遊馬「禁止制限リストが新しくなったぜ！」

アストラル『正しくは"リミットレギュレーション"だ。今回から呼び名が変わる』

遊馬「リミ……？　ま、まあ、それはいいんだよ。呼び方なんかどーでも」

遊馬「それよりさアストラル、この《氷結界の龍 トリシューラ》ってなんなんだ？　こんなカード見たことねーぞ」

アストラル『私にもわからない』

遊馬「お前も？　うーん、とんでもねえレアカードだったりすんのかな……」

アストラル『……』

遊馬「まあいいや、じゃあカード買いに行こうぜ！　制限解除されたんなら、もしかしたらショップに売ってるかもしんねえ！」

アストラル『ああ、そうだな……』


―ショップ―

店員「ありがとうございましたー」

遊馬「ん、誰かいるぞ」

アストラル『あれは……』

ベクター「ああ？　なんだてめーら……」

ベクター「！　遊馬、アストラル……」

アストラル『ベクター、なぜ君がここに……』

遊馬「こんなところで、いったい何をするつもりだ！」

ベクター「……クク、ちょうどいい！　探す手間が省けたぜ」

遊馬「何！？」

ベクター「表に出な、遊馬ァ！　俺とデュエルだ！」

アストラル『デュエルだと……？』

遊馬「……いいだろう！　その勝負受けてやるぜ！」

遊馬「どういうつもりだから知らねえが、今度こそお前をぶっ倒してやる……」

ベクター「……」

アストラル『気を付けろ遊馬。ベクターは、本当の力が出せないはずのこの世界で、わざわざデュエルを仕掛けてきた……』

遊馬「何かあるに違いねえ、ってんだろ？　わかってる！」

遊馬「行くぜ！　デュエルディスクセット！」ｶﾞｼｬﾝｶﾞｼｬﾝ

ベクター「ッハァ！」ﾆｮｷﾆｮｷ

遊馬「Dゲイザー、セット！」

遊馬「「デュエル！！」」ベクター


遊馬「先攻は俺だ！　俺のターン、ドロー！」

アストラル『まずは様子を見るぞ、遊馬』

遊馬「わかってる。俺は手札から《ガガガマジシャン》を召喚！」

《ガガガマジシャン》：星４/闇属性/魔法使い族/攻1500/守1000

遊馬「リバースカードを1枚セットして、ターンエンドだ！」

【LP-8000 / 手札-4 / 《先輩/A1500》 / 《伏せカード》 】

ベクター「俺のターン、ドロー！」

ベクター「手札から《アンブラル・グール》を召喚だ！」

《アンブラル・グール》：星４/闇属性/悪魔族/攻1800/守 0

ベクター「こいつの攻撃力をゼロにすることで、俺は手札から《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプ》を特殊召喚する！」　

《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプ》：星１/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0

ベクター「《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプ》は場の《アンブラル》モンスター1体とレベルを合わせられる……」

遊馬「くっ、(いつも通り)レベル4のモンスターが2体……！」

アストラル『来るのか……(使命感)』

ベクター「《アンブラル・グール》と《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプ》でオーバーレイ！」

ベクター「エクシーズ召喚、《キングレムリン》！」

《キングレムリン》：ランク４/闇属性/爬虫類族/攻2300/守2000

ベクター「《キングレムリン》の効果を発動、オーバーレイユニットを1つ使い、デッキから爬虫類族モンスター1体を手札に加える」

ベクター「《カメンレオン》を手札に加える！」

遊馬「《カメンレオン》……？」

アストラル『聞いたことのないカードだ』

ベクター「バトルだァ！　《キングレムリン》で《ガガガマジシャン》を攻撃！」

遊馬「くっ……！」LP8000→7200

ｶﾞｶﾞｶﾞｰ!(断末魔)

ベクター「遊馬ぁ～、そんなザコモンスター出してどーするつもりだったんだ～？？」

ベクター「俺はカードを2枚伏せて、ターンエンド！」

【LP-8000 / 手札-3 / 《キングレ/A2300》 / 《伏せカード》 《伏せカード》 】

アストラル『ここだ、遊馬！」

遊馬「ああ！　お前のエンドフェイズに、リバースカードオープン！」

ベクター「あぁ？」

遊馬「トラップ発動、《バースト・リバース》！」

アストラル『2000ポイントのライフを払うことで、墓地のモンスター1体を裏側守備表示でセットする！』

遊馬「俺は、墓地の《ガガガマジシャン》をセットするぜ！」LP7200→5200

ベクター「……てめえのターンだ、さっさと始めやがれ！」

アストラル『時間がない。ここは全力で行くぞ、遊馬！』

遊馬「おう。俺と！」

アストラル『私で！』

遊馬「『　オ　ー　バ　ー　レ　イ　！　』」アストラル

「『エクシーズ・チェンジ・ゼアルッ！！』ﾄﾞﾝ★

ベクター「チッ、いきなりか……！」

遊馬「『最強デュエリストのデュエルはすべて必然！　シ　ャ　イ　ニ　ン　グ　☆　ド　ロ　ー　！　』」アストラル

遊馬「自分のライフが相手より2000ポイント以上少ない時、このカードは手札から特殊召喚できる。現れろ、《ＺＷ－荒鷲激神爪》！」

遊馬「さらに《ガガガマジシャン》の効果発動、レベルを5に変更する！」

ベクター「レベル5のモンスターが2体……」

遊馬「俺は、レベル5の《ガガガマジシャン》と《荒鷲激神爪》でオーバーレイ！」

遊馬「2体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築！　エクシーズ召喚！」

遊馬「『来い、《ＺＷ－獣王獅子武装》！』」アストラル

遊馬「《ライオアームズ》の効果発動！　オーバーレイユニットを1つ使い、デッキから《ＺＷ－雷神猛虎剣》を手札に加える」

遊馬「そして！　手札から《ガガガガール》を召喚し、マジックカード《死者蘇生》を発動！」

遊馬「墓地から《ガガガマジシャン》を特殊召喚！　さらに《ガガガガール》の効果発動、レベルを《ガガガマジシャン》と同じにする！」

ベクター「レベル4のモンスターが2体……！(義務感)」

ゼアル「レベル4の《ガガガマジシャン》と《ガガガガール》でオーバーレイ！」

ゼアル「エクシーズ召喚！　現れろ、《No.39 希望皇ホープ》！」

《いつもの》：ランク４/光属性/戦士族/攻2500/守2000

遊馬「そして！　エクシーズ素材になった《ガガガマジシャン》の効果で、《キングレムリン》の攻撃力はゼロになる！」

ベクター「く……」

アストラル『手加減など無用。行くぞ遊馬！』

遊馬「おう！　《ホープ》に《ＺＷ－雷神猛虎剣》と《ＺＷ－風神雲龍剣》と《ＺＷ－獣王獅子武装》を装備！」

《いつもの》：A2500→8000

遊馬「いっけえええええええええ、《二刀流ライオホープ》で《キングレムリン》を攻撃だあああああああああああ！」

ベクター「……ッチィ！　速攻魔法《ご隠居の猛毒薬》を発動！　ライフを1200回復すｒ」LP8000→9200

ベクター「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお..........」LP9200→8000

アストラル『仕留めそこなったか……』

遊馬「俺はこれでターンエンド！」

【LP-6000 / 手札-1 / 《いつもの/A8000》 / 《雷神》 《風神》 《獣王》】

「ぐ……エンドフェイズにトラップ発動！　《リビングデッドの呼び声》！」

「！？」

「墓地から《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプ》を特殊召喚するぜ……」

アストラル『わざわざ我々のエンドフェイズに……何をするつもりだ？』

ベクター(チッ……《ホープレイ》出してきたら使おうと思ってた《猛毒薬》をもう使っちまうとは……)

ベクター(……だが……)ﾆﾔﾘ

ベクター「俺のタァーン！　ドロォー！」

ベクター「手札から《カメンレオン》を召喚！　こいつが召喚に成功した時、墓地から守備力ゼロのモンスター1体を特殊召喚することができる！」

《カメンレオン》：星４/地属性/爬虫類族/攻1600/守1100

ベクター「墓地から《アンブラル・グール》を特殊召喚だ！」

《アンブラル・グール》：星４/闇属性/悪魔族/攻1800/守 0

遊馬「またレベル4のモンスターが2体……！」

アストラル『いや、《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプ》は、自身のレベルを変えることができる。このままだと……』

《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプ》：星１/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0

ベクター「ククク……どっちもちげーんだよォ！」

遊馬「？」

アストラル『？』

ベクター「俺はァ！　レベル1の《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプ》と、レベル4の《アンブラル・グール》に……」

ベクター「レベル4《カメンレオン》をチューニング！」

遊馬「な……！？」

ベクター「牢獄より生まれしバリアンの力が世界を覆うとき、大いなる闇が舞い踊る！　シンクロ召喚！」

ベクター「　《　氷　結　界　の　龍　ト　リ　シ　ュ　ー　ラ　》　！　」

《氷結界の龍 トリシューラ》：星９/水属性/ドラゴン族/攻2700/守2000

遊馬「シンクロ召喚！？」

アストラル『なんだ、このモンスターは！？』

ベクター「《トリシューラ》の効果発動！　コイツの召喚に成功した時、てめーのフィールド、手札、墓地から1枚ずつカードを除外する！」

遊馬「けど、《ホープ》は《風神雲竜剣》の効果で、カード効果の対象にはならねえ！」

ベクター「残念だったなぁ、こいつの効果は対象を取らねえんだよ！」

遊馬「なんだよそれ、意味わかんねーよ！」

ベクター「文句は考えた奴に言え！　《ホープ》と《ＺＷ－荒鷲翼神爪》と、その手札1枚を除外する！」

遊馬「そんな、《ホープ》ー！　」

アストラル『手札の《ゴゴゴゴーレム》まで……』

遊馬「いったい何なんだよ、このモンスターは！」

ベクター「バトルだ！！　《トリシューラ》でダイレクトアタック！！」

遊馬「ぐわああああああああああああ」LP5200→2500

ベクター「俺はこれでターンエンドだ！」

【LP1200 / 手札-3 / 《トリシュ/A2700》 / 《リビデ》 】


アストラル『《トリシューラ》……恐ろしい力を持つモンスターだ』

遊馬「く、俺のターン……ドロー！」

遊馬「……俺は《カードカー・Ｄ》を召喚！　こいつを墓地に送ることで、カードを2枚ドローする！」

「……ターンエンドだ！」

【LP2500 / 手札-2 / なし / なし 】

ベクター「俺のターン……ドロー！」

ベクター「テメーのやりそうなことくらい知ってんだよォ！　カードを1枚伏せて、マジックカード《手札抹殺》を発動！」

ベクター「お互い手札を全部捨て、捨てた分だけ引き直す！」

アストラル(ベクターが捨てたのは《ヘルウェイ・パトロール》《サルガッソの灯台》……いや、それよりも！)

遊馬「う……っ！」
っ《ガガガガードナー》《タスケルトン》

ベクター「ヒャハハハハハハハハハ！　やっぱ持ってたよなぁ～……《ガガガガードナー》をよぉ！」

遊馬「く、くそ……でも！」

ベクター「《ガガガガードナー》は捨てられたけど？」

ベクター「《タスケルトン》がまだ墓地にあるぅ～？」

ベクター「てめえまさかそれで凌いだつもりになってんじゃねえだろうな……？　《トリシューラ》と《シャイニング》、どっちか片方でも攻撃が決まれば終わりなんだよ！！」

遊馬「ぐぅ……！」

ベクター「だがまぁ、念には念を入れてだ……墓地から《ヘルウェイ・パトロール》を除外して、手札の《アンブラル・アンフォーム》を特殊召喚」

《アンブラル・アンフォーム》：星４/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0

ベクター「そして手札から《悪夢再び》を発動！　《アンブラル・グール》と《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプ》を手札に加えて2体とも召喚する！」

ベクター「この3体でオーバーレイ！　エクシーズ召喚、現れろ《No.104》！　《仮面魔踏士シャイニング》！」

《No.104 仮面魔踏士シャイニング》：ランク４/光属性/魔法使い族/攻2700/守1200

ベクター「こいつの効果……知ってるよなぁ～？」

アストラル『バトルフェイズ中に発動したモンスター効果を無効にし、800ポイントのダメージを与える……』

ベクター「そうだ。てめえがまだなんか手札に持ってたとしても、これで無意味ってわけだ……」

アストラル『これほどの読みを見せるとは……！』

ベクター「さあ、バトルフェイズだ！　《シャイニング》でテメーにダイレクトアタック！」

遊馬「く……手札から《護封剣の剣士》の効果発動！　相手モンスターが直接攻撃してきたとき、このカードを手札から特殊召喚する！」

《護封剣の剣士/DP遊馬編9月21日発売！》
星８/光属性/戦士族/攻 0/守2400
相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
さらにこのカードの守備力がその攻撃モンスターの攻撃力より高い場合、
その攻撃モンスターを破壊する。
また、フィールド上のこのカードを素材として
エクシーズ召喚したモンスターは以下の効果を得る。
●このカードは１ターンに１度だけ戦闘では破壊されない。

ベクター「無駄だ無駄だ無駄だァ！　オーバーレイユニットを1つ使い、《シャイニング》の効果発動！　その効果を無効にする！」

遊馬「うああああああああ…ッ！」LP2500→1700

遊馬「ぐ……なら、墓地から《タスケルトン》の効果発動！　このカードを除外することで、モンスターのバトルを無効に……」

ベクター「バァァァカァァァァかァァァァテメーはァ！！　そいつの効果は《シャイニング》で無効だっつってんだろ！　オーバーレイユニットを1つ使い、800のダメージを喰らえ！」

遊馬「う"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"」LP1700→900

アストラル『遊馬！』

遊馬「う……だが、手札の《ダメージ・メイジ》の効果発動！」

ベクター「あぁん？」

遊馬「俺が効果ダメージを受けた時、このカードを手札から特殊召喚することで、受けたダメージ分のライフを回復する！」

ベクター「そいつもモンスター効果だろうが！　オーバーレイユニットを使い、その効果を無効にして800のダメージを与える！」

遊馬「うわあああああああああああ........」LP900→100

ベクター「ヒャァハハハハハハハ！　これでテメーはもう……」

アストラル『それはどうかな？』

ベクター「！？」

遊馬「く……《ダメージ・メイジ》の効果が無効にされて、俺は800のダメージを受けた。けど、このダメージに対して《ダメージ・メイジ》の効果をもう一度発動！」

ベクター「何ィ！？」

アストラル『《仮面魔踏士シャイニング》は、モンスター効果を無効にするだけで破壊はしない。《ダメージ・メイジ》は手札に残る』

アストラル『そして《シャイニング》の無効効果には、それ自体に効果ダメージが付属している。つまり、何度でも効果が発動できるということだ！』

遊馬「《シャイニング》はもうオーバーレイユニットを使い切った、もう《ダメージ・メイジ》の効果は無効にできねえ！」

ベクター「く……！！」

遊馬「手札から《ダメージ・メイジ》を特殊召喚！　そして、受けたダメージ800ポイント分のライフを回復する！」LP100→900

ベクター「だったら《シャイニング》で《ダメージ・メイジ》を攻撃だ！」

遊馬「く……！」

ベクター「そして《トリシューラ》のダイレクトアタックを食らえ！！」

遊馬「手札から《護封剣の剣士》の効果発動！　相手モンスターがダイレクトアタックしてきたとき、このカードを手札から特殊召喚できる！」

遊馬「さらに攻撃してきた相手モンスターの攻撃力が、《護封剣の剣士》の守備力より低ければ、そのモンスターは破壊される！」

《護封剣の剣士/DP遊馬編9月21日発売！》：星８/光属性/戦士族/攻 0/守2400

ベクター「うるせえ！　《トリシューラ》の攻撃力は2700だ、《護封剣の剣士》を破壊しろ！」

遊馬「ぐわ……っ！」

遊馬「く……けど、凌いだぜ！」

ベクター「チィ……死にぞこないが……」

ベクター「俺はこれでターンエンドだ」

【LP-1200 / 手札-0 / 《トリシュ/A2700》 《シャイニング/A2700》 / 《伏せカード》 】

アストラル『なんとか耐えきったか』

遊馬「ああ……こっから反撃だ！　行くぜ、俺のターン……ドロー！」

遊馬「マジックカード、《ガガガドロー》を発動！」

遊馬「墓地に存在する《ガガガガードナー》《ガガガキッド》《ガガガマジシャン》を除外することで、カードを2枚ドローする！」

遊馬「『最強デュエリストのデュエルはｒｙシャイニング・ドロー！』」アストラル

遊馬「手札から《ＺＷ－玄武絶対聖盾》を召喚！」

《ＺＷ－読めん》：星４/地属性/水族/攻 0/守2000

アストラル『このモンスターの召喚に成功した時、ゲームから除外されたモンスターエクシーズ1体を特殊召喚できる！』

遊馬「『蘇れ、《希望皇ホープ》！』」アストラル

ﾎｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｯﾌﾟ(鳴き声)

遊馬「そして、ライフポイントが1000以下の時、《希望皇ホープ》を素材としてカオス・エクシーズ・チェンジ！」

遊馬「『現れろ、《CNo.39》！　混沌を光に変える使者、《希望皇ホープレイ》！』」アストラル

《CNo.39 いつもの》：ランク４/光属性/戦士族/攻2500/守2000

ベクター「クッ……出やがったか《ホープレイ》……」

遊馬「《ホープレイ》の効果発動！　オーバーレイユニットを1つ使い、《トリシューラ》の攻撃力を1000ポイント下げる！」

遊馬「さらに、《ホープレイ》の攻撃力を500ポイントアップする！」

《ホープレイ》：ATK3000
《トリシュ》：ATK1700

遊馬「行くぜ、バトルだ！　《ホープレイ》で、《氷結界の龍 トリシューラ》に攻撃！」

ベクター「クソが……ッ！」

遊馬「『ホープ剣、カオス・スラッシュ！！』」アストラル



ベクター「　な　ぁ　ー　ん　ち　ゃ　っ　て　☆　」


遊馬「！？」


ベクター「トラップ発動！　《ドレインシールド》！」


ベクター「相手モンスターの攻撃を無効にし、その攻撃力分のライフを回復する！」LP1200→4200


遊馬「……！」


ベクター「テメーのことはさんざんリサーチ済みなんだよ……《ホープ》を除外したくらいじゃ安心できねーことくらい、ずっと前からわかってんだよ！」

ベクター「仕留めきれなきゃ《ホープレイ》が出てくることも……そして、ムカつくが《トリシューラ》を出すまでに大ダメージを喰らうだろうってこともな……」

ベクター「だからこうやってライフを回復させてもらったんだよ！　お前のバトルはこれで終わりだ！」

アストラル『……』

ベクター「このターンが終われば《ホープレイ》の攻撃力は元に戻る……そうなりゃ、次のターンで」

遊馬「　『　そ　れ　は　ど　う　か　な　？　』　」アストラル
っ《ダブル・アップ・チャンス》

ベクター「……」

ベクター「」

遊馬「手札から速攻魔法発動！　《　ダ　ブ　ル　・　ア　ッ　プ　・　チ　ャ　ン　ス　》　！」

遊馬「モンスターの攻撃が、無効になったとき！　そのモンスターの攻撃力を2倍にして、もう1度攻撃が行える！」

ベクター「攻撃力……6000……！」

遊馬「いっけえええええええ、《ホープレイ》！　《トリシューラ》をぶった切れ！」

「　『　ホ　ー　プ　剣　、　ダ　ブ　ル　カ　オ　ス　ス　ラ　ッ　シ　ュ　！　』　」


ベクター「うおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ...........」LP4200→ 0

遊馬「よっしゃあ、俺たちの勝ちだ！」

アストラル『確かに強力なカードだったが、無理をして出しても所詮この程度だ』

ベクター「く……ふざけんじゃねえ……」

ベクター「これで勝ったと思うなよ！　いいか、既に《トリシューラ》は目覚めた！」

ベクター「一度目覚めた《トリシューラ》が消えることはねえ……これでてめえらも終わりだ！　ハハハハハ......」ﾜｰﾌﾟ

アストラル『消えた……』

遊馬「何しにきたんだあいつ……」


アストラル『しかしベクターが襲ってきたとなると、もしや他のバリアンも……』

遊馬「そうだ！　カイトとシャークに連絡を……」prrrrr

遊馬「……」prrrrrrr

遊馬「ダメだ、どっちも電話がつながらねえ！」

アストラル『まさか、彼らのところにも……』

～病院～

璃緒「」

シャーク「璃緒……」


～～

ゴルゴン＜ｷﾞｬｰﾝ

シャーク「今だ！　鏡の盾を出せ！」

兵士「ハッ！」ｶﾞｼｬｶﾞｼｬ

ベクター「何のアニメだよこれ」

～～

シャーク「……俺は……バリアンなのか……」

シャーク「……！」

ドルベ「……」

シャーク「お前は……ドルベ！　貴様何しにここへ」

ドルベ「凌牙……いや、ナッシュ」

シャーク「！」

ドルベ「君の目覚めの時だ。君の記憶を取り戻してくれ」

シャーク「記憶……？」

ドルベ「そうだ。君の中には、ナッシュの記憶が眠っている」

ドルベ「私にとって君は、神代凌牙ではない。バリアン七皇のリーダー、ナッシュなのだ！」ﾋﾟｶｰﾝ

シャーク「……！」

～ワープ～

シャーク「……ここは」

ドルベ「そうだ。君と彼女の記憶が眠っていた遺跡だ」

ドルベ「そしてこれは、バリアン七皇のリーダー、ナッシュのものだ」
っ《トリシューラ》

ドルベ「もしこれが君のものなら、きっと真実を見せるはずだ」

シャーク「白いカードだと……？　なんだそのカードは！」

ドルベ「さあ、思い出してくれナッシュ……」ﾋﾟｶｰﾝ

シャーク「……」

シャーク「……ふざけんじゃねえ！　そんな話信用できるか！」

ドルベ「！？」

シャーク「ノコノコ俺の前に出てくるとはな。この前の決着をつけてやるぜ！」

ドルベ「……そうか」

ドルベ「いいだろうナッシュ。君がそう言うのならば、デュエルで君を取り戻す！」

シャーク「うるせえ！　デュエルディスク、セット！」ｼﾞｬｷｰﾝ

ドルベ「……」ﾆｮｷｯ

シャーク「Dゲイザー、セット！」ｼﾞｬｷｰﾝ

シャーク「「デュエル！！」」ドルベ

～そのころ～

カイト「貴様！　トリシューラを持っていないのか？」

ミザエル「いや、無論持っている……だが、あんなものは臆病者の使うカード。貴様とは同じ条件で勝たなければ意味がない！」

ミザエル「というより、最強のドラゴンなどギャラクシーアイズ以外にいるはずがない！！」

タキオン＜ｷﾞｬｰﾝ

ミザエル「これは、真の銀河眼使いがどちらか……雌雄を決する戦いなのだから！」

カイト「よかろう」

フォトン＜ｷﾞｬｰﾝ

～よそでやれ～

シャーク「先攻は俺だ！　俺のターン、ドロー！」

シャーク(何を仕掛けてくるのか知らねえが、とりあえずは様子を見る……)

シャーク「モンスターを、裏側守備表示で召喚！」

シャーク「さらにリバースカードを1枚セット！　ターンエンドだ」

【 LP-8000 / 手札-4 / 《裏守備/D ?》 / 《set1》 】


ドルベ「私のターン……ドロー！」

ドルベ「マジックカード《封印の黄金櫃》を発動！　デッキからカードを1枚選び、除外する！」

ドルベ「そしてこのとき除外したカードは、2ターン後私の手札に加わる！」

シャーク(奴はいったい何を……)

ドルベ「私が除外するのは、《ネクロフェイス》！」

シャーク「《ネクロフェイス》だと！？」

ドルベ「このカードをゲームから除外する……そしてこのとき、《ネクロフェイス》の効果が発動する！」

ドルベ「このモンスターがゲームから除外されたとき、我々はデッキの上から5枚のカードを除外しなくてはならない！」
っ《光天使ブックス》《天空の宝札》《ジャンク・コレクター》《オネスト》《エフェクト・ヴェーラー》

シャーク「チッ！」
っ《シャーク・サッカー》《浮上》《激流蘇生》《ポセイドン・ウェーブ》《パンサー・シャーク》

ドルベ「そして私は《マンジュ・ゴッド》を召喚！」

《マンジュゴッド》：星４/光属性/天使族/攻1400/守1000

ドルベ「このモンスターの召喚に成功した時、私はデッキから儀式魔法1枚を手札に加えることができる」

ドルベ「私は、《宣告者の預言》を手札に加える！」

ドルベ「行くぞ、バトルフェイズ！　《マンジュ・ゴッド》でその守備モンスターを攻撃！」

《マンジュ・ゴッド》@ATK1400
《スターフィッシュ》@DEF 300

シャーク「破壊される……」

ドルベ「私はこれでターンエンドだ」

【 LP-8000 / 手札-5 / 《マンジュゴッド/A1400》 】

シャーク(伏せカードはなしか……なら、仕掛けさせてもらうぜ！)

シャーク「俺のターン！　ドロー！」

シャーク「手札から《スピア・シャーク》を召喚！」

《スピア・シャーク》：星４/水属性/魚族/攻1600/守1400

シャーク「さらに！　俺の場に水属性モンスターが存在することで、《サイレント・アングラー》を手札から特殊召喚できる！」

《サイレント・アングラー/DP神代兄妹編10月19日発売》：星４/水属性/魚族/攻 800/守1400

ドルベ「レベル4のモンスターが2体……」

シャーク「レベル4の《スピア・シャーク》と《サイレント・アングラー》でオーバーレイ！」

シャーク「2体の水属性モンスターで、オーバーレイネットワークを構築！　エクシーズ召喚！」

シャーク「吠えろ未知なる轟き！　深淵の闇より姿を現せ……《バハムート・シャーク》！」

《バハムート・シャーク/10月19日発売のDP神代兄妹編に再録》：ランク４/水属性/海竜族/攻2600/守2100

シャーク「《バハムート・シャーク》の効果発動！　オーバーレイユニットを1つ使い、エクストラデッキから《潜航母艦エアロ・シャーク》を特殊召喚する！」

《ソス》：ランク３/水属性/魚族/攻1900/守1000

シャーク「さらに！　俺は、《エアロ・シャーク》を素材として……エクシーズ召喚！」

ドルベ「！？」

シャーク「エクシーズ素材のないランク3・水属性モンスターエクシーズの上に重ねることで、こいつはエクシーズ召喚できる！」

シャーク「来い、《ＦＡ－ブラック・レイ・ランサー》！」

《ＦＡ－ブラック・レイ・ランサー/DP神代兄妹編10月19日発売》：ランク４/水属性/獣戦士族/攻2100/守 600

シャーク「《ＦＡ－ブラックレイランサー》の攻撃力は、オーバーレイユニット1つにつき200ポイントアップする。よって、今の攻撃力は2300！」

シャーク「行け、《ＦＡ－ブラックレイランサー》！　《マンジュ・ゴッド》に攻撃！」

シャーク「ブラック・ブライト・スピアー！」

《本家レイランサーを見捨てるた屑》@ATK2300
《マンジュ・ゴッド》@ATK1400

ドルベ「く……」LP8000→7100

シャーク「そしてこいつがモンスターを破壊した時、相手フィールドに存在する魔法・罠カード1枚を破壊できる」

シャーク「が、今てめえの場には伏せカードがねえ……」

ドルベ「……」

シャーク「効果を使ったターン、《バハムート・シャーク》は攻撃できない。メインフェイズ2！」

シャーク「俺の場にモンスターエクシーズが2体いることで、《エクシーズ・ギフト》を発動！」

シャーク「《バハムート・シャーク》と《ＦＡ－ブラック・レイ・ランサー》のオーバーレイユニットを1つずつ墓地に送り、カードを2枚ドローする！」ｼｭﾊﾞｯ

シャーク「カードを1枚伏せて、ターン終了だ！」

【 LP-8000 / 手札-3 / 《バハムート/A2600》 《FAレイランサー/A2100》 / 《伏せ1》 《伏せ2》】

ドルベ「私のターン……ドロー！」

ドルベ「マジックカード《救援光》を発動！　ライフを800払うことで、ゲームから除外された光属性モンスター1体を手札に加える！」LP7100→6300

ドルベ「私が手札に加えるのは《光天使ブックス》……」

ドルベ「私は《光天使ウィングス》を召喚！」

《光天使ウィングス》：星４/光属性/天使族/攻1200/守1800

ドルベ「そして、《ウィングス》の効果発動！　このカードの召喚に成功した時、私は手札から《光天使》モンスターを1体、特殊召喚することができる」

ドルベ「現れろ！　《光天使ブッ↑クス》！」

《光天使ﾌﾞｯｸｽ》：星４/光属性/天使族/攻1600/守1400

ドルベ「さらに、《ブックス》の効果発動！　1ターンに1度、手札からマジックカード1枚を墓地に送ることで、手札の《光天使》モンスター1体を特殊召喚することができる！」

ドルベ「墓地に送ったカードは、《宣告者の預言》！」

ドルベ「そして手札から、《光天使ソード》を特殊召喚！」

《英語名はかっこいい》：星４/光属性/天使族/攻1400/守1000

シャーク「チッ……レベル4のモンスターが3体か……」

ドルベ「まだだ！　魔法カード発動、《モンスター・スロット》！」

ドルベ「場のレベル4モンスター《光天使ブックス》を選択し、同じくレベル4モンスター《マンジュ・ゴッド》を墓地から除外して発動」

ドルベ「デッキからカードを1枚ドローし、それがモンスターカードであれば特殊召喚が可能！　ドロー！」

シャーク「……」

ドルベ「……私が引いたのは、《救済のレイヤード》！　そのまま特殊召喚する！」

《救済のレイヤード》：星４/光属性/天使族/攻1400/守1500

ドルベ「では凌牙、遠慮なくいかせてもらう！　私はレベル4の《光天使ウィングス》、《ブッ↑クス》！　《ソード》で！　オーバーレイ！」

ドルベ「3体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築！　エクシーズ召喚！」

ドルベ「現れろ、《No.102》！　《光天使グローリアス・ヘイロー》！」

《No.102 光天使グローリアス・ヘイロー》：ランク４/光属性/天使族/攻2500/守2000

シャーク「ついに来たか……」

ドルベ「行くぞ凌牙！　《グローリアス・ヘイロー》の効果、発動！」

ドルベ「このモンスターは、オーバーレイユニットを1つ使い、相手モンスター1体の効果を無効にし、さらにその攻撃力を半分にする！」

《バハシャ》：ATK2600→1300

ドルベ「バトルフェイズに入る。《救済のレイヤード》で、《バハムート・シャーク》を攻撃！」

《レイヤード》@ATK1400
《バハシャ》@ATK1300

シャーク「く……ッ！」LP8000→7900

ドルベ「行け！　《グローリアス・ヘイロー》！　《ＦＡ－ブラック・レイ・ランサー》に攻撃！」

ドルベ「ライトニング・クラスター！」

《早くランクアップしろ》@ATK2500
《FAレイランサー》@ATK2100

シャーク「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁ........」LP7900→7500

シャーク「っく、だがこの瞬間トラップ発動！　手札の《ハンマー・シャーク》を捨て、《ダメージ・コンデンサー》を発動する！」

シャーク「俺がバトルでダメージを受けた時！　その時受けたダメージ以下の攻撃力を持つモンスター1体を、デッキから特殊召喚する！」

シャーク「もう1体の《スターフィッシュ》を、守備表示で特殊召喚！」

《スターフィッシュ》：星３/水属性/水族/攻 300/守 300

ドルベ「……私は、カードを1枚伏せて、ターンエンドだ」

【 LP-6300 / 手札-0 / 《グローリアスヘイロー/A2500》 《救済のレイヤード/A1400》 / 《set1》 】

シャーク「俺のターン、ドローっ！」

シャーク(《救済のレイヤード》の効果は、確か……)

シャーク「速攻魔法、《サイクロン》を発動！　お前のその伏せカードを、破壊する！」

ドルベ「！」

ドルベ「……いいだろう！　カウンタートラップ《魔宮の賄賂》を発動する！」

シャーク(やはりか！)

ドルベ「相手が発動したマジック、もしくはトラップの効果を無効にし、破壊する！」

ドルベ「そしてこの瞬間《救済のレイヤード》の効果発動！　私がカウンタートラップを使うたびに、ゲームから除外された天使族モンスター2体を手札に加えることができる！」

ドルベ「私は、《マンジュ・ゴッド》と《オネスト》を手札に加える！」

シャーク(《オネスト》が手札に加わったか……だが！)

シャーク「だが、《魔宮の賄賂》にはまだ効果があったはずだ！」

ドルベ「そうだ。このカードを発動した場合、相手プレイヤーにカードを1枚ドローすることができる」

シャーク「ドロー！」ｼｭﾊﾞｯ

シャーク「よし……《サルベージ》を発動！　墓地から攻撃力1500以下の水属性モンスター2体を手札に加える！」

シャーク「俺が手札に戻すのは、《スターフィッシュ》と《サイレント・アングラー》！」

シャーク「そして、《スターフィッシュ》を召喚！」

《スターフィッシュ》：星３/水属性/水族/攻 300/守 300

シャーク「今召喚した《スターフィッシュ》の効果発動！　1ターンに1度、俺の場に存在するすべての《スターフィッシュ》のレベルを1つ上げることができる！」

シャーク「2体の《スターフィッシュ》のレベルを4にする」

シャーク「そしてもう1体の《スターフィッシュ》の効果！　さらに1つレベルを上げ、2体の《スターフィッシュ》をレベル5にする！」

ドルベ「レベル5のモンスターが2体……！」

シャーク「レベル5の《スターフィッシュ》2体でオーバーレイ！」

シャーク「2体の水属性モンスターで、オーバーレイネットワークを構築！　エクシーズ召喚！」

シャーク「現れろ、《No.94》！　氷の心をまといし霊界の巫女……澄明なる魂を現せ！」

シャーク「《極氷姫クリスタル・ゼロ》！」

《No.94 極氷姫クリスタル・ゼロ/DP10月発売》：ランク５/水属性/戦士族/攻2200/守1600

ドルベ「これは、遺跡のナンバーズ……！　だが、攻撃力は《グローリアス・ヘイロー》のほうが上！」

シャーク「甘いぜ……俺は《クリスタル・ゼロ》の効果発動！　オーバーレイユニットを1つ使い、相手モンスターの攻撃力を、半分にする！」

シャーク「俺は、2つオーバーレイユニットを使う。クリスタル・イレイザー！」

《ヘイロー》@ATK2500→1250→625

シャーク「これで《グローリアス・ヘイロー》の攻撃力は、625となった」

シャーク「さらに、リバースカードオープン！　永続トラップ《バブル・ブリンガー》！」

シャーク「このカードを墓地に送ることで、自分の墓地からレベル3以下の水属性・同名モンスター2体を、効果を無効にして特殊召喚する」

シャーク「蘇れ、2体の《スターフィッシュ》！」

《スターフィッシュ》：星３/水属性/水族/攻 300/守 300
《スターフィッシュ》：星３/水属性/水族/攻 300/守 300

シャーク「レベル3の《スターフィッシュ》2体でエクシーズ召喚！　現れろ、《ブラック・レイ・ランサー》！」

《本家》：ランク３/闇属性/獣戦士族/攻2100/守 600

シャーク「《ブラック・レイ・ランサー》の効果発動！　オーバーレイユニットを1つ使い、相手モンスター1体のモンスター効果を、無効にする！」

シャーク「《グローリアス・ヘイロー》の効果を無効にしろ……パラライズ・ランス！」

ドルベ「く……」

シャーク「これでそいつの破壊耐性は無効になった。俺の場に水属性の《クリスタル・ゼロ》がいることにより、手札から《サイレント・アングラー》を特殊召喚」

《サイレント・アングラー/DP神代兄妹編10月19日発売》：星４/水属性/魚族/攻 800/守1400

シャーク「バトル！　《サイレント・アングラー》で、《グローリアス・ヘイロー》を攻撃！」

ドルベ「……」

シャーク「バトル！　《サイレント・アングラー》で、《グローリアス・ヘイロー》を攻撃！」

ドルベ「……」

シャーク「《オネスト》を使いたけりゃ使うんだな。攻撃力たった800の、《サイレント・アングラー》にな！」

ドルベ「……《オネスト》は使わない！」

シャーク「なら、《グローリアス・ヘイロー》は破壊だ！」

ドルベ「ぐぅ……っ！」LP6300→6125

シャーク(これでナンバーズは倒したが、《救済のレイヤード》も光属性……攻撃すると《オネスト》を使われる……)

シャーク「俺はカードを1枚伏せて、ターンエンドだ！」

【 LP-7500 / 手札-1 / 《クリスタルゼロ/A2200》 《サイレントアングラー/A 800》 《本家レイランサー/A2100》 / 《set1》 】

ドルベ「……私のターン、ドロー！」

ドルベ「このスタンバイフェイズ、《封印の黄金櫃》によって除外した《ネクロフェイス》が私の手札に加わる！」

ドルベ「さらに私は《マンジュ・ゴッド》を召喚！」

ドルベ「このモンスターの召喚に成功したことで、私はデッキから儀式モンスター《神光の宣告者》を手札に加える」

ドルベ「そしてレベル4の《マンジュ・ゴッド》と《救済のレイヤード》でオーバーレイ！」

ドルベ「2体の天使族モンスターで、オーバーレイネットワークを構築！　エクシーズ召喚！」

ドルベ「いでよ、《フェアリー・チア・ガール》！」

《フェアリー・チア・ガール》：ランク４/光属性/天使族/攻1900/守1500

シャーク(……その顔でそれを使うのか……)

ドルベ「《フェアリー・チア・ガール》の効果発動！　1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ使い、カードを1枚ドローできる！」

ドルベ「……！」

シャーク「……？」

ドルベ「……いいだろう。君の記憶を取り戻すためなら、私は賭けに出る！」

ドルベ「魔法カード発動！　《手札抹殺》！」

シャーク「何！？」

ドルベ「お互いのプレイヤーは手札をすべて捨て、捨てた枚数分ドローする！」
っ《オネスト》《神光の宣告者》《ネクロフェイス》《異次元からの帰還》

シャーク「《オネスト》を捨てるだと……？」
っ《エクシーズ・リモーラ》

ドルベ「そして4枚ドロー！」


ドルベ「……君の目覚めのときだ」

シャーク「！？」

ドルベ「手札から《サルガッソの灯台》を墓地に送り、装備魔法《D・D・R》を発動！」

ドルベ「ゲームから除外されている私のモンスター1体を特殊召喚し、このカードを装備する」

ドルベ「私が特殊召喚するのは、《ジャンク・コレクター》！」

シャーク「《ジャンク・コレクター》……？」

《ジャンク・コレクター》：星５/光属性/戦士族/攻1000/守2200

ドルベ「さらに私は、墓地の《光天使ウィングス》と《光天使ブッ↑クス》を除外することで、手札の《神聖なる魂》を特殊召喚する！」

ドルベ「このモンスターは墓地から光属性モンスター2体を除外することで特殊召喚することができる」

《神聖なる魂》：星６/光属性/天使族/攻2000/守1800

シャーク「……」

ドルベ「そして、《ジャンク・コレクター》の効果発動！　このカードと墓地のトラップカード1枚をゲームから除外することで、除外したトラップの効果を発動する！」

シャーク「なんだと！？」

ドルベ「墓地から《異次元からの帰還》を除外し、その効果を発動！　ゲームから除外された私のモンスターを可能な限り特殊召喚する！」

ドルベ「《光天使ウィングス》、《光天使ブックス》、《エフェクト・ヴェーラー》の3体を特殊召喚！」

《光天使ウィングス》：星４/光属性/天使族/攻1200/守1800
《光天使ﾌﾞｯｸｽ》：星４/光属性/天使族/攻1600/守1400
《エフェクト・ヴェーラー》：星１/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0

ドルベ「目を覚ましてくれナッシュ……私は、レベル4の《光天使ウィングス》、《ブッ↑クス》、そしてレベル1の《エフェクト・ヴェーラー》でチューニング！」

シャーク「チューニング……！？」

ドルベ「破壊神より放たれし聖なる槍よ……今こそ魔の都を貫け！」

ドルベ「シンクロ召喚！　いでよ、《氷結界の龍 トリシューラ》！！」

《氷結界の龍 トリシューラ》：星９/水属性/ドラゴン族/攻2700/守2000

シャーク「なんだ……このモンスターは！？」

ドルベ「《トリシューラ》の効果発動！　このカードがシンクロ召喚に成功した時、私は相手プレイヤーの手札・フィールド・墓地のカードを1枚ずつ除外することができる！」

ドルベ「場の《ブラック・レイ・ランサー》、墓地の《スターフィッシュ》、そして手札のその1枚を除外する！」

シャーク「く……！！　3枚ものカードを除外するだと！？」
っ《アクア・ジェット》

ドルベ「まだだ……マジックカード《シンクロキャンセル》を発動！」

ドルベ「私の場のシンクロモンスター1体をエクストラデッキに戻し、その素材となったモンスターをフィールドに呼び戻す」

シャーク「まさか、また……！」

ドルベ「墓地から《光天使ウィングス》《ブックス》《エフェクト・ヴェーラー》を特殊召喚し……」

ドルベ「この3体で、再びシンクロ召喚！　出でよ、《氷結界の龍 トリシューラ》！」

《氷結界の龍 トリシューラ》：星９/水属性/ドラゴン族/攻2700/守2000

ドルベ「そして、その効果を発動！」

シャーク「く……今度は《クリスタル・ゼロ》を除外する気だろうが、だが！」

シャーク「効果がわかれば！　リバースカードオープン、《儀水鏡の反魂術》！」

シャーク「フィールドの水属性モンスター《クリスタル・ゼロ》をエクストラデッキに戻すことで、墓地の水属性モンスター2体を手札に戻す！」

シャーク「俺は、墓地から《スターフィッシュ》と《エクシーズ・リモーラ》を手札に加える！」

シャーク「ハッ、残念だったな！　これでそいつの効果は……」

ドルベ「無駄だ……《トリシューラ》が除外するカードを選ぶのは、効果解決時！」

ドルベ「その前にいくらモンスターを逃がしたところで、別のモンスターが狙われるだけだ！」

シャーク「なんだと！？」

ドルベ「よって私は、場の《サイレント・アングラー》、墓地の《スピア・シャーク》、そして手札のそのカードを除外する！」

シャーク「ぐっ……うわあああああああああああああああ！！」
っ《スターフィッシュ》

ドルベ「バトルフェイズ……《フェアリー・チア・ガール》！　《神聖なる魂》！」

ドルベ「そして《氷結界の龍 トリシューラ》の3体で、ダイレクトアタックだ！」

シャーク「ぐああああああああああああああああああああああああああああああああ........」LP7500→5600→3600→ 900

ドルベ「さあ……ナッシュ。君の目覚めの時だ」

シャーク「ぐ……っ……」

シャーク「……ふざけんじゃねえ」

ドルベ「！」

シャーク「勝手なことばっか言いやがって……てめえの人生を俺に押し付けるな！」

シャーク「俺のターンッ！　ドロォォォォォォォォーーーーーー！！」

シャーク「《ダブルフィン・シャーク》を召喚！」

《ダブルフィン・シャーク/DP神代兄妹編以下略》：星４/水属性/魚族/攻1000/守1200

シャーク「このカードの召喚に成功したことで、墓地からレベル3もしくは4の魚族モンスター1体を特殊召喚することができる！」

シャーク「蘇れ、《ハンマー・シャーク》！」

《ハンマー・シャーク》：星４/水属性/魚族/攻1700/守1500

シャーク「レベル4の《ダブルフィン・シャーク》と《ハンマー・シャーク》でオーバーレイ！」

シャーク「エクシーズ召喚、《バハムート・シャーク》！」

《バハムート・シャーク/2枚目だけどDP神代兄妹編に再録されるので簡単に手に入ると思います》：ランク４/水属性/海竜族/攻2600/守2100

シャーク「さらに！　《バハムート・シャーク》のオーバーレイユニットをすべて取り除くことで、手札から《エクシーズ・リモーラ》を特殊召喚！」

《エクシーズ・リモーラ》：星４/水属性/魚族/攻 800/守 800

シャーク「この効果で特殊召喚に成功した時、墓地から魚族・レベル4モンスター2体を特殊召喚できる！　蘇れ、《ダブルフィン・シャーク》！　《ハンマー・シャーク》！」

ドルベ「レベル4のモンスターが……3体！」

シャーク「3体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築！　エクシーズ召喚！」

シャーク「《No.32 海咬龍シャーク・ドレイク》！」

《踏み台》：ランク4/水属性/海竜族/攻2800/守2100

ドルベ「く……」

シャーク「俺はッ！　《海咬龍シャーク・ドレイク》を、エクシーズ素材として……カオスエクシーズ・チェンジッ！！」

シャーク「現れろ、《CNo.32》！」

ドルベ「これは……」

シャーク「　暗　黒　の　淵　よ　り　目　覚　め　し　、　最　強　の　牙　よ　！　」

シャーク「　《　海　咬　龍　シ　ャ　ー　ク　・　ド　レ　イ　ク　・　バ　イ　ス　》　！　！　」

《CNo.32 海咬龍シャーク・ドレイク・バイス》：ランク4/水属性/海竜族/攻2800/守2100

シャーク「《シャーク・ドレイク・バイス》の、効果発動！　オーバーレイユニットを2つ使い、墓地のモンスターを2体除外する！」