～丘～


アルミン「じゃがりこおいちい」ﾑｼｬﾑｼｬ

ナナバ(ん？何か体育座りしてるのがいる)

ナナバ(声かけてみようかな)ｽﾀｽﾀ

ナナバ「お～いそこの君～」ｽﾀｽﾀ

アルミン「んむ？」ｸﾙ

ナナバ「こんな所で何食ってるんだい？」ｽﾄﾝ

アルミン「あ、まさかあなたもじゃがりこ欲しいんですか」ｶﾞｻｺﾞｿ

ナナバ(じゃが……りこ？)

アルミン「はいこれ」ｽｯ

ナナバ「へ？」

アルミン「じゃがりこです、食べてみてください」

ナナバ「………」ﾋｮｲ

ナナバ「………」ｱﾑ

ナナバ「………」ﾑｼｬﾑｼｬ

ナナバ「………」ｺﾞｸﾝ

ナナバ「………」

ナナバ「おいしいね」

アルミン「おいしいですか、よかった」

ナナバ「君は訓練兵だろ？」

アルミン「あ、はいそうですが………えっと……あなたは」

ナナバ「調査兵団のナナバ、よろしく」

アルミン「え！？ナナバさんってあの調査兵団のナナバさん？！」

ナナバ「え……うん、そうだけど………」

アルミン「そんな！訓練兵と調査兵団のエリートが並ぶなんて……あまりよろしくなくて………」

ナナバ「いいんだよ別に、礼儀正しくていいね」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

アルミン「じゃがりこ、もう一本//」ｽｯ

ナナバ「いいのかい？じゃあ頂くよ」ﾋｮｲ　ｱﾑ

ナナバ「やっぱうまい」ﾑｼｬﾑｼｬ

アルミン「あ、あはは……」

ナナバ「そうだ、じゃがりこだけじゃ物足りないし、バナナでも食べないかい？」ｶﾞｻｺﾞｿ　ｽｯ

アルミン「頂戴します」ｱﾑ

アルミン「………」ﾓｷｭﾓｷｭ

アルミン「………」ｺﾞｸﾝ

アルミン「おいしいです」

ナナバ「そうか、それはよかった」

リコ(むむむ？なんか二人で座っているやつがいる………)

リコ(なんだろう……見てみよ)ｽﾀｽﾀ

リコ「お～い、そこのお前」

アルミン「ん？その声は……」ｸﾙ

アルミン「やっぱりリコさんだ！」

リコ「何してんだこんなとこで？」

アルミン「あ、じゃがりこ食ってました」

リコ「じゃが……リコ？」

リコ(微妙にムカつく名前だ………)

アルミン「一本、どうぞ」ｽｯ

リコ「む？」

リコ「………」

リコ「………」ﾊﾟｸ

リコ「………」ﾑｼｬﾑｼｬ

リコ「………」ｺﾞｸﾝ

リコ「おいしいな」

アルミン「やっぱですか！ナナバさんもリコさんもおいしいって言ってくれて良かった！！」ﾊﾟｧｧｧｱ

リコ「え」

リコ「ナナバって……その」ﾁﾗ

ナナバ「ん？」

リコ「調査兵団の………？」

ナナバ「いかにも調査兵団のナナバです」ｷﾘｯ

リコ「」ﾌﾞｼｬｧ

リコ「」ｺﾃ

アルミン「ぶっ倒れましたね」

ナナバ「そんなに驚くことなのか……？」

リヴァイ(あん？ナナバの野郎何やってんだ………)

リヴァイ(金髪と銀髪もいんな……)

リヴァイ(声かけてみるか……)ｽﾀｽﾀ

リヴァイ「おい！ナナバ！」ｽﾀｽﾀ

ナナバ「んん？」ｸﾙ

ナナバ「ああリヴァイか、どした？」

リヴァイ「どしたじゃねえよ………何してんだ」

ナナバ「じゃがりこ食ってます」

リヴァイ「は？」

アルミン「むむむ？その声」ｸﾙ

リヴァイ「………」

アルミン「」ﾌﾞｼｬｧ

アルミン「」ｺﾃ

リヴァイ「………汚ねえな………」

ナナバ「人類最強がいきなり後ろにいたらそりゃ気絶するわ」

リヴァイ「俺が悪いみてえじゃねえか………」

ナナバ「ま、じゃがりこ食お」

リヴァイ「だからさっきから何だじゃがりこって」

ナナバ「これこれ」ｽｯ

リヴァイ「？」ﾋｮｲ

リヴァイ「食えんのか……？」

ナナバ「おいしいよ」

リヴァイ「………」

リヴァイ「………」ﾊﾟｸ

リヴァイ「………」ﾑｼｬﾑｼｬ

リヴァイ「………」ｺﾞｸ

リヴァイ「！？」ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ

リヴァイ「………」ｺﾞｸﾝ

リヴァイ「………ふぅ」

ナナバ「喉詰まったの？」

リヴァイ「ち…ちがう」

ナナバ「嘘こけ」

リヴァイ「………」

ナナバ「………」

リヴァイ「詰まったよ………」

ナナバ「もう30越してるしね」

リヴァイ「………言うな」