わかな「うーさむっ。おとはー、なんか温かいもの出してー」
おとは「はい、そろそろ来る頃だと思って用意は出来てます。体の芯から温まるハニージンジャーティーです」
べる「いい香りね」
わかな「熱そうだにゃー。冷ましてよおとは」
べる「さっき寒いって言ってなかったかしら?」
わかな「いやー私猫舌なんだよねー」
おとは「そうだったんですか? 今までずっと温かいお茶を出してきたのですが実は我慢してたのですね。
分かりました! では次からわかなさんの分だけ少し冷ましておくよう手帳にメモを……」
べる「……そろそろ冗談だって言ってあげたら?」
わかな「にゃははー。心配しなくてもおとはのお茶はいつも美味しいよー」
おとは「はい、そう言うだろうと思ってました」(書いてる振り)
べる「あら、一杯食わされたわね」
わかな「いちいち人の反応にビクビクしてたおとははもういないんだにゃ。時の流れとは恐ろしいものだにゃ」
べる「何を年寄りみたいな事を……」ゴク
べる「うん、今日も美味しいわ。おとは、いつもありがとうね」
おとは「べるさんにそう言って貰いたいがために頑張っているんです」
わかな「あれー? 私はー?」
おとは「勿論わかなさんもですよ。お二人とも大切な友達ですから」
べる「……」
わかな「あれれー? どうしたのかにゃー?」
べる「……なんでもないわ」
わかな「だよねー」
わかな(そうそう、泣いちゃダメだよー。泣き虫べるちゃんはあたしだけしか知らないべるなんだから)
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