長門「尻穴ちんぽしごき射精」 (29)

古泉「そうですか…ではまた後ほど」ガチャ

キョン「どうだった?」

古泉「残念ですが」

キョン「…そうか」

古泉「鑑定の結果、遺体は本人のものと見て間違いないでしょう」

ハルヒ「うそ…どうして…」

キョン「ハルヒ…」

ハルヒ「どうしてみくるちゃんがこんな目に…!」ポロポロ

キョン「すまんハルヒ…本当にすまん」

キョン「全部俺のせいだ」

キョン「俺があのとき朝比奈さんをデートに誘わなければ…」

キョン「俺があのとき電車でとなり町に行こうなんて誘わなければこんなことには…!」ポロポロ

ハルヒ「キョン…」ポロポロ

古泉「それは違います」

古泉「全ては僕の責任です」

古泉「あのときあなたの相談に乗ったのが僕でなければ…」

古泉「あのときあなたの相談に別のプランを答えていれば…」

古泉「あのときとなり町で買い物デートが無難なのではなんて適当な答えさえしなければ…!」ポロポロ

キョン「古泉…お前…」ポロポロ

互いの胸中にわだかまりが生まれ続けとる

ハルヒ「古泉くん、それは違うわ」

ハルヒ「悪いのは全部私よ」

ハルヒ「あのとき駅で偶然キョンとみくるちゃんを見つけなければ…」

ハルヒ「あのときキョンとみくるちゃんが駅のホームでキスをして別れるところを見なければ…」

ハルヒ「あのときキョンと別れたあと少しニヤニヤしてるみくるちゃんに頭に来て後ろからみくるちゃんの背中に包丁を刺したあと線路に突き落とさなければ…!」ポロポロ

古泉「涼宮さん…」ポロポロ

あーあ

ハルヒ「こんなことにはならなかったのに!」ポロポロ

ハルヒ「キョンも古泉くんも悪くないわ!悪いのは全部私なの!」ポロポロ

キョン「それは違うぞ」

ハルヒ「キョン…」ポロポロ

古泉「その通りです」

ハルヒ「古泉くん…」ポロポロ

テリーマン「俺もいるぜ」

ハルヒ「テリーマン…」ポロポロ

俺「俺もいるぜ」

ハルヒ「俺……」ポロポロ

キョン「お前が責任を感じてるのは分かる」

キョン「俺たちも同じ心境だからな」

キョン「でもな、気付いたんだ」

キョン「この問題は誰かが責任を負う必要なんてないって」

キョン「誰か一人を悪者にしたところで朝比奈さんは帰って来ないし」

キョン「朝比奈さんがもし生きていたとしてもそんなことは望まないはずだ」

キョン「多分」

古泉「思い出してください、朝比奈さんのことを」

ハルヒ「みくる…ちゃん…」

古泉「彼女の声を、彼女の笑顔を」

古泉「彼女なら必ずこう言ってくれるはずです」

みくる『いいんです、悪いのは全部私なんです』

古泉「多分」

ハルヒ「……」

ハルヒ「…ふふふ、みくるちゃんらしいわね」ホロリ

キョン「ああ、本当に優しい人だった」ホロリ

古泉「死してなお自己犠牲の精神…まるで聖母のようなお方でした」ホロリ

ハルヒ「ん?ちょっと待って」

キョン「どうした」

ハルヒ「つまり全部みくるちゃんが悪いってこと?」

古泉「と言いますと?」

ハルヒ「話をまとめるとみくるちゃんが死んだのも全部みくるちゃんの責任ってことになるんじゃないのってことよ」

キョン「確かに、そう言えなくもないな」

ハルヒ「てことは…なによ!全部みくるちゃんの自業自得じゃない!」

キョン「はっ!」

古泉「た、確かに!」

ハルヒ「みくるちゃんのせいで危うく私が悪者になるところだったわ!」

キョン「自分の罪を俺たち全員に擦り付けようとしてくるとは!」

古泉「ひどい!まるで悪魔のような女性です!」

ハルヒ「きいー!ムカつく!」

ハルヒ「まぁいいわ、今回は特別に許してあげる」

キョン「珍しく朝比奈さんに優しいな」

ハルヒ「そんなことよりみくるちゃんのお葬式について話しましょう、みくるちゃん、家族がいないみたいなの」

古泉「どうやらそのようですね、では葬儀屋との連絡や戸籍など法律に関する手続きは僕にお任せください」

キョン「俺とハルヒは友人やクラスメイトの心のケアに全力を尽くそう」

長門「私は何をすればいい?」

キョン「そうだな、戒名でも考えてやってくれ」

長門「閃いた」

キョン「早いな、さっそく聞かせてくれ」

長門「尻穴ちんぽしごき射精」

キョン「おっいいなそれ、でもこういうのって適当に漢字当てるんだろ確か、その辺も葬式までに頼む」

長門「わかった」

相談の結果、朝比奈みくるの骨は瀬戸内海に撒くことにした

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom