女「ブサメンくんちょーおもしろいー!」ブサメン「今度遊ぼうよ!」 (208)

女「いいよー!今度みんなで遊ぼう!」

~女子会~
女「ちょっと~!ブサメンくんマジ顔キモすぎwww」
女2「わかる~!イケメンくんがアイツとつるんでる意味が分かんないんだけど!爆」
女「アイツ絶対鏡見てないから…!!!今度遊ぼうよ!とか言ってきて笑いこらえたわ!お前と歩きたくないって!」
女2「ブサメンと歩いたら風俗嬢に思われるかもね~!で、なんて答えたの?」
女「みんなで遊ぼうね!ってwまぁあいつみたいなブサメンを集団に入れておくと遊びのガチ感無くなるしね」
女2「勘違いブサメン使える~」

ブサメン「あっ、あの子の名前が追加されてる!ライン送ろ~っと。」

この前の話覚えてる!?}ブサメン

女{あ!ブサメンくんだ!

女{この前の話?

今度遊ぼーってやつ}ブサメン

女{あー!覚えてるよ!

ブサメン「モテキきたーー!!!!」

遊園地とかどう?}ブサメン

この前絶叫系好きとか言ってたよね!?}ブサメン

女{遊園地!

女{いいかも!

女{スタンプ

いつごろ空いてる?}ブサメン

女{来週くらいかな…?

来週の金曜日とかは?}ブサメン

女{OKのスタンプ

女{みんなは大丈夫かな!

ブサメン「みんな!?!?!!?!?」

ブサメン「…そうか、いきなりデートじゃ恥ずかしいよな…!あっ!イケメンを呼ぶか!あいつに聞いてみよう!」

イケメンにも聞いてみるよ!}ブサメン

女{了解!私も女2に聞いてみるね!?

~女子会~
女「そういうわけでごわすーwww」
女2「あいつ二人で行くつもりだったのかよwww」
女「マジ焦った!え!サシでお前と遊園地!?無理!笑う!って」
女2「女はイケメン狙い?」
女「うん。女2は狙わないでよ~?」
女2「大丈夫大丈夫!そしたら私ブサメンの相手すんの?」
女「頼むね!」

ブサメン「○月○日空いてる?食事行こうよ!ドュフフ」

女「ああ、いいよー!何時ー?」

~~~~前日か当日~~~~

女「ごめーん!今日(明日)行けなくなっちゃったー!また今度ねー!」

ー男子会議ー

イケメン「おい!ブサメン!お前やるなぁ~!?」
ブサメン「なんかフィーリング的な?」
イケメン「金曜日は俺も大丈夫だ!お前を立てれるように頑張る!ついでにチンコも立てておけよ!」
ブサメン「くだらねーぞ!」
二人「wahahahahaha」
ピンポーン
イケメン「あっ、ライン」
ブサメン「そろそろ帰るかな!」
イケメン「おう!」

女{ブサメンくんから聞いた?

うん!聞いたよ!金曜日大丈夫!}イケメン

女{すっごい楽しみ!イケメンは絶叫系得意!?

超苦手!やばい!}イケメン

女{私!めっちゃ好き!

女{隣乗って手つないであげようか?笑

イケメン「あっ…」
イケメン「すまん、ブサメン、これで何度目だろう…あいつにはお世話になってばかりだ…」
イケメン「次こそはあいつが幸せになると思ってたんだが…」

じゃあ、こんど二人で一番怖い絶叫マシーンのところ行ってみない!?}イケメン

~女子会~
女「なんか金曜日だるくなっちゃった~」
女2「私も。ブサメンのお世話とかイヤーっ!」
女「かくがくしかじかで、その次の週にイケメンくんと遊園地行くことになったんだ~☆」
女2「え!?マジ!?なら金曜日いらなくない!?」
女「ほんといらなーい。ブサメンに金かけるからチーク買うし!笑」
女2「腹痛にする?」
女「そうしよう!笑」

木曜日夜

女2{あっ、これブサメンくんのライン?

あっ、女2さん?}ブサメン

女2{明日の遊園地なんだけど…

女2{女が腹痛なっちゃって…

女2{わかるよね?腹痛…

女2{明日無理かもって…

女2{みんな期待してたから、女が申し訳ないみたいで…私からラインした…なんかごめんね…

了解!イケメンにも伝えておくよ!来週にする?}ブサメン

女2{来週は予定あるみたい…また今度にしよう!あっ!私バイトだ!

合コン返事メール編

イケメン「お疲れ様!今日はありがとう!気をつけて帰ってね!」

女「お疲れさま~(*^_^*)イケメン君が気を使ってくれたからホント嬉しかった♪明日も仕事?」

以下やりとりが続く

ブサメン「今日はありがとう!合コンで一緒だったブサメンです!女さん楽しめました?大丈夫でした?」

女「お疲れさま~!うん!楽しめたよ~!ブサメン君も明日仕事だよね?頑張ってくださーい!」

ブサメン「良かった!そうそう!仕事だよ!女さんも明日仕事で朝早いのかな?」

シカト

イケメン「でさ、あのゼミの教授が今朝のバス停で……」

ブサメン「はははっまじかよ、すげーな!」



女「あー、イケメンくんかっこいいなぁ、彼女いるのかなぁ」

女友「どーだろね。聞いてみたら?」

女「むりむり! もし居たらチョー気まずいじゃん!」

女友「まぁそうだけど、でも彼女いるのにモーション掛けるのもヤバくない?」

女「そっちの方が印象悪いかなぁ」



ブサメン(……)

女「誰かイケメンくんとサークル同じ人とかいなかったっけ?」

女友「あー、うちのゼミにはいないね……ん?
   いや、確かいるにはいる」

女「え! 誰だれ?」

女友「ほら、あの、なんだっけ、えー……ブサメンくんだ」

女「あー……ブサメンくんかぁ……」

女友「露骨にげんなりすんなよーw」

女「だってぇ、ブサメンだしぃ……」

女友「あんたほんと面食いだね。
   でも、ブサメンくん、イケメンくんとすごく仲良いみたいだよ?」

女「あぁ、ブサメンにはなりたくないけど、イケメンくんとは友達になりたい……」

女友「あ、じゃあ、ブサメンくんに聞けばいいんじゃない?
   イケメンくんに彼女いるのかどうか」

女「それだ!
  仲良いなら他にも色々知ってるだろうし!」



イケメン「あ、じゃあ俺バイト行ってくるわー。
     サークル休むって部長に言っといてくれない?」

ブサメン「おう、了解ーいってらー」



女友「ちょうどイケメンくんだけ帰るみたいだよ」

女「チャーンス!」

女「ねぇねぇ、ブサメンくん!」

ブサメン「ん? あ……女さん」

女「これからお昼?」

ブサメン「そうだけど」

女「良かったら一緒に食べない?
  女友もくるよね?」

女友「えっ、あ、まぁ、行くけど」

ブサメン「僕は構わないけど……」

女「やったー! じゃあ、早く行って席取ろうよ!」

ブサメン「う、……うん」

マジレスすると男も女も根底に考えてるのは同じ
ブサメンがいれば自分の評価が上がるからな。容姿も割り増し、さらに「こんな不細工でも仲良くする」という内面の評価点も上がる
男女の遊びに混ぜればそれが恋心の混ざった遊びというガチ感が薄れる

ブサメンは自分にもチャンスがあると勘違いしない方がいい

女「ゼミの外だと初めて喋るね!」

ブサメン「そ、そうだね」

女友「ごめんね、この子強引で。
   ほら、聞きたいことがあるんでしょ?」

ブサメン「?」

女「あ、そうそう、それなんだけど……彼女いるのかな?」

ブサメン「え? か、彼女?」

女「イケメンくんに!」



ブサメン「……、……あー、……

     ……えっと」

女友「彼女いないんだって、よかったね女」

女「しかも、別れて1ヶ月だって!
  イケメンくんを振るなんて、どんなやつよ!」

女友「なかなか想像出来ないけど……」

女「あっ、それよりさ!
  あの顔みた? ブサメンの!」

女友「え? 顔?」

女「あたしがご飯誘ったときと、彼女いる?って聞いたときの顔!
  ぷぷぷっ、ちょっと明らかにテンパってたよね!」

女友「そりゃ、いきなりだったしね」

女「女子と全然喋ったことないんだよあれ、絶対ww」



ブサメン(……)

女「じゃーね、女友!」

女友「うん。バイバイ、女。
   今日ブサメンくんにメールするの?」

女「そりゃ、イケメンくんと飲み会やってもらわないと、意味ないからね!
  まぁちょっと楽しみにしてるみたいなこと言えば頑張ってくれるでしょ! ブサメンだし!」タッタッタッ…

女友「あ、……もう、いつもああなんだから」



ブサメン「……あ、あの……」

女友「え? きゃっ、ぶ、ブサメンくん?」

ブサメン「あ、ごめん、驚かせて……」

女友「え、いや、大丈夫だけど……えっと、どうしたの?
   なにか用事かな?」

ブサメン「……うん」

チリンチリーン

「いらっしゃいませー」



女友「へー、こんなところに喫茶店あったんだ。
   知らなかったよ、こっちの方来たことないし」

ブサメン「あの、……ここだったら、あんまり、面から見えないから……」

女友「え? あぁ、はは、別にそんな気にしなくても……
   ……ひょったして、女の言ってたの、聞こえてた、かな……?」



ブサメン「……慣れてるから……あはは」

女友「……それで、話って……?」

ブサメン「あ、うん。
     あの、こんなこと頼むのも、ちょっとどうかと思うんだけど、
     お願いがあって……うん」

女友「お願い?」

ブサメン「イケメン、こないだ別れたばっかりだって言ったよね。
     でも、その……まだ、前の彼女のこと、かなり引きずってるみたいで……
     ……本人には口止めされてるんだけど」

女友「!」

ブサメン「だから、その……なんて言ったらいいのかな?
     心配と言うか、よけいなお世話と言うか、……えと、
     女さんには、……イケメンには、優しくしてやってほしいなぁって。
     あ、まだ付き合うとかも何にもないうちからこんなの言うのも変だけど……
     ……イケメン、良いやつだからさ、あはは」

女友「ブサメンくん……」

ブサメン「イケメンは、ほら……僕みたいなやつとも、仲良くしてくれるし、
     サークルとかでもお世話になってるから……
     早く、次の彼女見つけて欲しいしさ」

女友「……うん、わかった。
   女にはちゃんと言っておく」

ブサメン「ありがとう。
     あ、でも、僕が言ってたって言うのは内緒でお願いね……
     イケメンにバレたら怒られるから」

女友「そうなの?」

ブサメン「たぶん……焼き肉奢らされる」

女友「あはは、焼き肉って……ほんとに仲良いんだね、イケメンくんと」

ブサメン「まぁ、イケメンは友達多いし……うん。
     そう言うことで、ごめんね、時間とらせちゃって」

女友「いいよいいよ、全然!
   良いお店も教えてもらったし!
   あ、そうだ、もしよかったらなんだけど、私にもアドレスくれない?」

ブサメン「え……いいの?」

女友「いいも何も、私が頼んでるんだから。
   女とイケメンくんのことで何かあったら、相談したいし」

ブサメン「……うん、じゃあ、赤外線で……」

女友「はい、こっちから送るね」




チリンチリーン

「ありがとうございましたー」

イケメン「と言うわけで、カンパーイ!」ガチーン

女「カンパーイ! いえーい!」ガチーン

女友「カンパーイ」カチッ

ブサメン「か、乾杯」カチッ

イケメン「……ぷっはー、ビールうめぇ!
     久し振りに飲んだなぁ!」

女「あれ、そうなんだー!
  あたしも前から結構あいたかなー?」

女友「食べ物何か頼む?」

ブサメン「あ、適当に出してもらうように言っといたから、
     何か食べたいのがあったら……」



ガヤガヤ、ガヤガヤ、……

イケメン「いやー、しかしびっくりしたよ、ブサメンが呑み会企画してたなんて」

女「あははー、誘ってくれてありがとね!」

女友「ふふ、幹事お疲れさまです」トクトクトク

ブサメン「あ、ちょ、僕そんなに呑めないから……うん、そのくらいで」

イケメン「今日ぐらい呑んどけよ!
     酔っ払ったら俺んちで寝りゃいいんだから!」

女「イケメンくんちここから近いのー?」

イケメン「ああ、割とすぐそこだよ。
     ブサメンは結構よく泊まりに来るよなー」

ブサメン「イケメンが呑ますからだろ……」クピクピ

イケメン「言っても、こいつ結構呑めるからな!」

女友「えー、そうなの?」

ブサメン「ちょっとだよ、ちょっと……」

ガヤガヤ、ガヤガヤ、……


イケメン「よーし、ブサメン、呑んでるかー!?」

女「のんでるぅー?」

女友「ちゃんと、私がお酌してあげてるからのんでるねー?」

ブサメン「ペース早いなみんな……」

イケメン「おーし、あれやるぞ、ブサメン、あれ!」

ブサメン「ちょ……あれ? ここでやるの?」

イケメン「ばっかおまえ、お前がせっかく女の子連れて来たんだからよー、
     見せ場がいるだろ、見せ場が! 早くポッキーだせ!」

ブサメン「プリッツしかないよ、今……」

イケメン「どっちでもいいわい! はよはよ!」

女「あははっ、なになに! なにするの?」

女友「ポッキーゲーム、とか?」

イケメン「よし、……あー、もうちょい離れろ、もうちょい!」

ブサメン「無理だって、こんな届かないよ」


女友「ストローにポッキー……?」


イケメン「ポッキーミサイル! ふんっ」フゥーッ

ビュッ

ブサメン「うおっ」ガブッ


女「あははは!あははは!なにそれー!」


イケメン「ほら、今度はお前が吹け!」

ブサメン「仕方ないな……ポッキー吹き矢!」フゥーッ!

イケメン「ぐあっ、鼻にっ、ノーコン!ノーコン!」

ブサメン「ちゃんと口を狙ったよ、イケメンがびびって顔そらすからだろ」


女「あはははっ!!く、苦しいっ!」

女友「なにやってるの、もう」クスクス

イケメン「わざわざこのために、細いストローもってきたんだぜ?」 

女「えー! そうなの?」

ブサメン「ほら、例の喫茶店から……僕は恥ずかしいからやめろっていったのに」

女友「あぁー、なるほどね」クスクス

イケメン「去年のサークルの合宿で、隠し芸でやったんだよなー」

ブサメン「そうだったっけ」

イケメン「ブサメンが考えたんだろー!」

ブサメン「イケメンだろ、酔っ払って実践したのは……あー、ちょっとトイレ行ってくる」

女友「ブサメンくん、大丈夫?」

ブサメン「平気平気、ちょっと酔っただけだから」

イケメン「早く帰って来いよ!」

ブサメン「おーう」

ブサメン「ふー……」

女友「あ、やっぱり外にいたんだ」

ブサメン「あれ、女友さん?」

女友「イケメンくんが、ちょっと様子見てくるって言うから、
   私が代わりにきたの。ほら、女は残ってさ」

ブサメン「あー、なるほど……ファインプレーだ」

女友「ちょっと外の空気も吸いたかったしね。
   もう秋ですなぁ」

ブサメン「……うん。そうだね」



リーリーリー、リーリーリー、……
サァァァ……ザワザワザワ……

女友「え?いや、そういうんじゃないんだ」

女友「ごめんね」

女友「……」

ブサメン「……」

女友「ブサメンくんってさ」

ブサメン「うん?」

女友「おもしろいね。いや、ほんとに」

ブサメン「いやいや、イケメンが乗せるのが上手いんだよ……
     いっつも付き合わされてるから、さすがになれてきたけど」

女友「でも、ブサメンくんとイケメンくんが友達なのは、なんか納得って感じがしたよ」

ブサメン「まぁ……気は合うね。良いやつだよ、イケメンは」

女友「イケメンくんだって、ブサメンくんのこと良いやつだって思ってるよ、絶対」

ブサメン「……だったら、嬉しいかな。
     あ、なんか気持ち悪い?」

女友「あはは、そんなことないよ、良い話だなーって」

ブサメン「いや、そうじゃなくて、……
     女友さん、なんか顔色が悪いから、大丈夫かな、と」

女友「あれ、……そんなに顔に出てた?」

ブサメン「ちょっと水もらってくるから、待ってて」

女友「あ、……うん、ありがと、ブサメンくん」

ブサメン「はい、これ」

女友「わざわざごめんね」

ブサメン「いいよ、気にしないで。
     ……イケメンの方は、上手く行ってるかな?」

女友「……ごめんね、ブサメンくん」

ブサメン「え? あ、だから、そんな気にしなくても……」

女友「そうじゃなくて。
   ……ほら、女が、ブサメンくんのこと、馬鹿にするようなこと言ってたの……」

ブサメン「……、……」

女友「私も、……黙って見てるだけだったから、ごめんね。ごめんなさい」

ブサメン「……イケメンはさ、あの通り、イケメンで、いいやつだけど」

女友「……?」

ブサメン「それでも、サークルの先輩から、悪口言われたりするんだ。
     いけすかない、って。なんか演じてる、って」

女友「そう、……なんだ」

ブサメン「あのイケメンでもそうなんだから、僕なんてまだまだ……
     ……ほら、なんてったって、実際ブサメンだしね、あはは。
     だから、そんな、あること無いこと言われてるイケメンでもないのに、
     へこんでたら、なんか、……楽しくない?というか、
     あー、もう、僕も酔ってるなぁ、今のも内緒だったんだけど……」

女友「……」

ブサメン「あとでイケメンに謝っとかないと……」

女友「……あの、ブサメンくん、」

ブサメン「あ、僕、一回戻るね。
     女友さんは、しばらく休んでた方がいいよ。
     また後で様子見に来るから」



女友「……うん」



ブサメン「じゃあ、何かあったら、ケータイに連絡くれたらすぐ見るから」

ガラッ、……ピシャッ。



女友「……くしゅんっ。

   あー……さっそく、ティッシュ持ってきてもらわないと……」

イケメン「おー、ブサメン!
     なにやってんだよ、遅いぞー!」

ブサメン「ごめんごめん、ちょっと女友さんが飲み過ぎたみたいでさ」

女「ぅえー? 女友はー?」フラフラ

ブサメン「……こっちもか」

イケメン「お、俺はそんな無理に飲ませてないからな?」

ブサメン「まぁ、この辺でお開きにしとこうか」

イケメン「そうだな、そうするか。
     女ちゃん、帰る準備出来る?」

女「はーい、あたし、イケメンくんちいきたーい」

ブサメン「……どうするの?」

イケメン「とりあえず、酔いを醒まさないとだなぁー」

女「つれてってよー、もー、イケメンくーん」

ブサメン「女友さん、大丈夫?
     はい、ティッシュ」

女友「うん、まだちょっただけ、酔ってるけど。
   ごめんね、使い走りさせて」

女「あ、女友ー! げんき?」

女友「あー、女……かなり酔っちゃってるね」

女「酔ってないよー!」フラフラ

女友「ほら、しっかりしないと、明日一限からゼミだよ?」

イケメン「あちゃー、そうだったなー。
     終電は? 間に合う?」

ブサメン「あー、多分まだあるけど……女さん、電車乗れるかな」

女友「あ、私送っていくよ」

イケメン「女友ちゃんは、女ちゃんと家近いの?」

女友「いや、私も家はこの辺なんだけど、まぁ女のところに泊まるから」

イケメン「じゃあ、それで……あ、でも、女友ちゃん、明日ゼミ発表じゃなかった?
     資料とかレジュメとか、今持ってるの?」

女友「あ……」

イケメン「それだと、明日の始発でいったん家に帰って……ってなるのかな?」

女友「いや……まだ仕上がってなくて、今晩のうちにやっちゃうつもりだったから……」

イケメン「マジか。
     じゃあ、……俺んち?」

ブサメン「いまイケメンとこは、フツメン達が麻雀してるんじゃなかったっけ?」

イケメン「げ、そうだった。
     さすがに、五人は入らないぞ……」

女「えー! イケメンくんちいけないのー?」

女友「この子はほんとに……」

イケメン「女友ちゃんの家は?」

女友「女も私も同じグループで、この子も用意は持ってきてないだろうから……
   しっかりしてよ、もう」

ブサメン「まぁまぁ。……じゃあ、僕が送っていくよ。
     ○○駅だよね? 僕はそこからなら歩いて帰れるし」

女友「!」

イケメン「あー、悪いけど頼めるか?
     俺も一回家には顔出しとかないとだしな……」

女「やだー、あたしイケメンくんがいーなー」

ブサメン「あはは……ごめんね、女さん。
     また、呑み会やるからさ」

女「ぶーぶー!」

女友「こら、女、わがまま言わないの。
   ブサメンくんにもイケメンくんにも、迷惑掛けちゃダメでしょ」

女「だってぇ……」

女友「……でも、ほんとに良いの? ブサメンくん」

ブサメン「うん、構わないよ。
     駅で降りてもらうくらいなら、大丈夫だと思うし」

イケメン「じゃあ、そう言うことで、よろしく頼むよ」

ブサメン「了解、また明日ね」

イケメン「おう、なんか最後にぐでってごめんな、女ちゃんも女友ちゃんも」

女「イケメンくぅーん、楽しかったから、また呑もうねぇ!」

ブサメン「おっと……結構時間が厳しいな。
     女さん、もう行かないと」

女「ばいばーい、イケメンくぅーん!」



女友「……、……」

『本日最終列車、○○行き、まもなく発車します。
 お乗りの方は……』



ブサメン「ほら、着いたよ女さん。
     降りれる?」

女「……」

ブサメン「女さん?」

女「立てるから、そこどいて」

ブサメン「……うん。ごめん」

女「はぁーっ……最後にアドレス聞くつもりだったのに、タイミング無くすし、
  へんな絡み方しちゃうし、マジ最悪……」

ブサメン「……大丈夫だよ、イケメンはその辺は気にしないから」

女「うぅー……なんであんなに酔ったんだろ……」

ブサメン「そりゃ、あんな飲み方してたらね……」

女「……ブサメンってさぁ……あ、ブサメンくん、って……」

ブサメン「あ、いいよ別に、呼び捨てで」

女「……割と、面白い人なんだ。
  知らなかった」

ブサメン「え? あぁ、……そうかな」

女「なんでわざわざ、送ってくれたの?」

ブサメン「なんでって、……僕しかいなかったし」

女「送り狼?」

ブサメン「いやいやいや……そんな度胸ないよ。
     それに、女さんひとりで帰れそうだし」

女「……あっそ」

ブサメン「あ、イケメンのアドレス送っといた方がいい?」

女「今度自分で聞くからいらない」

ブサメン「そっか……わかった。
     じゃあ、また明日」

女「ん」

……~♪
    ~♪
~♪


ブサメン「おっとっと……女友さん?」ピッ

女友『もしもし……いま大丈夫?』

ブサメン「あ、うん、大丈夫だよ」

女友『女は?』

ブサメン「さっき、駅前で別れたところ。
     酔いも醒めたみたいだったし、たぶん大丈夫だと思う」

女友『そっか……よかった。
   ほんとにありがとうね』

ブサメン「いや、まぁ、幹事だし?」

女友『イケメンくん、やっぱりブサメンくんのこと、良いやつだって言ってたよ』

ブサメン「え?……あ、聞いたの?
     恥ずかしいな、なんか……」

女友『あと、イケメンが「今度焼き肉奢りな」って』

ブサメン「焼き肉……って、ちょ、女友さん、あの話は内緒って言ったのに……」

女友『イケメンくんが、まだ元カノ引きずってるって話はちゃんと内緒にしてるよ?
   でも、今日した話は口ドメされてないもんね』

ブサメン「あぁー……えぇー……しまった……」

女友『焼き肉、よかったら私と女も誘ってね』

ブサメン「……うん、わかった。
     今日はなんか、ありがとう」

女友『こちらこそ、楽しかったよ。
   幹事お疲れさま』

ブサメン「そんな大したことしてないけどね……」

女友『またまた、そんな謙遜しなくて良いよ。
   ブサメンくんは頑張ってたんだから』

ブサメン「あはは……
     ……まぁ、それじゃあ、おやす、み?」

女友『また明日ね』

ブサメン「おやすみ、……女友さん」

女友『うん、おやすみ、ブサメンくん』



……ツー、ツー、ツー、……



ブサメン「……」

ー男子会議ー

イケメン「おい!ブサメン!お前やるなぁ~!?」
ブサメン「なんかフィーリング的な?」
イケメン「金曜日は俺も大丈夫だ!お前を立てれるように頑張る!ついでにチンコも立てておけよ!」
ブサメン「くだらねーぞ!」
二人「wahahahahaha」
ピンポーン
イケメン「あっ、ライン」
ブサメン「そろそろ帰るかな!」
イケメン「おう!」

女{ブサメンくんから聞いた?

うん!聞いたよ!金曜日大丈夫!}イケメン

女{すっごい楽しみ!イケメンは絶叫系得意!?

超苦手!やばい!}イケメン

女{私!めっちゃ好き!

女{隣乗って手つないであげようか?笑

イケメン「あっ…」
イケメン「すまん、ブサメン、これで何度目だろう…あいつにはお世話になってばかりだ…」
イケメン「次こそはあいつが幸せになると思ってたんだが…」

じゃあ、こんど二人で一番怖い絶叫マシーンのところ行ってみない!?}イケメン

イケメン「ぜっっっったい、あれは行けるって!
     ぶっ込めよブサメン! 頼むよ! マジで!」

ブサメン「いやいやいや……行けるって、何がさ?」

イケメン「女友ちゃんだよ! お前、このやろうしらばっくれやがって!」

ブサメン「しらばっくれるもなにも……」

イケメン「あれは押したら絶好行けるやつだ! 俺が保証する!
     もしだめだったら焼き肉奢る!」

ブサメン「また焼き肉かよ……こないだ行ったばっかだろ」

イケメン「焼き肉、でもステーキでもなんでもいいからさ、
     お前、女友ちゃんだぞ? うちのゼミだと断トツ可愛い子じゃねぇーか!」

ブサメン「いや、知ってるよ……だから、あり得ないだろ」

イケメン「ありえなくねぇーよ、だって俺見たもん!
     女友ちゃんが座敷から立つときに、
     床に突いた手がちょっとお前の手に当たっちゃって、
     こっそり照れ笑いしつつすぐ後ろ振り向いて髪触り始めたの見たもん!」

ブサメン「なんだそりゃ、もう妄想だろそれ」

イケメン「断じて違うね!
     ちょーいい感じだったね!
     俺だったら絶対ぶっ込むね!」

ブサメン「そりゃ、お前がイケメンだからだろ」

イケメン「お前なぁ……」

ブサメン「なんだよ」

イケメン「いいか?
     仮にもし、俺がイケメンで、お前がそうじゃないとしよう」

ブサメン「仮にというか、実際そうだし」

イケメン「うるせぇ黙って聞けよ。
     で、俺がイケメンだったら、上手く行くと。
     お前はそう言いたいんだな?」

ブサメン「まぁ……僕よりは可能性高いだろうね」

イケメン「じゃあ、何でイケメンなはずの俺は、
     前の彼女にあんなこっぴどく振られたりしてんの?」

ブサメン「……、……それは……」

イケメン「イケメンでもなぁ、けちょんけちょんにやられることはあるんだよ。
     だったら、その逆に、多少イケメンじゃなくても、ぶっ込めることはあるだろ!」

ブサメン「……」

イケメン「まぁ、わかるよ。
     こっぴどくやられたって意味では、お前の方が俺よりそうだ。
     あんな……言われ方して、へこむのはわかる。すげーわかる。
     でも、だからって、お前が最終的にイケメンかそうじゃないのかなんて、
     決めるのはあのサークルのアホな連中じゃないだろ?」

ブサメン「イケメン……」

イケメン「それこそ、俺だって、なんか上の人らに睨まれて、
     いらんちょっかいかけられたりしてるだろ。
     ほら、顔がどうとか、関係ないんだよ、悪い意味でも、良い意味でも!」

ブサメン「……で、ぶっ込む、って具体的には?」

イケメン「いいか? まず、後ろから抱きしめてだな」

ブサメン「うわー、ひくわ。
     そんなだから振られたんじゃない?」

イケメン「あっ! てめぇー、このやろう!
     いいんだよ! 俺はそう言うのがいいの!」

ブサメン「あはは」

イケメン「もう、とにかく、好きって言え!
     好きなんだろ!? 女友ちゃんのこと!
     ゼミ始まってすぐ、気になるって言ってたじゃねぇーか!」

ブサメン「……それは、まぁ……」

イケメン「お前、俺がどんだけびびったと思ってんだ!
     お前が女友ちゃん連れて呑み会やるとか言ったときに!
     これはもう、フォローに徹してやろうと、俺は思ったね。ああ、思ったさ!」

ブサメン「あはは……はぁ」

イケメン「今は女友ちゃんは彼氏はいない。
     なのに、ゼミコンとか、大体そういうのは断ってる。
     ところが、お前の呼ぶ飲みには来る!
     実質合コンって言って良いような形だったのに、だ!
     最初は友達の女ちゃんの付き合いだったのかわからんけど、
     二回目以降もずっと来るのは、これはもう、なんかあるだろ!
     あるしかないだろ!」

ブサメン「……イケメンに惚れたとか」

イケメン「それはない。
     ラインとかで喋っても、すげーそっけないもん。へこむわー」

ブサメン「そうなのか……」

イケメン「お前は割とメールとかしてるだろ?
     ほら、もう行けるわこれ絶対いける」

ブサメン「うーん……」

イケメン「お前は良いやつだよ。
     女友ちゃんにならお前を任せられる。
     ほかのしょーもない、見た目をどうこう言う女子とは違うからな」

ブサメン「……」

イケメン「行け。
     お前なら、きっと上手く行く。
     いや、絶対上手く行く」

ブサメン「……そうかな」

イケメン「ほら、今から電話でもして、飲みに行く約束でもしてみ」

ブサメン「い、今?」

イケメン「今!」

プルルルルル、プルルルルル、……


ブサメン「……」

イケメン「……」


プルルルルル、プルルルルル、……


ブサメン「……」

イケメン「……」


プルルルルル、プルル


ブサメン「あ!……もしもし、女友さん?」

ブサメン「いま、大丈夫?
     あ、うん、……急にごめんね。

     それで……え? あぁ、明日……うん、うん、……
     夕方? まぁ、こっちは、……

     うん、……うん? ○○駅の二階……わかった、うん、了解。
     はい、うん、ありがとう、はい、お疲れさま……
     えぇ? ……あぁ、う、うん? うん……」ピッ



イケメン「……な、なんだって?」

ブサメン「なんか、こっちが飲みに誘われた……女友さんに」

イケメン「なにぃいいいい!!
     二人でか!?」

ブサメン「何も言ってなかったけど、……たぶん……」

イケメン「おおぉ……これは何かあるだろ……何かあるだろっ!!」

ブサメン「さぁ……」

(ただいま留守にしております。ピーという発信音が鳴りましたらご用件をお伝えください。ピー)

ブサメン「……」

イケメン「……」

ブサメン「……」

イケメン「今度は俺がかけてみるわ……」

プッ

女友「はい!女友です!イケメンくんから電話なんて珍しいじゃん!どうしたの?」

イケメン「いやいやいや、……え? 待てよ。
     なに、向こうから誘われたって、どういうこと?」

ブサメン「なんか、女友さんもこっちに電話かけてこようとしてたんだって」

イケメン「もう、付き合っちゃえよお前」

ブサメン「そんな無茶な……」

イケメン「で、明日の夕方?」

ブサメン「バイト終わりに、って」

イケメン「……」

ブサメン「……」

イケメン「……まぁ、頑張って来いよ!」

ブサメン「う、うん」

女友「いたいた。
   ごめんね、待った?」

ブサメン「あ、お疲れさま、女友さん。
     さっき来たばっかりだから、そんなに、うん」

女友「そう?
   じゃあ、行こっか。
   ちょっと良いところがあるんだよ」

ブサメン「な、なんか緊張するな……」

女友「あはは、リラックスリラックス」

ブサメン「こっちの方はほとんど来ないからなぁ……」

女友「そうなんだ?
   まぁ、私もそんなに詳しい訳じゃないけど……
   ……なんか、このやりとり、前もあったよね?」

ブサメン「あれ? そうだっけ?」

女友「ほら、私が初めてブサメンくんと、喫茶店で話したとき」

ブサメン「……あ、あぁー、そんなこともあったかな。
     よく覚えてるね……」

女友「そりゃー、ほら、緊張してたし」

ブサメン「え、……そう、なの?」

女友「だって、いきなり男の子に二人で話そうって言われたら、何かと思うよ!」

ブサメン「た、確かに……ごめん、なんか、気が付かなくて」

女友「いやいやー、逆にそれで何かと思ったら、
   ブサメンくんが友達思いでしたーってことだったし、よかったよ」

ブサメン「柄にもないことはするもんじゃないな……」

女友「そんなことないってー、いいことだよ。
   あ、ここ。ここの地下にあるんだ」

ブサメン「え、ひょっとして、……いわゆる、バー?」

女友「さぁさぁ、降りた降りたー」

ブサメン「うわぁ、緊張してきた、ますます……」

女友「ブサメンくん、どれにする?」

ブサメン「えーと……どれにしたらいいのやら」

女友「まぁ、それなら適当でも良いかな?
   ……あ、すみませーん、何か甘いカクテル、ちょっと強いやつで二つお願いします」

ブサメン「えー……そんなんでいいの?」

女友「そんなんでいいの。
   実は私、ここでちょっとバイトしてたことがあってね」

ブサメン「えええ、こんなお洒落な店で!
     ……いや、確かに、なんかわかるけど」

女友「一応、カクテルとかちゃんと作れるんだよ? 私。
   ちょっと自慢。へへ」

ブサメン「格好いいなぁ……」

女友「いやー、やってみればなんとかなるもんだよ、うん。
   ブサメンくんもチャレンジしてみたら?」

ブサメン「え? いや、僕は無理だよそんなの。
     絵にならないというか、様にならないというか」

女友「そんなこともないと思うけどなー。
   ほら、こう、いい感じの音楽と、照明と、服でさ。
   誰でもなかなか、かなりいけてる感じになるもんだよ」

ブサメン「にしても、限度って言うのが……」

女友「えー、ないよそんなのー、あはは」

ブサメン「イケメンだったら、似合うだろうけどさ」

女友「まぁそれはそうかもね。
   でも、ブサメンくんと二人で並んでる方が、もっと……っぽいかなぁ」

ブサメン「っぽい、というと?」

女友「っぽい、だよ。
   なんて言うか……かっちりはまってるって言うか」

ブサメン「うーん?」

「お待たせいたしました、前から失礼します」



女友「お、来た来た」

ブサメン「こりゃまた、ずいぶん可愛らしい色のが出てきたなぁ」

女友「ん……はぁ、おいし。

   ……女がね、イケメンくんに、アタックしたけど、ダメだったんだって」

ブサメン「あ、……そう、なんだ」

女友「あんまり詳しいことは教えてくれなかったんだけどね。
   イケメンくんは、今はブサメンくんと一緒に遊んだり騒いだりしてる方が、
   楽しいんだと思う、って言ってた」

ブサメン「……」

女友「イケメンくん、失恋してからまだそんなに経ってないんだよね?
   だったら、そう言うのもわかる気がするんだけどね」

ブサメン「まぁ……それはわかる、けど」

女友「やっぱり、ブサメンくんとイケメンくんが一緒にいるのは、しっくりくるんだよ」

ブサメン「……ホモじゃないんだけどなぁ」

女友「え、えほっ、けほっ、あ、あははは、それはわかってるよっ、あははははっ」

ブサメン「一応、弁解しとかないとまずい気がして……」

女友「あははは……はぁーあ、うん、あれだよね、男の友情ってやつ?」

ブサメン「それはそれでなんか気色悪いな……」

女友「まぁまぁ、そう言わずに。
   実際、ブサメンくんもイケメンくんと一緒に居るときは、
   なんか生き生きしてるというか、……お互いがお互いの雰囲気に、
   よく合ってるんだよ、たぶんね」

ブサメン「はぁー、そんなもんなのかな」

女友「それがさっき言ってた、しっくりと言うか、いけてる感じってやつだよ」

ブサメン「いけてる、ねぇ……」

女友「だってほら、例えば、女子だったら、化粧したり、髪の毛いじったり、
   服を選んだりして、雰囲気を作ったり変えたりしてるわけでしょ?
   で、信じられないくらいがらっと変わったりするでしょ?」

ブサメン「あぁ、噂には聞いてるけど……あれ、ほんとなの?」

女友「ほんとだよー!
   もーすごいよ、化粧って!
   別人だよ別人!
   私だって、化粧落としたら、たぶん誰だかわからないよー」

ブサメン「えぇー、そんなバカな……」

女友「いやー、そんなもんだって」

ブサメン「だって、女友さんでそんなに変わるんだったら、
     僕はもう女子の何も信じられないよ」

女友「お? じゃあすっぴん見てみる?」

ブサメン「え、いや、あの」

女友「あははは、冗談だよ、冗談。
   そんな、見せられたもんじゃないよ」

ブサメン「……にしても、うーん……そんなに、かわるのか……」

女友「目な大きさなんて二倍ぐらいになるからね、うん」

ブサメン「……」

女友「ん?」

ブサメン「いや、女友さんは、そういう以前に普通に綺麗だと思うんだけどな……」

女友「え」

ブサメン「……あ」

女友「……」

ブサメン「……」

女友「……な、なんか、あはは、照れるね、ありがとね」

ブサメン「う、あ、ご、ごめん変なこと言って」

女友「さ、さぁさぁさぁ、飲んだ飲んだ、次行こう次!」グイッ

ブサメン「あ、うん……」グイッ

女友「はぁー、……やっぱり、女の子の言う可愛いとか綺麗とかと、
   男の人から言われるのって違うんだよね、なんか衝撃が……」

ブサメン「ま、まだその話引っ張るの?」

女友「え、い、いやー、びっくりしちゃって、そんな言われ慣れてないからさ……」

ブサメン「え、ウソだ。
     女友さんはしょっちゅう綺麗って言われてるよ。
     イケメンだって言ってたし」

女友「わぁっ、わぁーっ!
   ……な、なんか、ノリとか軽くとかに関係無く、
   そんなこと言われるの苦手だから、あんまりゼミの飲み会とか、
   合コンとかいけないんだよ、私……うぅ」

ブサメン「え、あっ、な、ごめんっ」

女友「あ、いやっ、別に気分が悪いとかじゃないから!
   単純に照れるというか……あー、もうっ、ブサメンくんも飲んでってば!」グビグビ

ブサメン「は、はいっ」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年06月15日 (日) 18:28:29   ID: tEzHGZ9v

続きが見たい

2 :  SS好きの774さん   2014年07月12日 (土) 19:34:19   ID: IhdaiwVB

中途半端に終わらすな

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