蒲原「久しぶりだなー元気にしてたかー」ワハハ 睦月「うむ……」 (105)

  ブロロロロロロ・・・・・・

蒲原「久しぶりの長野だなー」ワハハー

  ブロロロロロロ・・・・・・

蒲原「どうだーゆみちん懐かしいだろー?」

ゆみ「ああそうだな……しかし蒲原……」

蒲原「それ!」

  キキィ!!

ゆみ「うぐ!!」  蒲原「ワハハー、大型トラックをかわしてやったぞー」ワハハー

ゆみ「だからな蒲原……もうちょっと安全運転をだな……」

蒲原「んー?玉置浩二がどうしたってー?」

  キキィ!!

ゆみ「うぐぅ!!安全地帯じゃない!安全運転を心掛けろって言ってるんだ!」

蒲原「事故起こらない程度で運転してるだろー」ワハハー

ゆみ「相変わらず運転が乱暴だな……」

蒲原「豪快って言ってほしいなー」ワハハー

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

  ブロロロロロロ・・・・・・

蒲原「もうすぐ鶴賀に着くぞー」

ゆみ「……」

蒲原「ワハハー、どうしたゆみちん久々にモモに逢えるからって緊張してるのかー?」

ゆみ「生きてモモに逢うことができるか心配なんだよ……」

蒲原「ゆみちんはいちいち大げさだなー、じゃあ音楽でも聴くかー」ガチャ

ジャカジャカジャカジャカジャカジャジャジャジャ!!!

ゆみ「うわっ!なんだこのうるさい音楽は!」

蒲原「なにってアイアンメイデンだぞーゆみちん、世界的ヘビメタバンドだぞー」ワハハー

ゆみ「おまえヘヴィメタが好きだったのか……」

蒲原「こう見えても私はメタラーだからなー」ワハハー

ゆみ「ハァ……」

  ブロロロロロロロ・・・・・・

  ブロロロロロロロ・・・・・・

蒲原「フフンフフンフフ~ン♪」ワハハー

ゆみ「……」

蒲原「もうすぐ高速終わるぞー」ワハハー

ゆみ「蒲原、果たしてモモ達は私たちがいなくても上手くやっているだろうか」

蒲原「大丈夫だろー、モモは『加治木先輩が作った麻雀部は絶対つぶさないですぅ!!』って言ってたし」

ゆみ「モモはそんな喋り方じゃないだろ!おまえは本当にいい加減だな……」

蒲原「ワハハー、それにむっきーがいるしなんとかなるだろー」ワハハー

ゆみ「睦月か……あいつが一番心配なんだ……」

蒲原「おーっと曲が終わったぞー、次がさだまさし聴くぞー」ワハハー

ゆみ「いったいどういう音楽の趣味してるんだお前は……」

  ブロロロロロロロ・・・・・・

こうして蒲原達は長野へと帰省したのだった

  鶴賀学園校庭にて

桃子「……」ソワソワソワソワソワ

妹尾「さ、智美ちゃんたちまだかな……」

睦月「もうすぐだと思うけど……」

桃子「加治木先輩加治木先輩……」ソワソワソワ

妹尾「久しぶりに智美ちゃんに会える……」カタカタ

睦月「うむ……」

桃子「ああもうまだっすか!加治木先輩はまだっすか!!」ムキー!

妹尾「も、もしかして智美ちゃんたちになにかあったんじゃ!」オロオロ

睦月「二人とも落ち着いて……きっと渋滞に巻き込まれてるだけだから……」

桃子「きっと元部長さんが事故起こして病院に運ばれたんすよ!」

妹尾「智美ちゃん!!」

睦月(ハァ……先輩達まだかな……)

と、その時……!!

蒲原「ワハハァァァ!!!」

  キキィ!!バキィ!!

睦月「カレカ!!」バタン

蒲原「あちゃー、むっきー轢いちゃったぞー」ワハハー!

ゆみ「笑ってる場合じゃないだろ!」

睦月「いたた……」 ゆみ「おい睦月大丈夫か……」ガラガラ

桃子「せんぱあああああい!!!」ダキィ!!

ゆみ「うわっ!モモ?!」

桃子「先輩先輩先輩先輩先輩先輩せんぱぁい!!!!」ギュウウウウ!

ゆみ「や、やめろ……み、みんな見てるだろ……」

桃子「もう二度と逢えないと思ったっす!!もう二度と離さないっす!!」ギュウウウウウウ!!

ゆみ「お、おい……」アセアセ

蒲原「お熱いなー、もしよかったら車貸すぞゆみちん、広いから精いっぱい愛しあえるぞー」ワハハー

ゆみ「バ、バカ!」

妹尾「智美ちゃん……」ウルウル

蒲原「久しぶりだなー、元気にしてたかー?」

妹尾「うん……」ウルウル

睦月「……」

ゆみ「む、睦月大丈夫か!」

睦月「あ、はい大丈夫です、ちょっと肩にぶつかった程度ですし」

蒲原「むっきーは頑丈だなー」ワハハー

ゆみ「次変なことしたら免許取り上げるからな……!」

蒲原「ワハハー……ゆみちん厳しいなー……」

睦月「あの、それじゃ校舎に入りましょう」

蒲原「ワハハーそうだなー」

睦月「……」

  校舎内にて

蒲原「ワハハー、私らが居た時代のなんも変わってないなー」

ゆみ「まだ卒業してから半年しか経ってないからな」

妹尾「東京での生活はどう智美ちゃん、ちゃんとご飯は食べてる?」

蒲原「心配するなかおり、こう見えて家事炊事は私の特技なんだぞー」

ゆみ「ほとんどわたしがやってるだろ……お前はいつも寝てばかりじゃないか……」

蒲原「ワハハー、バレたかー」

桃子「え!?元部長さんと加治木先輩ど、同棲してるっすか!?」

ゆみ「ど、同棲じゃなくてルームシェアだモモ」

桃子「か、加治木先輩とひとつ屋根の下であんなことやこんなことや……ぐ!」ジロリ!

蒲原「ワハハー、モモの視線が痛いぞー」ワハハー

睦月「……」

ゆみ「ところで睦月、部のほうはどうだ?」

睦月「あ、はい、順調にいってます」

蒲原「新入部員が2人入ったんだろー、これで大会に出られるし良かったなー」

睦月「はい……」

ゆみ「今年こそ全国に行けるように頑張れよ」

睦月「う、うむ……」

蒲原「ところで新人2人はどこにいるんだー」

桃子「相棒の再放送があるから帰ったっす」

蒲原「ワハハー……そうなのかー……」

睦月「……」

ゆみ「と、とにかく!期待してるからな睦月!」

妹尾「部室に着きました」

蒲原「久しぶりの部室だなー……」

ゆみ「もはや懐かしいな」

蒲原「ここに私らの青春のすべてが詰まってるんだなー」ワハハー

桃子「元部長さん珍しく感傷に浸ってるっすね」

妹尾「で、でもね智美ちゃん……」

睦月「……」

蒲原「どうしたーかおり?トイレなら音楽室の隣だぞー」

妹尾「ち、違うの……実はいま部室使えないの……」

蒲原「なん……だと……」ワハハー

ゆみ「どういうことだ妹尾」

睦月「……」

妹尾「あ、あのその……」

桃子「最近はとなりの視聴覚準備室を使ってるっす」

蒲原「なんで部室がつかえないんだー、なんかやらかしたのかー?」

妹尾「別にやらかしたわけじゃないけど……」オロオロ

ゆみ「改装中なのか?」

睦月「いえそういうわけでは……」

桃子「むっちゃん先輩、正直に本当のことを言うっすよ」

睦月「ううう……」

蒲原「ひょっとして部費の横領でもしたのかー」ガラガラ

睦月「あ!ちょっと!」

ゆみ「な……!」

蒲原「ワハハァ!」

二人がドアの向こうに見たものは……

蒲原「なんだこのせんべいの山は……」ワハハ…

なんと部室にはうずたかく積まれたせんべいがぎっしりと詰まっていたのだ……

蒲原「青春じゃなくてせんべいが詰まってたかー……」

ゆみ「睦月!」

睦月「は、はい!」

ゆみ「なんだこのせんべいの山は!これはそのお前がいつも買ってたその……」

桃子「プロ麻雀せんべいっす」

ゆみ「そうそのプロ麻雀せんべいか!あのおまけでカードがつく!」

睦月「う、うむ……」

蒲原「いくらカードが欲しいからってこれは買いすぎだぞー……」

ゆみ「うぷ……あまりにもせんべいがいっぱいあるから気持ち悪くなってきた……」

桃子「大丈夫っすか先輩」オロオロ

蒲原「いやーこれじゃ部室は使えないなー……」

睦月「……」

妹尾「と、取りあえず視聴覚準備室に入ろうよ!」

ゆみ「そ、そうだな……」

   ガラガラ

桃子「鶴賀学園麻雀部部室(仮)っす!」

蒲原「ワハハー、準備室って言ってもなかなか良いトコだなー」ワハハー

ゆみ「床にコードとかが邪魔だけどな……」

睦月「でも住めば都ですよ」

蒲原「むっきーがそれ言っちゃダメだろー」ワハハー

ゆみ「しかし凄い量だった……よくあそこまで溜めたものだ……」

睦月「す、すみません……」

蒲原「それでカードのほうはどうなんだー?」

睦月「それが今回も藤田プロばっかしが出るんですよ!こっちは野依プロのレアカードが欲しいのに……!」

蒲原「ワハハー落ち着けむっきー……」

睦月「ハァ……」

ゆみ「だからと言ってあそこまで大量に買うのはどうなんだ睦月」

睦月「いえ、わたしはあそこまで大量には買ってないんです」

ゆみ「……どういうことだ睦月」

蒲原「かおりやモモも買ってるのかー?」

妹尾「買ってないよ」 桃子「買ってないっす」

ゆみ「じゃあなんであんなに大量にあるんだ」

睦月「実は……」

桃子「実はっすね先輩、あのせんべい、むっちゃん先輩が買ってないのにもかかわらずどんどん増えていってるんすよ!」

蒲原「おお!!まるでホラー映画だなー!」ワハハ!

妹尾「智美ちゃん怖いこと言うのやめてよってうわぁ!!」

ゆみ「ど、どうした妹尾!」

妹尾「も、桃子ちゃん今日来てたの?!」

桃子「い、今頃気づいたっすか……」

蒲原「相変わらずだなかおりはー」ワハハー

睦月「と、とにかく私が買ってる以上にせんべいが増えていくんですよ……」

ゆみ「どういうことだいったい……」

蒲原「バイバインでも振りかけたんじゃないのかー」ワハハー

桃子「もしそうなら宇宙に飛ばさないと大変なことになるっす!」

蒲原「そうだぞー!早くしないと地球上はプロ麻雀せんべいだらけになって人類は滅亡するぞー!」ワハハ!

妹尾「ひぃ!怖い怖い!」

桃子「宇宙研究部に相談してロケット作ってもらうっす!」

蒲原「それが良いぞー、低コストのロケットを飛ばすぞー」ワハハー

妹尾「結局飛ばなそうな気がする……」

睦月「……」

ゆみ「なぁ睦月……」

睦月「な、なんですか先輩」

ゆみ「蒲原たちはいったいなんの話をしてるんだ……私にはさっぱり……」

睦月「ドラえもんの道具の話です」

蒲原「ワハハー、ゆみちんはドラえもんよりキテレツ派だから知らなくてもしょうがないなー」ワハハー

桃子「そんな派閥があるんすか……」

ゆみ「そんなことはどうでもいい、いったいどうするんだあのせんべい」

睦月「う、うむ……」

蒲原「あのままだとずっと部室が使えないぞー」

睦月「……」

蒲原「もう全部捨てちゃえばいいんじゃないかー」

ゆみ「さすがにそれじゃもったいないだろ食べ物だし……」

桃子「め、恵まれない子供たちに寄付するってのはどうっすか!お腹が空いた子供たちを救うっす!」

蒲原「あんなかわいたもの食べたら喉渇いて余計辛くなりそうだなー」ワハハー

ゆみ「早くなんとかしないとそのうち腐るんじゃないか……」

妹尾「あのおせんべい賞味期限2018年です……」

蒲原「ワハハ……どんだけ日持ち良いんだあのせんべい……」

睦月「……」

蒲原「しょうがないなー、じゃあみんなで食べるかー」

妹尾「え……」

ゆみ「しょ、正気か蒲原……」

蒲原「わたしはいつだって正気だぞー」

桃子「で、でもあんないっぱいあるせんべい食べきれないっすよ……」

蒲原「大丈夫大丈夫、こう見えてゆみちんは凄い大食いなんだぞー」

ゆみ「け、結局わたし頼みか……」

蒲原「たまには先輩らしいトコを見せたいからなー」ワハハー

睦月「先輩……」ジーン

妹尾「じゃ、じゃあさっそくおせんべい持ってくるね!」スタタタタタ!

蒲原「今日はこのために朝ごはん抜いてきてよかったなーゆみちん」

ゆみ「おまえの運転に酔って食事どころじゃなかったからな」

蒲原「ワハハー」

妹尾「よっこいしょっと……」バササッ!

蒲原「ワハハー、凄い量だなー」ワハハー

妹尾「取りあえず段ボール一箱分のおせんべいを持ってきたよ」

ゆみ「ありがとう妹尾」

蒲原「よおしたらふく食べて部室をせんべいたちから取り戻すぞー」

桃子「せんべいたちの好きにはさせないっす!」

蒲原「ではまずはむっきーからどうぞ」

睦月「うむ」バリバリ

妹尾「どう睦月ちゃん?」

睦月「うん塩味だね」バリバリ

蒲原「それじゃ食事開始ー」モッキュモッキュ

睦月「……」バリバリ

蒲原「……」モッキュモッキュ

桃子「……」モグモグ

ゆみ「……」クッチャクッチャ

妹尾「……」パリポリ

睦月「……」バリバリ

蒲原「……」モッキュモッキュ

桃子「……」モグモグ

ゆみ「……」クッチャクッチャ

妹尾「……」パリポリ

睦月「……」バリバリ

桃子「……」モグモグ

ゆみ「……」クッチャクッチャ

妹尾「……」パリポリ

蒲原「ワハハー、みんな静かすぎてつまらないぞー」ワハハー

蒲原「せっかく帰省したのに会話もなしかー」

ゆみ「しょうがないだろ食べるのに集中してるんだしな」クッチャクッチャ

桃子「そうっすよ」モグモグ

蒲原「そうは言ってもなー」

妹尾「智美ちゃん口が止まってるよ」パリポリ

蒲原「もうせんべい飽きたぞー」ワハハー

桃子「言いだしっぺなのに飽きるの早すぎるっすよ!」モグモグ

ゆみ「まだ二枚しか食べてないじゃないか……」クッチャクッチャ

蒲原「二枚でどうだ!なんちゃってなー」ワハハー

睦月「……」バリバリ

蒲原「体中がせんべいになりそうだー」モッキュモッキュ

桃子「ところで加治木先輩、大学生活はどうっすか?」パリポリ

ゆみ「どうって言われてもな、まだ始まったばかりだし……」クチャクチャ

桃子「その……加治木先輩に変にちょっかいとか出してくる人間とかいないっすよね……」

ゆみ「心配するなモモ……わたしが通ってるのは女子大だからそういう奴は……」クッチャクッチャ

桃子「女子大だから心配なんすよ!」

蒲原「心配するなモモ、ゆみちんに悪い虫がつかないように私がちゃんと見張ってるぞー」ワハハー

桃子「元部長が一番心配っすよ……」モグモグ

ゆみ「それにわたしとお前は通ってる大学が違うだろ……」

蒲原「あれーそうだっけかー?」モッキュモッキュ

ゆみ「そうだよ……まったく……」クッチャクッチャ

蒲原「都の西北~早稲田のとなり~♪」

  バリ・・・バリ・・・バリ・・・

蒲原「もうそろそろ部室が使えるぐらいになっただろー」ワハハー

桃子「まだ元部長さん四枚しか食べてないっすよ……」モグモグ

妹尾「全然減らないね……」パリポリ

睦月「うむ……」バリバリ

蒲原「誰か助っ人でも来ないかなー」モッキュモッキュ

ゆみ「しょうがないな……」ピピピ…

蒲原「どうしたーゆみちん携帯なんかいじってー
   スマホ買ったからってみんなに見せびらかす気かー」

ゆみ「違う、5人だけでは食べきれないから清澄の久でも呼ぼうと思うんだ」

桃子「!!」

妹尾「清澄の部長さんですね」

ゆみ「いまはもう大学生だけどな、たしかあっちも帰省してるらしいしこっちに呼ぼうかと……」

蒲原「合宿で仲良くなったからなー」

ゆみ「あれから1年経つのか……」ピピピ…

桃子「ちょっとストップっす!!」

ゆみ「ど、どうしたモモ」

桃子「なんであの人を呼ぶんすか!呼ぶ必要無いっすよ!!」

妹尾「も、桃子ちゃん……」オロオロ

桃子「絶対に認めないっす!あの人を絶対認めないっすよ!!」

蒲原「ワハハー、激おこブンブン丸だなー」

睦月「それじゃ池山ですよ……」

ゆみ「しかし人を呼ばないとあんな大量のせんべいは……」

桃子「じゃあわたしが呼ぶっす!竹井さんにはわたしが電話してくるっす!」スタタタタタ!

ゆみ「何なんだいったい……」

睦月「わたしも風越の文堂さんに連絡してみます」ピピピ

ゆみ「文堂ってあの合宿で仲良くなった……」クッチャクッチャ

睦月「はいあの文堂さんです」

蒲原「ワハハー、名門風越のレギュラーと仲良いとはさすがだなむっきー!」モッキュモッキュ

睦月「う、うむ」

妹尾「たまにこっちに来てくれるよね」

ゆみ「強化のために風越女子と練習か」

蒲原「さすがだなむっきー!わたしのあとを継いで部長になっただけはあるな!」

睦月「いえ練習じゃなくて互いのカードを見せ合うだけです」バリバリ

蒲原「なんだ遊んでるだけかー……」

  ガラガラ

桃子「電話してきたっす!すぐに来るみたいっすよ!」

蒲原「おおついに助っ人が来るぞー!」

睦月「文堂さんも来てくれるみたいです」

ゆみ「これで少しは楽になるな……」

桃子「ついでだからリューモンさんのトコにも電話しといたっす」

蒲原「龍門渕も来てくれるのかー、去年の決勝の再現だなー」モッキュモッキュ

睦月「みんなが来るまでに少しでも減らしときたいですね」バリバリ

ゆみ「そうだな」クッチャクッチャ

 バリバリバリ・・・バリバリバリ・・・

妹尾「まだまだいっぱいあるね……」パリポリ

桃子「少しお腹がふくれてきたっす」モグモグ

睦月「うむ」バリバリ

蒲原「しかしむっきー、これ同じ味しかないのかー、さっきから塩味ばっかで飽きるぞー」

睦月「他にはうす塩、荒塩、極塩がありますよ」バリバリ

蒲原「見事に塩ばかりだなー……成人病になっちゃうぞー……」ワハハー

 バリバリバリ・・・バリバリバリ・・・

ゆみ「……」クッチャクッチャ

蒲原「……」

ゆみ「どうした蒲原、口が動いてないぞ」クッチャクッチャ

蒲原「あーゆみちんちょっといいかー?」

ゆみ「おまえの分までは食わないからな」クッチャクッチャ

蒲原「いや違うんだゆみちん、ちょっと聞きたいんだけどなー」

ゆみ「なんだ」クッチャクッチャ

蒲原「ゆみちんってクチャラーなんだなー」ワハハー

ゆみ「ん?別に私はチャラチャラしてないだろ」クッチャクッチャ

蒲原「チャラチャラじゃなくてなー……」

妹尾「食べるときにクチャクチャ音を立てる人をクチャラーって言うんですよ」

ゆみ「ダ、ダメなのか……いままでずっとこうだったけど……」

蒲原「まぁマナー的になー……」

桃子「ダメじゃないっす!全然ダメじゃないっすよ先輩!!」

妹尾「も、桃子ちゃん?」

蒲原「ワハハ!どうしたモモ!」

桃子「クチャラーでも全然ダメじゃないっすよ!むしろ大歓迎っす!」

ゆみ「そ、そうか」

桃子「そうっすよ!そういうトコ全部が加治木先輩なんすから!」

ゆみ「なんだかよくわからんが良かった……」クッチャクッチャ

桃子(超絶クールな加治木先輩がクチャラーなんてギャップ萌えっすよ!グッとくるっす!!)ドキドキ

蒲原「しかしせんべいって普通バリバリ!ってするもんだろー、なんでクチャクチャ言うんだろなー」

ゆみ「まず水につけて食べてるからな」バチャ!

睦月「ホットドッグの早食いですか……」バリバリ

 トウメイニンゲンミタイニ~ドコヘモイケル~ウラヤマシイダロ~♪

桃子「電話っす!清澄の人が到着したみたいっす!」

蒲原「ついに来たか!」ワハハ!

妹尾「もうお腹いっぱいだよぉ」フー

桃子「わたしがいまから連れてくるっす!」スタタタタッ!

ゆみ「久と会うのが久々だな」

妹尾「東京では会わないんですか?」

ゆみ「あいつは大阪の大学に通ってるからな、会うのは去年の全国大会以来だな」

蒲原「まさに1年に1回しか会えない織姫と赤星みたいなもんだなー」ワハハー

睦月「なんですかその例えは……それに赤星じゃなくて彦星ですよ……」

蒲原「まぁどっちでもいいだろー」ワハハー

ゆみ「本当にいい加減だな……」クッチャクッチャ

妹尾「やっぱり大学のレベルって高いんですか……」

ゆみ「そうだな、やっぱり高校とは比べ物にならないな」

蒲原「あのゆみちんが3軍だからなー」

妹尾「そうなんだぁ……凄いなぁ……」

蒲原「その前にかおりは早く役を覚えないとなー」

妹尾「や、役はもう覚えたよ!それぐらいちゃんとできてるよぉ!」

睦月「点数計算はまだ出来てないけどね」バリバリ

妹尾「それはまぁうん……まだまだだけど……」

蒲原「ワハハー、かおりは相変わらずだなー」

  ガラガラ

桃子「ここが我が鶴賀学園麻雀部部室(仮)っすよ!」

まこ「なんかごちゃごちゃしてるトコじゃのう」

睦月「え!」

蒲原「ワハハ!なんか違う人が来たぞー」ワハハー

まこ「違う人で悪かったのう」

ゆみ「おいモモ、久を呼ぶんじゃなかったのか……」

桃子「帰省したばっかりだからきっと疲れてるっすよ!だから無理をさせたら悪いし清澄の新部長さんを呼んだっす!」

妹尾「久しぶりだね染谷さん」

まこ「去年の合宿以来じゃな、今日はワシが勝たせてもらうけぇのう」

ゆみ「まぁしょうがない久は今度にしよう……」

桃子「(ホッ……)じゃあ和司さんの椅子はこっちっす」

まこ「誰が木村和司じゃまったく……」トコトコ

蒲原「ゆっくりしてくれなー」ワハハー

まこ「で、いったいワシになんの用なんじゃ?麻雀なら早く……」

蒲原「実はせんべい食べてもらいたいんだー」ワハハー

まこ「せんべい?」

蒲原「そうだぞー、まずは客人をもてなさいとなー」

桃子「そうっす!」

まこ「申し訳ないないのう、たしかにワシはケーキみたいな甘いモンより
   せんべいみたいなパリッとした渋いのが好きなんじゃ」バキバキ

蒲原「それはよかったー」ワハハー

睦月「あのお茶どうぞ」カタッ

まこ「お、気がきくのう」ズビビビビビ

ゆみ「……」

まこ「塩味がなかなかイケるのう」バキバキ

蒲原「ワハハー」

まこ「ふぅ美味かった、それじゃさっそく麻雀……」

蒲原「なに言ってるんだー?今日は麻雀なんかしないぞー」

まこ「なに言っとるんじゃわりゃあは……」

蒲原「今日はなー、せんべい祭りということで招待したんだぞー」

まこ「せんべい祭り……なんじゃそりゃいったい……」

桃子「おせんべいが好きなだけ食べられる祭りっす!長野県で昔から伝わる伝統的な風習で……」

まこ「そんな風習初耳じゃわい!なにが悲しくて一日中せんべい食べなあかんのじゃ!」

睦月「まぁたしかにそうだけど……」

妹尾「で、でもおせんべい好きなんでしょ……」

まこ「好きじゃがこんなたくさん食えるわけないじゃろ!カレーだって朝昼晩カレーじゃったらイヤじゃろ!」

蒲原「いや全然イヤじゃないぞー、なぁ」

桃子「そうっすよね、むしろ1週間カレーでも私はOKっすよ」

まこ「ああもうええわ!ワシはもう帰る!」

蒲原「ワハハ!そこをなんとか!」

まこ「ワシもそんなにヒマじゃないんじゃ!」

睦月「わ、わたしが持ってる前田のプロ野球カードをあげますから……」

まこ「え!ホンマか!ワシは前田のグッズに目が無い……」

まこ「って前田は前田でもこれは元ロッテの前田幸長じゃ!」バシーン!

睦月「ああわたしのカードが……」

まこ「帰る!」

ゆみ「本当にそれでいいのか」

まこ「なんじゃと……」

ゆみ「困ってる人を見捨てるのか、そんなことをして久は喜ぶと思うのか」

まこ「そ、そがぁなこと言われても……」

ゆみ「……」

まこ「く……」

  バリ・・・バリ・・・バリ・・・

まこ「ハァ……なしてワシが……」バキバキ

蒲原「ワハハー、みんなで食べるせんべいは美味いなー」モッキュモッキュ

桃子「そうっすねー!」モグモグ

まこ「そもそもなしてこがぁな大量のせんべいがあるんじゃ」バキバキ

睦月「そ、それはかくがくしかじかで……」

まこ「たしかにワシも昔はプロ野球チップスをよう買っとったし気持ちが分かるが限度ってもんがあるじゃろ……」

睦月「うむ……」

蒲原「まぁまぁ良いじゃないかー、誰にだって間違いはあるんだぞー」モッキュモッキュ

まこ「周りもこうなる前にとめんかい……」バキバキ

妹尾(文句は言ってるけどちゃんと食べてくれるんだ……)パリポリ

まこ「醤油味が欲しいのう」バキバキ

ゆみ「久をがっかりさせないためにしっかり食え」クッチャクッチャ

まこ「そうじゃのう……」バキバキ

桃子「さすがに飽きてきたっすねぇ……」モグモグ

蒲原「塩味ばかりはさすがに応えるぞー」モッキュモッキュ

ゆみ「みんなもわたしみたいにしてみたらどうだ」バシャ!クッチャクッチャ!

蒲原「お断りするぞー」ワハハー

妹尾「ミルクせんべいが食べたいなぁ」

蒲原「あああれは美味いよなー」ワハハ

桃子「わたしは加治木先輩のミルクが飲みたいっすよー」グヘヘ

ゆみ「その手つきやめろモモ!」

まこ「わりゃあはセクハラ親父かい……」バキバキ

  ガラガラ

純「……」

ゆみ「あ、お前は……」

妹尾「さ、智美ちゃん!お、男の人だよどうしよう!」

純「俺は男じゃねぇ!なんだ俺のこと忘れたのかよ」

蒲原「おおたしかキミは龍門渕の先鋒のー」

桃子「私が呼んだっすよー」

純「美味いモン食わせてくれるからってきたんだけどよー」

まこ「美味いモノ……」

蒲原「そーだそーだその通りだよくぞ来てくれたなー」ワハハ

桃子「男前さんの椅子はこっちっすよー」

純「だから俺は男じゃねぇ!」

蒲原「ワハハー」

純「本当は透華が行くハズだったんだけど国広くんに止められたんだよなー」

蒲原「いったいなにがあったんだろうなー」ワハハー

純「で、御馳走はどこよ?」

桃子「これっすよ!」ガタッ!

純「うわっ!なんだよこれ!どんぶりにぷかぷかせんべいが浮いてるじゃねェか!」

蒲原「それはなー、せんべい汁ってやつだぞー」ワハハー

桃子「せんべい汁とは青森県八戸市の郷土料理でB級グルメの大会でも優勝をするぐらいの人気で……」

純「ただ水の中にせんべいを入れてるだけじゃねェか!食えるかこんなモン!」

睦月「実はかくかくしかじかで……」

純「なんで俺がこいつが買いすぎたせんべいを処理しなきゃいけないんだよ!」

蒲原「そこをなんとかなー」ワハハー

純「俺はお婆さんじゃないっつーの!」

  バリ・・・バリ・・・バリ・・・

純「ハァ……なんで俺がこんなトコでせんべいを……」ボリボリ

蒲原「ワハハーいいじゃないかー、みんなで食べると楽しいぞー」モッキュモッキュ

純「せっかく相棒の再放送を我慢してきたのによ」ボリボリ

ゆみ「相棒人気あるんだな……」クッチャクッチャ

まこ「黙って食わんかい、文句言ってもせんべいは減らんのじゃ」バキバキ

純「ちぇ」ボリボリ

ゆみ「龍門渕の部長は元気にしてるか?」クッチャクッチャ

純「嫌になっちゃうぐらい元気だよ今年こそ打倒原村だって息巻いてるよ」ボリボリ

ゆみ「相変わらずだな」クッチャクッチャ

純「あいつがくればよかったのによーまったく」ボリボリ

妹尾(文句は言いつつもう智美ちゃんより食べてる……)パリポリ

蒲原「しかしプロ麻雀せんべいもけっこうイケるよなー」モッキュモッキュ

まこ「そうじゃのう」バキバキ

純「ああ」ボリボリ

蒲原「……」モッキュモッキュ

まこ「……」バキバキ

純「……」ボリボリ

桃子「け、けっこうクセになる味っすね!」モグモグ

まこ「じゃのう」バキバキ

純「うん」ボリボリ

桃子「……」モグモグ

まこ「……」バキバキ

純「……」ボリボリ

蒲原「美味いなー」モッキュモッキュ
まこ「うん」バキバキ

純「そうだな」ボリボリ

蒲原「……」モッキュモッキュ

まこ「……」バキバキ

純「……」ボリボリ

妹尾「お、おせんべいの割れる音って良いよねぇ」パリポリ

まこ「まぁたしかにそうじゃのう」バキバキ

純「そうかもな」ボリボリ

妹尾「……」パリポリ

まこ「……」バキバキ

純「……」ボリボリ

まこ「……」バキバキ

純「……」ボリボリ

蒲原「ワハハ……」

桃子「話が全然続かないっすよ……」

蒲原「まぁある意味こうやって交流するのは初めてみたいなもんだからなー……」

ゆみ「合宿でも久や透華とはよく一緒に居たんだけどな……」

桃子「たしかに合宿のときも和司さんと男前さんとは全然話をしなかったすね」モグモグ

蒲原「じゃあなんで呼んだんだー」ワハハー

妹尾「なに話していいのか分からないよ……」

蒲原「かおりと染谷さんは一緒に麻雀した仲なのになに言ってるんだー……」ワハハー

まこ「ワシが一番好きなのは女に人気の小説家が実は出歯亀の盗撮犯じゃった回じゃのう」バキバキ

純「ああ俺もあの回好きだぜ、あれほど情けない犯人も珍しいよな」ボリボリ

まこ「あとアゲハ蝶の回も好きじゃな、蝶マニアの演技に笑えってしまうんじゃ」バキバキ

純「わかるわかる!あの回ってしょっちゅう再放送やるよなぁ」ボリボリ

まこ「話がわかる人じゃのう」バキバキ

桃子「なんだかあっちは凄い楽しそうに会話してるっすよ……」

蒲原「相棒トークが盛り上がってるなー」ワハハー

睦月「……」

蒲原「どうしたむっきーもうお腹いっぱいかー?」ワハハー

睦月「あ、いや違うんです……」

ゆみ「もしかして食べ過ぎて腹を痛めたか」

睦月「そうではなく文堂さん遅いなって……」

桃子「風越女子から鶴賀学園は遠いからしょうがないっすよ」モグモグ

蒲原「そろそろ来ると思うぞー」モッキュモッキュ

睦月「そうでしょうか……」

  シンパイナイモンダイナイナイナイナイザッツイッツオーライ~♪

睦月「あ!文堂さんからメールです!」

蒲原「ほらわたしの言う通りだろー」ワハハー!

ゆみ「良かったな睦月」

睦月「もう下駄箱まで来てるみたいです!ちょっと迎えに行ってきます!」スタタタタタッ!

妹尾「あ、もう行っちゃった……」

桃子「むっちゃん先輩嬉しそうっすね」

蒲原「ワッハッハー、一番の親友の登場だからなー」ワハハ

ゆみ「一番の親友、か」

まこ「細かいことが気になってしまう、僕の悪い癖」キリッ!

純「うわ似てねー!」ゲラゲラゲラ!

蒲原「相変わらずこっちは相棒で盛り上がってるなー」ワハハ

  バリ・・・バリ・・・バリ・・・

まこ「しかしせんべいが多いのう……」バキバキ

純「食べても食べても減らないぜ……」ボリボリ

蒲原「どんどん増えてくからなんとか減らしていかないとなー」モッキュモッキュ

まこ「バイバインでも振りかけたんかい……」バキバキ

純「宇宙に飛ばさなきゃヤバいぜ……」ボリボリ

蒲原「この会話どっかでしたなー」モッキュモッキュ

ゆみ「なあ妹尾、そのバイバインってそんな有名な話なのか……」

妹尾「ええそれなりに……」

蒲原「ゆみちんはドラえもんより21えもんだからなー」ワハハー

ゆみ「どっちかと言えばモジャ公のほうが好きだな……」クッチャクッチャ

まこ「その津山さんというのは昔からこんな収集癖があるんか?」バキバキ

ゆみ「うむ、あいつがここに入部したときはすでにカードを集めてたな」

蒲原「懐かしいなー、私らに自分の大事なカードをくれたんだよなー」モッキュモッキュ

ゆみ「たしか藤田プロのカードだったな」

桃子「それって余ってるカードを先輩たちに押し付けたん……」

蒲原「ミナまで言うなモモ……」ワハハ

まこ「ダブりだとホンマにがっかりするんじゃのう、ワシも昔よく田中幸雄のカードがよくダブってのう」

純「分かる分かる!何故か分からないけど田中幸雄がやたらダブるんだよな!」

まこ「お、分かるかい、なぜかあれパリーグの選手がやたらダブるんじゃのう」

純「掘とか佐竹とかな、懐かしいなぁ、家に帰ったら押し入れにしまってあるの出そうかな」

蒲原「すっかりナカヨシさんだなー」ワハハー

まこ「じゃがそうは言ってもあのせんべいが買いすぎだと思うがのう」バキバキ

蒲原「まぁたしかになー」ワハハー

妹尾「でも最近だよね急に買う量が増えたの」パリポリ

桃子「たしかに春ごろから急に量が増えたっすね」モグモグ

ゆみ「春になにかあったのか……」クッチャクッチャ

蒲原「頭でも打ったのかもしれないぞー」モッキュモッキュ

妹尾「それはさすがに……」

桃子「きっと先輩たちが卒業したからっすよ」

ゆみ「わたしたちが卒業したせい……?」

蒲原「どーゆーことだーモモ」

桃子「先輩たちがいなくなってからむっちゃん先輩塞ぎこむことが多くなったっす……」

妹尾「なんか元気が無い時が多いよね……」

蒲原「むっきーはいつも元気無いと思うけどなー」ワハハー

まこ「はは~んワシには分かったぞ」

純「今夜の晩飯か?」

まこ「そうじゃないわい!津山さんがなんで悩んでるのかが分かったんじゃ!」

ゆみ「私らでも分からないのになんでキミが……」

まこ「津山さんはのう、部長の重圧に押しつぶされそうなんじゃ」

妹尾「部長の重圧?」

まこ「そうじゃ、津山さんは真面目そうじゃからのう
   じゃけぇなんとか部を強くしないとなんとかせにゃならんと深く考えこんでしまうんじゃ」

ゆみ「なるほどそういうことか……」

蒲原「部長の重圧なんか感じたことないなー」ワハハー

桃子「元部長さんは悩みが無さそうっすもんね……」

蒲原「モモ言ったなー、うりうりー」

桃子「く、くすぐったいっすよぉ!」モジモジ

まこ「ワシも新部長として津山さんの気持ちがよくわかるんじゃ」

純「透華はなんもプレッシャーを感じてなさそうだけどなぁ」ボリボリ

まこ「じゃけぇそういうときは周りも困ってる津山さんを助けてあげるべきなんじゃのう」

妹尾「……」

まこ「そう今回のせんべい祭りみたいに」キリッ!

純「なーに良いこと言ったみたいな顔してんだよ」ボリボリ

まこ「実際良いこと言ったじゃろ」バキバキ

桃子「たしかに部のことはむっちゃん先輩にまかせっきりだったっす」

妹尾「わ、わたしは麻雀のことよくわからないし……」

桃子「むっちゃん先輩、かおりん先輩に麻雀覚えてもらおうと頑張ってるっす
   だからかおりん先輩も早く点数計算とか覚えたほうが良いっすよ」

妹尾「う、うん……」

  ガラガラ

睦月「遅れてすいません!文堂さんを連れてきました!」

文堂「こんにちはで~す」

まこ「あ、池田の後輩」

文堂「どーも文堂です~、遊びに来ちゃいました~」

蒲原「おおよく来たなーゆっくりしていってくれー」

文堂「あ!鶴賀の前部長さんじゃないですか!文堂星夏です!よろしくお願いします!」

ゆみ「よ、よろしく……」

蒲原「前の部長は私なんだけどなー」ワハハー

睦月「文堂さん最近カードのほうはどう?」

文堂「ぐっふっふ!実はですね津山さん……」

睦月「うむ……」

文堂「野依プロのレアカード手に入れちゃいましたよぉ!」キラーン!

睦月「こ、これは凄い!最高和了率を獲得したときのタイトルカードじゃないですか!」

文堂「これを手に入れるのに苦労しましたよ~、風越の部員全員でせんべいを買った成果です!あ、わたしは星夏ですよ!」

睦月「羨ましい!」

蒲原「本当に仲良いなー」ワハハー

ゆみ「睦月」  睦月「な、なんですか」

ゆみ「なんでもかんでも自分一人で抱え込むな、困ったときはみんなを頼れ、な?」

蒲原「そうだぞーむっきー、辛いときはこの元部長のわたしが色々アドバイスしてやるぞー」ワハハ

桃子「私もむっちゃん先輩のためならエーンヤコラっすよー!」  妹尾「わ、わたしも早く麻雀覚えるから……」

まこ「他校じゃがワシも協力するけぇのう、それじゃったら今度ウチと練習試合でもしようや」

純「俺もたまには他校と打ちてーなぁ」ボリボリ

睦月「みんな……」

文堂「津山さんは愛されてますね~」

ゆみ「だから無理だけはするなよ」ポンッ

睦月「……はい!」

辛いときはみんなで助け合えば良い……こうしてまた津山睦月達の絆は強くなったのであった……

文堂「あ、学校で余ったせんべい隣の部屋に置いときますね」 バササササササッ

蒲原「犯人はお前かァ!!ワハハァ!!」パチコン!

文堂「ギニヤ!!」

   蒲原「久しぶりだなー元気にしてたかー」ワハハ 睦月「うむ……」   カン

以上ですお
読んでくれた人てんきゅー

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom