？「……ｻｰ、……ﾃﾞｭｰｻｰ」

P「……ん？」

？「プロデューサー！」

P「おわっ!?」

？「やっと起きましたか？」

P「……君は？」

？「私ですか？私は如月　千早です」

P「ここは……」

千早「おそらく961プロダクションだと思いますけど」

P「961プロダクション……」

たしか961プロダクションで経験をつめば成功を約束されているという……

P「961プロダクションに入った途端に目眩に襲われて……」

千早「私もです。ここにいるみんなそうらしいですよ」

P「全員？」

周りを見渡せば、何人もの男女がいた

P「すまない、少し状況が飲み込めないんだ」

千早「それは私たちも同じです」

P「そうなのか」

千早「だからまずはみんなで自己紹介をしていたんです」

千早「ではプロデューサー、あなたもお願いします」

P「あぁ。俺は超高校級のプロデューサー……らしい」

千早「らしい？」

P「たまたま抽選で選ばれただけだから」

千早「そうですか。では私から」

千早「私の名前は如月　千早です。超高校級の歌姫と呼ばれているみたいです」

P「みたい？興味なさそうだな」

千早「他人の評価なんて興味ないですから。私は私の歌でトップを取るだけです」

P「……そうか」

千早「では天海さん。自己紹介をお願いできるかしら」

春香「春香でいいって言ってるのに……」

春香「プロデューサーさんですね？こんにちは、天海　春香です」

春香「私は超高校級のパティシエです！」

また夜書きます

春香「甘いものなら和洋何でも作れますよ！」

P「そのときは頼むよ」

千早「で、この人が」

？「はいさーい！自分、我那覇　響！超高校級のブリーダーだぞ！」

響「自分はどんな動物とも話せるんだぞ、凄いだろ！」

P「それがホントなら凄いな」

響「ホントだぞ！こっちがハム蔵」

ハム蔵「ｼﾞｭｲ！」

P「よろしく」

？「…………ふん」

P「ん？」

千早「彼は……」

？「天ケ瀬　冬馬だ」

冬馬「言っとくが俺はなれ合うつもりはねぇ」

P「機嫌でも悪いのか？」

冬馬「うるせぇ、ほっといてくれ」

？「まぁまぁ冬馬君、そんなカリカリしないでよ」

？「そうだぞ冬馬。エンジェルちゃんたちが恐がるだろう？」

P「君たちは？」

？「僕はね御手洗　翔太」

翔太「超高校級のバックダンサーだよ」

？「チャオ☆俺は伊集院　北斗」

北斗「超高校級のナンパ師さ」

P「ナンパ師？」

北斗「仲良くなったエンジェルちゃんたちは500人はいるんじゃないかな」

P「それは……凄いな……」

？「はい！プロデューサー、僕は菊地　真」

真「超高校級の体操選手です！」

P「たしか父親は」

真「はい、F1のレーサーですよ！」

？「ま、真ちゃーん」

P「ん？」

？「ひぅっ!?お、男の人！」

真「雪歩、この人は怖くないよ」

雪歩「ホント？」

真「だから自己紹介しなよ」

雪歩「は、萩原　雪歩です」

雪歩「超高校級の茶道家なんて言われてますけど、こんなひんそーでちんちくりんな私にはもったいないですぅ」

雪歩「だから、穴掘って埋まってますぅ！」

P「ちょっ！おい」

真「ボクが止めときますからプロデューサーは他の人の所に！」

P「あ、あぁ」

？「あー、兄ちゃん兄ちゃん！」

P「誰だ……双子？」

？「双海　亜美だよー」

？「双海　真美だよー」

亜美「亜美は超高校級の仕掛け人！」

？「真美も超高校級の仕掛け人！」

亜美真美『亜美と真美は二人で一つ！二人でプリキュ』

？「やーめーなーさい！」

？「ごめんなさい、プロデューサー。私は秋月　律子」

律子「超高校級の」

亜美真美『鬼軍曹！』

律子「です。て亜美！真美！」

亜美真美『逃げろー』

律子「すいませんプロデューサー！あとでちゃんと自己紹介しますから！待てー！」

P「…………嵐のような人たちだな」

？「あのー」

P「どうした？」

？「私、高槻　やよいって言います」

やよい「超高校級のお姉さんって呼ばれてます！」

やよい「普通に弟たちのめんどう見てたらそう呼ばれるようになりましたー」

P「えらいな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

やよい「はわっ！なんだか懐かしいですー」

P「あ、ごめん。初対面なのに頭触っちゃって」

やよい「気にしてないですよー、うっうー！」

？「あなた様」

P「うわ！ビックリした」

やよい「どうしたんですか？貴音さん」

貴音「まだ自己紹介をしておりませんでしたので」

貴音「私の名前は四条　貴音と申します」

貴音「超高校級のミステリアスと呼ばれておりました」

P「そうか、よろしく」

？「あらあら?」

貴音「あずさ、また迷ってしまったのですか？」

あずさ「はい?、プロデューサーという方はどこにいるのでしょう？」

P「俺ですよ」

あずさ「あらあら?、三浦　あずさと申します」

P「こちらこそよろし、もういない!?」

貴音「あずさは超高校級の方向音痴ですからね。自宅近くを散歩していたらロサンゼルスに着いたとか」

P「それはもう人間じゃないだろ」

？「ちょっとアンタ！私に挨拶はまだなの？」

貴音「こちらは水瀬　伊織」

伊織「にひひ、水瀬　伊織でーす」

伊織「アンタを私の下僕にしてあげてもいいわよ」

P「いや、遠慮しておくよ。それよりも伊織は超高校級のなんなんだ？」

伊織「…………………」

P「どうした？」

貴音「伊織は」

伊織「自分で言うわよ！言えばいいんでしょ！」

伊織「超高校級の…………よ」

P「え？」

伊織「超高校級のツンデレよ!?悪い!?」

？「でこちゃんうるさいの」

伊織「誰がでこちゃんよ！いい加減アンタは起きなさい！」

？「まだ眠いの」

P「貴音、あの娘は？」

貴音「彼女は星井　美希」

貴音「超高校級のアイドルでございます」

P「あぁ、たしか今Aランクの」

貴音「はい」

P「ちょっといいかな」

美希「どうしたの？そこの人」

P「そこの人じゃない。Pだ」

美希「そ、美希は眠……ねぇ、その手に保ってるのって」

P「おにぎりのことか？」

美希「ちょうだい！」

P「え？いいけど」

美希「ありがとー！美希の名前は星井　美希だよ！プロデューサー」

P「あ……あぁ、よろしく」

P「これで全員か」

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾊﾟﾝﾎﾟｰﾝ

？「えー、お前ら。すぐに受付前に来い」

P「誰だ？モニターに熊っぽい姿が見えるが顔が黒くなってて見えないな……」

？「私はこのプロダクションの社長、モノクロだ」

モノクロ「今すぐ受付前に来い！」

千早「プロデューサー、どうします？多分あのモノクロというのに会えばなぜここに閉じ込められたのかわかると思いますが」

P「……行くしかないよな」

モノクロ「よく集まった。セレブの私の言うことは絶対厳守だ！以後も心掛けておくように！」

伊織「なによ、偉そうに」

モノクロ「偉そうなんじゃない！偉いのだ！」

？「威圧するんじゃないよキミィ」

モノクロ「底辺の底辺にいるタカオは黙っていろ！」

タカオ「しかしだね」

モノクロ「黙っていろと言っている！」ｶﾞｽｯ

タカオ「札束で殴られるのは痛いよキミィ！」

伊織「な、なによこいつら……」

モノクロ「お前たちにはコロシアイをしてもらう！王者は一人のみ！王者だけをここから出してやろう」

P「いきなりなに言い出すんだよ」

モノクロ「君たちの記憶を奪ってここに閉じ込めたのは私なのだよ」

P「は？」

モノクロ「鈍いやつだな。だからお前らここ数年の記憶を奪ってここに監禁しているのは私だと言っているのだよ」

冬馬「そんな話信じられるかよ」

モノクロ「信じようが信じまいがどちらでもおいが困るのはお前たちなのだからな！」

冬馬「……ふん」

モノクロ「そして私に危害を与えたらオシオキが待っているぞ」

亜美「へー」

真美「それはそれは」

亜美真美『楽しみですなぁ』

亜美「ねぇねぇ、なんで顔が黒くなってて見えないの？」ｸﾞﾆｸﾞﾆ

モノクロ「やめろ！離せ」

真美「ねぇねぇ、なんで熊のぬいぐるみなのに声はオッサンみたいなの？」ﾍﾟｼﾍﾟｼ

モノクロ「熊のぬいぐるみではない！モノクロだ！あと声などどうでもいいだろう」

亜美「ねぇねぇー」ｸﾞﾆｸﾞﾆ

真美「ねぇねぇー」ﾍﾟｼﾍﾟｼ

モノクロ「……いい加減にしろ！助けろ！メルセデスベンツ！」

亜美「！真美危ない！」ﾄﾞﾝ

真美「え？」

ｸﾞｼｬ

亜美「…………」

真美「亜美？ねぇ返事してよ」

律子「嘘……でしょ？」

冬馬「おいアイツ車にぶつかったぞ！」

貴音「どこから……車が……」

亜美「真……美」

真美「亜美！」

亜美「ごめん……ね？もう、動けそ…うに……ない、や」

真美「亜美!?ねぇなに言ってんの！亜美！」

亜美「じゃあ……ね」

真美「亜美！亜美！」

亜美「」

真美「亜美ー！」

響「じょ、冗談はやめるさ！はいさい！やめやめ！」

真「冗談……だよね？…ハハ」

モノクロ「冗談でもなんでもないわ。双海　亜美は私に危害を加えたからオシオキされた。それだけだ」

真美「……さない」

モノクロ「なんだね？」

真美「お前は絶対に許さない！」

伊織「やめなさい！」

真美「離してよいおりん！こいつが亜美を、亜美を！」

伊織「今あいつに刃向かって殺される気？亜美が命がけで助けたアンタの命を無駄にするの!?」

真美「!?……ぐぅぅ……うぅぅ……」

モノクロ「ククク。ではお前たちがコロシアイを始めるのを楽しみに待っているよ。アデュー」

真美「うわぁぁぁぁぁぁ！」


俺は目の前で起こったことが現実のことだと認識できなかった

目の前で小さな、トップアイドルになれたかもしれなかった娘が死んだ

でもそれは、ただの始まりでしかなかったんだ




生き残り人数
あと16人

プロローグてきなやつクッソ適当だけど許してね

ここからが書きたい所なんだ……………

生き残り
P
千早
春香
伊織
貴音
響
あずさ
やよい
真美
美希
真
雪歩
律子
冬馬
北斗
翔太


死亡
亜美

モノクロ「お前ら、朝になったぞ！早く起きて朝食を食べるんだな」

P「……もう朝か……」

P（昨日の光景が頭を離れなくて全然眠れなかった）

千早「……おはようございます」

P「千早か、おはよう」

千早「…………」

P「……一応、食堂に集まろうか」

千早「はい」

律子「プロデューサー殿、おはようございます」

P「おはよう」

律子「真美以外は食堂にいますよ」

P「わかった。あとで様子を見てくる」

律子「……お願いします」

P「さて……みんな聞いてくれ」

P「ここから脱出するための出口を探したいと思う」

伊織「何言ってんのよアンタ」

響「……そうだぞ。昨日あんなことがあったのに……」

冬馬「俺は賛成だ」

伊織「アンタは黙ってなさい！」

冬馬「だったらここに監禁されたままでもいいってのか？俺は嫌だぜ」

春香「でも……」

律子「私も賛成です」

伊織「律子!?」

律子「じっとしてても現状が変わるわけじゃないでしょ。だったら動いた方がいいじゃない」

伊織「……勝手にしなさい！」

やよい「伊織ちゃん！」

P「やよい、伊織のこと任せていいか？」

やよい「うっうー、任せてください！待ってよ伊織ちゃーん」

真「ボクと雪歩は一緒に行動してもいいですか？」

P「あぁ、二人か三人で組んで行動してくれ」

P「千早は春香と」

千早「はい」

春香「わかりました！」

P「響は美希と貴音と一緒に」

響「りょーかいだぞ！」

美希「あふぅ」

貴音「美希、参りますよ」

P「律子はあずささんと」

律子「はい！」

あずさ「あらあら」

P「冬馬は翔太、北斗の三人で」

冬馬「あぁ」

翔太「冬馬君と北斗君と一緒だー」

北斗「俺はエンジェルちゃんと一緒がよかったな」

P「真は雪歩と」

真「はい！」

雪歩「わ、わかりました」

P「俺は真美の様子を見てくるよ」

P「じゃあ昼ごろに一度集まってくれ」



〔真美の部屋の前〕

P「真美」ｺﾝｺﾝ

真美『……兄ちゃん？』

P「開けてくれ。少し話さないか？」

真美『……誰にも会いたくない』

P「そうか。じゃあこのままでいいから話をしよう」

真美『……わかった』

真美『ねぇ兄ちゃん』

P「どうした？」

真美『これから真美はどうしたらいいのかな』

P「俺には兄弟や両親が亡くなった苦しみはわからない」

P「でも真美が塞ぎ込んだとき、亜美がいたらなんて言うんだ？」

真美『…………』

P「少なくとも元気にはなって欲しいよな」

P「すぐに立ち直れあんて誰も言わないよ。でも真美が苦しいときには側にいる」

真美『……ありがと』

真美『ねぇ兄ちゃん』

P「なんだ？」

真美『外に……出られるかな？』

P「あぁ、出られるよ」

真美『絶対？』

P「俺が約束する」

真美『亜美のお葬式、してあげたい』

P「……そうだな」

真美「兄ちゃん」ｶﾞﾁｬ

真美「少し、泣いていい？外に出るまで泣かないって……約束するから」

P「真美」ｷﾞｭｯ

真美「うぅぅ……あぁぁぁ……」



真美が泣きやむまで抱きしめていた
泣き止んだ真美は

「みんなには内緒だかんね」

と言って笑っていた

〔食堂〕

P「みんないるか？」

律子「いましたよ。私たちが見て回った所には日用品売り場みたいなのがありました」

真「ボクたちはジムを見つけましたよ！」

冬馬「俺たちは本屋を見つけたぜ」

響「自分たちは…………美希が居眠りしたり、貴音が食堂に戻ってラーメン食べてたりで全然だぞ」

伊織「私たちは上に上がるエレベーターとエスカレーターを見つけたけど、シャッターがあって行けなかったわ」

千早「私たちは防音のレッスン場を見つけました」

P「わかった。ありがとう」

春香「でもプロデューサーさんはすごいよね！落ち込んでた真美を連れ出せたんだもん」

真美「んっふっふ?。真美と兄ちゃんは大人の関係になったんだよ」

やよい「おとなのかんけー？」

伊織「やよいは知らなくていいことよ」

P「全然違うだろ」

律子「あ、あと出口っぽい所はありましたけど」

P「けど？」

冬馬「開く気配がなかったんだよ。蹴り入れても傷すら付きやしなかったぜ」

貴音「それに窓も鉄板で塞がれているようでした」

P「そうか……外には出れそうにないな」

モノクロ「だから言っているだろう？王者だけがここから出られると」

P「うわっ！びっくりさせるなよな」

モノクロ「お前らにプレゼントだ。各自部屋のパソコンで見ておくように」

P「DVD？」

モノクロ「お前らが知りたがってる家族や家についてだ」

P「!?」

モノクマじゃね？

>>42
黒井社長ベースだからモノクマ→モノクロ
高木社長ベースでモノミ→タカオ

モノクロ「いらないと言われようが押し付けるがな！」

律子「プロデューサー殿、どうします？」

P「それは本物か？」

モノクロ「セレブな私が嘘などつくか！まぁいい。とりあえず名前が書いてあるやつを持って行け」

真美「……」

P「真美、辛かったら俺たちを頼ってくれ」

真美「……うん」

モノクロ「ではそろそろ夜時間だ。アデュー」

>>44
間違えた

律子が華麗にスルーされてた

律子のセリフここじゃないわ

律子「プロデューサー殿、何人かのディスクがないですよ」

モノクロ「言い忘れていたがこれは数人分しかないのだよ」

P「なんでだよ」

モノクロ「こちらの都合だ」

貴音「あるのは真美、響、伊織、冬馬の分だけですね」

P「真美のはあるのか」

翔太「ない人は部屋に帰っても仕方ないよね」

美希「じゃあ寝るの……あふぅ」

北斗「おやおや、呑気なエンジェルちゃんだな」

真美「兄ちゃん」

P「どうした？」

真美「これ見てきていいかな」

P「あぁ、一人で大丈夫か？」

真美「兄ちゃんに勇気もらったからね！真美はもう子どもじゃないよ！」

P「そうだな。部屋に戻る人は用事を済ましたらまた食堂に戻ってきてくれ」

真美伊織響「はーい」

冬馬「おう」

P「そういえば律子の才能を知らないんだけど」

律子「あの時は……亜美と真美に邪魔されましたからね」

P「スマン……」

律子「いえ、悪いのはモノクロですから」

律子「私はですね。超高校級の風紀委員です。鬼軍曹とも呼ばれてました」

律子「まぁ鬼軍曹は嫌味みたいなものですけどね」

春香「律子さんみたいなしっかりした人でも嫌味とか言われるんですか？」

律子「私は友達は多いけど敵も多かったわ。みんなのため、みんなのためって頑張って、結局それは独りよがりだったんだけどね」

P「律子……」

春香「大丈夫ですよ、律子さん。みんなも律子さんが頑張ってることは知ってるはずですから」

春香「私なんかよく転ぶから超高校級のﾄﾞﾝｶﾞﾗｶﾞｯｼｬﾝなんて呼ばれたこともあるんですよ」