郁乃「部室にエロ本を置いて皆の反応を見るで~」 (113)

 

郁乃「というわけで、実況は私いくのんと~」

雅枝「解説の愛宕雅枝や」

郁乃「今回は千里山・姫松の各部室にカメラを仕掛けて、入ってきたメンバーがどういう反応を示すのかっちゅう企画です~」

郁乃「愛宕さん、まずは千里山の方へ仕掛けることになっとりますけど、見所はどの辺になりそうですか~?」

雅枝「そうやな……普段男勝りなセーラがどういう反応を示すのか……まずはそこが気になるところや」

郁乃「なるほど、ってことで、すでに細工は隆々、今まさに一人目が教室の扉に手をかけたところなんで、早速様子を見てみます~」



怜『おつかれー……って、なんや、誰もおらへんやないか』

郁乃「一番手はこの方、千里山のエース園城寺怜ちゃんで~す」

雅枝「怜か……根性は多分、ウチの部活ん中で一番あるんやないかな」

郁乃「なるほど~、フィジカルが弱い分メンタルが強いと?」

雅枝「まぁそういうことやな」

郁乃「お、ここでターゲット、ブツの置いてあるテーブルに接近してきました~」


怜『なんや……今日は部活休みやったんかな……』

怜『ふあぁ……授業だけでも体力使うわー』コキコキ

怜『よっこいせ…………ん?』


郁乃「気づいたみたいですね~」

雅枝「そうやな」


怜『なんやコレ……なんでこんなもんが部室にあるんや』ガシッ

郁乃「……おぉ?」

雅枝「ほぅ……」

郁乃「期待してたリアクションと、ちょいちゃうような……」

雅枝「完全に見慣れたもんを扱う手つきやな……これはちょっと予想外やったわ」


怜『セーラか船Qの仕業やな……ったく、まさかここでシたんやないやろな』パラパラ

怜『とんだド変態やで…………』パラパラ


郁乃「なんの躊躇もなくめくり始めましたわ、ちょっといくのんびっくり~」

雅枝「アレやな、インドア系の子供は比較的早いうちから自慰を覚えるらしいで? もしかすると怜もそっち系だったんかもしれへん」

郁乃「なるほど、それにしても仲間に対する評価が垣間見えますね~」

雅枝「ほかの連中には見せられへんな」

怜『……おっ、ええ太ももしとるやないか』

怜『やっぱ女は適度に脂肪がついとらんとなぁ、痩せてるだけなんはただの鶏ガラや』


郁乃「随分とこだわりがあるみたいですね~」

雅枝「自称膝枕マイスターやからな」


怜『ふむ、まぁまぁっちゅうとこか……さて、泉のロッカーにでも入れてきたるかな』ガララッ


郁乃「……エロ本片手に廊下へ出て行きましたけど~」

雅枝「回収班に連絡せな」ピッピッピ


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


セーラ『うーっす……って、誰もおらへんやないか!』


雅枝「お、来たか」

郁乃「早くも大本命の登場ですね~」

怜「セーラのことやから、きっとこっそり持って帰るんとちゃいます?」

雅枝「いや、流石にそれはないやろ、誰のかも分からへんのに」

怜「いやいや、ああいうムッツリに限って、人目がないところで大胆な行動取るもんですよ?」

郁乃「いくのんはなんの躊躇もなく後輩のロッカーにエロ本を入れに行った園城寺ちゃんの方がヤバイとおもうんやけど~」

怜「アレは愛情ですよ、可愛がりっちゅうやつです」

怜「それにしても、なかなか腹黒い企画しとるやないですか」

雅枝「まぁちゃんとネタばらしするし、問題ないやろ、ドッキリとおんなじようなもんや」

郁乃「お話中申し訳ないですけど、ターゲットがブツに気づいたみたいですよ~」


セーラ『…………』カァァ


怜「これはアカンて……かわいすぎやろセーラ」

郁乃「ブツを目の前に立ち尽くしとりますね~」

雅枝「流石や、一番美味しい展開をわかっとるで」

セーラ『だ、誰がこんなモンを……』

セーラ『どど、どうしたらええんや……』


郁乃「かなり戸惑っとるように見受けられますね~」

怜「監督、あとで食べてもええ?」

雅枝「竜華に殺されるで」

怜「そこはほら、監督の権限でどうにか」

郁乃「なんか解説が盛り上がっとって仕事してくれませんね~」


セーラ『とりあえず……コレかけとくか』ファサ


郁乃「ここで江口ちゃん、着ていた学ランでブツを隠すという予想外の行動に~」

雅枝「ういやつやな」

怜「隠したって、どうせ気になってチラチラ看取るに決まっとる」

セーラ『…………』チラッ


郁乃「園城寺ちゃんの予想どおりの展開やね~」

怜「ふふっ、セーラとは付き合い長いですから」

雅枝「……なんかかわいそうになってきたわ、そろそろタネ明かししよか」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


怜「あれ? セーラは?」

雅枝「泣きそうな顔で家に帰ったわ」

怜「あちゃー、あとでフォローしときますわ」

雅枝「それはええけど、くれぐれも龍の逆鱗に触れんようにな?」

怜「善処しますわ」

郁乃「逆鱗ペンチで剥ぐ気満々に見えるんは私の気のせいなんやろか~」

郁乃「おっと、そういえばもうすぐ次の被が……ターゲットが入ってくるころですね~」

船Q『お待たせしました……ん? 今日なんかあったか?』


郁乃「お次は千里山のブレイン、船久保ちゃんです~」

雅枝「浩子か……」

怜「まぁ船Qはあんまり面白い反応してくれそうにないですね」


船Q『…………なんでエロ本が置いてあんねん』

船Q『はぁ……誰のイタズラや、全く』


郁乃「なんか普通に牌譜の整理作業始めましたけど~」

雅枝「…………この淡白な反応、叔母として喜ぶべきなんやろか」

怜「ええんとちゃいます? しおらしい船Qなんて誰得やないですか」

雅枝「なんやとコラ…………まぁあながち間違ってはおらへんけどな」

郁乃「なんの進展もなさそうなんで、早々にタネ明かししてきます~」

耳に虫が入って出てこない
ちょっと待って

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


船Q「なんなんですか全く、やるんならもうちょい過激な企画にせえへんと盛り上がりませんて」

雅枝「せやろか?」

船Q「ええ、なんなら私がプロデュースしたってもええですよ」

郁乃「まぁ今はもう仕掛けが済んどるから、とりあえず見とってや~」

怜「次は竜華か泉ですね」

雅枝「そうやな……お、入ってきたで」


竜華『お疲れ様でーす、あれ?』


怜「おー、竜華やん」

雅枝「これはちょっと楽しみやな」

船Q「清水谷先輩ですか……どうせなら江口先輩のを見たかったですね」

郁乃「録画したのがあるけど、あとで見る~?」

船Q「是非お願いします」

竜華『おかしいなぁ、何かあったんやろか……』

竜華『ん? なんやコレ』


怜「そういえば、竜華はこういう本見たことなさそうやな」

郁乃「そうなん?」

怜「はい、いつもの反応から考えると、多分耐性ないですわ」

船Q「まぁ予想はできてましたけど、やっぱり実際に聞くとちょっと驚きますね」

雅枝「バレて問題にならんようにな」


竜華『ここここれ……エ、エッチな本やないか……』

竜華『だ、誰がこんなもん持ってきたんや……』

竜華『…………ま、まさか怜が?』


雅枝「えらい信用されてんなー」

怜「それほどでも」

竜華『う、うー……』

竜華『ちょっとくらいなら……』ペラ


船Q「お、行った」

郁乃「多少照れながらページに手をかけましたね~、いい表情やないですか~」


竜華『これ……うわ、すご……』ドキドキ

竜華『……………………』ドキドキ

竜華『こ、こういうこと、今度されてしまうんやろか……』ドキドキ


雅枝「この発言はアウトやろなぁ」

怜「なんや、竜華期待しとるんか」

船Q「学校ではやめてくださいよ、後々面倒なことになりそうなんで」

郁乃「爛れとるわ~」

竜華『…………』モジモジ

竜華『…………』グイッ

竜華『んっ…………』ビクッ


郁乃「いやいや、これは流石にアカンって」

怜「竜華は角オ 雅枝「別働隊! 早急に踏み込みや!」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


竜華「……」ズーン

雅枝「あー……」

船Q「清水谷部長……」

竜華「もうお嫁に行けへん……」

怜「竜華……」

竜華「怜……」

怜「今度はウチの目の前だけでかd」

竜華「うわああああああああああああん!!」

船Q「ダメですわこりゃ」

郁乃「盛り上がっとるんもええですけど、千里山最後のターゲットが来たみたいやで~」

雅枝「泉か」


泉『遅れてすみません! あれ?』

泉『おかしいなぁ……もう終わった……ってことはないやろうし……』


船Q「ん? 肝心のエロ本が置いてない用に見えるんですけど」

郁乃「あぁ、それなぁ~、園城寺ちゃんの協力で今回は別のモノにすることになってん」

雅枝「別のモン?」

郁乃「もう少しすればわかりますよ~」


泉『部長に連絡して聞いてみよか……』

ブゥン

泉『へ? モニターが……?』


雅枝「お?」

船Q「なんかイヤな予感しか……」


モニター< アッ! モウユルシテェ!

モニター< ベツニユルスコトナンテアラヘンヨ?

モニター< イヤヤァ!! オカシクナルゥ!!

モニター< ダイジョウブヤッテ リュウカナラマダイケル

モニター< オネガイヤカラ カンニンシテ! トキイイイイ!!

泉『』


雅枝・船Q「「」」

怜「おー、泉のやつ固まっとるなぁ」

郁乃「効果は抜群やね~」

怜「それにしても、この短時間でよくセッティングできましたね」

郁乃「や~ん、もっとほめてぇ~」




竜華「」

竜華「…………ぁ」

竜華「あああああああああああああああああああ!!」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


郁乃「千里山編は最高のフィナーレを迎えられたわけですけど~、私の教え子がどれだけイイリアクションををとってくれるか、ちょっと心配ですね~」

雅枝「いやぁ……アレはちょっとなぁ……」

郁乃「ということで、早速最初の娘が入ってまいりました~」

恭子『お疲れ様です……え?』

恭子『…………おっかしいなぁ』


郁乃「われらがアイドル、末原銀行頭取、末原恭子ちゃんで~す」

雅枝(こんな監督を持って……かわいそうな娘や……)ホロリ

郁乃「後半戦一発目から景気よく、最高のリアクションを見せて欲しいところですね~」


恭子『なんか特別なことでもあったんやろか……いやそれなら連絡が……』ウーン

恭子『…………あれは』


郁乃「気づきましたね~、こっからの展開は目が離せませんよ~」

雅枝「末原ちゃんは普段どういう娘なんや?」

郁乃「絵に書いたような真面目一徹ちゃんですね~」

雅枝「となると、普段見れない本性が現れるか、つまらん反応で終わるかのどちらかやな」

郁乃「う~ん、どうですかね~」

恭子『…………』


郁乃「何か考え事しとるみたいですね」

雅枝「アレがエロ本っちゅうことは理解してるんやろうな?」

郁乃「そこまでウブな娘なないはずですけど……」


恭子『…………』ゴソゴソ


雅枝「なんやなんや!? いきなり家探しみたいなこと始めよったで?」

郁乃「まさか……」


恭子『……あった』


雅枝「ちょ!?」

郁乃「あちゃ~、やられてまったな~」


恭子『代行、聞こえてますか?』

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


恭子「まったく、何考えとるんですかアナタは!」

郁乃「や~ん、そないに怒らんといて~」クネクネ

恭子「っ」イラッ

雅枝「まぁまぁ、落ち着いて、な?」

恭子「……愛宕監督もグルやったなんて……失望しました」

雅枝「これはな、アレや、娘たちの成長の様子を確認するためにやな」

恭子「はぁ……とりあえず主将たちには黙っておいてあげますから、もうこんなことはやめてください」

郁乃・雅枝「「……」」

恭子「なんですかその間は」

郁乃「末原ちゃん…………」ズイッ

恭子「は、は?」

郁乃「かんにんな」ガチャン

恭子「ちょぉ!?」

ガチャガチャ
ヤメッ チョ
ギュ

恭子「は、離してください代行!」ガタガタ

雅枝「猿轡も用意しとるけど?」

郁乃「らしいで~、どうする末原ちゃん?」

恭子「……」

郁乃「物分りのええ子は大好きやで~」

郁乃「さて、続きといこか」

雅枝「次は……お、絹やないか」


絹恵『お疲れ様です……いない?』

郁乃「母親として、妹ちゃんのほうはどういう行動を取ると思いますか?」

雅枝「せやなぁ……熟読し始めるんとちゃうかな」

郁乃「おぉ」

雅枝「ムッツリやからな、絹は」

恭子「最悪や……」


絹恵『末原先輩にメールしてみよ…………よし』

絹恵『さて……ん? なんか机に上がっとる……』

絹恵『え゛……なんやこれ……』


恭子「アカン! 早く部屋を出るんや絹ちゃん!」

郁乃「猿轡しよか、ん~?」

恭子「くっ……」

絹恵『うわぁ……誰がこんなもん学校に持ってきたんやろ……』

絹恵『…………』

絹恵『誰も、おらへんし……』

絹恵『……』ペラ


雅枝「ふっ」ドヤァ

郁乃「おお、流石ですね~」

雅枝「伊達に18年母親やっとらんで」

恭子(胃が痛い……メゲるわ……)キリキリ


絹恵『…………ん』

絹恵『……』ガサゴソ


郁乃「? なにか探し始めたみたいですけど」

雅枝「…………カッターやな」

郁乃「カッター? あぁ!」

絹恵『……』ビビビ


郁乃「おぉ……袋とじまで開けるとは……」

雅枝「わが娘ながら、大胆なやっちゃで」

郁乃「このままじゃ読み終わるまで時間かかりそうなんで、そろそろタネ明かししてきます~」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


絹恵「……」ズーン

恭子「絹ちゃん……堪忍な……」

雅枝「気にすることないで絹! むしろお前の歳で興味がない方がおかしいんやからな!」

郁乃「せやで~」

恭子「アンタらは黙っとってください」

絹恵「……今終わったのは、末原先輩だけですか?」

郁乃「せやね~」

恭子「そうや! これ以上被害が広がらんうちに、もう止めましょう!」ガタガタ

絹恵「ってことは、お姉ちゃんはまだなんですね……」

恭子「えっ」

雅枝「なんや、洋榎が気になるんかー?」

絹恵「……うん」

郁乃「よ~し、いくのんがんばっちゃうで~」

恭子(アカン、もう終わりや……)


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


由子『お疲れ様ー……って、えー』


恭子「由子……」

郁乃「ほうほう」

絹恵「真瀬先輩ですか……」

雅枝「残念やったなぁ」

由子『おかしいのよー、恭子からのメールでは確かに……』

由子『ん?』


恭子「代行」

郁乃「ん~?」

恭子「いつの間に私の携帯盗ったんですか」

郁乃「ヒ・ミ・ツ♪」

恭子「っ」イライラッ


由子『これは……なんで部室に……』

由子『はぁ……全く、オマヌケさんやねー』ガサガサ

郁乃「あれは……ノートが入った紙袋?」

雅枝「ノートを出してエロ本を入れたみたいやな……」

郁乃「紙袋に日付と時間と……『忘れ物』『雑誌』? ああ」

雅枝「なるほどなぁ、これでさっきよりはひと目に触れず、なおかつ持ち主が気づきやすいようにしたんやな」

郁乃「見えやすいところに置いて……」

雅枝「ええ娘やないか」

恭子(天使や……)

郁乃「……このままネタ明かしせえへん方がええかも~」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


漫『お疲れ様です…………って、空っぽやないか……』


郁乃「お、これはなかなか面白そうやな」

雅枝「噂の爆弾娘やん」

絹恵「漫ちゃんかぁ……」

雅枝「洋榎は最後やな」

郁乃「ん~? なんか末原ちゃん静かやなぁ」

恭子「……抵抗は無駄だって悟ったんですよ」

恭子(漫ちゃんのリアクションが気になるなんて言えへん……)


漫『えと、これって……』


郁乃「気づいたみたいやね~」


漫『…………』キョロキョロ

漫『……』ペラ


郁乃「漫ちゃんも女やったってことやなぁ」

恭子(漫ちゃん……顔真っ赤や……)ドキドキ

ザワザワ

漫『!?』ササッ

ザワザワ……

漫『……ふぅ』

漫『……』チラッ

漫『…………』


郁乃「咄嗟にカバンに隠して……」

雅枝「そのまま入れっぱなしにしよった」

絹恵「あのまま持って帰るつもりなんやろか」

郁乃「そうやろなぁ」

雅枝「エロ本をネコババ……やるやないけ」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


漫「いやあの、ネコババするつもりなんて少しも……」

郁乃「まったくぅ~、誰かが後生大事にしとるエロ本やったらどうするんや~?」

漫「……すみません」

恭子(エロ本後生大事にする奴なんて、そうそうおらんやろ……)

絹恵「あっ、お姉ちゃん!」


洋榎『おっつー…………って誰もおらへんのかいっ!』


郁乃「さて、とうとうこれで最後になるわけですけど、果たして有終の美をかざれるんでしょ~か」

雅枝「大丈夫や、洋榎ならウチらを爆笑の渦に巻き込んでくれると信じてるで」

恭子(これほど酷い信頼も珍しいな)


洋榎『ん? なんでエロ本がこんなとこに置いてあんねん……』

洋榎『……しかも特に特筆するとこがないようなエロ本やなぁ……おもんないわ……』ペラペラ


雅枝「……いやぁ、なんか見ごたえない展開やなぁ」

郁乃「ふっふっふ……」

絹恵「え?」

郁乃「いくのんの仕込みは後から効いてくるんやで?」

恭子(うわぁ……嫌な予感しかせえへん……)


洋榎『SMものとかロリコンものやったら最高に笑えたんやけ……ん?』

洋榎『っ!?』

洋榎『こっ…………』

洋榎『…………』キョロキョロ

洋榎『……』サッ


雅枝「? なんやハガキみたいなもんカバンに忍ばせたで?」

絹恵「なんですかアレ?」

郁乃「アレはなぁ……末原ちゃんが自家発電してる時の写真や!」

雅枝絹恵漫「「「は?」」」

恭子「」

恭子「 」

恭子「   」

恭子「 は ? 」

郁乃「つまりや! 洋榎ちゃんは末原ちゃんのオナニー写真だけ抜き取って持って帰ろうとしとるんや!」

恭子「いやいやいやいやいや、待ってくださいなんでっていうかそもそも主将のだけそんなんがはさまってるっておかしくないですかっていうかそうい

うことじゃなくてですね」

郁乃「ちなみに姫松分の雑誌には全て挟まってたで~」

漫「えっ!? …………あっ、ほ、ホンマや!」

雅枝「うわぁ……これはエロいなぁ……雌の匂いが漂ってくるようなアングルやなぁ」

郁乃「いや~、流石に撮るの苦労しましたわ~」

雅枝「あ、末原ちゃん、洋榎は長女やから、うちに嫁ぐ感じになってもええ?」

絹恵「ナンデスエハラセンパイガオネエチャンイヤマサカソンナコトハダッテオネエチャンハワタシガ」ブツブツ

恭子「ちょっとおおおおおおおおおおおお!?」



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