ハンジ「あはははは!!リヴァイが!」(73)

ハンジ「ぶあっははははは!!」

リヴァイ「……」フキゲン

ハンジ「うひゃひゃひゃひゃ!!!」

オルオ「ハンジ分隊長…」

ハンジ「ふはっふはっふへへへへ!!」

エルド「ハンジ分隊長」

ハンジ「あはははははは!!」

グンタ「ハンジ分隊長!」

ハンジ「ふはっ!ゴホッガハッゲヘッ!」

ペトラ「あ、大丈夫ですか!?」

ハンジ「…っあはははははは!!」

エレン「えっ……と……」チラッ

全員目配せ コクリッ

スゥーッ

ペトエルグンオルエレ「「「「「ハンジ分隊長!!!」」」」」


ハンジ「あはは、あー…何?皆?」

ペトラ「何?じゃありませんよ!」

エルド「何があったんです?」

グンタ「いきなり笑い声が聞こえたと思ったら…」

オルオ「一人で笑い続けて…」

エレン「……リヴァイ兵長と一緒でしたよね?」

ハンジ「んー?リヴァイ?いるよ。いるじゃん」

リヴァイ「……」


ペトラ「えっ?」

エレン「どこですか?」

5人全員キョロキョロ

グンタ「……見当たりませんが……しかし……」チラッ

エルド「……」ジッ

オルオ「汚ねぇ猫しかいねぇな」

ペトラ「!バッバカ!!オルオ!!!」

オルオ「えっ?」

ザシュッ

オルオ「いってぇぇぇぇ!!引っ掻かれた!!」

エレン「え……」

猫「……」ギロリ

エレン「!」ビクッ

エレン「ま、まさか……」


ハンジ「うん。それリヴァイ」

ペトエルグンオルエレ「「「「「ええええええ!!!!」」」」」

猫リヴァイ「……」ミケンニシワー

ペトラ「な、な、なんで!?まさか分隊長……?」

オルオ「へ、兵長。何故そんなことに……」ダクダク

エルド「オルオ、とりあえず血を止めよう」

グンタ「何をしたんですか!?ハンジ分隊長!」

ハンジ「いやー猫耳なリヴァイが見たいなーとか思ってちょいと医療班騙くらかして作ってもらったのね?」

エレン「な、何をですか?」


ハンジ「猫耳が生える薬」

エルド「何故そこで薬なんですか!?何故メタモルフォーゼさせるんですか!?」

グンタ「猫耳カチューシャみたいのでいいじゃないですか!!ていうか医療班は騙されるなよ!!」

エレン「……猫耳自体にツッコミはないんですね……」

ペトラ「…………カワイイ」ボソッ

エレン「え?」

ペトラ「なんでもない」

猫リヴァイ「……」ギロリ

エレン「ね、猫なのに……威厳がありますね……」

オルオ「兵長だぞ!当たり前だ!何いってやがんだ!新兵が!!」

ペトラ「一人気づかなかったくせに」

ハンジ「薬の分量間違えたかなー?少量なら猫耳程度で済むはずだったんだけど……全猫になるとは」


ハンジ「……ていうか……黒猫とは……」ブフッ

ハンジ「予想通り過ぎて……ふひゃひゃひゃ!」

ハンジ「白猫とかになってたらもっと面白かったのに!捻りがな……ぶふっ!あっははははは!!!!」

グンタ「……なるほど。それであの大笑いですか……」

ハンジ「これは笑うでしょ!笑うしかないでしょ!!」フヒャヒャ

黒猫リヴァイ「……」イラッ

エレン「ね、猫なのに眉間にシワがよるんですね……」

ペトラ「あ、本当だ」

ハンジ「ぶふっ!器用」ケラケラ

ハンジ「ほらほら、おいでー」ニヤニヤ

黒猫リヴァイ「……」トコトコ

ハンジ「撫でたげる」フヒャヒャ

黒猫リヴァイ「……」キラッ

ザシュッ!


ハンジ「いってぇぇぇぇ!何すんだ!乙女の柔肌に!!」

黒猫リヴァイ「ニャーウニャー」<誰が乙女だ。柔肌だ>

ハンジ「くそぅ!猫語のハズなのに言ってる事がなんとなくわかる!腹立つ!!」

グンタ「自業自得ですね」

ペトラ(兵長可愛すぎ……鼻血出そう)

エルド「……な、撫でちゃダメですかね?兵長」ウズウズ

ペトオルグンエレ「「「「!!!」」」」

ペトラ「ずるい!私も撫でたい!!」

オルオ「お、俺も」

グンタ「俺だって!!」

エレン(……へ、兵長を……撫でる……?)チラッ


黒猫リヴァイ「……」ミケンニシワ-

エレン(……猫、可愛い)キュンッ

エレン「お、俺も撫でたいです」オズオズ

ハンジ「……だってよ?リヴァイ」

黒猫リヴァイ「……」ミケンニシワ-

エルド「お願いします!兵長!」ドゲザー

ペトラ「兵長!」ドゲザー

オルオ「兵長!」ドゲザー

グンタ「お願いします!」ドゲザー

エレン「あ、え?お、お願いします!」ドゲザー

黒猫リヴァイ「……」プイッゴロン

ハンジ「あっち向いて寝転がっちゃったね」

ペトエルグンオルエレ「「「「「へーちょー……」」」」」


黒猫リヴァイ「……ニャァ」<……好きにしろ>

ハンジ「好きにしろってさ」

ペトエルグンオルエレ「「「「「やったー!!!」」」」」

黒猫リヴァイ「ニャニャ」<ただし一撫でずつだ>

ハンジ「一撫でずつだって」

ペトエルグンオルエレ「「「「「ええー!!」」」」」

エルド「……というか何故ハンジ分隊長は言ってる事がわかるんですか?」

ハンジ「んー?勘?ほら、君らより付き合い長いしね」

エルド「理由になっているようでなってません」

ハンジ「いいじゃん。別に。それよりリヴァイの気が変わらない内に撫でときなよ」


ペトラ「そうだった!」

オルオ「兵長!失礼します!!」

ペトラ「あ!ずるい!!」

オルオ「……」ナデ

黒猫リヴァイ「……」

オルオ「すっげぇツヤツヤしてる!……と、悪くねぇじゃねぇか」フッ

ペトラ「キモい。あとなんか兵長に失礼だよ」

ペトラ「次、私私!」

ペトラ「失礼しまーす……」ナデ

黒猫リヴァイ「……」

ペトラ「ひゃー!ふわふわー!!」

ハンジ「……」ブフッ


エルド「次、俺な!失礼します!」ナデ…

黒猫リヴァイ「……」

エルド「おおぉ!触り心地いい!!」

グンタ「次、俺で!失礼します!」ナデ…

黒猫リヴァイ「……」

グンタ「素晴らしい毛並みですねー!」ホンワカ

ハンジ(もう完全に猫扱い!しかもVIPな御猫様)プルプル

エレン「最後、俺ですね。……失礼します…」オズオズ

黒猫リヴァイ「……」

エレン「……」…ナデ

エレン「!!」

エレン「…なんて!なんて気持ちいい触り心地!!」ナデナデ


黒猫リヴァイ「!?」

ペトラ「!エレン!?」

エレン「数多の猫を触ってきたけどここまで素晴らしい毛並みの猫は初めてです!!」ナデナデナデ

黒猫リヴァイ「……」

エルド「ちょ、エレン!それ兵長だから!!」

グンタ「落ち着け!!」

オルオ「何してやがる!俺の兵長に!!」

ペトラ「一応言っとくけどあんたのじゃない!」

ペトラ「エレンダメだよ!!一撫でずつだよ!?」

エレン「曇りなき黒毛…光沢、しっとりとした程よい柔らかさ……どれも素晴らしいです。さすが兵長!」ナ-デナデ

ペトエルグンオル「「「「い、意味がわからん」」」」

ペトラ「へ、兵長怒るんじゃ…」

黒猫リヴァイ「……」


黒猫リヴァイ「……」ゴロ

ペトエルグンオル「「「「!?」」」」

黒猫リヴァイ「……」ゴロゴロ

ハンジ(目をブフ……細めてグフッ……の、ノド鳴ら…ブフッ)グフゥゴホッゴホッ

エレン「♪」ナデナデナデ

黒猫リヴァイ「……」ゴロゴロ

ペトラ「……」プルプル

エルド「……!」プルプル

グンタ「…〜〜!」プルプル

オルオ「〜〜!!」プルプル

ペトエルグンオル「「「「ずっるい!!!」」」」


ペトラ「エレンばっかり!!」

エルド「そうですよ!」

グンタ「俺らにももっと撫でさせてくださいよ!」

オルオ「兵長ー!!」

エレン「!?ちょ、皆さん!!」

ワイワイガヤガヤ

ハンジ「あー…そんないっぺんに群がったりしたら……」

黒猫リヴァイ「…………シャーッ!!」<いい加減にしろ!!>

ペトエルグンオルエレ「「「「「!!」」」」」ビクッ!


ハンジ「あ〜あ。怒っちゃった」

ペトエルグンオルエレ「「「「「すみません…」」」」」ションボリ

エレン「あまりに気持ち良くてつい……申し訳ありませんでした」ペコー

黒猫リヴァイ「……」シッポビタンビタン!

ハンジ「エレンは猫撫でんの上手なんだね」

エレン「はぁ、そうなんでしょうか…。気にしたことありませんでしたが」

ハンジ「そうなんだと思うよ?ぶふっ!あのリヴァイが気持ち良さげにしてたし」アヒャヒャ!

黒猫リヴァイ「……」ビッタンビッタン!!

ペトエルグンオル((((いいなー))))


ハンジ「それよりさ」ヒョイ

黒猫リヴァイ「!!?」

ペトラ「!あっさり抱きかかえた!?」

ハンジ「暫く誰か預かっとく?解毒剤まだ作ってないんだよ」ナデナデ

黒猫リヴァイ「!!」ジタバタ

エルド「ああ!兵長が暴れて……!え!?」

グンタ「解毒剤、無いんですか!?」

ハンジ「いやまぁ、ほっといても1日くらいしか効果ないからさ」ナデナデ

黒猫リヴァイ「」ジタバタ

エレン「あの……顔を胸に押し付けてるから息できないんじゃ……」

ペトラ「コレは実験済みなんですか!?」

ハンジ「うん。自分で実験済み。ちなみに私は茶トラだったよ」ナデナデ

黒猫リヴァイ「」ジタバタ…

エレン「あの……」


黒猫リヴァイ「」グッタリ

エレン「あ!兵長が……」

ハンジ「ありゃりゃ?」

黒猫リヴァイ「」グッタリ

ハンジ「大人しく抱かれてばいいのに暴れるから」ユルミ

黒猫リヴァイ「……」キラン+

ゲシッ!!

ハンジ「はぅっっ!!」

エルド「おお!」

グンタ「一瞬の隙をついて!!」

ペトラ「ハンジ分隊長の魔の手から抜け出した!!」

オルオ「さすが俺の兵長!!」

ペトラ「オルオ、キモい!」


クルクルクルクルクルクルクルクルクルクル…シュタッ!

エレン「普通の猫より多く回った!?しかも速い!!」

オルオ「猫になっても身体機能は一切衰えない!!さすがおr」

ペトラ「しつこい!!」ゴンッ!

オルオ「」

エルド「すごいな兵長…」

グンタ「猫のままでも巨人を狩りそうだな」

エレン「猫用の立体機動作ったら使いこなしそうですね……」


ハンジ「くっそぅ!リヴァイめ!!猫のくせに!!」

黒猫リヴァイ「ウニャ!」<誰のせいだ!>

ハンジ「わったしー」ヘラッ

黒猫リヴァイ「ウニャ!ウニャニャ!!」<削ぐぞ!クソメガネ!!>

ハンジ「その姿で言われたって怖くないっての」ケラケラ

黒猫リヴァイ「シャーッ!!」

ハンジ「ちょ、ぎゃー!!爪!爪!怖い怖い!!!」ニゲッ

エルド「……だから何で分かるんですか」




.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



ハンジ「いやー参った参った」ボロボロ

エルド「兵長が手加減して下さって良かったですね」

ハンジ「……コレ手加減されてる?」ボロッボロッ

グンタ「肌にはあんまり爪たてなかったじゃないですか」

エレン「猫の爪って痕が残りやすいですから…」

ハンジ「怪我の痕なんて今更だけどね!でもまあ、ありがと!」

黒猫リヴァイ「……」ビタンビタン

ハンジ「……あれ?お礼言うのおかしくない?」

ペトラ「いいんですよ」

オルオ「」←ハンジとリヴァイに踏まれた

ハンジ「まあ、いいか」

黒猫リヴァイ「……」ビッタンビッタン!


エルド「ところで解毒剤はハンジ分隊長がお作りになるんですか?それとも医療班が?」

ハンジ「ん?私が作るよ。この薬も今は私が作ってるし」

グンタ「……何故ハンジ分隊長だと作れて当たり前な気がするんだろう……?専門外の筈なのに」

エルド「……奇行種だからじゃないか……?」

ハンジ「んで、誰が預かる?」

ペトエルグンエレ「「「「俺(私)が!!!」」」」

ペトラ¬
エルド |
グンタ >キッ!ニラミアイ
オルオ |
エレン 」

ハンジ「黒猫リヴァイ争奪戦!」ゲラゲラ

黒猫リヴァイ「ニャア」<馬鹿か>


ペトラ「私だったらおいしいご飯用意出来るし!」

エルド「残念だったな!俺の方が料理は上手い!」

グンタ「俺はそんな押しつけがましい事せずに快適に過ごしてもらえるように出来る!!」

オルオ「……何いってやがる……俺が一番兵長を理解している」ボロッ

ペトラ「いつのまに復活したの!?」

エレン「俺は兵長のノドを鳴らせる程のなでなでが出来ます!!」

ペトラ¬
エルド |
グンタ >ぐぬぬ!
オルオ |
エレン 」

ハンジ「〜〜!!!(声にならない笑い)」ユカバンバンッ

黒猫リヴァイ「……」ゲンナリ


ペトラ「そうだ!兵長に決めてもらおう!!」

エルド「!そうだな!!兵長に選んでもらおう!!」

グンタ「兵長の気持ちが大事だからな!」

オルオ「きっと俺を選ぶに決まってる」

エレン「兵長!」

黒猫リヴァイ「……」サメタメ

ハンジ「うっは!!ドン引き!!」ケラケラ

ペトエルグンオルエレ「「「「「兵長!」」」」」

黒猫リヴァイ「…………」スクッ

トテトテトテ…ピタッ


黒猫リヴァイ「……」

ハンジ「……ありゃ?私?」

黒猫リヴァイ「……ニャニャア」<……この中じゃお前が一番マシだ>

黒猫リヴァイ(エルヴィンが居れば迷いなくそっちに行くんだが……)ハァ

ハンジ「あー皆が構いすぎるからぁ……私が一番好きだって」ケラケラ

黒猫リヴァイ「……」ツメキラン+

ハンジ「……マシだって」

ペトエルグンオルエレ「「「「「そんな〜!!!」」」」」


黒猫「……ニャウ」<……解毒剤が出来次第飲めるしな>

ハンジ「あー確かにねー」

エルド「何ですか?」

ハンジ「一刻も早く戻りたいみたい」

グンタ「ああ、ハンジ分隊長と居れば解毒剤が出来たらすぐ飲めますもんね」

ハンジ「かわいいのにねー」フヒャヒャ

黒猫リヴァイ「……」ギロリ

ハンジ「猫だとその目付きも並だよね」

エレン「……いえ、充分怖…威厳が」ビクッ

ハンジ「……痛みによる躾が効いてるね」

黒猫リヴァイ「……ニャア」(……結構な事じゃねぇか)

ハンジ「なのに預かりたがるってどんだけ猫好きよ?それとも癒されたいだけなのか」


エレン「だけど、本当に一日経つか解毒剤作るしかないんですか?」

グンタ「どういう意味だ?」

エレン「いえ、一刻も早く戻りたいとの事なので何か他に方法が無いかと」

エルド「変身を解く方法か……」

オルオ「姿を変えると言えば、そういう物語だとキスすれば戻るよな?」

ペトラ「!?」

黒猫リヴァイ「……」

オルオ「まあ、あれは大体が呪いだが」

エルド「するとしたらペトラかハンジ分隊長ですね」

オルオ「Σはっ!」シマッタ!

ペトラ「……」ビクッ

ハンジ「なんで?」

エルド「え?だって今いる女性は二人だけですし…」

ハンジ「なんで女性じゃなきゃいけないの?」


エルド「え゙!?」

グンタ「いやいや!男同士は……」アセ

オルオ「……兵長と……俺は兵長の為ならっっ……!!」ギリッ

ペトラ「オルオキモい、めっちゃキモいオルオ」

黒猫リヴァイ「……」ミケンニシワ-

エレン「……あの……物語なんかじゃ異性からですし」アセ

ハンジ「アッヒャッヒャッヒャ!冗談だよ!!んなもん見たくないしね!」

エルグンエレ「「「ホッ」」」アセ

オルオ「……ちっ」

ペトラ「……ねぇ、オルオ、どこに向かいたいの?」

黒猫リヴァイ「……ニァ」<……冗談でもやめろ>トリハダ


グンタ「で、どっちがやるんですか?」

オルオ「!!」

ペトラ「!!?」

ハンジ「えー?やんないよ?戻んないし」

グンタ「え?」

オルオ「……」ホッ

エルド「ホッとするくらいならペトラがいる前で提案するなよ……」


ハンジ「これは実験済みって言ったでしょ?」

グンタ「……したんですか?」

ハンジ「うん、もちろん」

エルド「えっと、失礼ながら、だ、誰とですか?」

ハンジ「リヴァイ」

黒猫リヴァイ「!?」

ペトラ「え!?」

エルグンオルエレ「「「「!?」」」」

ハンジ「猫のまま散歩してたら丁度いいとこで寝てたからさ。試しにね」

黒猫リヴァイ「……ニャアニャ」<……あれお前か>

ハンジ「そうそう。リヴァイすぐ起きちゃってさ」

黒猫リヴァイ「……ニャニャ」<……丁度いいとこってあれ俺の部屋だったはずだが>

ハンジ「(無視)首根っこ持たれて『汚ねぇ(ミケンニシワ-)』って」リヴァイノマネ


黒猫リヴァイ「……ニャアニャニャ」<……それ以上は黙ってろ>

ハンジ「やなこった」ニヤッ

エレン「え、なんですか?」

黒猫リヴァイ「……」ギロッ

エレン「……」ビクッ

ハンジ「いやぁ、そのままお風呂に連れてかれて洗われちゃった」ケラケラ

ペトラ「……」フクザツナカオ

グンタ「……うん、どういう感情を持ったらいいのかわからんな」ポンッ

オルオ「俺が!俺がいたらお手伝いしたものを!!」

エルド「お前は何をどうしたいんだ」


ハンジ「そりゃさーあっちこっち普段通れない狭いとことか歩いて来てたけどさー汚いはないよねー?」

黒猫リヴァイ「ニャニャアニャ」<埃まみれだっただろうが>

ハンジ「いやぁー、でもなかなかのテクニシャンで」

黒猫リヴァイ「……ニャア」<……その言い方はやめろ>ミケンニシワ-

ペトラ「あの、そろそろやめられた方が……」

ハンジ「すっげー気持ちよかったんだよね!!思わず寝そうだった!」

ハンジ「皆も猫になってリヴァイに洗われてみるといいよ!!薬ならまだあるから!!」

黒猫リヴァイ「ニャア!」<調子に乗るな!>ゲシッ!

ハンジ「あだっ!」

オルオ「兵長!お見事な蹴りです!!」

エルド「ハンジ分隊長、まずは兵長を戻さないといけないでしょう?」

ハンジ「おや。まずは、というのはリヴァイに洗われたいって事でいいのかな?」イテテ

エルド「…………違いますよ」

黒猫リヴァイ(……エルヴィンの野郎どこにいやがる!今すぐここに来い!!)

.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



エルド「でもまあ、この変身もいい機会かもしれませんね」

ハンジ「ん?」

エルド「ここんとこ忙しかったですし。お休みの日もあまり休めていないようでしたから」

グンタ「最近はなかなかの肩こり具合でしたよ」

ハンジ「……肩揉みしてんの?」

グンタ「たまにですけど」

ハンジ「ぶふっ!」

黒猫リヴァイ「……」ミケンニシワ-

ハンジ「今度私にもお願いしようかな」ケラケラ

グンタ「ええ、構いませんよ?」

ペトラ「確かに、猫になってたら立体機動の訓練も筋トレも無理ですし」

オルオ「ゆっくり出来るかもな……」


エレン「え?リヴァイ兵長、もしかして休日も訓練とかしてるんですか?」

ペトラ「うん、最近たまに見かけるよ」

エレン「長距離索敵陣形の訓練後は会議をやられてるみたいで普段も忙しそうなのに……」

エレン「……休息も大事だってアルミン……あの、審議所にいた金髪のやつなんですが、言ってましたよ」

黒猫リヴァイ「……ニャア?」<……あの睨み付けてた女の隣にいた金髪チビか?>

ハンジ「あなたの方が低いけどね」

黒猫リヴァイ「ニ゙ャ?」<あ゙?>

エレン「俺もミカサも……あーミカサってのは家族なんですが、根つめてしまう質で……一度休息もせずにいたらぶっ倒れかけて……」

エレン「アルミン……友人に思いっきり怒られました。そいついつも優しくて……怒ったところを見たのはそれが初めてでした」

エレン「……えと、だから、それくらい休息は大事で……俺のせいで忙しいんでしょうからこう言うのも何なんですが、たまにはゆっくり休んでください」

ペトエルグンオル「「「「エレン…」」」」ジーン…

黒猫リヴァイ「……」


ハンジ「……いい友達だね。大事にしなね?」

エレン「はい、もちろんです!」

ハンジ「ミカサちゃんとやらもね」ニヒッ

エレン「? ええ、もちろん、大事な家族ですから」

ペトラ「エッレーン!!」ガバッ

エレン「!」ビクッ

ペトラ「その子達の話、聞かせてよ!」

エルド「そういやそういった話あんまりしないしな」

グンタ「そうだな。聞いてみたい」

オルオ「ちっ、聞いてやってもいい」

ペトラ「聞きたくないならオルオだけあっち行けば?」シッシッ

オルオ「仲間外れはやめろ」

エレン「ははは」


ハンジ「……いい子達だねぇ」ウンウン

黒猫リヴァイ「……ニャ」<……まぁな>

黒猫リヴァイ(……こんな姿にされてる時点でゆっくりも何もないがな)

黒猫リヴァイ「……チッ」

ペトエルグンオルエレ「「「「「舌打ちした!!」」」」」

ハンジ「器用過ぎでしょ!!」ゲラゲラゲラゲラ!


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



エルド「それじゃ、ハンジ分隊長、よろしくお願いしますね」

ハンジ「うん、任せといてー」

ペトラ「あの……エルヴィン団長には?」

ハンジ「…………黙っといて。薬あげるから」

ペトラ「いりませんよ!解毒剤、出来なさそうでしたら報告しますからね」

ハンジ「えー、一日経てば戻るのにぃ」


グンタ「毒を作ったら解毒剤も作るのが普通ですよ。両方ないと意味ないでしょう?」

ハンジ「毒じゃないよ!」

グンタ「解毒剤って言ってるのに?大体毒みたいなもんじゃないですか……呪いがかかる……寧ろ呪物?」

エルド「今日はお休みですからまだいいですけど、訓練のある日だったらどうするつもりだったんですか?」

エルド「すぐ戻れる物も作っておくべきですよ」

ハンジ「……はーい」

エルド(まあ、どのみち全て終わったら報告するんだけど……)

エレン「♪」ナデナデ

黒猫リヴァイ「……」ゴロゴロ

オルオ「!?新兵!いつの間に!!」

ハンジ「エレン!やるね!フヒャヒャヒャ」ゲラゲラ



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



—————バタンッ


ハンジ「さーってと!」ヒョイッ

黒猫リヴァイ「!」ジタバタ

ハンジ「大人しくしなって。また息止められたいの?」

黒猫リヴァイ「……」ピタッ

ハンジ「よしよし」ニヒヒ

黒猫リヴァイ「……」クツジョク

ハンジ「えーっと……」キョロキョロ

黒猫リヴァイ「……?」


ハンジ「ここだな」ポフッ

黒猫リヴァイ「……」フカフカ

ハンジ「そこ日当たりいいっしょ?クッションも干したてだからふかふかだよ」

黒猫リヴァイ「……」

ハンジ「さぁって!始めますか」ガタンッ

ハンジ「……」ペラッカリカリ

黒猫リヴァイ「……」

ハンジ「……」ペラッカリカリ


リヴァイ「……ニャッ」<……おい>

ハンジ「……」ペラッカリカリ

リヴァイ「ニャー」<おいメガネ>

ハンジ「もー何ぃ?」

リヴァイ「ニャニャッウニャ」<薬作るんじゃねぇのかよ>

ハンジ「んー?これはアレだよ。薬を作る数式的な何かだよ。一応機密だから見ないでよ?」

リヴァイ「ニャー……」<嘘だな……>

ハンジ「嘘じゃないってー」ハハハッ


ハンジ「……リヴァイさーさっき聞いたみたいにここ最近休みの日でも立体機動の訓練だとか筋トレだとかしてんでしょ?このくそ忙しい時も」

黒猫リヴァイ「ニャア」<最近会議とやらだらけで鈍るといけねぇからな>

ハンジ「今は猫なんだし、食う寝る遊ぶしか出来ないんだから、薬出来る間くらいそこで日向ぼっこでもしてたら?」

黒猫リヴァイ「……ニャゥ」<さっきは言わなかったが>

ハンジ「ん?」

黒猫リヴァイ「ニャニャニャア」<休息はきちんと取ってるからな>

黒猫リヴァイ「……ニャアニャ」<……馬鹿なガキじゃあるまいし>

ハンジ「あはは!知ってるよ!それ以上にゆっくりするのも大事っしょ!寝ちゃえ寝ちゃえ!!」ヒラヒラ


ハンジ「薬、出来たら起こすよ」

黒猫リヴァイ「……ウニャア」<……寝たら何されるかわからん>

ハンジ「やっだなー!そこまで鬼畜じゃないよ。リヴァイじゃあるまいし」

黒猫リヴァイ「ニャ」<誰が鬼畜だ>

ハンジ「審議所でエレンにあそこまでやっといてどの口が」

黒猫リヴァイ「ニャニャアニャ」<あれは必要な事だっただろうが>

黒猫リヴァイ「ウニャン」<あれがなければあいつは今頃細切れだ>


ハンジ「まあ、そうだけどさ。歯が折れるほど蹴るかね」

黒猫リヴァイ「ニャア。……ニャニャア」<歯の一本や二本くらい構わんだろ。……生えてたしな>

ハンジ「……まあねぇ。本当、どこまでなら再生するんだろうね……?」キラキラ

黒猫リヴァイ「……ニャア?」<……削ぐなよ?>

ハンジ「許可なくそんな真似しないよ!失礼な!」

黒猫リヴァイ(許可があればするのか……まあ、するだろうな)

ハンジ「今回は時間がないからねー。ふふふ。壁外調査から戻ったらあれやこれや…ふふふふふふ」キラキラ

黒猫リヴァイ(……エレン、あいつ死ぬかもな)


ハンジ「って、話するためにそこに寝かした訳じゃないよ!寝てなよ」ペラッカリカリ

黒猫リヴァイ「……」ジー

ハンジ「……」ペラッ

黒猫リヴァイ「……」ジー

ハンジ「……何?」

黒猫リヴァイ「……ニャ、ニャオ?」<……お前、わざとか?>

ハンジ「……何が?」ギクッ

黒猫リヴァイ「ニャア」<俺を猫化させた事だ>

ハンジ「あっはっは!わざとに決まってるじゃない!全猫は想定外だったけど」

ハンジ「始めに言ったでしょ?猫耳なリヴァイを見たかったって」


黒猫リヴァイ「……ニャ、ニャーウ」<……それ、俺の書類だろ>

ハンジ「!」ギックゥ!

黒猫リヴァイ「……」

ハンジ「……」

ハンジ「……はて、なんの事やら」スットボケ

黒猫リヴァイ「……ニャァ」<……誤魔化せてねぇよ>

ハンジ「もー!!いいじゃん!!寝てなよー!!」

ハンジ「! アレだよ!全猫化させてしまったせいで、溜まってる書類の処理が出来なくなったでしょ?」

ハンジ「私が出来る分くらいはやっといてあげようという、せめてもの罪滅ぼしだよ!!」ドヤァ

黒猫リヴァイ「……ニャアウ……」<……猫になる前からそこにソレはあった気がしたが……>

ハンジ「〜〜っっ///!う、うっさいな!!!」

ハンジ「寝てろ!!」ビシィッ!


黒猫リヴァイ「……ニャ、ニャア」<……まあいい、寝てやる>ストッ!ヒョイッ

ハンジ「……なんで膝に乗るの」

黒猫リヴァイ「ニャッ」<別に構わんだろ>コロンッ

ハンジ「……動きづらいんだけど」

黒猫リヴァイ「ニャーウ」<それくらい耐えろ>

ハンジ「……足痺れるんだけど」

黒猫リヴァイ「ニャ」<罰だ>

ハンジ「……そう」

黒猫リヴァイ「ニャア」<そうだ>メヲツブル


ハンジ「……」

黒猫リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「……リヴァイ?」ヒソッ

黒猫リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「リヴァ〜イ?」ヒソッ

黒猫リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「……もう寝ちゃった……やっぱ疲れてんじゃん」ナデ

ハンジ「……バカみたいに気持ちいい毛並みだね……」ナデナデ

黒猫リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「……潔癖症だからキレイなのかな……いや、洗い過ぎでパッサパサになりそうだけど」ナデナデ

ハンジ「……そろそろ書類に取り掛からないと……」ナデナデ

黒猫リヴァイ「……」スゥスゥ

ハンジ「……」ナデナデ


ハンジ「……くっ!リヴァイの毛並みって魔力でもあんの!?やめらんない」ナデナデ

黒猫リヴァイ「……」ゴロ

ハンジ「!」

黒猫リヴァイ「……」ゴロゴロ

ハンジ「……くそっ!なんだコイツ可愛いっ!」ナデナデ

黒猫リヴァイ「……」ゴロゴロ

ハンジ「……気持ちよさげにしちゃって……」ナデナデ

ハンジ「まあ、たまにはゆっくりするといいよ」ナデナデ

黒猫リヴァイ「……」ゴロゴロ

ハンジ「……今度の壁外調査では下手するといつも以上に人が死ぬかもしれない……」ナデナデ

ハンジ「だからこそ普段より訓練してるんだろうね」ナデナデ

ハンジ「……作戦がうまくいけばリヴァイが戦闘するのは後の方になるから、後衛を手助けすることはできないけど……」

ハンジ「身体動かしてないと気がすまないんだろうね……」ナデ……


ハンジ「…………」

ハンジ「……本当に休ませるには何も出来なくさせるしかなかったんだよね」……ナデ

黒猫リヴァイ「……」ゴロゴロ

ハンジ「……でもこれだと気は休まらないかな?」ナデナデ

ハンジ「……ごめんね、リヴァイ」ナデナデ

ハンジ「……まあ面白半分なのも事実なんだけどさ」ナデナデ

黒猫リヴァイ「……」ゴロゴロ

ハンジ「……さぁてと!さすがに続きを始めますか!!」カリカリ

黒猫リヴァイ「……」ゴロゴロ

ハンジ「……終わったら起こすか」ペラッ

黒猫リヴァイ「」スゥスゥ


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



———コンコンッ


リヴァイ「……入れ」

ペトラ「失礼します……あ!兵長!!」

エルドグンタオルオエレン「「「「リヴァイ兵長!」」」」

エルド「戻られたんですね!!」

グンタ「よかったです!」ホッ

オルオ「へーちょー!!よかったぁー!!」グスンズルズル

リヴァイ「……汚ねぇな」つハンカチ

オルオ「おぉお!!ありがとうございます!!!!」フキフキ

ペトラ「あ!……いいなぁ」

エレン「……あの、ハンジさんは……」チラッ


ハンジ「〜〜っっ!!」

エレン「……何故ソファでのたうち回っているんでしょうか?……まさか!」ブルブル

リヴァイ「ああ?」

エレン「……いや、蹴り……とか……」ビクッ

リヴァイ「馬鹿か。んなことするか」

エルド「……あり得なくはないもんな」ボソッ

リヴァイ「……」ギロリ

エルド「……なんでもありません」

ハンジ「足!足が痺れ……!!」


リヴァイ「……面白いぞ」アシデコンッ

ハンジ「にゃあぁぁぁ!!!」シビシビッ!!

リヴァイ「……」コンッ

ハンジ「うにゃあぁぁぁ!!やめろぉー!!リヴァイッッ!!」ナミダメ

グンタ「……まあ、蹴ってはいるな」

ペトラ「うわぁ……辛そう」

リヴァイ「……」コンッコンッ

ハンジ「ぎにゃあぁぁぁ!!!」シビシビッ!!

エレン「真顔で小突いてる……」ブルブル


エルヴィン「……騒がしいな、何してるんだ?」ヒョイ

ペトラエルドグンタオルオエレン「「「「「エルヴィン団長!!」」」」」

ハンジ「!」ギックゥ!!

リヴァイ「……遅い」ミケンニシワ-

エルヴィン「?」

エルド「ああ、団長、御報告がありまして」

ハンジ「!?」

カクカクシカジカシカッケイ

ハンジ「普通にばらしやがった!!!解毒剤作ったら報告しないって言ったのにーー!!!」

エルド「俺は言ってません」シレッ

ハンジ「くっそ!エルドッッ!!覚えとけよ!!」

エルド「……」ツンッ

ハンジ「にゃあぁぁぁ!!足をつつくなーー!!」


エルヴィン「……ハンジ」ハァ

ハンジ「!」ダッシュ…

シビビビビ!!スッテーン!

ハンジ「ぬあっ!!足が痺れて逃げられないっっ!!!」

エルヴィン「……ふむ、ゆっくりと腰を据えて説教出来そうだな」ニッコリ

ハンジ「ぬぅぅ」

リヴァイ「……お前、解毒剤始めから持ってただろ」
ハンジ「え!?なんで知って……!!」シマッタ!

リヴァイ「やっぱりな」

ハンジ「人が油断してるところにぶっ込むとはっっ」

ペトラ「ええー!?どういう事ですか!?」

グンタ「すぐ元に戻せたのに」

ハンジ「……いんや〜……面白いじゃん?」ニヒッ

エルド「ハンジ分隊長……」アキレ


リヴァイ「……一度実験済みなら解毒剤くらい作ってるだろうと思ってたが……」

ペトラ「何故すぐにもらわなかったんですか?」

リヴァイ「言って素直に出すタマか?」

オルオ「……下手するとどこかに逃げたかもしれませんね」

グンタ「確かに」

リヴァイ「……まあ、あとはエルヴィンに任せる」

エルヴィン「ん、任せとけ」


リヴァイ「戻るぞ」

ペトラエルドグンタオルオエレン「「「「「はい」」」」」

イヤータイヘンダッタナー
デモ、モウヒトナデクライシタカッタカモ…
オレモ×4
ガヤガヤ

キィ…

リヴァイ「……そうだ、ハンジ」

ハンジ「……何?」ションボリ

リヴァイ「俺の毛並みはそんなに魔力があったか?」

ハンジ「!!?」

リヴァイ「じゃあな、しっかり怒られとけ」バサッ

ハンジ「その書類……!!」


———バタンッ


ハンジ(……片付けなきゃいけない書類交換しただけになったじゃんか)

ハンジ(……まあ私の方が書類は溜めてないけど)

ハンジ(……バカだね、リヴァイ……)

エルヴィン「……リヴァイの機嫌もそう悪くはないようだし、軽くすまそうか」

ハンジ「!」ガバッ!

エルヴィン「……休ませたかったんだろ」

ハンジ「!」コクコク!

エルヴィン「……とは言え、そんな薬を軽軽に使ったことは許されんからな」ニッコリ

ハンジ「」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



リヴァイ「俺は部屋に戻る」カッカッカッ

ペトラ「あ、お疲れ様でした!」

エルドグンタオルオエレン「「「「お疲れ様でした!」」」」

リヴァイ「ああ」

カッカッカッカッカッカッ…




エレン「……猫ってゴロゴロ言うじゃないですか?」

ペトラ「突然、何?」


エレン「いや、ゴロゴロ言ってたのを思い出しまして、あれって寝てる時は鳴らないんですよね」

エルド「へぇ。そういや、あれなんの為に鳴るんだろうな?」

グンタ「甘えてんじゃねぇか?」

ペトラ(甘えてる兵長……鼻血でそう……)

エレン「……あれって、『喉鳴らし』って言うらしいんですけど、まあ気持ちいい時とかリラックスしてる時とかに鳴るらしいです」

ペトラ「へぇ」

エレン「あとは仲の良い仲間とか信頼してる人に対して……他にも諸説あるらしいんですが治療的な役割もあるとか」

エルド「え?」


エレン「ええっと何て言ってたかな?確か、骨、筋肉、腱を強化したり鎮痛効果もあるとか」

グンタ「すげぇな。侮れねぇな、喉鳴らし」

オルオ「さすが、リヴァイ兵長だな。猫になっても無意識に強化を行っている!」

エレン「近くにいる人間にも効果かあるとも言われてるみたいですね。主にリラックス効果でしょうが」

エレン「まあ、全て理論だけで本当かどうかはわからないらしいですけど」


ペトラ「よく知ってるね〜」

エレン「実は……さっきアルミンに会いまして。聞きました」アハハ

グンタ「……まさか兵長の状態は言ってないよな?」

エレン「もちろんです!言ってません!」

エレン「……と言うか信じないんじゃ……」

オルオ「……人が巨人化するくらいだからな……信じるんじゃねぇか?」

エルド「しかも何もわからない状況であの時のエレンを恐れるどころか、守ろうとしてくれた幼馴染みだろ」

エレン「……ああ、そうですね。あいつらは信じてくれるかもしれません……」

エレン「……あいつらはあの状況でも俺を人間として受け入れて信用してくれました」


グンタ「……俺らはいざという時お前を止めなきゃならない。……一切恐れずって訳にもいかないが……前にもペトラが言ってたが頼りにしてる」アタマポンッ

エレン「グンタさん……」

ペトラ「うん!頼りにしてるよ、エレン」テヲギュッ

エレン「ペトラさん……」

エルド「お前もリヴァイ班だからな!俺らを頼れよ」ポンポンッ

エレン「エルドさん……」

オルオ「……フンッ!調子に乗んなよガキ!」ポンッワシワシ

エレン「わっ!オルオさん」


ペトラ「なんで悪態つくかな〜。頭撫でてるくせに」

エルド「……照れ隠しだろ」

オルオ「ちげぇ!!本心だ!!お前らが甘やかすから俺が締めてやっガブッ」ブシュッ

エルド「なんで馬に乗ってないのに舌噛むんだ!」

グンタ「本当の事言われて焦ったんだろ」

ペトラ「ばかだねー、オルオ」

オルオ「くそぅ」フキフキ

エレン「あはは」


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



ハンジ「……はぁ〜〜軽く済ますとか言いながら結構長かったぞ、あの説教魔」グッタリ

ハンジ「あ!そういやリヴァイに副作用の事言うの忘れてた!」

ハンジ「……まあいいか。たいした事じゃないし、その内聞きに来るでしょ」

ハンジ「でもビックリするだろうなぁ」プクク

ハンジ「あれ、一回猫になると……」



.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


——カッカッカッカッカッカッ

ニャオン

リヴァイ「……勝手に城に入ってきてんじゃねぇよ、野良猫」

野良猫「ニャオ」<なんかちょうだい>

リヴァイ「!!?」




 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



ハンジ「……暫くの間、猫語が分かるようになっちゃうんだよね!」ケラケラ



.

おしまい。


レスくれた方ありがとう。……ちょっと寂しかったから嬉しかった。ので、どうぞ。
つ黒猫リヴァイ

見てくれた方もありがとうございましたー。

壁|・ω・`)ソッ

見てる人いたらちょっと聞きたいんだけど……。

オルオさん主人公でちょいマジメな話ってあったら読む?

いや、満場一致で「見ねぇ!」とか言われても投下しちゃうんだけど、一応聞きたくて……。

好きなようにやれば


リアルタイムにうちの猫を撫でながら読んでたから癒されたわ
久々に健全なリヴァイ班話でホッとしたw

>>70
関連してないなら別途スレ立てた方がいいと思う

>>71
だよね。ありがとう。

>>72
うん、関連はしてないから別に立てるよ。ありがとう。

あと、猫うらやま。

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