モバP「好きな子ほどいじめたくなりますよね」 (196)
千川ちひろ「またそんな小学生の男の子みたいな……それに好きな子って」
ちひろ(まぁそんなことになって事務所が干されるくらいなら私が既成事実作っちゃいますけどね♪)
P「ハッ!?何やら悪寒が……」
ちひろ「気のせいじゃないですか?それか夏バテとか?そんなプロデューサーさんにはマイスタドリをプレゼントです!」
P「サンキューチッヒ」
ちひろ「ふふふ」
P「でもやっぱり童心は捨ててしまったら、アイドル達の気持ちもわからなくなっちゃうかなーって」
ちひろ「まぁわからなくもありませんけど……あら?」
現れたアイドル >>2
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美嘉
城ヶ崎美嘉「おはようございまーす★」
P「おはよう、美嘉」
ちひろ「美嘉ちゃん、おはよう」
美嘉「おはよー★プロデューサーとちひろさんだけ?」
P「せやな」
ちひろ「営業の子達は各々直接向かって、レッスンの子達は午後からまだ来てないわよ」
美嘉「ふーん、ウチみたいに大所帯なプロダクションでプロデューサーと事務員とアイドル1人だけって、なんか気持ち悪いね」
P「せやな」
ちひろ「……さてと、私もお仕事再開しますね」
美嘉「プロデューサーは?」
P「俺はお前のグラビア撮影の送迎兼同じスタジオ内での打ち合わせだからまだ時間あるな」
美嘉「やった!今日暑いから各自集合だったらメイクやばくなりそうとか思ってたんだ~★」
P「せやな」
美嘉「ねねね、プロデューサー」
P「ん?」
美嘉「今日のグラビア撮影だけどさ」
P「嗚呼、今年の流行に乗りつつガーリーなだがしかしちょいせくちーな美嘉イチオシの水着だろ?」
美嘉「アレさ、撮影終わったらアタシが貰っちゃっていいんだよね?」
P「せやな」
美嘉「イェーイッ!アレすっごく可愛いよね!へへへ、海での撮影とかないかな~★」
P「あの水着はグラビアも兼ねてだけど、メーカーが夏の目玉商品として売り出してるわけだから、貰わなくても買えるだろ」
美嘉「貰えるなら貰える方がイイじゃん★」
P「せやな」
P「でもアレだよな、美嘉って割と乙女な癖して肌見せたがりだよな」
美嘉「なっ、確かにプロダクション入った頃はプロデューサー誘うようなこと言ってたかもだけど、アタシはそんな軽い女じゃないよ!てか誰が乙女だし!」
P「誰もビッチだなんて言って無いんだけども……それに美嘉が乙女ヶ崎美嘉ちゃんなのは事務所の皆はもちろんのことファン共通の認識だからなぁ」
美嘉「び、ビッチとか!セクハラで訴えるよ!?」
P「はいはい、処女ヶ崎処女ヶ崎」
美嘉「しょしょしょ、処女とか言うなバカッ!!て、てか処女なんかとっくに」
P「ほぉーん?」
美嘉「な、何?」
P「処女なんてとっくに卒業した姉ヶ崎美嘉さんはそれはもう彼氏君とイチャラブチュッチュな毎日でてくにーくとかもさぞかしすごいんでしょうね」
美嘉「!?」
P「いやー、僕2X歳にして童帝だから性知識は偏ってるし、リア充の姉ヶ崎さんにご教授願いたいかなーって」
美嘉「ちょ、ちょっ」
P「あー、でもやっぱりやめとこうかなー……乙女ヶ崎さんにそんなセクハラ紛いなというかアウトだけど、そんなこと聞いたら顔真っ赤になって何されるかわからないしー」
美嘉「…………」
P(さぁ、どう出る?予防線も張った、興醒めしない程度の煽りも入れた……負けず嫌いの美嘉にとってみれば苦手な生々しい話だが……さて)
美嘉「……ふ、ふーん?プロデューサーってその歳でまだ……ど、どうて……したことないんだぁ★」
P(掛かった!)
P「いやー、自分の担当アイドルにこんなこと言うのもアレかと思ったし、仕事上可愛かったり綺麗だったり出会いはあっても立場上アレでな」
美嘉「……な、なんだったらアタシがプロデューサーに手取り足取り、お、教えて上げようか?」
P「ほう」
美嘉「ま、まぁ?アイドルって言っても、ウチの事務所はファンにばれなきゃ恋愛自由って方針だし?アタシはほら、チョーイケてる彼氏としょっちゅうイチャラブしてるし?」
P「ほうほう」
美嘉「か、彼氏君には悪いけど、まぁいつもお世話になってるプロデューサーに恩返しもしたいかなーって……」
P(顔真っ赤にしてあさっての方向を向いて支離滅裂になってる美嘉マジ処女ヶ崎)
美嘉「……それにプロデューサーとだったらアタシ別に……へへへ」
P(アーアーキコエナイー)
P「ほぉーん……じゃあまず聞くけど、やっぱりセックスの時ってAVみたいにフェラチオとかしないもんなの?」
美嘉「ふぇっ、ふえぇ!?」
P「いやさー、知り合いのAV事務所のPから聞いた話なんだけど、アレは素人がやると歯が当たって痛いだのなんだの」
美嘉「ふえぇ……」
P「いやな、俺って自慢するわけじゃないんだが割とデカイ方だと思うんだよ?でもって、そうなると……どうなるんだ?」
美嘉「そっ、そそそ、そんなのアタシに聞かないでよぉ!!」
P「いやだって手取り足取り……」
美嘉「あ、アタシお手洗い!!」
P「逃げられた……」
ちひろ「何やってるんですか……それよりPさんってどうて」
P「あー、まぁ、はい」
ちひろ「……筆下ろし、してあげましょうか?」
P「ごくり……というのは冗談で、既に経験済みですよ、きりっ」
ちひろ「あら、プロデューサーさんてば、ふふふ」
P「ははは」
おしり
次のアイドル >>16
ウサミン
ちひろ「全く……撮影までに落ち着きますかねぇ?」
P「まぁそん時はそん時ですよ、それにそれを何とかするのが俺こと敏腕プロデュー」
安部菜々「ウッサミーン!おはようございまーす!!」
P「…………」
ちひろ「うわキツ……じゃなかった、おはよう、菜々ちゃん」
菜々「ちひろさん酷いです!菜々はキャピキャピの17歳なんですからね!?」
P「うわキツ」
菜々「プロデューサーさんまで!?菜々、激うさミンミン丸ですよ!!」
ちひろ「……さーてお仕事お仕事」
P「せやな」
菜々「え……ひどくない?」
P「だって安部さんてば、俺が敏腕プロデューサーですからね!ってドヤ顔しようとしてるのに、いきなり扉バーンするんですもん」
菜々「そ、それは失礼しました……って、年上扱いやめて下さいよぉ!」
P「さてはて?何のことでしょう?」
菜々「ナナ、知ってますよ?プロデューサーさんは自分より年上の人には、フランクだけどちゃんと敬語遣いつつ苗字呼びしてますよね!?」
P「ぎくぅ」
菜々「ナナ、激うさミンミン丸です!」
P(膨れっ面ウサミンぐうかわ)
P「まあまあエナ茶どうぞ」
菜々「これはこれは……って、プロフェスでもないんですからいりませんよ!」
P「せやな」
菜々「ナナは確かにからかわれやすいというかファンにもライブでよくからかわれますけど、ナナはみくちゃんや幸子ちゃんみたいにアイドル芸人じゃないんですからね!?」
P「せやな」
菜々「んもう!ちゃんと聞いてますか?」
P「はいはいウサミンウサミン」
菜々「Pさんじゃなかったら、こんなことする輩はウサミン星人にアブダクションされちゃうくらい重罪なんですからね!」
P「ほぉーん?」
P「俺じゃなきゃウサミン星こと安部さんの自宅にアブダクションもとい招待してもらえるんですねふーん」
菜々「な、何ですか?その反応は」
P「いやまぁあれだけプロデューサーさんには感謝しても感謝しきれないです!的な安部さんは自宅に招待一つもしてくれないんですねへー」
菜々「え、いや、その……ほ、ほら!プロデューサーとアイドルの禁断の逢瀬!だなんてパパラッチされたらまずいじゃないですか!」
P「立場上まずかったり、男を部屋に上げることに躊躇があるのはわかるけど、安部さんにはその程度の存在って思われてたのかはぁ」
菜々「ぷ、プロデューサーさぁん!」
P「はぁ……アイドルから言い寄られるPはよく噂で聞くけど、お断りされるなんて……はぁ、プロデューサー業続けられる気がしなくなってきた」
菜々「!?」
P「あー、安部さんのせいで人間不信に陥りそうだわー」
菜々「な、ナナのせいじゃありませんよぉ!それよりもアイドルの家に上がりたいってプロデューサーもどうかと思いますよ!?」
P「菜々ぴょんのせいで人間不信になりました、プロデューサーやめます」
菜々「ちょ、ちょっとぉ!?」
P「それにやめたらウサミン星にアブダクションしてもらえるし」
菜々「そ、そんなことしなくても、ナナのお家に」
P「ほぉーん?」
菜々「あ、やっぱ今の無しでお願」
P「へぇー、安部さんって自分の発言に責任持てないアイドルだったんですねぇー」
菜々「ファッ!?」
P「嗚呼、やっぱり人間不信に陥りそうだわー」
菜々「ぷ、プロデューサーさぁん!」
P「あー、どこぞの宇宙人にアブダクションされないと、人間不信治る気しないわー」
菜々「そ、そんなこと言われても……」
ちひろ「菜々ちゃん、諦めた方がいいわよ」
菜々「ち、ちひろさぁん……」
ちひろ「こんなことを本人の目の前で言うのもどうかと思うけど」
菜々「本人?」
ちひろ「プロデューサーさん、私の耳にタコができるくらい、菜々ちゃんのこと可愛い可愛いって言ってるのよねー」
P「ウサミンマジ天使」
菜々「ふ、ふぇえ!?」
P「顔真っ赤にして慌てるウサミンぐうかわ」
ちひろ「ほらね?でもって、立場上言ってはいけない発言もちらほら……ううん、呼吸するかのように吐いてるわ」
P「あー、菜々とイチャラブ子作りしたいわー」
菜々「こ、こづぅ!?」
ちひろ「私も最初は馬鹿じゃないですか社会的に死んだ方がいいですよなどなど、罵詈雑言を浴びせつつ軽蔑していたんですけどね」
P「ちひろさんのその視線が俺のpを益々滾らせるッ!!」
ちひろ「とか言うんでもう諦めたんですよねー……あ、早苗さんとか真奈美さんにも頼んだんですよ?でも」
P「プロデューサーたる者、どんな性嗜好にも対応できなくてはならない!」
ちひろ「この人、普段は割とSっ気ある癖に、Mっ気もあるんですよねー」
菜々「」
ちひろ「だから諦めた方がいいわよ?大丈夫!もし送り狼みたいなことされても、事務所は情報が漏れないようにしっかりバックアップするし」
菜々「ぷ、プロデューサーとアイドルがそんなこと!!」
ちひろ「あら、菜々ちゃん知らないの?」
菜々「な、何をですか?」
ちひろ「うちの事務所、アイドルと関係持っているP多いわよ?」
菜々「」
P「例えば……筆頭は和久井さんPだな、続いてまゆPに凛Pに……意外な所で桃華Pとか」
ちひろ「まぁウチとしては、仕事を疎かにしないこと、事務所及び各アイドルのイメージダウンに繋がらないこと……この二つがどうにでもなれば、っていうのが社長の考えですからねー」
P「アイドルのモチベーションも以前に増して上がっているし、各々の魅力が増えて仕事も順風満帆だし」
ちひろ「倫理観どうのって言うアイドル達もいますけど、所詮芸能界ですからねー……どこぞの俳優やら何やらとスキャンダルするよりも、自分達の所でアレしてその上利益が生まれてるんですから」
菜々「……そんな暗い部分、見たくなかったです……多少はあるんだろうなぁって思ってましたけど」
ちひろ「でも願ったり叶ったりじゃない?菜々ちゃんってプロデューサーさんのこと好きだって、この前の定例飲み会で言ってたじゃない」
菜々「」
P「あー、菜々?心配しなくても菜々が成人済みでちょこちょこ飲んでるのは、事務所スタッフの間で知らない奴はいないからな?」
ちひろ「てかいくらプロデューサーがホイホイスカウトしてくるからとはいえ、年齢不詳や住所不定な子を雇う訳無いですし」
P「いやー、安部さんって変な所で真面目ですよねー……履歴書に実家の住所と電話番号、さらには実年齢もしっかりかいてるんですから」
菜々「」
ちひろ「だからそんな青ざめた顔しなくても大丈」
菜々「何で言っちゃうんですかぁ!!」
ちひろ「……うん?」
菜々「ナナがPさんのこと大好きで夢でもよくPさんの夢見ちゃったりとか一緒にお仕事行ってる時にデート気分味わってたりとかいっそのこと年齢バラして一緒に飲みに行きたいって言っちゃったりとか」
ちひろ「菜々ちゃん、自分で吐露してるけども」
P「なんだ、相思相愛だったか」
菜々「」
ちひろ「そんなわけで、菜々ちゃんは顔真っ赤にして事務所を飛び出して行きました、Pさんはというと」
P『今日は菜々オフなんでそのままデートして送り狼して来ます……嗚呼、美嘉ですか?美嘉は本来担当の城ヶ崎Pに連絡したら今すぐ来るとのことでした、彼も非番なのに頑張るなぁ』
ちひろ「と言って事務所を飛び出して行きました」
ドア「がちゃ」
ちひろ「あら、>>46と>>46Pさん、おはようございます」
三船さん!
何だ処女ヶ崎のカレシは架空じゃなくて処女ヶ崎Pの事だったのか
美優さん把握
>>48
でも姉ヶ崎は乙女ヶ崎だから現在進行形で処女ヶ崎なの
美優P「おはようございます、千川さん」
三船美優「ちひろさん、おはようございます」
ちひろ「……仲良く出社とか、パパラれてないでしょうね?」
P「そんなことあるわけないじゃないですか、ちゃんと時間ずらして、事務所前で落ち合っただけです」
美優「はい、ちひろさんからもきつく言われてましたから」
ちひろ「なら構いませんけど……で、式の日取りはいつなんですか?」
美優「!?」
P「おいこら千川」
ちひろ「いい加減くっ付いたらどうなんですか?別に事務所的にはちゃんとしてくれれば問題無いって」
美優「い、いえ、あの、その、プロデューサーさんとは……」
P「美優が困ってるじゃねぇかコラ、美優困らせていいのは俺だけだっつったろ?あ?」
ちひろ「はいはいワロスワロス」
P「ったく……美優さん、申し訳ありませんでした……こんな行き遅れの蜘蛛の巣張ったような干物女が、美優さんに嫉妬したみたいで」
ちひろ「残念ながら私こと千川ちひろはプロデューサーさんより年下の上、まだまだ女盛りですぅー」
P「ハハッ、ファッキューチッヒ」
美優「……プロデューサーさん!」
P「……美優さんが言うからやめるだけであって、私はこれっぽっちも反省してませんから、あしからず」
ちひろ「はいはい、どうせいつものやり取りですからさっさとお仕事行って事務所に利益をもたらして下さいねー」
美優「んもう!プロデューサーさんもちひろさんもなんでそんなに仲が悪いんですか!」
ちひろ「あれ?言ってませんでしたっけ?私とこいつ」
P「アーアーキコエナイー」
ちひろ「幼馴染だって」
P「ファッキューチッヒ」
美優「えぇ!?そうだったんですか?」
ちひろ「はい、と言っても家が近所で小さい頃、たまーに遊んでもらったくらいで」
P「美優さん行きましょう、こんな守銭奴の話なんか聞くだけ時間の無駄です」
美優「……私、気になります!」
P「私の昔話なら後で私が」
美優「プロデューサーさん、そういうこと言う癖にいっつもはぐらかすじゃないですか……」
P「くっ」
ちひろ「やーい、ざまぁ」
P「黙れ、金の亡者が」
ちひろ「まぁPさんが高校入るくらいには疎遠になったので何とも言えませんけど、昔はもっと私にも優しかったですね」
P「おい千川なに無いこと言ってんだこら」
美優「ふふっ……多分、気恥ずかしいんでしょうね……」
P「なっ、美優さんまで!?」
ちひろ「あー、わからなくもないですねー……高卒で上京して数年働いてた所に、同郷の幼馴染がやってくるんですから」
P「悪いがお前にはそんな感情は欠片も抱いて無かったから、驚きはしたものの」
ちひろ「そんな感情って何ですか?」
P「ファッ!?」
ちひろ「何ですかねー、美優さん?」
美優「……私も……気になります」
P「ぐぬぬ」
ちひろ「まぁそんな茶番は置いといて……幼馴染がわざわざ自分の後を追って東京まで……くらいの勘違いはしたんじゃないですかねー?」
美優「ふふふ……プロデューサーさんも、結構ロマンチストなところ……ありますからね」
P「」
ちひろ「そんなこんなをしてたら、Pさんは逃げるかの如く」
P『くっ、車の用意して来ます!美優さん、すぐに来て下さいね!!そこの守銭奴の言うことなんて信じちゃダメですからね!?』
ちひろ「と、負け犬のような台詞を……それにしても、美優さんって結構」
美優「……はい?何でしょう……」
ちひろ「Sっ気ありますよね」
美優「そ、そんなこと……ううん、ある……かも、しれませんね……」
ちひろ「ふむふむ」
美優「……Pさんって、誰に対しても丁寧な言葉遣いで、ちょっと冷たい感じがしますけど……彼、二人の時だとそれはもう……」
ちひろ「ほう?」
美優「……可愛いんですよね……私、世間的には性格のせいか陰のある未亡人みたいな評価、受けてるじゃないですか」
ちひろ「あー、確かに」
美優「尚且つ、彼からしたら年上の人ってことで……私の前だと大人っぽく振舞おうとしてるんですよね……それが、私としてはこう……」
ちひろ「きゅんきゅん来ちゃう感じですか?」
美優「……はい……だから、二人の時は割と、その……大人のお姉さんって感じで」
ちひろ「からかっちゃうんですね、わかるわ」
美優「……ふふふ」
ちひろ「あー、砂糖吐きそう……千川印のスタエナシュガーの販売始め出す前に、さっさと結婚しちゃって下さい」
美優「かっ、彼とはまだ……もうちょっと、その……恋人気分に浸りたいかなーって……」
ちひろ「……嗚呼、これは和三盆吐くレベルだわ」
美優「ふふっ……ちひろさんも、早くイイヒト……見つけて下さいね?」
ちひろ「言われなくともー」
美優「それじゃあ……行ってきます」
ちひろ(まぁ別に美優Pさんにはどうこう思うことも無いんだけどねー……あれだけ他の人の目の前で……幼馴染としてはショックかなー)
ちひろ「なんて、ね」
ドア「がちゃ」
ちひろ「……おはようございます、今日はいい天気ですね」
>>56
ケイト
ケイト「ハァイ!ちひろ」
ちひろ「ハァイ、ケイトとケイトPさん」
ケイトP「おはよう、ちひろ君」
ケイト「ところでちひろ?今日の天気は曇りデス?」
ちひろ「あー、まぁ日本人は話題が無い時に天気の話をしたがる人種なの」
ケイト「フゥン?そういうものデス?」
P「強ち間違ってもいないが……ちひろ君、何かあったのかい?」
ちひろ「察して下さい」
P「あー……月のモノか、私は比較的軽い方だから何とも言えないが……その、お大事に」
ケイト「……プロデューサーは変なところで男っぽいネ」
ちひろ「……わかるわ」
※ケイトPは女Pです
ええー……なんで…………
P「男っぽいとは何だ、男っぽいとは」
ちひろ「ウチの中でヅカ系女子と言われて思い付くアイドルは誰ですか?」
P「……あい君と真奈美君、だな」
ケイト「プロデューサーは二人よりもツケメンだと思うネ!」
ちひろ「……ケイト、イケメンイケメン」
ケイト「Oh!アイムソーリー」
P「正す部分が間違っていると思うのは私だけだろうか?」
ちひろ「でもホント、Pさんってそこらの男より格好良いですよね……言い寄られたら女性ってこと忘れちゃいそう」
P「やめてくれ!学生の頃、この見てくれと言動のおかげで危うく道を誤るところだったんだぞ!?」
ケイト「?」
ちひろ「……押しに弱い、っと」
P「ちひろ君!?」
>>58
ごめん、どうかしてたんだと思う
ちひろ「という夢を見たんですよ」
P「度し難いよ、全く」
ちひろ「でもその喋り方だとあいさんとか真奈美さんとかヅカ系女子とかそういう人が遣うような喋り方じゃないですか?」
ケイト「私、日本の文化そこまで詳しくないけど、プロデューサーの喋り方嫌いじゃないヨ?」
P「ケイト……ありがとう」
P「別にいいだろう?私がどんな喋り方であろうと、それがケイトのプロデュースに影響を及ぼしているわけでも無し」
ケイト「プロデューサー、お芝居とかしないデス?」
ちひろ「あーね」
P「む、どういうことだ?」
ケイト「この前、お仕事終わった後にスタッフから『ケイトちゃんのとこのプロデューサーさんって貴族の役とか似合いそうだよねー、口調的に』って」
P「……自分で言うのも難だが、私は大根だぞ?」
ケイト「ダイコン?」
ちひろ「嗚呼、a hamってことよ」
ケイト「I see!プロデューサーは演技が下手なのネ!」
P「ぐっ、口に出して言われると込み上げるものがあるが……嗚呼、そうだ」
ちひろ「一々台詞めいた喋り方だから、割と簡単にこなせそうな気もしますけどねー」
ケイト「私もそう思うヨ」
P「……無理なものは無理だよ、私はプロデューサーであってアクターではないからね」
ここからどうやってケイトをいぢめるのかが思いつかないでござるの巻
てか美優さんは逆パターンで一応スレタイに則ったつもりだけど……もう一個のスレみたいに一回毎に終わらせるべきなのかしら?
ちひろ「さてと、仕事仕事」
P「急にどうしたんだ、ちひろ君」
ちひろ「いやだって私さっきまで仕事してましたので」
ケイト「事務員は大変ネ……ちひろ、頑張って!」
P「……仕事熱心なのは構わないが、ことある毎にドリンク販促するのは如何なものだろうか?」
ケイト「プロデューサー?」
P「嗚呼、すまない」
ケイト「プロデューサー、私、アキバハラに行ってみたいデス!」
P「藪から棒だね、いきなりどうしたんだ」
ケイト「ン!」
P「雑誌を広げてどうし……なに?ニンジャ、スシ、ゲイシャの時代はもう終わった?今はヲタク、メイド、ボカロの時代だ?」
ケイト「私、気になるデス!」
P「何だこれは」
ケイト「日本のカルチャー雑誌ネ」
P「……まぁ強ち間違っているとも思えんが」
ケイト「Really!?」
P「ヲタク、と総称しているが、日本はサブカルチャーが日本人特有の1から10を生み出すその技術力を手に入れたことにより、世界レベルの文化として成り立っているわけで」
ケイト「プロデューサー、私、むつかしい日本語苦手デス」
P「すまない、要するに……一度体験した方がわかりやすいだろう」
うあうあ皆ごめんよ……前から女Pは書きたかったんだけど謎の衝動に駆られちまった……
しかもケイトって……本当にどうかしてたんだと思う
とりあえず俺の嫁はウサミンで娘はドナキチちゃんです
とりあえず勢いに任せて書いてしまったのは反省している
ので、自分ルール書き出しとくます
1.安価のアイドルを愛故にPがいぢめます
2.Pは男です
3.ちひろさんには早々と仕事に戻ってもらいます
美優さんの時にちひろさん退場させなかったのがそもそもの原因な気がしたので、ちひろさん好きなPさん達は安価で頑張って下さい
ケイト「これは……メイド服デス?」
P「前にそういう仕事のオファーが来てただろう?その時の衣装の予備だが」
ケイト「ワォ!プロデューサー、コレ、私が着てもいいんでしょ?」
P「ん、まぁそうだが……ケイトはこういう衣装を着るのに、抵抗や羞恥心は無いのか?」
ケイト「んー、日本の文化を体験する手段がたまたまこれだっただけネ!私、この衣装可愛いと思うヨ?」
P「……そうか、ケイトがそう言うなら構わないが……」
ケイト「じゃあ着替えてくるヨ!」
ケイト「プロデューサー!ドウ?似合ってる?」
P「…………」
ケイト「プロデューサー?」
P「可愛い、是非我が家に仕えて欲しい」
ケイト「!?」
P「ケイト」
ケイト「な、なに?プロデューサー?目が怖いヨ?」
P「お帰りなさいませ、旦那様、と言ってくれ」
ケイト「お、オーケーデス……お、お帰りなさいマセ、旦那……様?」
P「」
ケイトで安価取った者っす
書き直してけれたんだ……
なんか申し訳ないです
>>90
いやほんとにすまんかった
ので、これで許して下さい
夕飯作ってるから食べ終わったら投下再開しまー
なんか色々とすまん
栄養不足やら過労やらでSSどころじゃなかったわ
今日こそは書く
自業自得だがこんなに荒れるなら、書き手は作家気取りで書かない方がいいのねと反省したわ
別に書きたいから書いていて、尚且つ読んでる人が楽しければ……と思うだけで、わざわざ書いてやってんだよ?って気持ちは全く無いけども
とりあえずこれからは淡々と投下します
言い訳終わり
もうあんまり突っ込まないで下さい、匿名性の本音って結構くるわ
P「好きな子ほどいじめたくなりますよね」
ちひろ「ん?」
P「ん?」
ちひろ「いえ、何やらデジャヴュを感じたもので」
P「ちひろさん、あなた疲れてるのよ……」
ちひろ「ですかねぇ……じゃあプロデューサーにあげようと思ってたマイスタドリ、代わりに私がいただきますね♪」
P「それとこれとは話が別でしょう?」
ちひろ「…………」
P「…………」
2人「HAHAHAHA」
P「話は変わりますが」
ちひろ「はい、何でしょう?」
P「ウチの事務所ことCGプロダクションは、1アイドルに1プロデューサーを付けるという方針を取っているじゃないですか」
ちひろ「そうですね、私が入社した頃は人件費がかさんで潰れないか心配ばかりしてました」
P「それは俺も常々不思議に思いますね」
ちひろ「で、どうしました?」
P「はい、それで俺はケイトの担当プロデューサーなわけですよ」
ちひろ「そうですね」
P「…………」
ちひろ「…………」
P「俺の担当アイドルであるケイト、いや俺のケイトって超可愛いんですよね」
ちひろ「うわー、惚気きたー」
P「ケイトって20歳で学生じゃないですか」
ちひろ「あ、そのまま話すんですね」
P「イギリスから留学して、日本の文化を学ぶために、単身で日本に来たわけですよ」
ちひろ「ただでさえ一人暮らしって中々大変なのに、外国で生活しているのって、それはもう大変ですね」
P「ね?ケイトってすっごくしたたかですよね!」
ちひろ「いや、私も知っているんでどうぞ続けてください」
P「でもって、日本語を勉強しながらアイドル活動にも勤しんでいるという……えぇ子や……」
ちひろ「まぁそれに巻き込んだ張本人はプロデューサーさんですけどね」
P「あんなに良い子がアイドル活動して無い方がおかしいですよ!」
ちひろ「あ、そこは突っ込むんですね」
ドア「がちゃり」
ケイト「ハァイ、グッモーニ」
P「いやいやいやだってケイト滅茶苦茶良い子ですからね!?」
ケイト「!?」
ちひろ(あっ、ケイトちゃんいいタイミング)
P「結構前ですけど、まだケイトをスカウトして間も無い頃ですよ」
ケイト「…………」
ちひろ(ケイトちゃんどうしていいのかわからず固まってる、可愛い)
P「学生寮から事務所の寮に引っ越して来た日ですけど、近辺の案内をしてたわけですよ」
P「寮に住んでるアイドルから聞き出した情報を頼りに、近場のスーパーやら何やらを巡ってた時のことです」
P「入寮祝いにスーパーで買い出しの帰りに……あ、もちろん俺がおごりましたよ?」
ちひろ「いいから進めてください」
P「はい……スーパーで迷子になった子を見付けたんですよ、5歳くらいの男の子」
ケイト「!」
P「男の子、お母さんとはぐれてわんわん泣いてたんですよ……あのスーパー意外と大きいもんで」
ちひろ「あー、軽くデパートレベルですもんね」
P「はい、でもって男の子を見るなりケイトがしゃがみ込んで」
ちひろ「ふむふむ」
P「ハァイ、キャンディーいかが?っておもむろに飴ちゃんを差し出したんですよ」
P「でも男の子は人見知りだったんでしょうね、知らないお姉さんにいきなり話しかけられて……一瞬泣き止んだかと思ったら、さらに大泣きし始めて」
ちひろ「まぁ杏ちゃんだったら突然そんなことされても泣き止みそうですけど」
P「で、ケイトもケイトで慰めようとしてはみたものの、慰め慣れてなかったようで」
ちひろ「まぁ慣れてないことはやるもんじゃないですよねぇ」
P「その時のケイトの困った顔がもう……もっと見てたいなぁと思いつつ、俺は一人スーパーに戻りました」
ちひろ「おい」
P「まぁ店員に迷子のお知らせアナウンスを、と思いまして」
ちひろ「いやいやいや、明らかにその反応をしばらく愉しむためにやったとしか思えませんけども」
P「いえ、その子の服にでかでかと名札が付いていたので」
ちひろ「……本当ウチのプロデューサー共は有能だなぁ」
P「で、数分後にお母さんも見付かり、ケイトは涙目になりながら英語で俺に文句を……あの時の表情は下半身にクるものがありましたね!」
ケイト「」
ちひろ「……皆、有能なのに最低なのよねぇ」
P「ところでケイトは何でドアの前で呆然としてるんですかね?」
ちひろ「!?」
ケイト「ファッ!?」
ケイト「ぷ、プロデューサー!?いつから気付いてたデス!?」
P「いやだってドア開けて挨拶しかけてたじゃないか、というかいつから気が付いていないと錯覚していた?」
ちひろ(ホント担当アイドルのことに関しては気持ち悪いくらい鋭いわね……)
ケイト「き、気付いてたなら言ってほしいネ!ちひろも意地悪良くないヨ!」
ちひろ「さーて仕事仕事ー」
ケイト「逃げるのは良くな」
P「ところでケイト」
ケイト「い、ネ……な、なぁに?プロデューサー」
P「この前、日本の文化がどうのって熱弁してたよな」
ケイト「ぁ、あ!あの雑誌のことデス……?」
P「ん、サムライ・スシ・フジヤマの時代は終わった……今はアニメ・カラオケ・ケータイの時代だ!ってやつだな」
ケイト「イエス!ヒナに借りた雑誌に載ってて……なんでも、アキバハラに行けばそれがわかるんでしょ?」
P「まぁ別にどこでも体感できるが、わかりやすいのはそうだな、ちなみに秋葉原だからな?」
ケイト「……アラハバキ?」
P「それは神様だな」
ケイト「???」
P「それはまぁ置いといて……そんなケイトに秋葉原を体感するいい仕事を持ってきたんだ」
ケイト「Really!?」
P「That's right……その仕事が、コレだ」
ケイト「……この衣装は?」
P「メイド服だ」
ケイト「アイやコウメが着てたアレ?」
P「嗚呼」
ケイト「?」
P「つまりだ、ケイトにはメイド喫茶でメイドさんをしてもらう」
ケイト「!?」
ケイト「なっ、プロデューサー!?」
P「ん?ケイトのために特注したメイド服だぞ~?」
ケイト「っ、私にはアイみたいにカッコよくも無いし、コウメみたいに可愛くも無いデス……!」
P「東郷さんには東郷さんの良さが、小梅には小梅の良さがある……だからケイトにはケイトの良さがある!」
ケイト「……プロデューサー……」
P「だから今すぐメイド服に着替えて俺をご主人様と呼んでくれ!できる限り恥ずかしそうにして!!」
ケイト「」
─
──
───
────
─────
ケイト「…………」
P「思った以上に破壊力がぱないの」
ちひろ「なんか本当にお屋敷仕えてそうな感じですね」
P「あぁん?何俺のケイトdisってるの?何?ケイトが卑しい身分だとか言いたいの?」
ちひろ「いやほらこういう感じのメイドさんってよくいるじゃないですか」
P「わかる、白人だから作りははっきりしているけど、イギリス系薄幸の美少女的な」
ケイト(……プロデューサーとチヒロにひたすら写真を撮られてるネ……恥ずかしいヨ……)
P「ケイト!ケイト!ご主人様って呼んでくれ!!」
ちひろ「あ、私もお嬢様って言ってほしい!」
P「いやちひろさんがお嬢様は無いわ」
ちひろ「お?」
ケイト「プロデューサーもチヒロも大人っぽく無いネ!は、恥ずかしいけど……それくらい、呼んであげるデス」
P(俯いてもじもじするケイトかわいい)
ちひろ(もっとこうオッケー!的な感じでホイホイ着るかと思ったら、ケイトちゃんてば結構物怖じするのね)
ケイト(うぅ~……見るのと着るのとだと、だいぶ違うヨォ……)
P「俺は既に気付いていたけど、ケイトはどっちかっていうと頼子とか文香みたいなタイプなんだろうな」
ちひろ「外国人はフランクだって言いますけど、やっぱり性格的なものは万国共通ですね」
ケイト「……衣装だと思えば……うぅ、やっぱり恥ずかしいヨ……」
P「そんなケイトには羞恥心メーターを振り切らせるいいものをあげよう」
ケイト「ン?ぷ、プロデューサー?私の頭に何を……カチュー、シャ?」
ちひろ(あっ……)
P「鏡、見てみ?」
ケイト「What……ッ!?」
P「おかえりニャさいませ、ご主人様」
ケイト「…………」
P「Repeat after me?」
ケイト「……お」
P「お?」
ケイト「おかえり……ニャさいませ、ご主人、様……?」
P「ケイトにゃんかわいい」
ケイト「にゃ!?」
P「かわいい」
ケイト「……うぅ~」
ちひろ「はぁ……仕事しよ」
─────
────
───
──
─
前川みく「えっ!?普通このパターンだとみくの出番があるでしょ!!」
高峯のあ「みく、にゃにを言っているの?」
アナスタシア「にゃー」
>>160 次のアイドル
フレデリカ
P「好きな子ほどいじめたくなりますよね」
ちひろ(ウチの事務所、いつパパられてもおかしくないわね……)
P「ちひろさん?」
ちひろ「あぁすみません、ちょっとぼーっとしてました」
P「あー、夏ですからねー」
ちひろ「夏だからって便利な言葉ですよね」
P「で、俺が担当してるフレデリカのことなんですけども」
ちひろ「どうぞ続けて」
P「フレデリカっていじめてもあんまりいい反応してくれないんですよね」
ちひろ「あー、なんかからかわれ慣れているというか何というか……ケロっとしてますよね、彼女」
P「そうなんですよ、逆にこっちがドキッとされることの方が多いです」
ちひろ「良かったじゃないですか」
P「男としては情けないじゃないですか、フレデリカの恥ずかしがる姿見たいです!」
ちひろ(ダメだわこの事務所)
昨日から全く何も食べてなかった
ので、一人もやし祭りしてくるわ
P「あまりにも恥ずかしがらないんで、この前壁に追い詰めてみたんですよ」
ちひろ「壁ドンってやつですね」
P「はい、ちょっとくらい照れて動揺するかなーって思ったら」
ちひろ「思ったら?」
ドア「ばぁん」
宮本フレデリカ「ハーイ♪ラブリーエンジェ」
P「あいつ、首に腕回して来て『ふふっ、がっつくプロデューサーも嫌いじゃないよ?』って余裕ぶって頬にちゅーしてきたんですよ!」
フレデリカ「!?」
ちひろ(ケイトちゃんと同じパターンねコレは)
P「いや確かに飄々としつつ外国人特有のあっけらかんとした性格で、セクハラ紛いのことも難無くクリアされるんですよ?逆セクハラされることもちらほら」
ちひろ「さり気無く惚気ないでください」
フレデリカ「」
ちひろ(どこかで見掛けたような名前を連呼されて顔真っ赤で照れ苦笑いしている人と同じ表情のフレデリカちゃんが固まってる、可愛い)
P「いやー、まぁ逆セクハラされるのはバッチコイ!って感じなんですけど、男としては恥ずかしがる反応を見たいんですよ!」
ちひろ(今あなたの後ろで滅茶苦茶良い反応してますけどね)
P「あいつ、自分のキャラとか見た目とかしっかり把握しているから、物理的なお色気大作戦してくるんですよー」
ちひろ「あー、小悪魔キャラですもんねー」
フレデリカ「……っ」
P「事務作業してる時とか背後から抱き付いて目隠しして『だぁーれだぁ?』とかやるんですよ」
ちひろ「声真似上手ですね」
P「胸当たってるからやめなさいって叱ると『ふふっ、当ててるんだよ~♪』とか言って余計に押し付けてくるし……辛抱溜まりません」
フレデリカ「」
ちひろ「まぁフレデリカちゃん18歳越えてますし、お酒とか煙草とか勧めない限りはセルフ枕しても別にいいのでは?ウチの方針的にばれなきゃOKですし」
P「んー、それも悪くないんですよねぇ……フレデリカって耳年増で実際はまだまだって感じなので、自分好みに育てたかったり」
フレデリカ「ファッ!?」
ちひろ「ホント下衆いのよねぇ、ウチのプロデューサー共」
P「いやだってあんな可愛い子達にやいのやいのされて尚且つ手篭めにしていいよって言うなら、独身男性の俺達はひとたまりもないですよ」
ちひろ「そんなこと言われてますけど……フレデリカちゃん的にはどうですか?」
フレデリカ「!?」
P「なんだ、いるならそう言ってくれよな?どんな反応してたのか気になるじゃないか」
フレデリカ「べ、別にととと取り乱してなんかいないよ!?」
ちひろ(珍しい光景だわぁ)
P「そうか?顔も真っ赤だし、かみかみだぞ?」
ちひろ「さてと、お仕事頑張りますかねー」
フレデリカ「べっ別にちひろにばらされたからって恥ずかしくないもん!」
P(なんちゃってツンデレなフレデリカマジしるぶぷれ)
P「ほぉーん?」
ちひろ(これは……)
フレデリカ「こんなことでアタシが恥ずかしがると思ったら大間違いだよ?」
P「…………」
フレデリカ「ウチの方針的にはプロデューサーにアプローチしたって怒られないし、イチャイチャしたって……そりゃあまあちひろには気の毒だとは思うけど」
ちひろ「お?」
フレデリカ「ま、まあ誰かの前で堂々といちゃつくのはそれなりにアタシも恥ずか」
その時、一体目の前で何が起こったのか。
私はその光景を視覚に捉えることはできましたが、知覚することはできませんでした。
簡潔に説明するのならば。
目の前に居たプロデューサーさんが、一瞬にしてフレデリカちゃんの後ろに回り込み、そして。
フレデリカちゃんの胸を蹂躙したのです。
下から上へ。
豪快に、且つ、繊細に。
たわわに穣った二つの果実が、重力に抗いました。
陳腐でありながら、その事象を的確に表現する、聴覚に訴えず、目に見える音を立てて。
ぷるん、という音を立てて。
訳がわからない。
いえ、脳が理解することを放棄した、と言うべきでしょうか。
しかしながら、私はその光景を目の当たりにして、こうとだけつぶやきました。
ちひろ「おまわりさんこっちです」
P「」
早苗「ラッキースケベはまあ見て見ぬフリしてあげるけどさぁ……まあ女の子を泣かせるのは嬉し泣きだけにして上げなさい、ね?」
P「ハイ、ゴメンナサイ」
ちひろ「全く……目の前で堂々とちちくりあわないでください」
P「いやぁ、面目無い」
フレデリカ「」
ちひろ「フレデリカちゃんたら、頭パンクしてフリーズしてるじゃないですか~」
P「責任をもってナントカするとしよう」
ちひろ「…………」
P「…………」
ちひろ「……プロデューサーさん?」
P「はい、何ですか?」
ちひろ「……スキンはちゃんと着けてくださいね?」
P「当たり前じゃないですかいくら俺がフレデリカたん愛してるぺろぺろだからって臨まれない生、命……ハッ!?」
早苗「辞世の句は」
きらり「整ったにぃ?」
その後、早苗さんときらりちゃんの夢のツープラトンによって、プロデューサーさんが見るも無惨な姿になったのは言うまでも無かったり有ったり。
そんなことよりも、ウチの事務所はこんな方針で本当に大丈夫なのかと、今更ながら心配になってきました。
>>180
キャシー
P「好きな子ほどいじめたくなりますよね」
ちひろ「何だかこのやり取りがすごく久々な気がするのは私だけでしょうか?」
P「一体なんのことやら」
ちひろ「まあ失踪する気が無いみたいなので、気長に待っててくれると」
P「おいカメラ止めろ」
P「そんなことよりも」
ちひろ「次にお前は『俺の担当アイドルのキャシーですよ!キャシー!』という」
P「いつから私が一人称を『俺』と遣い、彼女のことをキャシーと呼んでいると錯覚した?」
ちひろ「ダニィ!?」
P「…………」
ちひろ「…………」
P「ちひろ、あなた疲れているのよ」
ちひろ「まあただの暇潰しですので……そんなことよりもキャシーちゃんがどうかしたんですか?」
P「いやね?グラハム君ってやっぱり某アニメの武士道系男子と色々被るじゃないですか」
ちひろ「そうですね、アレって絶対公式狙ってやったよなオイってくらいアレですもんね」
P「おぉメタいメタい……じゃなくて、やっぱりこうも被るとファンからもそういう話題が上がるわけですよ……ほら、この掲示板とか」
PC『君の存在に心奪われた男だ!』
PC『抱きしめたいな!キャシー・グラハム!』
PC『やはり私とキミは運命の赤い糸で結ばれていたようだ』
PC『君の圧倒的な性能に私は心を奪われた!この気持ち、まさしく愛だ!!』
ちひろ「あぁ……」
P「まあ誤算とは言えども、グラハム君の人気が伸びるのは担当プロデューサーとして、願ったり叶ったりではあるんですけどね」
ちひろ「確かに売込み方も気を遣っちゃいますからねー」
P「はい……で、前にグラハム君へこの事実を教えたわけなんですけれども」
ちひろ「はいはい」
P「思いの外、すんなりと受け入れた次第で……」
ちひろ「あらあら」
P「神谷君に一期のDVDBOXを借りて、三日で見終わるというこの始末☆」
ちひろ「あちゃー」
P「まあ私は勿論リアタイで見てるので、グラハム君とちょこちょこ盛り上がってるんですけどね」
ちひろ「おい」
ちひろ「で?本題はまだですか?」
P「まあまあ眼鏡でも」
ちひろ「お断りします」
P「んで、この前グラハム君が神谷君と荒木君とで、カラオケに言ったみたいなんですよ」
ちひろ「自分からまあメガしておいてスルーしないでください……はいはい、それで?」
P「まあ組み合わせが組み合わせなので、アニソン祭りになったようで」
ちひろ「武力介入に始まり、って感じですか」
P「はい、でもって当然ながら私は営業中だったのですが……神谷君から音声ファイルが添付されたメールが届きまして」
ドア「がちゃぴん」
キャシー・グラハム「ハァーイ!グッモーニ」
ちひろ(ようやくですか、導入部分長いよ!何やってんの!)
P「ポチッとな」
ガラケー『抱きしめたいな!プロデューサー!!……えっ、コレ撮ってるの?ちょ、やめてよぉ!奈緒さん今すぐ消し』
キャシー「!?」
P「と、まあこんなテンション上がって悪ノリー的なものを、神谷君自身が日頃から渋谷君と北条君に虐げられた怨みも上乗せして……」
ちひろ「奈緒ちゃんも結構やるわね」
P「次の日、グラハム君と一緒にお仕事だったのですが、一日中その件で可愛がってました」
ちひろ「Pさんて淡々と喋ってますけど、案外ねちっこそうですよね」
P「はは、グラハム君以外に興味が無いだけですよ」
キャシー「」
キャシー「ぷ、ぷぷぷぷ」
P「なんだ、グラハム君じゃないか!抱きしめたいなぁ……にやにや」
ちひろ「自分で擬音口にするとか狂気の沙汰ですよ」
キャシー「プロデューサーぁ!ソレ、消してって言ったじゃんかぁ!!何で消してくれないの!?」
P「そうだね……んー、グラハム君が一向に私を抱き締めてくれないからかな」
ちひろ「いい加減皆またかよって呆れてるからイチャコラはよ(それじゃあ私は仕事に戻りますね☆)」
P「ハハッ、副音声が主音声とはこれ如何に」
キャシー「うぅ~……あの時、散々弄って『わかったよ、コレはもう消すから」って約束したのにぃ!!」
P「そうだね、だからアレは消した……コレはただのバックアップだよ?」
キャシー「」
P「公式非公式問わずッ、グラハム君の記録をッ、私が残さないはずが無いッ!!」
ちひろ(うわぁ……同僚じゃなかったら絶対関わりたくないタイプの人だ……)
キャシー「……ど、どうしたら、ソレ……消してくれるの?」
P「グラハム君が、私を、抱き締めてくれたら考えようじゃないか」
ちひろ「キャシーちゃーん?こんな口約束信じちゃダメよー?こういうことは紙に書くかデータとして残」
キャシー「わかった、やります」
ちひろ「!?」
P「ほう……」
キャシー「抱き締めればいいんデショ?そ、それくらい……できるもん!」
P「ほぉーん?」
このSSまとめへのコメント
せやな
とか、プロデューサーが気持ち悪いから治した方が良いね