ベルトルト「ユミルが睨んでくる」(79)
アニ「……は?」
ベルトルト「…アニまで睨まないでよ」
アニ「……気のせいじゃないか」フゥ
ベルトルト「…気のせいなのかな…」
アニ「…目つき悪いからね…たまたま目があっただけなんじゃないかい」
ベルトルト(それをアニが言うの?)
アニ「…何だい?…文句ある顔だね…」ゴゴゴゴ
ベルトルト「…いやっ、何も…痛っ!蹴らないで!アニ!」
ベルトルト「…アニの言うとおり…気のせいなのかな…」
ライナー「…何がだ?」モミッ
ベルトルト「わっ!…ライナー」
ライナー「…何か悩み事か?」モミッ
ベルトルト「…いや、大したことじゃないんだけどね」
ライナー「…ふーん」モミモミ
ベルトルト「はは、本当だよ」
ライナー「…そういうのなら」モミモミ
ベルトルト「…あはは」
ベルトルト「……」
ユミル「……」ジーッ
ベルトルト「…!」
ベルトルト(ユミルだ…)
ユミル「……」ジーッ
ベルトルト(睨まれてるよねー)
ライナー「……どうした?」モミモミ
ベルトルト「…いや…それより尻を揉むのを辞めてくれない?」
ライナー「…あぁ、すまん」
ユミル「……」フイッ
ベルトルト(…あ、背けた)
ベルトルト「……?」
ベルトルト(…何なんだろう)
ライナー「…大丈夫か?」スッ
ベルトルト「…ライナー、どこ触ろうとしてるの?」ペシッ
食堂
ユミル「…ほらクリスタあーんしろ、あーん」
クリスタ「もう!ユミル、私子供じゃないんだよ!」
ユミル「あー?そんなちっこくて説得力ねーぜ」
クリスタ「これから伸びるの」ムッ
ユミル「じゃあ、たくさん食わねーとなー…ほら、あーん」
クリスタ「むぅ」
モブ(ほっぺ膨らましてる)
モブ(天使だ)
モブ(女神や)
ベルトルト「……」スタスタ
ベルトルト(ライナーは遅れてくるって言ってたし、先に食べよう)
クリスタ「…もう!」スクッ
ユミル「おいクリスタ!」
ベルトルト(パン固いな…)モクモク
クリスタ「…ここで食べてもいい?」スッ
ベルトルト「…クリスタ?」
クリスタ「…うん?」
ベルトルト「あ、うんいいよ」
クリスタ「よかったー…ベルトルト…さんだよね?」
ベルトルト「ベルトルトでいいよ、クリスタ」
ベルトルト「でもどうしたの?」
クリスタ「…ユミルがからかってきて、ご飯食べれないから」ムゥ
ベルトルト「…あはは」
ベルトルト(…ユミルね)
クリスタ「あ!ユミルって言うのは…」
ユミル「何だクリスタ、私のいないところで悪口かぁ?」ノシッ
クリスタ「ユミル!」
ユミル「んー?」
クリスタ「…さっきの怒ってるんだからね!」プンプン
ユミル「あぁー…さっきは、すまなかったな…調子に乗った」
ベルトルト(…へぇ、謝ることできるんだ)ジーッ
ユミル「…おい、何ガンつけてんだよ」
ベルトルト「…へ?」
クリスタ「ユミル!」
ユミル「…だってよ…」
ベルトルト「いや、本当に仲いいんだなーっと思ってさ…」
ユミル「まぁな…嫁だからなっ」ギュー
クリスタ「ユミル!苦しいよ…ご飯食べれない」
ベルトルト「はははっ」
ベルトルト(やっぱり睨まれてるのは気のせいだったのかな?)
ライナー「ベルトルト!」
ベルトルト「…ライナー」
ライナー「ここにいたのか!」サワッ
ベルトルト「どこ行ってたんだい?」
ライナー「…いや、ちょっとな…」サワサワ
ベルトルト「ふーん、ならいいけど…早く食べないと時間無くなるよ」
ライナー「…あぁ」サワサワ
クリスタ「…ふふっ」
ライナー「……ファッ!?」サワサワサワサワ
グイッ
ライナー「おい、何で天使がここにいるんだよ!」コゴエ サワサワ
ベルトルト「…いや、かくしかまるうま」
ライナー「早く言えよ!」サワサワ
ベルトルト「…ごめん…ていうか下半身まさぐるの辞めてくれない?」
ライナー「…!…あぁ、すまん」サワッ
クリスタ「…ふふっ、仲いいんだね」ニコッ
ライナー「クリスタとユミルには負けるがな」
ベルトルト「…はははっ」
ユミル「……」ジーッ
ベルトルト(…あれ?)
アニ「……で?何で私のところに来るんだい?」ハァ
ベルトルト「…やっぱり、女の子に聞いた方が早いかなって」
アニ「…ふーん」
ベルトルト「…何で睨まれてるんだろう…何もしてないのに」
アニ(あんたがそれを言うのかい)
アニ「何か思い当たる節はないのかい?」
ベルトルト「…思い当たる、か…」
アニ「睨まれているときの状況とか…」
ベルトルト「……あ」
寝る
ホモ…好きだろ?
残念だがホモじゃなくてただのベルユミであることを宣言しておく
すまないがノーマル以外は帰ってくれウホッ
ベルトルト「…そういえば」
アニ「…何だい」
ベルトルト「…ライナー?」クビカシゲ
アニ「…ライナー?」クビカシゲ
ベルトルト(かわいい)
ベルトルト「…うん」
アニ「ライナーがどうかしたのかい?」
ベルトルト「…んー、まだ確証はないんだけど…」
アニ「…そうかい」
ベルトルト「明日確かめてみるよ…また何か分かったら…」
アニ「…あぁ」
ベルトルト「…!」
アニ「…何だい?」
ベルトルト「…いやさっき面倒くさそうににしてたから、てっきり断られるのかと…」
アニ「……別に、乗りかかった船だしね」
ベルトルト「…そっか」
アニ「…そう」
ベルトルト「…」
アニ「…」
ベルトルト「…ありがとう」
アニ「……」フイッ
サシャ「…」ジーッ
コニー「おい、サシャ!上に乗るなよ!重い!」
サシャ「しぃーっ!コニー静かにして下さい!バレちゃいます!」コソコソ
コニー「お前の方がうるさいぞ!」
サシャ「コニー!」コソコソ
コニー「…すまん」コソコソ
コニー「てか何してんだ?あいつら」
サシャ「…夕食後の自由時間にアニとベルトルトが二人きり…」
コニー「そして、何で俺たちは隠れているんだ?」
サシャ「…まさか!」ハッ
コニー「どうした……まさかっ!」ハッ
サシャ「…コニーも気が付いたようですね」
コニー「あぁ…」
コニー「だが、俺の上で放屁するなよ…」
サシャ「……」
コニー「…サシャ?まさかもうしちまったのか?」
サシャ「…コニー、さすがに私も怒りますよー!」
コニー「…わ!わ!やめろよっ」ダッ
サシャ「…待って下さい!殴らせて下さい!」ダッ
コニー「追いかけてくんな!バカッ!」ダダダッ
ベルトルト「あ」
アニ「…?」
コニー マッテクダサーイ
ヤーメーロー
ベルトルト「…コニーとサシャだ」
アニ「……」
ナニヲシテイル…
ブフッ!!
ベルトルト「…教官だ」
アニ「…何してるんだいあいつ等」
ベルトルト「…さぁ」
アニ「…」
ベルトルト「…」
アニ「…」
ベルトルト「…戻ろっか」
アニ「…あぁ」
次の日
ベルトルト「……」
ベルトルト(…よく寝た)フアァ
ベルトルト(最近ユミルのことであんまり眠れてなかったからな…)
ベルトルト(アニに相談してよかった…)
ライナー「…よう」ギュ
ベルトルト「ライナー、おはよう」
ライナー「はよ…何だすっきりした顔してるな」ギュッギュッ
ベルトルト「…ん、よく眠れたからね」
ライナー「そうなのか?何か悩んでたのか?」ギュッギュッ
ベルトルト「んー、まぁね」
ライナー「そうか…お前が言わないのなら、俺は何も聞かない」ギュッギュッ
ベルトルト「…うん、ありがとね」
ライナー「…大したことじゃない」 ニギニギ
ベルトルト(多分、君のことなんだろうけどね)
ベルトルト(…きっと、ユミルは…)
ユミル「……」ジーッ
ベルトルト(あ、ユミルだ)
ユミル「……」ジーッ
ベルトルト(やっぱり…)
ライナー「…どうした?」ニギニギ ギュッギュッ
ベルトルト「…いや、それより恋人つなぎをするのを辞めてくれないかな?」
ライナー「…あ、悪い」
ベルトルト「…いや、」
ベルトルト(ユミルはっと…)
ユミル「……」フイッ
クリスタ「…」
ユミル「クリスター!私の嫁ー!」タタタッ
クリスタ「わっ!びっくりしたー」
ベルトルト「…決まりだね」
ライナー「…何がだ?」クビカシゲ
ベルトルト(かわいくない)
ベルトルト「何でもないよ…ご飯に行こう」
ライナー「おう」
午後訓練前あたり
アニ「…は?」
ベルトルト「いや、だから…ユミルはライナーが僕といる時に睨んでくるんだよ」
ベルトルト「今朝もそうだった」
アニ「…それで?何でユミルはライナーが好きだとなるんだい?」
ベルトルト「…多分、こういう言い方は好きじゃないけど、仲の良い僕が邪魔なんじゃないかな?」
アニ「…ユミルはベルトルトに嫉妬しているという事?」
ベルトルト「うん…」
アニ「だから、睨んでくると言うのかい?」
ベルトルト「…多分」
アニ「……」ハァ
ベルトルト「…アニ?」
アニ「それだと…根本からおかしくないかい?」
ベルトルト「…?」
ベルトルト(眉間にしわ寄せてる怖い)
アニ「ベルトルト、あんたは男だろ?」
ベルトルト「…うん、こんなでかい女性は見たことないね」
アニ「…ライナーは」
ベルトルト「男だよ、あれで女の子なら僕は発狂する」
アニ「…そこが変じゃないか」ハァ
ベルトルト「…ん?」
アニ「…だからさ」
アニ「…私もよく分からないけどさ、女が女に嫉妬するなら分かるよ」
アニ「…何で友達のしかも男のあんたに嫉妬するんだい?」
ベルトルト「…?女?」
ベルトルト(今日のアニはよく喋るなー)
アニ「そうさ、ユミルがライナーに近寄る女に睨みをきかせるならわか…」
ベルトルト「ちょっと…!待って!」
アニ「…何さ」
ベルトルト「…女って…ユミルが?」
アニ「……はぁ?」
書き忘れてたが
ベルトルトさんは原作より4割増しのエレン菌を受けている
だから
ライナーに尻を揉まれても下半身まさぐられても恋人つなぎされても夜這いされても乳首触られてもちんk触られても
気づかない鈍感力ウホッ
飽きた、ので終わる
中途半端にやるなら書かないでくれ
今日の分は終わるってことだよな?
アニ「……」
ベルトルト「…いや、その、なんでもない…」
ベルトルト(…僕はとてつもない勘違いをしていたのかもしれない…いや、でも)
アニ「…ベルトルト」
ベルトルト「…はい?」
アニ「…最低」
ベルトルト「!…いやちょっと待って」アセアセ
アニ「…聞くけどさ」
アニ「男子寮でユミルを見たことがあるのかい?」
ベルトルト「…いや、皆と親しくしないように極力部屋にいたから、わからない」
アニ「じゃあ、お風呂では?」
ベルトルト「それも同じく」
アニ「……声高いじゃん」
ベルトルト「…アルミンも高いよ?」
アニ「……」
ベルトルト「……」
アニ「……」ハアァ…
ベルトルト「そんな大きなため息つかなくても…」
ベルトルト「で、でもさ」
アニ「…何」ジトーッ
ベルトルト(そんな蔑んだ目で見なくても)
ベルトルト「ほら!クリスタに結婚しようとか、嫁とか…言ってるじゃないか」
アニ「…あいつなりの、冗談というか…」
ベルトルト「そ、そうなの?」
アニ「そうじゃなきゃ…あんたは皆の前で結婚しようとか言える?」
ベルトルト「無理です」
対人格闘訓練
ベルトルト(…そうかユミル女の子だったんだ)
ベルトルト(口悪いし、態度でかいし、クリスタにべったりだったから…わからなかった)
ベルトルト(…じゃあ何で僕を睨むんだろう…)
ベルトルト「…本末転倒だな」ボソッ
ユミル「ベルトルさん」
ベルトルト「…?」
ユミル「暇してんなら、私とやろーぜ」
ベルトルト「…ユミル」
ユミル「おいおい、どうしたんだよ…暑さでやられたのかぁ?」ニヤ
ベルトルト「はは、確かに暑いね」
ユミル「まぁ、ベルトルさんはただでさえでかいからな…いい影ができる」
ベルトルト「日除けにしないでよ、ひどいなー」
ユミル「まぁまぁ、あのハゲに見つかる前に早くやろーぜ」
ベルトルト「あぁ、いいよ」ザッ
ベルトルト(ベルトルさんって何だ?)
ドカッ
グッグッグッ
ベルトルト「……」ノシッ
ユミル「……痛いけど、暑さがマシだー…」ギリギリ
ベルトルト「…ねぇユミル」
ユミル「ん、何だ?…今私は涼んでるんだ、短めにな」
ベルトルト「…ベルトルさん…って何?」
ユミル「んあ?…あー…」ソヨソヨ
ベルトルト「ユミルー?」ギリギリ
ユミル「痛っ!絞めんじゃねーよ!」バンッバンッ
ユミル「別にただ呼びやすかっただけだよ!」
ユミル「…ほら!あだ名的なアレだ」
ベルトルト「……」
ベルトルト(むしろ名前が長くなっている気がする)
ユミル「…何だよ、何か言えよ」ノソッ
ベルトルト(意外にバカワイイかも)ニヤニヤ
ユミル「このっ!」グイッ
ベルトルト「…うわっ!?」ドデンッ
ユミル「…ふんっ」ノシッ
ベルトルト「ユ、ユミル!?」モゾモゾ
ユミル「ベルトルさんがニヤニヤしてっからだ…気持ち悪い」ギリギリ
ベルトルト「…気持ち悪いって…いたたた!!」
ユミル「…間接が極まればいくらベルトルさんでも無理だろ」フフン
ベルトルト(それもそうだけど…むしろ当たってますよ…ユミルさん)ドキドキ
ユミル「降参かぁ?根性ねーなぁ?」ニヤニヤ
ベルトルト(柔らかいなー…やっぱり女の子なんだなー)サワサワ
ユミル「!!?」バッ
ベルトルト「あ」
ユミル「……」
ベルトルト「……ユミル?」
ユミル「殺す」ゴゴゴゴ
ベルトルト「え?」
ドダーンッ
ナンダナンダ!?
ベルトルトガキゼツシテルゾ!
エエー ナニガオキタンダ…
ベルトルト「」
ユミル「……」ハァハァ
ユミル「…ふんっ」クルッ
キース「貴様、どこへ行く」ヌッ
ユミル「…あ」
ベルトルト「」
キース「…医務室に連れて行け」
ユミル「……はっ」ビシッ
キース「お前一人では無理があるだろう…ボット訓練兵!…」
お風呂に行ってくるのだよ
ユミル、いいよねー
医務室らへん
マルコ「…よいしょ」ドサッ
ユミル「うぁー、重たかった…」
マルコ「ベルトルト身長高いからね」
ユミル「…何食ったらこんなでかくなるんだよ…」ゲシッ
マルコ「ちょっと!ユミル」
ユミル「はいはいー、すいませんねー」
マルコ「…もう…僕は先に戻ってるからね」
ユミル「…おう、すまないな」
マルコ「じゃあ」
ユミル「…ったくよ」ストン
ユミル「…二人がかりでも骨が折れるわ」
ベルトルト「」
ユミル「おーい、ベルトルさーん」ペチペチ
ベルトル「」
ユミル「…起きる気がしねぇ…」
ユミル(にしても、本当にでけぇ図体してんな…こんだけでけぇのに存在を知ったのはつい最近だしな)
ユミル(…お、意外に整った顔してやがる…腹立つな…)ゴゴゴ
ユミル(…クリスタに近寄るなよな…)ベシッ
このSSまとめへのコメント
おいおい…作者さんよぉ書いてあったろ?コメントに…「中途半端に終わらすなら書かないでくれ」と、自分もそう思うんだわ。そしてさっきベルユミ宣言してたよな、俺はベルユミ信者なんでな、正直スッゲー期待したわけ、なのにこの裏切られたような気持ち…あんたに分かるか?
ルフレ「く...苦しい....うぐぐ...ぐあっ!!ぐっ...ぐるじい...」
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きたいだお