ハルヒ「なんでキョンがあたしの家にいるのよ!!」(985)

ハルヒ「人んちの冷蔵庫漁らないで!!」

ハルヒ「人んちのトイレで大をしてそのまま流さずに放置しないで!!」

ハルヒ「人んちの親の寝室に入らないで!!」

ハルヒ「人んちの親とエッチしないで!!」

ハルヒ「え?お母さん、お父さんと離婚してキョンと結婚する?」

ハルヒ「ふざけないで!!」

ハルヒ「え?もう妊娠してる?あたしに妹ができるって?」

ハルヒ「なんでもっと早く言わないのよ!!」

ハルヒ「それなら……しかたないかな」

ハルヒ「え?これからは親子だな、ですって?」

ハルヒ「し、しかたないわね、あたしにふさわしい親父になれるように努力しなさいよ!!」

ハルヒ「お母さんは、出産で入院か」

ハルヒ「あんたは病院に行かなくていいの?」

ハルヒ「え?やっと二人っきりになれたな、ですって?」

ハルヒ「ま、まさかそれが狙いで初めから……!!」

ハルヒ「で、でも……キョンとだったら……その……」

ハルヒ「え?『お父さん』と呼びなさいってですって?」

ハルヒ「お、お父さん……いいよ、きて」










ハルヒ「なんてことが起こらないかなぁ」

ハルヒ「近親相姦には興味あるけど、自分の親とヤるなんてまっぴらごめんだもんね」

ハルヒ「そもそも血の繋がった相手となんてできるわけないじゃない」

ハルヒ「とすれば、義理の親子関係、兄弟関係しかないわよね」

ハルヒ「この妄想シチュが現実となれば!!」

ハルヒ「血の繋がらない他人との親子プレイが可能!!」

ハルヒ「ま、まあ、キョンはその例であって、別にキョンじゃなきゃだめというわけじゃ」





ハルヒ母「ハルヒ、お母さんたち、離婚することになったから」

ハルヒ「は?」

ハルヒ「どどどどどどど、どうして?」

ハルヒ母「なんとなくよ、最近バツイチってのはステータスなのよ」

ハルヒ「まさか、そんなの聞いたこと無い!!」

ハルヒ母「とにかく、お父さんがこの家から出て行くことになったから」
ハルヒ母「代わりに、新しいお父さんがくるわよ」

ハルヒ「え?まさか……」どきどき

古泉「こんにちわ、涼宮さん。いえ、八ルヒ」

ハルヒ「古泉君!!」

ハルヒ母「彼とは出会い系で会ったのよ」

古泉「まさか涼宮さんの母親だったとは露知らずハメハメしてましたら」

ハルヒ母「妊娠しちゃったの」

ハルヒ「がーん」

古泉「困ったものです」

ハルヒ母「もう、いっちゃんったら張り切りすぎなんだから♪」

ハルヒ「おい、待て。妊娠してるってことはだいぶ前からヤってたんでしょ?」

古泉「はい」

ハルヒ「だったら親父と離婚した原因は古泉君にあるんじゃないの?」

ハルヒ母「違うわよ、この不倫はいまやトゥルーラブに進化をとげたし」
古泉「なによりばれてませんから^^」

ハルヒ「じゃあ、本当になんとなく離婚したってわけ?」

古泉「しいて言えば、あなたにせいですよ」

ハルヒ「え?」

古泉「あなたが学校で問題起こすたびに、両親がどんな気持ちだったか、想像出来ますか?」

ハルヒ「……!」

古泉「あなたのありかたをめぐって、お父様とお母様の気持ちにズレが生じ、離婚にまで至ったのです」
古泉「そう、すべてはあなたのせいだ!!」

ハルヒ「がーん」





ハルヒ「……は!!」

ハルヒ「なんだ、夢か」

ハルヒ「まったく、でも古泉君が親父だなんて、冗談にしても笑えないわ」

ハルヒ「うーん、逆にあたしが親になって、子供とヤるってのもいいかも」

ハルヒ「た、たとえば、キョンのお母さんになっちゃったりして!!」

朝起きると、下半身がみょうにむずむずしていることに気づく。
妹が性的ないたずらをしてるのか?そう思ってゆっくり起き上がると、

ハルヒ「つんつん」

なんとエプロン姿のハルヒが俺の愚息をつんつんしてるではないか!!

ハルヒ「やっと起きたのね!!キョン!!」

キョン「なんでお前がここにいるんだ!!」
キョン「しかも俺のマイサンを触って!!」

ハルヒ「なんでって、あんたまだ寝ぼけてるの?」
ハルヒ「母親がここにいちゃいけないの?」

キョン「は、母親?」

ハルヒ「そうよ、お母さんにむかって、呼び捨ては感心しないわよ」

キョン(まさか、またハルヒの力の仕業か。そもそもハルヒが母親なら、俺の本当の親はどうなって?)

ハルヒ「ほら、朝ごはんできてるから、早く降りてきなさい」

キョン「な、なあ、親父は?」

ハルヒ「?いつになったら、あんたは目を覚ますのよ」
ハルヒ「あんたのお父さん……つまりあたしの旦那は、三年前に亡くなったでしょ」

キョン「な!?」

ハルヒ「ほら、そんなことより早くご飯食べないと遅刻よ遅刻!!」
ハルヒ「あたし、先に学校行くからね!!」

キョン「なんてこった」

違和感を持っているのは俺だけのようだ。
妹はさっさと身支度を整えて学校に行ってしまったし、家中をくまなく探しても、
俺の本当の両親がいたと証明できるものは何一つ見当たらない。
両親の寝室はハルヒの部屋になっているようだし、食器や歯ブラシなども三人分しかない。
ということは、この世界では本当に俺と妹とハルヒの三人で生活してるってことか。

キョン「とりあえず、学校か」

ハルヒも学校に向かったようだ。
一体どんな状況なのか、把握する必要があった。

谷口「遅いぞ、キョン」

遅刻ぎりぎりで教室に滑り込み、谷口や国木田と軽い挨拶をして席につく。
後ろの席を見ると、ハルヒの姿はまだなかった。

キョン「先に出たんじゃなかったのかよ、あいつ」

しかし、そもそもハルヒが改変したであろうこの世界でハルヒと同級生であるというのはありえるのか?
同級生と親子関係だなんて、それこそエロ漫画のありきたりな設定じゃないか。
まさか、ハルヒがそういうものに影響を受けたとは、思いたくないが……。

ハルヒ「おっはよー!!」

そう思った矢先、勢いよく扉を開け放ち、ハルヒが登場した。

何故か見慣れたセーラー服ではなく、スーツに身を包み、手には出席簿のようなものを持っている……。

キョン「おい!!なにやってんだ、ハルヒ!!」

俺は思わず叫ぶ。
ハルヒの悪ふざけだ、教師の真似なんかして!!

ハルヒ「……ちょっと、静かにしなさい」

ハルヒは、出会った当初を思わせるような冷たい声で俺を制する。

キョン「さすがに教師の真似事はやめといたほうがいいぞ。
    また呼び出しくらうだろうから、はやく制服に……」

国木田「きょ、lキョン、どうしたちゃったの、一体?」

谷口「いくら母親に制服を着てもらいたいからって、それはねえんじゃないのか?」

俺は素っ頓狂なことを言ってるらしい。
まさか……。

ハルヒ「学校では先生と呼びなさい」

まさか、ハルヒが母親+教師だとは……。

そうなるとハルヒの年齢がどうなってるんだとか、血縁関係が本当にあるのかだとか、
色々とわからんことが雪だるま式に増えてくる。
くそ、こんなに早く放課後がきてほしいと思ったのは初めてかもしれない。

キョン(長門や古泉は、大丈夫なんだろうな!?)

放課後、SOS団の本拠地である文芸部室へ駆け込むと、長門が定位置でいつものように本を読んでいた。

キョン「長門、」

長門「わかっている」

よかった、なんとか長門は改変の影響を受けていないらしいな。

長門「そうでもない、一部に影響が見られる」

マジか。

長門「これ」

長門が読んでいた本を俺に差し出した。

キョン「……これって」

長門「エロ本」

キョン「え」

長門「エロ本」
長門「わたしは常に18禁の本を読んでいるという風に変えられた」
長門「……」ぐす

合掌だ、長門。

古泉「おや、まだ涼宮さんはきていないようですね」

キョン「古泉」

古泉「知ってのとおり、彼女は今この学校の教師ということになっています」
古泉「しかもあなたの母親でもある。色々と知りたいこともあるのでは?」

キョン「もちろんだ」

古泉「ふふ、そう思って調べてきましたよ」

キョン「すまんな」

古泉「いえ、報酬はあなたの身体で結構ですよ」

キョン「へ?」

古泉「どうやら、僕の性癖も改変されたようなのですよ」ニコ

キョン「性癖って……」

古泉「なに、ちょっとあなたの肛門にナニをつっこむだけです」
古泉「五分もあれば済みますので……」

キョン「ちょっとまて。近づくな」

古泉「ふふ」

キョン「ちょ、マジでシャレにならないって!!」

迫る古泉。
しかしそのとき、部室の扉が開き俺の天使が降臨した。

みくる「あ、あのぉ、何してるんですか?」

キョン「あ、朝比奈さん」

古泉(邪魔がはいりましたか)

みくる「あ、先輩たち、こんにちは」

キョン「え?」

キョン「先輩って……朝比奈さんのほうが先輩じゃないですか」

みくる「え?な、なに言ってるんですか?あたしは一年で、先輩たちは二年じゃないですか……」

なんと、朝比奈さんは先輩から後輩へチェンジしたのか。
なんだこの微妙な改変は。
しかしちょっと嬉しいぞ。

みくる「あ、そうだ、今からお茶入れますね」

朝比奈さんはそういってメイド服にも着替えずにお茶の用意をしだす。

古泉「どうやら朝比奈さんは意識レベルでの改変がなされているようです」

朝比奈さんらしいな。

キョン「まてよ、おかしくないか?」

古泉「ナニがですか?」

キョン「SOS団はハルヒが作ったんだぞ」
キョン「この世界ではハルヒは教師なんだから、こんな集まりがあるはずがない」

古泉「ふふ、確かにこの集まりがSOS団であれば、あなたのいうことはもっともです」
古泉「しかし、ここが単なる文芸部だとしたら?」

キョン「あ……」

古泉「そういうことです、この世界では、僕たちはSOS団の団員ではなく、文芸部員にすぎないのですよ」

キョン「そうか、すると教師であるハルヒは」

ハルヒ「ごめん、みんな!!職員会議が長引いちゃって!!」

みくる「先生、今お茶入れますね」

ハルヒ「ありがと、みくるちゃん」

かくして、SOS団、もとい文芸部の活動は、文化祭に向けた文集の制作というものであった。
じつに文芸部らしいが、なにやら物足りない。
ハルヒが朝比奈さんをおもちゃにしないばかりか、先生らしく指導している姿は新鮮だったが。

ハルヒ「じゃあ、今日はここまでね」

途中から自分の仕事をしていたハルヒが腕時計を見てみんなに告げる。

俺もなんだかんだで結構真面目にやったから肩がこったぜ。

ハルヒ「あたしはまだ仕事あるから、先に帰ってなさい」

そう言ったハルヒが妙に大人っぽく見えてしまう。
化粧のせいか、はたまた着こなしているスーツのせいか。
年齢は改変前とそう変わらずに見えるのだが……。

古泉「この世界での涼宮さんは35歳ですよ」ぼそ

キョン「なんだって?」

古泉「しかもあなたとの血縁関係もあります。この世界ではれっきとした実母なのです」

キョン「……そうか」

なんだろう、このいいようのない胸の高鳴りは。

どうやら夕飯は俺が作ることになっているらしい。
料理などろくにやらない俺だ、適当にカレーでも作ればいいだろう。

ハルヒ「ただいま」

完成したのを見計らったかのように、ハルヒのお帰りだ。

キョン「よう、今日はカレーだ」

ハルヒ「匂いでわかるわよ。それより、あんた今日はどうしちゃったの?」

キョン「え?」

ハルヒ「なんだかいつものキョンじゃないみたい」

キョン「そうか?」

ハルヒ「学校でも呼び捨てにするなんてね。公私の区別はつける、って前に言ってたじゃない」

キョン「家で呼び捨てにしても、怒るだろ?」

ハルヒ「もう……ベッドの中では別って意味よ……」

キョン「え?」

妹「ああ!!お母さんおかえりなさぁい!!」

ハルヒ「ただいま!!さ、はやくカレー食べよう!!」

キョン「あ、ああ……」

キョン(そういえば、朝ハルヒのやつ俺のティンコをつついてたな……)
キョン(も、もしかしてこの世界の俺とハルヒは親子でありながらそういう関係なのか!?)
キョン(ま、まさかな……いくらハルヒでもそんな変態なわけ)

ハルヒ「キョン、一緒にお風呂はいるわよ!!」

キョン「!!?」

キョン「風呂……ってことは、裸の付き合いですか?」

ハルヒ「あんた服着て風呂に入るの?」

キョン「し、しかし年頃の息子と母親が一緒に入るってのはモラルが……」

ハルヒ「あんたほんとおかしいわよ。いつも入ってるのに今更じゃない」

キョン(なにやってんの、この世界の俺)

キョン(で、でも待てよ。ここで拒むということは、ハルヒの願いを拒むということだ)
キョン(変に刺激するのはよくないかも……)
キョン(…………)

キョン「冗談だよ、冗談。先に入っててくれ、用意していくから」

ハルヒ「?わかったわ。じゃあ、待ってるからね」





キョン「よっしゃああああああ!!」

キョン「そうだよ、親子なんだから別に一緒に風呂にはいろうがおかしくないさ」
キョン「単なるスキンシップじゃないか、むしろどんどんやるべきだと思うね」
キョン「ティンコを触られるくらい、親子ならありあり。むしろ触ってください」

キョン「よし、さっさとはいりにいくか!!」

ハルヒ『ちょっと、キョン遅いじゃない!!』
ハルヒ『お母さん、のぼせてきちゃったわよ!!』

キョン(ふう、さすがに勃起したらまずいと思って、オナニーに時間をかけすぎちゃったかな)
キョン(ま、落ち着いて考えれば別にハルヒの裸くらい、朝比奈さんに比べればたいしたことないだろ)
キョン(そもそも35歳ってことは、乳がそろそろ垂れ始めてるんじゃないのか)

キョン「失礼します」
キョン「!!」

ハルヒ「ようやくおでましね」

キョン「なんだこのはじけるレモンは」

キョン(おっぱいに衰えはみられない……むしろ完璧だ)
キョン(肌……汚れが見られない、まさに少女のごとき白)
キョン(化粧を落としたからだろうが、昼間より美しさでは劣る。しかし、皺がひとつもない)
キョン(まさに高校生・ハルヒと寸分違わぬ美貌の持ち主ではないか……っ!!)

キョン「母さん」

ハルヒ「うん?」

キョン「綺麗だよ」

ハルヒ「な、なに言ってんのよ、いきなり!!」
ハルヒ(きょ、キョンに褒められちゃった……)

キョン「ふう、気持ちいいな」

ハルヒ「……」

キョン「どうしたんだい、母さん?」

ハルヒ「きょ、キョンもお年頃、だもんね」

キョン「え?」

ハルヒ「わ、わかってるわよ、女の人の裸なら……誰のにでも反応しちゃうんでしょ?」

キョン「?」

ハルヒ「あ、あたしは別に気にしないからね!!」

キョン「……Oh,my son……」

キョン(ばかな、あれほど抜いたのにまだ反応するとは)

ハルヒ「え、えっとさ、そういえば、キョン!みくるちゃんとはあれからどう?」

キョン「え?朝比奈さん?」

ハルヒ「そう。あんた、バレンタインのチョコもらってたじゃない」

キョン(この言い方からすると、古泉はもらってないのかな)

ハルヒ「みくるちゃんなら可愛いし、あたしもよく知ってる子だし、付き合っちゃえば?」

キョン「今日の部活見てただろ?別にいつもと変わらない」

ハルヒ「ふ、ふーん、そうなんだ。キョンって、あんまり女の子には興味ないのかな?」

キョン「人並みにはある……と思う」

ハルヒ「そ、そうだよね」
ハルヒ「さ、佐々木さんとも、付き合ってたみたいだったし……」

キョン(この世界ではそういうことになってんのかな?)
キョン「まあな」

ハルヒ「!!?」
ハルヒ「あ、あはは。やっぱりそうだったんだ」

キョン「?」

ハルヒ「そ、そうだよね、キョンって、無愛想なくせに案外モテるもんね……」

キョン「お、おい」

ハルヒ「うんうん……母親としてそれは嬉しいことよ」ぽろぽろ

キョン「泣いてるのか?」

ハルヒ「うっさい、バカキョン!!湯気よ湯気!!」ばしゃばしゃ

キョン「あ、あのさ……」

ハルヒ「出る」

キョン「おい」

ハルヒ「のぼせるから……」ばしゃっ

キョン(案外毛、薄かったな)

キョン「まったく、なんだってんだいきなり」

妹「キョン君、お母さんとケンカした?」

キョン「してないしてない。あいつが勝手に怒り出しただけだ」

妹「でもお母さん、泣いてたよ?」

キョン「……」

妹「仲直りしてよ……」

やれやれ。

ハルヒ(さんざん否定しておきながら、やっぱり佐々木さんと付き合ってただなんて……)
ハルヒ(……ちがう、あたしはあの子の母親だもん、別に悔しいとかじゃなくて)
ハルヒ(いやだ……考えがまとまんない)

キョン「母さん」がちゃ

ハルヒ「ちょ、ちょっと、ノックもなしに入ってこないでよ!!」

キョン「やっぱ泣いてたのか」

ハルヒ「泣いてないわよ!!」

キョン「あのさ、本当は俺、佐々木と付き合ってたわけじゃないから」

ハルヒ「……本当?」

キョン「ああ、俺とあいつは親友だよ。それは母さんにも言ってただろ?(たぶん)」

ハルヒ「う、うん」

キョン「あんまりにも俺の彼女がどうとか心配してるもんだから、ちょっとからかいたくなってさ」

ハルヒ「そ、そうなんだ……」ほっ
ハルヒ「い、一応謝っとくわ。詮索しすぎたみたいでごめんなさい」

キョン「こっちもなんか傷つけたみたいでごめんなさい」

ハルヒ「お、親に嘘つくからよ!!反省しなさい!!」

ハルヒ「あ、あのさ……」
ハルヒ「今日は、この前みたいに……」

キョン「この前って?」

ハルヒ「ば、バレンタインの日の夜に……」

キョン「それって」

妹「あー!!仲直りしたの、キョン君」

ハルヒ「!!」びくっ

キョン「ん?まあな」

妹「そっかぁ、よかった」にこ

ハルヒ「…………」

妹「お母さん、どうしたの?」

ハルヒ「……なんでもない」

キョン「そういや、さっきなにを言おうと……」

ハルヒ「うるさいうるさい!!あんたたち、明日も学校でしょ!?さっさと寝なさい!!」

キョン「へいへい」

キョン(さっきの態度から見て、バレンタインの夜になにかあったな)
キョン(朝比奈さんにチョコをもらったことと関係が?)
キョン(明日朝比奈さんに聞いてみるか)

翌日 昼休み

みくる「話ってなんですか?キョン先輩」もじもじ

キョン(もじもじしてる……トイレに行きたいのか?)
キョン「ちょっと、バレンタインのことで聞きたいことが」

みくる「え?もしかして、返事をいただけるんでしょうか!」ぱああ

キョン「へ、返事?」

みくる「や、約束したじゃないですか、気持ちの整理がついたら、
    バレンタインの時の告白の返事をしてくれるって……」
みくる「それまでは、いつも通り部活でも接しようって」

キョン(なんちゅー約束をしたんや)

キョン「いや、そのことではなくて」

みくる「ふえ!?や、やっぱりキョン先輩はあたしのことなんか……」

キョン「い、いえ、そういうわけじゃなくて……」

みくる「だったら、付き合ってくれるんですね!?」

キョン(朝比奈さんと付き合う……魅力的な誘いだが)
キョン(なぜか俺の第六感が危険だと訴える)

キョン「いえ、それは……」

みくる「……そっか、やっぱりキョン先輩、ハルヒ先生のことが……」

キョン「はあ!?」

何のことだ、一体。
どうしてハルヒの名前がここで出てくる。

みくる「あたし、偶然見ちゃったんですよ、こ・れ」

朝比奈さんが一枚の写真を俺によこす。
そこには、文芸部室で乱れる俺とハルヒの姿が写っていた……。

みくる「教師と生徒の関係で……しかも親子が……」
みくる「夜の学校でこんなことしてたのがバレたら……」
みくる「ハルヒ先生はどうなっちゃうんでしょうね?」くすくす

キョン「あ、朝比奈さん……」

みくる「こんなメス豚にキョン君を盗られたのは反吐が出そうな気分ですけど……」
みくる「キョン君があたしの告白をOKしてくれたら許してあげるつもりですよ」ニコ

朝比奈さんは意識レベルでの改変の影響を受けた……。
まさかそれがこんな恐ろしいことになろうとは……。

キョン「あ、朝比奈さん……」

みくる「キョン君……いえ、キョン先輩……これからよろしくお願いしますね?」

改変とは関係ない……もしかしたら、これが朝比奈さんの本性ではないか……。
俺は、そう思った。

一時間くらい休憩するづら

放課後

ハルヒ「じゃ、今日はここまでね」

文芸部で鋭意制作中の文集のお披露目がなされる文化祭はまだまだ先だ。
だからなにもこんな時期に時間いっぱいまで作業することないんじゃないか。
昨日はそう思っていた俺だが、今日は作業に没頭して何もかも忘れたい気分だった。

キョン「え?もう時間?」

ハルヒ「そうよ、早く片付けて帰りなさいね」

みくる「せんぱーい、帰りにどっか寄っていきませんか?」

朝比奈さんがハルヒにも聞こえるように言った。
当然、ハルヒは反応する。

ハルヒ「じきに真っ暗になるし、寄り道しないで帰りなさい」

みくる「先生には関係ありませんよ。これはせんぱいとあたしの問題です」

ハルヒ「なによ、それ」

みくる「うーん、言っちゃっていいのかなぁ」

キョン「ちょっと、朝比奈さん」

みくる「えへへ、先輩がそういうなら……」

ハルヒ「………」

キョン「ごめん、ちょっと遅くなるかも……」

ハルヒ「……あっそ」

みくる「♪」

キョン「朝比奈さん、俺……」

みくる「ん?」

キョン「やっぱり俺、こんなことよくないと思うんです」

みくる「もう……いいかげんその呼び方やめてくださいよ」

キョン「今はそういうことを」

みくる「み・く・る、って呼んで?」

キョン「いや、だから」

みくる「よ ん で ?」

キョン「……みくる……」

みくる「はい♪」

キョン(だめだ、話が通じない……)

みくる「先輩、あたしの家、寄って行きませんか?」

キョン(寄れ、ってことだよな)
キョン「はい……」

みくる「やったぁ♪」

朝比奈さんが恐ろしい。いつものドジで可愛らしいマイエンジェルの面影はどこにもない。

みくる「あたし、一人暮らしなんですよぉ」

小さいが、綺麗なアパートだった。
一人暮らしするには少々お高い感じだが……。

みくる「さあ、上がってください」

ごめんよ、母さん。
俺は、今から朝比奈さんに食われます。

「みくる」

聞きなれた声だ。

「それと……キョン?」

お前は……。

国木田「なぜ、キョンがみくるの部屋に……」

キョン「国木田……」

国木田「なんで、キョンがみくるの部屋へ入ろうとしてるのさ」

キョン「……」

国木田「答えてよ!!」

キョン「それは」
みくる「ふええええん!!ごめんなさい!!」

国木田「みくる!?」

キョン「朝比奈さん……」

みくる「あ、あたしが悪いんです……あたしがキョン先輩の頼みを断りきれなかったから……」

キョン「な……!?」

国木田「どういうことなんだ、キョン?」

キョン「いや、これは……」

みくる「せ、先輩が……部活終わってからあたしの家に来たいって言ってきて……」
みくる「あつぃ、何度も断ったんですけど……あたし、あたし……」

国木田「…いいんだ、みくるは悪くないよ」
国木田「悪いのはキョン、君なんだろ?」

キョン「待て、国木田、話を」

国木田「たしかに、僕とみくるが付き合ってたことを隠してたのは悪かったよ」
国木田「だけどさ、先輩という立場を利用して彼女に言い寄るってのはないんじゃない?」

キョン「お前、人の話を……」

みくる「写真……」ぼそっ

キョン「……!!」

国木田「君がそんな奴だとは思わなかった」

みくる「せ、先輩が……部活終わってからあたしの家に来たいって言ってきて……」
みくる「あたし、何度も断ったんですけど……あたし、あたし……」

国木田「…いいんだ、みくるは悪くないよ」
国木田「悪いのはキョン、君なんだろ?」

キョン「待て、国木田、話を」

国木田「たしかに、僕とみくるが付き合ってたことを隠してたのは悪かったよ」
国木田「だけどさ、先輩という立場を利用して彼女に言い寄るってのはないんじゃない?」

キョン「お前、人の話を……」

みくる「写真……」ぼそっ

キョン「……!!」

国木田「君がそんな奴だとは思わなかった」


あつぃってなんだよ

日付変わりそうなんで一応酉

キョン「すまん……国木田」

国木田「……未遂みたいだし、これ以上僕から言うことはないよ」
国木田「だけど、今後は付き合い方を考えさせてもらう」

キョン「すまん……」

国木田「……」

キョン「帰るよ」

俺は国木田から逃げるように帰った。

ハルヒ「おかえり」

キョン「ああ」

ハルヒ「言ってた通り、遅かったのね」

キョン「ああ」

ハルヒ「……みくるちゃんと付き合ってるの?」

キョン「……ああ」

ハルヒ「そう……」

ハルヒ「……くれたのに」

キョン「え?」

ハルヒ「あたしのこと……抱いてくれたのに……」

勘弁してくれ、ハルヒ。
この世界ではそういう過去があったかもしれないが、俺が実際に体験したわけじゃないんだ。

キョン「ごめん、母さん」

ハルヒ「……やっぱり、あたしはあんたにとって唯の母親なのよね……」

国木田の件はショックだ。
しかし、これが改変世界の出来事だから、まだなんとかなるだろうと楽観視できる。
それにしても、ハルヒは一体何がしたいんだ。
朝比奈さんがあんな性格に変わっちまったのも、古泉や長門の変化に関しても意味があるとは思えない。
古泉は以前ハルヒはなんでも思うがままに環境を変えられるわけではないと言っていたが……。
どちらにしろ、元に戻す手段を早く考える必要があるのは確かだ。

翌日、俺はいつもより早く登校した。
ハルヒとなるべく顔を合わせたくなかったからだ。

キョン「たまには早くくるのもいいもんだ」

しかし、妙に騒がしい。
クラス全体の半数にも満たない生徒たちが、なにやらざわついている。

キョン「おい、何かあったのか?」

阪中「あ、キョン君、実はね……」

俺は驚きのあまり腰を抜かしそうになった。
そんな、まさか……。

ハルヒ「おはよう、みんな」

いつの間にかハルヒがやってきて、HRを始めた。

ハルヒ「悲しい……」

おかしい、なぜなんだ。

ハルヒ「今朝……」

この世界は、どこか狂っている。

ハルヒ「国木田くんが……」

やめろ、ハルヒ。

ハルヒ「部屋で……」

うそだ、やめてくれ……。

ハルヒ「首を……」

やめてくれ!!

みくる「先輩、なんですか?」

キョン「朝比奈さん……国木田が自殺した件について、何か知ってるんじゃないですか?」

みくる「なんであたしが国木田先輩の自殺の理由なんか……」

キョン「昨日のことと……関係ないとは思えない」

みくる「……知りませんよ……」

キョン「そんなはずは!!」

みくる「……」ぽろぽろ

キョン「あ、朝比奈さん?」

みくる「ふえええん!き、昨日はごめんなさい!!」
みくる「あたし、国木田先輩と付き合ってたこと、キョン先輩に黙ってて…」
みくる「でも、あたし、国木田先輩の友達のキョン先輩がだんだん気になってきて……」
みくる「文芸部に入ったのも……先輩が目当てだったんです……」
みくる「あたしがちゃんと国木田先輩にそのこと話していればこんなことにはならなかったかも……」

みくる「あ、あたしのせいです!!」

キョン「朝比奈さん……」

キョン(嘘を吐いているのか?それとも本心なのか?)
キョン(しかし、写真で俺が脅されているということも事実……)

キョン「……大丈夫です、あさひ……いや、みくるは悪くない」

みくる「…………」

キョン「国木田の件は……遺書もなかったようだし、もはや知る術もありません」
キョン「それより、国木田を失った心の傷を俺が癒したい」

みくる「せ、先輩……嬉しい……」ひしっ

キョン(今は下手に逆らわないことだ……いずれチャンスは生まれる)

みくる(ふふ……ちょろいもんですね……国木田先輩の自殺の真相を知ればどんな顔をするか……)

その日の夜

ハルヒ「キョン……入っていい?」

キョン「ああ」

ハルヒ「……大丈夫?」

キョン「国木田のことか……まあ、大丈夫といったら嘘になる。ショックだよ」

ハルヒ「あたしも今日学校で聞いて驚いたわ……」

キョン(国木田が自殺なんてありえない……おそらくは朝比奈さんの仕業だ)
キョン(しかし、仮にそうだとして、この事態がハルヒの願いから逸脱したものかどうかが重要だ)
キョン(ハルヒの願望を満たせれば、世界は元に戻るんだからな)

キョン「ハル……母さんは、国木田の自殺のこと、どう思う?」

ハルヒ「……国木田君が自殺するなんて、考えれないわ」
ハルヒ「事件性があるんじゃないかしら」

キョン「でも警察は自殺って見解なんだろ」

ハルヒ「そうなんだけど……」
ハルヒ「……ごまかしかもしれないわね。自殺するほど悩んでた生徒に気づいて上げられなかった自分を」
ハルヒ「認めたくないからかも……」

キョン(……わからん、この国木田の自殺の意味は一体)

キョン「母さん……」

ハルヒ「ごめん、キョン……今はハルヒって呼んで……」

キョン「は、ハルヒ……」ぎゅっ

ハルヒ「……不謹慎かもしれないけど」

キョン「……」ごくり

ハルヒ「慰めてくれる?」

キョン「……」むくむく
キョン(やばいぞ、このままヤっていいのか、俺!!)
キョン(まずいだろ!!あの時のキスとはわけが違うんだぞ!!)

キョン(ん?ちょっと待てよ)
キョン(まさか単に俺がハルヒを慰めやすい状況を作り出すための歯車……だったのか?)
キョン(……そんなことのために、国木田は自殺……いや殺されたってうのか?)

キョン「なんだそりゃ」ぎゅううう

ハルヒ「え……」

キョン「ふざけるなよ!!」ぎりぎり

ハルヒ「ちょっと、痛いわよ、キョン!!」

どん!!

キョン「あんた……それでも母親かよ」
キョン「なんだかんだで、俺に抱かれたいだけじゃないのか?」

ハルヒ「な、何言ってるの?あたしは」

キョン「うるさい、そもそも親子でセックスなんてどう考えてもおかしいだろ」
キョン「そんなことに俺を巻き込むなよ」

ハルヒ「う……」

ハルヒ「何よ……説得力ないわよ……あの日……さんざんあたしの身体を弄んだくせに」

キョン「記憶にない」

ハルヒ「あんたから誘ってきたんじゃない」
ハルヒ「あの日のあんた、確かにちょっとおかしかったけど」
ハルヒ「あたし、あんたに必要とされて、嬉しかったのに……」ぽろぽろ

キョン(俺から誘った?それがハルヒの願望だったのか?)
キョン(しかし、既に俺の意識は改変前のものになってしまってる……)
キョン(この世界……やはり何かおかしい!!)
キョン(長門を疑うわけじゃないが、いつかのハルヒが消失したときみたいな……)

キョン(第三者の介入か……)

キョン「ごめん、母さん、きつい言い方をしたけど、やっぱり俺たちは親子なんだ」
キョン「安易に関係を持つのは、もうやめよう……」

ハルヒ「……そ、そうだよね」
ハルヒ「ごめんなさい、あたしが間違ってた……」
ハルヒ「やっぱりこんなの……おかしいもん……」

キョン「ごめん」
キョン(ハルヒがこんなこと望むわけないんだ……)

おそらくハルヒは、『キョンの母親になっていろいろ命令したい』とかくだらないことを思ってたんだろう。
しかし、それに便乗する形で、なんらかの陰謀が……てのは考えすぎだろうか。

キョン(とにかく、明日は長門たちと対策を……)

ハルヒ(キョンのアソコは……まだ元気なままなのに……)

抜いたら眠くなってきた

30分休憩する
おやすみ

翌日

古泉「なるほど、あなたのクラスメイトが自殺したとは聞いてましたが」
古泉「その理由までは考えていませんでした」

キョン「お前はどう思う」

古泉「そうですね、僕や長門さんの変化はもちろん、朝比奈さんに関しても涼宮さんの願いとは思えません」
古泉「あなたと涼宮さんが性交渉に至るための歯車……その考えは正しいと思いますね」

古泉「たとえば、こんな感じではないですか?」





長門「これ」

キョン「うん?」

長門「読んで」

キョン「これは?」

長門「エロ本」

キョン「いや、それはわかるが」

長門「読んで」

キョン「……明日返せばいいのか?」

長門「いつでもいい、使って」

キョン(借りた以上、使わないと失礼だよな)
キョン(お、こいつはなかなか……)
キョン(う……)どぴゅっ

ばたん!!

ハルヒ「キョン!!ご飯だってのが聞こえないの!?」

キョン「か、母さん!?」

ハルヒ「!?あんた、何やってんのよ!!」

キョン「いや、これは……」

ハルヒ「……もう、溜まってるなら、そんな本でしないで、あたしに言えばいいじゃない」

キョン「え?」

ハルヒ「お母さんが、本よりも詳しく教えてあげる……」





古泉「てな感じです」

キョン「うわぁ……まんまエロ漫画だな」

長門「そんなことのために……わたしは」ふるふる

キョン「気の毒だ……」
キョン「じゃあ、お前はどうなんだ?」

古泉「僕ですか?そうですねぇ」





古泉「さあ、もっといい声で鳴いてください」ぱんぱん

キョン「いい!!古泉のチンポ気持ちいい!!」ずぼずぼ

古泉「ほらほら、どんどん入っていきますよ」にゅぷぷ
古泉「あなたは本当にいやらしい人だ」

古泉「おや、またイッてしまったんですか?」
古泉「もう九回目ですよ……僕はまだ一度もイッてないというのに」

キョン「す、すまん……」

古泉「まあ、いいでしょう……今度は口でやってください」ぽろん

キョン「あ、ああ……」

俺は古泉の息子を丹念に舐る。
これが先ほどまで俺の穴を犯していたかと思うと、何やら変な気分だ。

古泉「おや?また勃ってきましたよ?」

キョン「しょ、しょうがないだろ……」
キョン「お、お前の舐めていたら……」

古泉「まったく、だからあなたはいやらしいというんだ」
古泉「僕も舐めてあげますよ」

お互いの陰部を舐めあう、所謂69の体勢だ。
俺と古泉は夢中で行為に励むが、やはり古泉のほうが一枚上手。
俺はあっという間に果て、快楽によって陰部から口を離してしまった。

キョン「あああああ……」

古泉「ほや、ふぉうおふぁりへひゅか?」どろっ

キョン「す、すまん古泉、また出してしまった」

古泉「ちゅるちゅる……んく……いえ、ごちそうさまでした」
古泉「やはりあなたの精液は格別だ」

キョン「古泉……」

古泉「キス……しましょうか」

さきほどまで俺の精液を含んでいた古泉の口内に舌をいれる。
苦味を感じるが、不思議と不快感はない。

古泉「ん……」ちゅぱ

キョン「はあ……」だらー

古泉「ふふ、今度は僕に入れてくれますか?」

キョン「で、でも……」

古泉「あなたのアソコはまだまだ大丈夫そうですが?」

古泉の言うとおり、既に俺の愚息はまた元気を取り戻していた。

キョン「あう……」

古泉「さあ、来てくだ





キョン「待て、長いぞ」

古泉「おや、これは失礼」

古泉「まあ早い話が、ホモであるあなたを正常にするため、母親自身が文字通り人肌脱ぐというわけです」
古泉「そのためのパーツとして、僕にこのような性癖が与えられたのでしょう」

キョン「なるほど。しかし同性愛もそうだが、近親相姦も異常である事には変わりないが」

古泉「どちらにせよ息子のことを思う所以ですよ」
古泉「歪な愛ですけどね」

古泉「まあ早い話が、ホモであるあなたを正常にするため、母親自身が文字通り一肌脱ぐというわけです」


人肌脱いでどうすんだ、死ね

キョン「じゃあ、朝比奈さんの変わりようはやっぱり国木田を……」

古泉「……まだはっきりとしたことはいえませんが」
古泉「それだけではないように思います」

長門「朝比奈みくるの場合、変化が大きすぎる」
長門「彼女の行動は、我々とは比べ物にならないほど、涼宮ハルヒとあなたの性行為に結びつく要因を作り出す」
長門「まるで……」
長門「彼女を中心に、世界が回っているよう」

悪いが寝る
再開は昼予定
残ってらここに書くし、落ちたらまた立てる
おやすみ

キョン「まさか、黒幕が朝比奈さんって言いたいのか?」

古泉「いえ、必ずしもそうではないでしょうが……なんらかの形で関与しているのではないでしょうか」
古泉「むしろ朝比奈さん個人ではなく、彼女が属する組織の仕業かも……」

長門「そう、断定はできない」
長門「しかし、涼宮ハルヒを除くSOS団のメンバーで朝比奈みくるだけが異常すぎる」
長門「注意するべき」

朝比奈さんに注意するってのは嫌というほどをわかってるさ。
なんせ国木田を殺しちまうほど狂ってるんだからな。

キョン「ところで、お前たちのバックについている機関や思念体は健在なのか?」

古泉「一応は。涼宮さんの正体について認識していた者はこの世界においても記憶の引継ぎが行われたようです」
古泉「しかし……」

キョン「どうかしたのか」

古泉「……僕らと同様、改変の影響は受けています」

長門「わたしたちインターフェースも同様に」
長門「……なぜか朝倉涼子がわたしの家にいる」

それは驚きだ、俺のクラスには相変わらずいなかったが。

キョン「……その朝倉に敵意はないんだろうな」

あいつには殺されるイメージしかない。

長門「平気」
長門「むしろ、敵意を持ってくれていたほうがよかったかも」ぷるぷる

キョン「……」

おい、朝倉は一体どんなキャラに変わってるというんだ。

キョン「まあ、ともかく、朝比奈さんの目的……いや、未来人側の目的か?」
キョン「それを判明させないといけないわけか」

古泉「といっても、それは僕たちの仕事です」
古泉「あなたは安易に涼宮さんと性行為を行わぬよう……慎重に行動してください」

無論だ。
ハルヒにもその旨は伝えた。
一応今は母親なんだ、間違いはおこさないさ。

長門「しかし欲情はしている」

キョン「な、なんだって?」

長門「あなたは母親である涼宮ハルヒに幾度となく欲情している」
長門「危険」

キョン「そりゃあ、元々は血の繋がらないの他人だ」
キョン「そいつの裸を見て、反応しないほうが男としておかしいだろ」

長門「……そもそも一緒に入浴すること自体が異常」
長門「それに、この世界では間違いなく血が繋がっている」
長門「感覚は、本来の母親と接するのと同様のはず」

キョン「そんなこと言われてもな……」

日曜日

キョン「ね、寝坊した!!!」

不思議探索に遅れる!!と思ったのも束の間。
今はSOS団団長は存在しないことを思い出す。

キョン「焦ったぜ」

ハルヒ「あ、ようやく起きたのね、キョン」

キョン「母さん、おはよう」

そろそろハルヒを「母さん」と呼ぶのも慣れてきたな。
こりゃ元の世界に戻っても間違って呼びそうだぜ。

ハルヒ「あのね、お母さん、今から買い物に行くんだけど……」

キョン「うん」

ハルヒ「い、一緒に来ない?」

キョン「なんで?」

こいつ、まだ息子である俺を誘惑する気か?
あれほど言ったのに。

ハルヒ「え、えっと……そう、荷物、一人じゃ運べないだろうし」

キョン「……」

ハルヒ「あ、あの」

キョン「……」

ハルヒ「だ、ダメかな……」ぽろぽろ

キョン「それくらいで泣くなよ……荷物運びくらいやってやるから」

ハルヒ「あ、ありがとう」ぱああ

しかし偉そうにしたり、しおらしくなったり、笑顔になったり、忙しい奴だ。
情緒不安定じゃないのか?

キョン「と、車か」

ハルヒ「うん、ちょっと遠出だからね」

ハルヒが車を運転するという珍しい光景を見ながら、俺とハルヒは目的地のデパートへ。
そういや、妹はどうした?

ハルヒ「あの子なら、ミヨキチと遊びに行ったわよ」
ハルヒ「ほんと、仲がいいわよねあの二人」

ふーん、さいか。

ハルヒ「お夕飯もお呼ばれするって言ってたし……」
ハルヒ「今日はさ、二人で外食にしようっか」

聞いてないぞ、母さんよ。

それに今日は日曜だ。
六時から始まる国民的アニメを二本続けて見ないと日曜日が終わるということを体感できないぜ。

ハルヒ「アニメなんかいいでしょ……」

むくれるハルヒ。
何故だろう、こんな顔、見慣れてるはずなのに、どきどきしてくる。

キョン「はは、息子と食事するのがそんなに楽しみなのか?」

ハルヒ「……そうよ、悪い?」

今度は眉間に皺を寄せる。
可愛いぞ、ハルヒ。

キョン「そういや、忘れてないか。俺、みくると付き合ってるんだぜ?」

ハルヒ「……忘れてないわよ」
ハルヒ「どうして……そんな意地悪言うの?」じわっ

おっと、運転中に泣くのはやめろよ。

キョン「ごめんよ、でも、母さんがあまりにも俺との約束をないがしろにしてるようでさ」
キョン「この前したばっかりだろ?安易に関係を持つのはやめようって」

ハルヒ「わかってる」
ハルヒ「でも、一緒に外食したり買い物したりすることまでやめるとは言ってない!!」

ごもっともだ。

キョン「じゃあ今日の食事も行ってもいいが、その後で……ってのはなしだぜ?」

ハルヒ「うるさい!初めからそんなつもりないわよ!!」

だったらそんなに怒鳴ることもないだろうに。
密かに期待してたんだろうな。

ハルヒをいじるのは楽しかった。
俺の嫌味にいちいち肩を震わせて涙ぐんでいる姿はどうしようもなく可愛かった。
そして、たまに持ち上げてやると、今までの涙が嘘のような笑顔に早変わりだ。

キョン「泣いたり笑ったり忙しい奴だな」

ハルヒ「泣いてないわよ!!」

キョン「その目の下にある液体はなんだ?」

ハルヒ「うるさいうるさい!!」ぐしぐし

みくる「あれぇ?先輩じゃないですか?」

俺とハルヒがデパートでの買い物を楽しんでいると、いまや一番恐ろしいと感じる人物が現れた。

みくる「先生と……いえお母さんとお買い物ですか?」にこ

ありきたりな表現だが、朝比奈さんの顔は笑っていても目が笑っていない。
怒りに満ちたその双眸は、ハルヒではなく俺に向けられている。

ハルヒ「み、みくるちゃん、あのね」

みくる「なんですか?」ぎろっ

ハルヒ「ひっ……」びくっ

キョン「おい、なんか用か」

みくる「いえ、今日先輩とデートしたいなぁと思って電話やメールをしたんですけど、なかなか繋がらなかったんで」
みくる「しかたなく一人でぶらぶらしてたら」
みくる「変態親子がいちゃいちゃしてたんですよ」ぼそっ

最後の言葉は俺にだけ聞こえるように、耳元で囁くように言いやがった。

ハルヒ「ど、どうしたの?」

みくる「ああ、あたしたち、これから別行動です」

ハルヒ「あ、あたしたちって?」

みくる「あたしとキョン先輩にきまってるじゃないですかぁ」
みくる「あたしたち、付き合ってるんですから♪」

ハルヒ「で、でも今日はあたしと来たんだし……」

みくる「……なんですかぁ、もしかして、息子を盗られたー、とか言いたいんですか?」

ハルヒ「べ、別にそんなわけじゃ」

みくる「そうですよねぇ、普通の母親だったら、息子に彼女ができたことを喜ぶはずですよねぇ」

ハルヒ「そ、そうよ……あたしもみくるちゃんみたいな子がキョンの彼女で……すごく嬉しい……」ぽろぽろ

みくる「あは、うれし泣きですか?ありがとうございます♪」

ハルヒ「う……ひぐっ……」

ハルヒは俯いて泣いていた。
俺はフォローをいれたかったが、ここにいるのは俺とハルヒの秘密を脅迫のネタにしている朝比奈さんだ。
下手にハルヒを庇うことはできない。

キョン「じゃ、じゃあ俺たち行くよ」
キョン「電車で帰るから……待ってなくていいよ」

ハルヒ「う、うん……ひぐっ……ぐすっ……」

みくる「やったぁ、せんぱいとデートだぁ♪」

キョン「……みくる、何故ここがわかった?」

みくる「ふえ?何のことですか?」

キョン「誤魔化すなよ、こんなピンポイントで偶然現れるわけがないだろ」
キョン「そもそもこのデパートは俺たちの住んでいるところからは結構遠い」
キョン「狙ってでもなけりゃ、遭遇することもないはずなんだ」

みくる「なに言ってるんですか、そういう偶然だってありますよぉ」
みくる「そ・れ・よ・りぃ」
みくる「今日はみくる、ちょっとわがままになっちゃうかも」

くそ、何が狙いだ。

みくる「ねえ、キョン君、自分の未来に絶望したことってありませんか?」
みくる「あたしはいつも考えてます。自分が未来を守るためにこの時代に派遣されたということにも疑問をもっています」
みくる「そもそも、なんで必死になってまで涼宮さんのお守りをしながらあたしが苦労しなくちゃいけないの?」
みくる「禁則事項、禁則事項で言いたいこともやりたいことも全部封じられている」
みくる「あたしのこと、ちゃんと見てくれてますか?」
みくる「キョン君、見てくれてますか?」

みくる「ねえ、キョン君、このまま、この世界のまま……一緒に生きよう?」
みくる「ここでは涼宮さんは母親……どうあがいてもキョン君と結ばれることはない……」
みくる「ねえ?いいでしょ?」

朝比奈さんの行動は俺とハルヒが結ばれる要因になりうる可能性が高いようですが?

みくる「そんなの知りません……涼宮さんには、絶対キョン君は渡しませんから」

みくる「あたし、今日は帰りたくない」

そういって朝比奈さんに導かれるままの俺。
脅されている俺が抗うことなどできるはずもない。
すんなりチェックイン、そして部屋へ。

みくる「後悔なんてしてませんよ、あたしは」

優しいキス。
しかし、俺にとっては残酷以外のなんだっていうんだ。
そうだ、このまま流されてたら、元の世界に戻れないぞ。

キョン「……やめてくれ」

どん!!

みくる「きゃあ!!」

キョン「やっぱりやめましょうよ」
キョン「朝比奈さん、前の世界の記憶があるんでしょう?」
キョン「だったら帰りましょう、SOS団に」

みくる「……さっきまで何を聞いていたの?」

みくる「あたしはこの世界がいいんです」
みくる「キョン君……いえキョン先輩とずーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと一緒に暮らすんです」

キョン「こんな世界、いつか綻びが……!!」

みくる「……そうですか、あたしを拒むんですね」
みくる「いえ、あたしだけじゃないんですよ、あなたが拒んだのは……」
みくる「あなた自身を……この世界が生まれた原因を作ったあなた自身も拒んだんですよ?」
みくる「後悔……しないでくださいね」

なんとか解放された俺は、一目散に家へと向かう。
その最中、俺は朝比奈さんの言葉を頭の中で反芻させていた。

みくる「あなた自身を……この世界が生まれた原因を作ったあなた自身も拒んだんですよ?」

どういう意味だ?
俺がこの世界を作った原因?
身に覚えがないんだがな……。

朝比奈さんが俺と結ばれたいと思ったなら、確かに俺にも原因があるといえよう。
しかし、彼女の言い方では、俺もこの世界を望んでいたように解釈できる言い回しだった。

キョン「まあ、それは置いといて」

今はハルヒのご機嫌取りが先だな。

家に到着し、リビングへ行くとハルヒの姿を発見した。

ハルヒ「おかえりぃ、我が愛しの息子ー」

酒くせえ。
よく見ると、ハルヒの周りには酒瓶が散乱している。

キョン「飲みすぎだ、酔っ払い」

ハルヒ「うるひゃいわねぇ、飲んでなきゃ、やってらんないのよ」

ハルヒ「みくるちゃんとのデートはどうだったの?」

にやにやと俺に顔を近づけて問うハルヒ。

キョン「別に、ぶらぶらしただけで」

ハルヒ「うそよ、うそ!!こんなに遅くなるなんて、何回エッチした!?言えー!!」

俺の胸倉を掴んで揺するな。

キョン「な、なんもなかったって、本当だ」

ハルヒ「うそ」

キョン「ほんとうに」

ハルヒ「だったら、確かめさせて?」

キョン「確かめるって、どうやって……ん……」

突然のキス。
ハルヒの舌が、俺の舌にまとわりついてくる。

ハルヒ「ん……ん……ちゅぱぁ……あは、キョンのおいしい……」

キョン「ちょっと待て、約束は……」

ハルヒ「しらなーい」

すごい、なんだこの匂い。
酒を飲んで汗ばんだハルヒのフェロモンが、俺の股間を元気にさせる。

ハルヒ「ここ、もう元気いっぱいね」

ハルヒが俺の息子をズボンの上からさする。
それだけでもう暴発寸前だ。

キョン「やめろ……シャレにならんぞ」

ハルヒ「だったら、まえみたいにつきとばせば?」

ふふふ、と妖艶な笑みを浮かべるハルヒ。
わかっているんだ、俺がすでに逆らうことが出来ないということに。

ハルヒ「ねえ、あたしのも触ってよ」

俺の手は彼女の胸へと誘われる。
タートルネックのセーターごしに触る胸からは、ブラの固さが感じられた。

ハルヒ「キスして」

今度は俺からハルヒにキスをする。
我ながら情けない、あれほど関係を持つことはいけないと心に誓ったはずなのに。

ハルヒ「ねえ、きょん……みくるちゃんとほんとうにしてないの?」

キョン「だんじて否だ」

ハルヒ「じゃ、じゃあねえ、じゃあねえ、みくるちゃんだけじゃなくて、ゆきともやってない?」

キョン「やってない」

ハルヒ「ほんと?ほんとう?」

キョン「本当だ、俺はかあ……ハルヒとしかしない」

ハルヒ「うれしい……」

やばいぞ、これは。

ハルヒ「あのね…じつはね…」
ハルヒ「きょう、きけんび……なんだ」

なんですと。

ハルヒ「かくご……できてる?」

古泉「おや、またイッてしまったんですか?」
古泉「もう九回目ですよ……僕はまだ一度もイッてないというのに」

キョン「す、すまん……」

古泉「まあ、いいでしょう……今度は口でやってください」ぽろん

キョン「あ、ああ……」

俺は古泉の息子を丹念に舐る。
これが先ほどまで俺の穴を犯していたかと思うと、何やら変な気分だ。

古泉「おや?また勃ってきましたよ?」

キョン「しょ、しょうがないだろ……」
キョン「お、お前の舐めていたら……」

古泉「まったく、だからあなたはいやらしいというんだ」
古泉「僕も舐めてあげますよ」

キョン「は!!」

俺は古泉が嬉々として説明していたシーンを思い出す。
これで俺のティンポは膨張を留めることに成功した。

キョン「悪い、やっぱ俺、責任持てないよ」
キョン「すまない、母さん!!」

ハルヒ「すうすう……」

キョン「は?」

ハルヒ「むにゃむにゃ……キョン……」

酔いがまわりすぎて寝ちまうなんて、そりゃないぜ。

翌朝

ハルヒ「ああ……頭痛い……今日は休む……」

キョン「ダメだ、自業自得だろ」

妹「お母さん、かわいそう」

キョン「かわいそうなもんか、こいつは昨日」

妹「昨日?」

キョン「いや、なんでもない」

ハルヒ「あー……吐きそう……」

キョン「で、結局風邪ってことで休んじまいやがった」

谷口「おいおい、いいのかよ、それ」

キョン「よくはないが、まあマジで体調悪そうだったし、しかたないだろ」
キョン「黙っててくれよ」

谷口「ま、いいんだけどさ、ハルヒ先生が来ないと、なんか張り合いがないんだよな」

キョン「俺は大助かりだ」

谷口「お前にとっては母親だから何も感じないかもしれないがな」
谷口「思春期の男子にとっては貴重な」

キョン「貴重ななんだよ、おい」

谷口「いや、」

キョン「おい」

谷口「す、すまん、そう怒るな」

谷口「それほど親しみやすい先生ってことだよ」

キョン「そういうことにしといてやる」

谷口「でも…ちょっと怪しい噂も立ってるんだよな」ぼそっ

キョン「なんだって?」

谷口「いや、小耳に挟んだ程度のしがない噂話だよ」
谷口「息子のお前にはちょい嫌な感じの……」

キョン「どんな噂だ」

谷口「いや、ほんと根も葉もないから」

キョン「とか言いつつ俺に言いたかったんじゃないのか?」

谷口「ま、まあな、怒らずに聞いてくれよ」

キョン「母さんが生徒と密会?」

谷口「誰が言い出したのかわからないし、単なる嫉妬した女子の中傷だろうけどな」
谷口「ほら、男子には人気あるけど、あの容姿は女子たちには嫉妬の対象だろうから」

キョン「……」

谷口「そう落ち込むなって。それほどお前の母ちゃんはべっぴんだってことだ」

俺にはそれが単なる誹謗中傷だとは思えない。
この密会というのが朝比奈さんが見せたあの写真のことだとすれば、噂の出所はもちろん朝比奈さんとしか思えない。
俺が昨日拒んだから、その報復として噂を流し始めたのだとしたら……。

夕方まで休憩

今更ながら自分はグロと昼ドラが大好きだ
これからグロもいくつもりだから苦手なら自己判断でよろしく

放課後、ハルヒが休みということで文芸部も休みということになった。
朝比奈さんならここぞとばかり俺を遊びに誘うと思っていたが、昨日あんな別れ方をしておいてそんなことを期待するほうが間違いだった。
結局、俺は朝比奈さんの携帯へ電話することで会う約束を取り付けた。

みくる「話ってなんですか?」

キョン「例の写真の件だ」

みくる「ああ、あの写真ならもうあたしはもう持っていませんよ」

キョン「なんだって?」

みくる「くす……このあたしにあんな恥をかかせて……何もしないとでも思ってたんですか?」
みくる「バカですねぇ」

キョン「じゃあ、あの噂は」

みくる「あたしが写真を譲渡した相手の仕業でしょうね」

キョン「誰なんですか、それはいったい」

みくる「さあ、あたしが教えるわけないじゃないですか」
みくる「それとも、教えたらあたしのものになってくれるんですか?」

キョン「ちっ、もういい!!」

みくる「あはははははは!!」





古泉「写真が他者に渡ったと…それは信じていいものなのでしょうか」

キョン「さあな、しかしたとえ朝比奈さんが未だに所持していたとしてもどうにかできるもんでもあるまい」

長門「朝比奈みくるの言うことは事実」
長門「彼女の部屋に侵入したが、それらしきものはなかった」

キョン「お前、そんな危険なことをしてたのか」

長門「わたしではなく」
長門「朝倉涼子が」

ドロボウにでもなったのか、朝倉は。

キョン「その朝倉は信用できるのか」

長門「おそらく」





長門「朝倉涼子、テレビ消して」

朝倉「いやよ、今から挿入シーンなのよ」

長門「………」

朝倉「ああ、ダメね、この男優、ゴムしてないわ」
朝倉「ゴムなしセックスなんて、単なる生殖行為じゃない」
朝倉「ゴムをつけるからこそ、娯楽のためだけのセックスって感じがするのに」

長門(なにをいってるのかわからない)

朝倉「うそ、この女優演技って感じがして全然だめ」
朝倉「身体は申し分ないのにねぇ」

長門「消して」

朝倉「あともう少ししたらね」

長門「朝からずっとAV見てる」いらいら

朝倉「これがあたしの役割なんだからしかたないじゃない」

長門「ちがう、あなたはわたしを困らせて楽しんでいるだけ」

朝倉「なんで困ってるの?」

長門「……性行為はもっと神聖でおごそかなもの」
長門「むやみやたらと見たりするものではない」

朝倉「エロ本広げながら言っても説得力ないわね」

長門「これこそ、わたしはやめたくてもやめらないのだから、しかたのないこと」

朝倉「じゃああたしも一緒」

長門「ちがう」

朝倉「ちがわないわよ、それにべつにあたしたちが実際にしてるわけじゃないからいいじゃない」
朝倉「それとも、長門さんはしてみたいと思ったりするの?」にやにや

長門「……ない」

朝倉「わかった、キョン君としたいんだ」

長門「ちがう」

朝倉「じゃあ古泉君かしら」

長門「ちがう」

朝倉「じゃあねえ……大穴で谷口君!!」

長門「冗談じゃねえ」

朝倉「!!?」

朝倉「えっと、ね。ごめんなさい」

長門「いい」
長門「さっさと」
長門「カレーさえ作ってくれれば」

朝倉「うん」
朝倉「それ無理」

長門「なぜ」

朝倉「材料がないから」

長門「ないなら買えばいい」

朝倉「お金ないわ」

長門「そんなはずない」
長門「前は偽札作り放題だった」

朝倉「だって、この世界では情報操作に制限が」

長門「そうだった」

朝倉「どうする?」

長門「……」
長門「…………」
長門「………………」
長門「朝比奈みくるの部屋からお金を盗み出せばいい」

朝倉「そんなことしていいの?」

長門「いい」
長門「今は朝比奈みくるは敵」
長門「なにしてもいい」

朝倉「そうね、じゃあちょっくら行ってくるわね」





朝倉「情報操作はできないからピッキングで」かちゃかちゃ

がちゃっ

朝倉「すんなりほんとに空いちゃった……」
朝倉「お邪魔します」

みくる「はい、どうぞ」

朝倉「あ、すみません」
朝倉「……」
朝倉「あれ?」

みくる「どんな御用ですかぁ?」

朝倉「えっと、その……」
朝倉「お金……貸してください」

みくる「べつにいいですけどぉ」
みくる「この写真……長門さんに渡してくれませんか?」

朝倉「え?この写真……涼宮さんとキョン君じゃない!!」むはーっ

みくる「そうですよぉ」
みくる「ね?間違いなく長門さんに届けてください」
みくる「お金は差し上げますから」

朝倉「そ、そうね」
朝倉「間違いなく、届けるわ」じゅるり

朝倉「とは言え、こんなおか……じゃなくてレア写真を素直に長門さんに渡すのはどうでしょう」
朝倉「変態朝倉としては、このままポッケにないないしてしまうのがいいのでは?」
朝倉「でも、後でばれたらなぁ」
朝倉「って、そうか」
朝倉「デジカメのデータだから、自分の分を印刷すればいいのよ!!」
長門「やったね、涼子」
朝倉「やったわよ!!」

長門「没収」

朝倉「なぜ、そんな……」

長門「ストーキングは得意」

朝倉「あら、そうなんだ」

長門「この写真のデータは、わたしが保管する」

朝倉「でもおかしいじゃない、そんなものをなんでわざわざあなたに渡すようにしたの?」

長門「あなたが知る必要はない」
長門「おそらく、彼女はまだ密会の写真を多数所持している」
長門「これもコピー品、わたしに渡しても痛くもかゆくもない」

長門(朝比奈みくる……おそらくわたしを消すことはいつでも可能と言いたいのだろう)
長門(このSDカードの入っている写真データをわたしに渡したということは……)
長門(彼に、朝比奈みくるが写真をすでに破棄したということをアピールしろという指示)
長門(逆らえば、消される)





長門「朝比奈みくるにはすでに脅迫する証拠を持ち合わせていない」

キョン「そ、そうか」
キョン「しかし、今度は誰に脅されているかわからない状況じゃ、余計に不安になっちまう」

長門(これが狙い……)
長門(彼を追い詰めて、涼宮ハルヒも追い詰める)
長門(その先には一体何が!?)
長門(……見たい)ぞくっ

>長門(このSDカードの入っている写真データをわたしに渡したということは……)
長門(このSDカードに入っている写真のデータをわたしに渡したということは……)

七時まで休憩

このままにしておくのも暇だな
>>650のネタも織り交ぜることにするわ

しりとりしようぜ

れもん

>>602
ンジャメナ

てめーら被りすぎだろニュータイプかwwwwwwwwwww

ハルヒ「うーん……あれ?あたしなんで寝てるんだっけ?」
ハルヒ「いたたた…頭痛いよ…」

キョン「起きたのか」

ハルヒ「あたし、今日学校…」

キョン「休んだだろ」

ハルヒ「そうだっけ…」

キョン「飲みすぎなんだよ、酔っ払い」

ハルヒ「あ、あのさ、昨日の夜、あたし、なにかしなかった?」

キョン「なにかって?」

ハルヒ「いや、その……なにもなかったんならいいのよ」

キョン「そうかい」

ハルヒ(やっぱり、あれは夢だよね)

ハルヒ(もうキョンとは関係は持たないって約束したばかりなのに)
ハルヒ(あ、あれがもし夢じゃなかったんならキョンに嫌われちゃうもん……)

キョン(ハルヒが生徒と逢引しているという噂を流している生徒を止めないと)
キョン(証拠の写真を学校側に送りつけられてでもしてみろ、俺たちは破滅だ)
キョン(……朝比奈さんを正気に戻すのはもう無理だ)
キョン(古泉や長門と協力して、つきとめてみせる)

しかし、手がかりもない状態でそんな噂を流す者をつきとめることなど、不可能だった。

キョン「くそ、全然見つからないのか」

古泉「機関の調査でもわからないとなると……もはやお手上げです」

長門「こちらも同じく」

キョン「早く、早くしないと……いつあの写真がばらまかれるか……」

古泉「…いっそのこと、朝比奈さんを拷問するというのはどうですか?」

キョン「…なんだと?」

古泉「本来なら写真を朝比奈さんが所持している段階でやるべきだったのかもしれませんが」
古泉「非人道的ということで見送ってきました」
古泉「しかしことがことだ」
古泉「今までも機関がクリーンな手段ばかりを講じてきたわけではないんですよ」

キョン「……」

古泉「最終手段です」
古泉「決めるのは……あなたです」

キョン(……国木田を殺した朝比奈さんに何のお咎めもないというのが間違いなんだ)
キョン(そもそももとの世界に戻ればすべて元通りなら……)

キョン「やってくれ、古泉」

古泉「よろしいのですか?」

キョン「ああ、その代わり、俺も立ち会う」

みくる「拉致監禁なんて穏やかではないですねぇ」
みくる「事態が進展しないから拷問ですか」

キョン「あなたがすぐに質問に答えてくれれば、何もしませんよ」

みくる「先輩、いえ、キョン君、間違ってるのはそちらなんですよ、いい加減気づいてください」

キョン「何に」

みくる「この前も言ったじゃないですか。この世界を望んだのは、キョン君なんですよ」

キョン「でたらめだ、それは」

みくる「都合よく忘れちゃうんですか?」

記憶がないのは事実だ。
もしかしたら朝比奈さんの罠かもしれない。

キョン「やってくれ、古泉」

古泉「はい、では軽くいきますか」

ぐきぃ!!

みくる「え?」
みくる「あれ?痛い、肩が、肩が!!」

古泉「肩の関節をはずしたんですよ」
古泉「言っておきますが我々はあなたが死ぬことで世界が救われるとも考えている」
古泉「手加減はしないので、あしからず」

朝倉と長門の百合プレイ以外に何を求めよう。長門が受けかと思いきや、途中で逆転朝倉が攻められちゃえよ
みくるは人格崩壊するまで拷問すればいいよ。指切り落としたり目に一本ずつ針刺したりモフモフの子猫を目の前に置いて触らせないとか口にホースつっこんで水責めしたり

安価は絶対だよな……
クレしん見てるから休憩

飯食ってんだYO
それにしても、しんこちゃんはシリーズ化したのか

みくる「は、は、は、は……」ずきずき

古泉「写真を現在所持しているのは誰です?」
古泉「いえ、もっと踏み込んで聞きます。あなたの目的は?」
古泉「なぜ彼と涼宮さんを追い詰めるようなマネをするんです」

みくる「知り……ません」

古泉「気絶しないでくださいよ」

ウィイイイイイイイイイイン

キョン「おい、古泉」

古泉「手加減はなしといったはずです」

シャアアアアアアアアア

みくる「あああああああ!!!!!足が、足が!!!!!!」

古泉「骨までは達してませんよ」

古泉「もう片方の足もですね」

ギュワアアアアアアアアアアアア

みくる「いやああああああああ!!!!痛い!!!足がちぎれる!!!!!」

ドクドクドク
朝比奈さんの両足からは夥しい量の血が流れ、血の水溜りを作っていく。

>>682
うわぁ・・・

みくる「あ……」くらっ

古泉「このままだと出血多量で死にますね」

キョン「うぷ……拷問になってないじゃないか」

古泉「治療班、お願いします」

古泉が呼んだ治療班は手馴れた様子で朝比奈さんの足の治療を始める。

キョン「うえ……」

古泉「吐いても大丈夫ですよ、血の臭いは慣れてないと気持ち悪いですからね」

みくる「ひゅー、ひゅー、ひゅー……」

古泉「足の縫合と輸血が完了しました」
古泉「拷問を続けます」

みくる「ま、まだ……やるんですか?」

古泉「なかなか精神力の強い人だ」
古泉「しかしはかいこれからあなたは壊されては治され、壊されては治されてを繰り返すことになります」
古泉「耐えられますかね」

みくる「きょ、キョン君……助けて……」

キョン「……」

みくる「キョン君……」

古泉「次は腹を切ります」
古泉「内臓は傷つけません、綺麗に切ってあげますよ」

みくる「お……なか?」
みくる「だめ!!それだけはやめて!!」

古泉「おや?」

古泉「腹はだめ?それはなぜ?」
古泉「何故なんですか?」

みくる「そ、それはぁ」

古泉「早く喋ったほうが身のためですよ」

すらっ

みくる「あ、あかちゃん」

古泉「うん?」

みくる「お腹の中に赤ちゃんがいるんです!!」

みくる「こ、この子だけは、この子だけは……」

古泉「ふふふ、そんなこと知ってましたよ」
古泉「それが彼との子供だということもね……」
古泉「そして、そのことが涼宮さんにバレるのを恐れたあなたは……」
古泉「彼と共に」

すぱん

古泉「え?」

キョン「お喋りが過ぎたな」
キョン「何もかも思い出したよ」

古泉「そう……」
古泉「それでいいんですよ……」

日本刀で袈裟切りを受けた古泉は、そのまま崩れ落ちる。
機関の人間が俺を取り囲もうとするが、もう遅い。

キョン「逃げますよ、朝比奈さん」
キョン「長門、頼む」

俺の声は滞りなく長門に届いたようだ。
俺と朝比奈さんの身体は、一瞬の光に包まれ、拷問部屋から消失した。

みくる「キョン君……よかった、記憶が……」

キョン「おかげで戻りましたよ」
キョン「計画も……全部……」

みくる「じゃあ、やっぱり涼宮さんを……」

キョン「ああ、涼宮ハルヒを」
キョン「あいつの中の能力を、殺す」

拷問・・・は?いや、べつにいいんだよ?うん、別に。期待してたわけじゃないしさ。うん

キョン「長門……」

長門「……記憶が戻った?」

キョン「だから、お前の記憶も戻ってるんだろ?」

長門「そう」

キョン「古泉と朝比奈さんには悪いことをしました」
キョン「責任を二人に押し付けていたみたいで…」

みくる「あたしのことはいいんです」
みくる「それより、古泉君が……」

キョン「致命傷にはなっていないはずです。それでなくても機関の医療班も控えていた」
キョン「まず死にはしないでしょう」

みくる「そう……ですよね」

長門「あなたとわたしの特定の記憶のリンクを切断する」

キョン「ああ、すまないな」

みくる「それで、涼宮さんは?」

キョン「相変わらず俺の母親として振舞っていますよ」
キョン「ハルヒの記憶を蘇らせることは、俺よりも困難かもしれませんよ」

みくる「そうですね……キョン君ですら拷問でようやく記憶が戻ったくらいですし」

長門「涼宮ハルヒにも拷問を見せる?」

キョン「さすがにそれはだめだ。あいつの場合、記憶が戻る前に精神がおかしくなっちまいそうだ」

そう、すべてはバレンタインのあの日から始まった。





ハルヒ「なるほど、近親相姦って奥が深いわね」

こんこん

ハルヒ「うわ!!隠さなきゃ!!」
ハルヒ「は、はいはい!!」

キョン「なんだ、ハルヒだけか」

ハルヒ「そう、あたしだけよ」
ハルヒ(エロ漫画見てるときに来るんじゃないわよ)

みくる「遅れてすみませーん」

長門「遅れた」

ハルヒ「珍しいわね、どうしたの?」

みくる「って、涼宮さんひどいです、今日は……」ごにょごにょ

ハルヒ「あ……ごめん忘れてたわ」

みくる「もう、言い出したのは涼宮さんですよ」

ハルヒ「そうだったわね」
ハルヒ(最近エロ漫画にはまっててすっかり忘れてたわ)
ハルヒ(今日がバレンタインということに!!)

ハルヒ(うー、今更チョコを何も用意してないなんていえない)

古泉「おや、皆さんおそろいで」

みくる「あ、古泉君もきました!早速、渡しましょう!!」

長門「渡す」

キョン「ん?あ、そうか、今日はバレンタインか」

古泉「おや、また今年もくださるのですか?ありがとうございます」

みくる「ほら、涼宮さんもはやく!!」

ハルヒ(くぅ、みくるちゃん、ほんとうは全部わかってて言ってるんじゃないかしら!?)

ハルヒ「ええと、あたしは、ちょっと懲りすぎてまだ完成してないのよ」

キョン「本当は忘れてただけだろ」

ハルヒ「ちがうわよ、バカキョン!!明日には持ってきてあげるから、覚悟しときなさい!!」

キョン「そうだな、一応楽しみにしとくよ」

みくる「そういえば、キョン君は他の人からももらえましたか?」

キョン「いえ、いつもどおりですよ」
キョン「母や妹くらいからはもらえるかもしれませんが」

ハルヒ(母親……妹ねぇ)
ハルヒ(バレンタイン……チョコのひとつももらえずに帰ってきた息子にチョコを渡す母親)
ハルヒ(『母さん、ありがとう』『まったく、いくつになっても子供なんだから』)
ハルヒ(そしてそれが本命チョコと知った息子は、母親と……)
ハルヒ(いいわ、すごく)

ハルヒ(でもちょっと待って、このあたしはそんなありきたりなシチュじゃ満足しないわよ)
ハルヒ(息子は可愛い後輩からチョコをもらって帰ってきた)
ハルヒ(嫉妬した母親は、色仕掛けで息子を食べちゃうのよ)
ハルヒ(そして息子は、後輩と母親の板ばさみになって……)
ハルヒ(これよ、これだわ!!)





ハルヒ「おかえり」

キョン「ただいま」

ハルヒ「ねえ、今日バレンタインでしょ」にやにや

キョン「ああ、なんだよ、そんな顔して」

ハルヒ「チョコ、もらえたの?」

キョン「……まあな」

ハルヒ「!!?え、うそ……」

キョン「なんだよ、そりゃ。自分から聞いておいて」

ハルヒ「そ、そうだけど」おどおど

キョン「ほら、朝比奈さんからだよ。多分義理だけど」

ハルヒ「そ、そうよね、あんたには、義理が」

キョン「ハルヒ」

ハルヒ「え?」

キョン「もう、やめよう」

ハルヒ「な、何よ、いきなり親を呼び捨てに」

キョン「こんなことついつまで続けるつもりだ?」
キョン「いつまで母親ごっこをやれば気が済むんだ」

ハルヒ「…わけわかんない」

キョン「……抱けば、満足してくれるのか?」

ハルヒ「え?え?」

キョン「お前がそういうエロ漫画に興味を持ってたことくらい…お見通しなんだよ」

ハルヒ「なんで学校で……」

キョン(ここでやらないと朝比奈さんが写真を撮れないからな)
キョン「ハルヒ、」

ハルヒ「ちょ、ちょっと、待って!!まだ心の準備が!!」

キョン「だめだ」

ハルヒ「そんな……」

ハルヒ「はあ……はあ……はあ……」

キョン「ハルヒ……」

ハルヒ「すごかったよ…キョン…」

キョン「そうか」
キョン「満足できたか?」

ハルヒ「満足?」
ハルヒ「できるわけないじゃない」

キョン「ちょ、ちょっと待て、ハル……ん!!」

ハルヒ「ん……ちゅぱっ……くちゅ……」

キョン「ぷはぁ……やめろ、これ以上は」

ハルヒ「だめ~、ねえもっと、もっとしよ?」

キョン「目の焦点が……やばい」

ハルヒ「あはぁ、キョンと近親相姦、近親相姦♪」

キョン「お前は……こんなことがしたくて……」

ハルヒ「?」

キョン「こんなことがしたくて俺の母親を殺したのかよ!!」
























ハルヒ「ソウダヨ?」

ハルヒ「スズミヤハルヒノ願いヲカナエル……」
ハルヒ「ソレガコノセカイノ摂理……」
ハルヒ「ダカラアナタノ母オヤニナリタイトカノジョガノゾメバ」
ハルヒ「スデニソノ座ニイルジンブツニハ消エテモラウシカナイジャナイ」

キョン「だからって、あんな……あんな……」

思い出す。
バレンタインの日、学校から帰った俺が目にした、全身を包丁でめったざしにされた母親の姿を。
そして、その母親をごみを見るような目で笑っていたハルヒの姿を。

キョン「全部、お前のそのわけのわからない力の仕業か」
キョン「そんなもの、俺がぶっ殺す!!」

.                  / , ィ  /´ .,  /   l. │   \ \. ゝ| ト.、__,./
            , / '´ ,/ /! l  ,|   ,l,  |、      ヾ、 ヽ | l \/ヽ
             l  ,ィ /::! :::|! /ヽ  |l   l、::、.     |:!  |:│ |  ヽ, |
            /ヽ/ | ;::::l i::/j_.j_ l  !!  i:!ヽ;、     _lj,_j_| トr-!´\_
            ,  \ | ::::l|.i::| ヽ| `ヽ.|ヽ, ヾ. \ ´_, |l /! ,i: |:::| l\ /
             l , // ∧ !::::;!ゝ| , =ゝ、 ヽ \ l   ,ゝ=,ル'、j/i  |-| ヽ, Y
            | lj/ / /jゝ\.!、   !゙      ヽ ´|   メヾ|! │ ゙l ,イi│
            |イ l 'ーf |ヾ、l ` !           l   /  〃 ir',/ i l ,'
           レ! l !::ゝ| :::\,, ゝ-‐'     ,     ー- ,,'/ /´:://!/リ
            ヽ! !:::! ヾ ll::::ヽ      ____      / /:::://::レ/
             ゞ、:::\ヽ!:: ゙,、     l/´  ̄`V     ,./ /::::/ /!::/
               >'´ |ヾゞ::::ト、\.   ヽ __ /   .// /!:::::!入レ'
           ,  ´ l   | ,/ヾ:::ヽ   `r 、 __ ,.   ´ , ,/ | リ / `ヽ.
           /    \ l/\ \!   '        /イ//レ ,/    l
            /        !\  \ \           //   / ,i    │

ハルヒ「あたしを……救ってくれるっていうの?」

キョン「ああ……」

ハルヒ「あんたのお母さん……殺しちゃったんだよ?」

キョン「ああ……」

ハルヒ「あたしなんか……生きてちゃいけないのよ!!」

キョン「お前はどうなんだよ!!」
キョン「そんな力に溺れて、悔しくないのか」
キョン「言ってみろよ、SOS団団長さんよ」

ハルヒ「……けて」
ハルヒ「助けて!!キョン!!」

キョン「まかしとけ」

バアアアアアアアン

 ̄`ー、_          :      :

      | ̄`ー、_   :       :  バアアアアアアアン
  イマジンブレイカー   ̄| |`ー=、    :
 ̄`ー、ノ_      ノノ =て>  :        _,一⌒ ̄`ヽ

       ̄`ー、_ノノ _》_ <<_,一~⌒ー-=二~        ヽ
            : ̄`―、    ........     ̄\       |

            :      ̄:ー、   ::...:..:...  ヽ◎_/~\0_|
           :       :  `ー-^、__、   :.   ⊿⌒⌒ー、
           :      :           \   :. △ ,。-、 △ ̄ンー―― 、
          :      :             \__ ▽ ∠ _゚_ )⊿ 〔о     )
          :     :               〔エ土>・⌒ヽ、△  \     ノ
         :     :                〔土>、   )>\∧  >    (
          :   :                  (   `ー´ヽ7 ^= <◎   |
          :. .:                  vヽ     V二=ノ ̄\\  |
                                )   ノ /~V    \ー<

                              ┌ノ::  :: 〔        |  |
                              | ::   :: ^つ,      )  ( /|
                             匕ン ソ⌒ 、 `ー-、     { : |//

                             ヒン ノ   ヽ `ー-、    ノ : |ノ
                             |   )    | `ー、|    |  (

キョン「いくぞ、長門、古泉」

長門・古泉「御意」

キョン「傷は大丈夫か、古泉」

古泉「はい、あなたがうまい具合に手加減してくれましたからね」

キョン「朝比奈さんは待っていてください」

みくる「……あの」

キョン「大丈夫です、朝比奈さんに乱暴し、そしてハルヒを利用した糞野郎に」
キョン「お灸をすえるだけですよ」

みくる「……」こくん

キョン「ハルヒ!!」

ハルヒ「な、なによ」

キョン「やっぱりお前は、SOS団の団長のでいるときが一番生き生きしてるぜ」

ハルヒ「……ふ、ふん」
ハルヒ「だったら、はやく元の世界に戻してよ!!」

長門のなんだかよくわからん能力で、俺たちはすべての元凶のいる世界へ飛ぶ。

そう、それは、あの日、母親を殺され、ハルヒへの復讐に狂っている俺自身だ。

あの狂った世界は、朝比奈さんが以前言っていたように、俺自身が望んだ世界だった。

ん?
ちょっと混乱した
みくるをはらませたのはだれなの?

>>808
ごめんな・・・

キョン「なあ、朝比奈さん、ハルヒは許せないよな……」ぱんぱん

みくる「はい……許せないです」

キョン「あいつ……昨日から俺の母親気取りなんですよ……精神科にでもぶちこんだほうがいいんじゃないですかね」

みくる「あっ……いや……いたいです!!」

キョン「話聞いてますか?」

みくる「いや!!もういたいのはいやなんです……!!」
みくる「やめてください……」

キョン「あんたも、ハルヒと一緒じゃないですか」
キョン「望みどおり抱いてやったっていうのに、なんでいやそうにするんだよぉぉぉ!!」



「それはお前が自分の欲望のためだけに彼女たちを利用してるからじゃないのか?」

上条さんwwwwwwwwwwwwwwww

やばい爆笑してしまった

俺は過去の……ハルヒを憎むあまり朝比奈さんを犯してしまった自分と対峙していた。

キョン「お前……なんで俺と同じ姿なんだよ」

同一人物だからさ。

キョン「じゃあお前も知ってるだろ、母さんを殺された恨みもハルヒに縛られる人生の虚しさも」

……まあ、お前の気持ちもわからんでもないさ、俺もかつてそんな思考に支配されていた。
でもな、俺は約束したんだ。
ハルヒを救うってな。

キョン「不幸だ…」

そもそも、怒りの矛先を朝比奈さんに向けるのはどうだ。

キョン「うるさい。この女も同罪だ。肝心なことは何も喋らず、ただおどおどしているだけ」
キョン「いらいらするんだよ。俺の邪魔ばかりしやがって」

……反吐が出るぜ、自分自身と思いたくないほどにな。
とりあえず朝比奈さんを

キョン「へ、……俺の憎悪は、ちょっとやそっとじゃおさまら」

離せ!!

キョン「ぐhふいgshづfひwsjふぃえjs!!!!」

長門の情報操作で勢いを増した俺の拳が、過去の俺の幻影を吹き飛ばす。

キョン「お、お前……」

さあ、早く、見せてみろよ、お前の憎悪とやらを。

朝倉「ふふ、長門さん、あなたちょっと濡れすぎじゃない?」

長門「ちがう、これは汗」ぷるぷる

朝倉「そんなこと言っても……乳首をこんなに立てちゃってるから説得力ないな」

長門「もうやめて……」

朝倉「だーめ、長門さんの処女、あたしがもらっちゃうから」

長門「ゆるして……」ぽろぽろ

朝倉「ほら、パンツ越しでもすごいよ」ぐちゅぐちゅ

長門「……っ!!……っ!!」

朝倉「声出してもいいのよ?」

長門「いや……」

朝倉「じゃあさ、キスしよっか」

長門「まって、それは……んぐ」

朝倉「ふふ……ひははひて」

長門「……っ」ぷるぷる

朝倉「あは……長門さんかわいい……ひぶっ!!」

長門「調子に乗るな」

なんで急に朝倉と長門がアンアンアンしてんの?

朝倉「え?ちょっと長門さん?」

長門「パーソナルネーム・朝倉涼子を敵性と判断」
長門「これより陵辱行動に移る」

朝倉「ま、待ってよ、軽い冗談よ」
朝倉「ひあ!?だめ、そんな大きいのはいらない」
朝倉「やめて!!!!!!!!!」





キョン「は、はははは!!俺とお前の決定的違いを教えてやるよ!!」
キョン「俺は、俺には、妄想を力に変える能力があるんだよ!!」

>>851
お前のためだろうが!

なんという黄金練成(アルス=マグナ)

>>858
お前のためじゃね?ミィィィってwww

そうだ、そしてその能力が、あの世界を作り出したんだ。

キョン「ハルヒの能力の一部は俺のものだ」
キョン「ハルヒと交わることで、俺はこの能力を手に入れた」
キョン「しかし、お前は……」

そうだ、俺は何の能力ももたない一般人だよ。
悪いか。

キョン「そうだ!!そんなクズが!!俺にかなうわけがないんだよ!!」

しかし、お前にはなくて俺にあるものもあるぜ。
それは、

古泉「お尻ががら空きですよ」
古泉「はっ!!」ずぷっ

キョン「!!!!!!!!!!!!?」

仲間だ。

こwwwwwwwwwwwwうぃwwwwwwwwwwずwwwwみwwwwwwwwwwwww

なんて友情ドラマwww

古泉「は、は、は!!!!」

古泉の高速ピストン……古泉が射精する五分間は逃げられないぜ。

キョン「かはぁ……そんな、そんな馬鹿な!!」

いまだ、長門!!

長門「すべてを終わらせる」

キョン「そんな、そんなぁああああああああああああああ!!!!」

長門「光になれ」

キョン「ばかなああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」
古泉「ぎゃ嗚呼ああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」

さらば、俺の幻影よ。

小泉wwwwwwwwwwwwwwwwwww

終わったな、なにもかも

長門「あなたの身体が……」

ああ、母親を殺され、怒りに狂っていた俺が死んでいたことで、あんなふざけた世界も生まれなかったことになる
俺も消えるのさ

長門「そんな……なぜあなただけが」

そういう運命だ
俺は、ハルヒの息子としてしか存在できないんだよ

長門「……」

じゃあな、長門、またもとの世界で会おうぜ

長門「さよなら」
長門「また、SOS団で」

ハルヒ「……キョン……」

母さん、ただいま

そして、さようなら

ハルヒ「キョン……ばいばい」
ハルヒ「また……教室であいましょう」

ヴァ嗚呼ああアン!!

バレンタイン翌日

ハルヒ「じゃーん、ほら、あたしが作ったジャイアントチョコレートよ!!」

キョン「うわ、でか!!」

古泉「これはすばらしい」

みくる「うわあ、大きなチョコレートです……」

長門「食べ応えがありそう」じゅる

ハルヒ「ふふ、約束通り作ってきてあげたのよ、土下座しなさい、土下座!!」

キョン「そんな約束はしとらん」

ハルヒ「なによ、じゃあキョンにだけ食べさせてあげない」
ハルヒ「キョン以外のみんなで食べましょう!!」

キョン「おい、そりゃないぜ」

ハルヒ「……じゃあ、あたしの言うこと聞いてくれたら食べていいわよ」

キョン「……またむちゃくちゃなことを」

ハルヒ「みんなが解散してから、あたしの家にきてよ」ぼそっ

キョン「……それって……」

あは

./⌒\
(   ) _
| ノ(| |モ|
| ⌒ | |コ|
|  | |||
(・∀・)<リ|
.)  ( |!|
(_Y_)

ハルヒ(ああ!!キョンを家に呼んじゃった!!)
ハルヒ(どきどきした!!すっごいどきどきした!!)
ハルヒ(だめよ、だめだめ、平常心平常心)

ハルヒ母「ただいまぁ」

ハルヒ「お、お母さん!!」
ハルヒ「今日、遅いって言ってなかったっけ?」

ハルヒ母「予定より早く仕事が終わったのよ」

ハルヒ(まずい、まずい!!)
ハルヒ(二人っきりだと思ったから呼んだのにこれじゃあ……)





ハルヒ母「あら、ハルヒのお友達?」
ハルヒ母「はじめまして」にこ

キョン「ずきゅーん」
キョン「惚れた」





ハルヒ(なんてことにぃいいいいい!!)

ぴんぽーん

ハルヒ母「はーい」

キョン「あ、はじめまして、こんばんは。ハルヒさんは今……」

ハルヒ「ちょっとキョン!!」

キョン「え?」

ハルヒ「なんでキョンがあたしの家にくるのよ!!」







乙 面白かった

> ハルヒ母「あら、ハルヒのお友達?」
> ハルヒ母「はじめまして」にこ
>
> キョン「ずきゅーん」
> キョン「惚れた」

これに既視感を感じたと思ったら別のSSだった

いつもの悪い癖でいきあたりばったりでごめんなさい
上条さん、意識してなかったんだけど中二臭いのは大好きだから必然的に似ちゃったか
よんでくれた人はみんな乙

./⌒\
(   ) _
| ノ(| |お|
| ⌒ | |つ|
|  | |||
(・∀・)<リ|
.)  ( |!|
(_Y_)

そういや国木田生き返らすの忘れてた

>>977
あれはくそキョンの妄想世界だから現実世界では生きてるんじゃないの?
てかあれは時間軸的にはどうなってるの?

>>981
もちろんそのつもりだったが、フォローいれときゃよかったなって
ま、いいか

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