かがみ「うわっ」澪「きゃあっ」(780)
陵桜学園に通う柊かがみ、桜が丘高校に通う秋山澪
何の繋がりも無かった彼女達の出逢いはこう始まる
かがみ「あいたたたた…」澪「いてててて…」
お互い同じ道を反対方向に駆け足で通学中だった2人
よく見ずに角から飛び出した両名は、正面衝突しオデコごっつんしていた
澪「す、すいません急いでて…」
かがみ「いえ…こちらこ…」
起き上がろうとしたかがみがふと違和感に気付く
かがみ「え…?」
かがみ目の前に映る1人の少女
それは紫のロングヘアーにツインテール
柊かがみその人であった
かがみ「わ、わぁぁぁ!」
同時に澪の目の前には、悲鳴をあげる黒のサラサラロングヘアー少女
秋山澪その人である
澪「あ…あ‥」
同じく驚きを隠せない澪
そう、2人は人格が入れ替わってしまったのであった
名前表示は中身で
かがみ「あの…これどうぞ」
かがみが澪に自販機で購入したコーヒーを渡す
2人は今の状況が理解出来ないまま、近くにあった公園のベンチに腰かけていた
澪「あ、すいません…」
少しの沈黙の後かがみがゆっくりと口を開いた
かがみ「まさか…こんな漫画やアニメみたいな事が現実に…」
こなたとの付き合い上、このような展開には多少免疫のあるかがみ
驚きはしたが徐々にこの状況を受け入れつつあった
澪「……」
一方常識派、超一般人な澪にこのような耐性は無い
未だこの現実が信じられなかった
かがみ「えっとつまり…あなたは桜高2年生の秋山澪さんなわけね、まぁ今の私になるのかしら…」
澪「はい…」
かがみ「私は陵桜に通う2年生の柊かがみ」
澪「か、かがみさん…」
かがみ「同い年みたいだしかがみでいいわよ、しかし…これからどうしよう…」
澪「……」
再び沈黙が流れる
次に沈黙を破ったのは澪であった
澪「あ、あの…!もう1度ぶつかってみるとかは」
かがみ「やっぱりそれかな…じゃ」
澪「し、失礼します…」
2人は互いのオデコを合わせ数回ぶつけてみる
しかし痛いだけで状況は何も変わらなかった
かがみ「いたた…」
澪「うぅ…」
かがみ「もう時間無いわね…」
始業チャイムの時間が近づく
学校を休むわけにもいかないし
他人に話してどうこうなる問題では無いことも、頭のいい2人にはわかっていた
かがみ「もう仕方ないわね…このまま行きましょう」
澪「えぇ!?でも…」
かがみ「しょうがないでしょ…」
澪「……」
かがみ「えっと、これは…?」
かがみがずっと疑問に感じていた澪のベースについて問う
澪「あ、それはベースで‥」
かがみ「え?もしかして何かやってるの?」
澪「軽音部を…」
かがみ「そ、そうなんだ‥」
澪「……」
かがみ「ま、まずい!遅刻しちゃうわ!」
澪「仕方ないですねもう‥」
かがみ「これ私の携帯番号だから」
澪「はい…」
2人は鞄の中身から、教科書等以外の自分の持ち物を交換した
かがみ「何かあれば連絡して、とりあえず学校終わったらすぐにこの公園に!」
澪「わかりました」
かがみ「じゃあ桜が丘ね」
澪「陵桜ですね」
かがみ「あ、何組?」
桜が丘高校
2年1組
駆け足で教室に入って来るかがみ
なんとか始業チャイムには間に合った
和「澪、こんなギリギリなんて珍しいわね」
慌てて駆け込んできた澪に、和が声をかける
かがみ「はぁ…はぁ…あ、うん‥」
和「?何かいつもと雰囲気違うわね」
かがみ「え!あ、いや、その!」
和「冗談よ、先生来るわよ」
かがみ「……」(あの子がこの澪って子の友達かな…?出席よく聞いとかないとね…)
陵桜
2-D
みさお「おーっす!ひいらぎぃ!」
澪「お、おはよう…」
かがみの中学時代からの腐れ縁、日下部みさおが声をかける
みさお「お?あやのぉ!柊が私におはようって言ってくれたぞぉ!」
あやの「柊ちゃんがこんなギリギリに来るなんて珍しいわね」
こちらも中学時代からの友人、峰岸あやのである
澪「えっとその…うん、ちょっと寝坊したんだ‥」
みさお「なんか柊いつもとちがうなぁ?」
澪「い!?そ、そんな事ないだろ!」
あやの「本当ね」
澪「……」
桜が丘
お昼休み
2-2
律「よーっし!文化祭までは昼休みも練習すんぞ!」
唯「お~!」
紬「はーい!」
律「澪の奴呼びに行くか、唯は梓呼んできてくれ」
唯「りょ~かい!」
2-1
和「澪、お昼食べよ」
かがみ「あっうん」(普通に…普通に…)
かがみ「おお、綺麗なお弁当ね」
和「そんな事ないって、ありあわせのオカズばっかりだし」
和「澪のお弁当もすごく綺麗じゃない、自分で作ってるの?」
かがみ「あぁ、今日はつかさがお弁当の係だったか…あ‥」
和「つかさ?兄弟?」
かがみ「あ…いやあの…つーかさぁ‥お腹すいたわね!食べましょ!」
和「…?」
一見和やかに談笑してるように見えるかがみと和
そんなやり取りをしてると、教室の入り口から律と紬が顔を覗かせていた
律「おーい澪~」
かがみ「パクパク」(はぁ…うかつに気を許せないわね‥)
かがみ「パクパク」
律「おい、澪!」
お弁当を貪るかがみ、澪と言う名前で呼ばれ慣れていないかがみは律の呼ぶ声に気付かない
和「ちょっと澪?さっきから律が…」
かがみ「え?」
律「聞いてんのか!澪!」
和に言われ、初めて律の存在に気が付くかがみ
勿論名前もわからない
かがみ「えっと…」
律「文化祭までは昼休みも練習すんぞ!ほら早く!」
かがみ「え?練習?あ…」(まずい…これがあの子の言ってた軽音部か‥?)
紬「りっちゃん、澪ちゃんまだお昼ご飯が…」
律「いいんだよ!」
そう言うと律は澪の腕を強引に掴み音楽室へと連行した
陵桜
2-D
同時刻お昼休み
お弁当を机に広げる澪
勿論、昼休みはこなたのクラスにお昼を食べに行く習慣等知る由もない
澪(だ、誰と食べたらいいんだろ…)
みさお「あれ?ひいらぎぃ、ちびっ子んとこいかねぇのかぁ?」
澪「ちびっこ?」
みさお「いかねぇならいいんだよ!おいあやのぉ、今日は柊いかねぇみたいだぜぇ!」
澪「あの…」
あやの「じゃあ久しぶりに3人でお弁当ね」
みさお「きゃっほーい!」
みさお「お、柊ぃ、今日のは妹じゃなくてお前作だろぉ?一発でわかんぜぇ!」
澪「え?」(どういう意味だろ…)
2-E
こなた「あれー?今日はかがみ全然こっちこないね~休みとか?」
つかさ「ううん?来てると思うけど…」
こなた「思うけど?」
つかさ「お姉ちゃん朝忘れ物したみたいで一度帰ったから、今日は一緒に来なかったの」
みゆき「かがみさんにはクラスのお友達もいらっしゃいますし、今日はその方達と食べているのかもしれませんね」
こなた「ちぇ~かがみんのくせにぃ~」
桜が丘
昼休み音楽室
強引に連れて来られたかがみ
勿論ベース等弾けない、触った事すらない
かがみ「や、やばいどうしよ…」
律「さー澪、今年の文化祭はどんなパフォーマンス見せてくれるのかなぁ~」
律「去年はパンチラだったし~」
かがみ「は!?」
律「今年は、ケツだしとかかなぁ?」
そう言ながらかがみのスカートを捲るふりをしてみせる律
かがみ「なっ…バカかあんたは!」
かがみ(ぱ、パンチラパフォーマンスって…何してんのこの澪って子…)
律「ほいっ、たっこやきー!」
かがみ「は…?」
律「ポニテー!」
かがみ「……」(意味がわかんない…)
律「あ、オススメのーすっごい怖いホラー映画を‥」
かがみ「え?あ、見よ見よ!」
律「へ?」
かがみ(よかった…これで練習をしなくて…ん?)
唯律紬梓が一斉に澪を見つめる
唯「澪ちゃんが…ホラー映画を見ようなんて…」
紬「み、澪ちゃん?大丈夫…?」
梓「澪先輩、熱でも…」
律「……」
律「そっか、そうまでする程私と練習すんのは嫌なんだな」
かがみ「え?」
律「悪かったよ、和との楽しいランチタイムを邪魔して」
かがみ「あ、あの~」
唯「え?ど、どうしたの?」
紬「お…お茶にしよ!そうしよ!」
梓「な‥仲良くしてくださいにゃぁ~…」カパッ
………
律「なんか…調子出ないし戻るわ」
唯「りっちゃん…」
かがみ「何なのよもう…」
陵桜高校
放課後
みさお「じゃあなぁ、ひいらぎぃ!」
あやの「また明日ね、柊ちゃん」
澪「うん、またな」
澪「ふぅ…公園に急がないとだな‥」
こなた「おーいかがみぃ~!」
澪「え!?」
教室を出た所で、澪は声をかけられた
今日初対面である2人
澪にとっては全く誰だかわからない
こなた「今日1回もこっちに顔出さなかったじゃん~どったの?」
澪「え…あー…」
澪は昼間にみさおが言っていた台詞を思い出す
「ちびっ子」
そのキーワードから目の前にいる彼女の事だと連想するのは容易であった
澪「なるほど…」
こなた「何?人の身体ジロジロ見ちゃってさ~まさか私に欲情しちゃったとか?」
澪「ば、ばか!そんなわけないだろ!」
こなた「おぉ~こわっ!」
澪「……」(変な子…)
こなた「あ、ねぇねぇかがみ~一緒にゲマズ寄ってかない?」
澪「ゲマズ…?」
こなた「そうそう~私今日買いたいのあってさぁ」
澪「……」(なんかよくわからないけどお店か…?)
澪「あー…ごめん私今日寄る所あるから」
こなた「えーー!いいじゃん~ここは私との友情を育んでさぁ~」
こなたは澪に擦り寄りおっぱいをツンツンする
澪「…!こ、こらっ!」
こなた「うへへ~」
澪(強引で律みたいな子だな…)
澪「と、とりあえず無理だから…約束あるし…じゃ」
こなた「え?あ、ちょっとかがみん~」
こなた「何か変だね~」
桜が丘高校
放課後
2-2
唯「あれ?りっちゃんは?」
紬「あら?さっきまでいたのに…」
唯「もう音楽室向かったのかなぁ?」
紬「お昼休み何だか変だったし心配ね…」
唯「とりあえず澪ちゃん呼びにいこ~!」
かがみ「……」キョロキョロ
辺りを見回しながら慎重に教室から出てくるかがみ
かがみ「あの子達に見つかったらまずいわね…早く公園に…」
唯「あ、澪ちゃん~」
かがみ「うげっ!」
丁度階段から降りてきた唯と紬に見つかるかがみ
最悪なタイミングであった
かがみ「あ、いやその…私は別に逃げるつもりじゃ…」
唯「?」
紬「音楽室行きましょ、澪ちゃん」
かがみ「うぅ…あっそうだわ」
かがみ「ご、ごめん先行ってて!」
唯「わかった~」
かがみはトイレに駆け込み澪に電話をかけた
朝の公園(浅野公園)
澪「かがみ…さん…まだか‥」
ピルルルル
澪の携帯電話が鳴る
かがみからであった
澪「はい?かがみさん?」
かがみ『あ、ねぇ!練習…部活どうしたらいいの!?あなたの友達に見つかっちゃって‥』
澪「あ…じゃあ体調悪いって言って帰って。構わないから」
かがみ『わかったわ、すぐ行くわね!』
澪「うん、おねがい…」
ピッ
澪「はぁ…」
つかさ「うわっ」唯「きゃあっ」
こなた「うわっ」律「きゃあっ」
みゆき「うわっ」紬「きゃあっ」
桜が丘
音楽室
唯「あれ~りっちゃん来てないし…」
紬「やっぱり、お昼休みの…」
梓「あの…澪先輩は…?」
かがみ「あれ…音楽室どこだろ‥」
かがみ「仕方ないわね…もう1度澪に…」
電話を片手にしたその時である
さわ子「あら?こんな所で何してるの澪ちゃん?」
かがみ「え?」
またも新キャラの登場に戸惑うかがみ
さわ子「ほら、音楽室行ってお茶するわよお茶!」
かがみ「あ、あの…」(ひょっとして顧問の先生…?)
かがみはそのまま強引に手を引かれ音楽室に来ていた
唯「あ、澪ちゃん!よかったぁ~」
かがみ「あの~今日体調悪いから…」
紬「澪ちゃん、何だかりっちゃんが帰っちゃったみたいで‥」
かがみ「え?あのオデコの子?」
唯紬梓はさわ子に昼間あった事を説明した
さわ子「ふーん、それは澪ちゃんが悪いわね」
ミルクティーを優雅に啜りながらさわ子が言う
かがみ「は!?」
かがみ(ま、まずい…よくわかんないけど私のせいなのか…?)
紬「りっちゃん、昨日から様子おかしったものね‥」
梓「なんか昨日は和先輩に嫉妬してる感じでしたよね…」
かがみ(全然状況がわからん…どうしたら…)
さわ子「よーし澪ちゃん、軽音部のために1日りっちゃんの玩具になりなさい!」
かがみ「はぁ!?」(もうついてけないわ…)
唯「りっちゃん…このまま来なくなっちゃったらどうしよう…」
かがみ「……」
かがみ「ご、ごめん!ちょっと体調悪いから帰るわ!」
唯「え?」梓「先輩?」紬「澪ちゃん?」
そう言い残しかがみは音楽室を出ていった
唯「うう…どうなっちゃうんだろう…」
浅野公園
かがみ「澪~!」
澪「あ、かがみさん」
かがみ「いいわよ呼び捨てで、ところで…」
かがみは学校で昼休みにあった出来事、先程放課後にあった出来事を澪に詳しく伝えた
かがみ「でさ…なんかまずい事になっちゃってるみたいなのよ…」
澪「あのバカ…昨日から何かおかしかったけど…」
かがみ「私の対応のせいかしら…ごめんね澪…」
澪「え?いや、かがみは悪くないって!あいつバカだからよくわかんない事するんだ‥」
かがみ「そっちはどうだった?」
澪「あ、うん…特に何もなかったと思うけど…」
澪はみさお達と過ごした事を伝えた
かがみ「そう…こなたの奴はなんか言ってなかった?」
澪「こなた?」
かがみ「あーえっとね…青い髪で小さくて目の下に黒子があってアホ毛が‥」
澪は青い髪で小さくての時点で既に察知した
澪「あ‥その子は何か帰りにゲマズ?寄ろうって来たけど‥」
かがみ「そう、あいつなら話せば信じてくれそうだけど‥」
澪「え?」
かがみ「まぁいいわ、とりあえず…そっち大丈夫なの?あなたの友達が文化祭とか言ってたけど…」
澪「……」
澪はかがみに文化祭で自分達がライブをやる事
自分が軽音部に懸ける思いを語った
かがみ「そっか…」
澪「もし戻れなかったら‥」
かがみ「何としても文化祭までに戻る方法を見つけるわよ」
澪「かがみ…」
かがみ「ぶつかって入れ替わったなら、ぶつかればまた戻ると思うんだけど‥」
かがみ「朝のじゃ勢い足りなかったのかしら」
澪「えぇぇぇぇ!?」
かがみ「な、なに?」
澪「い、痛いのは苦手なんだ…」
半ベソを掻き出す澪
かがみ「あんたなんか見た目と違うわね…って今は私の姿だけど‥」
澪「か、かがみこそ!こんな可愛いツインテールしてるのに気が強いだろ!」
かがみ「ふふ、ふふふ」
澪「あは、あはははは」
お互いの顔を見合わせ笑う2人
少しずつだが友情が芽生え始めていた
かがみ「じゃあ律って子と仲直りしにいくわよ」
澪「えぇ!?い、いいよ…」
かがみ「何言ってんのよ、大切な文化祭あるんでしょ?もとに戻れても喧嘩したままなんて嫌じゃない」
澪「……」
かがみ「家に行きましょ」
澪「うん‥」
こなた「あぁも~、1人で行くのはつまんないんだよねぇ」
ゲマズに行く為駅へ向かう途中だったこなたが、丁度浅野公園の横を通りかかった
こなた「ん?あれは…」
かがみ「家はどこなの?」
澪「律の家は――」
こなた「おやぁ~あれはかがみん…隣にいる美少女は誰ぞや?」
2人の後をつける事にしたこなた
それに気付かずにかがみと澪は律の家へと向かっていった
律の家へはここから徒歩で向かえる
2人は歩きながら打ち合せをした
かがみ「なんて言えばいいかしら?」
澪「え?うーん‥」
かがみ「じゃあ、ごめんね、でいい?」
澪「な、何で私が謝らなきゃ!」
かがみ「あんたねぇ…それじゃ仲直り出来ないわよ?それに言うのは私なんだし」
澪「何でそこまでしてかがみが…」
かがみ「何でって…と、友達は大事でしょ!それに私にも責任ないと言えないし‥ね」
澪「かがみ…ありがとう」
かがみ「いいわよ、それじゃあまず――」
一方こちらは2人を尾行するこなた
こなた「ん~よく聞き取れないなぁ…あんまり近づくとばれちゃうし…」
こなた「でもなんかあのかがみ変だねぇ‥」
こなた「仕草とかもらしくないし…これは…」
こなた「これは何やらイベントの予感だよ~!」グッ
こなたは1人楽しんでいた
15分程歩いた所で律の家が見える
少し手前の角で2人は足を止めた
かがみ「じゃあ、行ってくるわ」
澪「おばさんも私の事よく知ってるし、顔見ればあげてくれるから」
かがみ「うん、部屋は2階あがってすぐ左ね」
澪「うん‥」
かがみ「平気よ、あの子どこか日下部やこなたに似てるし、あの手の扱いには慣れてるから」
澪「そういえば…日下部さんもちょっと似てるな…」
こなた「おや、かがみん1人になった!突撃~!」
2人の少し後ろから様子を伺っていたこなたが出てくる
こなた「かがみぃ~!」
澪「え!?」
律の家の玄関
ピンポーン
かがみ「こんにちは~!」
律母「あれ?澪ちゃん?律ならまだ帰ってないけど…澪ちゃん一緒じゃなかったの?」
かがみ「え?そうなんですか?」
律母「あがって待ってる?」
かがみ「あ、いえ…では出なおします。失礼しました…」
かがみ「ありゃー…ん?」
外に出て澪の元に戻ろうとするかがみ
その方角に映ったものは
こなた「へいへいかがみん~こんな所で何してるのよ~」
澪「いやその…」(ま、まずい…何でこんな所にこの子が…)
こなた「かがみさ~何か今日おかしくない?」
澪「え!?そ、そんな事ないそんな事ない!」
こなた「ふ~ん」
澪「……」
かがみ「な、何であいつがここにいるのよ…」
物陰に隠れ様子を伺うかがみ
こなた「ねぇかがみぃ」
澪「な、なに?」
こなた「キスしよ~?」
澪「えぇぇぇぇぇぇ!?あ…いや…ちょっと‥」
澪にキスを迫るふりをして反応を伺うこなた
勿論冗談である
こなた「いつもの罵声が飛んで来ないね…」
かがみ「ちょっとおおおおおあお!だめぇぇぇぇぇぇ!」
物陰から様子を見ていたかがみ(見た目澪)が恐ろしい剣幕で飛び出してくる
こなた「おおぅ!」
かがみ「はぁ…はぁ…」(し、しまった…)
飛び出した後我に返るかがみ
澪「か、かがみ…はっ」
こなた「ピクッ」
咄嗟に口を紡ぐ澪
しかしこなたは澪が発した一言を聞き逃さなかった
かがみ「あ、えっとその…かがみ、こちらは?」
澪「えっと…こな‥こな~‥?」
かがみ「こなたよ…こなた…こなた」ボソボソ
かがみが小さな声で澪に囁く
澪「こ、こなたよ!」
お、おい、早くしろ
大変なのは分かるけど早くするんだ!
あせりすぎるなよ!?
ゆっくり、確実にやるんだぞ!?
こなた「なんか2人共いっぱいいっぱいだよ~」
かがみ「うっ‥」(相変わらず変な事には鋭い奴だ…)
こなた「ねぇ、かがみとそこの巨乳美少女さん」
澪「きょ、巨乳!?あ…」
かがみ「ば、ばか!」
こなた「間違いない」
かがみ「……」
こなた「ねぇかがみ、そこの女の子と…」
一方放課後部活をばっくれた…
と見せかけ体調不良で病院に行っていた律
律「ハッグション!」
律「うぅ…グスッ」
律「まさか風邪とはな…よりによって文化祭控えたこんな時に…」
律「ハッグション!ん?なんだ?家の前にカラフルな髪の学生が‥」
律「ん?澪…?」
かがみ「わかったわ…観念するわよこなた…相変わらずあんたこんな事には鋭いわね…」
黒髪ロングヘアーの少女がこなたに話し掛ける
こなた「おぉ!やっぱりその口調、間違いなくかがみん!」
かがみ「そうよ、でもあんたに信じてもらえて少し安心したわ…」
こなた「漫画やアニメで慣れてるからね~じゃあこのかがみの姿したのが?」
かがみ「秋山澪さん、桜が丘の2年生よ」
澪「ま、まさか…信じる人がいるなんて…」
唯「おぉう、澪さんよろしくねぇ~」
かがみの姿をした澪に握手を求めるこなた
澪「よ、よろしく…」(やっぱり変な子…)
パサッ…
その時後ろで袋の落ちる音がした
律「なん…だと‥?」
一部始終を聞いてしまい驚く律
先程病院で貰った薬が足元に落ちる
澪「り、律!」
こなた「誰?」
かがみ「あ…律‥」
律の部屋
律「ハッグション!」
澪「大丈夫か律?まさか風邪だったとはな…」
かがみ「ひ、昼間はごめんね律」
律「いや…ハッグション!でもまさか…ハッグション!」
澪「寝てろって!」
かがみと澪が、律とこなたに自分達が入れ替わった経由を話す
元より単純な律は簡単に信じた
こなたは言わずもがなである
かがみ「私達が入れ替わった経由は、以上よ」
律「じゃあ今日の澪は全部…ハッグション!」
かがみ「うん、ごめんなさいね…」
律「いや…私こそ…ハッグション!」
澪「おい律!だ、大事なドラムなんだから…安静にして寝てろって‥」
律を気遣い布団を掛けなおす澪
律「澪…クシュンッ」
澪「お前の代わりはいないんだからな…」
こなた「ププッ」律「プッ」
澪「な、何だよ!こなたまで…」
律「いやぁその姿で言われたらツンデレにしか」
かがみ「な、なに!」
こなた「お~わかってるの~おでっ子!」
律「何をちびっ子!」
皆「アハハハハ」
かがみ「とりあえず一段落ね…」
もう寝なくては
明日まで残ってれば良いが
>>140
任しとけ!!
かがみ「さて…これからどうしよっか…」
一段落した所でかがみが本題に移る
こなた「ぶつかってダメなら、キスとかどうかね~?」
律「なぬっ!?ハッグション」
かがみ「あんた…」
澪「……」
かがみ「もっと真面目に考えなさいよ!」
こなた「失敬なぁ~私は真面目だよ~」
澪「や、やってみようか…」
かがみ「え…?」
律「ってマジかよ澪!?ハッグション」
澪「な、何でも試すしかないだろ!」
律「……ハッグション」
かがみ「そうね…わかったわ」
こなた「おぉ~かがみも乗り気だね~」
かがみ「バカ…」
律「あ…あ‥」
律は複雑な気分であった
人格が入れ替わっているとはいえ、澪のファーストキスが‥
こなた「おや、おでっ子~なんか顔色がさらに悪くなったよ?」
律「う、うるせー!ハッグション」
律「うぅ…」
かがみもまた複雑な気分であった
こなた以外の人と…そんな気持ちが、かがみの脳裏を駆け巡る
澪「じゃ…いくぞ…」
かがみ「う、うん‥」
こなた「ドキドキわくわく」
律「みぉ…ハッグション」
2人の唇が近づく
5センチ…3センチ…1センチ…1ミリ…
そして今触れんとした瞬間
律「だ、だめぇぇぇぇぇぇぇ!」
こなた「うわっ!」
ベッドから飛び出て2人の間を割って入った律
そのまま横に座っていたこなたと正面衝突した
ゴツン
律「あったぁ…」
こなた「いたたた…もう!何して…ハッグション」
ここから律とこなたも名前は中身表示で
律「あれ…?」
こなた「え…?ハッグション」
澪「お、おい…」
かがみ「まさか…」
律「私らまで入れ替わっちまった…」
こなた「うそーんハッグション」
澪「何で飛び出てくるんだよ律!」
律「う、うるさいなぁ…ノリだよ‥」
かがみとこなたの姿をした2人が言い争う
かがみ「もぉ…頭痛いわ…」
こなた「私も頭痛くなったよ!もう!ハッグション」
澪と律の姿をした2人が話す
その日
澪←→かがみ
律←→こなた
と入れ替わってしまった4人
その日はそのままお互いの家に帰ることになった
かがみ「こなた、明日は学校休めよ」
こなた「うーんハッグション、律キチ~この部屋PCとかゲームないの?」
律「ああ‥WiiとDSなら…」
かがみ「寝てろよ…」
澪「じゃあお互い自分の携帯持ったし何かあったら電話な」
こなた「うん~ハッグションまたねかがみん」
澪「ちゃんと寝てなよ…こなた」
こなた「ありがと~ハッグション」
律「……」
かがみ「いこっか、律」
律「え?ああ…」
お互いの家の住所、家族構成等を話し合い皆は帰路についた
かがみの家in澪
つかさ「お姉ちゃん、遅かったね~」
澪「う、うんちょっとね」(この子が双子の妹か…似てるような…似てないような…)
まつり「おーっかがみ、遅かったなぁ男かぁ?」
澪「ち、ちがいます!」
まつり「ます…?」
澪「ち、ちがうわよ!」
律の家inこなた
聡「姉ちゃん~はいおかゆ、母ちゃんがもってけって」
聡「って…!何でスマブラやってんだよ!」
こなた「お、ふとしぃ~ハッグション1人じゃつまんないね~対戦しようよ~」
聡「ふとし…?てか寝てなくていいの?」
こなたの家in律
律「た、ただいま~」
そうじろう「こなたぁ!遅くなるなら電話しなさいといつもいってるだろ!」
律「うげっ」(厳しそうな父親だな…)
そうじろう「こなたぁ~一緒にゲームしないか?」
律「は…?」
澪の家inかがみ
かがみ「はぁ…こなた達まで入れ替わっちゃって…どうすんのよ…」
かがみ「つかさ…私いなくて大丈夫かな‥」
かがみ「まぁ澪はああ見えてしっかりしてるし、大丈夫よね…」
すまを寝る…限界だ
つかさ「わぁ!!」
唯「きゃ!!」
つかさ「ア~イ~ス~」
唯「バルサミコ酢~」
つかさ「うんたん♪」
唯「TNTN♪」
似すぎて誰にも気付いてもらえない二人であった
完
俺「うわっ!」
みなみ「・・・つっ!」 ガッツン!!
俺「俺がみなみちゃんになってる・・・」
みなみ「これは・・・」
俺「はは・・どうしよっか?もう結婚しちゃう?・・・なんてね・・」
みなみ「あなたの事が大好き」
俺・みなみ「YES!fallin’love!」
あやのはビッチ
:. .\  ̄l`ヽ `ヽ、.
{> ´ l \ __ヽ ,、
-=ニ´ | ! ヽ\/.:|
/ │ /! | |.:.:_})、!
,' ,イ 、/l / ', lヽ_,. l l-'.:.>.:.>
│/ / /`|メ ヽ|´ ヽ ! l/l/ |イ.、
|/ | ,/ ● __ ● レ|. !-、 l |〈 続きマダー?
∨::::::: ( l l ) ::::::: | l` ) .| | \
| |、  ̄´ _,| ,/'¨´| | |/
/ |: `ヽ.____,.イ´ |/ /'| l {
/ _フu=≧__≦ェェ=u=‐' _,.! │ヽ
{イ´ 〈乂〉 <_ ,.ノ`ー`
保守
柊家
翌朝、目を覚ます澪
今日は放課後また律の家に集まり話し合いの予定であった
澪「つ…つかさ、学校いこっか」
つかさ「うんっお姉ちゃんはいお弁当」
かがみとさほど変わらない立ち回りでつかさと学校に向かう澪
元々似た所も多い為、大して違和感は無かった
つかさ「あ、ごめんお姉ちゃん!私忘れ物しちゃった~」
澪「もう、仕方ない子だな…」
つかさ「えへへ~ちょっと取ってくるね」
澪「ついてこうか?」
つかさ「ううん平気だよ、お姉ちゃんこなちゃんと先に行ってて」
澪「…わかった」
少し気が楽になる澪
そのままかがみから聞いていたバス停へと向かった
つかさと別れかがみに言われた通学路を辿りバス停に向かう澪
前方には青髪アホ毛の小さな少女が映る、律である
澪「律」
周りには知らない人間しかいないため、澪は律の名で呼んだ
律「おう、澪」
澪「どうだった?」
律「なんかこいつの部屋漫画やゲームいっぱいあってさ~今日ほとんど寝てな…ふぁ~」
律が大きなあくびをする
澪「少しは緊張感持てよ…」
やった、続きキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
澪の家
かがみ「いってきます」
かがみ「こなたもつかさもいないし1人で登校か…」
トボトボと桜が丘に向かうかがみ
その前方にはあやのをショートカットにしたような髪型の少女が映る
こなた「おや、かがみん~」
かがみ「ちょ…あんた風邪は?」
こなた「いやぁ休みたかったのになんか治っちゃってさぁ」
かがみ「あんたらしいわね…」
かがみは1人の不安が解消され少しうれしかった
ごめん、指摘あった間違いは脳内補完をお願いします
陵桜学園に通う柊つかさ、桜が丘高校に通う平沢唯
何の繋がりも無い…とは言えなくなった彼女達の出逢いはこう始まる
つかさ「あいたたたた…」唯「いてててて…」
お互い同じ道を反対方向に駆け足で通学中だった2人
よく見ずに角から飛び出した…ではなく
ろくに前も見ず走っていた2人は正面衝突しオデコごっつんしていた
唯「ぎ、ギー太ぁ!あぁよかった~」
おっこちたギターを真っ先に心配し、無事を確認する唯
しかしその姿はいつもと違っていた
つかさ「ご、ごめんなさ~い‥」
唯「ううん私こそごめんね~前見てなくて‥」
唯「ほぇ?」つかさ「ふぇ?」
唯・つかさ「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
お互いの顔を見合わせ2人は絶叫した
つかさ「あ、あの…何で私が…」チョンチョン
おそるおそる、目の前にいる自分を指先で触るつかさ
唯「な、なんで私がもう1人…」
ギターだけはしっかり抱き締め、目の前にいる自分を指差す唯
その時後方から声がした
憂「お姉ちゃん~」
忘れ物を取りに帰って戻りが遅い姉を心配し、唯の妹憂が様子を見に来たのだ
憂「…?お姉ちゃんどうしたの?こちらの方は…」
地面に膝をついたままお見合いする姉と、紫髪にリボンの少女を見て憂が問う
唯「う、うい!なんか私が2人いるんだよ!」
憂「え?え?」
いきなり初対面の人間に名前を呼ばれ肩をつかまれ混乱する憂
憂「あ、あの…」
つかさ「あの~ひょっとして…入れ替わったんじゃないかなぁ…?」
憂「お、お姉ちゃん?」
唯「いれかわ…?」
状況を把握し、今の状況を半信半疑ながらも受け入れる3人
しかし入れ替わった2人よりも憂が一番慌てていた
憂「えっと…じゃあこっちがお姉ちゃんで…」
憂は紫の髪をしたリボンの少女に目をやる
唯「うい~!」
憂「そちらが…柊つかささん…?」
今度は自分の姉の姿をした少女に目をやった
つかさ「こんにちは~」
憂「こ、こんな事が…」
唯「こまったね…でもとりあえず学校いかないと~」
ギターをしっかり抱き締めつかさ姿の唯が言う
つかさ「そうだね、遅刻しちゃうし」
唯姿のつかさもまた立ち上がる
深く考えない2人に対し憂が更に慌てる
憂「そ、そのままで行くんですか!?」
唯「おぉ、そうだね~制服交換しないとだね!」
つかさ「あ、そっか~」
憂「いやそういう問題じゃなくて…」
唯「じゃああそこの公園のトイレで!」
つかさ「うん、唯ちゃん」
憂「……」
唯「はい、つかちゃんこれ」
2人はトイレに入りお互いの制服を交換した
着替えを済ましトイレから出てくる2人
しかし…
憂「こんなのばれちゃうよお姉ちゃん…つかささんも…」
唯「え~でも結構似てない?私達?」
つかさ「そうだねっ」
最後にリボンとヘアピンを交換する2人
放課後にまた会う約束をし、お互い入れ替わる前の自分の学校へと向かった
憂「お、お姉ちゃん…」
唯「うん?」
憂「髪の毛の色ちがいすぎだよ!」
唯「あっ」
浅野駅待合室
紬「……」
みゆき「……」
紬「あの~…よろしければこれどうぞ」
ピンク色の髪をしたメガネ少女が、金髪の太眉少女に、放課後食べる予定だったお菓子を差し出した
みゆき「あ、ありがとうございます…」
一見すると駅の待合室に女子高生が朝からたたずむ少し異様な光景
2人は先程の通学時電車内での出来事を振り替える
振り替える→振り返る
誤字多すぎスマン
――回想――
ガタンゴトンガタンゴトン
紬「今日はりっちゃん来るかしら‥」
紬「はぁ…澪ちゃんも心配ね…」
昨日の出来事を思い出し憂欝になる紬
その時である
キキーッ
紬「えっ!?」
みゆき「きゃあっ」紬「きゃっ」ゴツン
急ブレーキをかけ止まる電車
どうやら事故のようであった
車内は激しく揺れたが幸い怪我人は出なかった
しかしこの時、2人の女子高生に異変が訪れる
みゆき「も、申し訳ありません…」
紬「いえ…しかし何なのでしょう‥」
勢いよくおでことおでこをぶつけてしまった2人
お互い急に電車が止まってしまった驚きから、自分達の身に起きた異変に気付くのには数分を要した
アナウンス「大変申し訳ありません電車の脱線事故により…」
アナウンス「…のため最寄りの駅まで誘導致しますので係員の指示に…」
みゆき「まぁ…」
紬「なんて事…」
2人は係員に誘導されるまま前後に並び電車を出る
この時、紬はある違和感に気付いた
自分が持っている鞄
自分が着ている制服
そしてなにより、やたらと重い胸
次の瞬間、紬は全身の血の気がひく感覚を覚えた
そう、目の前に映る…自分の姿に‥
うp主(笑)
――回想終――
そして今、2人は駅の待合室で次の電車を待っていた
みゆき「あの…」
紬から貰ったお菓子には手を付けず、金髪沢庵眉毛の少女が口を開く
紬「は、はい」
みゆき「やはり、私達は‥入れ替わってしまったのでしょうか…」
紬「……」
みゆき「す、すいません!変な事を言っているのは承知しています…」
紬「いえ…それしか考えられませんね‥」
みゆき「ど、どうしましょう…」
紬「私の…私の学校にすごく頼りになる友達がいて」
紬「みんななら力を…」
みゆき「そ、そうなんですか?私にも信じてくれそうなお友達が3人程…」
紬「まぁ」
みゆき「では学校が終わったら…」
紬「はい、みんなには放課後電話で伝えます。それまでは騒ぎにならないようこのまま…」
みゆき「わかりました!少し希望がわいてきました」
紬「私もです」
こうして今日1日を乗り切るため、みゆきは桜が丘、紬は陵桜へと向かった
混沌としてきた入れ替え関係
全て名前表示は中身となります
一応見てもらってればわかると思いますが
つかさと唯のみ中身が入れ替わった後に、元の自分の姿に変装しています
桜が丘
かがみ「じゃあ後でね、こなた」
2年1組の教室前で、かがみはこなたに声をかける
その姿は澪と律である
こなた「しかしこっちでもかがみん違うクラスなんだね~寂しくなったらいつでもおいで~」
かがみ「う、うるさい!」
かがみ「つかさっぽい天然娘が唯、みゆきみたいなおっとり娘がむぎって子だから」
こなた「わかってるよ~律キチからメールきてたし」
かがみ「じゃあな」
こなた「あいよ~」
唯つかさ
澪かがみ
律こなた
紬みゆき
梓ゆたか(?)
憂???
和???
さわ子ななこ(?)
一方、こちらはつさかの姿になりながらも桜が丘にやってきた唯である
その頭にはリボンを外した代わりにヘアピンが止められている
憂「お、お姉ちゃん…絶対まずいよ…」
唯「へーきへーき!染めたっていうよ~」
憂「怒られちゃうよ!」
唯「うぅ~」
遅足で校舎に入る2人
後ろからよく知った声がかかる
梓「あ、憂!」
唯「お、あずにゃんおはよ~」
憂よりも早く唯が振り返る
梓「へ…?」
どこか見知った顔、確かにヘアピンもついている
そしてたれ目のショートカットである
しかし…
梓「こ、これ…唯先輩…?」
憂のほうを見ながら梓が訪ねる
憂「えっ…!う、うん」
唯「唯先輩だよ~!それよりあずにゃん、りっちゃんと澪ちゃん大丈夫かなぁ?心配でさぁ~」
梓「私はその唯先輩の髪の色のがが心配ですけど…」
憂「お、お姉ちゃんやっぱりまずいよ…」
唯「大丈夫だよ~むぎちゃんも金髪なんだし~」
憂「‥‥」
キーンコーン
梓「あ、予鈴!いこう憂」
憂「うん…」
唯「また後でね~!」
ホ
唯(つかさ)
↑ ↑
外 中
D組前
かがみ(澪)「じゃあ律、後でな」
こなた(律)「お~、えっと唯みたいなのが、かがみって子の妹つかさで」
かがみ(澪)「むぎみたいなおっとりした子がみゆき?って言ってたな、私も会ってないんだ」
こなた(律)「まぁうまくやるぜ!じゃあな!」
かがみ(澪)「うん」
みさお「おーっすひいらぎぃ!」
一方唯の姿で陵桜に登校してきたつかさ
赤茶色の髪にはリボンが巻かれている
唯(つかさ)「キョロキョロ」
唯(つかさ)「お、お姉ちゃんにまず相談しよ~」
つかさは姉を誰よりも頼りにしている
真っ先にD組の教室へと向かった
桜が丘
2-2
律(こなた)「う~ん?どっちもまだ来てないのかなぁ?」
辺りを見回し、唯と紬らしい人物を探すこなた
しかしどちらも見当たらない
その時、入り口からつさかの姿をした唯が入ってきた
つかさ(唯)「あっ!りっちゃん来てる!」
律(こなた)「お?」
つかさ(唯)「よかったりっちゃん~!澪ちゃんと仲直りしたんだね!」
教室に入るやいなや、こなたに駆け寄り抱きつく唯
入れ替わった事等既に忘れている程だった
律(こなた)「ぉぉっと、ん…?
いくら唯に変装していようがこなたにはすぐわかった
律(こなた)「ちょっ…もしかして、つか―」
言い掛けたその時である
女生徒「ちょっと唯なにその頭~!」
女生徒2「むらさきwwww」
つかさ(唯)「あ、これね~ちょっと…えへへ」
律(こなた)「ちょ、ちょっとつかさこっち来て!」
つかさ(唯)「え?」
こなたに手を引かれギターも持ったまま唯は1組の教室前に来ていた
つかさ(唯)「りっちゃん?まだ澪ちゃんと仲直りしてないの…?」
律(こなた)「ど、どうなってるのこれ…つかさでしょ…?」
唯は既に入れ替わった相手、つかさの名前を忘れていた
つかさ(唯)「つかさ?」
律(こなた)「おーいかがみん~!」
こなたは周りの目はお構いなしにかがみの名で呼んだ
和「あれ?律じゃない?」
澪(かがみ)「げっ、あいつ…」
律(こなた)「かがみ!ちょっと来て!」
教室の入り口で血相を変えこなたが叫ぶ
つかさ(唯)「りっちゃん?誰呼んでるの…?」
澪(かがみ)「ちょ、ちょっと行ってくる」
和「?」
SSは素晴らしいが日本人の基本的な礼儀がなってないな。
澪(かがみ)「ばか!澪って呼べよ!」
かがみが小声で言いながらこなたを睨み付ける
律(こなた)「んっんっ!」
こなたは唯を顎で差してみせた
つかさ(唯)「澪ちゃん、りっちゃんと仲直りしたの?」
澪(かがみ)「!!」
澪(かがみ)「つ、つかさ…何でこっちに!?それに何でここの制服…」
つかさ(唯)「え?あ…!」
唯はこの時ようやくつかさの名前を思い出した
つかさ(唯)「つかさってもしかして、紫の髪の子!?」
澪(かがみ)「え?つかさ何言って…」
律(こなた)「ていうかあんたがつかさだよ~!」
つかさ(唯)「えっと~実は朝にね…」
唯はつかさと朝ぶつかった経緯をかがみ達に話す
勿論かがみ達はすぐに納得した
律(こなた)「なんてこったい~」
澪(かがみ)「こんな…漫画みたいな展開…」
つかさ(唯)「澪ちゃんりっちゃん今日なんかおかしいよ?」
まったく意味がわからない唯
そのとぼけた顔はまさにつかさと唯共通であった
澪(かがみ)「えっと…じゃあ唯、あのね…」
陵桜
D組教室前
唯(つかさ)「……」キョロキョロ
教室の入り口から中を覗き姉を探すつかさ
みさお「ん?あれ柊妹じゃね?」
あやの「あら、妹ちゃん髪の毛茶色くしたの?」
かがみ(澪)「え?」
澪がみさお達と同じ方向に目をやる
そこに映ったのは…
かがみ(澪)「ゆ、唯!」
唯(つかさ)「あ、お姉ちゃん~」
かがみ(澪)「ちょ、ちょっと行ってくる」
みさお「おー」
教室を出てつかさを連れE組に向かう澪
唯(つかさ)「お、お姉ちゃん!あのね私」
かがみ(澪)「りつーっ!」
澪もまたお構いなしに律の名を呼んだ
こなた(律)「あん?」
かがみ(澪)「ちょっと来い!」
白石「かがみ?律って誰だ?」
唯(つかさ)「お姉ちゃん聞いて~私朝…」
こなた(律)「って唯!」
つかさが喋りだす前に律が叫んだ
かがみ(澪)「な!」
こなた(律)「お、おい唯どうしたんだよ!ここの制服着て…」
唯(つかさ)「お姉ちゃんもこなちゃんもさっきから何言ってるの…?」
まったく状況がつかめず困惑するつかさ
その時、澪の携帯が鳴った
かがみ(澪)「もしもし?かがみ?」
澪(かがみ)『澪!そっちにつかさ…じゃない唯来てない!?』
かがみ(澪)「来てるんだ今まさに、もしかしてそっちにはつかさが?」
澪(かがみ)『それ唯じゃなくてつかさ!』
かがみ(澪)「え…?」
澪(かがみ)『ちょ、ちょっと変わって』
かがみからの説明で状況をようやく把握する陵桜組
こなた(律)「おいおい…」
唯(つかさ)「ま、まさかお姉ちゃん達まで…」
かがみ(澪)「放課後、向こうに集まろう…」
丁度その時始業チャイムが鳴った
桜が丘
澪(かがみ)「って事だから…」
律(こなた)「こりゃみゆきさんまで入れ替わってたりしてね~」
澪(かがみ)「冗談でもやめてよ…」
つかさ(唯)「??」
キーンコーンカーンコーン
澪(かがみ)「あ、じゃあ後でね唯」
つかさ(唯)「うん!」
律(こなた)「もどろっかつかさ~」
つかさ(唯)「唯だよ!」
桜が丘
2-2
つかさ(唯)「あれ?今度はむぎちゃんが来てない…」
律(こなた)「あ、やっぱりその子来てないの?」
つかさ(唯)「うん、おかしいなぁ~」
担任「こら平沢~!何だその頭~!」
つかさ(唯)「ひぃ!」
丁度入ってきた担任に唯は怒鳴られた
陵桜
2-E
ななこ「白石~」
白石「はい」
唯(つかさ)「あれ?今日ゆきちゃん来てないね」
こなた(律)「ゆきちゃん?ああもう1人のあなた達の友達?」
唯(つかさ)「うん」
こなた(律)「てか何か人少ないな?」
ななこ「あ~なんや電車の事故があったらしいから数名遅れるらしいわ」
唯(つかさ)「ゆきちゃん電車だよね…大丈夫かなぁ」
ななこ「次、柊~」
唯(つかさ)「は、はい」
ななこ「お、何や柊えらい落ち着いた色んなったな」
唯(つかさ)「あっそのぉ…」
こなた(律)「そ、そうでしょ先生!」
桜が丘
電車事故で遅れた生徒が数名やって来る
その中にみゆきの姿もあった
2-2
紬(みゆき)「一限目は音楽ですね…」
既に生徒達は音楽室に出払っていた
女生徒「琴吹さん、行きましょ~」
紬(みゆき)「は、はい!」
同じく電車事故で遅れてきた生徒と共にみゆきは音楽室へと向かう
音楽室
さわ子「さて今日は~」
授業を進めるさわ子
しかし彼女は気付いていた
唯の異変に
さわ子(なにあのおっぱいは…縮みすぎよ…)
髪の色よりもそっちが真っ先に目についたさわ子
完全に別人とは見抜いていたが、他の生徒もいるため騒ぎにはしたくなかった
律(こなた)「あれが唯達の顧問のせんせー?」
つかさ(唯)「そだよ~さわちゃん!」
ガララ
女生徒「すいません遅れました~」
遅れてきた生徒達が入ってくる
みゆきも一緒であった
紬(みゆき)「申し訳ありません…」
さわ子「大変だったわね、大丈夫?」
さわ子が入ってきた女生徒達に声をかける
つかさ(唯)「むぎちゃん~!平気だった!?」
律(こなた)「あの子?確かにみゆきさんにどこか似てるね~」
唯の顔を見てみゆきは一緒背筋が凍り付いた
紬(みゆき)「え…?」
少し心配そうに紬に駆け寄ってきた唯
みゆきから見れば、紛れもなくつかさである
紬(みゆき)「つ、つかささん…?」
咄嗟に口をついて言葉が出てしまう
律(こなた)「え?」
つかさ(唯)「むぎちゃん?」
紬(みゆき)「い、いえ!何でもありません…」
頭を打ったせいだろうか
みゆきはそう考えた
そもそも人間が入れ替わるなんておかしい
そして学校に来ると何故かここの制服を着た自分の級友
みゆきはだんだん怖くなってきていた
律(こなた)「ね、ねぇ…みゆきさん…?」
不審に思ったこなたは試しにみゆきの名を呼んでみる
紬(みゆき)「ひっ!」
驚くみゆき
無理もない、誰かもわからない相手に自分の正体を見抜かれたのだ
紬(みゆき)「あ、あのあの‥」
さわ子「あなた達~ちゃんと聞きなさい」
さわ子からの注意が飛ぶ
お前ら静かにしてくれ
横で寝てる律が起きるだろ
>>500意味わからんし
何がけいおん厨や意味わかってつかってんか?
けいおん厨の意味言ってみろよ? 何でも厨つけてんなや糞にわかが
>>499
どwwwくwwwしゃwww
律「>>504みたいなのがいるから、もしもしが馬鹿にされるんだよな」
律「みんな私に免じて許してやってくれよ!!」
大きい釣り針にかかるゆとりどもが多いなぁ
____
/ \
/ ⌒ ⌒ \ 何言ってんだこいつ
/ (●) (●) \
| 、" ゙)(__人__)" ) ___________
\ 。` ⌒゚:j´ ,/ j゙~~| | | |
__/ \ |__| | | |
| | / , \n|| | | |
| | / / r. ( こ) | | |
| | | ⌒ ーnnn |\ (⊆ソ .|_|___________|
 ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l二二l二二 _|_|__|_
>>514フッ俺に従うとはわかってんじゃん
褒美にスレ立たせてやるよ
タイトルは声優!本文はばおばぶみたいな携帯で見れる声優事務所の写メがのせられているblog教えて下さい
圭ちゃん、キタエリ、アスミス、めぐぅの最近の写り良いやつ下さい
な ほらたてろよ
>>515
スレ建てたいの?
俺にお願いすれば立ててやるよ
>>516さんお願いします
>>517
そんなお願いでいいと思ってんの?
>>518様どうかお願いします
自分調子乗ってましたすみません
だからお願いしますスレ立て
>>519
立てると思ったの?
馬鹿だね
____
/ \
/ ⌒ ⌒ \ 何言ってんだこいつら
/ (●) (●) \
| 、" ゙)(__人__)" ) ___________
\ 。` ⌒゚:j´ ,/ j゙~~| | | |
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| | / , \n|| | | |
| | / / r. ( こ) | | |
| | | ⌒ ーnnn |\ (⊆ソ .|_|___________|
 ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l二二l二二 _|_|__|_
566みたいな奴くると一気に萎えるわ…
自分が一番荒らしてるって自覚ねぇのかな
>>577
安価もろくにうてないのな
夏休みだからって浮かれてんなks
______ハ,,ハ_______ハ,,ハ___________
(゚ω゚)ノ お断りします (゚ω゚)┘お断りします /|
ハ,,ハ ノ( ヘヘ 三 ┘三 ハ,,ハ(゚ω゚)┘お断りします ミ ハ,,ハ
(゚ω゚)ノ お断りします 三 ┌(゚ω゚)┘お断りします | ミ \( ゚ω゚)/ お断りします
ノ( ヘヘ (゚ω゚)ノ お断りします ┌(゚ω゚)┘お断りします ミ |_/
ノ( ヘヘ 三 ┘> / / | ノ ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| / | ミハ,,ハ ハ,,ハ
| / | ヽ(゚ω゚ )ノ お断りしますー ミ \( ゚ω゚)/ お断りします
_____________________|/ | \(\ノ ミ |_/
| | ミ ハ,,ハ ノ ノ
| | ミ \( ゚ω゚)/ お断りします
______ ______ | | |_/
||// .|| ||// || │ | ノ ノ
||/ .|| ||/ || │ |
|| || ||.____ハ,,ハ____ ...|| │ | ミ ハ,,ハ
|| || ||| (゚ω゚) | || │ | ミ\(゚ω゚)/ お断りします
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | ┘|
俺のせいだ…
ほ
>>605
お前のせいって分かっててなんでROMら無いの?
遅くなりました
>>397から続きです
陵桜
2-E
1時間目世界史
ななこ「えーローマは前8世紀頃ラテン人によって建国され~」
みゆき(紬)「すいません、遅くなりました」
同時刻、陵桜にも同じく電車事故組が到着した
ななこ「おお高良に前園に青田~大変やったなぁ~」
唯(つかさ)「あ、ゆきちゃん!よかったね~」
みゆき(紬)「うんっ、唯ちゃ…」
みゆき(紬)「…え!?」
いつも通り唯に声をかけられたと錯覚し、返事をしてしまった紬
そしてその人物はリボンがついているにしろ確かに唯であった
みゆき(紬)「えっとあのその…」
こなた(律)「…?」
唯(つかさ)「あ、ゆきちゃん私ね~実は朝…」
ななこ「こらそこー授業中やで~」
こちらもななこの注意により会話は遮られた
桜が丘
休み時間
律(こなた)「ねぇ、みゆきさん」
授業が終わると同時に、こなたはみゆきに声をかけた
紬(みゆき)「!!」
紬(みゆき)「何故…あなたは一体‥」
デコだしカチューシャの少女をじっと見つめるみゆき
何故正体がばれているのか?
みゆきの鼓動が高鳴る
律(こなた)「…こなただよ、こう言えばわかる?」
つかさ(唯)「りっちゃんむぎちゃん~」
相変わらず能天気な唯は事情を知っても蚊帳の外であった
|∧∧
|・ω・`) そ~~・・・
|o④o
|―u'
| ∧∧
|(´・ω・`)
|o ヾ
|―u' ④ <コトッ
| ミ ピャッ!
| ④
・何故病院へ行くなり専門家を頼るという選択肢がないのか
・お互い相手のことを何も知らない状態なのに、入れ替わったことを隠して生活するのは不可能
・そもそも学校を一日休むくらいどうってことない。こんな状況のまま登校しようとする方が頭おかしい
紬(みゆき)「い、泉さん…?」
律(こなた)「そうだよ、みゆきさん」
こなたはみゆきを見つめしっかりとうなずいた
紬(みゆき)「え…そんなしかし…」
律(こなた)「たぶんみゆきさんと‥同じような理由だと思う…」
つかさ(唯)「ねぇねぇ、どうしたのむぎちゃんまで?」
律(こなた)「唯姉さん、もっかいかがみんとこ行こう」
つかさ(唯)「あれは澪ちゃん~!」
>>621
虹にマジレスするとか・・・
陵桜
休み時間
2-E
みゆき(紬)「ふぅ…」
つかさの方を見つめる紬
頭の中は混乱していた
みゆき(紬)「私は誰…ここはどこ…」
みゆき(紬)「もう皆に会えないのかしら‥」
入れ替わりだけでなく何故か他校にいる唯の姿に、紬の混乱は絶頂を極めた
>>624
×虹
○妄想オナニー物語
小学生は頭悪いですね
こなた(律)「…なぁ、唯…じゃなくてつかさだっけか」
唯(つかさ)「なぁにこなちゃ…じゃなくてりっちゃん?だっけ」
こなた(律)「いや、どっちでもいいけどさ…あの子さっきつかさの事唯って言ったよな…?」
唯(つかさ)「え?ごめんよく聞いてなかったや…」
こなた(律)「…もしかしたらこいつぁ…」
紬にそっと駆け寄る律
何食わぬ顔で話を切り出した
こなた(律)「えっと~みゆきさん?」
みゆき(紬)「は、はい!」
こなた(律)「学校に来る途中誰かとぶつからなかったか?」
みゆき(紬)「え…」
こなた(律)「ていうか、つかさの変化に気付かない?」
みゆき(紬)「……」
紬は押し黙る
澪や律達に打ち明けようと思っていた、この身に起きた怪事件
紬は意を決して目の前の誰だかわからない人物に打ち明けた
みゆき(紬)「あの…笑わないでね‥実は…」
>>627
小学生は頭悪いなwwwwwwwwwww
全ての真実を知ったこの8人
秘して、放課後桜が丘高校の音楽室へ集まることとあいなった
桜が丘
音楽室
入り口には澪の作った
『緊急会議!勝手に入るな!』
の札がかけられる
唯の手招きにより梓と憂も出席していた
澪(かがみ)「さて…」
かがみ(澪)「よくこんな仕組まれたように身近な人間ばかりが…」
つかさ(唯)「でもなんかすごい面白いね~!」
こなた(律)「おもしろくねーよ!」
律(こなた)「いやいや~こんな経験滅多に出来るもんじゃないよ~」
紬(みゆき)「でも皆さん一緒なら、私は心強いです」
みゆき(紬)「私も!とりあえずお茶にしましょ」
にっこりと微笑むみゆきと紬
この2人は皆が一緒とわかるともはや不安は消え去っていた
唯(つかさ)「これが唯ちゃんのギター?」
唯のギターを眺めながら問い掛けるつかさ
つかさ(唯)「ギー太っていうの!かわいいでしょ~?」
唯(つかさ)「うんっかわいいね~」
つかさ(唯)「つかちゃん弾いてみる~?」
元々この2人にはあまり危機感はなかった
そんな光景を呆然と見つめる梓と憂
居たたまれなくなった梓が叫んだ
梓「文化祭…どうする気なんですかっ!!」
ピタっと音楽室が静まりかえる
澪(かがみ)とかがみ(澪)この場合どちらのおしっこを飲めばいいんだ?
>>644
俺なら二人とも飲む
かがみ(澪)「梓…」
憂「あ、梓ちゃん…」
澪(かがみ)「そうだったわね…何としても戻らないと」
つかさ(唯)「もっかいオデコぶつけるのは!?」
唯(つかさ)「えぇぇぇぇぇ!い、痛いよぉ…」
澪(かがみ)「あ、それもうやったわよ」
律(こなた)「あっ!」
こなた(律)「なんだよちびっ子」
律(こなた)「結局キス試さずじまいだったな~って」
こなた(律)「!!」
桜が丘高校前
承太郎「ここがじじぃの念写した桜が丘高校か」
一枚の写真と学校を見比べる一人の男。
承太郎「SPW財団の調べによると人間の魂だけが入れ替るという事件が起こってるらしいが…」
ポケットから煙草を取り出し火をつける。
承太郎「スタンド使いがかかわってる可能性がある…か。やれやれだぜ。」
ここまで妄想した!
>>771
それでいい
やってくれ
>>773
書き溜めもしてないし、書くのも遅いんで勘弁してくだせェ!
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