それから八番目の少年たちは (5)

声を立ててはいけないと 君は僕に忠告した

けれども僕は 君の忠告を聞こうとはしなかった

だからって 僕は君のことを嫌いになった訳なんかじゃなくて

ずっとずっと 好きなままなのだけれども

例えるなら 君が僕を嫌いとして それでも僕は君が大好きでいられるかどうか

そんなずるいことを 考えることがとても楽しいって

ああ なんて 無駄で 馬鹿で 秩序ある 平和な時間なのだろうか

18分だ 約束の時間は 割とすぎていた

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やぁ、イレギュラー 君は相変わらず無口だな

何か話したらどうだい 僕は壁というわけではないのだから

わかったぞ 確かに君はここにいるべきでないのだろうね

うんうん、すごくわかるよ 共感できる あ、でも共感ってすごくどうでもいいよね

つまらないことはない いや、むしろくだらないことのほうが楽しいくらいだ

では生きていることはくだらないのだろうか 死ぬことは楽しいのだろうか

僕はどちらともいえないけれども そういうことを考えること自体が

とてもくだらなくて 楽しいことなのだろうね

今日はとてもおしゃれをしようと思う 私はとても可愛い

私がこうしておしゃれをしているあいだにも 人はどこかで死んでいく

私が着ていく服を選ぶあいだに 新しい赤ちゃんが生まれていく

私が口紅を塗るあいだに どこかのカップルはセックスをしていて

私がバックをもつと同時に どこかの誰か

どこかの誰かを好きになるのだろう

今日はとてもおしゃれをした 私はとても可愛い

理論建てることは馬鹿だが 理論建てることを知らないのは愚かだ

馬鹿は愛すべきだと思うが 愚かは正すべきだ

すごく今眠そうだから 君はコーヒーを飲むべきだと進める

正しいことなんて僕には分からないのだけれども 君が正しいとも限らない

ミルクをいれて 砂糖もいれて それはコーヒーではなく

コーヒーだった何かになってしまったね

それでも君は あと少ししたら目を覚ましてくれるのだろうか

雨は嫌いだって あなたはいったことがあったっけ

私は雨 好きだけどな

雨は憂鬱な気分にしてくれる とてもジメジメしていて

落ち込ませてくれるし 嫌なことを思い出させてくれる

私はこれが全部好き これが私の幸せで

うんん あなたに幸せを押し付ける気はないの

ただ、分かってほしいことは

あなたにはあなたの幸せがあって 私には私に幸せがあるってことだけ

だからせめて あなたには暖かな食べ物を

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