やだな、そんな事するわけないでしょ」

江ノ島「ただお互いの情報をそれぞれに与えたり、本音を教えてやったり、橋渡し役になったりしただけだって」


それなりに地味で大変な役をやっていたらしい。
江ノ島に尊敬の念を抱いた。
そうだ、こんなにも人身掌握が上手い江ノ島だ。
俺の今までの悩みも解決するんじゃないのか?


十神「江ノ島。お前に…聞きたい事がある」

江ノ島「ん、何?」

十神「俺がかませメガネと呼ばれないためには…皆と仲良くするには、どうしたらいい?」

江ノ島「>>824

友達になってくれと本当の気持ちを言う

江ノ島「はぁ?子供じゃないんだから馬鹿な事聞かないでよ!…でもそうだね」

江ノ島「素直にさ、友達になってくれってほんとの気持ちを言えば?」

十神「………」

江ノ島「わかんないけど、十神は自分の持ってるプライドで…今までそれを言わないようにしてきたんだと思うんだよね」

江ノ島「だったらさぁ、敢えて自分から言ってみるってのはいいアイデアじゃない?」

十神「…まだ、間に合うだろうか…」

江ノ島「誰だって初めての事やる時は怖いもんだと思うよ」

十神「…そうか…」

江ノ島「むしろそうやって言えばさぁ、みんな友達になれるんじゃない?私も含めて」にししっ


◆たぶん最後の判定
最後だから難易度ヤサシイに
>>830のコンマ以下が
75以下で成功!全員友達になってハッピーエンド!
それ以上は…

ここで失敗は許されないよ!
さあボクを踏み台にして希望を輝かせてよ!!

これはいけるだろ(フラグ

あはははははははははははははははははははははあははははははははは!!あはははははははははははははははは!!!

なんて絶望的なんだ……皆の希望はこんなものだったんだね……

もうねここまで来るとね、笑うしかないね
とりあえずハッピーエンドはなくなりました

あれ?あれあれ?あれあれあれあれあれあれあれあれあれあれあれ?
どうしてハッピーエンドが消えちゃったの?ボクはコンマが大嫌いだったのに……

江ノ島からのアドバイス。
舞園の警告と、霧切の忠告。
これら全てが俺に噛み合っていた。

つまりもっと素直に、飾った言葉ではなく、素直な気持ちで言葉を言えば良かっただけなのだと。
そう分かった。
情けない話だが、ようやく理解した。

だから俺は、皆を食堂に集めたんだ。
俺の隠していた気持ちを聞いてもらうためにな。


【食堂】

僕が安価を成功させないと…
十神君が安心してともだちを作れないんだ!


わ、わかった、わかったよ
後でもう一回だけ判定チャンス作るから許してくれ!

流石は超高校級の希望である>>1だよ……
今のキミはとっても輝いてるよ!!

やったよ……ボク、勝ったんだ……
あのダベミこと>>1に……ねえモノクマ……見てたくれた……?

の方がよかったかも

十神「来たな、愚民…いや、クラスメイト達」

山田「ややっ、十神殿のふいんき(何故か変換出来ない)がいつもとは違いますな」

大神「そうだな…何というか、背負っていたものがひとつ減ったような…」

戦刃「苗木君は十神君から何か聞いてる?」

苗木「ううん、何にも。でもボクには戦刃さんがいればそれでいいからさ」

戦刃「苗木君…///」

霧切「あら、見せつけてくるわね、苗木君。…葉隠君、私達も口付けしましょうか」

葉隠「何でそうなんだべ」

桑田「つか、話進まねーよっ!で、十神は何の用事なんだ!」

十神「俺は今までお前達に隠していた事がある」


それは…そう、俺と友達になって欲しい、と言う事だ。
上手く行ってくれ。
頼む。


◆ほんとに最後の判定だべ
ほんとに最後だから817採用しまーす

>>857のコンマ以下が
00以外で成功!ハッピーエンド
00だともうね、やめよっかってなる

希望は前に進むんだ!

これが最後の最後で見せる正直だ!!

いィよっしゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!

あはははは……これが……希望なんだね……まぶしくてモニターが見えないよ……

ありがとう……本当に……本当に「ありがとう」……これしか言葉が見つからない……

良かったね…白夜様ほんとに良かったね

ボク以外に希望厨がいるね!
希望の素晴らしさが分かってくれてたみたいで嬉しいよ!!

十神「俺は…お前達と、皆と…」

十神「皆と…」


十神「友達になりたい…んだ」


かぁっと顔が赤くなるのが分かった。
友達。
その言葉の意味は知っているし、画数も分かる程だ。
けれどそれを口に出して言った事はほぼないだろう。
そんな言葉を。

十神財閥の御曹司には恐らく似つかわしくないその言葉を。

俺は皆の前で言った。


十神「頼む、お前達…俺と、友達になってくれ」


ぺこり、と頭を下げる。
飾らない本心で、奢らず焦らず、今までの態度を改めた。

苗木「…え?」

桑田「と、十神…おめー、そんな事のために」

不二咲「みんなを…呼び出したのぉ?」


食堂が一瞬ざわめいた。


セレス「あら、あなたのお話ししたい内容がそれですと、実に話が早いですわね」

朝日奈「って言うか気付いてないの、十神だけだよ?」

十神「…何がだ?」

苗木「十神クンはとっくにボク達の友達じゃないか」

十神「………!」

舞園「友達になってくれ、って言われて友達になるのは小学生までですよ、十神君?」

大和田「てめぇと一緒に過ごす中で、その…てめぇを見直したんだよ、俺達はよ」

十神「お、まえたち…!」

江ノ島「っつってもいきなり口調変えるのは難しいだろうけどね」

腐川「びゃ、くや様…!」

十神「………腐川」

ああ……今までの絶望はこのために……
なんだか感慨深くなってきたよ……

十神「……そうか、お前達はもう既に俺の友達だったんだな…」

腐川「そ、そうですよ、白夜様…!」

十神「…ありがとう、腐川…と、ジェノサイダー」

腐川「…?」

十神「お前が最初に無茶を聞かなかったら、俺は何をしていいか分からずに思考が停止していただろう」

十神「だからこの俺が御曹司としてではなく、ひとりのクラスメイトとして礼をする…ありがとう」

腐川「白夜様ぁぁ…グスッ…」


腐川は既に泣いていて、くちゃくちゃの顔を俺に向けた。
そう言えば、俺はこいつと約束をしたんだったな。


十神「風呂はちゃんと入って来たんだろうな?…口臭は抑えたか?」

腐川「え、ええ…勿論」

十神「乗りかかった船だ。お前が望むなら、俺に相応しい女にしてやる」

腐川「白夜様?!」

十神「…なんだろうな、いつもならば絶対にそんな事は言わないんだろうが、気が変わった。腐川」

十神「お前がまず、俺の一番の友達になれ。これは…命令だ」


この学園生活はまだ続くだろう。
困難もまだまだあるだろう。
それでも俺達は、歩みを止めない。
俺は、また前を向いて歩き出す。
仲間と言う、金よりも大切な財産を抱えながら。

十神「安価で(愚民の)皆と仲良くなる」

完!

くうつか!!

ダベミこと1だべ
ここまで見てくれてありがとうでちゅ

閲覧してくれた方
感想書き込んでくれた方
安価取って盛り上げてくれた方
コンマ判定してくれた方
SS速報さん
そしてこんな素晴らしいゲームを作ったスパチュンさん

全ての人に感謝です、ありがとうございます

本当に廻り道だった
本当に本当になんて遠い廻り道……

これが完全なる『希望』と『乙』……

乙でした!
ちなみに最後の判定なしで絶望ルートにいってたらどうなってたのか聞いてもいい?

ほんとに最初は「これ十神大丈夫か?」と思いました
失踪しかけましたが、それでも最後までイケたのは皆のおかげですよ!ありがとうでちゅ

で、早速次回の話ですが
苗木「ダンガンロンパアニメ反省会」
有吉反省会みたいな感じでモノクマ反省会ってタイトルにするべきかどうかで悩んでるけど
とにかくアニメの反省会スレは建てます
それ以外のSSスレは決まってません

それをやろう!
この希望を冷ましちゃダメだ!!

>>888
絶望ルートだと
十神「俺と友達になってください!」

桑田「くだらねー!アホか!」
朝日奈「わざわざそんなんの為に呼んだの?はい解散」
舞園「がっかりです十神君」

友達出来ずに学園生活を過ごし、その後記憶を奪われ本編へ…

感想や次回の要望あればお願いします
レス返すのは明日以降にします
おやすみでちゅ

今日一日で最も熱くなれたよ……流石は十神クン!
あはは……十神クンのファインプレーだね!

1でちゅ
みんな感想ありがとうでちゅ

次回SSなんですけれど
舞園「どうしても苗木君と添い寝したい」
何故か苗木君の周りに人がいっぱいいて添い寝出来ない舞園ライフ(安価)
苗木「ダンガンロンパ ザ・ゴールデン」
ペルソナ4Gクロスでみんなのシャドウをぶっ倒すお話
山田「超高校級の同人誌を描く」
R18
江ノ島「むしろ私たち以外が絶望だった」
タイトルそのまま
この辺を考えてます。ご意見あればよろしくお願いいたします

アニメ反省会はぶっちゃけそんなに長くならなさそうなので日曜以降にやります

この1は安価かギャグがいいと思うんだよなぁ
それぞれ形式はどんなん?

あ、恒例の3次元クロス枠忘れてた
ケンコバ「ダンガンロンパ芸人、やってやるって!」で


>>921
舞園さんは、舞園さんを邪魔する要素とかの安価
ペルソナは安価なしシリアス?ギャグ?
山田は全編安価
江ノ島は安価なし
の予定です

色々なご意見ありがとうございました
非常に勝手ではありますが、
先に苗木「ダンロン反省会」、そのあと舞園「どうしても苗木君と添い寝したい」
という流れで行きたいと思います
そしてダンロン反省会は早ければ今日よるから出来たらなと思いますので
よろしくお願いいたします

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年01月01日 (金) 18:24:23   ID: k7sfzf1f

十神がんべr!!

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