斎藤佑樹「カイエン青山・・・?」 (121)
斎藤佑樹「(なんだこのスレ)」カチカチッ
斎藤佑樹「カイエン・・・青山・・・何か心当たりがあるような・・・」
カイエン青山
1:名前:以下、ハンカチ王子にかわりましてVIPがお送りします :2013/09/02(月) 01:52:16.34 ID:45UiSvFq0
青山に土地買うってやばいっすか?
2:名前:以下、ハンカチ王子にかわりましてVIPがお送りします :2013/09/02(月) 01:52:16.34 ID:uS8aD27b0
あっ カレラ ポルシェ!
3:名前:以下、ハンカチ王子にかわりましてVIPがお送りします :2013/09/02(月) 01:52:16.34 ID:8Hc7Ggcu0
青山って すげぇオシャレだと思うんですけど
結構 緑あるじゃないですか
4:名前:以下、ハンカチ王子にかわりましてVIPがお送りします :2013/09/02(月) 01:52:16.34 ID:si6vV3Ic0
うわぁ 頑張ろう
5:名前:以下、ハンカチ王子にかわりましてVIPがお送りします :2013/09/02(月) 01:52:16.34 ID:sU4VicIq0
ビッグになろう
斎藤佑樹「・・・・・」ソットジカチッ
斎藤佑樹「・・・・コンビニ行くか・・・」トボトボ
斎藤佑樹「・・・・・」
いつ一軍に上がるの?と本人に聞いても「いまでしょ!」と答えてくれなそう
~コンビニ行きがけ~
斎藤佑樹「(クソッ)」
斎藤佑樹「(まさか甲子園優勝投手の俺がこんな事になるなんて・・・!)」
斎藤佑樹「(2軍落ちなんて予想もしなかった・・・・)」
斎藤佑樹「(畜生・・・同期の大谷は皆にチヤホヤされてやがる・・・・何が2刀流だ・・・・)」
斎藤佑樹「(・・・俺の何がダメだったんだ・・・)」
斎藤佑樹「(・・・・)」
斎藤佑樹「(・・・カイエン・・・か)」
斎藤佑樹「(・・・ハハ・・馬鹿らしいな・・・)」
早くカイエン買えよさいとう
カイエンのオーナーになって車雑誌で頑張れよ
斎藤佑樹「(・・・本当なら)」
斎藤佑樹「(・・・本当なら・・・怪我さえなけりゃ今頃は田中と並んでた筈なんだ・・・!)」
斎藤佑樹「(・・・何でこうなるかな)」ピロピロピローン
コンビニ店員「いらっしゃいませー」
斎藤佑樹「(・・・・)」チラッ
コンビニ店員「・・・・」
斎藤佑樹「(・・・・くそ、もう俺を見ても誰も何も言わないのか・・・)」
斎藤佑樹「(・・・まさか世間から忘れ去られたのか?俺は・・・・)」
VIPPERは斎藤の怪我を知らずに叩いてるやつが大半だと思う
出る杭は打つ風潮だからメジャーリーガーみたいなビッグマウスがいないんだよなあ
コンビニ店員「(また来たよハンカチwwwwwwww)」
斎藤佑樹「(.....)」
斎藤佑樹「(……いいや、弁当買おう・・・2chで田中叩きスレ立てよう……)」
斎藤佑樹「(…あと、お菓子)」
斎藤佑樹「(……あ……プロ野球チップス……)」
斎藤佑樹「(…)」
斎藤佑樹「(…ハハ、俺のカード、どうせもう無いんだろうな)」
斎藤佑樹「(…)」
斎藤佑樹「ううううぅぅぅぅ……!」ブワッ
斎藤は泣いた
何故だかは斎藤本人にもわからない
斎藤は、そこからの記憶が途絶えていた
斎藤は気づいた時には家にいた
そう、プロ野球チップスを持って
カイエンネタで喜んでるのはVIPと嫌儲だけだぞ
なんJでカイエンとか言ったら笑い者だ
斎藤佑樹「(…俺は…)」
斎藤佑樹「(…何でこんなものを…)」
斎藤佑樹「(……)」
プロ野球チップスの袋を斎藤は手に取った
斎藤佑樹「(…カード…)」
もしかしたら、という 思い があった
斎藤は袋を開ける
選手カードは・・・
斎藤佑樹「(……)」
斎藤佑樹「あ、あ、…これ、あ、あ、あ、あ…」
斎藤佑樹「…俺だ…!」
さいてょ「あああ!!!まー君さん!!!ああ!!ああ!!!」
ガン!!ガン!!ガン!!
振り下ろすバットが床を鳴らす。
ぐにゃりと歪んだ頭部はバットを避けているかのようだ。
いけない、ちゃんとミートしないと。
真芯で捕らえないと。叱られちゃう。
僕はお父さんに教わったとおりにバットを構え直し、再び振り下ろした。
ボグン!!ボグッ!!ボグッ!!ブシャッ!!
わぁ割れた。赤い赤い。赤い赤い赤い赤い。
赤い赤い。アウトカウントだ。ツーアウト。スリーアウト。赤赤赤赤。
赤黒いユニホームが似合ってるよまー君さん。さぁチェンジだ。
僕は次のピッチャーを探しに行くことにした。
>>56
笑いものだな
斎藤佑樹「ボールが友達さ!」
さいてょ「アッアッアッまー君さんアッアッアッ」
まー君さんのアツイ固まりが僕を蹂躙していた
灼けるようなストライクを僕に打ち込み続けるまー君さん
バァン!ズバァン!
誰もいないブルペンに僕のミットを震わせる音が木霊する
どれ位経っただろう、まー君さんの恵体がぶわりと膨らむ
来た…決め球のサインだ
僕の心は期待に打ち震えた
さぁここだよまー君さん
斎藤佑樹「……!!……ふぇ!」
違う、これは、俺じゃない
斎藤佑樹「…………田中…」ゴッゴッゴッゴッ
アイツだ
斎藤佑樹「…………うぁぁあ」ゴッゴッゴッゴッ
また田中だ
斎藤佑樹「…………また田中か…ふへ」ゴッゴッゴッゴッ
斎藤佑樹「…………へぇっへっへっへえへへええええええええええええええふぁっふぁあああああああああああああああああwwファwwwwwwwwwwwwwwwwww」ガッシャーン
叩かれてるけどだからまだ話題には上がる
叩かれすらしなくなったら終わり
斎藤の何かが崩れた
斎藤佑樹「…………そうだ、ビッグになろう、にゅーすにのれば、びっぐになる、びっぐになろう
びっぐのなりかたはひとつじゃないないないないひとつじゃないない………」グチャ
もう自分でも分からない
斎藤佑樹「びっぐwwwwwwwぼくかいえんwwwwwwwwヒャハハwwwwwwww」
斎藤は、壊れた
抱えるものが彼には大き過ぎた
大谷「へ?いや、それ僕も同じなんですけどね」
田中「いや俺の方が(笑)」
ー斎藤佑樹はバットを持ち、暗い闇の中へと消えていった
おわり
>>84
誘われなくなったら終わりって言うのと同じだな
ホントは他の人に書いてもらいたかったんだが
書いてしまった
俺にとって人生初のSSでした
みんなありがとうありがとう
三点リーダーは今度から使うようにします
お疲れ
よくわからんが、カイエン買えるぐらいの金は有るだろ
近所のオッサンも乗ってるし
>>102
その近所のおっさんって斎藤じゃね?
やっぱなんかバッドエンドは自分的に好かないので
希望ある終わり方も書いておきます
>>60の続き
斎藤佑樹「…俺だ…!」
そのカードに刻まれた選手名、背番号
それはまさしく「斎藤佑樹」本人であった
そうだ
まだ、俺は選手として生きている
俺はまだ、"プロ"として野球ができるんだ
斎藤佑樹「…俺だ…!」
斎藤佑樹「…俺が…俺が斎藤佑樹だ…!」
斎藤佑樹が叫んだその時、斉藤佑樹に電話がかかってきた
!誰からだろう
斎藤佑樹「…もしもし」
マー君 「キャッチボールしようや」
相手は田中選手だ、この野郎
斎藤佑樹「…は!?突然何言ってんですか!? 」
意味が分からない
マー君 「いいからやるぞ!明日の朝にな!んじゃ!」プープー
…わけわかんねーよ田中…ハハ…
斎藤はため息をつく
でも何故だろう、久しぶりだ、こういった感情は
今まで田中に抱いていた感情が不思議と消えていた
ー
ーー
ーーー
明朝、マー君とキャッチボールする斎藤の目は
まるで、昇る太陽の様に輝いていた
そうだ、俺はまだ終わっていない!
「「「「うわぁ 頑張ろう!!!」」」」
「「「「ビッグになろう!!!」」」」
マー君「おいwww何叫んでんだwwwwwwww」
田中、俺、ビッグになる
その時まで、待っててくれ
おわり
昭和ジャンプかよって終わり方ですまん
勘弁してください
もう後は好きにしてください
みんなありがとう
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