リアス「ここは、過去の世界…?」 (22)
リアス「ん…んんっ…イッセー…」
朱乃「部長、そろそろ起きてはいかがですか?」
リアス「…朱乃?…ここは…部室?」
朱乃「フフフ、寝ぼけていらっしゃるんですか?」
リアス「朱乃…イッセーは…?」
朱乃「イッセー…君?ですか?どなたでしょう?」
リアス「は?」
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リアス「朱乃、何を言ってるの?イッセーよ?」
朱乃「はぁ…?部長の交友関係はほぼ把握しているつもりでしたが、イッセー君?という方は覚えがありませんわ」
リアス(記憶を改竄されている?まさか、朱乃ほどの悪魔が簡単に記憶を改竄されるはずが…)
朱乃「部長…?大丈夫ですか?」
リアス「朱乃…私たちの『兵士』の名前は?」
朱乃「私たちに『兵士』が居たことはありませんわ?」
リアス「やっぱり…ん?妙に肌寒いわね…?」
朱乃「そうですわね…春を迎えたとはいえ、まだ4月ですから」
リアス「4月…!?カレンダーは!?」
朱乃「こちらに…」
リアス「4月…新学年が始まったばかり…」
リアス「ここは、過去の世界…?」
リアス(時間の逆行なんてそんなバカなこと、あるわけ…でも、この目の前で起きていることは?)
リアス(夢?幻想を見せられている?可能性が多すぎる…それなら…)
リアス「朱乃!」
朱乃「はい?」
リアス「1年生の兵藤一誠という男の子は私のモノよ!」
朱乃「は、はぁ…?」
リアス「好きになっちゃダメだからね?」
朱乃「構いませんけど、そんなに素敵な殿方なんですか?少し興味がありますね」
リアス「ダメよ!…とりあえず、出てくるわ」
朱乃「あらあら、いってらっしゃい」
イッセー「あー、おっぱいもみてー」
松田「兵藤一誠に同意!!」
元浜「やめろ、虚しくなる」
リアス「なら、私の揉む?」
3人「「「は?」」」
リアス「ふふふ、イッセーだけだけどね?」
3人「はあぁぁぁぁぁ!?」
元浜「な、なぜリアス先輩が一誠に!?」
松田「ま、まさか、清純に見えて裏ではくそびっ…ぶべらっ!!」
リアス「やめてもらえるかしら?私はイッセー一筋なの」
イッセー「あ、あの…リアス先輩?」
リアス「なぁに?イッセー」
イッセー「そ、そのおっ、おっぱい揉ませてくれるって話なんですが…」
リアス「良いのよ?なんなら、もっと深いところまで…」
イッセー「マジですか!?」
リアス「で、も、一つだけ条件があるの」
イッセー「な、なんでしょう!?何でもやります!!」
リアス「浮気しちゃ…めーっよ?」
元浜「し、信じられん…これは何か悪い夢だ…」
イッセー「はい!!男、兵藤一誠!リアス・グレモリー先輩に身も心も捧げます!!」
リアス「だーめ、『リアス』って、呼んで?ね?」
イッセー「りりあ、りあリアス…?」
リアス「よく出来ました。ナデナデしてあげる」
松田「うおぉぉ、イッセーがリアス先輩に抱きしめられながら、頭を撫でられているうぅぅ」
イッセー「うおぉぉ!?この柔らかい感触があぁぁ」
リアス(やったわ。これであの何度殺しても殺しきれない憎たらしい堕天使の魔の手にかかる事はなくなった…守れた)
夕麻「あ、あの…!」
イッセー「ん?」
夕麻「兵藤一誠くん…ですよね?」
イッセー「あ、あぁそうだけど」
夕麻「一誠くんって彼女や好きな人っているのかな?」
イッセー(な、なに?この展開はもしかして!?い、いや、しかし、俺にはリアスというものが…)
イッセー「う、うん、その…実は」
夕麻「そうですか…残念です…」
イッセー「あ、あの…」
夕麻「失礼します…」
イッセー「一度モテてみたいと思ってたけど、断るのって結構心が痛むんだな…」
リアス「イッセー!!…どうしたの?暗い顔してるわよ」
イッセー「い、いえ、なんでもありません…」
リアス「そう…なら、良いわ。帰りましょ?」
イッセー「はい!」
リアス「ねぇイッセー?」
イッセー「な、なんですか?」
リアス「手、繋いでいいかしら?」
イッセー「ぜっぜひ!!」
リアス「あっ…イッセー、私はコッチだから」
イッセー「あ、そうなんですか…じゃあ、ここで…」
リアス「また明日ね?」
イッセー「はい!!」
イッセー「エヘヘ…幸せだなぁー。ずっとこんな日が続けばいいのなー」
夕麻「…コロス」
リアス「こんばんは」
夕麻「はっ!?悪魔!?」
リアス「やっぱり、イッセーをつけていたのね?」
レイナーレ(夕麻)「悪魔の小娘が何の用?殺されたいのかしら?」
リアス「貴女は確かに、イッセーの成長の第一歩に大いに役立ってくれたわ」
レイナーレ「何を言っているのかしら?」
リアス「でも…それでも、貴女がイッセーに残した傷はあまりにも深すぎた…」
レイナーレ「あーもう何言ってんの?うるさいわね![ピーーー]!」
リアス「レイナーレ、貴女がイッセーに近づく事は一切許容できないわ。死んで頂戴」
リアス「やっぱり、雑魚だったわね…」
レイナーレ「つ、強い…やっぱり、あいつにはそれ程の神器が…」
リアス「違うわ…そんな事どうでもいいの…神器とは関係なくあの子は私が守るわ。」
レイナーレ「くっ…」
ピカアァァァァ
リアス「しまっ…目くらまし!?」
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