アニ「進撃の巨人キャラとの関係ったー」(328)
アニ「へえ」
アニ「…」カタカタ
ポチッ
アニ・レオンハートは
『父はグリシャ、母はペトラ、兄はリヴァイ、
弟はベルトルト、姉はミーナ、妹はクリスタ、
恋人はエレン、親友はミカサ』です。
アニ「…ハハハッ。笑わせてくれるね」
アニ「グリシャって誰なんだろ。まあさっさと寝よう」
アニ「…zzZ」
サアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アニ「…zzZ」
ダッダッダッダッダッダッ
アニ「…zz?あれ、どこ、ここ…家?」
ズドン
アニ「ごっ」
クリスタ「お姉ちゃん!もう朝だよ?起きて起きて!」
アニ「えっ」アニ「…zzZ」
ダッダッダッダッダッダッ
アニ「…zz?あれ、どこ、ここ…家?」
ズドン
アニ「ごっ」
クリスタ「お姉ちゃん!もう朝だよ?起きて起きて!」
アニ「えっ」
クリスタ「もうご飯できてるよ?早く食べようよ」ギュッ
アニ「(可愛い)あっ、うん…」ガタ
ガチャ
ペトラ「ああっ、やっとアニちゃん起きたんだねっ」
グリシャ「おはようアニ」
リヴァイ「チッ、遅えぞ…コーヒーが冷めて不味くなるだろうが」
アニ「…」
アニ(誰だこいつら)
グリシャめ俺のペトラを
ベルトルト「あっクリスタ!お姉ちゃん起こしてくれたんだね。おはようお姉ちゃん!」
クリスタ「うん!」ドヤ
アニ「ハア?ベルトルト、あんたの方が年上だろう?」
ベルトルト「えっ」
ポカッ
アニ「あいた」
ミーナ「コラ、アニ!あなた寝ぼけてるでしょ?ベルを困らせちゃだめだよ」
アニ「ミーナ…私の方が困ってるんだけど」
ミーナ「あっ、また呼び捨て!?ちゃんとお姉ちゃんって呼びなさい!」
アニ「ちょっと、あんたまで…」ハア
リヴァイ「寝ぼけてねえでとっとと座れ」
アニ「うっさいねチビ」
ペトラ「あああみんな喧嘩しないでーっ!!」
グリシャ「また始まった…すまないねペトラ、騒がしい連れ子ばっかりで」
ペトラ「いいえ!貴方の子供なら私の子供も同然です!」
リヴァイ「……早く座れ」
ペトラ「…例え私より一回り年上であってもね…」
アニ(ペトラさんだっけ…あの人、二十歳越えてんの?なんか犯罪くさいなー)ガタ
リヴァイ「…アチッ」ズルズル
ペトラ「…ほら、皆。のんびりやってると学校や会社遅れちゃうよ」
アニ(学校?…まあ家にいるんだからそりゃ訓練はないか…)
クリスタ「ああっ!急がなきゃっ」パクパク
ベルトルト「そんな時間押してるわけじゃないけど…なんでそんなに急いでるの?」
クリスタ「ちょっと早くについて友達に宿題見せてもらうの!」パクパク
ベルトルト「またかい?クリスタはホント勉強になるとダメだね」
クリスタ「うるさああああい!」プンプン
アニ「あんたがうるさいよ」
ベルとアニ同い年じゃなかったっけ
ライナーだけ一個上で
>>10
不安になったのでググってきたが
ライベルが17でアニが16ってのしか見つからなかった
クリスタ「じゃっ!行ってきまーす!」
ベルトルト「待ってクリスタ、宿題ってもしかして社会のプリント?」
クリスタ「そうだけど、なんでベルトルトが知ってるの?」
ベルトルト「なんでってここにあるし」
クリスタ「ぎゃあ!忘れるところだった!ありがとうベルトルト!」バッ
クリスタ「行ってきまーす!」ダダダダダダ
アニ「…」
ペトラ「本当にかわいい子ですね」ニチャァァァ
グリシャ「そうだな…。少しおっちょこちょいではあるがね」
ペトラ「あなたに似たんでしょうか」クスッ
グリシャ「いや、あの子は前妻の連れ子だ」
ペトラ「あっそう。でもかわいい」ニチャァァァァ
リヴァイ「お前らもとっとと学校に行け。遅刻するんじゃねえぞ」
ミーナ「お兄ちゃんがよく言うよ!高校の時はサボりまくりだったクセに」
グリシャ「お前をマトモにしてくれたエルヴィンさんには本当に感謝しきれないよ」
リヴァイ「…チッ 俺も出る」ガタ
ペトラ「行ってらっしゃい」
ベルトルト「あっそろそろでなきゃ僕も遅れちゃう!!」
グリシャ「それはまずいな。小学校の皆勤賞が貰えなくなるぞ」
アニ(クリスタとベルトルトは同等っぽいからクリスタも小学生なのかな?)
アニ(って、ベルトルトが小学生!? その身長で!?)
アニメ公式HPに104期の年齢載ってるで
>>15
http://www.shingeki.tv/character/#4
このサイトだよな?変わったのか知らないけど見つけられなかったんだ
アニ(それで…、私は16だし、高校に行くことになるのかな?)
アニ(いいなあ高校。実はちょっと行ってみたかったんだよね)ウズウズ
アニ(けど困ったな。この辺で高校なんか私は見たこともないし…)
アニ(かといってこいつらに聞くと絶対からかわれるし)
アニ(そうだ。生徒手帳になら住所が書いてるはず)ゴソゴソ
アニ(うんあった。えーっと…これをグーグルマップで検索して…)カタカタ
アニ(家からのルートを出す。って歩いて行ける距離にあるじゃないか)
アニ(なら迷うこともなさそうだね)ホッ
アニ「私もそろそろ出るよ」
リヴァイ「えっ」
ミーナ「えっ」
グリシャ「えっ」
ペトラ「えっ」
アニ「…なにさ」
リヴァイ「イヤ…な?あれだ…ホラ…えっと」アセアセ
グリシャ「いい傾向だ!胸張っていくんだぞ!」
ペトラ「今日のお夕飯は赤飯だね!」
ミーナ「私もケンタッキー買ってくる!」
アニ(私、引きこもりだったのかな…一気に学校に行きづらくなったよ…行くけど)
あらら。新しいガイドブックで正式なのだすのかな
>>1のエレンとミカサの所見ると修羅場の予感しかしないんだが
アニ「着いた、はいいけど…」
アニ「靴箱の番号がわからない」
アニ「えっと…」
ミカサ「あら、おはようアニ」
アニ「…ミカサか」
ミカサ「普段は遅れてくるのに…あなたが朝から学校にくるなんて珍しい。どうかしたの?」
アニ(よかった引きこもりじゃなかったやった…じゃなくて靴箱だ)
アニ(どうせあの変な占いみたいなので出てた関係がこの変な世界にそのまま適用されてんでしょ?わかってるんだよ)
アニ「…」イジイジ
ミカサ「?」
アニ(あれにはたしか、ミカサは親友って出てたはずだ…大人しく聞いてみよう)
アニ「実はさ、靴箱の番号忘れちゃって」
ミカサ「えっ」
アニ「だから知ってたら教えてほしいなって…、ミカサ?」
ミカサ「どうして?あなたはもう1年近く使ってる番号を一朝一夕のうちに忘れてしまったりするの?」プークスクス
アニ(へえ、あんたってそんな笑い方するんだね…面白いの見れたかも!)
ミカサ「あれ怒った?ねえ、怒ったでしょう?」ニヤニヤ
アニ「」イラッ
アニ「ああ、今ちょっと怒ったかも知れないよ」
ミカサ「ごめんなさい。あまりにも変なことを聞くのでおかしくなってしまった。あなたの靴箱はここ」ガチャ
アニ「ありがと…もう忘れないよ」バコン
ミカサ「では行きましょうか」
アニ「うん」
ガラッ
アルミン「あれ、おはようミカ」
ミカサ「おはようアルミン…」
アルミン「」
アニ「どうしたのさ?」
ジャン「」
ライナー「」
アニ「…私が朝から来るのって、そんなに珍しい?」
ミカサ「大分」
キーンコーンカーンコーン
ミカサ「まあアニ、座ろう」
アニ「そうだね。座ってようか」
アニ(座席表は教室入ってすぐに確認したよっ)キリッ
ガラッ
キース「…」スタスタ
アニ(あんたが担任か。予想はしてたよ)
キース「では出席を取る。バルバラ・…」
バッ
ミカサ「担任、お待ちください。アニが着ています」
キース「そんなわけなかろ」
キース「」
アニ「いい加減飽き飽きだよその反応は」
キース「ゴホン、アニ・レオンハート」
アニ「はい」
キーンコーンカーンコーン
アニ(4限の先生にまで驚いた顔されるなんて私はどんだけの不良だったんだ?)
アニ(そういえば、あの占い…)
アニ(確かあれにはエレンが恋人だって書いてあったけど)
アニ(その不良と付き合うエレンも、不良だったりするのかなぁ…想像つかないけど)
ミカサ「アニ」
アニ「…なに」
ミカサ「今、エレンのことを考えていたでしょう?」
ジャン「!」バッ
コニー「おいどうした急に耳塞いで」
アニ「えっなんでそんな」
ミカサ「フフフ。私にはわかる」
アニ(こっちでも相変わらずなんだねあんたは)
アニ「…まあ、大方あたりだよ」
ミカサ「やっぱり。今日も放課後には何か約束してたりするの?」
アニ「…ん?」
アニ(そんなこと今の私に聞かれてもなあ…)
ミカサ「…していないの?なら取り付けなくては」
アニ「えっ、いいよそんなことしなくて」
ミカサ「エレンは時間がないから、ある時に取り付けなければ」
アニ「?」
ミカサ「早くいつもの屋上に行きましょう。エレンやアルミンもご飯を食べているはずだから」パッ
アニ「あ、ちょっと」
ガチャ
アルミン「…まさか君がそれだけの理由でそんなに頑張ってたとはねぇ」
エレン「なんだよ!宇宙にはロマンがあるだろうが!」
ミカサ「こんにちはエレン」
アルミン「あっ、ミカサ、アニ!」
エレン「おう二人とも!」
アニ「…」ノ
ミカサ「また宇宙に行くという話をしてたの?」
アニ(ここじゃ壁外じゃなくて宇宙になってるんだね)
エレン「ああ!それがこいつ、ひどいんだぜ!?」
アニ(こいつも…まるで変わってなさそうだ)クスッ
ミカサ「あなたが理系を志望した時は気が触れたかと思った」
アニ「あんた数字見ると頭回しそうなやつだってのにね」
エレン「な、お前らまでっ!」
エレン「今では良いめの点とれてんだからいいじゃねえか…」
アニ「…へえ、じゃあ前の定期テストで、数学は何点だったのさ?」
エレン「……」
アルミン「あ、そういえば僕も聞いてないや」
エレン「…………74点」ボソッ
アニ「…ああ」
アニ(確かに良いめ…だね、微妙だね)
ミカサ「そう。エレンは頑張った」ウンウン
アルミン「おお…随分とよくなったね!!」
エレン「クソッ、馬鹿にしてんじゃねえぞお前ら」
アルミン「エレンは働きながら学校に来てるしね。その中でよく成績あげられたね」
アニ「!」
ミカサ「時間の使い方が上手くなったのだと思う」
エレン「お、おう。急に褒めてくんじゃねえよ」
アニ(苦学生、なのかな…?なら、不良やってる暇はなさそうだね)
アルミン「それで、やっぱり今日もバイトが入ってたりするのかい?」
エレン「おう。今日はスーパーだ」
『恋人エレン、親友ミカサ』っていう書き方なら、修羅場はとっくに乗り越えて三人(アルミン入れて四人?)仲良く過ごしてる印象
乙
ベルトルトが小学生ってリコーダーとランドセル(漫画)みたいやな
ベ ル ト ル ト ひ で 説
またちびちび書くわ
ただ友人とゴッドフィールドしながら書くのでだいぶゆっくりになるかも
>>41
それもいいな。修羅場ならほかのがあるし
>>42
ググった。なんていうか不思議な漫画だな
>>43-44
ひでって誰だ…!
アニ「え、スーパーって…あんた、レジやるの?」
エレン「いや、品出しをする」
アルミン「そりゃそうだよ。エレンがレジ打ってるとこなんて想像できる?」
アニ「フフッ、できないね」クスクス
エレン「おい」
ミカサ「仕方ない。エレンは数字に弱いのだから」
エレン「それぶり返すのやめろよ!」
ミカサ「エレン、たまにはバイトではなくて、アニの相手もしてあげて」
アニ「えっ」
エレン「あっああ…そうしたいのは山々なんだが、金が足りねえからな」
ミカサ「そうは言っても必要以上にシフトを入れているような気がする」
エレン「いや、そうでもないぞ?…アレ?」
ミカサ「…ハア。授業が終わると、アニがぼーっとあなたのことを考えているというのに」
アニ(ちょっそういうつもりで考えてたんじゃなかったんだけどっ)
エレン「えっ//」
アニ(こいつはこいつで照れてるし…)
エレン「…まあ、契約外の部分は見直してみるか//」
ミカサ「うん、それでいい」
アルミン「いいなあエレンは」
ミカサ「アルミン、あなたにもきっといい彼女ができる」
アルミン「そうかなぁ…どうだろ」
ガチャ
アニ「…」
ダッダッダッダッダッダッ
クリスタ「お帰りお姉ちゃん!」ダキッ
アニ「(可愛い)ああ、ただいまクリスタ」
アニ(これは妹のままでいいかもしれない)
ダッダッダッダッダッダッ
ベルトルト「お帰りお姉ち」ビスッ
クリスタ「でた! アニお姉ちゃん必殺の『おで・小突き』!」
アニ「あんたは抱き付かんでよろしい」
ベルトルト「ふえええんおでこ痛いよおおおおお」
アニ(でかくてちょっと怖いし)
ミーナ「コラ!またベルいじめたの!?」
アニ「あんなのに抱き付かれても怖いでしょうが」
ミーナ「うんまあ確かに」
アニ(おい)
ミーナ「今日はごちそうだよ。あんたの好きなビスケットもあるよ」
アニ「あれっなんで知ってんのさっ」
ミーナ「? 前からおいしいおいしいって言って食べてるじゃないの」
アニ「あ、そうだった。ここではそうだったよね。うん」
ミーナ「変なこと言ってないで、早く食べましょう」
クリスタ「やった!早く行こうお姉ちゃん!」
バタン
アニ(うう…食べ過ぎた)ウッ
アニ(これだけお腹いっぱいになったのも久しぶりだな)
アニ(ほんとあいつら、ものを買うんなら打ち合わせしろってんだよ)
アニ(オヤジ組が各々寿司を7人前買ってきたせいでひどいめにあった)
アニ(家族7人でも食べられる量には限度があるっての…)
アニ(…寝よう)
アニ(ハア。明日になったら夢でした、っていって元通りになってないかなあ)
アニ(うん、これは夢さ…寝たら終わるんだ)
アニ(…おやすみ)
アニ「…zzZ」
アニ「…zzZ」
ダッダッダッダッダッダッ
アニ「…zz……」
ズドン
アニ「ふっ」
クリスタ「お姉ちゃん!朝だよ?起きて起きてぇ~」
アニ「そんなに甘くなかったか」
クリスタ「ん?ごはん食べようよ」
アニ「そうだね。起こしてくれてありがとね」ナデナデ
クリスタ「!!えへへ~」スリスリ
アニ(可愛い)
リヴァイ「チッ、やっと起きたか」
アニ「…おはよう」
ペトラ「あっアニちゃんおはよう」
アニ「私はここ?」
クリスタ「違ーう!私の横だよ!」イスガタ
アニ「おや、ありがと」
グリシャ「クリスタはホントにアニが好きだな」
ペトラ「当たり前なんだけどなかなか妬いちゃう」ニチャアアアア
ベルトルト「」
アニ(てか、なんで誰もご飯に手を付けてないんだろ?)
アニ(あ、ベルトルトは完食してるね…まあいいか)
アニ「いただきます」パチ
クリスタ「いただきまーす」パチ
アニ「…」ムグムグ
クリスタ「…」ムグムグ
アニ「」
クリスタ「」
ペトラ「あ、あれ…どうしたの二人とも?」
アニ「…ミーナは今日どこいったの?」
リヴァイ「あいつなら早番だ」ズズッ
リヴァイ「アチッ」
アニ「じゃあこの飯はいったい」
グリシャ「…ペトラだよ」
クリスタ「えっ」
ペトラ「うっ…ごめんね…、まずかったでしょう?」
クリスタ「そっそんなことないよペトラさん!」アセアセ
アニ「…じゃあクリスタ、それ全部食べられるのかい?」
クリスタ「ふえっ」ヒグッ
ペトラ「」
アニ「無茶しなくていいよ…。ペトラさん、頼りにならないかもしれないけど…今度私が料理教えてあげるね」
ペトラ「!!アニちゃん、料理できるの?」
アニ「少なくともソーセージくらいならちゃんと焼ける程度にはね」
ペトラ「ぐぬぬ」
アニ「じゃ、行ってきます」
グリシャ「朝食べなくて大丈夫か?」
アニ「コンビニでパン買っていくよ。ベルトルト、ホラ起きてよ」
ベルトルト「…あれ?僕なんで寝てたんだろ」
アニ「まあいいじゃないか、コンビニでなんか買ってあげるからそろそろ出よう」
ベルトルト「やった!…あれ、でも僕なんかお腹すいてないからいいや」
アニ「そっか」
クリスタ「じゃあこのメロンパンがいい!」
アニ「うんわかった」
ベルトルト「あっ、僕水筒忘れた…」
アニ「わかったわかったお茶買ってあげるから」
ベルトルト「ありがとう!」
ミカサ「あら、アニ?」
アニ「ん、ミカサ」
ミカサ「おはよう」
ベルトルト「ん?お姉さんだれ?」
ミカサ「大きい弟…あなたがベルトルトね。私はミカサ。あなたのお姉さんの友達」ニコ
ベルトルト「!!そうなんだ!」
ミカサ「よろしくね」
クリスタ「私も~、私は知ってる?」
ミカサ「あなたは…おそらく、クリスタ?」
クリスタ「あたり!お姉ちゃんすごい!」
ミカサ「フフ、ありがとう」
アニ「二人とも、そろそろ行ってきなよ。私はもうちょっと遅いけど」
クリスタ「わっ!食べてる時間なくなっちゃう!」ダッ
ベルトルト「お姉ちゃんありがとね!」ダッ
アニ「行ってらっさい」フリフリ
アニ(二人が本当に子供にしか見えなくなってきた)
ミカサ「弟妹がいて、とてもうらやましい」
アニ「そうかい?大変なことも多いよ」
ミカサ「だけど、とても…楽しそう」
アニ「まあ、それは確かだね…、あ。私らもそろそろいこうか」
ミカサ「ええ」
ガラッ
アルミン「あっ、二人とも、おはよう!」
ミカサ「おはよう」
アニ「おはよう」
ミカサ「アルミンはいつも朝が早い」
アルミン「なんか最近目覚めちゃうんだよ」
ミカサ「そう?うちのおじいちゃんみたい」
アルミン「えっ」
アニ「…」モグモグ
キーンコーンカーンコーン
アニ「あっ急いで食べなきゃっ」モグモグモグモグ
普段はぶっきらぼうだけど、本当は面倒見良くて優しいアニちゃん
キース「では出席を取る。バルバラ・…」
バッ
ミカサ「担任、お待ちください。今日もアニが着ています」
キース「そんなわけがなかろ」
キース「」
アニ「あんたはボケているのか」
キース「…ゴホン、アニ・レオンハート」
アニ「はい」
キース「本日は諸君に知らせておくことがある…委員長」
リコ「はい…文化祭が近いので、催し物などを企画する場合は代表が生徒会室まで持ち込むようにしてください」
リコ「詳細はプリントで確認してください」
キース「ということだ、うむ」
アニ(文化祭かあ!いいな、こういうのやってこそ高校生だよ)ウズウズ
キーンコーンカーンコーン
キース「では皆、授業の準備に入れ」
ミカサ「アニ。文化祭はエレンとアルミンを呼んで4人でなにかやりましょう」
アニ「! いいね、乗ったよ」
ミカサ「では昼休みにまた集まりましょうか」
アニ「うん」ウズウズ
ミカサ「ふっ、アニ…なんだか本当に楽しそう」
アニ「…えへへ」
エレン「へえ、文化祭か」ガツガツ
アルミン「あれ、そっちのクラスは連絡なかったの?」
エレン「キッツ先生今日来なかったんだ。どうしたんだろうな」
アニ「さあね」
ミカサ「キッツ先生のことはいい。文化祭ではみんなでなにかやらない?」
エレン「おっ、いいな!…けど時間あるかなあ」
アルミン「ああ…、バイトの都合だね?」
エレン「そうなんだよなあ…準備にあんまり参加できないかもしれねえ」
アニ「いいよいいよ、できるときに入ってくれれば」
ミカサ「皆でやることに意味がある」
エレン「お前らがそれでいいなら協力するぜ!でも何するんだ?」
アルミン「そうだね…、売店するのはどうかな?」
アニ「あれ結構暑いと思うけど、あんた大丈夫なの?」
アルミン「うっ、そのくらいなら何とかなるはずさ!」
ミカサ「では売店をやこう。何を売ることにしようか?」
エレン「売店の定番といえばオムライスだが…もっと変わったことがしたいな」
ミカサ「えっ」
アニ「えっ」
アルミン「えっ」
エレン「な、なんだよ」
ミカサ「オムライス??オム、オムオム…オムライ?」プークスクス
エレン「えっ」
アニ「オムそばならまだしも、オムライ?」プフッ
エレン「お前ら怖いぞ」
アルミン「オムライスは新しいね。それにしようよ」
アニ「一風変わったことだと通りやすそうだしね」
エレン「えっそんなに変わってるか?」
ミカサ「少なくとも私は見たことがないし」
アニ「これは決まりだね」
ミカサ「エレン、今日はバイト入ってる?」
エレン「いや入ってないぞ」
アニ「あ、なら今日は早速集まって打ち合わせしようよ」
エレン「おお、そうするか」
アニ「どこに集まろうかな」
ミカサ「ならクリスタやベルトルトともっとお話ししたいし、アニ…あなたのお家でいいかしら?」
アルミン「えっ」
アニ「あー…、そうだね。今日はうるさいのも残業らしくていないし」
・・・・・・・・
リヴァイ「ックシ」
ハンジ「おやおやリヴァイ、風邪かい?」
リヴァイ「なんでもない」
アルミン(どうしよう僕ミカサ以外の女の子の家行くの初めてだどうしよう)アセアセ
エレン「よしっ、じゃあ放課後また集まってアニの家行くか」
アニ「うん、おいで」
ミカサ「では今日は残りの授業を頑張って受けましょう」
エレン「あっ!小テストあるの忘れてた!」
アニ「おい」
エレン「俺は先に戻ってるぜ!」ダダダダダダ
アニ「…私らはもう少しゆっくりしてようか」
ミカサ「そうね」
アルミン「あああ僕もご飯早く食べなきゃ」パクパク
ミカサ「アルミン急がないの」
アルミン「時間がないんだからしょうがないよ」パクパク
アルミン「んぐっ!?」
ミカサ「いわんこっちゃない」サスサス
キーンコーンカーンコーン
エレン「…」ズゥーン
ミカサ「どうしたのエレン」
アニ「大方再試験が決まったとかそんなんでしょ」
エレン「…ハア」ズゥーン
アルミン「次受かればいいじゃないか」
エレン「……おう」ズゥーン
ミカサ「まあ、行きましょう、アニのお家に」
エレン「…そうだな、行くか」ズゥーーン
アニ「いつまで落ち込んでんの。しゃっとしなよしゃっと」ビシ
エレン「うっ、おう」
アルミン「ハハハ、アニはなかなか厳しいね」
アニ「こいつが頼んないからだよ」
ガチャ
アニ「ただいま…」
ダッダッダッダッダッダ
クリスタ「お姉ちゃん!おかえり!…とっ…」
クリスタ「ミカサお姉ちゃんも来てくれたんだ!」
ミカサ「こんにちはクリスタ」ニコ
アルミン「お邪魔します」
クリスタ「あれっ、この人は…もしかして…」
アルミン「ん?(アニの妹かな、可愛い子だなあ)」
クリスタ「お姉ちゃんの彼氏?」
アルミン「えっ」
クリスタ「かわいい!」
アルミン(君の方がかわいいよ…)
アニ「いや違うよ」
エレン「お邪魔します…」
クリスタ「」ビクッ
ミカサ「アニの彼氏は、あっち」
クリスタ「ぎゃあ!あの人怖いぃっ」ドタタタタタ
エレン「……」
エレン「俺の顔ってそんな悪人面なのか…?ハア…」ズゥーン
アニ「いちいちへこんでんじゃないよ」ビシッ
エレン「はうっ」
ミカサ「クリスタ、またあとでね」フリフリ
アルミン「…で、僕らはどこに行ったらいい?」
アニ「私の部屋においでよ」
ミカサ「わかった。おじさんとおばさ…お姉さん?はいてらっしゃるの?」
アニ「たぶんいるね」
ミカサ「なら挨拶していかなくては。アニの部屋へは居間を通らなくては入れないし…本当に久しぶりに来た。懐かしい」フフッ
ガチャ
アニ「グ…お父さんたち、今日は友達連れてきたから」
ペトラ「あら、なら後でお菓子持っていくね」
アニ「…ありがと」
ミカサ「こんにちは。お邪魔します」
グリシャ「ミカサか、こんに」
エレン「こんにちは…、お邪魔します…」ズゥーン
グリシャ「」
エレン「えっ」
グリシャ「えっ」
グリシャ「エレンか…」
エレン「…父さん」
アニ「」
ミカサ「えっ」
アルミン「お邪魔しまーす」
アニ(えっ何が起きてんの)
ペトラ「…どういうことですか?」
グリシャ「私の前々妻との息子だ…」
ペトラ「あっそう。通りで似てると思った」
グリシャ「この辺りに住んでいるとは聞いていたが、まさかアニの友達だったとは…」
エレン「俺だってビックリだよ…」
グリシャ「すまないが、皆…席をはずしていてもらえないだろうか」
ミカサ(どうして?なぜこんなところで修羅場が?今日は平和に終わるはずだったのに)
アルミン「皆神妙な顔してどうしたの?」
ペトラ「待ってください…、ベルトルトやリヴァイ、ミーナも前々妻との子供たちだって聞いてましたが、どうしてあの子だけ?」
グリシャ「…ペトラ、君も残りなさい。それも話そう」
エレン「…」
アニ「まあ…私らは部屋にいるよ」ソソクサッ
アルミン「ちょっと待ってよみんな。僕にだれか説明してよ」
ミカサ「いいから部屋に行く。そこで説明してあげるから」ガシッ
アルミン「あああ放して痛いよおミカサああああ」ミシミシミシミシ
今日はここまで
寝る
>>65
アニは子供とかには優しそうな気がする
乙
これってひょっとするとエレンとアニって血が繋がってるのか?
グリシャの連れ子事情が複雑すぎてよくわかんないけど。
まあ血とか関係なしに2人には幸せになって欲しいな
もうじき投下する
>>88-89
じきに説明されるよ
・・・・・・・・・・・・
エレン「お母さん、洗濯物取り込んだぞ」
カルラ「あらエレン…本当に最近はよく手伝ってくれるわね」ゴホッ
エレン「うるせえ。黙って感謝してりゃいいのに」
カルラ「そうね、ありがとう」
エレン「へっ…あれ、お父さんはいつ帰ってくるんだ?」
カルラ「うーん、あと一週間もすると帰ってくるんじゃないかしら…」
エレン「そうか。まあアルミンとこに遊びに行ってくるよ」
カルラ「行ってらっしゃい。遅くならないようにね」
エレン「まあすぐ帰ってくるよ。帰りには飯の用意も買ってくるから」ガチャ
カルラ「ふふ、ありがとう」
エレン「そうだ、アルミンちに行く前に酒屋行ってジュース買っていくか」
バタン
エレン「おーい、おじさーん…、ん?」
ガヤガヤ ガヤガヤ
グリシャ「…ああ、ホント大変だよ」トクトクトクトクトク
金髪女性「お子さんって、大きい子もいるんじゃないの?私のとこはまだ小さいけど…」
グリシャ「上の子らはどうしようもなくてね…、ヤンキーばかりでどこにいるのかすらもわからないのさ」
金髪女性「だからって奥さんに…」
エレン「」
ダッダッダッダッダッダ
バタン
エレン「お母さん!ちょっと来てくれよ!」
カルラ「な、何?血相変えて」
エレン「いいから!早く!」ダッ
カルラ「ええ…」ダッ
バタン
エレン「ほら…」
カルラ「…?」
ガヤガヤ ガヤガヤ
グリシャ「仕方ないんだ…君と一緒になるにはそれしか」
金髪女性「フフ、お上手ね」
カルラ「」
カルラ「ゴハッ」ボタタタタ
グリシャ「っ!?」
エレン「!? お母さん!!」
グリシャ「」
エレン「お父さん…っ!アンタ医者なら見てないで助けろよっ!」
グリシャ「」
エレン「父さん!!」
グリシャ「」
カルラ「ゴボッ」ボタタタタ
エレン「おい!!お母さん!」
グリシャ「まっまずい救急車だっ」ピポパ
ナームー…
母方親戚「ウィルス性の流行病だって…」
母方親戚「あそこにはまだ小さいベルトルトやエレンがいるのに…」
エレン「…」
エレン(あの野郎…葬式に出すらしねえ…)
母方親戚「かわいそうに…」
エレン(…駆逐…してやる!)
エレン「っ」ダッ
母方親戚「ああっ、エレン!?どこにいくの!?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アニ「…頭がまるでおっつかないよ」
ミカサ「今回は仕方がない…」
アルミン「僕はそもそも考えることすらできないんだけど!ミカサそろそろ教えてよ」
ミカサ「…エレンのお父さんと、アニのお父さんが一緒だった」
アルミン「えっ、なら二人は兄弟なのかい!?」
アニ「えっ」
アニ(…そうだ…この変な世界ではそれがあり得るのか?)
アニ(最近はちょっと慣れそうになってたけど…、やっぱここは変なとこだね)
アルミン「それじゃあ前にエレンから聞いたけど君らは近親そ」ミチッ
ミカサ「…」
アルミン「」キュッ
アニ(ん? なぜ息の根まで止める必要があったんだろう)
ガラガラガラ
クリスタ「…」
ミカサ「あらクリスタ」
クリスタ「さっきのことは私が説明するよ」キリッ
アニ(またまた改まった顔しちゃって)
クリスタ「お姉ちゃんはまるでこういうこと気にしてなかったし、忘れてても仕方ないよ」
アニ「そういうキャラだったんだね、なるほどなるほど」
クリスタ「ん?」
ミカサ「…教えて、クリスタ」
クリスタ「っ」コホン
クリスタ「まず私たち二人には、共通点があります!」
アニ「…ああ、遺伝的にだね?」
クリスタ「えっと、そうとも言います」アセアセ
アニ(可愛い)
ミカサ「んー…髪と目の色と…すこし釣り目がちなのも同じだと思う」
クリスタ「さすがミカサお姉ちゃん。私たちの本来の両親もそこは同じだったの!」
ミカサ「そうなんだ」
クリスタ「ホントのお父さんは優しくて好きだったんだけどなあ…」
アニ「…」
クリスタ「だから今のお父さんはどうもお父さんと思えなくて…。私も自立して生活できるならあの怖いお兄ちゃんみたいに出ていきたいんだ」
ミカサ「あれだって大変だと思うけど?」
クリスタ「分かってるよ。でも、今のお父さんに対して子供らしく甘えていくのはちょっと複雑なんだよね…」
アニ(あれはフリだったのか)
ミカサ「本当のお母さんは?」
クリスタ「あんまり好きじゃないかも」
ミカサ「あらそう」
アニ「…じゃあ、あの小さいおっさんやミーナはどう思ってるの?」
クリスタ「あっ!お兄ちゃんお姉ちゃんたちとベルトルトはみんな大好きだよっ!」アセアセ
ミカサ「ふふ」
アニ「小さいおっさんも好きなんだ?」
クリスタ「リヴァイおじさん、ソファの後ろから飛び乗っても怒らないの!」
アニ(可愛い)
クリスタ「っと。ともかく、つまり私たちは正真正銘の姉妹なんです!」
アニ「うんうん(でもこんな可愛い妹を持てて私は幸せだよ)
クリスタ「…ですが、他の兄弟…リヴァイおじさん、ミーナお姉ちゃんと、ベルトルトは」
ミカサ「皆、髪が黒い」
クリスタ「そう!つまりあの人たちは今のお父さんと、私たちのお母さんの前に結婚してた奥さんとの子供になるの!」
ミカサ(なるほど)
アニ(なるほど、と言いたいけどさすがに馬鹿にされるからやめておこう)
クリスタ「で、次に話すのが…今二人が一番気になってることだと思うんだけど」
アニ「お?」
ミカサ「…エレンのこと?」
クリスタ「あの人、エレンって言うの?じゃあ間違いなさそうだね…」
アニ「…ん?」
クリスタ「今のお父さんが、ベルトルトたちのお母さんが死んだっていうんで私たちのお母さんと結婚するころに言ってたの」
ミカサ「死んだ…?死んでしまったの!?」
クリスタ「ウィルス性の病気で、かかると治しづらいみたいで…」
アニ「うんうんそうかそうか」
アニ(ややこしすぎて頭が痛くなってきた)
クリスタ「で、アニお姉ちゃんのことみて…『この子はエレンと同じくらいだろうか…』って」
ミカサ「では、エレンはおじさんのお子さんの一人で、要するにエレンとアニは姉弟ではなかった…と」
クリスタ「たぶんそういうことになるよ」
ミカサ「え、じゃあどうして?」
クリスタ「えっ?」
ミカサ「普通、離婚したというならば女の人が子供の親権を取っていくと思うのだけど、どうしておじさんの方に?」
クリスタ「あ…」
クリスタ「…ベルトルトのお母さんと同じ病気で、死んじゃった」
アニ「えっ」
ミカサ「…!ごめんなさい、そうだとは思わなかった…」
クリスタ「いいのいいの。気にしないで」
アニ(ウィルス性ねぇ…あのおっさん、女に飽きたら殺してんのかな?)
どろどろしてきた書きづらい
まあまた明日
おつ どうゆうことになってるのかわからないのはおれがばかだからじゃないよな?
とりあえずグリシャ去勢すれば良いんだな
エレン「…」
グリシャ「…さぞや私を恨んでいることだろう」
エレン「いいや?別に恨んじゃいないって」
グリシャ「えっ」
ペトラ「えっ」
エレン「あの病気は治せないものだ。たとえ医者のアンタでもな、今ならわかる」
グリシャ「エレン…」
グリシャ「…そういえば、お前は今、どうやって生活してるんだ?」
エレン「…バイトして、アパート借りてる」
ペトラ「!!高校行きながら?とても大変でしょう…?」
エレン「ええ、まあ…」
グリシャ「なら…また一緒に暮らそう。せっかくまた会えたんだ、もう切羽詰めて生活することはない」
エレン「え?やだよ。今更あんたを頼る気にはなれないし…」
グリシャ「無理もないか… だが、兄や姉…ベルトルトには会いたくないのか?」
エレン「そりゃ会いたいけど…、時間空きすぎててちょっと戸惑うな。兄さん姉さんはいつの間にかいなくなってたし、ベルトルトなんかそもそも俺のこと覚えてるかもわからねえし」
グリシャ「しかしな…」
グリシャ「そうだ…! お前、うちのアニと付き合っているんだろう?」
エレン「えっ、なんで…まあそりゃ知ってるか。ああ、そうだよ」
グリシャ「実はさっき聞いたところなんだがね」
エレン「で、それがどうかしたのかよ?」
グリシャ「家に住めば…毎晩アニと好き放題できるんだぞ!」
ペトラ(何いってんだこいつ)
エレン「おっ」
ペトラ(食いついてるし)
グリシャ「どうだ?」
エレン「…」
グリシャ「お前にとっても悪くないと思うんだが」
エレン「そうだな…少し、考えさせてくれ」
グリシャ「わかった」
グリシャ(やはり私の息子だ…下半身に忠実だな)
アルミン「」
クリスタ「で…、このお兄ちゃんはなんで寝てるの?」
ミカサ「あ。後でばれないように片付けるから置いといて」
アニ「いや寝てるだけだからね?」
ガラガラガラ
クリスタ「!」ビックゥ
エレン「…フウ」
クリスタ「あうぅ」サッ
アニ「あっ、また隠れたりして」
エレン「そんな怖い顔してる覚えはねえんだけどな…」
ミカサ「エレン、おじさんとのお話はどうなったの?」
エレン「ああ…一緒にまた住まないか、って言われた」
クリスタ「ええええええ!!!」ガーン
エレン「…だいぶ嫌われてんなあ」
アニ(あのおじさん、また勝手なことを…)
エレン「あれ、アルミンは?」
ミカサ「そこに寝ている」
アルミン「」
エレン「白目剥いてるじゃねえか」
ミカサ「知らなかったの?最近のアルミンの趣味」
エレン「えっ」
エレン「…あんまり触らないで置くか」
アニ(納得すんのか)
バタン
アニ「ハア…」
アニ(今日は文化祭の打ち合わせをするどころじゃなかったなあ)
アニ(まさかあのおじさんとエレンが親子だったなんて)
アニ(…本来の世界でも親子なんだろうか)
アニ(いやないか。もしそうなら私の兄弟全員つじつまが合わないしね)
アニ「…」
バタン
アニ「ハア…」
アニ(今日は文化祭の打ち合わせをするどころじゃなかったなあ)
アニ(まさかあのおじさんとエレンが親子だったなんて)
アニ(…本来の世界でも親子なんだろうか)
アニ(いやないか。もしそうなら私の兄弟全員つじつまが合わないしね)
アニ「…」
アニ(こっちはもうこりごりだよ…)
アニ(今日こそ、このまま寝て…目が覚めたらもとに戻ってるとかさ…)
アニ「あっ、iPodがある!」バッ
アニ(こっちの私、こんなの持ってたんだ!)
アニ「どれどれ、どんな曲が入ってるのかな」
アニ「…」
アニ「触り方がわからない」ショボン
アニ「説明書…どこかにないかな…」
アニ「…」ガコッ
アニ「んー」ガサゴソ
アニ「…」ガサゴソ
アニ「ない…」ドン
アニ「もういい寝る!」バタン
アニ「…」
アニ「ふわあ…」ガッ
アニ「…ん、ベッドが固い…」パチ
アニ「え…」
アニ「ここどこ?」キョロキョロ
札「女子寮」
アニ「??私、宅通いだったはずなんだけど…」
時計「11:20 Sun」
アニ「あっ、また寝坊しちまった!」
アニ「エレンとの約束に遅れてしまうよ」バッ
アニ「私の服…え、これしかないの?」つパーカーと制服
アニ「いやいやそんなはずは…あった!」
アニ「エレンがこないだ褒めてくれたワンピース…これを着ていこう」
札「食堂」
アニ「…」テクテク
札「倉庫」
アニ「…ここ、学校の寮ってわけでもないみたいだし…。一体どこなんだろ」
ベシッ ゲシッ
アニ「何の音?」
エレン「ふっ…ふっ…!」ガシッ ドッ
丸太「」ゴッ ガッ
アニ「あっ…エレン!」ダッ
エレン「フウ…ちょっと休憩するか」
ガバッ
アニ「エレン!」
エレン「えっ…?えっちょアニ!?」
アニ「遅れてごめんよ!すっかり眠りこけちまってたんだ…」ウルウル
エレン「いやいややいやそんなおおれおれおおここっちゃいねえぞ!??!?」アセアセ
エレン(こいつは急にどうしたんだ何が起きてるんだ)ドキドキ
アニ「ホントにごめんね…私のせいでちょっと遅れてるし、早速出発しようよ」スッ
エレン(離れたか…アニの体って、結構柔らかいんだな…訓練中は取っ組み合っても何も思わなかったのに…)ドキドキ
エレン「あっ、えーっと…? どこに行くってんだ?」ドキドキ
アニ「えっ」
エレン「えっ」
アニ「…」
エレン「…」
アニ「忘れたの?」
エレン「いや、ここでできるだろ?」
アニ「えっ」
エレン「えっ」
アニ「とりあえず、今日の予定を確認したいんだけど。いい?」
エレン「…格闘術の自主練見てくれる、ってことだった…よな?」
アニ「そんな、違… あれ?あんた格闘術なんかやってたの?」
エレン「どういうことだよ。全員やらされるじゃねえか」
アニ「そんな授業あった?理系の人がそういうことをするイメージはないんだけど」
エレン「理系?よくわかんねえ」
アニ「まあいいや。あんたが格闘術始めたって言うんなら、私が教えてあげるよ」
エレン「おう、ありがとな…」
アニ「いいって。このくらいならお安い御用さ」
エレン(今日はやけに乗り気だな)
アニ(エレンにいい顔ができる…お父さん、やらされてた格闘術が初めて役に立ちそうだよ!)ムフー
兵士アニがあちらに行ってもあまり混乱ないかもしれないけど、逆は辛いな
事前情報すら渡されてないんだし
エレン「…けどな、その恰好はなんなんだよ」
アニ「えっ…何か文句ある?」
エレン「文句言うつもりはねえ。けど、その恰好で自主練みてくれる気か?」
アニ「ああ…」
アニ(もともとは映画見に行く予定だったから着てきたんだけどなあ…)
アニ「そうだね、着替えてくるよ」
エレン「そのまま動いたりしたら怪我させちまうかもしれねえからな」
アニ「!…そっか//」
ドシッ ドシッ
ホラ、カラダノミギガワノ、タイジュウバランスガナッテナイヨ
オ、オウ。アリガトナ
ガシッ ガシッ
ミカサ「」
アルミン「」
アルミン(あかんやつだねこれ。知ってるよ僕は)
ミカサ「またエレンはアニと自主練を…」
アルミン「ハハッ、仲がよろしいのはいいことじゃないか」
ミカサ「…今日に至っては、駄目」
アルミン「おやおや。それはどうしてなんだい?ん?」
ミカサ「アニが、エレンに色目を使っている」
アルミン「そんなことは…」
エレン「ふっ…ふっ…!」ドシッ ドシッ
アニ「ちょっと角度が悪いよ」スタッ
エレン「お?」グイッ
アニ「もう少し斜めから蹴り込んだ方がいいね。こんな感じ」ググッ
エレン「ちょっアニ近い…」ブン
ガッ!
エレン「…おお、蹴りやすくなった!ありがとなアニ」
アニ「どういたしまして…//」
アルミン「ああ。これじゃあどうしようもないね」
ミカサ「そう。あの女狐は本当にどうしようもない」
アルミン(いや、君のことだよ)
ミカサ「では行ってくる」
アルミン「ヘイストップ!どこに行くっていうのさ?」
ミカサ「もちろんアニのところへ」ドシッ ドシッ
アルミン「この力強い歩み!こりゃ僕には抑えきれないぞ!」
ミカサ「…エレン」
エレン「おお。どうしたんだ?」
アニ「ん、やあミカサ」
ミカサ「格闘術ならアニより私の方が上手い。だから訓練は私とするべき」
アニ「え…ミカサなんで?」
エレン「あ?お前のやつは格闘術ってより喧嘩殺法じゃねえか。それは散々やったからいいよ」
アニ「ちょっとミカサ!!」
ミカサ「けど、あなたには流派・東方不敗の方が向いているし…」
エレン「俺はお前みたいにタオルで丸太切ったりできねえよ!」
アニ「どうして…うっ…」ウルウル
エレン「!?」
アニ「どうして無視するのさミカサ!?」ウルウル
ミカサ「…?」
エレン「おい、アニ…」
アニ(しかも…なんか、私からエレンを引き剥がそうとしてない…?)
アニ「ミカサ。…いつからなの?」
ミカサ「何が?」
アニ「あんたもエレンのこと好きなんでしょ?」
ミカサ「なっ…エレンは、昔から家族」
アニ「ハア!?あんた何言って…」
エレン「あれ、アニには言ってなかったのか?」
アニ「」
ミカサ「わざわざ言う必要はない…いや、こういったことを未然に防ぐためにも、広めていった方がいいのかもしれない」
アニ「友達だと…思ってたのは、私だけだったんだね」フルフル
ミカサ「? そもそも友達だったというつもりはない」
アニ「!!そっか…二人とも、ずっと…、騙してたってんだね」フルフル
エレン「おいアニ?そろそろ再開しようぜ」
アニ「うるさいね!あんたはミカサにでもみてもらってればいいでしょ!」ダッ
エレン「あっ…待てよ!」ガシ
エレン「う!?」ガクン
ミカサ「エレン。追ってはいけない」
エレン「何言ってんだ!朝からなんかあいつ変だったんだよ」パシッ ダッ
ミカサ「あっエレン…」ガシ
ミカサ「?」
アルミン「チッチッ、君こそ追っちゃダメだからね」
ミカサ「」イラッ
今日はここらで終了
また明日投下しに来ます
>>140
そうだね、訓練とかやるの辛そうな気がする
エレン「おーい…アニー?」
アニ「!」サッ
エレン「どこいったんだ?…逃げ足の速いやつだなあ…」
アニ(どの面下げて追っかけてきたんだ…!)
エレン「アニー?」テクテク
アニ「…」
アニ(エレンの声が聞こえなくなった)
アニ「…」
アニ(…いくらなんでも、酷すぎるよ)
アニ「ミカサも、エレンも…」
アニ「何が家族だ。結婚でもしてるつもり?」
アニ「…」
ベルトルト「声が聞こえると思ったら」
ミーナ「アニだ。こんなところでどうしたの?」
アニ「っ!」
アニ「…」
ミーナ「アニ…そんなに目に涙溜めてどうかしたの?何か辛いことでもあった?」
アニ「…」チョイチョイ
ベルトルト「なんだい?」シャガミ
アニ「こらっ」ガバッ
ベルトルト「うわっ」
アニ「ベルトルトの癖に呼び捨てだなんてどういうつもりだい?」
ベルトルト「えええちょっとどうして抱ききっきっきききき」
ミーナ「え?え?アニ?」
アニ「私のことはお姉ちゃんって呼ばなきゃダメでしょ」
ベルトルト(…ほう!これは、年齢逆転プレイってやつなんだね!わかったよアニ)
ベルトルト「ごめん、ごめんお姉ちゃん」
ミーナ「」
アニ「そう、分かった?いい子だね」ナデナデ
ベルトルト「へへ、へへへへへ」
ベルトルト(これは役得だ!生きててよかった!)
アニ「にしても、呼び捨てにしてお姉ちゃんが怒らないなんて珍しいね」
ミーナ「」
アニ「…」
ミーナ「え」
アニ「ミーナお姉ちゃん?」
ミーナ「私!?」
アニ「…今日はみんなどうしたのさ」
ミーナ(いや、これはこれでかわいいからありかも知れない)
アニ「…」ナデナデ
ベルトルト「…で、お姉ちゃん、何があったの?」
アニ「…」ナデナデ
ベルトルト「教えてよ」
アニ「ああ…聞いてくれるの」
ベルトルト「もちろんだよ」
アニ「そっか…ありがとね」
ベルトルト「で、なにがあったのさ?」
アニ「そうだねぇ、あんたには早い話かもしれないけど…」
アニ「…なんてことがあったのになぁ。まあ最悪エレンは割り切れるけども」
ベルトルト「」
アニ「でもやっぱ…、ミカサの方が堪えたかな」
ベルトルト「」
アニ「ん、さっきからどうしたの?」
ベルトルト「なんでもない」
ベルトルト(ほとんどエレンとの惚気話だったじゃないか…聞かなければよかったよ確かに僕には早い話だったよ)
アニ「この分じゃあアルミンとももう疎遠になりそうだなぁ…あれ、ミーナは?」
ベルトルト「話を聞き出すちょっと前にお腹ゆるくなってきたって」
アニ「ああ。そうだったの」
ベルトルト(僕もお腹ゆるくなってればよかったのに…まさかアニとエレンが付き合ってたなんて…)
アニ「ハア…」
ベルトルト「…」
ベルトルト(ダメダメ、まずは励まさなきゃ)
アニ「…」パチ
アニ「ん」キョロキョロ
アニ「…やっぱり戻ってたりは…しないのか…」
アニ「んしょっと」
アニ「…学校行こう」
アニ(…そういえば、クリスタ今日は来てないなあ)
アニ(寝てんのかな?部屋を見てみよう)
ガチャ
アニ「そーっと…そーっと…」
クリスタ「…zzZ…zzZ」
アニ「そりゃ!」
クリスタ「…ふあっ…?」
クリスタ「え…お姉ちゃ…?」
アニ「びっくりしたかい?」
クリスタ「うん!お姉ちゃんが私よりも先に起きてるなんて!」
アニ「あっそう。じゃあ下に降りようか」
クリスタ「行こ~」
ご飯「」ホカホカ
アニ「お、今日はミーナがいるんだね」
ミーナ「アニ…最近はどうも呼び捨てにしてくるねえ…」ピキピキ
アニ「いただきます」パチ
アニ「…」モグモグ
ミーナ「あっこら!」
アニ「おいしい。やっぱミーナのご飯が一番だね」
ペトラ「うう…私も頑張るから~…」
クリスタ「…」
アニ「あ、ペトラ…さん」
ペトラ「なあに?あと、さん付けはもうよしてよぉ」
アニ「いや…あなたも、十分気を付けてね。飲食物とか、薬とか…そういうものにはさ」
ペトラ「えっ」
ガラガラガラ
アニ「…」
ミカサ「あら、おはようアニ」
アニ「ん。どうも」
ミカサ「あなたは最近、本当に早く来るようになった。とてもいいこと」
アニ「そうかなあ…」
ミカサ「ええ。もちろん…必要な授業数しか出席しないと言っていたのに」
アニ「えっ」
アニ(ちょっと不真面目すぎるでしょうが…人のことは言えないけど…ってこれは私のこと…?…んん?)
キーンコーンカーンコーン
アニ「まあ座ろうか」ガタッ
ミカサ「ええ」ガタッ
ガラガラガラ
キース「では出席を取る。バルバ」
ミカサ「担任、いい加減にしてください」ギロッ
キース「」ビクッ
アニ(おお!あんたの睨みの鋭さは健在なんだね)
キース「…アニ・レオンハート」
アニ「はい」
そういえば出席はアッカーマンからじゃないのね
教師「…このオデッサ作戦での失敗は、連邦軍との地上でのミリタリーバランスが動いた瞬間であり―」
アニ「…」
教師(あれ、レオンハートさんがノってきてくれない…?)
アニ(にしてもなんだろうね。前知識が無いせいでどの授業にも追いつけそうにないなあ)
モブ「先生、どうして授業で架空の話をしているのですか?」
アニ「えっ」
教師「うるさい!宇宙世紀は架空ではない!」
ライナー「と言ったって、ガンダムじゃないですか」
アニ(…? 世界史の授業じゃなかったの?)
>>178
出席番号順は名前の頭文字にしてたわ。やっぱあっちでも苗字が主流なのかな?
まあ今回は通すけど
アニ「体育の授業は楽だからいいね」
ミカサ「あら、いつもだるいと言っていたのに」
アニ「そう?あれじゃ体がなまっちゃうくらいなんだけど」
ミカサ「確かに、あなたは突然運動神経がよくなった。一挙一動にみんな歓声をあげている」
アニ「まああれくらいなら…」
ミカサ「そろそろ行きましょう」
キーンコーンカーンコーン
エレン「昨日はすまなかったな」
アニ「いいって別に」
ミカサ「気にしないで。まだ文化祭まで日はあるのだから」
アルミン「そうだよ。エレンが都合着けてくれたおかげで今日もまた集まれるんだし、いいじゃないか」
ミカサ「今日は無難に、私の家に集まることにしましょうか」
アニ「うん、無難にね」
ミカサ「客間を少し掃除をするので、16時に私の家に来てくれればいい」
エレン「わかった」
ガチャ
アニ「…」
ダッダッダッダッダッダ
パシッ
クリスタ「…おかえり!」ギュッ
アニ「うん。ただいま…まあすぐに家を出るけどね」
クリスタ「えっ、どうして?」
アニ「文化祭の話し合いをしにミカサの家に行くんだ」
クリスタ「! 私も行きたい!」
アニ「だけど、エレンも来るよ?」
クリスタ「えっ」ビクッ
アニ(可愛い)
クリスタ「ん…でも…」
アニ「どうかした?」
クリスタ(おじさんは…いないね)キョロキョロ
アニ「?」
クリスタ「実は…昨日の話なんだけど…」
アニ「…うん」
クリスタ「あの怖いお兄ちゃん…エレンのこと」
アニ「ああ…言ってごらん?」
クリスタ「一緒に住むことになるかもしれないんでしょう?なら、私…もうちょっと慣れとかないとなあって思ってたんだけど」
アニ「なるほどね。なら一緒に来てみる?」
クリスタ「…うん!」
アニ「じゃあ、ミカサに電話してみるよ」
ガチャ
アニ「」ハッ
アニ(ミカサの電話番号って、何番だ?)
アニ「っ」サッ
アニ(電話帳電話帳電話帳電話帳電話帳電話帳電話帳電話帳電話帳)ガサガサガサガサ
クリスタ「…?」
アニ(電話帳電話帳電話帳電話帳電話帳電話帳電話帳電話帳電話帳電話帳)ガサガサガサガサ
クリスタ「おうちの電話帳なら…あっちの引き出しだよ?」
アニ「!!ありがとぉークリスター」ギュッ
クリスタ「ひゃっ…えへへ」ニマニマ
ミカサ「というわけで、今日はクリスタがきてる」
アルミン「そっか」
クリスタ「…」ジロジロ
エレン「柱のとこから俺をずっと睨むためにか?」
アニ「あんたの見定めをしたいんだってさ」
エレン「ふーん…」
ミカサ「まあいい。文化祭の話を進めよう」
エレン「そうだな」
アルミン「まず、今決まってるのはオムライスをやることだね」
アニ「じゃあ、この中でオムライス作れるやつ、手挙げて」ノ
ミカサ「…」ノ
エレン「…」ノ
クリスタ「…」ノ
アニ「あんたはいいよ」
ミカサ「あら、作れるの?すごい」ナデナデ
クリスタ「アニお姉ちゃんに教えてもらってたの」
アルミン「えっ…じゃあできないのは僕だけかぁ」
アニ「できる人が多いんだから問題ないよ」
ミカサ「そうそう…アルミンは会計をするといい」
エレン「アルミンがやるとなれば安心だな」
アニ「どっかの誰かとは大違いだ」
エレン「おい、それは俺のことを言ってるのか?」
エレン「さて、ちょっと小腹が空いてきたな」
ミカサ「あ、しまった…客用のお菓子を切らせているのを忘れていた」
アニ「そんなの用意してんのあんたの家?」
ミカサ「昔から何かと来客が多いから」
アルミン「じゃあコンビニあたりで何か買ってこようよ」
エレン「そうするか。んしょ」
クリスタ「えっ、みんなコンビニ行くの?」
アニ「あんたもついてくる?」
クリスタ「行く!」
ミカサ「フフ」
短くてすまないが今日はここまで
明日は結構書こうと思うので
許してほしいかな?
アニクリ姉妹が可愛いすぎてヤバい
進撃世界に入った現実のアニ見てるとドキドキするわ…
なんか怖い
ジャアアアアアアアアアアア…
ミーナ「ふう…え、もう夕方!?」
ミーナ「あーあ、せっかくの休日なのに、トイレに篭ってるだけで終わっちゃったなあ…ん?」
エレン「アニー?…どこいったんだ…」
ミーナ「あれエレン!どうしたの?」
エレン「ああ、ミーナか。アニ見なかったか?」
ミーナ「んー、アニならさっきは倉庫裏にいたけど、もう兵舎に戻ってると思うけど…」
エレン「あー…それもそうか。さすがにこんだけ経ってりゃな…ありがとなミーナ」
ミーナ「うん」
エレン「じゃあな」ダッ
ミーナ「…あっ。なんで探してたのか聞いとけばよかった」
またんかい
アニ「…zzZ」
ダッダッダッダッダッダ
アニ「…zz?」
ズドン
アニ「おぼっ」
クリスタ「アニ!いつまで寝てるの!朝ごはんに遅れちゃうよ?」
アニ「…!?クリスタ…え、あんた?」
クリスタ「寝ぼけてる間はないよ?ほら、行こ?」
アニ「…」ガシッ
クリスタ「ひゃっ!?」
アニ「その生意気な態度も…可愛いから許す!」ギュウウウ
クリスタ「っ!アニ!苦しいよお!」ジタバタ
アニ「ごめんね。行こうか」ナデナデ
クリスタ「っはぁ!もう、アニ?」
アニ「なに、…学校じゃないの?」
クリスタ「学校?そんなところ内地でもないと行けないよ」
アニ「内地?」
クリスタ「まあ今日も訓練頑張ろうね!」
アニ「うん…?」
アニ(訓練?私は…寝ぼけてるの?)
講師「…ガスを噴出させることにより得られる推力で…」
アニ「…」
アニ(訓練ったって、ずっと体育やるみたいなもんか…しんどいなぁ)
アニ(ふぁーあ…授業は動かなくていいから楽だね。一応ノートは取ってあるけど…)カリカリ
アニ(立体機動装置?こんなの何に使うの?)
アニ(もしかして、こんな授業があるってことは…)
アニ(この装置とやらを使う訓練もあるのかな?)
アニ(やだなぁ…高いところ、怖いのに…)
立体機動装置「」
アニ「案の定でした」
キース「では第二班…アッカーマン、レオンハート、スプリンガー、ブラウス、行け!」
ミカサ「…」
サシャ「はい!」
コニー「一番はいただきだ」
アニ「えっ、えっと…」
アニ(こっちのトリガーがアンカーを発射で)バスッ
アニ「…!刺さった」
アニ(で、こっちのトリガーが…)カチ
ブワアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アニ(!?ええっ飛びっ飛びすぎ…!)
エレン「なんだ!?アニのやつまっすぐ最大出力でぶっ飛んでんぞ!?」
ライナー「あれじゃ速度が速すぎて、次の発射先が狙えないぞ…」
エレン「くそっ…」カチャカチャ
ライナー「おいエレン、どこにいくつもりだ!?」
ミカサ「…!」
アニ「あああああああああああああああああああ」ブオオオオオオオオオ
ミカサ(いつものアニではない…どうみても、おかしい。あのままでは遠心力で地面にたたきつけられる)バスッ
アニ「あああああああああ」カクン
アニ「」ブオオオオオオオオオ
ミカサ(…きっとエレンなら)
アニ「」ブオオオオオオオオオ
ガシッ
エレン「!」ダッダッ
ミカサ「…」
ミカサ(なら…私が助けなければ)
アニ「」
アニ「…ん」パチ
ミカサ「アニ、大丈夫?」
アニ「!」ビクッ
アニ「あれ、私、ぶっとんでて…」
ミカサ「あなた、普段とはまるで違う…まるで立体機動装置の使い方を忘れたように」
アニ「…私、あんなもの初めて見たよ?」
ミカサ「…」ゴツン
アニ「痛っ」
ミカサ「冗談はいけない」
アニ「冗談じゃないのにぃ…痛いよぉ…」ウルウル
ミカサ(アニって…こんなに表情豊かだっただろうか?)
アニ「で…、あんたが助けてくれたの?」
ミカサ「エレンなら…無茶をしてでも助けるだろうから」
アニ「…そうかい、ありがとね」ザッ
ミカサ「…」
アニ「ハァーッ…」
アニ「一日、くたびれたなあ…またあの装置を使わないといけないのかなぁ…」
アニ(しかもなんか私、成績よかったみたいだし…意味がわからない)
アニ(意味がわからないと言えばここだ。いったいここはなんなんだろ?)
アニ(電気すら通ってなくて、部屋の明かりもランプだし…)
アニ(昔にタイムスリップしてきたとか?いやそんな馬鹿な)
アルミン「あ、アニ」
アニ「…アルミン」
アニ「何しに来たの?」
アルミン「何しにって…そうだねぇ」
アルミン(たまたまとおりすがっただけだけど…昨日の話でもしてみようか)
アルミン「昨日のことなんだけどさ」
アニ「ああ…」
アルミン「アニには話してなかったっけ?エレンと僕とミカサは幼馴染だって」
アニ「? それなら耳にタコができるほど聞いたね」
アルミン「で、エレンとミカサは6年前から一緒に暮らしてたって」
アニ「えっ」
アルミン「あっ、やっぱり話してなかったんだね」
アニ「ミカサが…家族だなんとか言ってたのはそれかい?」
アルミン「おそらくは。その件ならあの事件の話をするのが早そうだね」
アニ「事件?」
アニ「…」
アルミン「だから…ミカサがエレンを構うのはわからないでもないと思うんだ」
アニ(いやおかしい)
アニ(アルミンがなんの話をしているのかわからない)
アニ(ミカサの両親は生きてたでしょ…あれ?本当に生きてた?)
アニ(小5あたりでミカサとは知り合ったんだから…あの時お邪魔したときにいたおばさんは?…んんんんんんんんんんん)
アニ「…」シュウウウウウウウウウウウ
アルミン「アニ…大丈夫?なんか故障したような音が聞こえるんだけど」
アニ「…」シュウウウウウウウウウウウ
アルミン「えっと、コーヒーでも飲む?」
アニ「…!」シュウウウウウウウウウウウ
ゴクッ
アニ「ふあ…どうも、まさかアルミンが気遣いできるとは思ってなかった」
アルミン「えええ!?心外だなあ」
アニ「あ、声に出てたか。フフッ」
アニ「まあ話聞いてくれてありがとね。ちょっと楽になったよ」ガタ
アルミン「どういたしまして」
アニ「あ、そのコップは私が片付けるから」スッ
アルミン「そっか」
アニ「じゃあそろそろ寝るよ。また明日」
アルミン「うん、おやすみ」
アニ(…)ゴロン
アニ(ここは一体どこなんだろう。皆との関係がおかしくなってる)
アニ(クリスタやお姉ちゃんも態度がおかしかったし)
アニ(変わってないのはベルトルトだけ。逆になんで変わってないんだろう?)
アニ(ホント、よくわかんないなぁ)
アニ(じゃあ…エレンとの関係も、違うのかな?)
アニ「…zzZ」
アニ「クリスタ、楽しかった?ミカサの家は」
クリスタ「うん!皆面白かったよ」
アニ「そっか」
クリスタ「あの怖いお兄ちゃんがあんなにいじられキャラだとは思わなかったよ」
アニ「あいつたぶんドMだからね」
クリスタ「なんかうちのちっさいおっさんに通ずるものがありそう…」
アニ「え、そう?」
クリスタ「あれ?…ドMって、何?」
アニ「ああ、中学生くらいになればわかるよ」
クリスタ「じゃあ、来年か。もうすぐだ!」
アニ「ランドセルともお別れだね」
クリスタ「うん。もうだいぶちっちゃくなったなぁあれ」
アニ「かなり似合ってるけどね」
クリスタ「あっ!それって子供っぽいってこと!?お姉ちゃんひどい!」
アニ「フフッ、フフフフフ」ナデナデ
クリスタ「あうっ…うふふ」
ガチャ
クリスタ「ただいまー!」
アニ「ただいま…ん?」
グリシャ「そうか、なら明日にでも荷物をまとめてこちらに来るといい。…ああ」
ミーナ「まさか…エレンが、ねぇ」
アニ「…」
リヴァイ「エレンって、なんだ?」
ペトラ「あら、おかえり二人とも」
ミーナ「!? …そういえばおっさんは顔を見たことも無いんだったね」
リヴァイ「俺はまだおっさんじゃねえよ。これでも酒を買うとき、未成年扱いされることがある」
ペトラ「なにを誇っているのか」
ベルトルト「すごいね!僕は電車に子供料金で乗れないのに。おかげで小学生ながら常に身分証を持ち歩かされるザマだよ!」
リヴァイ「お前は、俺に身長を少し分けてくれるだけでいい」
グリシャ「じゃあ、また明日な…」ブツッ
グリシャ「ゴホン、皆。よく聞いてくれ」
クリスタ「?」
グリシャ「エレンが明日から、うちに住むことになった」
アニ「えっ」
ミーナ「また急ね。私は構わないけど」
ベルトルト「エレンって…もしかして、あの?」
グリシャ「ああ、そのまさかだ」
ベルトルト「!!お兄ちゃんだ!やった!」
ベルトルト「久しぶりにお兄ちゃんに会える!僕もお兄ちゃんって言うのが欲しかったんだ」
ペトラ「あら、でもお兄ちゃんならもういるでしょう?」
リヴァイ「…」
ベルトルト「三倍近く歳の離れた兄なんてのはもはやおっちゃんだよ!」
リヴァイ「えっ」
ミーナ「言われてやんの」プーッ
リヴァイ「…お前ももうじき三十路だろうが」
ミーナ「ベルトルト、あなたにとって私は何?」
ベルトルト「お姉ちゃん」
ミーナ「じゃあ、あっちのリヴァイは?」
ベルトルト「おっちゃん」
ミーナ「フッ」
リヴァイ「」イラッ
ちょい休憩
飯食ってくる
アニ「…」ガサゴソ
アニ「うーん、やっぱりiPodの説明書…見つからないなぁ…ん?」
アニ「なんだろこれ」パラパラ
8月~日
今日はエレンと花火大会に行った。
きゅうりの一本浅漬けをエレンに勧められたので食べた。
かぶりつくように、くわえるように食ってくれ、と食べ方に指図をしてきたので
腹立った。やっぱあいつ変態。
アニ「…」
アニ「日記か…私がこっちに来る…一週間前?までは毎日書かれてる。結構律儀につけてるね」
アニ「なくしてたのかなぁ」
アニ「…」
アニ「私が戻った時、あっちの私が困らないようにつけといてあげよっと」
アニ「…そんな何日分もないし、全部つけとくか」
9月~日
無くしてた日記がでてきた。
今日は朝から学校に行ったら、誰からも珍しがられた。
そんな珍しいかなぁ。
あとは晩御飯も多くて食べ過ぎたくらい。
9月~日
ペトラさんの朝ごはんが なんていうか、ね。今度教えてあげないと。
まさかソーセージに火を通すことすら怪しいとは。
で、文化祭ではオムライスを作ることになった。珍しいけど。
エレンにとっては当たり前らしいが、その認識は間違ってる。
私もまあ、それくらいなら問題なく作れるし、楽しみだ。
あとはエレンがあのおじさんの息子だったみたいでなんかややこしいことになったくらい。
頭痛くなるから思い出しはしない。
9月~日
やっぱりミーナのごはんが一番おいしい。
今日はエレンやミカサ、アルミンと一緒に文化祭の話し合いをした。
クリスタも連れて行った。
オムライスをやることに決まっているが、細かいことはまだだ。
文化祭まであとひと月。ゆっくり決めたいと思う。
アニ「…よし」
アニ「こんなもんでいいだろ」
アニ「…あ!」バッ
アニ「あったぁ、iPodの説明書!」
アニ「ボタンを長押しすればいいのか。どれどれ」ポチッ
アニ「…」ポチッ
アニ「…」
アニ「電池切れかよ!」ブスッ
アニ「まあ、これで明日には使えるだろ」
アニ「ハア…」
アニ「疲れたし、寝ようか」
アニ「…」ゴロン
アニ「…zzZ」
フワーァ・・・カッタリィナァ・・・
セヤッ! アッマルコソコハダメッ
イキマスヨ!アラブルタカノポーズ!
オレモマケネエゾ!キザンショウコジン!
アニ(にしても、この格闘術の訓練は…サボってるやつが多い)
アニ(…きっとそこまで評価には影響しないんだろうね)
エレン「お、アニ!俺と組もうぜ!」
アニ「…あ?よくも昨日の今日で…」ギロ
エレン「うえっ睨むなよ」
アニ(いや、待てよ…)
・・・・・・・・・・・
ガチャ
ミーナ「ただいまぁ」
アニ「あ、お帰りお姉ちゃん」
ユミル「えっ」
ミーナ「ちょ、ちょっともう、やめなよ~」アセアセ
アニ「何さ今更。呼び捨てにしたらあんた怒るでしょうが」
ミーナ「記憶にないよぉ…あっ、そうだ!」
アニ「ん?何?」
ミーナ「エレンがさっきあなたのこと探してたよー」
アニ「…」
ミーナ「口ぶりからすると結構な間探してたみたいだったけど…何かあった?」
アニ「いいや。なんもないはずだよ」
ミーナ「そう?ならいいけど」
アニ「…」
・・・・・・・・・・・・・・・・
アニ(…まあ、弁解の余地くらいは…考えてもいいけど?)
エレン「おい、アニ?」
アニ(そうだ別に私が甘いわけじゃないアルミンの話のこともあったしそこまで気にしてはいけない)
エレン「アニさーん」手ブンブン
アニ「じゃあやろうか…手は抜かないよ」スッ
エレン「お!よしきた」スッ
今日はここまで
けっこう書いたぞ!!
帰宅しました
今から書き始めるので
やっぱり遅いかも
エレン「うーくそ。また負けたか…」ゴロリン
アニ「努力家といってもまだまだだね」
エレン「次こそは勝ってやるぞ」
アニ「まあ頑張りな」
エレン「あ…そうだ、アニ」
アニ「何さ?」
エレン「昨日はなんであんな怒ってたんだ?なんか気に障るようなこと…やっちまったってんなら謝るよ」
アニ「んー、そうだねぇ…そのことについては、ちょっとゆっくり話がしたいんだよね」
エレン「えっ」ビクッ
アニ(なんだろこのエレン、毒気が感じられないなぁ…いい!)
アニ「どこか、静かに話し合えるところって…ないかな?」
エレン「…晩飯の後、自習室を借りてくるわ」
アニ「(そんなのあるんだ)いいね。じゃあまたその時に…あ、ミカサには内緒にしててよ」テクテク
エレン「おう…」
エレン(そんな改まって話し合いだと…?俺が何をしたっていうんだ)ガクガク
アニ「えっと…」
アニ(次の授業は…壁上固定砲の運用法?)
アニ(すごく兵士らしいことをする…らしいことはわかるんだけども)
アニ(そんな兵器の使い方なんて私にはまっぴらだ)
アニ(…よし)
アニ(らしくないけど、今日も予習していくか…)
アニ「…」パラ
ライナー(おっ)ヒソヒソ
ベルトルト(アニだ)ヒソヒソ
ライナー(今日も随分と熱心だな)ヒソヒソ
ベルトルト(急にどうしたんだろうね)ヒソヒソ
ライナー(壁上固定砲は何かと厄介だしな。構造上の弱点でも探しているんじゃないか?)ヒソヒソ
ベルトルト(なるほど!あとでなにか差し入れ持って行ってあげようかな)
ライナー(そうだな。なにがいいだろうか)
エレン「まだかなぁ…」
トットットットットッ
エレン「…!」バクバク
ガチャ
エレン「!」
アニ「来てるね。けっこうけっこう」ニコ
エレン「なんだ!?」
アニ「?あんたこそ何さ」
エレン「いやっ…」
エレン(笑った!?なんで…どこに笑う要素がある?)
アニ「変な奴だね…まあいいけど」
間違えた
↑のいっこまえに
カンカンカンカンカンカン
モブ「晩飯終わりだ。片付けるぞ」
アニ(あああ…差し入れ食べ過ぎたせいで食べきれなかった…くそぅ)
エレン「ハァ…残りの自由時間がこんなに憂鬱なことはない…」
アルミン「大丈夫かいエレン?」
ミカサ「何かあったの?」
エレン「(そういえば言うなって言ってたな…)いや。なんでもねえ」
ミカサ「…?」
エレン「大丈夫だって。じゃあ、またなミカサ」ガタ
アニ「さて。そろそろ本題に入ろうか」
エレン「おっおう…座れよ」
ガチャ
アニ「…」キョロキョロ
エレン「…アニ?」
アニ「いないね。…いや、座るまでもなく終わるよ。聞きたいことは一つだけだから」
エレン「そうなのか!(だったらあの場で終わらせてくれよ)」
アニ「あんたね。…ミカサのこと、どう思ってる?」
エレン「ミカサは家族だ。それは昨日も言ったじゃねえか」
アニ「そう、その家族だよ」
エレン「?」
アニ「それって姉とか、妹とか…そんな感じ?」
エレン「ああ…どっちにもあてはまらないけど、まあ兄弟みたいなもんだな」
アニ「そっか」ニコ
エレン(…また笑った)
アニ「聞きたかったのはそれだけ」ドサッ
エレン「隣に来るのかよ。向かいのが近かっただろうに」
アニ「あんたがそう言うんならそれ以外はないだろうしね。私の勘違いだったみたいだ」スッ
エレン「おいアニっ、ちょっと!近いって…」
アニ「ん、なに?」ピトッ
エレン(えええこいつこないだからなんなんだよおおおおお)
エレン「」カクン
アニ「どうしたの?」
エレン「」クワッ
エレン(昨日の昼といいスキンシップ過剰じゃないですか!?そういうのは格闘術の訓練でだけにしとこうぜ!?)
アニ「…むふふ」ニコニコ
エレン「あっ…どうしたんだよ…(もたれかかってきてしかも微笑んでるんですけど!?)」
アニ「なんだっていいじゃない」ジィーッ
エレン「なんだよそれ…急にこれはおかしいだろ(そしてにらみつける攻撃!あーっと俺のぼうぎょりょくが一段階ダウン!)」
アニ「そうかな?」クルクルフリフリ
エレン「いやそうだろ(畳みかけるようにしっぽ…前髪をふる攻撃!!これで俺ののうりょくはボロボロかー!?)」
アニ「…なにさあんた、いつもより大人しいね?」
エレン「そ…そうか?(ハア…ハア…俺に休憩をください…)」
アニ「あぁ、もう我慢きかない…」スッ
エレン「おっおいっ(ちょおおおおおっと自分から腕の中に入り込まないで!まだハーフタイムなんですけど!?言ってみれば入れ替え先決めてる最中なんですけど!?)」
エレン(こんなくっついてくるなんておかしいでしょうが!…まさか、アニって俺のこと…)
アニ「んむ」パクッ
エレン「」
アニ「…」ンム
アニ「…」ジーッ
エレン「」
エレン(これが指をくわえて見てろってか?)
アニ「んむ」ジーッ
エレン(いや、指をくわえてるのを見てろってか?)
アニ「…?どおひたの?」
エレン「そりゃこっちのセリフだあああああああああああああああ」グイッ
ドン
アニ「…!」
エレン「うっ… !?」
寝る もうムリ
昼過ぎくらいに起きて
おそらく完結…まで書く
見てる人がいるならば
最後までお付き合いください
このアニはコニー並に頭が緩いな
>>261-262
そうなるとコニーは
恋人の前でさらに頭がゆるくなるのかな?
アニ「うあっ…エレン…」
エレン(突き飛ばしちまった…いやそこまではいい)
アニ「…//」モジッ
エレン(問題なのは、勢い余って俺まで飛んで…覆いかぶさる形になってることだ)
アニ「エレン…やるんだろう?今、ここで…ならおいでよ」バッ
エレン(そして何か勘違いしている人…両手を前に突き出して…あれだなそれはカモーンのポーズだな?)
アニ「さ、ほら…早く」
エレン(勘違いでもなんでもいい!)クワッ
アニ「…」パチッ
エレン(ここで行かなきゃ男が廃るってもんだろ!)
アニ「…」ウズウズ
エレン(エレン・イェーガー、本日これより…)
ガシッ
エレン(男にな)
キース「おい貴様ら」
エレン(れませんでした)
エレン「えっと…初めまして…リヴァイ…兄さん?」
リヴァイ「…ああ、よろしくな」チッ
エレン「はい…(感じ悪いなぁ)」
ミーナ「ちっさいおっさんは放っといていいよエレン」
エレン「あ…はい」
ミーナ「もう。久しぶりに会ったとはいえ、家族でしょ?なら敬語なんて使わないで」
エレン「ええと…、うん。わかったよ…ミーナ姉さん」
ミーナ「よし!いい子」ワシャワシャ
エレン「あああちょっと」ワシャワシャ
アニ(あいつすっかり下の子グループの一員だね)
アニ「ホントに個性豊かだよね」
エレン「何がだよ」
アニ「あんたの兄弟さ」
エレン「お前の兄弟でもあるだろ」
アニ「まあそうだけど、血のつながりはクリスタとしかないよ?」
エレン「ああ…それはそうだろうけど」
アニ「でさ」
エレン「なんだ?」
アニ「あんたはいつまで私の部屋にいるつもり?もう11時半なんだけど」
エレン「あ…ああ、もうそんな時間か」
アニ「私もうそろそろ寝るから出てってほしいかな」
エレン「(サインもしてこねえしなぁ)…そうだな、そろそろ俺も寝るわ」
アニ「そうかい。おやすみ」
エレン「ああ…また明日(疲れてんのかな…)」
9月~日
今日はエレンがバイトだったので打ち合わせはなし。
ただ、バイト終わりにエレンが家にやってきた。
空いた部屋があるからそこに住むらしい。
いろいろ面倒くさいなぁ、部屋にいつまでも居座ってくるし。
アニ「…よし」
アニ「寝よ」バサッ
アニ「…zzZ」
アニ「…zzZ」
ガチャ
ソーッ…
アニ「…zz?」
キョロキョロ
アニ(…1時か。こんな時間に…電気のリモコンは、こっちだね)スッ
ソーッ…
アニ「こら、誰だい」カチッ
パッ
クリスタ「ひゃっ」ビクッ
アニ「あれ、クリスタ?」
クリスタ「あう…」
アニ「こんな時間まで起きてて明日おきられるのかい?」
クリスタ「お姉ちゃんには言われたくないよ」
アニ「それもそうか。で、どうしたのさ?」チョイチョイ
クリスタ「あのね、あの、怖いお兄ちゃんがね」!タタタッ
アニ「うん」
クリスタ「お姉ちゃんが寝てから、この部屋のドア前で何分かおきにうろうろしては帰り、うろうろしては帰りを繰り返してたから…」ギュ
アニ「えっ」
アニ「なにそれ怖い」
クリスタ「だから今、いない時を見計らって私が飛び込んできたの!」
アニ「そっか…何のために?」
クリスタ「そりゃもちろん、お姉ちゃんを守るためだよ!」ドン
アニ「(可愛い)へえ、頼もしいね。でも、どうやって助けてくれるの?」
クリスタ「簡単だよ!股のとこコーンって蹴ってやればいいの!」
アニ「そうだね、それなら撃退できるかもね」
クリスタ「なんかグニョってして足が気持ち悪くなるけど気にしないよっ」
アニ「ハッ…駄目。穢れてしまうからもう蹴っちゃ駄目」
クリスタ「ええっ!?それじゃあ学校でよくからかってくるスプリンガー君に対抗できなくなっちゃうよ!」
アニ(この子結構おてんばだね。でもそこが可愛い)
アニ「そういうのは抑止力に使うんだよ」
アニ「いきなり実行するんじゃなくてね、足の辺りを蹴って私は蹴れるんだぞ、ってことを主張しておけばいいのさ」
クリスタ「…んー?」
アニ「要するはやめないと金玉蹴っ飛ばすぞって言っとけば足蹴ろうとしても相手はビビるってことだよ」
クリスタ「!!さすがお姉ちゃん!次から試してみるね」
アニ「そうしなよ。じゃあ私はそろそろ寝るね」ナデナデ
クリスタ「うん、おやすみー」バサッ
アニ「…」
クリスタ「なに?お姉ちゃん?」
アニ「あんた、ここで寝るつもり?」
クリスタ「当初の目的はお姉ちゃんを守ることだもん!」ドン
アニ「そうだったねぇ。じゃあ、ほどほどに頼んだよ」
クリスタ「はい!」
クリスタ「…zzZ」
アニ(あれだけ言っておきながら、先に寝息を立てる辺りやっぱり可愛いね)ギュッ
アニ「…」
アニ(私も寝よ…)
アニ「…zzZ」
アニ「…zzZ」
アニ「んあ…まだ0時か…ん?」
アニ「あれ、パソコン電源つけっぱで寝ちゃったっけ…」
アニ「…!?誰が私のパソコンいじってんの…?」
パソコン「進撃の巨人キャラとの関係ったー」
アニ「…」カタカタ
アニ(って…あれ私じゃないか…なんでパソコンの前に?)
ポチッ
アニ「…ハハハッ。笑わせてくれるね」
アニ(これは…あの日?)
アニ(そういえばそうだ。あの変なサイトを見てからおかしくなってるんだ)
アニ「グリシャって誰なんだろ。まあさっさと寝よう」
アニ(こっちの生活も悪くはないけど)
アニ(帰らなきゃ。私にはあっちでやることがある)
アニ(お父さんとの約束…)
アニ「…zzZ」
クリスタ「…」
アニ「…お父さん…」
クリスタ「…!」
アニ「ん…zzZ」
クリスタ「…っ」ギュッ
アニ「…zzZ」
クリスタ「…zzZ」
アニ「んあ…」
アニ「…」キョロキョロ
アニ「あれ、パソコン…どこ?」
クリスタ「…zzZ」
アニ「クリスタ…朝だよ。起きな」ユサユサ
クリスタ「…ちょーそんなブラブラさせたらあかん」
アニ「寝言言ってないで、ほら」ユサユサ
クリスタ「押すなよ?ぜった…んみゃ?あ…」
アニ「起きたね。おはよう」
クリスタ「おはよぉ」ファー
クリスタ「お姉ちゃんって、今日学校休み?」
アニ「そうだね。土曜は隔週だから今日はないよ」
クリスタ「よかった。じゃあ一緒に行きたいところがあるの」
アニ「いいよ。どこだい?言ってごらん」
クリスタ「ホントのお父さんのところ!」
アニ「えっ」
クリスタ「久しぶりに会いに行こうよ」
アニ「…なんでまた急に」
クリスタ「あっ…なんだか無性に会いたくなってきたの。たまにはいいでしょ?ね?」
アニ「…」
アニ(私がホントのお父さんとやらに会ったところで…金髪の人なんでしょ?)
アニ(だったら私の本来のお父さんは金髪じゃない…んだから、そいつはどうせ単なる赤の他人だろう)
アニ(会っても気まずいだけだ…本来とかホントとかややこしいなぁもう)
クリスタ「…ダメ?」
アニ「…」ハァ
アニ「しょうがないね、じゃあ行こうか。住所とかは覚えてるの?」
クリスタ「! やった!」
アニ(あの顔で頼まれては仕方ない)
クリスタ「もちろん!じゃあ早速電話してくるね!」ドタタタタタ
アニ「おじさんにはなるべく見つからないようにするんだよー」
エレン「…ふぁー」
ベルトルト「あ、おはようお兄ちゃん!久しぶり!」ヌッ
エレン「うわっデカッ」
ベルトルト「…お兄ちゃんもやっぱり僕よりは小さいんだね」
エレン「相変わらずお前、家では寝てばっかりいるのか?」
ペトラ「昨日エレンくんがきた時点ではもう寝てたよ」
エレン「ええ…まだ8時とかだったじゃないですか…そりゃでかくなるわけだ」
ベルトルト「僕もね、好きでこんなに大きくなったわけじゃあないんだよ」
エレン「そっそうなのか?だったらすまんな」
ミーナ「確かに、昔から7時ごろには眠たそうにしてたもんねぇ。そして朝は寝坊」
ベルトルト「もう、最近はしないんだから許してよお」
グリシャ「そうだな。寝る子は育つ、だ。見習うんだぞリヴァイ」
ミーナ「おっさんはもうムリだよ!あははは」
ベルトルト「まあこの結果に対して満足してないわけではないんだけどね」フッ
リヴァイ「」イラッ
アニ「あっちだね。4番ホーム」
クリスタ「うん」
アニ(電車に乗るなんて…本当に久しぶりだ!)ウキウキ
アニ(ホント、壁の中の未開具合にはほとほと驚かされたしね…)
アニ「…♪」
クリスタ(よかったぁ…お姉ちゃん、楽しそう)
ガコッ
シューン
クリスタ「着いたね」
アニ「…そうだね」
クリスタ「えっと、出口は…3番だったかな」
アニ「うん、あってるよ」
ピンポーン
アニ「…」
クリスタ「…」
アニ「出ないね」
クリスタ「電話した時は家にいるって言ってたんだけどなぁ…」
アニ「んー…」
クリスタ「もっかい押してみよっと」ポチ
ピンポーン
アニ「…」
クリスタ「…」
アニ「駄目だね」
クリスタ「ドア開いてたりしないかな?」
アニ「そんなはずは…」スッ
ガチャ
アニ「開いてたわ」
クリスタ「入ろう!」ダッ
アニ「ああこら、クリスタ!」
クリスタ「私たちなら勝手に入っても大丈夫だよ。お父さんを探そう」ダッ
アニ「ちょっと、もう…」
アニ「これじゃ私はクリスタを探す羽目になっちまったよ」
アニ「…」スタスタ
アニ(ここは…居間、かな?)
アニ「ん…」
パソコン「」
アニ「パソコン…」
アニ「なんだか、その予感しかしないね」スッ
パッ
パソコン「進撃の巨人キャラとの関係ったー」
アニ「…やっぱり」
アニ「んー、これをどうするべきか」
アニ「…」
アニ「消そっか」
アニ「左上のバッテン押したらいいんだっけ?」ポチッ
パソコン「」
アニ「よし。消えたね…これで…」
アニ「…」
アニ「何も起こらないか。そりゃそうだよね」
グラッ
アニ「あれっ…」
ポスッ
アニ「なんだか急に、眠気が…」
グワグワグワグワグワグワ
アニ「う…もう、起きて…られない…」
アニ「…zzZ」
サアアアアアアアアアアアアアアアアアア
クリスタ「ん~…、広すぎて見つからないなぁ…」
クリスタ「どおー?お姉ちゃん、見つかったー?」
シーン
クリスタ「…」
クリスタ「お姉ちゃーん?」
クリスタ「…どうしたんだろ?」
アニ「ハアッ、ハアッ、ハアッ、ハアッ」
アニ(呵責の念でついエレンを庇ったけど)
アニ(こんなに走らされるとは思ってなかった…)
アニ(サシャも盗みに失敗してたとき、こんな感じで走ってたのかな?)
アニ(…私は晩飯抜きにまではなってないからまだマシか)
アニ「…ん?」
アニ「!? おい!」
アニ「誰…? って、私!?」
アニ「ちょっとなんで私がここにもう一人いるのさ?」
アニ「それは私の台詞だよ!しかもそれ私の服だし!」
アニ「あんたも私の制服着てるでしょうが」
アニ「これ着ろって言われたんだから仕方ないじゃないの」
アニ「ああ、今わかった。あんたって、…あれだね?」
アニ「…何?」
アニ「弟にベルトルトがいて、妹にクリスタがいて…そんな私でしょ」
アニ「そうだけど、それが何さ」
アニ「いやね。あんたの住んでるとこにさっきまで居たんだよ私」
アニ「え!!じゃああんたはここの人なの?」
アニ「そうだね。雰囲気からして間違いないね」
アニ「じゃあどうやって戻ってきたって言うの?」
アニ「パソコンがあるだろう?あれに立ち上がってたブラウザを消してやれば帰れたよ」
アニ「そうなんだ…なら、パソコンを探さなきゃ」
アニ「…だけど、それはほぼ不可能だろうね」
アニ「えっ、なんでさ!?」
アニ「ここらは電気すら通ってないんだよ?そんなとこにパソコンがあると思う?」
アニ「うっ… あ、それ!」
アニ「どうしたの?」
アニ「あんたの服のポケット!そこに私の携帯がある」
アニ「携帯…?ああ、これだね」スッ
アニ「それでそのブラウザとやらを消してやれば…」
アニ「無理だね。だって私あっちにいる間一回も充電してないんだよ?」
アニ「反対のポケットに予備のバッテリーがある」
アニ「へえ。準備がいいね。じゃあ電源入れようか…」
アニ「…?早くつけなよ」
アニ「入れ方、わかんない」
アニ「ああもう!私がやるよ」サッ
アニ「…そうやってつけるんだ。ふーん」
アニ「これで…なんてサイト消せばいいの?ってあっ」
スマホ「進撃の巨人キャラとの関係ったー」
アニ「勝手に立ち上がったね」
アニ「これを…」
アニ「あ、待った」
アニ「今度はなに?」
アニ「服を変えてから行こうよ。それ私あんまり持ってないから持ってかれると困るんだよね」
アニ「…そうだね。ちょっと更衣室行こうか」
スタスタスタスタ
アニ「…」
ベルトルト「あ…アニだ。おーい…」
アニ「…」
ベルトルト「!?」
ベルトルト「お姉ちゃんプレイをしたと思ったら分裂できるようになったっていうのか…!?」
ベルトルト「アニ…恐るべし!」
アニ「はい、これ制服…ってうわっ」
アニ「なに?」
アニ「あんたの体生傷が絶えないんだけど」
アニ「あんまり要領がよくないみたいでね、わりと怪我しちゃうんだよ」
アニ「それって、やっぱり訓練?」
アニ「うん」
アニ「…大変だね」
アニ「あんたに心配されることじゃないよ。ほらさっさとよこしな」
アニ「ああ…」
アニ「よし、じゃあもう消していいよ」
アニ「せっかちだね。なんか言っとく事はないの?」
アニ「あー、じゃあ…そうだねぇ…クリスタによろしく言っといて」
アニ「わかったよ。それじゃあね」
アニ「もう会うことはないだろうけど」
アニ「私もできればもう会いたくないよ」ポチッ
サアアアアアアアアアアアアアアアアアア
クリスタ「うぇっ…ひっぐ…」
クリスタ「お姉ちゃあん…どこ行っちゃったの…?」
クリスタ「…」キョロキョロ
クリスタ「お姉ちゃーん…」グスッ
ゴスッ
クリスタ「!?」
クリスタ「お姉ちゃん!?」
アニ「」
クリスタ「居た!」ギュッ
クリスタ「…」
クリスタ「気絶してる。頭打ったのかな?」ガシッ
アニ「」
クリスタ「ソファーの上に乗せとこ。んしょ…お姉ちゃんは軽くていいや」
ガチャ
金父「…?見慣れない靴が二足」
クリスタ「!!お父さん!」
金父「おお!クリスタ…!しまったな…買い物に行ってる間に着いてしまっていたか」
クリスタ「久しぶり!」
金父「久しぶりだな…」
アニ「」
金父「…で、そのアニはどうしたんだ?」
クリスタ「どっかで頭打ったのかも」
金父「そうか。起きたらみんなでケーキ食べような…」
クリスタ「やった!」
アニ「…んあ?」
クリスタ「それでねぇそれでねぇ…」
金父「ハハッ、アニも大変だなぁ」
アニ「ん?」
クリスタ「あ、お姉ちゃん起きた?お父さんだよ!」
アニ「えっ…?」
金父「久しぶりだな」
アニ「! お父さん!」
ガタンゴトン ガタンゴトン
アニ「…ハアー」
クリスタ「もうじき家に着くよ」
アニ「そうだね。今日明日はゆっくり休んでようかな…」
クリスタ「だいぶ疲れてるみたいだもんね?」
アニ「そりゃもうたくさん走ったからね…」
クリスタ「? お姉ちゃんが走るなんて珍しいね」
アニ「ああ。久しぶりに帰ってきた気がする」ポスッ
アニ「ベッドがふかふかだぁ…やっぱ布団はこうでなくちゃ」
アニ「…あっちの私は、元気でやってるかなぁ…」
アニ「…」
アニ「たくましそうだったし、大丈夫だよね?」
トントン
アニ「…?どうぞ」
エレン「入るぞ」
アニ「え…え!?エレン!?」
エレン「なんだよ。なんでそんな驚いてんだ?」
アニ「なんでってこっちが聞きたいよ!なんでうちにいるのさ!?」
エレン「はあ?昨日から俺、ここに住むことになっただろうが」
アニ「なんでそうなるのさ!」
エレン「よくわからねえ奴だな…」
アニ「…もういい。今日は疲れてるから…寝る」
エレン「あっ…今日もなのかよ…」
アニ「おやすみ」
エレン「…おやすみ」
クリスタ「~っ」ムッスリ
エレン「何してるんだクリスタ?」
クリスタ「徘徊男からお姉ちゃんを守ってるの」
エレン「へ、へえ。そんな物騒な奴がいるのか」
クリスタ「最近家に住み着いちゃって困ってるの」ギロッ
エレン「そうか。なら俺もそいつの撃退に手伝ってやるよ」
クリスタ「えっ」
クリスタ(こいつ…皮肉が通用しないの?)
エレン「アニの助けになることならやりたいしな」
クリスタ「…」ジーッ
クリスタ(…いや、そうしてくれてた方がお姉ちゃんの危険が少なくなっていいかも?)
クリスタ「いいよ。じゃあそこにいて」
エレン「よっしゃ」
クリスタ「…」ジーッ
エレン「なあクリスタ」
クリスタ「なに?」ムスッ
エレン「その徘徊男ってのの特徴を教えてくれよ」
クリスタ「えっ」
エレン「その方が撃退しやすいだろ?」
クリスタ「そうだけど…そうだね、まずは…顔が怖い」
エレン「ほう」
クリスタ「そんでね、この家に住んでる。一番の新参だよ」
エレン「それは聞いたな」
クリスタ「あとは…お姉ちゃんと、付き合ってるかな」
エレン「なに!?俺以外にも付き合ってるやつがいるのか!?」
クリスタ「ええぇ…」
クリスタ(ここまで言ってもわからない人も逆に珍しいよね)
アニ「さて…」
アニ「帰ってきたは良いんだけど」
アニ「もう遅い時間だし。寝ようかな」
クリスタ「アニ!」
アニ「あ…」
クリスタ「罰則受けて走らされてたんだよね?ほら、お水」
アニ「クリスタ…ありがと。でも私は大丈夫だよ」
クリスタ「…?確かに走ってた割には疲れてなさそうだね」
アニ「うん(私が走ってたわけじゃないしねにしても可愛い)」ギュッ
クリスタ「あっアニななななななななに?」モジモジ
アニ「ああ…そうだった。ごめんね?」
クリスタ「ううん…別にいいよ」
クリスタ(アニいい匂いだったなあ…何かに目覚めちゃったかも…)
アニ「じゃあ寮に戻ろうよ」
クリスタ「! うん!」
ガチャ
アニ「…」
ミーナ「あ、お帰りアニ!」
アニ「ただいまミーナ」
ミーナ「…今日はもうお姉ちゃんって呼ばないんだね」
アニ「え?」
ミーナ「呼ばれてる時は恥ずかしかったけど…いざ言われなくなると寂しいなぁ~」
アニ「何言ってんのさ…もういい時間だから私は寝るよ」
ミーナ「あ、うん。おやすみ」
アニ「おやすみ」
アニ「…zzZ」
アニ「ん…」
アニ「…」
アニ(そっか…もうクリスタは妹じゃないから起こしてくれやしないか…)
ダッダッダッダッダッダ
ドム
アニ「ごっ」
クリスタ「こらアニ!いくら昨日疲れたといっても寝坊は良くないよ?」
アニ「いや…起きてたよ…」
クリスタ「え…ホントに?…ごめんね?」
アニ「いや、いいよいいよ」ギュッ
クリスタ「ひゃっ」
アニ(この子はどこであろうと変わらない可愛い…!)
ガヤガヤ ガヤガヤ
ベルトルト「あっ!アニ…」
アニ「ん、ベルトルト」
ベルトルト「…じゃなくて、お姉ちゃん!」
ライナー「!?」
マルコ「!?」
アニ「」
アニ「…あんた、ふざけてんの?」
ベルトルト「そんな!僕はいたってまじめだよ?お姉ちゃん?」
ベルトルト(さあこないだみたいに僕をナデナデしてよ!)
アニ「」イラッ
ヒューン
アルミン「おお、何かが空を飛んで行くよ」
ミカサ「何かしら。とても大きい…幅が2m近くはある。鳶だろうか?」
アルミン「かもね。エレンも見れたらよかったのにね」
ヒュー…
アルミン「獲物を見つけたのかな?急降下していくよ」
ミカサ「普段は見れない瞬間に立ち会えた。とてもうれしい」
アルミン「そうだね」
ドゴーン
カンカンカンカンカンカン
モブ「今日も訓練終わりだ。飯食うぞ」
アニ「ああ…今日もよくサボった。うん」
エレン「なあ、アニ」
アニ「…ん?なんだい?」
エレン「ここいいか?」
アニ「えっ」
アニ「なんでさ。ミカサやアルミンたちと食ってればいいだろう」
エレン「いや…な?えっと…」
アニ「?」
エレン「ほら!よく考えてみたら俺な、アニのこと…格闘術くらいしか知らねえんだよな」
アニ「うん、それで?」
エレン「だから、もっと一緒にいて…アニのこともっと知りたいんだ//」
アニ「」
ミカサ「…」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
アニ「もうやだこいつら」
おわり
今回は
長い割にアニとクリスタが可愛いだけのSSになってしまった
次は
ちゃんとしたものを書きたい
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