結衣「綾乃と二人きりでお泊まり…」 (2)

結衣「はぁ…」

京子「あれ、どうしたの?」

結衣「あ…京子…」

京子「ため息なんてついちゃってさ」

結衣「ちょっと綾乃のこと考えてて…」

京子「え、結衣…綾乃のことが…」

結衣「違うよバカ」

結衣「ほら、さっきの体育の時間のあとさ、綾乃と二人きりだっただろ?」

京子「ああ、わたしと千歳が当番だったから片づけしてたやつね」

結衣「そう」

結衣「その時の5分がさ…長かったんだよ…」

京子「5分が長い?」

結衣「なんか綾乃に気を遣わせてばっかでさ…わたしは気の利いたことも言えないし…」

結衣「まあ、そんな感じだったからさ」

結衣「もう少し綾乃と仲良くなれたらなーって」

京子「なるほど」

結衣「それでいろいろ考えてたけど全然思いつかなくて…」

京子「なるほどねー」

結衣「…」

京子「…」

結衣「あのさ…」

京子「ふふーん、頼っちゃう?京子ちゃんに頼っちゃう?」

結衣「やっぱいいです、自分でなんとかします」

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