シリアスと言うよりは糞脚本と駄文の無理矢理の焼き直しです。今度はかなり細かく練っていく。しかしこれ以降焼き直しはしないと。
脚本は微妙ですけどやれるとこまで勝手に走る。
元スレの作者です。シリアスの方が面白かったんじゃないかって言われたんで、今更ながら(恥文でも)やってみようと思います。
(…え前スレはどうした?ああ今は黒歴史ですよ。…アレはまたすぐまとめて終わらす。つか抹消だな…本気で。)
顛末はほぼ同じですけど、最後ら辺は、追加設定少しやるんで、読んでくれる人いたら有難いです。槍直した結果。
回収がより簡単になったが。しかし…。
…一応暖かい目で。見守って下さい。
宜しくお願いします。
シンジ「…だって、それやられたの量産機のせいだったからね。」
アスカ「…え?」
アスカ「何言ってんのアンタ?」
シンジ「え?…だから、その左目、量産機のロンギヌスのフィードバックでやられてたじゃないか。」
アスカ「待ちなさいよ?量産機って?」
シンジ「…覚えてないの?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1377834434
シンジ「量産機は量産機だけど?」
シンジ「エヴァ五号機から十三号機まであるエヴァシリーズ。」
ミサト、リツコ、サクラ「「「。」」」
アスカ「…何ソレ、全部が8号機みたいにピンクボディの複眼とか?」
シンジ「いや、全部目なんてない白い奴だって。…本当に忘れたの?」
アスカ「」
(小声で)リツコ「…少尉。」
(同じく小声で)ミサト「彼を隔離室へ。」
サクラ「へ?」
サクラ「よ、…宜しいんですか?まだ話してますけど。」
アスカ「―コード4a、b、cとかエヴァmark04とかネーメジスな間違い?」
シンジ「…ネーメジスって何だよ?
ーだから、量産機に弐号機がロンギヌスの槍顔にぶっさされた時だってっ…!」
アスカ「なッ。」
ミサト「今…弐の字じゃなかった?2号機でなく。」
リツコ「………さあ。」
サクラ「いや全く分かんないですけど。」
シンジ「れ?おかしいな?なら何でミサトさんが?」
ミサト「はい?」
シンジ「いやだってミサトさん戦自に撃たれてケイジのエレベーターのとこで、…爆発巻き込まれて死んじゃったかと。あの後どうやって逃げたん―
ミサト「…え?え?え?」
シンジ「あッ。ーそうだミサトさん?
『続き』やりましょうよ。」
ミサト「何の…?」
シンジ「…忘れたんですか?…まあいいや、冗談ですから。
でもまさかミサトさん復活してたなんて思ってなくて結構嬉しかったですよ僕。
ーそうだリツコさん、なら綾波はどうしてますか?…まさかまた“憎いから“で処分したんですか?
だから剃髪気味のベリショとかプラグ内にいたの僕だけだったとか逃げ口上かますつもりじゃありませんよね?
いくら父さんの愛人だった云々だろうと―」
リツコ「な!?」
ミサト「り、リツコ!?まさか内通していたと言うの!?」
サクラ「そんな…。」
リつコ「そんな、有り得ないわッ…何故私がっ!」
シンジ「あとこの僕の首についてるやつ、…結局何ですか?これ付けてエヴァ乗って覚醒したら死ぬって。
…s2機関なんて初号機とっくに喰らってますけど。」
ミサト「…リツコ?答えてよ…?」
シンジ「肝心な質問は、答えてくれないんですか…。
ーそういえばでも綾波は魂の入ってないただの器だから壊したわけで、魂入ってるの壊す必要無いんでしたっけ。」
シンジ「むしろ、それ壊して父さんに諜報付けられて幽閉状態でしたよね。」
ミサト「…?何か良く分からないけど、今内通してるとかでは無さそうね。」
シンジ「アスカ?で綾波はどこなんだよ?」
アスカ「…れより私の2号機の顔に文字通り横槍ロンギヌスってどういう事よ。」
シンジ「だから、うん…。
…弐号機は紫の血がでたり臓物引き摺りだされたり眼球視神経で辛うじてくっついてたり…かなり酷かったってことだよ……。
シンジ「…まあ、確かにあんなの、覚えてた方が辛いよね。」
アスカ「…何よそれ。2号機の血赤だけど。」ゼルエルって…。
シンジ「…ぉっかしーな…。」
リツコ「…S―DAT、検査結果に問題なかったので取り敢えずお返ししておきます。」
シンジ「…もう電池無いから使えないのに?」
アスカ「…アンタの与太話に構ってる余裕なんてこの世界にはもう無いのよ。
―そうでしょ、葛城大佐。」
アスカ退室
シンジ「ちょっと、…何さり気かっこよく決めてるつもりでミサトさんに話振ってんの。
…まあいいや、ミサトさん、それで、綾波はどこなんですか。」
ミサト「シンジ君、綾波レイはもう存在しないのよ。」
シンジ「…結局、あの時赤い海の上に立っていたのが、最期だったってことですか。」
ミサト「シンジ君…一体何が言いたいの?」
ドーン。
シンジ「…何だ!?」
ブーブー
ガチャ
ミサト「私です。」
日向マコト『目標後甲板です。いきなり取り付かれました!』
ミサト「…本命のお出ましかッ…!」
ミサト「全艦、第一種警戒体制!」
『初号機保護を最優先!』
マリ『それよりワンコ君どうだったー?大人しくお座りしてたー?』
アスカ「何も変わらず、…2号機の血が紫ってほざいて馬鹿面してたけど殴りそこねたっ!!!」カンカンカンカン!
マリ『what's happen?(゚ω゚)』
マリ『でもその顔ー見に行ったんじゃにゃーいの?』
アスカ「違うッ!」カンカンカンカン!
シンジ「ミサトさん、リツコさん!一体何が来たんですか!新しい使徒ですかッ!
……使徒は十七番目のカヲル君まで…倒したんだ。
十八番目の使徒はリリンで人間…また戦自とか?…所詮人間の敵は人間だよ、ってこと…?」
『碇くん、どこ?』
シンジ「…!?」
シンジ「綾波…。…今の、綾波の声ですよね?ミサトさ
ブイン(リモコンによる遮断。)
シンジ「やっぱり綾波ですよ、
…なんで、
…話無視するんですかっ!?」どん!!
サクラ「準備出来ました、碇さんこっちへ!
碇さん急いで!?」
シンジ「なんなんだよもう…ッ!
…。
………ねぇ、鈴原の、
トウジの妹だよね。」フラッ
サクラ「…え…。」
シンジ「…何でミサトさんは綾波がいないって言ってたのに、…綾波の声がするの?
…ちゃんと説明してよッ…!」ダンッ
サクラ「そ、それは、…。」
シンジ「答えられないのかよ。
……もういいよ…。」
サクラ「碇さんっ…!?」
シンジ「ー…綾波ッ!…ここだっ!!」
サクラ「エヴァだけは呼ばんとってくださいッ!!」
壁の破砕音。
…高空故の気圧の低さに息が苦しくなる。
シンジ「なっ…、
…エヴァ…零号機!?
山吹色?…青じゃなかったの…?
…でも十六使徒戦で自爆してあれは無くなった筈…。」
ミサト「ー駄目よシンジ君!」
シンジ「…。なんなんだよミサトさん、
さっき迄人の話も聞かなかったくせに。」
ミサト「分かったわ、事が済めば話は聞きます。
だからここにいなさい。」
シンジ「ー…。なら、先に納得が行かないので、これだけは説明して下さいよ。
…何で零号機に砲撃迄かける程警戒してるんですか?」
黒波『碇くん、こっち』
シンジ「…mark09?乗ってるのは僕の知ってる綾波ではな…実は四人目の器だけ残してたなんてそんなリツコさ
黒波『…。』
ぐごっ
シンジ「…うわっ!?
ーちょっと!?」
mark09の掌中に転がらされ、部屋の床から離れていく。
あすか「逃がすな!コネメガネ!」
マリ「合点承知!!
的を~狙えばは~ずさないよ~♪
hey comeon!!!」ボシュ
マリ「よっしゃッ!」ダンッダンッズドン!
シンジ「…母さん。
…ロンギヌスと宇宙いったかと思えばこんな戦艦のメインエンジンって…どうしちゃったんだよ。…エヴァって永遠に残るんでしょ…違った母さん?こんな使われ方してる時点で、信頼度かなり低…。」
マリ「やっぱし、アダムスの器か!?」ズドキュン
シンジ「アダムスの器って…?」
シンジそこからの意識が飛ぶ。
マリ「ー挨拶ぐらいしてけおらあああ!!!」パパパパパパ
リツコ「…初号機に優先して彼を奪取と言う事は、まだトリガーになる可能性があると言う事よ!
ミサトッ!DSSチョーカーをッ!」
ミサト「…くッ…!」
ミサト「…。」(シンジ君……!!!)
ぴー(OUT OF RANGE)
カチャ
サクラ「…行っちゃいましたね。」
リツコ「…。」(ミサト…。)
ミサト「…。」
(…私に彼を[ピーーー]資格なんて無い。
ニアサー時に、行きなさいと迄思った。
…そう叫んだ。
…でも。あのシンジ君は、一体何故?
いくらなんでも私達と設定への認識がずれ過ぎていた。
まるで別の場所からでもきたかのように。)
リツコ「…。副長より通達、追撃不要。各員損傷箇所の応急処置と偽装作業の再開。」
アスカ「ふん…あれじゃあ
馬鹿じゃなく、腑抜けね、
大佐もバカシンジも。」
『ー救ってやれると思ってんの…!?それこそ傲慢な思い上がりよ!』
…そんなの。
『ー分かるわけないよっ…!
…アスカは何にも言わないもの。
ー何も言わない何も話さない癖に分かってくれだなんて無理だよッ…!』
そう、分かるわけ無いじゃないか。
『ーばーか、知ってんのよあんたが私をオカズにしたこと。…いつもみたくやってみなさいよ、ほら、見ててあげるから。』
…皮肉だろ。
『…あんたが全部私のものにならないなら、私、何にもいらない。』
…あの言葉の意味だけは、まだ分からない。
多分束縛。
…何のための?
『ミサトやファーストが怖いから、
お父さんやお母さんが怖いから、
私に逃げてるだけじゃない!』
『それが一番楽で傷つかないから。』
…図星かもしれない。でもその時はただ。
『本当に他人を好きになったことないのよ。
自分しかここにいないのよ!』
煩い。
『…助けてよ、…僕を助けてよぉッ!
一人にしないでッ…!
僕を殺さないで…!!』
煩かった。
『…イヤ。』
拒絶。
アスカの首にかかる自分の手。
『ー気持ち悪い。』
拒絶。
…今度も
『あんたには関係ない。』
また、…拒絶だ。
…本当は、量産機の話をして誤魔化す以前にあの場から逃げ出したかったぐらいだった。
だから僕はアスカの言葉を避ける。
シンジ「うう、…アすかッ…。ハッ。…夢。」(見知った天井…。第一脳神経外科の所だっけ…。)
黒波「」
シンジ「…四人目の、
…綾波?」
黒波「…兎に角こっち。」(四人目…私は何?)
ガタガタキーン…。リフト。
シンジ「…綾波…今四人目、なの?」
黒波「…。」
シンジ「…また僕のこと、忘れちゃった?」
黒波「…知らない。」
シンジ「…。…そっか、じゃあ今度、前の頃の思い出話とかするよ。」
黒波「…。」
シンジ「…あ。…ネルフ本部、戦自にやられてまだ更地だったのか。
空が見えちゃってる。
…やっぱりn2兵器って怖いんだな。
時の第二新東京の首相官邸では、二十年は更地にするとか言われてたらしいし。
ー本当に十四年立ってるんだ…。」
黒波「…。」
紅く染まった旧初号機ケイジ
ポロロロン
シンジ「…?」
シンジ「あれって、カヲル君…?ちょっとそれって。」
殺すです。すいません。
所変わって
ゴゴゴ
シンジ「これは、エヴァ…?これ巨神兵のプラント的な奴に似て…?」
バチン(ライト点灯。)
ゲンドウ「そうだ。エヴァンゲリオン第13号機、お前とそのパイロットのきた
シンジ「…父さん…?
ー…やっぱりそう来たかお前らっ!!!」ズダン
ゲンドウ「…!?」
シンジ「裏があるの見え見えだよ!!!
綾波(四人目?)やカヲル君まで僕を貶めるんだ!!!
裏切ったな、僕の気持ちを裏切ったんだ!!みんな同じに裏切ったんだっ…!
…副司令の人…?冬なんたらさん!?」
冬月「わ、私か!?」
ゲンドウ「…。」
シンジ「…幻滅だよ、あんたもうちょいマシな人だって信じてたのに。
…なんで赤木ナオコ親子に浮気してたようなやつに付いてくんだよあんたはっ…!!」
冬月「碇!?
…ユイ君と言う者がありながらか貴様。」
ゲンドウ「…私は、…ユイ一筋に…!!」
シンジ「ーッ…!
もういいよ、副司令と父さんの分からず屋ッ!!!」ダダッ
ゲンドウ「待て、まだ話は終ってない…どういうことだシンジッ…!?」
カヲル君「…。」
例の殺風景な寝室。
シンジ「嫌だ!エヴァなんかもう乗りたくないッ!!」ガンッ
シンジ「…ミサトさん達だってサーパク起こるまで散々エヴァ乗れとか言って、大人のキスの続きは忘れてるし。…いやそこはいいんだよ別に僕熟女好きとかじゃないから。
…父さんも、用済みになったらまた僕を見捨てるんだ。
…それにミサトさん…。」
カヲル「碇くん、
話そうよ。」
シンジ「ーカヲル君?」
カヲル「…。」
シンジ「…。…僕は、エヴァには乗らない。
…ミサトさん達が、僕にこれを付けたんだ。
リツコさんに必要無いって、
ミサトさんに何もするなって、
艦橋でも言われた。
誰も僕を必要としないんだ。」
カヲル「でも僕は、信じて欲しい」
シンジ「…そんなの、出来るわけないよッ…!」
カヲル「…分かっている。でも僕は、
DATも電池交換して直すし。
その首のものを外して上げるよ、
…ほら。」カチャ
シンジ「!!!」
シンジ「…カヲル君、…どう、して…。」
カヲル「チョーカーはいづれこうするつもりだったんだ。ーさて碇シンジ君、説明をしてくれないかい?」
シンジ「あ、
…僕は、
シンジでいいよ。」
カヲル「…。」ニコッ
後から考えれば、
別世界の話を呆れることなく懇切丁寧に聞いてくれた時点で、
少しぐらい思い当たって良かった筈だった。
カヲル「ーつまり君の記憶の世界では、僕は第一使徒アダムの魂宿した十七番目の使徒タブリスなわけか。」
カヲル「そして綾波レイはリリスの魂宿した君のお母さんの遺伝子とリリスの遺伝子半々のハイブリッド。」
シンジ「うん。それでカヲル君は、ドグマにあるのアダムじゃなくてリリスが置いてあるとか。
そうかそういう事かリリンとか納得しちゃって。
…弐号機はでも壊さないで欲しかった。
アスカに悪いから。」
カヲル「そして僕から殺して貰う事を依頼したと。」
シンジ「ごめん…。」
カヲル「気に病む必要は無いよ。今のこの世界の僕はこうして生きているからね。」
シンジ「で、僕らはこれからどうすればいい?」
シンジ「この世界線の僕は、ここのゼルエルにあたる第十の使徒から綾波をサルベージしようとしてニアサードを起こして
大気圏外封印までかけられた危険分子…なんか、
…しくじった気分だな。
最も最初からしくじってるんだけど。」
カヲル「因みに言うと、この世界ではまだ脚本中に赤木ナオコって名前も、リツコさん愛人でした設定すらも存在しえてはいない。」
シンジ「後で父さんに謝んなきゃ…悪いことした…。」
カヲル「…そして、初号機と君が同化してる間に起きたこの世界のサードインパクトの結果が。」
シンジ「……何だこれ。」
Trust
カヲル「見たままさ。こちらの世界線でのサードインパクトの結果だよ。
生命は本来世界に合わせて自らを変えていく存在だからね。しかしリリンは自らではなく世界の方を変えていく。」
シンジ「こっちのサード起こしたのは…僕じゃない…、
…けど僕。こっちの世界線の僕もやらかしたのは確かなんだね…。」
シンジ「―…カヲル君は
…結局のところ…使徒なんでしょ?」
カヲル「ただ、十七番目とか言う数字にはなり得ないよ僕は。(この世界では。)」
シンジ「…。そうなんだ。」
カヲル「でも安心して。」
シンジ「…え…?」
カヲル「僕は今回は敵じゃない。
…それに、
今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ。」
シンジ「あっ…。」
カヲル「エヴァ第13号機は、ダブルエントリーシステムで」
カヲル「カシウスとロンギヌスの槍を持ち帰ればこの世界の修復も可能だ。」
シンジ「…カシウスのって?」
カヲル「こっちの初号機に僕がmark06で上から投擲した奴だよ。」
シンジ「でもそれで槍を持ち帰るなら、
二人乗りなんでしょ…?
四人目の綾波でも良いんじゃ…。」
カヲル「ー…いや、リリンの模造品では無理だ。魂の場所が違うからね。」
シンジ「二人目の綾波は、ドグマを降りて、リリスから抜いたロンギヌスの槍を十五番目の使徒にあっちの世界でー。」
カヲル「…残念だけど、あの身体全てにリリスの魂が宿せる訳じゃないだろう?
そして、あちらの世界の綾波レイのダミーとこちらの綾波シリーズは、全くの別物。
更に彼女の魂はー。」
シンジ「…そんな…。」
シンジ(模造品って…)
シンジ「…綾波すら、綾波じゃない
…だったっけ。」
カヲル「…。まあ兎に角、ピアノと同じさ。
」
シンジ「ピアノって?
…まあ、いいか。」
カヲル「二人一緒なら、きっといいことがあるよ。」
シンジ(カヲル君がドグマ降下って死亡フラグしか浮かばないんだけど、
…細かいこと気にしても仕方ないよね。)
「行こう。カヲル君。」
(…あっちの世界みたいに、かの人と二人きりで終わるようなことなんて。
…もう繰り返したくない。)
いつの間にか、
アスカの言った最後の言葉を聞いて。
記憶が途切れて
14年立っていたと思えば、
死んでしまった筈のミサトさんやリツコさんとかは44歳で健在で、トウジの妹さんの成人顔まで拝んでた。
…けど、僕の記憶のあった世界と色々と違う。
カヲル「ー君のいた世界の人達と要素が重なったところで、
しかし、君の知っている通りの人達はこの世界には存在しえない。…綾波レイとてね。」
シンジ「…そう、だよね。
…アスカも…。」
プラグスーツの空気の抜ける音。
Return to Ash
ドグマ降下最中
シンジ「そういえば、…僕らの後ろにいるのは何?
首ついてなくない?鎌持った死神にしか見えないよ…。」
カヲル「mark09のことかい?」
シンジ「ミサトさん達の戦艦から僕を引っ張ってきた四人目…じゃない、黒プラグスーツの綾波の乗ってる奴?」
シンジ「ー…そう、markって?号機とかじゃないの?
カヲル君。」
カヲル「そこは特に気にしなくていい。
重要ではないし。mark09は援護の為、ヴィレの動きを警戒しているのさ。」
シンジ「そうなんだ…でも僕らだけで十分だよ。
綾波じゃないのに。」
黒波「…私…綾波レイ…じゃない…?」
ライト点灯。
シンジ「あれ、あのたくさんある人型は…?」
カヲル「インフィニティのなり損ないさ。
君は気にしなくていい。」
シンジ「…。…あれは!?」
カヲル「リリンの結界、
メインシャフトを完全に塞いでいて十四年間誰の侵入も許していない。」
シンジ「蓋みたいだ…。」
一部省略
青四角のブロックは散乱。
シンジ「ーあそこに刺さってるのが目標物?」
カヲル「そう、ロンギヌスとカシウス、槍を2本持ち帰るには魂が二つ必要なんだ。」
シンジ「今度はあれ、…確かにリリスなんだよね?
シンジ「で、
…あれは…エヴァ?」
カヲル「エヴァmark06。自律式に改造されリリンに利用された機体の成れの果てさ。」
カヲル「ーじゃあ、始めるよ。」(ー…ん?)
カヲル「ちょっと待って。」
シンジ「…。
それ僕が言いたいよカヲル君!
始めるって言った矢先にそれは…!!
ーうわッ!!!!」
ドシャーン。キイン
ファンネル展開。
シンジ「ーなんなんだよ!コレ!?」
シンジ「―弐号機、
…あすかっ!?」
シンジ「何すんだよ、アスカッ!!」ガキーン
It will mean Victory
アスカ「ーバカシンジ!?あんたまさかエヴァに
シンジ「…乗ってるよっ!
当然だろ、カヲル君は首輪まで外してくれたんだからっ…!」
アスカ
「カヲル君って誰よ…?
またサードインパクト起こすつもりかこのホモガキっ…!!
ー大人しく殺られろッ!!!
ホモシンジぃいッ!!!」
シンジ「…やめろよっ!!」
ガキャ!!
シンジ「何で綾波(黒波)迄邪魔するんだよ!!!味方じゃなかったの!?」
黒波「…会いに探しに来るって思ってたのに…。」ボソッ。(私出番とセリフ少ないのに。)
シンジ「…ごめん…。」
シンジ「ー…つッ…!
ファンネル全部壊されちゃった、
…どうしよう、
カヲル君も手伝ってよ…!!!」
カヲル「…。」
突然まさかの操作系両方が
使えなくなる。
シンジ「ーあれ?操縦が効かない?…勝手に動いて?」ガチャガチャ
カヲル「…対の槍が必要なんだ。
なのに同じ(ロンギヌスの)槍が2本あるだけ…。」
カヲル「…それに自律制御!?
そうかそういう事かリリンッ…!!」
シンジ「何が?
―うわっ!!!」ドガッ
アスカ「きゃあッ!!」
シンジ「ー…ッ!!」
シンジ「アスカっ!?」
アスカ「…女に手を上げるなんてさいてー。」
シンジ「違っ!操縦が効かないんだよ!
今の勝手に!!
一体どうなっちゃったんだカヲル君!
…カヲル君ッ!?」
カヲル「…。」
Betrayal
シンジ「…まさか、…あの槍を抜きに来るべきじゃなかった…!?」
カヲル「…どうやらあれは僕らの槍じゃない…形状が揃っている。」
第13号機 ドシンドシン
シンジ「僕らの、…槍じゃない…?
」
シンジ「…そんな。」
シンジ「…くそッ…!!
ー止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれー…!!」ガコキュガコキュガコキュ
…ぜーレの暫定パイロットさんは足止めの必要も無かったにゃ。アダムスの器になるも何も、まず13号機の足止めしてる
しかし問題は…いきなり第13号機が何故か
自律制御発揮で形勢が不利に。
コネメガネ、ファンネルハ片付イテル
AA弾ノ使用ヲ許可ー!!!
マリ「待ってました!」シュコン
マリ「虎の子よん♪」ばこーんばこーん
マリ『Atフィールドが無い!?まさか、この機体…。』
カヲル「まさか第一使徒の僕が、今度は十七番目までいかずとも十三番目の使徒に堕とされるとは…。」
カヲル「始まりと終わりは“同じ“と言う訳か流石リリンの王、
…シンジ君のお父上だ。」
時系列若干おかしいがしかし、
(Scarred and Battled)
黒波そうだ命令mark06からうにょうにょ第十二の使徒とか改2腕換装
ゼーレの電源を冬月が。
ゲンドウ「ー…諦観された神殺しは、私が行います。」
板「よい、…全てこれで良い。
人類の補完、安らかな魂の浄化を願う。」
当事者達は完全に沈黙。
『blood type blue』ツッ
マリ「DSSチョーカーのパターン青?」
マリ「…この世界線に無い筈の十三番目以降の使徒!?」
マリ「ゲンドウ君の狙いはコレか…!!」
ー当事者達の意思にたがわず、それは。ー
一部略(from beethoven 9)
第13号機第十二の使徒丸くなった何かを食べて擬似シン化超え、
アスカ「…こいつ…擬似シン化を超えている!?」
マリ「覚醒したみたいね…。アダムスの生き残りが。」
全身発光後上昇。
シンジ「これって…
カヲル「フォースインパク
シンジ「カヲル君、首
ヴンダー特攻
シンジ「ミサトさ
しかしヴンダーの特攻はアダムスの器の放つ光球に阻まれる。
(The Wrath of god in All its Fury)
閃光。爆発。
(糞)生意気女「ーやられました!
主砲に直撃ッ!!」
ジェットソンの人「中央部に被弾っ…損害不明!!」
ヨーソローの人「…落下します!!」
リツコ「…アダムスの器、ヴンダー本来の主!!初号機から本艦の制御を奪い返そうとしているんだわっ…!」
青葉「改2号機、アダムスの器と開敵!」
ミサト「頼むわ、アスカ…!!」
ー本来発現する筈の無い自我。ー
アダムスの器と化したmark09へ
アスカ「ズルー!?
…ゼーレのやりそうなことね…!!」
アスカ「ーコード777っ!!!
…ん…ぅううッつっ…!!」
改2号機、アダムスの器に飛びかかる。
黒波「…!誰っ…!?」
アスカ「あんたこそ誰よ!?」
黒波「私は…!!」(私は、何…?)
改2号機弾き飛ばされ、胴脚部に変化が見られだす。
黒波(ドグマに…あった。
…私の顔。
綾波レイの顔…。
四人目?私…?)
アスカ「ーううっ!」
改2、再度襲いかかる。アダムスの器の光撃2回を砕き、弾く。
そしてアダムスの器の首を噛みちぎる。
吹き出す赤。
黒波「…リンクが回復しない。
…こんな時、綾波レイなら、…どうする?」
アスカ「…このっ…どっかの世界滅ぼした馬鹿ガキみたいにうじうじと…。
ー知るかっ!
…あんたはどうしたいのっ…!!」
黒波「…。!!」
一部略。
ごめん、2号機
ー彼は繰り返して。ー
Tout est Perplexe
シンジ「僕の、せいなのか…。」
シンジ「僕が、…。」
カヲル「君のせいじゃない。」
シンジ「ーあ…。」
カヲル「僕がこの世界線での『第十三の使徒』になってしまったからね。僕がトリガーだ。」
シンジ「カヲル君…この世界線での十三番目って。」
シンジ「…。どうしよう。
ねえ、どうしよう。
カヲル君、僕は、…どうしたらいいの?」
カヲル「魂が消えても、願いと呪いは、この世界に残る。」
シンジ「あ…。」
カヲル「意思は情報として、世界を伝い、変えてゆく。」
カヲル「いつか自分自身のことも書き換えていくんだ。」
カヲル「…ごめん、かつての終局の時と同じく、
これは君の望む幸せではなかった。」
シンジ「…何…?
……つての、終…。」
カヲル「ガフの扉は僕が閉じる。君は心配しなくていい。」
シンジ「カヲル君…君が何を言ってるのかわからないよ……カヲル君。」
カヲル「…シンジ君は。」
第13号機の制御系はいつの間にかカヲルが握っていた。
ロンギヌスの槍を、第13号機は身体に自身で突き立てる。
カヲル「安らぎと自分の場所を見つければいい…縁が君を導くだろう。…それと。」
破砕音。
シンジ「がはッっ…!!」
カヲル「…“一時的接触を極端に避けるね君は。“」フッ
再びの破砕音。
シンジ「がっッ…!!
…えっッ……!?」
カヲル「そんな顔しないで。また逢えるよ…、シンジ君。」
ー何かの跳ね飛び、滴る音。
シンジ「…カヲル君ッ!!!!
…まさか…。」
「―…うわあああああああああッッッ…………!!!!!」
ー事象はまた過ぎていく。ー
Gods gift
マリ「後始末は済んだ!!しっかりしろわんこ君!!」
シンジ『…。』
マリ「愚図るな!」
マリ「―責めて姫は助けろ!!男だろ!!!ついでに、ちょっとは世間を知りにゃっ!!!」がこっ
ー当事者達の上を行こうとする者達は。ー
(異質な所)
冬月「酷い有様だな…殆どがこの世界でのゼーレの目論見通りか。」
ゲンドウ「しかし、ゼーレの少年を排除し、第13号機を覚醒へと導いた。葛城大佐の動きも想定外だ。今はこれでいい。」
冬月「…まさか、葛城大佐が並立世界のことを知っていようとはな。」
ゲンドウ「恐らくは、こちらのmark09の手配までの間に、シンジの挙動の様子からそれを把握することになったのだろう。」
冬月「…しかし。」
ゲンドウ「…?」
冬月「思えば、並立世界でのお前と言うのは本当にどうしようも無い男だったな…。
…『六分儀。』」
マダオ「…。」
冬月「外道が。」
ー推測から、世界を知った者は。ー
リツコ「誰のお陰か分からないけれど、フォースは止まった。
ミサト「…。」
リツコ「今はそれでよしとしましょう。ミサト。」
ミサト「…。」
ミサト(別の世界線からの干渉…ネルフは裏で一体何を企んで…。そして
…シンジ君…。)
無意識のうち、歯噛みをするミサト。
ー何故彼女は知っていた。ー
回収された8号機内。
マリ「いっつつ…死ぬかと思ったニャ。第13号機触る時クソ熱かった…。」
マリ「ま、…生きてりゃいいや、私はこの世界に存在してりゃそれでいいし…。と言うかこの世界線以外存在しえないし。」
マリ「…とかくわんこ君、
…姫を今後悩ますんじゃないぞ…。」ニ…
ー取り残された少年。ー
射出されたプラグの中で。
シンジ「…。」
シンジ「ー最低だ、俺って。」
…以前あちらの世界でアスカの病室でした行為の後に言った言葉を再び口にする。
シンジ(アスカに酷いことしたんだ。…カヲル君も“また“、殺してしまった。)
シンジ(前の世界線でもそれ以上に酷いことしたんだ。
やり直せるなんて短絡的に考えた自分が駄目なんだ…。)
シンジ(この世界に、僕の元の世界の人なんているわけじゃないのに。
綾波や、ミサトさん、
アスカだって…。)
突如、プラグ上部が弾かれるように吹き飛ぶ。
アスカ「…ハアハアハア…。」
アスカ「ーチッ、
…このホモシンジ…。」
アスカ「―助けてくれないんだ。あたしを。」
アスカ「また自分のことばっかり…。」
アスカ「黙ってりゃ済むと思ってる。」
シンジ(僕にアスカを助けられる訳ないんだ。
やり直せると考えてやり直せ無かったんだから。
…それにこの世界のアスカは…僕の知ってるアスカじゃ…。)
蹴られる。
「オカズにしてたことだって分かってるから。」
ー少女は最初から。ー
シンジ「…あっ。」
(―まさか、…アスカも…!?)
シンジ「…いつ。」
アスカ「最初っから。こっちは目が覚めてからどうも自分のいた世界のあの時と色々違って、
人がいた。
死んでたミサトも。」
アスカ「ーそして初号機は封印されてた。
本当は量産機のことも、弐号機にオレンジ角付いて無かったことも血の色紫も覚えてたけどミサトやリツコ、コネメガネ達の手前。」
シンジ「…。」
アスカ「だから、こっちの世界線のあんただろうと最初、本気で殴ろうと思ってた。首まで締めてきたあんたを。」
シンジ「…。」
アスカ「…でも拍子抜けしちゃた。まさかあんたまで『あっち』の記憶継続してたなんて。」
アスカ「あーあ本当何なのよ…。
後この目、エヴァシリーズにやられた奴とは別もんだから。
れにこの身体、エヴァの呪縛のおまけまで付いてる。」
シンジ「…あ。」
アスカ「ーあんたには関係ない。」
シンジ「…。」
ーだが、疑問符は彼にまだ残る。ー
シンジ(…でも、)
シンジ(…どうしてアスカは僕に構うのだろう?このまま放っておけば、僕はプラグの中で餓死でもするだろうに。)
シンジ(あの時、最後『気持ち悪い』と拒絶された。)
シンジ(だけどあの時、何でアスカだけ、アスカだけが還って僕の隣にいたんだろう。
僕は、アスカのことをどう思っていたんだ?)
シンジ(それにアスカの左眼、僕には関係ないってことは無いのに関係ないって突き放して。
…カヲル君に寄れば、
こっちの世界の3号機に乗ったのがトウジでなく、アスカだったって。
でもあっちの世界で量産機にやられたのだって、結局自分があの時助けに行かなかったことも一因なのは
本当は僕だって分かってた。)
黒波接近。
「さっきのパイロットね、ー
綾波タイプの初期ロットか。」
黒波「…。」
チッ、チッ…
「ここじゃL結界密度が―」
シンジ(僕は―。)
ーそして彼は少しずつ気づいていくのだろう。ー
アスカ「―リリンが近付ける所まで移動するわよ。よっ!
―ホラ!/」
シンジ「あっ。」
シンジ(…まだ、分からないけど、今。
アスカが今僕といてくれることを…場を読めてないかも知れないけど、
それに少し安らぐ。)
シンジ(前の世界線でのミサトさんが言ってた。
『今の自分が絶対じゃないわ。後で間違いに気付き後悔する。』
『でもその度に前に進めた気がする。』
って。)
シンジ(…後、綾波が聞いてきた。
『碇君は分かろうとしたの?』
そう。
…結局、自分から分かろうとなんてしてなかった。
でも少なくとも今からは、僕もそうなれるか。
前に進めるんだろうか。分かろうとできるのか。
それこそまた、あっちでアスカに言われた“傲慢な思い上がり“なのは分かってるけど。)
シンジ(…いや、分かることはできない。
それが祈りみたいなものだってことは、僕自身が一番よく知ってるから。)
シンジ(…けど、自分がアスカにもう一度会いたいと願ったから、あんな形ではあっても、あの世界で赤い海から還ってきたんだ。)
シンジ(今度はどうして自分がそう願ったのか、その答えを知りたい。
あの時の気持ちを本当だって思った理由を。)
シンジ(―せめて今この世界線にいるからには、ここにいる
アスカを見て。)
アスカ「ー…モタモタするなホモシンジ。」
シンジ「…。」
黒波「…?」
黒波(…ホモって…何?)
そして赤い大地を歩いていく3人。
つづく(…と称す終劇。)
ーカヲルと冬月とゲンドウは意図して世界線を超えた。
冬月とゲンドウの目的は、「「ユイ(君)に再々度逢うこと。」」
…どんだけユイさんに執念燃やせば気が済むんだ。
カヲル君は、言うまでもなく「今度こそ、
シンジ君だけは、幸せにしてみせる。」
しかし、カヲルは冬月とゲンドウが世界線を超えていたことを認知していなかった。
マリは何故か、こちらの世界線のみに存在する特異な人。
一応行動目的は、
「病的に健気で不器用な姫と内気で鈍感なわんこ君をこの世界線では仲良しにすることっ!」ニャ
…それだけか?
(多分、その他にも理由あるよ…ゲンドウの行動を阻害する働きしてたわけだから。)
でありました。
3人目の綾波は、…。
…リリスとして前の世界で朽ちて消えてしまったという。
ぽか波は…初号機に保存されているだろう。
桜流し
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