狸伝いに聞いた話によると、そこに住む狸たち全てが毛深い手を取り合い「妖怪大作戦」を実行し、
人間たちに狸の化け力を知らしめようとしたらしい。
私は「偽如意ヶ嶽事件」という鞍馬天狗たちを恐怖のどん底に叩き落す偉業を成し遂げた父の姿を
思い浮かべる。 さぞ奮励し、さぞ面白きことであっただろう。 私は彼らに会いに行く事にした。
矢四郎「僕も行く!」
我が弟、矢四郎が目を輝かせる。
しかしながら「しっぽ丸出し君」の通り名をもつ弟が多摩までの長旅に耐えられるとも思えず、
携帯電話の充電器として持ち運ぶには些か不安の要素が多かった。
私が首を横に振ると、弟はぷりぷりと頬を膨らませた。
矢四郎「兄ちゃん、僕だって電車に乗れるんだよ」
矢三郎「お前が乗ったのは兄さんの”空飛ぶ叡電しかも偽物”で、
もはや一体何なのかも分からない物体だ。 あれは電車ではない」
思ったより書くの疲れるわこれ
スレはもう落としてお前らはムッツリ膨らんでいるがよい
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