響「戻ってきてくれー!」
ハム象「パオーン!」ズシーンズシーン
千早「くっ。このままではまた事務所が・・・・・・」
律子「まずいわね。そう何回も建て直してられないわよ・・・・・・」
ハム象「ブオォーン!」ドシーンドシーン!
春香「こ、こっちに来るよ! 早く逃げなきゃ!」
響「で、でも自分が止めないと・・・・・・」
千早「72言ってるの! まずは自分が生き残ることを考えるのよ!」
響「う、うぅぅー・・・・・・」
ハム象「ヒヒーン!」パッカラパッカラ
律子「スピードが上がった!? 逃げ切れない・・・・・・!」
春香「きゃあぁぁぁあ!」
千早「春香ー!」
響( 自分、こんなところで死ぬのか・・・・・・? )
響( 家族も助けられないで。仲間まで巻き添えにして・・・・・・ )
響( ――いやだ。 )
響( そんなの嫌だ。だけど。嫌だけど、自分には何もできない。)
響( だからっ! )
――さぁ、その名を呼んで。
響「たすけて! マコトラマァァァァァン!」
マコトラマン「キャッピピ「破ァ!」
まばゆい閃光が辺りを覆い自分は思わずぎゅっと目を閉じた。
数十秒は経っただろうか。
恐る恐る目を開けてみると、そこにはいつも通りの平和な事務所。ありふれた風景が広がっていた。
響「な、なにがどうなってるんさー?」
T「危ないところでしたね」
自分の疑問に答えたのは事務所でも有名な月生まれのTさんだった。
T「性質の悪いまやかしです。おそらくは妖精の類でしょう。
あのままでいたら、もっと恐ろしい光景が広がっていたに違いありません・・・・・・」
神妙に話すTさん。月生まれってすごい。やっぱりそう思った。
やっぱり久々に変なことはするもんじゃない。俺はそう思った
色々とすまんな
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません