※バレあり
---壁上 砲台整備終了後
サシャ「だからー、前も言ったじゃないですか」シャクシャク
ミーナ「」ズキンズキン
サシャ「がっつくからそうなるんですって」シャクシャク
ユミル「サシャあ・・・」
ミーナ「痛いの・・・」
サシャ「ほっときゃ治りますよ」シャクシャク
ユミル「体が芯から冷えてきた・・・」
ミーナ「ユミル・・・私を暖めて・・・!」ギュゥ
ユミル「ミーナ・・・!」ギュゥ
サシャ「何やってんですか」シャクシャク
ジャン「・・・ほんとに何やってんだ、お前ら」
ミーナ「愛を確かめ合ってるの」ギュゥゥ
ユミル「ほんと無粋だな、お前は。馬と共食いして死ね」ギュゥゥ
ジャン「何でそこまで言われなきゃいけないの、俺」
サシャ「要約すると、かき氷がっつきすぎて体が冷えちゃったんですね」
サシャ「で、頭も痛いからジャンに八つ当たりしてるんですね」
ジャン「どこら辺が要約なのかさっぱり分からん」
サシャ「もっと要約すれば休憩中ってことです」
ジャン「サボってんのか。珍しい組み合わせだな」
ユミル「クリスタは何か教官に呼ばれたんだよ。戻ってくるの待ってるんだ」
ミーナ「アニも右に同じ」
サシャ「ジャンももう砲台整備終わったんですか?」
ジャン「ん、ああ。今終わった」
ミーナ「じゃあ、サボリ組に入れてあげよう。座りたまえ」ペシペシ
ジャン「別にいらねーよ」
ユミル「・・・」ペシペシ
ジャン「いや、もう戻・・・」
サシャ「・・・」ペシペシ
ジャン「・・・まあ良いか」
ジャン「かき氷って、随分珍しいもん食ってんな」
ミーナ「サシャがね。裏ルート持ってるらしいよ」シャクシャク
ジャン「なんだそりゃ」
ユミル「商会と直接取引してるんだとよ」
サシャ「まあ、私の人脈を持ってすればチョロいですよ、これくらい」
ジャン「何してんだお前」
サシャ「食料調達で商店街に出入りしてるうちにですね、なんか仲良くなりまして」
ミーナ「分かる気するわー、サシャおっさんに可愛がられそう」
ユミル「愛玩動物的にな」
サシャ「」ドヤァ
ジャン「今の誉められたうちに入んのかよ」
サシャ「ひねくれてますねー、ジャンは。そんな事言う人には分けてあげません!」
ジャン「いらねって」
サシャ「またまた、そんなこと言って!貴重品ですよ!甘いですよ!ほれほれ!」グイグイ
ジャン「ぶふっ!やめ・・・おい!押し付けんなって・・・冷てぇ!おい!!」
ジャン「・・・甘ーい・・・」シャクシャク
サシャ「人間素直が一番ですよ」ドヤァ
ミーナ「もう今年は食べ納めだねー」
ユミル「風が冷たくなってきたしな。お陰でまだ寒い」ブルブル
サシャ「昨日は雨降りましたしね。秋雨の度に涼しくなりますからねー」
ユミル「サシャ、お前寒くないの?」
サシャ「平気でーす」
ジャン「俺もすこし寒くなってきたな」シャクシャク
ミーナ「やだ、ジャンも人肌で暖めて欲しいの?」
ユミル「きっも、近寄んなセクハラ野郎」
サシャ「砲台用の雑巾にでもくるまっててください」
ジャン「なんも言ってないだろうが!」
ミーナ「ねー、ジャンの実家ってどこら辺?」
ジャン「あ?実家?あー・・・北東寄りの・・・ほら、あの時計台の近くだ」
ミーナ「あー、じゃあ家とは全然場所違うんだ」
ジャン「近けりゃ顔くらい見かけたことあるはずだからな」
サシャ「ちゃんと親御さんに顔見せてますー?」
ジャン「んだよ、ババくせえこと言いやがって」
ユミル「まだ反抗期か」
ジャン「ふざけんな。近いと逆に一々顔出したりしねーよ」
サシャ「そんなもんですかー」
ユミル「お前も実家に帰らねーな。全然」
サシャ「まあ、帰ってくるなって言われてますからね」
ジャン「何したんだお前」
サシャ「素直に生きてただけです」
ミーナ「・・・あー・・・」
ジャン「・・・そうか・・・」
ユミル「事情は分からないけど、納得はした」
サシャ「あ、あれエレンとコニーじゃないですか?おーい」ブンブン
ミーナ「えー、どこ?」
サシャ「ほら、補給所のとこ。こっちに気付かないですかねー」ブンブン
ジャン「んー?あー、あれか。お前良く見えたな」
ユミル「あー、見えた見えた。何となくこっちは向いてるけど、気付いてないな」
ミーナ「まだどこか分かんない。とりあえずおーーい」ブンブン
サシャ「気付いてくださいよー、おーーーーい!!」ブンブンブンブン
ミーナ「やっと見つけた!おーーーーーい!!」ブンブンブンブン
ジャン「ぶふっ、どんだけ必死なんだよw」
ミーナ「あ、気付いた気付いた。やっほーーーー!」ブンブンブンブン
ユミル「ひひっ、あっちも全身で手を振ってやがる」
ジャン「アホ同士楽しそうだな、お前ら」
サシャ「あ、ミカサも来た」
ジャン「おーーーーーい!!!ここだぞ、ミカサぁーー!!!!!」ブンブンブンブンブンブンブンブン
サシャ「私、ジャンにだけはアホって言われたくないって最近思うんですよね」
ミーナ「ね」
ミーナ「体あったまってきたから、風が気持ちいー」
ジャン「もう秋晴れって言って良いのか?空が高くなったな」
ユミル「固定砲整備はこれが良いよな。眺めが良いから気分がスッキリする」
サシャ「超大型巨人もこんな景色見てたんですかねー」
ミーナ「ちょw、なにサシャその発想」
ユミル「バカが何か言い出したぞw」
サシャ「やー、高いところって景色が良いじゃないですか」
サシャ「私たちは2mもいかないとこの風景しか見えないけど、巨人ならけっこう遠くまで見渡せるんじゃないかなーって」
ジャン「巨人が風景なんか気にするか?」
サシャ「さあ」
ミーナ「人間食べることしか考えてなさそうだけどねー」
ユミル「・・・そんな余裕なかったけどなあ」ボソッ
ジャン「ん?」
ユミル「ん?」
ミーナ「じゃあ何?大型の巨人ほどいい眺めってこと?」
サシャ「3m級よりは10m級、10m級よりは15m級、ってことですかね」
ジャン「なあサシャ」
サシャ「なんですか?」
ジャン「お前、喋る時に脳みそ使ってるか?」
サシャ「失礼な人ですね」
ミーナ「その理屈でいくと、背が高い方が巨人の気持ちに近づけるってことだね!」
ユミル「理屈なんて今までの会話で出てきたか?」
ジャン「ミーナまでサシャに取り込まれやがった」
ミーナ「だからぁ、私よりはサシャ、サシャよりはユミル、ユミルよりはジャンの方が巨人が見てるものが見えると」
ユミル「誤差じゃねーかw」
ジャン「何言ってるのかさっぱり分かんねぇ」
サシャ「となると、一番巨人に近いのはやっぱベルトルトですね」
ミーナ「ジャンより20cmくらい高いんじゃない?」
ジャン「ん?ああ、そんなもんかもな」
ユミル「ほら、噂をすればなんとやらだぞ。約2m級巨人が2体来やがった」
サシャミナ「「おーーーーい!!!」」ブンブンブンブン
ユミル「またそれかよw」
ベルトルト「・・・ねぇ」
ライナー「何だ?」
ベルトルト「何かすごい勢いで手を振られてるんだけど」
ライナー「何だありゃ?サシャとミーナか」
ベルトルト「もう壁から落ちんばかりの勢いだよ」
ライナー「何であんなテンション高いんだ」
ミーナ「い、いらっしゃーい」ゼェゼェ
ユミル「息切れるほど頑張るなよw」
ライナー「何だ。何か用か?」
サシャ「えっと、ベルトルトに聞きたいことがあって!」ゼェゼェ
ベルトルト「何?」
サシャ「あの、えーっと、教えてください、巨人の気持ち!」ゼェゼェ
ベルトルト「え!?」
ライナー「お前ら、何を・・・」
ミーナ「あのね、20cm分なの!」ゼェゼェ
ライベル「「は!?!」」
ジャン「おい、こいつらの言うことまともに聞かなくても良いぞ」
ユミル「もう何言ってるのか自分たちでも分かってないな、まず息整えろ」
ベルトルト「え!?な、なに?きょ、巨人?え、気持ちって。え?20cm?え?え?」
ユミル「ベルトルさんもキョドり過ぎだろw」
ライナー「・・・落ち着け。多分大した話じゃない」ポン
サシャ「・・・という訳でー」
ミーナ「より背が高い方が巨人の気持ちが分かるんじゃないかと言う」
サシャ「仮説を建てた訳です!」
ベルトルト「えー・・・そんなこと言われても・・・」
ユミル「足下ぐらっぐらな仮説だな」
ジャン「つーか、巨人に気持ちなんてあるのかよ」
ライナー「本気で言ってんのか?それ」
ミーナ「本気かと言われると、本気じゃないね!」ドヤァ
サシャ「あ、ミーナさくっと裏切りましたね」
ベルトルト「・・・サシャはどうしてそんなこと思ったの?」
サシャ「んー・・・話が豪快に逸れていったんですけど、最初はぁ・・・」
サシャ「説明が難しいですね。まあまあ、目の前見てくださいよ!」
サシャ「昨日の雨が塵を流してくれたお陰で、景色がいつもより鮮やかじゃないですか!こう、すこーーーんと視界も開けて」
ライナー「あー、まあそうだが」
サシャ「そうそう。私たちは壁に登らない限りこれは見えないんですけど、超大型巨人なら」
ベルトルト「」ビクッ
ライナー「(いちいち反応するな)」ボソッ
サシャ「そんなことしなくても好きなように見えるんだなーって思って」
ベルトルト「・・・景色なんて考えたこともなかった」
ジャン「普通んなこと思いもしねーよ。バカならではだな」
サシャ「自由な発想が将来の大発明を生むんですよ」
ミーナ「・・・まあ、普通の巨人は知らないけど、鎧と超大型は知性がある可能性ありって報告書あったね」
ジャン「きょうはそらがきれいだなー、って鎧と超大型が胡座組んで風景見てるってのか?」
ユミル「すげーシュールだな、それ」
ミーナ「ジャンの発想も大概だよね」
ジャン「一緒にすんな。乗っかってやっただけだ」
サシャ「・・・どうしたんですか?2人とも押し黙っちゃって」
ベルトルト「・・・・・・」
ライナー「え!?い、いや余りに突飛な発想でな!頭がついていかん!」ハハハ
ジャン「だよなー。サシャ、お前ちょっと黙ってろ」
サシャ「えー、そんなぁー」
ベルトルト「・・・多分だけど、鎧も超大型もそんなこと考えてないんじゃないかな」
ライナー「(・・・おい)」ボソッ
ユミル「何だ、サシャの寝言に付き合ってやんのか」
ベルトルト「えっと、知性が・・・その・・・仮にあったとしても、もう必死で景色どころじゃないと思うよ」
ライナー「(やめろって)」ボソッ
ベルトルト「(大丈夫)」ボソッ
サシャ「そうなんですかねー。壁より大きいんだから、必死になる必要も無さそうですけどねー」
ミーナ「ちょんって蹴っただけで扉壊しちゃったんでしょ?」
ジャン「当時は固定砲も碌に整備されてなかったしな。敵なしだろ」
ベルトルト「んー・・・そうなんだけどね」
サシャ「それでもやっぱり、いっぱいいっぱいだったんですかねぇ」
ベルトルト「何となくね。そうかなって」
サシャミナジャン「「「ふぅん・・・」」」
ユミル「・・・大したこと言ってないのに、妙に説得力あるな」チラッ
ベルトルト「え!?そ、そう?」
ユミル「・・・・・・」ジー
ベルトルト「・・・・・・」ニコニコダラダラ
ユミル「・・・まあ良いか」フイッ
ライナー(・・・心臓がキュッてなった・・・)
ライナー「まー・・・何にしてもだ。あんまり暢気なこと言ってると、足下掬われるぞ」
ミーナ「今この瞬間に超大型が現れるかもって?」
ライナー「そうだ」
ジャン「そりゃ可能性はな。・・・本音は俺が内地に行くまでは出てきて欲しくないがなー」
ユミル「お前、本音とか建前とか知ってたのか」
ジャン「目ぇ見開いて驚くな。殺すぞ」
サシャ「これだけ気持ちが良いと、ついそんなこと忘れちゃいますね」
ライナー「サシャはちょっと腑抜けすぎだ」
サシャ「うー・・・ごめんなさい」
ベルトルト「・・・サシャの気持ちも分かるけどね・・・」ボソッ
ライナー(ちょ!お前もう黙っとけ!!)
サシャ「今日はなんだか気が合いますね!」
ベルトルト「え?そ、そうかな」
サシャ「こんな日は巨人だって秋風を堪能するんですよ!」
ベルトルト「あー・・・そうだね。うん」
ライナー(もおおぉぉお黙って!お願いだから!後生だから!!)
ジャン「ほんっと暢気だな、お前ら」
サシャ「そんなことないですよぅ。私たちのカンがそう言ってるんですよ」
サシャベル「「ねー」」
ミーナ「やだ、今ベルトルト可愛かったんだけどw」
ライナー(心臓が!心臓が痛い!!動悸が早すぎて痛い!!)
ミーナ「あっ、あれアニとクリスタじゃない?」
ユミル「やーっと解放されたか。んー・・・あれ、マルコも一緒だな?」
ジャン「お、ほんとだ。俺壁降りるわ」
ミーナ「じゃあ、先行くねー。サシャ、ごちそうさま!」パシュ ヒュン
サシャ「はいはーい」ヒラヒラ
ユミル「私も行くわ。じゃあな」パシュ ヒュン
ジャン「じゃあなー。ごっそさーん」パシュ
サシャ「ちょっと待った」
ジャン「何だよ」
サシャ「まさか、貴重な食べ物を頂いておいてごちそうさまの一言で済ます気じゃないでしょうね?」
ジャン「無理矢理食わせたくせに・・・!チッ、分かったよ。今度なんか奢ってやるよ!」ヒュン
サシャ「はーい、どうもー」ヒラヒラ
ライナー「・・・・・・」
ベルトルト「・・・・・・」
サシャ「・・・・・・」
ライナー「・・・えーっと、俺たちも行くわ」
サシャ「あっ、はい。ライナー、なんか消耗してませんか?」
ライナー「気のせいだろ」パシュ
ベルトルト「サシャ」ポン
サシャ「はい?」
ベルトルト「今日の晩ご飯のパン、あげるね」ナデナデ
サシャ「えっ?」
ベルトルト「じゃあね。また後で」パシュ ヒュン
サシャ「・・・はあ、どうも」
ライナー「・・・・・・」ヒュン
サシャ「・・・・・・」ヒラヒラ
サシャ「え、なんで?」
サシャ「・・・まあ、いっか・・・」
サシャ「・・・パァンっ♪、パァンっ♪」
おしまい
おまけ
ライナー「お前・・・ほんと勘弁してくれ、ああいうの・・・」
ベルトルト「ご、ごめん」
ライナー「不自然なくらい手に汗かいたぞ・・・ユミルもなんか見てたし・・・」
ベルトルト「いや、でも何か巨人の気分なんて変なこと言うよね、サシャも」
ライナー「お前、理解してもらえたとかバカなこと考えてないだろうな」
ベルトルト「まさか。そんなこと思う訳ないよ」
ベルトルト「・・・ただね、その日はあんまりいい天気じゃないと良いなーって思った」
ライナー「おい、あんまり感情移入するなよ」
ベルトルト「ライナーにだけは言われたくないよ」
ライナー「・・・天気なんかじゃ結果は何も変わらんぞ」
ベルトルト「分かってるよ。・・・ちょっとそう思っただけ」
おしまい
短いけどおしまい。
あんな何も遮るもののない壁の上で遊んだら絶対楽しいと思う。
乙ありがとう!
今まで
エレン「アルミン!レポート手伝ってくれ!」
エレン「夏の日」
ミカサ「夏の日」
ベルトルト「アニ?」アニ「」ビクゥッ
ってやつ書いたので、良かったらそちらも。
小ネタ1個
---休日 女子寮
ユミル「ミカサ、いるか?」
ミカサ「どうしたの?」
ユミル「今ひま?お前の立体機動の腕を見込んでやってもらいことがあるんだけど」
ミカサ「今?今日は休みだけど」
ユミル「いまいま。よし、まずは立体機動装置の調達だ」
ミカサ「無断使用すると後から・・・」
ユミル「大丈夫大丈夫。ほんのちょびっと使うだけだから」
---男子寮 屋上
ユミル「いいか、さっき説明した通りだ」
ミカサ「うん・・・」
ユミル「ターゲットはこの並びの2階だ。で、これが得物だ」
ミカサ「何?これ」
ユミル「連射可能なシロモノだよ。高かったんだぜ」
ユミル「よし、台詞は覚えたな」
ミカサ「まあ・・・一言だけだし」
ユミル「じゃあ、私は下で待機する。作戦完了次第すぐに合流だ」
ミカサ「うん・・・」
---男子寮内
マルコ「・・・うん、さっきもそれ聞いた」
ジャン「違うんだよ、それとはまた別の日の話でな」
マルコ「ああ、そうなんだ・・・」
ジャン「昨日なんて3回もミカサと目が合ったんだぜ!ミカサの方だって俺を少しは意識してるんだよ!!」
「あらそう?」
ジャン「え?・・・うわっ、冷て!!」ビシャッ
マルコ「何!?うわ、水!?」ビシャッ
ジャン「誰だコラ!いきなり水かけやがって!」
マルコ「外から!?」
---男子寮 正面
ユミル「wwひっwww、wwwひひっwww・・・、さすがもt・・・じゃないミカサ、完璧だ!」
ミカサ「体勢を立て直してニヤリと笑うところまでは高さが足りなかった・・・」シュン
ユミル「いい、いい!充分だ!!ずらかるぞ!」ダッ
ミカサ「・・・でも、あんなことしたらジャンもマルコもきっと怒る・・・」ダッ
ユミル「大丈夫だ!そこら辺の人選もちゃんと考慮してある!!」ダダダ
---男子寮内
マルコ「ユミルとミカサがすごい勢いで逃げていく・・・」グッショリ
ジャン「何がしたかったんだ、あいつら・・・」グッショリ
マルコ「ユミルの爆笑具合を見るに、暇を持て余したユミルがミカサを唆したってとこかな・・・」
ジャン「・・・・・・」
マルコ「・・・・・・」
ジャン「・・・許す。全力で許す」
マルコ「・・・うん。そう来ると思ったよ」
おしまい
n番煎じだったらごめんね。
小ネタ2
ベルトルト「超大型ノロいって言われてる」
ライナー「おう」
ベルトルト「理不尽じゃない?」
ライナー「どうして」
ベルトルト「腕の長さ考えてみてよ」
ライナー「長いな」
ベルトルト「見た感じ、20mくらいでしょ」
ライナー「そうか」
ベルトルト「上に振り上げた拳を振り下ろすまでに、どれくらいの距離移動すると思う?」
ライナー「知らん」
ベルトルト「肘を曲げることを考慮しなければ、60m以上だよ?」
ライナー「ほう」
ベルトルト「人間が必死に走っても、6秒以上かかるじゃない」
ライナー「かかるな」
ベルトルト「身長190cmの男性で、腕の長さは約80cmらしい」
ライナー「ほう」
ベルトルト「超大型はその25倍だ」
ライナー「長いな」
ベルトルト「人間が一瞬で振り下ろせる拳でも、超大型はその25倍時間がかかるってことだ」
ライナー「かかるな」
ベルトルト「それを掴まえてさ、ノロいとか」
ライナー「おう」
ベルトルト「体格差考えてよ」
ライナー「そうだな」
ベルトルト「大体さ、鎧とか女型とか」
ライナー「こっち来た」
ベルトルト「強いし速いしカッコいいじゃん」
ライナー「それほどでも」
ベルトルト「超大型なんて動けないわ、出オチ的なインパクトしかないわ」
ライナー「まあな」
ベルトルト「アルミンなんて、『ロウソクみたいに燃えてる』とかさ」
ライナー「言ってたな」
ベルトルト「何だよロウソクって」
ライナー「停電とお盆のお供だ」
ベルトルト「もっと世紀末的に恐ろしい表現の仕方があるだろ」
ライナー「胸に7つの傷跡的な奴か」
ベルトルト「そんなこんなで夏の生ゴミのごとく小物臭が強くなってきてさ」
ライナー「キツいな」
ベルトルト「僕なんて普段からモブ顔とか」
ライナー「まあな」
ベルトルト「あの毛の生え方は将来絶対ヤバいとか」
ライナー「ヤバいか」
ベルトルト「雨の日に傘がなくてさ」
ライナー「ほう」
ベルトルト「ずぶ濡れになって寮に戻った時」
ライナー「ああ」
ベルトルト「部屋にいたみんながすごく気まずそうに目をそらしたんだ」
ライナー「そらされたか」
ベルトルト「もういたたまれなかった」
ライナー「お互い難しいところだな」
ベルトルト「分かってるんだよ、自分でも」
ライナー「分かってるか」
ベルトルト「からかわれるのも嫌だし、気を使われるのも嫌だ」
ライナー「デリケートな問題だしな」
ベルトルト「・・・僕にはもう何が正しいことなのか分からない・・・」
ライナー「ベルトルト」
ベルトルト「・・・何?」
ライナー「ドンマイ」
ベルトルト「・・・愚痴聞くの、めんどくさかったんだ」
ライナー「まあな」
ねむい
なんで60mなんだよ。一周しちゃってるじゃん。
その1/4が正解です。
先っぽにカゴ括り付けたら観覧車だな。
小ネタ3
リヴァイ「巨人化って奴は、要は変身だろ?」
エレン「まあ、そうですね」
リヴァイ「手をガリって噛まないとダメなのか?」
エレン「自傷なら何でも良いみたいですけど」
リヴァイ「ナイフなんかでも良いのか」
エレン「良いんじゃないんですかね」
リヴァイ「よし、お前ちょっとこれで巨人化してみろ」ゴト
エレン「ごっついベルトですね」
リヴァイ「ぐだぐだ言わずにつけろ、ほれ」
エレン「はあ」ゴソゴソ
エレン「付けました」
リヴァイ「悪くない・・・。赤いボタン押してみろ」
エレン「はあ」ポチッ シャキッ
エレン「うわ、ちっこいナイフ出てきた」
リヴァイ「それで傷をつけるんだ」
エレン「はあ・・・まあ噛むよりは良いのかな・・・」
リヴァイ「良いか。重要なのはタイミングだ」
リヴァイ「ちょっと緑のボタン押してみろ」
エレン「はあ」ポチッ
シャバドゥビタッチヘンシーン
エレン「喋ってる!?って言うか、歌ってる!?」
シャバドゥビタッチヘンシーン
リヴァイ「赤いボタンを押してナイフを出すと同時に手に傷をつけつつ流れるように緑のボタンを押す」
タイタンプリーズ
リヴァイ「その一連の作業で華麗な変身が可能になる」
ドンッドンッドンドンドーン
エレン「まだ喋ってますよ、えらい長いですね」
リヴァイ「安心しろ。これで終わりだ」
エレン「必要な作業なんですか。これ」
リヴァイ「あ、始める前にちゃんと『変身』って言えよ。なるべくクールにな」
エレン「はあ」
リヴァイ「よし、じゃあやってみろ」
エレン「はあ。じゃあちょっと離れててください」
リヴァイ「おう」
エレン「・・・えーっと」
エレン「変身」アカポチッ
シャキッ サクッ ミドリポチッ
シャバドゥ
カッ!!!
ビタッチヘンシーン シャバドゥビ
エレンゲリオン(巨人化はしたけど・・・)シュゥゥゥゥゥ
タッチヘンシーン
エレンゲリオン(まだ喋ってる・・・)
タイタンプリーズ ドンッドンッドンドンドーン
エレンゲリオン(・・・・・・・)
エレンゲリオン(あ、終わった)
リヴァイ「・・・悪くない」
リヴァイ「おい、『さあ、ショウタイムだ』って言ってみろ」
エレンゲリオン(・・・・・・)
゙
エレンゲリオン「あ゙あ゙っ!!、お゙ゔあ゙あ゙あ゙あ゙ー!!!!!!」
リヴァイ「・・・・・・」
エレンゲリオン(・・・・・・)
おしまい
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