柚希「青大くん!今日の夕飯の味どう?」青大「…」 (6)

青大「…」

柚希「青大くんが前に作ってくれたスープをちょっと改良してみたんだけど…」

柚希「味、変じゃない?」

青大「…なんやこのくそマズイスープ」

ジョバァァッ

柚希「ちょ…ちょっと!やめてよ青大くん!!」

青大「やかましぁい!!」

パリンッ

柚希「きゃっ…!」

青大「就活で疲れてる俺にこんなクソマズイスープ出すなや」

柚希「クソマズイって…だったらそう言えばいいじゃない!」

柚希「わざわざスープその場で捨てて食器まで割らなくても…!!」

青大「勘に触る奴じゃのぅ」

柚希「どうしたの青大くん…?なにかあったなら話してよ……」

青大「いちいちそんなことで泣くなや」

青大は引き出しから財布を取り出し家を出て行った

柚希「……」

青大「あっ…くそっ!また負けた!!」

バイトで稼いだ給料をギャンブルに吸い取られてしまった

就職が決まらずイライラを発散させるために

ここ最近はパチンコ屋通い等をしている青大


青大「柚希、金貸してくれへんか?」

家に戻り食器洗いをしている柚希に声をかけた

柚希「……なんで?」

青大「ええけぇ早ぉ貸せや」

柚希「…理由言わないと貸せない……」

青大「就活の費用で5万円必要になったんじゃ」

柚希「……分かった」

スッ

青大「おぉ!万札じゃぁ!ありがとうな柚希」

タッタッタ

青大は万札を握りしめ元気よく家を飛び出た

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年06月24日 (金) 20:20:53   ID: P6hOSIV0

高校時代はクズやったからアレやけど、
結婚後くらいは幸せなストーリー書いて
あげろよ………。

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