ミカサ「男だけの料理大会」(268)

サシャ「さぁ今日もやってきました!訓練兵団恒例『男だけの料理大会』!」

サシャ「司会は私、無限の胃袋!腹ペコ一徹サシャ・ブラウスと!」

キース「解説、教官代表、キース・シャーディスでお送りする」

サシャ「それでは今回の料理人の入場です!」

『ふるう包丁は殺意の証!今日もこれ食って巨人をブッ殺す!エレン・イェーガー!』

『レシピの種類は104期随一!知識と知略で味を追求!アルミン・アルレルト!』

『鉄鍋もたせりゃ狂気の笑い声!辛さにかけちゃ誰にも負けない!ジャン・キルシュタイン!』

『素朴な味わいはまさにお袋!隠れた実力者!マルコ・ボット!』

『肉捌きにかけちゃ俺の右に出る奴ぁいねぇ!狩猟民族!コニー・スプリンガー!』

『味わいとは深み!隠し味こそすべてを決める!ベルトルト・フーバー!』

『そして…炎の鉄人!火力を追い求めた最強の料理人!ライナー・ブラウン!』

『以上でメンバー入場を終了します、実況サシャ・ブラウスでした!』

―待合室― 

ミカサ「頑張って、エレン、アルミン」

エレン「おう、絶対優勝してやる!」

アルミン「それには僕も倒さなくちゃならないよ、エレン」

エレン「アルミンが相手でも手は抜かねぇぜ!」

アニ「頑張んなよ、ベルトルト」

ベルトルト「あ、ありがとう、アニ」

アニ「でも、ライナーの奴、一人だけ待合室が個室だなんてね」

ベルトルト「ライナーは前回優勝者だからね、今回はシード枠だし」

アニ「あいつがあんなに料理がうまかったなんて、驚いたよ」

ジャン「今回こそ優勝してミカサに…」

コニー「また言ってるぜ」

マルコ「ジャンも飽きないね」

サシャ「さぁて!早速一回戦第一試合と行きましょう!」

サシャ「今から競い合ってもらうのはこの二人です!」

>>10,>>11 ライナー以外

ジャン

エレン

>>1さん、兵長とかハンネスさんとかイアンさんとかは、安価のとき名前だしてもいいですか?

サシャ「おぉっとぉ!これはいきなり好カードです!」

エレン「オレの初戦はジャンか…アイツにはぜってぇ負けねぇ!」

ジャン「ふんっ!死に急ぎ野郎が相手とは!勝ったも同然だな!」

サシャ「勝負の前から両者とも火花をちらしております!」

サシャ「さて、気になる料理の方ですが…今回はこの料理で競い合ってもらいます!」

>>16

パエリア

>>13
今回は出場者が決まってるので…7人から選んでいただければ助かります

サシャ「パエリア!米と具材の香り湧き立つ絶妙な一品!」

サシャ「教官!この勝負どう思われますか!」

キース「そうだな、まずキルシュタインだが…まず、香辛料をたっぷり使ってくるだろう」

キース「辛みとそそる匂いにおいては、奴は天賦の才を持っている」

キース「それとは対照的に、イェーガー…奴は乳製品を使ってくるんじゃないか?」

キース「どう転ぶか…面白い勝負だ」

サシャ「…はいっ!ありがとうございました!早速始めていきましょう!」

サシャ「先攻はジャン・キルシュタインです!」

ジャン「よっしゃ!」ガッ

サシャ「おおっと!いきなりフライパンに火をかけていきました!米は洗わないんですかね?」

キース「奴め、使う米を玄米にしておる…なかなか興味深い…」

サシャ「ほぉー…おっとジャン!ここはセオリー通りオリーブオイルでニンニクを炒めに来ました!」

キース「奴はここの火加減が絶妙だ…決して焦げ付かず、それでいて香りを最大まで引き出す」

サシャ「ジャンって結構すごいんですね…おおっと、ここで玉ねぎを投入だぁ!ここまでいい香りがします!」

キース「見たところ玉ねぎが少し大きめに刻んである…あれには何が隠されているのか…」

サシャ「…そろそろ玉ねぎがいい感じにきつね色になってきました、ここで先ほどの玄米を投入!」

キース「玄米が火の通りにどう影響するか…ここが腕の見せ所だな」

サシャ「先ほどから気になってたんですが、玄米にすることにメリットはあるんですか?」

キース「わからん…私も試したことがない」

サシャ「うーん…教官でも想像のつかないことを…」

キース「それだけこれに自信があるということだ…まずければ叱り飛ばしてやる」

サシャ「おっ…そろそろ鶏肉を炒めていくようです」

ジャン「カカカカカカカカカカ!」

サシャ「出ました!鶏肉を刻みながら笑っています!非常に不気味です!」

キース「…あの悪癖はどうにかならんのか…」

サシャ「そしてそのまま別のパンへ鶏肉を投入!表面がかすかに焦げるように少し強火にしています!」

キース「…肉を焦がすのは悪手だ…と、思っているものは間違いだ…」

キース「肉は焦がしてから炊くことによって旨みが中へ閉じ込められる」

サシャ「そうこうしてるうちに白ワインを米にさらりとかけ、さらにコンソメを投入!」

キース「一緒にターメリックも入れていたな…どれほど風味にこだわるつもりなのか」

今回はここまで、続きは昼にでも書きます

サシャ「先ほど鶏肉を焼いたパンで…どうやらきのこを炒めるようですね」

キース「エリンギとしめじ、それに舞茸だな…鶏肉との相性もいい」

サシャ「きのこが焦げるいい匂いがします!これは期待できそうですね!」

サシャ「…っと、どうやら米に具材をあわせていくようです」

サシャ「お米の上に炒めた鶏肉ときのこを並べ、水を足していますね」

キース「これであとは水分がなくなるまで煮て、蒸らすだけだ」

サシャ「では、後攻エレン・イェーガーの方を見ていきましょう」

エレン「よし!」ザッ

サシャ「おっと、こちらは米を洗っていますね、定番のパエリアにしていくのでしょうか?」

キース「それはまだわからないな、ただ、普通にはなるまい」

サシャ「そうですか?…うーん…まぁおいしければいいです」

サシャ「お、お米は洗い終わったみたいですね、早速パンを取り出し…って!?」

キース「ほぉ…オリーブオイルにバターを混ぜてニンニクを炒めているな…」

サシャ「何の意味があって…」

キース「やはり普通ではなかったな…奴の乳製品へのこだわりはすさまじいものがある」

サシャ「ニンニクのあとは刻んだ玉ねぎ、ここは変わらずですね」

サシャ「おっと、早速もう一つのパンに火をかけ始めました!」

キース「炒めるのはピーマン、パプリカ、それにベーコンか…」

サシャ「彩りが綺麗な食材ばかりですね!」

サシャ「玉ねぎが頃合いのようです、ここでお米を投入!」

キース「米の表面の水分はちゃんと切っているようだな…」

サシャ「お米が透き通るまで炒めていきます、おいしそうです!」

サシャ「…そろそろお米もいい感じになってきました!」

キース「奴はコンソメの他にトマトを大量に入れているな…少しばかり多すぎる気がしないでもないが…」

サシャ「あとは煮立つのを待って具材を入れるだけのようですね!」

キース「いや、果たしてそうかな…」

サシャ「?」

キース「何でもない、我々は出来上がるのを待とう」

サシャ「いい感じに煮立ってきました、ここで先ほど炒めた具材を投入!」

サシャ「あとはパラパラになるまで水分をとばして、蒸らすだけです!」

キース「…」

サシャ「バターにこそ驚きましたが、定石通りのパエリアになりそうです」

キース「…」

サシャ「どうしました?教官」

キース「…いや…」

サシャ「?」

サシャ「お、どうやら水分をとばし終えたみたいです…!?あれは!?」

キース「やはりな」

サシャ「エレン・イェーガー!ここに来てチーズを取り出しました!」

キース「ピーマン、パプリカ、ベーコンだけという中途半端な具材に違和感があったが」

キース「これで合点がいった」

サシャ「パエリアにチーズですか!?あれじゃあドリアじゃないですか!?」

キース「手順はちゃんとパエリアの作り方に則ってる、決して別のものを作ってるわけではあるまい」

サシャ「そう…ですか…まぁ、おいしければなんだっていいんですけどね!」

サシャ「…さて!両者とも調理終了です!」

ジャン(これは勝ったな!)

エレン(オレのチーズパエリア、チーズ嫌いの奴なんているはずない!)

サシャ「それでは審査の方に移りましょう!」

サシャ「今回の審査員は私と教官の他に、クリスタ、ユミル、ミーナに来ていただいてます!」

クリスタ「頑張って審査するね!」

ユミル「美味いもんが食えるっていうし、クリスタに頼まれたからな」

ミーナ「わ、私なんかでいいのかな?」

サシャ「では早速、実食していきましょう!」

キース「まずはキルシュタインが作ったパエリアからだ」

ジャン「…」ドキドキ

サシャ「…」ハム

クリスタ「…」モグモグ

ユミル「…」ムシャムシャ

ミーナ「…」ハグハグ

ジャン「ど、どうだ?」ドキドキ

キース「ふむ…なかなか私好みだ」

サシャ「鶏ときのこの香ばしさが鼻の奥まで香ってきますね」

ユミル「あぁ…それにこのピリピリした辛さがいいアクセントになってるな」

ジャン「あぁ、それは、盛り付ける時に唐辛子とケシの実と山椒を粉末にしたものをちらしたんだ」

クリスタ「それにお米のプチプチとした触感…面白い!」

ジャン「玄米を使うことによってその触感が出るんだ、香ばしさと最高に合うはずだぜ」

ミーナ「お米にもしっかり味がついていて…それに玉ねぎも形がちゃんと残ってる…おいしい」

ジャン「ありがとよ、ミーナ」

サシャ「…さて、続いてはエレンの作ったパエリアの実食です!」

キース「…」モグモグ

クリスタ「…」ハムハム

サシャ「…」モグモグ

ミーナ「…」ハグハグ

ユミル「…」ムシャムシャ

エレン「…」バクバク

キース「…」ゴクン

エレン一緒に喰ってるぞwww

キース「いや…これは…」

サシャ「おいしい!おいしいですよ!」

クリスタ「パラパラのご飯と溶けたチーズが口の中で混ざり合って」

ユミル「トマトの酸味もいい感じに溶け合ってるな」

ミーナ「子供から大人までみんなが楽しめる味だね」

エレン「そ、そうか?」テレテレ



サシャ「…さて、結果発表に移りたいと思います!」

 安価下1-5までで多かった方が勝ち

>>39
わかりにくくてすいません一応心臓の音を書いたつもりだったんですが

キース「私はキルシュタインのパエリアが口に合ったな」

サシャ「私はエレンのが好きですね!おいしかったです!」

クリスタ「私もエレンのかな?トロッとしたチーズがおいしかった」

ユミル「クリスタがそういうなら私も」

ミーナ「私もエレンかな、ジャンのもおいしかったんだけどね」

エレン「と、言うことは…」

ジャン「そ、そんな」

サシャ「一回戦第一試合!4対1でエレンの勝ち!」

ミカサ「やった、エレンが勝った!」

アルミン「うん、よーし、僕も負けてられないな」

サシャ「解説の教官、エレンの勝ったポイントとはいったいどこでしょう?」

キース「おそらく、イェーガーが決して背伸びせず、自分の好きな味に拘ったからだろう」

キース「キルシュタインは、大人の味を意識しすぎて審査員の大半が子供だということを意識していなかった」

キース「そこが勝負の分かれ目だな」

サシャ「…はいっ!ありがとうございました!なるほど、この勝負ジャンの自爆という結果になりました」

サシャ「では、一回戦第二試合が始まるまで、しばしお待ちください」

―待合室―

エレン「やったぜ!ミカサ!アルミン!」

ミカサ「うん、しっかり見ていた、かっこよかったエレン」

アルミン「よかったよ、エレンのパエリア、とてもおいしそうだった」


アニ「まさか優勝候補のジャンをいきなり破るなんて…」

ベルトルト「あぁ…要注意だね…」


ジャン「…ううぅ…くそぉ…」グスグス

マルコ「元気だしなよジャン、次があるさ」

コニー「いつまでも泣いてんなよ…」

サシャ「それでは一回戦第二試合へと進みましょう!」

サシャ「次ぎに競い合ってもらうのはこの二人です!」

>>55,>>56 アルミン、ベルトルト、コニー、マルコから

ベルトルト

マルコ

サシャ「一回戦第二試合はベルトルト対マルコ!」

サシャ「どちらもオーソドックスで安定した料理に定評のある二人です」

ベルトルト「よろしくね、マルコ」

マルコ「こちらこそよろしく、ベルトルト」

サシャ「さて、作ってもらう料理はこちら!」

>>60

ポトフ

サシャ「簡単で安定したおいしさをほこる、ポトフ!」

サシャ「この二人にぴったりの料理ですね!」

キース「手間のかからない料理なだけに、どうやって相手と差をつけるかだな」

サシャ「そうですね!では早速作ってもらいましょう!」

サシャ「先攻はマルコ・ボットです!」

マルコ「よし!頑張るぞ!」

サシャ「今回、コンソメ、ブイヨンなど時間のかかるものはあらかじめ用意していますが…」

キース「ポトフはブイヨンにジャガイモやニンジンなどを入れて煮込むだけの料理だ」

キース「さて、どう工夫してくるか…」

サシャ「マルコ、手始めにジャガイモとニンジンを切っていますね」

キース「芯に火が通りにくい食材から手を付けるのは、煮込み料理の基本だ」

サシャ「おや?ですが、切った食材を鍋に入れずにパンで焼くようですよ?」

キース「おそらくジャガイモが煮崩れしないように…また、ニンジンに甘みを持たせるためだな」

サシャ「ジャガイモとニンジンを焼いている間に、玉ねぎとソーセージを切るようです」

キース「玉ねぎはくし切り、ソーセージには切れ込みを入れているようだ」

サシャ「これはそのまま鍋に入れるようですね、炒めていた食材も同時に鍋に入れました」

キース「香りづけにはクローブと黒コショウを使うようだな」

サシャ「あとは煮込むだけですが…」

キース「もう、解説することもないな…」

サシャ「ですね…ではベルトルトの方も見てみましょう」

ベルトルト「…じゃあ、始めようかな」

サシャ「ベルトルトも始めたみたいですが…」

キース「…ほぼ、ボットと同じ動きだな…」

サシャ「…ですね…」

サシャ「…結局、鍋に具材を入れるまで、まったく同じ工程でしたが…」

キース「奴め…ブイヨンに潰したトマトと砂糖を入れよった」

サシャ「トマトポトフですか…盲点でした」

キース「香りづけにはローリエを使うようだ…」

キース「あくまで定番の作り方に拘るボットと、ひと手間加えて美味さを求めるフーバー…」

サシャ「異なるようで本質は同じ二人の料理…この勝負、わかりませんね」

サシャ「…両者とも、調理終了です」

マルコ「ふぅ…我ながらよくできたかな」

ベルトルト「こっちも負けないさ」

サシャ「では!お楽しみ、審査アンド実食タイム!」

サシャ「まずはマルコのポトフからです!」

キース「…」ズズッ

クリスタ「…」ハグハグ

ユミル「…」ムシャムシャ

ミーナ「…」モグモグ

サシャ「…」ゴクン

キース「うむ…まさにポトフだ…マスタードがよく合う」

ミーナ「これは…お袋の味って奴?」

クリスタ「ブイヨンのいい匂いに、体の芯から温まる味…」

ユミル「…ポトフそのままの味を突き詰めたような…」

サシャ「これは何杯でもイケますね、飽きが来ない味です」

マルコ「概ね好評みたいで満足です」

サシャ「続いてベルトルトのポトフです」

キース「…」ズズッ

クリスタ「…」ハムハム

ユミル「…」ムシャムシャ

ミーナ「…」モグモグ

サシャ「…」ゴクン

キース「こちらも…ブイヨンの味を壊さずに…それでいてトマトがよくきいている」

クリスタ「…風味が強くて、トマトの酸味とほのかな甘みがとてもあってるね」

ユミル「…私は、トマトがもうちょっと強くてもいいと思うが…これは美味いな」

ミーナ「…」ホッコリ

サシャ「これは…元気がわく味ですね…とてもおいしいです!」

ベルトルト「よかった、気に入ってくれたみたいだね」



サシャ「…さて、結果発表に移りたいと思います!」

 安価下1-5までで多かった方が勝ち

キース「私はボットのポトフの方が味がいいと思う」

クリスタ「私はベルトルトのかな、あの甘みがとても好きだな」

ユミル「私も文句なしでベルトルさんだな、これは美味かった」

ミーナ「私はマルコのかな?もちろんベルトルトのもおいしかったよ」

サシャ「私もマルコのです!いくらでも食べれそうってのは大きいですね!」

マルコ「やった!」

ベルトルト「残念だね」

サシャ「一回戦第二試合!3対2でマルコの勝ち!」

ジャン「マルコの奴!やりやがった!」

アニ「あーあ、負けちゃった」

サシャ「教官、今回は接戦でしたね!」

キース「あぁ、どちらが勝ってもおかしくない戦いだった、二人とも同等の実力を持っていた」

キース「強いて言うなら、温かさという一点、この一点においてボットはフーバーを上回っていた」

サシャ「…はいっ!ありがとうございました!料理は愛情とはよく言ったものです!」

サシャ「では、一回戦第三試合が始まるまで、しばしお待ちください」

少し休憩

―待合室―

エレン「次はいよいよアルミンの出番だな、頑張れよ」

ミカサ「アルミンならきっと勝てる、心配せずに試合に臨めばいい」

アルミン「ははっ、ありがとう、頑張るよ」


アニ「…負けちゃったね」

ベルトルト「残念だけど仕方ないよ、あとはライナーに任せる」

アニ「ふふっ、そうだね…今度あんたの料理食べさせてよ」

ベルトルト「!!…あぁ、もちろん!」


ジャン「やったな!マルコ!このまま死に急ぎ野郎をぶっ倒してやれ!」

マルコ「ははは、それは難しいかな…」

コニー「それよりオレの応援しろよ!」

サシャ「さぁ!待ちに待った一回戦最終試合です!」

サシャ「今から競い合ってもらうのは、このお二人!」

アルミン「絶対に負けないよ、コニー」

コニー「それはこっちのセリフだぜ!アルミン!」

サシャ「同じ小柄な二人といえど、頭は天と地ほどの差がある二人」

サシャ「そんな二人に作ってもらうのはこちら!」

>>85

ピザ

サシャ「パーティーには必須!とろけるチーズが魅力的!」

サシャ「若者の永遠の味方!ピッツァです!」

キース「生地からトッピング、焼き方まで人によりその姿はどのようにも変える」

キース「これはレシピが豊富なアルレルト有利か?」

サシャ「なるほど…ここはコニーにも頑張ってほしいところです」

サシャ「それでは先攻、コニー・スプリンガー!」

コニー「おっしゃあ!」

サシャ「早速生地を練り始めましたね、小麦粉に適量の塩と砂糖と水」

サシャ「特に普通のピザと変わりはないようですね」

キース「あいつはおそらく、トッピングで勝負を仕掛けるのだろう」

キース「奴の用意している食材に注目しておくといい」

サシャ「はい!了解しました!」

サシャ「生地を練り終えて初めに手に付けたのは…サラミですか」

キース「あれはぺパロニと言われるパプリカを混ぜ込んだサラミだ」

キース「独特の辛みが癖になる一品だが…奴があれを知っていたとは…」

サシャ「へぇー、珍しいものなんですね…おっと別の食材に手を付けました」

サシャ「あれは…茄子ですね」

キース「茄子か…ぺパロニに茄子…なかなかいいセンスをしている」

サシャ「あとは…チーズをスライスしています、かなり薄く切ってますね」

キース「塊で乗せるより、薄くしたものを重ねる方がチーズの柔らかさが引き立つ」

キース「ただの馬鹿かと思っていたが…評価を変えねばならんな」

コニー「これには何が合うだろうな?これかな…」

サシャ「…どうやらソースを決めているようですが…」

キース「ほとんど勘だな…先ほどの食材も直感で決めたのか?」

サシャ「手に取ったのはトマトソースとチリソースですか」

キース「まるでパズルでもはめてるかのようだ、良い相性のソースを選びおった」

サシャ「お、早速生地を伸ばすようですね…!!」

キース「あいつ…クリスピーピザにするつもりか」

サシャ「いえ…多分あれは丸く伸ばすのがめんどくさいんだと思います」

キース「…」

サシャ「トマトソースを生地にぬって、トッピングも終わりましたね」

キース「その上から少しばかりチリソースをかけて…パセリをまぶしたな」

サシャ「色合いも綺麗です、後は焼いてお終いのようですね」

サシャ「では、アルミンの方を見ていきましょう」

アルミン「よし!」ガッツ

サシャ「アルミンも生地を練ることから始めましたね…?」

サシャ「アルミンの方の生地にはオリーブオイルを入れるみたいですね」

キース「あれを入れることで、噛んだ時にかすかにオリーブの香りが広がる」

キース「まぁ、さすがと言ったところか」

サシャ「へぇー…聞いただけでもおいしそうです」

サシャ「…生地を練り終わって、メインのトッピングをスライスするようですが…」

キース「あれは…ただのベーコンだな」

サシャ「アルミンのことですから、もっとすごいの持ってくると思ってたんですが…」

キース「珍しさで言えばベーコンよりぺパロニだが、他のトッピングと合わせやすいのは遥かにベーコンだ」

キース「アルレルトはおそらく、風味の強い何かを使うんだろう」

サシャ「でも、切ってる野菜はトマトとピーマンですよ?」

キース「よく見ろ、隣に刻んだオリーブの実がおいてあるだろう」

サシャ「あ、ほんとですね」

サシャ「使うソースはトマトとバジルソースですね、それにタイムとオレガノを刻んでちらすようです」

キース「やはりハーブか…」

サシャ「ハーブを使うことって香りづけ以外に何があるんですか?」

キース「その香りが大事なのだ…人がうまいと感じるのは、舌と鼻、両方を魅了された時だ」

キース「やはりアルレルト…侮れないな…」

サシャ「そうこうしてるうちにアルミンも焼き始めるようですね」

キース「あとは待つだけだ」

サシャ「おや?…待つだけかと思っていれば、途中でアルミンが竈からピザを取り出しましたよ?」

キース「…なるほど」

サシャ「んん?パルメザンチーズとパァンを削ってますね…」

キース「粉チーズとパン粉をピザにまぶせるのだろう、そうするといい具合に焦げ目がつく」

サシャ「なるほど!アルミンはトッピングより焼き方に重点を置いてたんですね!」

キース「あぁ…まったく、驚かせてくれる」

サシャ「私早くもお腹の音が鳴ってきましたよ!」グゥー

キース「…あれだけ食べておいてか」

サシャ「さて!ここで両者、調理終了です!」

コニー「へへっ!勝ちは貰ったぜ、アルミン!」

アルミン「それはどうかな、コニー」

サシャ「それでは、実食に移りましょう!」

サシャ「まずは、コニーのクリスピーピザ!」

キース「…」モグモグ

クリスタ「…」ハグハグトローリ

ユミル「…」ムシャムシャ

ミーナ「…」ハムハム

サシャ「…」ガツガツ

キース「なるほど…茄子の何とも言えん甘さが、ぺパロニの風味を引き立たせている」

クリスタ「…ちょっと辛いけど…珍しい味だね…おいしいよ!」

ユミル「うまいなこれ…あの馬鹿が作ったとは思えねぇ」

ミーナ「パンチの効いたトッピングをチーズが包んでる…面白い」

サシャ「おいしいですよ!コニー、見直しました!」

コニー「よせやい、照れるぜ!」

サシャ「さて!お次はアルミンのピザ、いざ実食!」

キース「…」モグモグ

クリスタ「…」ハグハグ

ユミル「…」ムシャムシャ

ミーナ「…」モグモグ

サシャ「…」ハフハフゴクン

アルミン「ど、どうかな?」

キース「具材の旨みだけでなく…香りを駆使して…まったく、食欲を働かせる」

クリスタ「うん…バジルの風味とかすかに焦げた香り…おいしい」

ユミル「まったく、劣等生だと思ってたが…こんなもん隠してやがったとは」

ミーナ「見た目にも綺麗だし…味もそれに劣ってない…」

サシャ「これは…食べたら余計にお腹がすきました…あ、褒めてるんですよ?」

アルミン「ははっ、ありがとう」



サシャ「…さて、結果発表に移りたいと思います!」

 安価下1-5までで多かった方が勝ち

キース「私はスプリンガーを押したい、非常に驚かされた」

クリスタ「私はアルミンの、バジルのいい香りがまだ残ってるよ」

ユミル「私もアルミンだな、ここまで純粋に美味いって思ったのは初めてだ」

ミーナ「私もアルミン!コニーのも良かったけど、アルミンの方がおしゃれな感じだった」

サシャ「私もギリギリアルミンです、食べた時から食のアドレナリンが常時分泌してました!」

コニー「あぁー…負けちまったか」

アルミン「やったやった!」ピョンピョン

サシャ「一回戦第三試合!4対1でアルミンの勝ち!」

エレン「ミカサ!アルミンが勝ったぞ!」

ミカサ「えぇ、しっかり見ていた」

サシャ「教官!今回コニーが敗退した原因は何でしょう?」

キース「おそらくぺパロニや茄子など、珍しい食材を使ったことだろう」

キース「あまり珍味にふれたことのないものには、あの味を理解するのは難しい」

キース「もう一つ上げるとすれば、少々辛みが強すぎたことだな」

サシャ「…はいっ!ありがとうございました!アルミンの知識がコニーの感覚を上回るという結果に終わりました」

サシャ「では、二回戦第一試合が始まるまで、しばしお待ちください!」

今回はここまで、次からは、とうとうあの男が参戦します

―待合室―

エレン「やったな!アルミン!」

アルミン「ありがとう、エレン」

ミカサ「だから心配しなくてもいいと言った、アルミンの実力は私たちが、よく知っている」

アルミン「ふふっ、ミカサもありがとう」

エレン「次は、アルミンと戦うことになるかもな、そのときは負けねぇぞ!」

アルミン「もちろん、僕も負けないよ!」


コニー「あーあー、負けちまった」

ジャン「まぁ、そうだろうとは思ってたけどな」

マルコ「残念だったね、コニー」

コニー「まぁ、仕方ねぇよ、アルミンが相手だったしな」

サシャ「一回戦も終わりまして、残る選手も4人となりました」

サシャ「そしていよいよ!この男の登場です!」

サシャ「前回の覇者!ライナー・ブラウン!」

プシュー!モクモクモク

ライナー「…」

サシャ「何と言う威厳に満ち溢れたたたずまいでしょう!」

サシャ「何より!選手が皆エプロンをしているのに対し、たった一人だけ割烹着を身にまとっています!」

サシャ「彼の作った料理を残そうものなら、ありったけの拳骨が飛んでくることでしょう!」

サシャ「今から彼と戦うことになるのは、一体誰なのでしょうか!?」

―待合室―

エレン「来やがった…!」

アルミン「…少なくとも…エレンか僕のどちらかは、ライナーと戦うことになる…」

ミカサ「二人とも…落ち着いて…ライナーを倒せなければ優勝なんてできない」



アニ「…あいつはふざけてるの?割烹着なんて着て…」

ベルトルト「いや、本人はいたって真面目だよ」



コニー「頑張れよ!マルコ」

ジャン「お前ならきっとライナーも倒せるさ!」

マルコ「…う、うん…」

サシャ「さて、それでは!二回戦第一試合の開始です!」

サシャ「競い合ってもらうのは、このお二人!」

>>129,>>131

エレン、アルミン、マルコ、ライナーから

ちなみに二回戦でライナーと当たった選手は強制敗北

マルコ

ライナー

サシャ「おおっと!いきなりチャンピオンの試合です!」

サシャ「これはマルコがどこまで粘れるか…見ものですね!」

ライナー「ふふふ、マルコ、いい試合にしよう」

マルコ「胸を借りる気持ちでやらせてもらうよ」

サシャ「チャンピオン対第一の挑戦者!作ってもらう料理はこちら!」

>>134

グラタン

サシャ「アツアツのホワイトソースの上にトロットロのチーズが乗った…」

サシャ「冬に食べるとこれまたおいしい、グラタン!」

キース「グラタンか…定番に拘るボットが、どこまでブラウンに食らいつけるか…」

キース「勝負の決め手はやはりホワイトソースだな」

サシャ「なるほど、では先攻、マルコ・ボット!始めてください!」

マルコ「よ、よし、やるぞ」

サシャ「やはり、具材には鶏肉、玉ねぎ、マカロニを使うようですね」

キース「あぁ…どうやら定番の、マカロニグラタンを作るらしい」

サシャ「マカロニを茹でている間に鶏と玉ねぎを切ってしまうようですね」

キース「やはり、グラタンのホワイトソースの具材は大きめでゴロゴロしている方が望ましい」

キース「具材の切り方一つでも、非常にこだわりを持って行うボットのことだ…」

キース「…これは期待できるな…」

サシャ「具材が切り終わるとすぐに、ホワイトソース作りをはじめました!」

キース「小麦粉に牛乳と生クリームを加えながら混ぜていく、単調な作業だが…」

キース「やはりボット、ここでも丁寧にゆっくりと混ぜている」

キース「奴の料理の美味さは、こういう所から来ているのだな」

サシャ「細かいですねぇ…気が遠くなりそうです」

サシャ「ん?…ホワイトソースを作りながら鶏を炒めるみたいですよ!?」

キース「ひとえに奴の集中力だからこそできる芸当だ…」

サシャ「…鶏がいい感じに焼けてきましたねぇ…ここで玉ねぎを投入!」

サシャ「味付けは定番の塩コショウのようですね」

キース「やはり、作る者の腕いかんによってシンプルなものほど旨みは増すものだ」

サシャ「なるほど!単純明快ですね!私好みです!」

キース「…貴様はただ理解能力がないだけじゃないか?」

サシャ「…」

キース「…」

サシャ「…おっとぉ!ここで具材を炒めてるパンにソースを投入するようです!」

サシャ「ソースと同時に少量のコンソメも投入!」

キース「ここからゆっくりと、丁寧にとろみがつくまで弱火で混ぜていくのだ」

サシャ「もう、これだけでもおいしそうです!チーズなしでいいんで今食べちゃダメですか?」

キース「…」

サシャ「さ、さすがに冗談ですよ、そこまで卑しくありません」

キース「お前の場合冗談に聞こえん…」

サシャ「ま、まぁまぁ…お、マカロニもソースに入れてしまうようですよ!ほら見て!」

キース「…」

サシャ「うぅぅ…すいませんでしたぁ」

サシャ「そろそろ、竈で焼いていくみたいですね」

サシャ「グラタン皿にバターを塗って、ソースを流し込んでいます!」

キース「チーズはモッツァレラだな…やはりあくまで定番に拘るか…」

サシャ「大体の工程は終わったみたいなので、ライナーの方を見ていきましょう」

ライナー「よし!始めるかぁ!」

サシャ「いよいよチャンピオンのターンですね…」

キース「一体どんなグラタンを作るのか…楽しみだ…」

サシャ「具材はキャベツにアスパラガスにスモークチキンですか…珍しいですね」

キース「奴のことだ…何を考えているのかわかったものじゃない」

サシャ「ですねー!…え!?」

キース「なん…だと…!?」

ライナー「はっはっはっ!」ジャァァァ

サシャ「なんとライナー!ホワイトソースを作らずに具材を炒めはじめました!」

キース「一体奴は何を考えている…?」

サシャ「ライナーはすべてにおいて高い能力を持っていますが…」

サシャ「中でも一番すさまじいのは、火加減に対する執着度です!」

サシャ「具材への火の通り具合に、異常なほど拘るライナーが、こんなミスを犯すはずがありません!」

キース「ううむ…余計にわからん…何故?」

ライナー「はっはっ!実はなサシャ、これを使うんだ」カパッ

サシャ「な、なんでしょうかあれは…白い…」

ライナー「これはな、『おから』という物だ」

キース「なんだと!?」

サシャ「ど、どうしたんですか?」

キース「おからというのはな…大豆から豆乳を絞り出した後に残るカスのことだ」

サシャ「えと…つまりは…ゴミってことですか?」

キース「…あぁ」

サシャ「な、なんということでしょう!チャンピオンは料理にゴミを使うようです!」

ライナー「おいおい、ゴミだなんて言ってくれるなよ、結構うまいんだこれが」ベチャ

サシャ「ライナー!何のためらいもなく、それをパンへと投入しました!」

キース「ううむ…一体どんな味になることやら…」

サシャ「そして、おからが具材へなじんだと思えば火を止め…あれは、牛乳ですかね」

キース「いいや、あれは豆乳だ」

サシャ「なんと!?ライナーは小麦粉と牛乳を使わずに、ホワイトソースを作るようです!」

サシャ「そしてまたためらいもなく、豆乳を投入!…豆乳を投入!」

キース「…」

サシャ「…すいません」

サシャ「味付けには塩と胡椒のみ、しかも普通より少なめの量です!」

キース「これは…期待で胸が膨らむな…」

サシャ「あとは焼き上げるだけのようですね」

キース「…あぁ…私もおからなんてものは初めて食べる」

ライナー「期待していてください、教官」

ライナー(…それに、クリスタが審査員…張りきった甲斐があったな)

サシャ「両者、調理終了!」

マルコ「これは、僕の勝ちは絶望的かな…」

ライナー「そんなこと言うもんじゃない、マルコ、お前も料理人なら自分の料理を誇るべきだ」

マルコ「…そうだね、ありがとうライナー」

サシャ「早く食べたいです!実食!」ガツガツ

キース「ちなみに今から食べるのは、ボットのグラタンだ」

クリスタ「…」ハム

ユミル「…」ムシャムシャ

ミーナ「…」モグモグ

キース「うむ…まさにグラタン…ホワイトソースとチーズがよく合う」

クリスタ「…うん…私も、これよりおいしいグラタンは食べたことないよ」

ユミル「…うまい…美味いぞ!」

ミーナ「口の中でソースが溶ける感じと、鶏肉のゴロゴロした食感がたまらないよ」

サシャ「…おかわり…おかわりは…」

マルコ「…僕の料理も捨てたもんじゃないようだね」

サシャ「つぎぃぃぃぃ!!!」ガツガツ

キース「次はブラウンのグラタンだ」

クリスタ「…」モグモグ

クリスタ(…あれ?)

ユミル「…」ムシャムシャ

ユミル(…なんだか…)

ミーナ「…」ハグハグ

ミーナ(…思ったより大したことない?)

キース「うむ…確かに美味い…口当たりが軽やかで…それでいてコクもある」

サシャ「あぁ…またなくなっちゃいました…」ショボーン

キース「だが貴様の実力はこんなものだったか?」

キース「もっと、ボットと圧倒的な差をつけると思っていたが…」

キース「味はボットのモノと五分五分と言ったところか」


ライナー「あぁ、一つ言い忘れていたことがありました」

ライナー「このグラタン、小麦粉を使っておらず、代わりに大豆が大半を占めています」

ライナー「それに鶏肉もスモークチキンに変えており、余分な脂は落としてあります」

キース「…何が言いたい」

ライナー「このグラタンは、本来のグラタンの半分以下のカロリーに抑えております」

ライナー「…つまり、エネルギーを補いながら、とても太りにくい料理となっております」

クリスタ「」ピクッ

ユミル「」ピクッ

ミーナ「」ピクッ

サシャ「」ピクピクッ

キース「…ほぅ」

キース「なるほどなるほど…健康面にも気を遣いながらこの味…」

キース「ボット、相手が悪かったようだな」

マルコ「みたいですね」

サシャ「それでは結果発表に移りたいと思います!」

キース「文句の付けどころがない、ブラウンだ」

クリスタ「わ、私もライナーかなぁ…」

ユミル「わ、私も!決して太らないにつられたとかじゃ…」

ミーナ「私もライナーだね、マルコ、ゴメンね」

サシャ「カロリーが半分以下ってことは、二倍以上食べられるってことです!」

サシャ「よって、私もライナーです!」

マルコ「ま、薄々感ずいていたさ」

ライナー「マルコ、いい試合だった、ありがとう」

マルコ「こちらこそ、完敗だよ」

サシャ「二回戦第一試合!5対0でライナーの勝ち!」

アニ「…圧巻だね」

ベルトルト「なんだかんだ言ってライナーはすごいからね」

サシャ「教官、これは…」

キース「語るに及ばずだな…さすがとしか言いようがない」

キース「味は互角だった…だが別の場所で、奴は遥か高みにいた」

キース「奴を打ち破れるやつはいるのか…決勝が楽しみだ」

サシャ「…はいっ!ありがとうございました!ライナーが圧倒的風格を醸した試合となりました」

サシャ「では、二回戦第二試合が始まるまで、しばしお待ちください」

少し休憩、お腹が減った

―待合室―

エレン「オレの相手は…アルミンか…」

アルミン「勝たせてもらうよ、エレン」

ミカサ(どうしよう…どちらを応援すればいいのかわからない…)


アニ「これはもう、ライナーの優勝で確定じゃないの?」

ベルトルト「どうだろうね、エレンは初戦でジャンを破ってるし、アルミンも強敵だ」

アニ「…あいおつにも今度、料理作ってもらお」

ベルトルト「ライナーなら喜んで作ってくれるよ」


ジャン「マルコが負けちまった…」

マルコ「仕方ないよ、相手が悪すぎた」

コニー「しかしライナーの奴スゲェな…一体いつ習ったんだか…」

>>161
×アニ「…あいおつにも今度、料理作ってもらお」
○アニ「…あいつにも今度、料理作ってもらお」

サシャ「さぁ!お待たせしました!二回戦最後はこの二人!」

エレン「アルミンだからって手加減しねぇぞ!」

アルミン「エレンもね、全力でかからないと痛い目見るよ」

サシャ「幼馴染同士の宿命の対決!燃えますね!」

サシャ「そんなお二人に作ってもらうのはこちら!」

>>166

オムライス

サシャ「ご飯ものの超初級料理、簡単なプレーンから最高級のデミまで」

サシャ「これまたとても広い幅を誇る、オムライス!」

キース「これも、どうレシピが影響するかがとても大きい…」

キース「やはりアルレルト有利か?…それとも…」

サシャ「なるほど、これはかなりの接戦になりそうです!では先攻アルミン!どうぞ!」

アルミン「…」

サシャ「とても集中してますね…食材は玉ねぎ…トマトに…あれは…」

キース「ズッキーニだな、あれをどう使うかが鍵か…」

サシャ「まずは玉ねぎ、トマト、鶏肉を切ってますね…かなり細かく刻んでいるようです」

キース「トマトと玉ねぎはライスと一体化させるためだな」

キース「鶏肉とズッキーニは食感を保たせるため大きめに切ってるのがわかる」

サシャ「フライパンにバターをしいて、ズッキーニ以外を炒めるようです…」

キース「少し強火だな…香ばしい匂いを出したいんだろう」

サシャ「焼き始めたばかりだというのに、もういい匂いがしてきましたよ」

キース「あぁ…ここでズッキーニとライスを混ぜ込むようだ」

サシャ「ズッキーニはなぜこのタイミングで?」

キース「できるだけ食感を残したいんだろう…それが吉と出るか凶と出るかはおいておいて」

サシャ「トマトがお米にしみてきましたね…綺麗な赤色で染まっています」

キース「…味付けは…どうやらコンソメを混ぜるようだな…」

サシャ「でもそんなことしたらベチャっとなっちゃいません?」

キース「なに、味がついたら水分をとばせばいい」

サシャ「チキンライスはこれで完成のようですね」

キース「あぁ…卵を焼く作業に入る…一体どんな卵になるか…」

サシャ「やっぱりふわふわの卵ですよね!あのおいしさはとんでもないですよ」

キース「いや、どうやらアルレルトはかなりしっかりした卵にするようだ」

キース「あのチキンライスならその方があってるだろうな」

サシャ「へぇ…卵の焼き方にも拘りがあるんですね」

キース「オムライスの半分は卵の焼き方で決まる、ここで手を抜いては元も子もない」

サシャ「ライスもできて卵も焼けた、後はかけるソースですね」

キース「それはもう決まっているようだ、用意してあるデミに胡椒をあわせて使うようだ」

サシャ「できたソースをかけて、パセリをまぶして完成みたいですね」

サシャ「…ではエレンの方を見ていきましょうか」

エレン「すぅ…ふぅ…」

サシャ「深呼吸してますね、かなり緊張してるんでしょう」

サシャ「こちらが使う食材は…玉ねぎ、ニンジン、トマト、それにチーズ…」

キース「やはりここでも用いてきたか…」

サシャ「肉はベーコンを使うようですね、野菜も甘めみたいですし、相性はいいでしょう」

サシャ「…おぉっと、早速炒めるかと思えば、小麦粉と牛乳…」

キース「どうやら先ほどボットが作ったホワイトソースを作るようだな…」

サシャ「ソースをゆっくり煮て作っている間に具材を炒めるようです」

サシャ「パンにバターをしいて、玉ねぎ、ニンジン、トマト、ベーコンを炒めています」

キース「味付けは塩と胡椒だな…ここは変えなくて正解だ」

サシャ「ここでお米を投入、トマトの焦げるいい匂いがしてきます」

キース「…隣に先ほどのチーズがおいてあるな、米に味が染みると混ぜていくのだろう」

サシャ「ほんとチーズ、好きですね」

キース「イェーガー自身が幼い舌をしているのだろう、若者がチーズを好むのは自然だ」

サシャ「お、チキンライスは完成したみたいですね」

>>175
×サシャ「お、チキンライスは完成したみたいですね」
○サシャ「…お、そうこうしているうちにライスは完成したみたいですね」

サシャ「卵より先にソースを作ってしまうようですね」

キース「先ほどのホワイトソースに…炒めたきのことローズマリーを混ぜるようだな」

サシャ「火をとろ火におさえて、卵に取り掛かるようですね…?」

サシャ「エレン、卵に生クリームを入れてるようですね」

キース「イェーガーはアルレルトと対照的に非常に柔らかい卵にするようだ」

サシャ「ふわふわとろとろですか!?ひゃっほぃ!」

キース「落ち着け、どうやらイェーガーの方も完成したようだぞ」

サシャ「両者、調理終了です!」

アルミン「なかなかの出来かな?」

エレン「オレのも負けちゃいねぇぜ!」

サシャ「じゃあアルミンのからいただきます!」ガツガツ

キース「…」モグモグ

クリスタ「…」ハム

ユミル「…」ムシャムシャ

ミーナ「…」ハグハグ

キース「なるほど…しっかりした卵に包まれたライスが、デミによく合う」

クリスタ「中のカリカリした奴?ズッキンだっけ?これもおいしい」

ユミル「あぁ、古臭い味かとも思ったが、なかなかどうして…」

ミーナ「うん、味の明暗がはっきりして、おいしいよ」

サシャ「…」ケプッ

アルミン「ははっ、なかなかいい感じだね」

サシャ「…えーと、次はエレンのですね、いただきます」ガツガツ

キース「…」モグモグ

クリスタ「…」ハムハム

ユミル「…」ムシャムシャ

ミーナ「…」ハム

キース「ほぅ…もっと子供っぽい味かと思っていたが…落ち着いていて、かなりいい」

クリスタ「中のチーズがいい感じに卵ととろけあって…いい」

ユミル「飯ものにホワイトソースはどうかと思ったが…面白い味わいじゃねぇか」

ミーナ「…甘みと時折くる塩気が舌を十分に喜ばせてくれるね」

エレン「おぉ!オレのもいい感じみたいだぞ!」



サシャ「…さて、結果発表に移りたいと思います!」

 安価下1-5までで多かった方が勝ち

キース「私はアルレルトだ、中々に楽しめる食事だった」

クリスタ「私もアルミンの!ズッキンが気に入っちゃった」

ユミル「私もだな、かなりまろやかなオムライスだった」

ミーナ「私はエレンかな、きのこの香りがよくきいてたよ」

サシャ「私もエレンですね、エレンの方がお腹にたまるような感じでした」

エレン「あぁー…負けちまった」

アルミン「やったよ!エレンに勝った!」ショウリノダンス

サシャ「二回戦第二試合!3対2でアルミンの勝ち!」

ミカサ「これは喜べばいいの?悲しんだ方がいいの?」オロオロ

アニ「…ライナーの相手をするのはアルミンか…」

サシャ「いやぁ!大激戦でしたね!」

キース「そうだな、時には身近な人物と真っ向からぶつかることも大切だ」

キース「あの二人は料理という方法で、それをなした」

キース「料理だけでなく、奴らの気迫も私を驚かせるに足るものだった」

サシャ「…はいっ!ありがとうございました!第二の挑戦者を決める戦い、アルミンに旗があがった結果となりました」

サシャ「次はいよいよ決勝戦です!チャンピオンの防衛なるか!」

サシャ「挑戦者がベルトを奪い取るか!ゴングが鳴るまで、しばしお待ちください!」

今日はここまで、次で終わるかな

―待合室―

エレン「負けちまったが、相手がアルミンでよかったな」

ミカサ「エレンが負けたのは残念だけど…アルミン、決勝頑張って」

ベルトルト「ライナーは強いよ、全力を尽くすことだ」

アニ「…どっちが優勝するか見ものだね」

ジャン「マルコの仇を取ってくれ!アルミン!」

マルコ「やめてよジャン…アルミン、君のしたいようにすればいいよ」

コニー「アルミンが負けるはずねぇだろ、オレに勝ったんだからな!」

アルミン「みんな…僕、勝つよ!」グッ



ライナー「それはどうかな」

アルミン「!?」

アルミン「…ライナー」

ライナー「俺を倒すか…いい気概だ」

ライナー「だが俺もただやられるのを待つわけじゃない!俺の全力をお前にぶつける!」

アルミン「…」


アニ「カッコつけてるけど、割烹着姿なんだよね…」

ベルトルト「…」


エレン「ライナー、アルミンは本気だぞ」

ミカサ「えぇ、本気であなたを倒そうとしてる、あなたの不敗神話もここまで」

ライナー「それは楽しみだ、まぁどんな料理であれ俺は、俺の前に立つ敵を打ち倒すのみだ」

ライナー「それじゃあ、厨房で会おう」スタスタ

アルミン「…」

サシャ「さぁ、この大会もあと一戦を残すだけとなりました…」

サシャ「7人の料理人の中から、最も偉大な料理人を決めるこの試合」

サシャ「競い合ってもらうのはもちろん、このお二人!御登場願いましょう!」

サシャ「コニー、エレンと強敵を倒し破竹の快進撃を続ける、若き秀才!」

サシャ「アルミン・アルレルトォォォ!!!!」

アルミン「僕は…ライナーを倒す!」

サシャ「そして迎え撃つはご存じチャンピオン!最強の鉄人!」

サシャ「ライナァァァァァ・ブラァァァァウン!!!!!」

ライナー「…」

サシャ「興奮冷めやらぬようですが、早速決めてもらいましょう!」

サシャ「二人に作ってもらう…料理は…こちら!」

>>209

デザート

アルミン「これはっ!!」

ライナー「ほぅ…」

エレン「デザートだと!?」

ミカサ「…なるほど」

サシャ「最後の一品は『デザート』です!教官これは…」

キース「選手の意表を突いた選択だな…食事の終わりという意味では間違っておるまい」

サシャ「最後は何と!両者のパティシエとしての腕が試されることとなりました!」

キース「これは、アルレルトに追い風だな、ブラウンは菓子作りが苦手だ」

サシャ「なんと、ここへきてアルミンにも勝ちの目が見えてきました!」

ちょっと予想外過ぎたので少し時間をください

ライナー「デザートか…」ガチャン

サシャ「チャンピオン!早速調理を始めるようです!」

キース「鍋に牛乳と生クリームを入れ、火にかけてるな…それにあれは…卵とバニラ…ラム酒」

キース「どうやらブラウンはプティングを作るようだな…」

サシャ「ライナーがプティングですか…似合いませんね」

サシャ「っと!ここで種を取ったバニラと少量の砂糖を鍋に投入!」

キース「流れるような作業だな、菓子作りは苦手じゃなかったか…」

サシャ「鍋で温めている間に、卵を割っておくみたいですね…」

サシャ「ん?…卵を卵黄と卵白に分けてますね…」

キース「ほぅ…奴はえらく濃厚なプティングにするようだ」

サシャ「卵黄と砂糖が完全に混ぜ終わったみたいですね」

キース「あぁ…鍋の方もそろそろ沸騰しはじめる頃じゃないか?」

サシャ「どうやらそのようです、素早く鍋のモノを卵に加えながら丁寧に混ぜています」

キース「ここはゆっくりしていては卵が固まってしまう恐れもあるからな」

サシャ「混ぜながら用意してるのは…はちみつとラム酒ですね」

キース「あれで深みを出すつもりだろう、ラムは特に甘いものに合うからな」

サシャ「などと言ってるうちにこしてココットに注ぎ終わったみたいですね」

キース「あとは蒸し焼きにするだけだ…」

サシャ「おやー?ライナー、先ほど分けた卵白に手を伸ばしました」

キース「…手元には砂糖とバニラ…どうやら焼きメレンゲにするみたいだな」

キース「いい料理人とは、総じて食材を大切にするものだ」

サシャ「なるほど!食材を無駄にしては一流を名乗れないと」

キース「メレンゲの方はできたみたいだ、後は形を整え竈で焼くのみ」

サシャ「…あっという間でした…ではアルミンの方も見ていきましょう」

アルミン「…」

サシャ「…アルミン…何か考え込んでるようですね…」

キース「何か案でもあるのか…」

アルミン「…」スッ

サシャ「お、食材に手を伸ばし始めましたね…あれは…」

キース「バター…卵…クリームチーズ…分量からしてチーズケーキスフレのようだな…」

サシャ「スフレですかー…ふわふわの食感が癖になる一品ですね」

キース「早速ボウルでクリームチーズと砂糖を混ぜはじめた…」

サシャ「動きに迷いがありませんね…さらにここでバターですか…」

サシャ「…むらなく混ざったみたいですね…」

キース「ここで卵黄と生クリームを加えるか…アルレルトはどうやら菓子作りに慣れておるな」

サシャ「卵黄と生クリームが混ざり切らないうちにラム酒とレモン汁を加えるみたいですね」

キース「タイミングが難しいところだ…私には何とも言えんな」

サシャ「…」

キース「…」

サシャ「…混ぜるのを見るだけってのも暇ですね…」

キース「…あぁ」

サシャ「…」

キース「…」

サシャ「…しっかり混ざり切ったみたいですね…」

キース「…あぁ」

サシャ「ここでふるっておいた小麦粉を投入するみたいです…かなりきめ細かいですね」

キース「スフレにするならここいらで…やはり」

サシャ「おっと、アルミンもメレンゲを作るみたいですね」

キース「スフレを作るときは若干ゆるいメレンゲが必要不可欠だ…これですべてが決まると言っていい」

サシャ「やはり、あのふわふわ感はメレンゲのふわふわさですか」

キース「あぁ…それに混ぜ方にもコツがいる、ここが難しい…よく見ておくといい」

サシャ「はい!」

サシャ「メレンゲが出来たみたいですね」

キース「ここでメレンゲを3分の1ほど生地に加えしっかりと混ぜる」

サシャ「ふむふむ」

キース「残りのメレンゲは、しっかり混ざった後、さっくりと全体になじむ程度に混ぜる」

サシャ「ふむふむ」

キース「…だが!」

サシャ「!」ビクッ

キース「それでは普通のチーズケーキスフレだ、アルレルトのいつもの工夫が感じられない」

サシャ「そ、そうですか?」

キース「…もう…諦めたのか…?奴は…」

サシャ「アルミンの方も、後は焼き上げるだけのようですが…」

サシャ「何かを水で溶いていますね…」

キース「あれはアプリコットジャムだ、チーズケーキとは、なかなか相性がいい」

キース「焼き終えた後に、ケーキに塗りつけるつもりだろう」

サシャ「そうですか…アルミンもほぼ完成ですね」

サシャ「では私たちも審査員席に着いておきましょう」

キース「…あぁ」



サシャ「両者!調理終了です!」

サシャ「私!すでに期待で胸がはちきれそうです!」

ライナー「…」

アルミン「できることはやった…あとは祈るだけだ…」

サシャ「さて…二回戦ではタガが多々外れていた私ですが!」

サシャ「決勝は真面目にやりたいと思います!」

サシャ「それでは実食開始です!」

クリスタ「…ここまで甘い匂いがするよ!」

ユミル「正直待ちきれなかった」

ミーナ「…ふふっ、やっぱり女の子は甘いものでしょ!」

サシャ「ではまずはライナーのプティングから…」

クリスタ「わーい!私プティング大好き!」

ユミル「…」ジュルッ

ミーナ「も、もう食べてもいい?」

ライナー「ちょっと待った」

サシャ「なんやの!?ライナー!」

ライナー「最後の仕上げを忘れていた」

キース「!!」

一同「?」

ライナー「ま、少し見ていてくれ」

ライナー「…」パラパラ

サシャ「…?…ライナーがプティングに砂糖をまぶし始めましたね」

クリスタ「何するつもりだろう?」

ライナー「…」キュポッ

ユミル「あれは…ラム酒だよな?」

ミーナ「え…えぇ」

ライナー「…」チョロチョロ

アルミン「!!」

サシャ「ちょ!ライナー!お酒なんてなんでかけるんですか!?」

アルミン「わ、わかったぞ!」

キース「アルレルトも気づいたか…」

サシャ「一体何が始まるんです?」

ライナー「…」シュボッ

クリスタ「…火?」

ユミル「…てことは」

プティング「」チュボッ!

ミーナ「わっ!プティングに火がついた!?」

キース「これはフランベだ…それにこれはただのプティングではなく…」

アルミン「クリーム…ブリュレ…」

ライナー「さあ!もういいぞ、召し上がれ」

アルミン(…あぁ…神様)

サシャ「…」ドキドキ

クリスタ「…」ドキドキ

ユミル「…はッ!…なかなかイカした余興じゃねぇか」ドキドキ

ミーナ「…」ドキドキ

キース「料理とは…味だけで楽しむのではなく、見て楽しむものでもある」

アルミン「…」

サシャ「で、では…改めて…いただきます」ハグ

キース「…」モグモグ

クリスタ「…」ハムハム

ユミル「…」ムシャムシャ

ミーナ「…」ハグハグ

キース「…ふむ…決して甘すぎず…パリッとしたカラメルに、ラムの香り」

クリスタ「…」トローン

ユミル「…それに時折はさむ焼きメレンゲがいい感じにさっぱりしてて…」

ミーナ「…お菓子作りが…苦手…?…それはおかしい」

サシャ「おいしい…」ニヘラ

ライナー「どうやら口に合ったようだな、よかった」

アルミン「…」

サシャ「…んと…次はアルミンです」

サシャ「…このスフレもおいしそうですけど…」ハム

キース「…!」モグモグ

クリスタ「…!」ハムハム

ユミル「ん?」ムシャムシャ

ミーナ「…これは…」

アルミン「…」ドキドキ

ライナー「…ん?」スンスン

ライナー(…!?この匂いは!)

キース「…確かにこれはチーズケーキスフレ…しかし、このレモンではない清涼感は」

クリスタ「なんだかとってもスッキリする…」

アルミン「…じつは…アプリコットジャムを溶くとき、スペアミントの精油を少し混ぜたんです」

ユミル「今まで食べたのがパエリア、ポトフ、ピザ、グラタン、オムライス、そしてクリームブリュレ…」

ミーナ「食べてきたのが胃に来るものばっかりだったから、この味は…」

サシャ「すっきりしていて、食べやすくて、それにとてもおいしいです!」

ライナー「…アルミン…さすがだな…」

アルミン「プティングをクリームブリュレにされた時は、思わず神に感謝しちゃったよ」

アルミン「これは酒の香りをかいだ後が一番ミントの効果がのあるからね」

キース(…こんな隠し玉を持っていたとは…だがブラウンのクリームブリュレの美味さは異常だ)

キース(意表は突けたが…どこまで通用するか…)

>>243
×アルミン「これは酒の香りをかいだ後が一番ミントの効果がのあるからね」
○アルミン「これは酒の香りをかいだ後が一番ミントの効果があるからね」

サシャ「…どちらも素晴らしい出来でした…」

サシャ「ですが!優勝できるのはただ一人!」

サシャ「…では、最後の結果発表に移りたいと思います!」

 安価下1-5までで多かった方が勝ち

キース「…もちろん、ブラウンだ」

クリスタ「ら、ライナー…かな///」

ユミル「私も、正直甘いの好きだし」

ミーナ「私はアルミンの方が好きだけど…」

サシャ「私はライナーのです!炊事するだけでいいんで結婚してくれませんか?」

ライナー「馬鹿を言うなサシャ」

アルミン「ははっ…負けちゃった…」

ライナー「いや、アルミン、ここまでひやひやさせられたのは初めてだ」

アルミン「…ライナー…」

ライナー「お前は俺の、最大の好敵手だ」

サシャ「決勝戦!4対1でライナーの勝ち!よって優勝者は、ライナー・ブラウン!」

エレン「アルミンが…負けた…」

ミカサ「これはおかしい、ちょっと行ってくる」ダッ

ベルトルト「やっぱりライナーの勝ちか…でもライナーから1ポイント奪うなんて…」

アニ「それってすごいの?」

マルコ「これまでライナーに挑んだ人はみんなストレート負けだったんだ」

ジャン「オレが最初の一人になるはずだったが…アルミンにとられちまった」

コニー「あれ?オレに勝ったアルミンが負けた?ってことはジャンケンの法則でオレがライナーに勝てるんじゃ…」

ジャン「それはないから安心しろ」

キース「さて、今回も素晴らしい大会だった…」

キース「決勝も圧倒的な強さを見せつけたな」

キース「アルレルトも、健闘したが…一歩及ばず…」

キース「これで計5回の防衛を果たしたな、ブラウン」

ライナー「はい、光栄です」

アルミン「いやぁ…やっぱりライナーには勝てないな」

キース「それではこれにて閉会を宣言…」

ミカサ「待った!!」

一同「!?」

ライナー「ミカサか…」

ミカサ「ライナー…私は…あなたに勝負を申し込む!」

ライナー「そうか…ははっ」



ライナー「あぁ…その勝負…受けて立とう!」

〜to be continued〜

これで終了です、多々知識不足がたたりましたが

それでは、見てくださってありがとうございました

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