モバP「事務所が倒産した…」(50)


モバP「事務所が倒産して早半年…」トボトボ…

モバP「昨今の不況でアイドルやタレントの需要は激減…」

モバP「ウチの事務所も経営状態がどんどん悪くなっていき…」

モバP「ついに倒産してしまった…」

モバP「俺も早く職を見つけないとな…」ハァ…


モバP「それでもアイドル全員の再就職先が決まったのは良かったな…」

モバP「スカウトした手前、最後まで面倒をみれなかったのが心残りだ…」

モバP「っと、偉そうなことは言えないな… 今は自分の面倒もみれないんだからな…」ハァ…

モバP「ハローワークに行かないと…」トボトボ

凛「……? プロデューサー……?」


モバP「その声は… 凛!」

モバP「久しぶりだなぁ! 元気にしてたか?」ニコッ

凛「うん、私は元気だよ。Pさんこそ大丈夫なの? なんだか痩せたみたいだけど…」

モバP「あはは… あんまりちゃんと食べれてないかな… ちひろさんのドリンクも今は無いしな」


凛「ドリンクって… ちゃんと食べないとダメだよ…」ハァ…

モバP「すまないな。 みんなの再就職先を探すのに奔走してたから…」…シュン

凛「Pさんを責めてるわけじゃ無いんだよ? でも、少しは自分のことも考えてほしいな…」


モバP「すまん、凛にまで心配をかけてしまって…」

凛「私はいいの! Pさんのことを心配してたいの…」

モバP「凛…///」

凛「Pさん…///」

モバP「コホン!… そういえば、凛は実家の花屋の手伝いをしてるんだよな?」

凛「そうだよ。 学校を卒業するまでは頑張るつもり」

凛「そのあとどうするかは考えてないけど…」


モバP「そうか… スマンな、トップアイドルにしてやれなくて…」

凛「しょうがないよ… 事務所が倒産したのはPさんのせいじゃないし…」

凛「それより、他のみんなはどうしてる? 元気にやってる?」

ごめんなさい、ネタ切れです。

アイドル達が他の職業に就いてるのを読みたかったんです…

誰かよろしくお願いします。

一番会えそうなのはありすだよね

>>24
ありす「今更何しに来たんですか?」キリッ

ありす「プロデューサーのばかばか!! 寂しかったです……」グスグス


何故なのか

P「菜々と会えて良かったな…」

P「他のみんなはどうしてるだろう?」

P「でもそれより、ハローワークが先かな…」

~ガチャ

P「行ってきます!」

P「ハローワークだけじゃなくて求人誌も見ておこう…」

P「………やっぱり不況か」

~ドン!

P「おわっ!?」

?「おっとっと…… ゴメンゴメン、大丈夫?」

P「いてて…… ええ、大丈夫で……」

?「P……君…?」

P「早苗さん!」

早苗「久しぶりだね~ 元気にしてた?」

P「ええ、なんとか…」

早苗「ちょうど良かった! ちょっと付き合って!」

~グイッ

P「ち、ちょっと!? 早苗さん!!?」

P「あの……」

早苗「しっ! ……楽しそうにしてて」

P「は、はい…」

P(腕を組むのはいいんだけど… 胸が!)

早苗「♪~」

ーーーー

ーー

ーーどこかの喫茶店

早苗「いや~助かったよP君! それにしても本当に久しぶり! 半年ぶりだっけ?」

P「もうそんなになりますか… 早苗さんは今何してるんですか?」

早苗「それそれ! 今日やったことが私の仕事なんだ」

P「今日やったことって… 腕を組んで歩いてただけですが?」

早苗「やだな~ カップルのふりをしてもらっただけじゃない」

P「…それが今の早苗さんの仕事なんですか?」

早苗「はいこれ… 私の今の名刺」

P「これって…… 片桐探偵事務所!?」

早苗「そうそう、探偵事務所を作っちゃった♪」

P「はぁ…… なんというか…」

早苗「私にぴったりの仕事でしょ?」

P「たしかに、早苗さんだからできそうな…」

早苗「んふふ~♪ この業界には結構警察OBが多いんだよ?」

早苗「だから、つてをたどって研修させてもらったんだ~」

P「はぁ… 驚きすぎてなにがなんだか…」

早苗「驚かせようと思って言ってなかったから」

P「またそんな…… 子供っぽいことを」

早苗「んふふ~♪ まあ、冗談はさておき」

早苗「意外と大変なんだから。 今日も浮気調査の尾行だったし」

P「危なくはないんですか?」

早苗「あははは、現実の探偵は地味だからね~」

早苗「映画やドラマみたいなドンパチなんてないよ」

P「それならいいんですが…」

早苗「……やっぱりP君だね///………」

P「えっ?」

早苗「何でもないよ!」

早苗「さてと、そろそろ行かなくちゃ…」

P「早苗さん! ……また会えますよね?」

早苗「当たり前だよP君! …そうだ、職がみつからなかったらウチにおいでよ」

P「えっ… は、はい…」

早苗「じゃあ、考えといてね~ バイバ~イ」

P「………行ってしまった」

P「相変わらずパワフルな人だ…」

P「あれ? そういえば、職探しの話をしたかな?」

ーーーー

ーー

早苗「ねぇP君? 探偵のお仕事には素行調査なんかもあるんだよ~」

早苗「企業からP君の調査依頼が来たこともあるんだ~」

早苗「あとどのくらい待ったらウチの事務所に来てくれるかな~」

早苗「待ってるよ、P君」

早苗さんはこれで終わりです。

駄文で失礼しました。

次のアイドルを誰かお願いします。

P「皆、それぞれの道を歩んでるんだな……って、何を黄昏てんだ俺は」

藍子「いいんじゃないですか、少しくらい立ち止まる時間があっても」

P「今もまだ、散歩は趣味なのか?」

藍子「はい、こうしていい事も起こりますから」

P「いい事、か。夢を閉ざした原因は俺にもあるのに?」

藍子「そんな事ありません、まだ私は夢の中にいるんですよ?」

P「長くないか? もう半年だ、別の道を進み始めるには十分すぎる時間だ」

藍子「Pさんだって止まってるじゃないですか」

P「俺はもう進めないだけだ。あの日からずっと動けずに、藍子の背中も見えなくなったよ」

藍子「でも、こうして今そばにいて話してます」

P「ちょっとだけ戻ってきてくれただけだろ? 早く行け、時間がもったいない」

藍子「そんな意地悪な事を言うと、また寝顔を内緒で撮っちゃいますよ?」

P「写真、まだ撮ってるのか?」

藍子「上達したんですよ、アイドルをしていた頃より自由な時間も増えましたし」

P「あの頃は、楽しかったのかな?」

藍子「楽しかった、でいいじゃないですか。私はずっとそう思ってます」

P「笑顔が溢れてたな、皆」

藍子「Pさん、少し急ぎ過ぎたんですよ」

P「何を言ってんだ、俺が駄目だったからこんな事になったんだ」

藍子「一人で走っちゃうから皆で追いかけて、それでも追い付けなくて……ようやく背中が見えました」

P「俺に夢を見過ぎだよ」

藍子「見てますよ、最初に言いましたよね?」

P「俺は、プロデューサーとして頑張れたのかな?」

藍子「Pさんは今でもプロデューサーですよ、もう少し待ってて下さい。皆、Pさんに追いつく為に頑張ってますから」

P「馬鹿……泣かせるな。歳を取ると涙脆くなるんだ」

藍子「待ってて下さいね、私も頑張りますから。必ず、また会いましょう」

――Pさんの笑顔の為に、私は頑張れるんですから――

P「夢……か? はは……公園のベンチでいつの間にか寝てるなんて……カメラ? 誰がこんな所に……まさか」

P「フィルムは……残り一枚か。いつか会えた時、どんな顔を俺はしてるんだろうな」

P「……頑張ろう。その時、あの頃の様に笑えるように。あの頃の様に、君が笑ってくれるように」

終わり、こんな感じでいいんだろうか

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