カレン「パパが持ってる日本語の本で覚えたデス！」

カレン「『今は昔、竹取の翁といふもの……』」

綾「それは古語だわ！」

陽子「むしろレベルが高い！」

忍「カレンすごいです！私なんて、いろは歌も覚えられなかったのに……」

アリス「いろは歌？あの『いろはにほへと……』のこと？」

忍「そうですよ。あのいろは歌には、日本語の50音が一文字ずつ使われているんです」

アリス「昔の人ってスゴイんだね！」

陽子（「ん」は無いけどな）

カレン「間違えたデス！こーいう時は、『テヘペロ！』って言うんデスよね！」

陽子「それは違うぞー」

綾「でもよく知ってるわね」

カレン「日本語勉強ナウしてた時に、パパが日本のMANZAIを見せてくれたデス」

陽子（なんか変なのが混ざってる……）

カレン「パパは日本のアニメや映画のDVDをいっぱい持ってるデス！私も時々見まス！」

忍「どんなのを見るんですか？」

カレン「そーデスネー……昨日はジブリを見たデス」

陽子「何見たの？」

カレン「えーっとー……アレアレ、アレデスよ」

綾「アレじゃわからないわ」

カレン「『オヤカタ！空からpretty girlが！』」

綾「ラピュタね」

陽子（やっぱり混ざってる！）

忍「バルス！バルス！」

アリス「シノ、バルスって何？」

忍「滅びの呪文ですよ」

忍「おねーちゃーん！」

陽子「しの、しっかりしろ！私は陽子だ！」

忍「あっ、また間違えちゃいました……恥ずかしいです……」

アリス（シノだけに恥をかかせるわけにはいかない！）

アリス「よ、陽子お姉ちゃん！」

陽子「アリスまで！？」

カレン「何デス？姉妹ごっこ？私も入りたいデス！おねーちゃーん！」

陽子「ツッコミが追いつかない……」

綾「おｎ……おね……鬼！」

陽子「鬼！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

カレン（アヤヤ、それはちょっと苦しいデース）

忍「アリスは、この5人だったら末っ子さんですね」

陽子「だな」

アリス「二人ともヒドイよ！私、カレンよりは姉だよ！」

陽子「そーかなー？アリスは妹っぽいぞー？」ﾆﾔﾆﾔ

アリス「むー……」ﾌﾟｸｰ

綾「カレンは、下から二番目ってとこかしら？」

カレン「デース？」

綾「でも、シノと迷うところよね……」

陽子「微妙なところだな」