美希「おーじさん♪」 P「おじさん言うなや」 (30)

美希「むー。じゃあなんて呼べばいいの?」

P「普通にプロデューサーって呼べばええやん」

美希「それじゃあなんか特別って感じがしないの」

P「はぁ?」

美希「ミキにとっておじさんは特別なの。ミキの…もう一人のパパ?ってカンジ」

P「パパとかお父さんとか呼ぶんはナシやで」

美希「大丈夫、そんな呼び方しないの!」

P「ホンマやろか…」





前作と前々作の設定引き継いどるきにこっちも読んどいてや

一作目
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1359216548

二作目
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1360436633

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1363709115

次の日



美希「ダディー♪」

P「ぶっふぉ!」

美希「きゃあ!ダディーのスーツがココアまみれなの!」

P「ゲッホゴホ!美希ちゃん、いくらなんでもダディーは無いやろ!」

美希「えー?でもおじさんとかパパとか呼ぶと怒られるからダディーに行きつくのは順当だと思うの」

P「ダディーも駄目や!」

美希「じゃあパピー!」

P「悪化しとるやん!」

美希「おじさんは我が儘なの!なんて呼べばいいの!?」

P「普通に呼べや!」

また次の日




P「今日も元気に出勤や!」

ガチョ

P「オハヨーさん!」

美希「あ、ダディー!おはようなの!」

P「えっ」


亜美「」真美「」響「」律子「」小鳥「」ざわっ…


真美「ちょ…おっちゃん、ミキミキにダディー呼びさせるとか…」

亜美「ハンザイの匂いがプンプンしますなぁ→」

響「不潔だぞ…」

P「ちょ、何勘違いしてんねん。これはやな…」

美希「ダディー!今日は何くれるのー?」

亜美「あーっとここで美希選手の燃料投下ー!」

響「ま、まさか美希を物で釣ってアレコレしてるんじゃ…うぎゃーーー!」

真美「やっぱりエンコーヤ○ザだったんだ!この事務所はおしまいだぁー!」

P「ちゃうわ!りっちゃん助けてやー!」

律子「さーて仕事仕事。私は忙しいので警察は自分で呼んでくださいね」

P「小鳥ちゃーん!」

小鳥「美希ちゃんとのアレコレの実態を詳しくお願いします!」フンスフンス

P「もう駄目やー!」

ガチョ

春香「おはようございまーす!」

P「…おはよう」

春香「あれ?プロデューサーさん、お疲れですか?」

P「ちゃうねん…皆にボッコボコにされてん…」

春香「え…?あ、よく見たら顔に傷が増えてますね!」

P「よく見んでも気づいてやー!体も精神もズタボロにされたワシにフォロー入れてくれたってええやん!?」

春香「え、あ、はい!大丈夫ですよプロデューサーさん!今更顔の傷が多少増えたところで人相の悪さは変わりませんから!」

P「ぐへぇー!ファンブル的な何かでワシに大ダメージや!」

美希「ダディー♪」

P「ワシがボコボコにされる様を見て楽しみたいんやったらそのまま呼んだらええで…」

美希「残念だけどミキにはそんな趣味はないの。ダディーは今日どんなアメを持ってきたの?」

P「なんでワシが飴持って来とる事前提なんや…まあ、あるけど」ガサガサ

美希「さっすがダディーなの!…あれ、なんか袋おっきいよ?」

P「業務用パイン飴や。ずばりこれ45個で美希ちゃんと同じ重さになるで」

美希「いくらなんでもそんなに食べる訳ないの。貴音でもきっと無理だって思うな」

貴音「呼びましたか?」

P「呼んどらへん」

美希「噂はしてたけどね」

貴音「そうですか…おや、その飴は」

P「業務用パイン飴や」

貴音「奇遇ですね。わたくしも業務用おれんじ飴を持ってきたのです」ガサガサ

P「…」

美希「…」

貴音「?」

美希「やっぱり貴音ならやりかねないの」

P「せやな」

貴音「はて?」

亜美「くらえー!亜美の必殺リーチ!次のツモで相手は死ぬ!」ユクゾッ

真美「ぬがっ!貴様のような病人がいるか!」ソンナオカルトアリエマセン!


P「最近バクチ行っとらんなぁ…」

律子「えっ…バクチって丁半とかおいちょかぶ的なアレですか?」

P「それ違法やん。ワシが言いよんは競艇とか競馬やで」

律子「そっちですか…まあこの辺りにはありませんし、仕事も忙しいですからね」

P「マージャンも最近ご無沙汰やし」

律子「賭けマージャンは違法ですからね?」

P「知っとるわ」

雪歩「一度しょっ引かれそうになりましたからね」

律子「あら、それは意外…でもないわね」

P「ええい!余計な事言う口はこの口か!」グニー

雪歩「い、いひゃいれふぅ〜」

P「……」

P「ん?もうこんな時間か」

小鳥「あ、ほんとですね。お夜食作りましょうか?」

P「ええわ、ワシが作ってくるで」

小鳥「じゃあお言葉に甘えますね」



P「冷蔵庫の中は…っと」ガポッ

P「特売もやしと…激安もやしだけやな」

P「…」

P「調味料は…」ガチャ

P「みりんと…徳用みりんだけやな」

P「…」



P「でけたで」

小鳥「あれ?ずいぶん早かったですね」

P「そりゃもやしを氷水に突っ込んだだけやからな」

小鳥「えっ」

P「ワシ謹製キンキンに冷えた生もやしや」

小鳥「これって…料理なんでしょうか」

P「盛るだけを料理言うんやったらそうやと思うで」




小鳥「あ、意外と美味しい」

P「ホンマや」

ファミレス



P「今日の仕事は大成功やったな!というわけで何でも食ってかまへんで」

春香「はーい!」

千早「何を頼もうかしら…」

春香「うーん…じゃあ私はビーフストロガノフで!」

千早「私はゴルゴンゾーラのパスタにするわ」

P「ほな頼むで」ピンポーン





P「前から思とったけどビーフストロガノフとかゴルゴンゾーラってえらい強そうやんな」

春香「あ、それわかります!ゴルゴンゾーラとか魔王の右腕クラスの強さとかありそうですもんね」

千早「…私には理解できないわ」

P「えー。千早ちゃんは分からんか?ビーフストロガノフとかラスボスの風格やん」

千早「ああ、そういえば。ビーフストロガノフはストロガノフ流の〜って意味だそうです。つまりストロガノフさんの料理ですね」

春香「ストロガノフさんかぁ。すっごく強そう」

P「元祖魔王くらいの風格やんな…」

中華料理店



P「そういえば前来た時に強そうな料理の名前の話で盛り上がったわ」

亜美「へー、なんか面白そう」

真美「ホイコーローとか強そうっしょー!」

亜美「あー、わかるわかる!じゃあチンジャオニュウロースとかメッチャ強い技っぽくない?」

真美「これ絶対足技だよね!」

P「だがワシはここであえてチャオハンや」

亜美「チャオ?」

真美「ほくほく?」

P「ちゃうちゃう、チャオハンや。チャーハンの事や」

亜美「なるほどー!なんか物語序盤とかで主人公に秘伝の技を教えるポジションのじーさんっぽい名前だね!」

真美「山突きのポーズとかすっごい似合いそー!」

店員「………」

P「あ、そろそろ頼まんとまずい。店員のねーちゃん顔引きつってるで…」

拉麺店



P「ラーメンって漢字で書くとえらい強そうやんな…」

貴音「そうですね」ズルズル

響「なんかかっこいいよね!」

P「でもレパートリーが少ないのが難点やな…」

響「〜麺、くらいしかできないもんね」

貴音「とうしょうめん」

P「え?」

響「ん?」

貴音「とうしょうめん、と申しました」

P「それってカッコええんか?」

響「漢字がわかんないからさっぱりだぞ」

貴音「それは調べてからのお楽しみですよ、響、おじ様」

P「おじ様言うなや」

焼肉店



P「そういえば焼肉系で強そうな名前のモン無いなぁ」

小鳥「あー、わかります」

P「ピートロとかボンチリってなんか下位の補助魔法っぽいやんな」

雪歩「でもカクテキとかは強そうですよ」

小鳥「実弾系の高機動ロボットって感じね…」

P「せやろか…」

雪歩「他にもサーロインとかフェガミとかすっごく強そうなのに…おじさんたちは不勉強ですぅ」

P「すまんかった」

小鳥「ごめんなさい」

居酒屋



P「よく考えたら酒の名前って強そうなんばっかりやな…」

あずさ「それ、わかります〜。ソルティ・ドッグとかサウザ・シルバーがそうですね。あ、店員さーん。ソルティ・ドッグをふたつ、お願いします〜」

P「あずさちゃん頼みすぎやで…」

あずさ「うふふ。だってプロデューサーさん、お酒強そうなんですもの」

P「人を見た目で判断したらあかんで。ワシそんなに強うないねん」

あずさ「あらあら、名前で強さを判断していたのはプロデューサーさんですよ?」

P「こりゃ一本取られたわ」

31.5アイスクリーム店



やよい「うっうー!ジャモカアーモンドファッジおいしそうですー!」

伊織「バーガンディチェリーも美味しそうね…」

P「なんでアイスですら強そうなんや…あ、ワシはホッピングシャワーな」




P「…」

やよい「どうしたんですかー?」

伊織「なによ、ジロジロ見て」

P「いや、名前の割には随分かわいらしい色しとるんやなーって思うてな」

やよい「おじさんのアイスも可愛いかなーって」

伊織「いい年こいたヤ○ザ似の男がアイス食べてるのもずいぶん可愛らしいと思うけどね」

P「相変わらず伊織ちゃんの言葉はトゲだらけやのー。二本くらい刺さったで」

亜美真美「あみまみ波ァーーーッ!」

美希「おにぎり波なのーーーッ!」


P「ワシもなんか必殺技欲しいわ。ギャリック砲みたいなやつ」

真「じゃあメンチビームなんてどうです?メガネずらして凄む感じにするときっと破壊力バツグンですよ!」

P「ちょいとレクチャー頼むで」

真「任せてください!」


10分後


亜美「お−ん?おっちゃんも亜美たちと遊びたいのかね→ん?」

真美「二身一体、同じ血、同じ筋肉、同じ想念、ちょっぴり違った感性を持つ二身一体の者のみが習得可能な亜美真美波に対抗できるかな→ん?」

亜美「いくぞ、真美っ!」

真美「おうさ、亜美っ!」

P「…メンチビームや」スチャッ

亜美「うわっ」

真美「ひぃっ」




P「ドン引きされたで…」

真「あれ?おっかしいなぁ」

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